【水瀬伊織SS】伊織「『トイレ使用禁止』ですって?!」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:09:00.38 ID:b3jdgJ370
春香「今日事務所に来てみたら……」

P「伊織、今日の仕事ではちょと素が出てたぞ。あれはいけないな」

伊織「うっさいわね!!」バシン!

春香「ちょ、ちょっと伊織、いくらなんでも叩くのはやりすぎだよ!」

伊織「いいのよこんな奴!」バシンッ!

P「いてて」

春香「……何かあったんですか?」

P「あー、実はなー」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:09:37.07 ID:b3jdgJ370
伊織「バカ!!言うんじゃないわよ!!」

P「あー、でも、口が滑っちゃいそうだなー」

春香「え?何々?何ですか?」

伊織「このバカぁ!!」バシンッ!!

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:10:19.34 ID:b3jdgJ370
P「今日の朝なあ……」

春香「ふむふむ」

伊織「え?……い、言わないって、言ったじゃないのよぉ……」

伊織「うっ……ふぇ……」

P「あー、伊織、悪かった。ちょっとからかっただけなんだよ」

伊織「くっ……アンタなんか死んじゃえ!」ボカボカ

P「痛いって」

春香「何が何やら……」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:13:00.08 ID:b3jdgJ370
――早朝――

P「~♪今日も楽しくトイレ掃除トイレ掃除っと」

P「うげっ、トイレ詰まってんじゃねーか……また業者呼ばないとなー」

P(今の事務所は、個室になったトイレが2つ、
 離れて配置されているという変わった構造になっている)

P(予算が無いので、片方だけ洋式に改装し女子トイレに、
 汚い和式のほうはそのまま男子トイレになっている)

P(時々詰まるんだが、幸い今まではアイドルが出払った時間帯に詰まってくれていた)

P(最近入った子はほとんど和式は使ったことが無いんじゃないだろうか)

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:14:35.81 ID:b3jdgJ370
P「えーっと、使用禁止の張り紙してっと……」

P「『今日はトイレは和式を使ってください』っと」

P「ちょっと早いが、業者の人来てるかなー?電話してみよう」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:17:07.21 ID:b3jdgJ370
伊織「おはようございまーす!!」

伊織「……って誰もいないのね」

伊織「まったく、今日は妙に早起きしちゃったわね。一番乗りじゃないの……」

伊織「うっ……!」

伊織(おっ、お通じが来ちゃった……最近便秘気味だったのに……
まずいわ……)

伊織「トイレトイレ……」

伊織「は、はあ?!使用禁止?!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:19:24.42 ID:b3jdgJ370
伊織「ど、どうすんのよコレ……」

伊織(あ、張り紙……
   『今日はトイレは和式の方を使ってください』?)

伊織「和式なんてあるのね……」

伊織「そ、そーっと移動しないと」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:23:44.83 ID:b3jdgJ370
―和式トイレ前―

伊織「これか……きったないトイレね……」

伊織(あっ、も、漏れちゃう……)

伊織「仕方ないわ……」

ガチャ

伊織「落ち着いて……パンツ脱いで……」

(中略)

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:25:32.34 ID:b3jdgJ370
伊織「……ふぅ……」スッキリ

伊織「……我ながら、沢山出たわね……」

伊織「……くさっ。和式ってこんなに臭いするのね」

伊織「早く流しちゃいましょう」

ジャー……

伊織「……な、何コレ……全然流れないじゃない!!」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:27:17.41 ID:b3jdgJ370
伊織「も、もう一回……」

ジャー……

伊織「……私のが大きすぎるの……?」

伊織「……ど、どうすれば……?」

伊織「は、早くしないと、みんな事務所に来ちゃう!!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:30:26.80 ID:b3jdgJ370
トントン

伊織「!!」

P「おーい、誰かいるのかー?」

伊織(プロデューサー?!)

P「あれ?水が流れる音がしたけど」

伊織「……」

P「あ、やっぱ誰か入ってるな。早くしてくださーい」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:32:51.68 ID:b3jdgJ370
伊織(どうしてこういうときだけ来るのが早いのよアイツ!!)

伊織(どうすればいいの私このまま放置すればみんなにこの立派な
 あれを見られちゃうでも今出ていくとアイツにこの立派なのを見られて
 くさいとか言われたらもう私事務所に来れないじゃない?でも)

P「あれ?返事がないなー」

伊織「はっ!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:35:27.93 ID:b3jdgJ370
伊織(自分の世界に浸ってたわ……)

P「ん?」

P「伊織かー?どうした?体調でも悪いのか?病院行くか?」

伊織(どうしてこういうときだけ優しいのよ……)
  
伊織(コイツ、私には……優しいわよね……?)

伊織(げ、下僕ってくらいだし……そ、そうよ、下僕なんだから……)

伊織「ま、待って……!」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:37:37.30 ID:b3jdgJ370
P「ん?伊織……、具合が悪いなら……」

伊織「そ、そういうワケじゃないの……」

伊織「今、外出るわね……」

P「どうしたんだ?伊織」

伊織「そ、それがその……これなんだけど……」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:39:57.04 ID:b3jdgJ370
P「……」

P「あー!なるほど!そういうことか!」

伊織「ちょ、大きい声出さないでよ!」

P「おっと、スマンスマン」

P「このトイレ、水流が弱くてなー。なかなか流れないんだよ」

伊織「は、早く何とかしなさいよ……」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:43:22.90 ID:b3jdgJ370
P「そこで……これだ。この火バサミで……」

伊織「ちょ、ちょっと、何する気?!」

P「え?モノを細かくして流すんだけど……」

伊織「なっ!!?わ、私がやるわ」

P「いいっていいって。アイドルにさせる仕事ではないよ
 それにこれ、コツがあるんだよ」

伊織「ちょ、ちょっと待ちなさいよっ!!!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:45:34.23 ID:b3jdgJ370
P「……ほう……これは……」

伊織「な、なによ」

P「随分沢山出たな……」

伊織「~~~~~」ゲシゲシ

P「あ、痛っ、蹴らないで」

伊織「……だ、黙ってやりなさいよね」

P「分かったよ」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:47:30.26 ID:b3jdgJ370
伊織「……」

伊織(自分のアレが細切れにされるところなんて直視できるわけないじゃない!!)

P「……」

P(さすがに直視できないか)

伊織「あ、アンタ達って……その……する度にこんなことしてるわけ?」

P「いや?量によってはそのまま流れるし」

伊織「ぐ……」

P「ふーむ……」

伊織「?」

P「結構固いな……。臭いも結構キツい……繊維質を摂ってるか?」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:49:13.17 ID:b3jdgJ370
伊織「ななななななななな!!!」

P「オレンジジュースじゃなくてオレンジをカットして出すか……」

P「しかし一日一回では仕方がないからな……
 運動……はきちんとしているしな……」

P「あ、そうそう、水分はこまめに摂るんだぞ。便秘の原因になるからな」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:50:37.29 ID:b3jdgJ370
伊織「うっ……ううっ……」

P「お、おいおい……」

伊織「くっ……ううっ……」

伊織「や、止めてよぉ…………」

P「え?」

伊織「……イジワルしないでぇ……
 アンタ、いつもは……もっと優しいでしょぉ……」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:52:47.06 ID:b3jdgJ370
P「お、おい泣かないでくれよ。済まなかったよ。
 ほら、流すから、今流すから!!」

ジャー……

P「ほら、流れた!もう無いぞ!」

伊織「ホ、ホント……?」

P「ああ、もう安心だ」

伊織「ふ、ふえぇーん!」

P「お、おい!もう大丈夫だって」

伊織「だって……安心したら、ひっく、涙出てきちゃうんだもの!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:56:38.06 ID:b3jdgJ370
P「ほっ、ほら、涙拭いて……」

伊織「……ぐすっ…ちょっとかがみなさいよ……」

P「おっ?こ、こうか?」

伊織「……」パンッ

P「痛っ!!か、顔は止めて!」

伊織「…………このバカぁ」パンッ

P「あいたっ……わ、悪かったよ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/09(土) 23:58:46.71 ID:b3jdgJ370
伊織「許さないんだからぁ!!」ボカボカ

P「……(痛い)」

伊織「……ぐすっ……」

伊織「……もうちょっと近寄りなさいよ……」

P「あ、ああ……」

P(今度は抱きついて泣いている……)

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/10(日) 00:00:27.02 ID:u087iKnz0
P「落ち着いたか?」

伊織「ええ……」

伊織「まったく、恥ずかしくて顔から火が出るかと思ったわ……」

P「スマンスマン……」

P「しかしなー、俺だって、アレを処理するのは結構恥ずかしいんだぞ」

伊織「だから自分でやるって言ったじゃないの!!」ボカボカ

P「痛い痛い」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/10(日) 00:02:09.94 ID:u087iKnz0
伊織「……」

P「お、止めてくれたか」

伊織「……誰にも言っちゃ、駄目なんだからね!」

P「分かったよ」

伊織「ホントに分かってるんでしょうね?」

――――――

―――

P(ということがあったわけだが……)

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/10(日) 00:05:26.57 ID:u087iKnz0
伊織「ちょっと聞いてるの?オレンジジュース持ってきなさいよ!」

P「ん?ああ、すまんすまん」

伊織「ボサッとしてないでオレンジジュース持ってきなさいよ!」

春香「ちょっと伊織、そんな小間使いみたいに……」

伊織「いいのよ、今日コイツ酷いことしたんだから、その罰よ!」

P「ああ、分かった、ちょっと待っててくれ」

…………

P「お待たせ」

伊織「ハイハイ、そこ置いてきなさい」

P「カットオレンジだ」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/10(日) 00:09:24.77 ID:u087iKnz0
伊織「このっ……!」ぷるぷる

春香「あれ?ジュースじゃない。私も貰っていいですか?」

P「ああ。いいぞ」

伊織「ばかばかばか!止めなさいよ!」

春香「何?カットオレンジに何かあるの?」

P「それがな」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/10(日) 00:11:32.93 ID:u087iKnz0
伊織「ホントにやめてぇ……お願いよぉ……」

P「そういえば、まだお礼の言葉を聞いてないなあ」

伊織「……お礼?」

P「春香、今日なあ」

春香「はい?」

伊織「プ、プロデューサー、今日は本当にどうもありがとう」

P(ぞくぞく来るぜ……)

春香「?」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/10(日) 00:13:11.62 ID:u087iKnz0
春香「伊織、どうしたのかなあ?疲れ切った表情で帰って行ったけど」

春香「あ」ぴくっ

春香(急にもよおしてきちゃった……しかもおっきい方……)

P「どうした?」

春香「あ、あはは、ちょっとお手洗いに」

P「……へえ」

P「そういえば今日は、トイレ故障してるぞ」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/10(日) 00:13:44.84 ID:u087iKnz0
春香「ええ!?」

P「だから、和式のほうを使ってくれ」

春香「わ、和式なんてあるんですね」

P「うん」

春香「そ、それじゃ」

P「ああ、ごゆっくり」

P「……」ニヤリ

終わり

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/10(日) 00:16:42.97 ID:u087iKnz0
他の人のは今書いてるんでちょっと待ってください
読んで下さった皆さん、ありがとうございました

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/10(日) 00:19:19.73 ID:u087iKnz0
そのうちまたひっそりと投下します

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