1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:07:18.56 ID:Tyguc4840
響「あ、うん」
亜美「何か、欲しい物とかないの?」
響「え? なん‥‥え! なんでなんで!?」
あずさ「私達、仕事で響ちゃんのお誕生日パーティに出られなかったでしょう? せめて、何かプレゼントくらいは、って思ったのよぉ」
響「ちょ、もー! そんな気を遣わなくていいって!」
伊織「こっちがよくないのよ。私達の時には貰ってるんだから、お返しも兼ねて、言ってみなさいよ。欲しい物」
響「えー? 欲しい物って‥‥いや、ほんと、なんでもいいぞ。靴でもいいし」
亜美「あっ、カバンなんてどう?」
響「カバン?」
亜美「こないだ、ひびきんに、ちょー似合いそうなの見つけたんだ!」
響「本当にそんな‥‥気持ちだけでも嬉しいんだから。ね? 何貰っても嬉しいぞ。カバンでも嬉しいし。靴とかでも嬉しいし」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:08:03.85 ID:Tyguc4840
伊織「ミルミキサーなんてどう? あんた、動物の分も食事用意したりして、大変でしょ? 少しは楽になるんじゃない?」
響「うん! ミキサー、いいね」
伊織「でしょ? じゃあ私達、それにするわ」
響「うん。まあ、持ってるけどね」
伊織「え?」
響「持ってるけど、持ってても、そういうのって何個かあっても嬉しいぞ」
伊織「でも、持ってるんじゃねえ‥‥」
響「いやほら、何個あっても嬉しい物ってあるでしょ? ミルミキサーも嬉‥‥まあ、ミルミキサーはあれかもだけど。例えば、靴なんかも何足あっても困らないし」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:08:35.94 ID:Tyguc4840
あずさ「そうだわ。お化粧品なんてどうかしらぁ」
響「化粧品?」
あずさ「ええ。それこそ、いくらあっても困らないでしょう?」
響「うん、そうだね!‥‥あ、ああっ!」
あずさ「え?」
響「靴だ!‥‥あ、靴じゃない。社長だ。間違えちゃった」
伊織「靴と社ちょ‥‥全然別物じゃないの」
響「ちょっと靴っぽい感じだったから」
伊織「靴なわけないじゃないの」
響「間違えちゃった」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:09:13.35 ID:Tyguc4840
亜美「あっ」
響「ん?」
亜美「ちなみにさ、靴だったらどんなのがいいの?」
響「え? どんな‥‥自分、あんまり靴とか詳しくないしなぁ」
あずさ「スニーカーとかかしら」
響「スニーカー?」
あずさ「普段はどんなのを履いてるの?」
響「ブーツ」
亜美「ブーツ?」
響「うん。黒の23.5を履いてるかな。大体」
亜美「そうなの?」
響「うんうん」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:09:45.35 ID:Tyguc4840
伊織「ちなみに、ブランドとかに拘りは無いわけ? 色々あるじゃない?」
響「いや別にもう、なんでも履くぞ。プラダとかでもいいし」
伊織「んふっ‥‥んー、何にしようかしらね。プレゼント」
響「いや、だからね。なんでもいいんだってば。ほんとに。自分はもう、なんでもいいんだぞ。プラダの黒い新作のブーツでもいいし」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:11:20.69 ID:Tyguc4840
ってわけで、1日遅れだけどお誕生日おめでとう響
本当は昨日書きたかったんだけど、酔っ払ってPCのディスプレイ踏み抜いちゃったんだ
以下、響の誕生日後夜祭スレ
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:14:19.92 ID:Tyguc4840
これでおしまいだよ。元ネタはさまあ~ずのライブな
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:29:41.39 ID:Tyguc4840
俺の予想ではこの後、響おめでとう!ってレスが50個くらいついて自然にDAT落ちだと思ってたのに
いつもは書き溜めしてるから、早さとか濃さは期待しないでね
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:35:44.40 ID:Tyguc4840
伊織「‥‥っていうのを今度、ライブの前説でやろうと思うんだけれど」
春香「うん、面白いけど、私達のライブに、そういうのを求めてる人って来るの?」
亜美「亜美達もそう言ったんだけど、ひびきんといおりんが、どうしてもって」
あずさ「レッスンの後に、たくさん練習したのよぉ」
春香「律子さんには相談したの?」
伊織「するわけないじゃない。反対されるもの」
春香「相談なしでいきなりやったら、絶対怒られるよ。死ぬほど」
響「律子からのプレゼントに、一生怒られない券とか貰えないかな」
春香「無理だよ。あ、ところで」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:42:07.59 ID:Tyguc4840
伊織「ん?」
春香「都合よく、昨日は全員仕事が入ってるって事で、響ちゃんの誕生会は今日になったんだけどさ」
伊織「ええ。都合よく、今日は誰一人仕事が入ってなかったのよね」
春香「この事、響ちゃんには内緒の予定だったんだよね」
伊織「‥‥ん?」
春香「響ちゃんには内緒にして、サプライズにしようね! って話がさ」
伊織「うん」
春香「あったじゃない」
伊織「いつ?」
春香「昨日。夕方くらいに、メール回したでしょ?」
伊織「‥‥あー」
春香「なんで連れてきちゃうの?」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 19:47:36.84 ID:Tyguc4840
伊織「いや、違うのよ。違うの。忘れてたとか、そういう話ではないのよ」
春香「違うの?」
伊織「そもそもね、サプライズって何? って話よ」
春香「ん?」
伊織「もう、意味がわからないじゃない。サプライズの。っていうか、もし、直前まで隠しておいてよ?」
春香「うん」
伊織「予定とか入れちゃったらどうすんのよ。主賓が」
春香「それは‥‥呼ばれる側も、なんとなく察するんじゃないかな‥‥」
伊織「「あ、なんか今日、サプライズの予感がするなー。予定入れないでおーこう」って?」
春香「んふっ。そ、そうそう。そんな感じ」
伊織「バカじゃないの?」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 20:01:44.97 ID:Tyguc4840
春香「いや、でもね? さっきのコントじゃないけど、こういうのって気持ちが大事だと思うの」
伊織「それはまあ、ね」
春香「サプライズで、喜ばせてあげたいなーっていう、そういう精神が重要なんだと思うよ」
伊織「‥‥気持ちが大切なら」
春香「うん」
伊織「別にサプライズじゃなくていいじゃない」
春香「‥‥うん」
伊織「大体ね? もし仮に、私が忘れてなくて、響に直前まで黙ってたとしましょうよ」
春香「やっぱり忘れてたんだ」
伊織「それで、夕方くらいの、いい感じの時間になってね? メールなり電話なりで、響を事務所に呼ぶでしょ?」
春香「うん」
伊織「‥‥絶対気付くわよ」
春香「んふっ」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 20:08:08.08 ID:Tyguc4840
伊織「その点今日はよ? 私が呼んだ時、響は間違いなく、誕生日関係だと思ったわけよ」
春香「思った?」
響「うん。ちょっと思った」
伊織「それで、ワクワクして、少しおめかしなんかしちゃってね、事務所に来たら」
春香「うん」
伊織「前説の練習するわよ! って」
春香「ふふっ」
伊織「こっちの方が絶対サプライズじゃない。ビックリしたでしょ?」
響「伊織にそう言われた時さ」
春香「うん」
響「夢の世界にいるのかと思った」
春香「んっふ!」
響「自分の誕生日に呼び出されて、いざ到着したら、これだもん」
春香「うん」
響「こんなの、現実の世界で起こりえないでしょ」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 20:14:18.79 ID:Tyguc4840
伊織「ね? 完全にサプライズじゃない」
響「もう、今でも夢かな? って思うのがさ」
春香「うん」
響「まだ、飾り付けの真っ最中っていうね」
真「やよいー。そっちの花取ってー」
美希「雪歩。これ、押さえててもらっていい?」
響「なかなか衝撃の光景だよね」
伊織「一生見ないわよね」
響「さっきなんてさ」
春香「うん」
響「脚立持ってきてって言われた。真美に」
伊織「ふふっ! 誕生日に?」
響「誕生日に。で、ちょっと手伝った」
春香「あははは! な、なんで手伝っちゃうの」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 20:20:48.30 ID:Tyguc4840
響「いや、自分のために用意してくれてるんだし、遊んで見てるのもなーって」
春香「見てていいんだよ。主役なんだから」
響「あと、その時なんだけどさ」
伊織「脚立運んでる時?」
響「うん。その時さ、プレゼント置いてあるの見えちゃった」
春香「うっそ!」
響「これ、亜美と真美と、やよいには内緒ね?」
伊織「がっかりするから?」
響「うん。自分、大人だし」
春香「偉いね」
響「あと、千早がさ」
春香「千早ちゃん?」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 20:25:37.25 ID:Tyguc4840
響「「我那覇さん、おめで‥‥あっ!」って」
春香「あはははは!」
伊織「もう、天井から、おめでとうって垂れ幕ぶら下がってるのに」
響「ちょっと可愛かった」
伊織「それで? 知らないふりしてあげたの?」
響「「え? おめで、何? おめでとうって? 何が? 何が何が?」って言っといたぞ」
伊織「ふふっ、千早には厳しい」
響「あっちも大人だから」
春香「な、なんて言ってた?」
響「「言ってないです! おめでとうとか言ってないです!」って」
伊織「ふふふっ!」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 20:33:58.22 ID:Tyguc4840
春香「ところで響ちゃんさ、さっきの話じゃないけど、欲しい物とかある?」
響「ん?」
春香「もう、バレバレだからこの際、開き直って、1番欲しい物聞いちゃおうかなって」
響「いや、なんでもいいぞ?‥‥宝石でもいいし」
春香「宝せ‥‥! 無理だよ! 流石に!」
伊織「誕生石でいい?」
響「いやいやいや! 本気にされたら、自分すっごい悪い奴だぞ」
春香「同僚に宝石をねだるアイドル」
響「もう、最悪だよね」
伊織「二度とパーティとかされなくなるタイプの」
響「でも実際、何が欲しいって聞かれてもなー」
春香「伊織は何あげたの?」
伊織「腕時計。防水・防塵タイプの。キツめのロケでも大丈夫なようにね」
響「え、そうなの? ありがとう。手元にないのに中身わかっちゃった」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 20:45:58.91 ID:Tyguc4840
伊織「今更じゃない」
響「まあ、そうだけどさ‥‥あ、そういえば春香」
春香「うん?」
響「さっき、ケーキ持ってきてなかった? あれが春香のプレゼントじゃないのか?」
春香「うん。一応作ってきたけど、それとは別に、ちゃんと形として残る物もあげたいなーって。みんなにそうしてるし」
響「そう? ありがと。でもなー。何がいいかなー‥‥」
伊織「‥‥だったら、今から街に出る?」
春香「あ、それがいいかも。まだ、パーチ‥‥パーティまで時間あるし!」
響「パーチー?」
春香「や、やめてよー」
伊織「スルーしない女、我那覇響」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 20:54:59.42 ID:Tyguc4840
春香「って事で、行こう? 響ちゃん。実際にお店とか行けば、欲しい物あるかも知れないし。あっ、遠慮は無しだよ!」
伊織「そうよ。1年に1回、ちょっと欲しい物言うくらい、罰は当たらないわよ」
響「そ、そう? それじゃ、お言葉に甘えちゃうぞ」
春香「えへへ! じゃあ、出発ー!」
伊織「ほら、早く早く」
響「ちょ、ちょっとー。押さないでよー」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 21:01:18.14 ID:Tyguc4840
美希「‥‥ミキ、3人の話、ずーっと聞いてたんだけどね?」
雪歩「うん」
美希「でこちゃんが一緒に行く必要は、まったく無いと思うの」
真「サボりだね。完全に」
雪歩「まだ、飾り付けいっぱい残ってるのに‥‥」
美希「目の前に本人がいるのに、飾り付けを止める気配すら見せないミキ達って、本当に友達思いだと思うの」
真「買い出しに言ってる律子が戻ってきたら、チクってやろうね。ライブ前に変なコントしようとしてるのも含めて」
伊織「いっきし!」
春香「あれ? 風邪?」
響「最近冷えるしなー。大丈夫?」
伊織「らいじょうぶよ。あ、紙持ってない?」
春香「あるよー」
数時間後、事務所に戻った伊織と響は、変な事を企てていた事がバレてしまい、パーティの前に、みっちり律子に叱られましたとさ。
おちまい
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/11(金) 21:06:40.86 ID:Tyguc4840
即席で書くとすごい疲れる。安価とかやる人すげーなーと思いましたとさ
あー、書き溜めがあればなー。今の200倍くらい面白いんだけどなー! 200倍くらい!
って事で、もう本当におしまい。支援してくれた人もいるみたいで、ありがとう
以下、響の可愛いところを言っていくスレ。真の可愛いところでも可