1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:18:52.26 ID:unJtcdMf0
(註・男は複数いますが、台詞は特に分けていませんので、全員【男】と表記されます)
気が付くと、手錠をはめられている自分。
伊織は辺りを見回した。
見知らぬ男達が自分を取り囲み、にやにやと気持ち悪い笑みを浮かべている。
伊織(誘拐……された?)
水瀬財閥の娘としてか、それともアイドル水瀬伊織としてか。
どちらにしろ、男達の気持ち悪い笑みはある行為を容易に想像させる。
引用元: ・伊織「私がやよいの身代わりになるって言ってるのよ!」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:20:54.61 ID:unJtcdMf0
伊織「……目的は、何?」
男「いや、べつに」
伊織「はぁ?」
伊織「人一人誘拐しておいて、べつに? 何考えてんの?」
男「いや、アンタはそこにいるだけでいいから」
伊織「何よ、それ」
男「伊織ちゃんがじっとしているなら何もしないよ」
伊織「お金?」
男「だから何もしないって、家にも連絡しないよ。ああ、事務所にもね」
伊織「わけわかんないわよ」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:22:56.69 ID:unJtcdMf0
男「何もしないってば。伊織ちゃんが俺らに何かしてほしいってんなら別だけど」
伊織「何もして欲しいわけないでしょ!」
男「うんうん、そりゃそうだ。わかってる。当然のことだよな」
男「だから俺たちは伊織ちゃんに何もしないって」
男「そうそう、何もしないよ」
男「伊織ちゃんにはね」
伊織「……どういう意味よ」
男達と伊織しかいない部屋。壁のドアが開くと、伊織と同じく手錠をはめられ、猿ぐつわを噛まされた高槻やよいが運ばれてくる。
伊織「やよい!」
伊織「あんたたち! 何やってんのよ!! やよいは関係ないじゃない!! 離しなさいよ!!」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:25:04.59 ID:unJtcdMf0
男「いやいや、俺らの本命がやよいちゃんだし」
男「そうそう、どっちかって言うと、伊織ちゃんの方がオマケなんだよね」
伊織「な……」
男「だからさ、オマケは黙っててよ」
男「そうそう、特別サービスでたっぷり見せてあげるからさ」
男「特等席だぜ?」
伊織「な、な……何を……」
男「おいおい、ガキじゃあるまいし、もうわかってんだろ?」
やよい「ん!!! んんんんっ!!!!」
伊織「やよい! 大丈夫よ! やよいは絶対私が護るんだから!!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:27:06.10 ID:unJtcdMf0
男「は? 何言ってんだ、こいつ」
伊織「あんたたち! やよいに酷いことしたら絶対に許さないわよ! ウチの全力使ってでも叩きつぶしてやるわよ!!」
男「じゃあ、今すぐなんとかしろよ」
伊織「え?」
男「水瀬財閥の力とやらで、今すぐなんとかしろよ」
男「やよいちゃん助けてみろよ、自分助けてみろよ」
男「出来ねえ癖に」
男「出来もしねえことをぐだぐだと」
伊織「絶対……絶対許さない……」
男「だからっ!!!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:29:07.66 ID:unJtcdMf0
男「許さないって言うくらいなら、今すぐ止めて見ろっつってんだろうがっ!!!」
伊織「う……」
男「結局口だけかよ。格好いいねぇ、伊織ちゃんは」
男「ま、俺たちゃやよいちゃんで楽しみますけどね」
やよい「んんんっ!!! んんんっ!!!!」
男「じゃ、そろそろ行きますか」
男「やよいちゃんのほっぺたふにふに」
やよい「んっ!! んんっ!! んんっ!!」
伊織「止めて!! お願い!! やよいに手を出さないで!!」
やよい「んっ!! んんっ!!!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:31:09.29 ID:unJtcdMf0
男「ふにふに」
男「ふにふに」
男「柔らかいなぁ」
男「ああ、すっげえ柔らけぇ、……ああ、触っているだけで……うっ……」
伊織「お願い……止めて……止めてよ……お願いだからぁ……ううっ……ぐすっ……」
男達の動きが止まる。
伊織「?」
男「そこまで言われたら考えなくもないけどな」
伊織「え……」
男「だけどなぁ、なんていうか」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:33:12.40 ID:unJtcdMf0
男「そうだよなぁ、身代わりが欲しいところだよな」
男「ああ、やよいちゃんの身代わりな」
伊織「……」
男「誰かが、身代わりになってくれるなら、やよいちゃんに手を出さなくてもいいんだよな」
伊織「あ……あ……」
男「いやいや、でも無理矢理はなぁ……」
男「そうだな、自分から進んで身代わりになってくれる子じゃないとなぁ」
伊織「……しが……」
男「そんな奴はいないだろうけどな」
伊織「……たしが……」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:35:14.85 ID:unJtcdMf0
男「あん?」
伊織「私がやよいの身代わりになるって言ってるのよ!」
男「いらん」
伊織「……え?」
男「別に無理矢理身代わりをさせる気はないって言ってるだろ?」
男「そうそう、無理矢理身代わりになって貰ってもなぁ」
男「是非身代わりになりたいって言う変態がいるなら話は別だけど」
伊織「……あ……」
男「いやいや、そんな変態女がいるわけねえだろ」
男「ぎゃははは、そりゃそうだ、そんな変態がいるわけねえな」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:37:15.82 ID:unJtcdMf0
伊織「あ……あ……」
やよい「ん!! んんんっ!!」
男「さて、それじゃあやよいちゃんを」
伊織「待って!!」
男「なんだよ、しつこいな」
伊織「私がやよいの身代わりに……身代わりになりたいんです」
男「は?」
伊織「やよいの身代わりになりたいんです!」
男「ほぉ……やよいちゃんの身代わりに」
伊織「はい」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:39:20.41 ID:unJtcdMf0
男「それじゃあ……」
男が伊織の耳元でなにやら囁く。
男「お願いの仕方って奴があるだろ」
伊織「え……」
男「今教えてやっただろう?」
伊織「え……え……」
男「いやいや、無理ならいいんだよ。嫌々身代わりされてもつまらないしな」
男「それじゃあ、やよいちゃんを」
伊織「待って!!」
男「おい、いい加減にしつこ……」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:41:26.99 ID:unJtcdMf0
伊織「……てください」
男「ん?」
伊織「私の……オデ……コ……をペチン……ペチンしてください」
男「聞こえないなぁ」
伊織「オデコを叩いてください」
男「言いたいことはハッキリ言えよ」
伊織「私のオデコを叩いてください! 私のオデコをペチンペチンしてください!!!」
男「教えた言い方と随分違うなぁ」
伊織「……くっ……」
男「は、もういいや、おーい、やよいちゃんを」
伊織「私の!! 水瀬伊織の恥ずかしいくらい広がったオデコを! 皆さんの熱い大きな手のひらでペチンペチンしてください!!」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:43:28.66 ID:unJtcdMf0
男「へえ……」
伊織「お、お願いです。皆さんの熱い大きな手のひらが欲しいんです」
男「何処に?」
伊織「伊織の……恥ずかしいオデコにです」
男「おい、聞いたか」
男「聞いた聞いた」
男「へー、伊織ちゃん、そんなことして欲しいんだ」
男「それじゃあ、オデコはっきり見ないとなぁ」
手錠を外す男。
伊織「え」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:45:33.90 ID:unJtcdMf0
男「自分で前髪を上げて広げるんだ。俺たちにオデコがハッキリ見えるようにな!」
伊織「…………はい」
男「これが水瀬伊織のオデコか」
男「おいおい、広げすぎだろ」
男「はは、よっぽど見て欲しかったんだな」
男「前髪上げろとは言ったけれど、まさかここまで上げるとはな、こいつ、本物だな」
男「こんな恥ずかしいオデコ、初めて見たぜ」
男「おらおら、ハッキリ見せるんだよ、俯いてんじゃねえぞ!」
男「こっちにも見せろよ!」
男「うわぁ、綺麗な肌色だなぁ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:47:48.93 ID:unJtcdMf0
男「艶々じゃねえか!」
伊織(ああ……私のオデコ……見られてる……こんな沢山の男の人たちに……)
男「じゃあ、リクエストに応えるか」
ペチン
伊織「あ……」
ペチンペチン
伊織「ん……ん……」
伊織(ああ、叩かれてる。ペチンされてる……こんな温かい大きな手で……凄い、大きな手のひら……)
ペチンペチンペチンペチン
伊織「ん……あ……」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:50:03.80 ID:unJtcdMf0
伊織(駄目、こんなに叩かれたら赤くなっちゃう……あ、でも……)
伊織(やよいのためだから……うん、そう、これはやよいのためなの……)
ペチンペチンペチンペチンペチンペチン
伊織「ああ……ああ……」
男「なんだこいつ、オデコ出しっぱなしだぜ」
男「ペチンしたところが赤くなってきたじゃねえか」
男「こいつもトンデモねえ女だな!」
男「ぎゃははははは」
その後伊織は、気を失うまでペチンされた。
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:52:05.33 ID:unJtcdMf0
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伊織「……ってことがあったのよ……」
P「な……なんてことだ……」
伊織「それ以来、誰かにペチンして貰わないと……」
P「なんだって……」
伊織「他に誰にされるよりも、あんたなら……」
P「しかし……」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:54:07.47 ID:unJtcdMf0
伊織「そうね……ごめんなさい」
伊織「あんな大勢の男達にペチンしてくれなんて頼んだ女なんて嫌よね、ごめんなさい」
P「伊織!」
伊織「何よ、離しなさいよ!」
P「嫌だ! 伊織! 俺がペチンしてやる! だから……だから!!」
伊織「同情なんて要らないわよ!」
P「違う! 俺がペチンしたいんだ!!」
伊織「……プロデューサー……」
P「伊織……」
ぺちん!!
その一日、伊織のオデコは腫れ上がっていたけれど、何故か誇らしげな表情だったという。
終
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:56:10.88 ID:unJtcdMf0
以上お粗末様でした
全員捕まえて千早・春香編とか、貴音・響編とか考えたんだけど、しんどいからやめた
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:02:09.02 ID:UTpdwx7F0
やよいかわいい