響「ヒマな日」【我那覇響SS】

1: Pと響がgdgdお話しするだけのSSです 投稿日:2012/10/09(火) 22:36:02.31 ID:9FdcTygb0
ガチャ

響「はいさい!プロデューサー」

P「おはよう響。今日は仕事夜からだろ?やけに早いな」

響「エサやりも散歩もして家にいてもヒマだったからね。誰かいるのを期待してきたけどみんな忙しいみたい」

P「そうか。・・・前座って良いか?お茶煎れるよ」

響「いいよ。じゃあ自分はお菓子探してくる」

P「ああ頼む」

響「いもけんぴがあったぞ」

P「いもけんぴか、美味いんだよな~。こっちも煎れたぞ」

響「自分食べたことないな~」

P「じゃあ是非食べるべきだ。ちょっとかたいが病みつきになるぞ」

響「・・・美味しい!」ポリポリ

P「だろ?」ポリポリ

響「仕事は?」ポリポリ

P「打ち合わせの予定が先方の都合で急遽キャンセルになってな」ポリポリ

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 22:39:04.92 ID:9FdcTygb0
響「ふーん。でも他になにかすることとかあるんじゃないのか?」ポリポリ

P「いいんだよ。ヒマなアイドルの相手も立派な仕事だ」ポリポリ

響「自分は嬉しいけどそれでいいの?」ポリポリ

P「たまにはな。アイドルのメンタル面のケアだよ」ポリポリ

響「そういうもんなのかー。新しいの開けるよ」ガサッポリポリ

P「ああ。そういえば響」ポリポリ

響「なに?」ポリポリ

P「なんで響はあんなに動物飼ってるんだ?」ポリポリ

響「それは、好きだし。みんなといるのは楽しいから」ポリポリ

P「にしても多いよな」ポリポリ

響「自分でもそう思うぞ」ポリポリ

P「飼い始めた経緯とかあるのか」ポリポリ

響「最初はまあ、寂しかったからかな」ポリポリ

P「寂しかった?」ポリポリ

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 22:44:06.18 ID:9FdcTygb0
響「そう。上京して一人暮らしでしょ?年頃の女の子には厳しいさ~」ポリポリ

P「その言い方は年頃の女の子っぽくないがな」ポリポリガサッ

響「アイドルやって鍛えられたかな~」ポリポリ

P「頼むからファンの前でそれ出すなよ」ポリポリ

響「プロデューサーの前だけだぞ」ポリポリ

P「ならよし」ポリポリ

響「フフッ」ポリポリ

P「例えばの話だが、響と付き合う男は大変そうだ」ポリポリ

響「どうして?」ポリポリ

P「動物がな」ポリポリ

響「そんなにイヤ?」ポリポリ

P「いやではないけど・・・なんて言うか動物優先されそうなんだよな」ポリポリ

響「確かにエサやりと散歩は時間かかるし」ポリポリ

P「ちゃんと自分の時間取れてるか?アイドルも私生活は大事だぞ」ポリポリ

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 22:51:21.75 ID:9FdcTygb0
響「今のところは大丈夫。問題ないよ」ポリポリ

P「ならばよし」ポリポリガサッ

響「でもこれに彼氏と会う時間とか作るとなると厳しいかも」ポリポリ

P「だろ?動物はデリケートだしな」ポリポリ

響「でも別にいいや、今は。お仕事楽しいし」ポリポリ

P「そうか。安心していいのかわからんが」ポリポリ

響「安心していいんじゃない?今自分の近くにいる男性はプロデューサーだけってことだよ」ポリポリ

P「それでなにを安心するんだ」ポリポリ

響「さあ?」ポリポリ

P「さあって・・・まあいいや。そうだ響」ポリポリ

響「なに?」ポリポリ

P「いもけんぴってけっこう高カロリーだから食い過ぎるなよ」ポリポリ

響「ちょっ!!?先に言ってよ!」

P「スマンスマン。まあ今日はダンスもあるから問題ないだろ」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 22:54:39.10 ID:9FdcTygb0
響「そうだけどさ・・・美味しかったから今度買おう」

P「そうしろ。そして布教しろ」

響「わかった!ところで、プロデューサーは犬とか飼わないの?」

P「飼いはしないかな今のところ。でもいつかはって考えてるな」

響「そっかーちなみに飼いたい種類とかは?」

P「コーギーかな」

響「あの手足の短い?」

P「そうだ。あのいかにも成犬な顔つきでチンチクリンな体してるだろ?そのギャップが堪らなく愛らしい」

響「ギャップ萌えってやつ?」

P「そうかもしれんな」

響「チワワとかは?」

P「チワワ?またなんで」

響「人気だし、ちっちゃくてかわいくないか?」

P「チワワな~ちっちゃ過ぎるというか。あと目がでかすぎてなんかグロい」

響「グ、グロい?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 22:56:25.06 ID:9FdcTygb0
P「女的にはあれはかわいいのか?」

響「かわいいと思うぞ。ちっちゃすぎてけがさせそうでこわいけど」

P「確かにな~やたらテレビでも押されてたよな」

響「画面に映る度に女のタレントの人が『カワイイ~!』って言ってたぞ」

P「お前にはあんな風にはなってほしくないからな。頼むぞ」

響「わ、わかった。でもなんで?」

P「あんなのは自分をカワイイと思ってほしくて言ってるんだ。男ウケを気にするのも大事だがやりすぎるとあざといとか言われるから注意しろよ。ああなったらおしまいですよ」

響「・・・プロデューサーああいう人になんかされたの?」

P「いや、そういうわけでは。ついつい興奮してしまった。スマンな」

響「でも男ウケか~あんまり気にしたことなかったな~」

P「それでいいんだよ。響は自然体でいるのが一番魅力的だよ。自信もって良いぞ」

響「ありがとう!プロデューサー」

P「事実を言っただけさ」

響「それでも嬉しいよ!プロデューサーはモテるためにしてることとかあるの?」

P「俺か?」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:09:07.67 ID:9FdcTygb0
響「うん。というかモテるの?」

P「普通じゃないか?」

響「普通なの?」

P「ああ。何を以って普通なのかはわからんが」

響「適当だな~」

P「モテるためにってわけではないが外見はかなり気をつけてるな~」

響「髪型とか?」

P「まあな。あとは装飾品とかかな。清潔感出るようにだとか仕事の相手に舐められないようにだとか」

響「舐められるとかあるの?」

P「そりゃな。アイドルを売り込みに来たやつがペラッペラの貧相なスーツ着てたらそのアイドルイメージも損ねるだろう?」

響「そうかも・・・」

P「だろ?俺のせいでお前達の評価に変なフィルターが掛かるのは我慢ならん」

響「色々大変なんだね」

P「まあな。あとは筋トレくらいか」

響「鍛えてるの?」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:12:08.30 ID:9FdcTygb0
P「ああ。太ってたり貧相すぎたりしてもあれだしな。スーツも似合うように鍛えてるんだ」

響「確かにプロデューサーけっこうガッシリしてるもんね。それならモテるんじゃないの?」

P「それがな~そうでもないんだよ」

響「どうして?顔も悪くないし、自分プロデューサーの顔好きだよ」

P「お、おう。ありがとうな。なんか照れるな・・・」

響「あ!!・・・う、うんそんな深い意味はなくてその・・・///」

P「まあなんだ、悪い気はしないよ。続けるぞ?」

響「う、うん///」

P「俺実は私服のセンスが微妙なんだ」

響「そうなの?」

P「残念ながらな。それで服はほとんどユニクロで済ましてかなりシンプルなんだよ」

響「じゃあ今度自分が服選んであげるよ」

P「良いのか?」

響「もちろん!」

P「じゃあお願いします」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:15:50.65 ID:9FdcTygb0
響「うん!フフッ・・・でもプロデューサー服はあんまり関係ないと思うぞ」

P「そうか?」

響「ユニクロでならよっぽどなことがない限り酷いことにはならないと思うし。なにか他に理由があるのかも」

P「他に理由ねー・・・あぁ、最近あんまり女の人にトキメクというか良いと思うことがなくなったな」

響「えぇ!?まさかそっちなの?」

P「違うよ!」

響「良かった・・・で、どういうこと?」

P「たぶんお前達と過ごしてる時間が長いからだと思うんだが、目が肥えすぎた」

響「目が肥えるって?」

P「女性の容姿評価のハードルが高くなったな」

響「こんな仕事だから?」

P「まあな。アイドルとアイドル級に可愛い仕事仲間に囲まれてるからな。それに局とか行くと女優さんや他のアイドルにも会う、どうやったって一般人には目がいかなくなるよ」

響「贅沢だな」

P「確かにな。自分でも思うがこればかりはな」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:18:34.64 ID:9FdcTygb0
P「響はどうなんだ?ジュピターだったり他の男性アイドルやイケメン俳優と接する機会もあるがそういうことはないか?」

響「うーん・・・ないこともないかも」

P「やっぱり」

響「少なくとも同級生の男子にはなんとも思わないぞ」

P「響くらいの年の男子なんてガキばっかりだろ」

響「そうかも。みんなモテたくてしかたないみたいな感じだし」

P「こんな業界だからな。周りに大人も多いし」

響「いつまでも子供じゃアイドルやってけないさ~」

P「そういうセリフは響に言わせちゃダメなんだよな・・・スマン」

響「気にしないでよっプロデューサー。自分は色々覚悟してアイドルなったんだし」

P「そっか・・・そういやひとつ思い出した」

響「なにを?」

P「先日高校時代の恩師に挨拶したくて休日に母校へ行ったんだ」

響「ふむふむ」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:20:39.55 ID:9FdcTygb0
P「そしたら運悪くその日は高校の学祭でな」

響「うぎゃーっそれはツイてなかったね」

P「帰ることも考えたがせっかく来たってのともう片づけ始めてたから挨拶することにしたんだ」

響「それで、先生には無事会えたの?」

P「会えたよ。それでな、本題はここからなんだが」

響「うんうん」

P「懐かしくて校舎内見て回ってたんだよ。そしたらやたら騒がしい私服の集団見つけてな」

響「どこにでもいるよね」

P「休日だったし他校の友達かな。なんとなくそいつら観てたんだよ」

響「ヒマだなプロデューサー」

P「そしたらそいつら文化祭の装飾の風船割って遊びだしたんだよ」

響「みんなが片づけてるときに?」

P「ああ。まあそいつらは他校の人だし注意するやつもいなかったが」

響「迷惑だぞ・・・」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:22:26.10 ID:9FdcTygb0
P「どこにでもいるもんさ。それで風船割ってギャーギャー騒いでたがついに風船なくなってな。」

P「『もっと面白いもんねえのかよ!』ってキョロキョロしだしてな」

響「帰ってほしいぞ」

P「それでそいつら肩パン合戦始めたんだよ」

響「か、肩パン合戦てなに?」

P「交互に肩にパンチし合うという遊びだ」

響「楽しいの?それ」

P「どうなんだろうな。人によってはけっこう本気でやっててかなり痛そうなんだよな」

響「なんの意味があるの?」

P「周囲へのアピールかな」

響「どういうアピール?」

P「俺悪いぜ?強いぜ?みたいな」

響「それに意味あるの?」

P「バカでモテたくて仕方ない時期だからな。アピールのベクトルもちょっとおかしいんだよ」

響「それじゃあモテないぞ」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:26:08.52 ID:9FdcTygb0
P「そういってやるな。そいつらは女子に観てほしくて騒ぐが結局嫌われて終わる悲しい存在なんだ」

響「ハハハ、悲しい存在か。間違ってるって気づかないの?」

P「それでもモテるのがいるからな」

響「顔次第かー」

P「結局な。響はどんなタイプが好みなんだ?」

響「考えたことないなー」

P「そんな難しく考えるなよ。こうだったらいいかなって感じでいいから」

響「いざという時には頼りに、なる人がいいかな」チラッ

P「やっぱり響も女の子だなハハハッ」

響「からかわないでよ~そういうプロデューサーはどうなの!」

P「俺か~・・・可愛らしい人かな」

響「可愛らしい人、か」

P「美人でもすごく自立したような人でもたまには可愛らしい所を見せて欲しいかな」

響「なるほど」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:27:53.44 ID:9FdcTygb0
P「あと出来れば料理が上手な人」

響「プロデューサーは料理するの?」

P「人並みにはするな。この前なんてカレー作ったぞ」

響「へ~けっこう意外かも」

P「二日目の夜またカレーを食べようと鍋の中見たらルーに白い霜みたいなのが下りててな」

響「な、なにそれ?」

P「恐らくカビだ」

響「カビ生えちゃったの!?」

P「ああ、でも美味かった」

響「食べちゃったの!?お腹壊すぞ!」

P「ああ、案の定腹壊した」

響「バカ・・・なんで食べちゃったのかな~ウチのペットですら食べないぞ」

P「あっためたらいけるかなって」

響「いけるわけないじゃん・・・」

P「ちゃんと学習してもう一食分あったが残りは捨てた」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:30:13.99 ID:9FdcTygb0
響「当たり前だよ!」

P「もったいなかったな。あと一食は作る手間省けたのに」

響「楽するよりも体の心配してよ・・・大事なプロデューサーなんだよ?寝込んだりして困るのは自分だけじゃないんだぞ?」

P「スマンかった」

響「気をつけてよね」

P「ついつい無茶しちゃうんだよな」

響「・・・プロデューサー」

P「なんだ?」

響「たまにだけど、おかず作ってきてあげようか?」

P「いいのか!?いやっでも悪いし・・・」

響「たまにだから大丈夫だよ。それにみんなのエサは手作りしてるから味もそんなに悪くないだろうし。自分、家事は得意なんだ!」

P「・・・頼めるか?」

響「頼まれてあげるよ!いつもお世話になってるし!」

P「いやー助かる!一人暮らしだと3日間晩飯ヤキソバとかざらにあるからさ」

響「よく飽きないな・・・」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:32:41.48 ID:9FdcTygb0
P「そこは目玉焼き乗っけたりしてアレンジするんだよ」

響「ものすごいB級感だけど美味そう」

P「だろ?真似してもいいぞ」フフン

響「なんでそんな偉そうなんだ・・・なにが食べたい?」

P「そうだな~・・・響、お前魚焼けるか?」

響「焼けるけど、プロデューサー魚食べたいの?」

P「ああ。自分じゃ焼いて食わないんだよな」

響「なんで?簡単じゃん」

P「それでもだ。なんか面倒くさいんだよ」

響「わかった。じゃあプロデューサー全然魚食べてないの?」

P「そんなことはないぞ。この前も音無さんとあずささんと飲みに行ってホッケ頼んだし」

響「そんなことしてるんだ・・・」

P「響も二十歳になったらな」

響「うん!きっとだぞ!それはそうとホッケ美味しいよね!でも外で食べてるなら・・・」

P「実は俺あんまり魚食べるの得意じゃないんだよ」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:36:19.47 ID:9FdcTygb0
響「そーなんだ」

P「実はこの前もボソッとそのこと言ったらあずささんがホッケの身をうまい具合にほぐしてくれてな」

響「さっすが~。ピヨ子は?」

P「俺と一緒に眺めてた」

響「良い大人が・・・」

P「なんかそのことが凄い恥ずかしくてな。それ以来外で魚食べてないんだよ」

響「気にしなくていいのに。別に音立てて食べてるとかじゃないんだからさ」

P「それでもさ、なんかいやなんだよ」

響「ふ~ん、まあいいや。魚ね!あとは?」

P「お前にまかせるよ。得意料理があるならそれを頼む」

響「わかったぞ」

P「飲み物買ってくるけどなにかいるか?」

響「お茶」

P「ウィ」

P「ほれ」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:39:36.68 ID:9FdcTygb0
響「ありがとう!プロデューサーは何買ったの?」

P「グレープフルーツジュースだ」

響「好きなの?」

P「大好きです」

響「そうなんだ」

P「響はグレープフルーツ嫌いか?」

響「嫌いってことはないけどあんまり飲まないな~。酸っぱくない?」

P「そうか?酸っぱさはあんまり気にならないんだよな俺は」

響「そうなんだ。オレンジとリンゴに比べたら人気は劣る感じだよね」

P「そうなんだよ。決してその二つに味で劣ってるとは思わないがなんかマイナーというか三番手みたいな感じなんだよ」

響「苦味とかで子供には好まれにくいのかもね」

P「伊織もそんなこと言ってたな」

伊織『グレープフルーツなんて苦いわ酸っぱいわで全然ダメじゃない。色も微妙だし』

伊織『それに比べてオレンジジュースは味も色も最高よ!やよいもオレンジだし・・・ってこれは関係なかったわね』

P「・・・ってさ」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:42:36.98 ID:9FdcTygb0
響「伊織はオレンジジュース好きだからな~」

P「この扱いの差は納得いかん!グレープフルーツには筋肉を柔らかくする作用もあるのに!」

響「そうなの!?」

P「いや、実際はどうか知らん。マンガで得た知識だ」

響「なんだそれ。適当だな~」

P「そこが俺の長所であり短所だ」

響「あんまり適当過ぎるのもどうかと思うぞ」

P「そういえば響」

響「なに?」

P「『自分完璧だからな!』ってなに?」

響「うえぇ!?なに?」

P「ああ。あれはどういうつもりで言ってるんだ?」

響「どういうつもりって・・・」

P「かなり強い言葉だからな」

響「そんなに自分嫌な奴に見える?」ウルッ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:45:09.60 ID:9FdcTygb0
P「ち、違う!俺は決して響が嫌な奴とは思ってない!」

響「ホント?」

P「ああホントにホント!マジだ!」

響「良かった・・・でもそう思う人もいるのかな?」

P「完璧って発言にか?」

響「うん。コイツ偉そうだなとか思われたりしてるのかも他のみんなにも・・・」

P「そんなことはないと思うぞ。みんな響のことが嫌いなんてことは絶対に有り得ない」

響「でも・・・」

P「大丈夫だ!俺もみんなもお前が大好きだ!」

響「うん・・・ありがとう///」

P「でもあれってどういう意図での発言なんだ?」

響「結局聞いてくるんだね・・・」

P「気になっていたからな」

響「あれは、まあノリと自分を追い込む為に言った感じなのかな」

P「追い込む?」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:48:31.82 ID:9FdcTygb0
響「そう。完璧と言ったからには頑張らないと!って感じ」

P「なるほどな。背水の陣的な。響は真面目で努力家だな」

響「そんな大したものじゃないぞ///」

P「声に出すのは良いぞ。寝不足でも起き抜けによく寝たって言うのと言わないのでは全然違うらしい」

響「自己暗示的な?」

P「たぶん」

響「わかったぞ!自分これからも完璧って言っていくぞ!」

P「ほどほどにな」

響「プロデューサーってさ、夢とかあるの?」

P「夢、か・・・う~ん」

響「子供の頃の夢でもいいぞ」

P「中学生くらいの時はプロ野球選手になりたかった」

響「野球してたの」

P「中学までな。今は・・・お前たち全員をトップアイドルにすることかな」

響「自分たちを・・・」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:52:06.38 ID:9FdcTygb0
P「トップアイドルに“する”ってかなり偉そうだなハハハッ」

響「そんなことないぞ!自分嬉しいぞ!」

P「ありがとう響。そうだな、トップアイドルになるお前たちの手伝いをしてそれを一番近くで見ることかな」

響「トップアイドルになる前提なんだな。フフフ」

P「当たり前だろ。俺や律子に音無さん、社長もそう思ってるぞ」

響「ありがとう・・・自分、頑張る!」

P「おう」

響「それでさ、プロデューサー」

P「ん?」

響「プロデューサーは彼女作る気ないの?」

P「唐突だな・・・彼女は作らないしし好きな人も作らないようにしてるよ」

響「どうして?好きな人もって言うのは・・・」

P「そういうの作る時間もないし、欲しいって思わないくらい充実してるからな、ハハハ」

響「本当に?」

P「本当さ。今の生活が恵まれすぎててこれ以上望むのは贅沢すぎる」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:55:07.47 ID:9FdcTygb0
響「でも、いつかはって思わない?」

P「思うけど・・・それはまだまだ先だよ」

響「ねえプロデューサー」

P「・・・なんだ?」

響「自分はプロデューサーのこと好きだよ?」

P「そうか・・・俺も好きだ」

響「そういうことじゃないよ」

P「そういうこと?」

響「それは貴音や春香、他のみんなも好きってことでしょ?恋愛的な好きじゃないんだよね?」

P「そうだな」

響「自分はプロデューサーが1人の男の人として、異性として好き」

P「・・・」

響「・・・返事は?」

P「今はしない、できない」

響「なんで?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/09(火) 23:58:43.63 ID:9FdcTygb0
P「立場、上な」

響「ずるいよ・・・」

P「お前たちが純粋な分、俺がズルくならないとな」

響「それでも・・・返事も無しって言うのは・・・」

P「それは本当にスマン。でも、勘弁してくれ」

響「・・・わかった」

P「良いのか?」

響「良いわけないじゃん・・・」

P「そうだよな・・・」

響「でも『今は』なんだよね?」

P「ああ。いつか、響の気持ちが変わらなかったら、その時は絶対に真摯にその気持ちに向き合って答えを出す!」

響「そういうことなら良いよ!」

P「悪いな・・・」

響「謝らないでよ」

P「でも、な」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/10(水) 00:00:01.36 ID:iBgtMrC00
響「良いぞホントに。自分今まで以上にアイドルするのにやる気出てきたし!」

P「そうか!」

響「さっさとトップアイドルになって、プロデューサーの答えを聞くさ!」

P「ああ!一緒に頑張ろう!」

響「うん!」

――――――――――

響「なんてことあったよね」

P「・・・そうだっけ?」

響「もう!覚えてないの?」

P「ハハハ・・・スマン・・・」

響「まあ良いさ。今は、こうして・・・」

P「そうだな・・・おっと、日付変わってるな」

響「もうそんな時間?」

P「話し込んでたからな・・・」

響「そうみたいだね」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/10(水) 00:00:40.22 ID:iBgtMrC00
P「響、誕生日おめでとう」

響「ありがとう!」

P「結婚しよう」

響「うぇっ!?」

P「嫌か?」

響「嫌じゃないけど・・・」

P「じゃあ結婚しよう!」

響「もう・・・プロデューサーはいつも勝手だぞ!」

P「それはスマンかった」

響「でも・・・そんなとこも・・・」

P「響?」

響「フフッ。はい、お願いします」

お し ま い

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