1: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:00:05.68 ID:EJGg4Ohx0
響チャレンジ『>>8を>>6して>>3』
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407063595
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/03(日) 20:02:39.39 ID:vRMd4nWSO
着ぐるみ
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/03(日) 20:02:16.21 ID:0u6I6Wh4O
装着し
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/03(日) 20:00:55.07 ID:AgTA5KkYO
演じる
16: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:14:22.28 ID:EJGg4Ohx0
生っすかサンデー、今回の響チャレンジは!
響チャレンジ『着ぐるみを装着して演じる』
響「え?そんなので良いのか!?」
春香「あれ?何か反応が・・・」
響「簡単だぞ!いつもより断然簡単だ!」
響「良かったなハム蔵、犬美、今週は一杯遊んでやれるからなあ」
千早「・・・・いつもがどれだけひどいのかしら」
18: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:17:03.63 ID:EJGg4Ohx0
響「まったく、誰だー?自分にこんなチャレンジさせるの?」
春香「えーと・・・ファンのみんなからの応募だって」
響「どんなファンだか知らないけど、自分がどれだけ完璧か知らないな?」
響「ただしゃべらずに演じるだけだろ!?自分なら簡単すぎるぞー!」
千早「・・・・・だといいけれど」
響「?」
21: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:20:54.99 ID:EJGg4Ohx0
簡単すぎるぞー!
簡単すぎるぞー
簡単すぎるぞー・・・・・
P「よし言質はとれたな」ポチ
響「あれ?何かいったかプロデューサー」
P「いいや、別になにも」
響「・・・なんか怪しい」
P「ほら、そんなこと言ってないで、早速ロケだ」
響「え?もう!?」
22: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:29:12.42 ID:EJGg4Ohx0
響「・・・・あれ?」
響「なんかこの着ぐるみ、すごく動きづらいぞ・・・」
響「尻尾までついてるし、首が回らないっていうか・・・」
P「ほら響、これが今日の内容だ」バサ
響「え?」
ガシャ○ン・チャレンジ『流鏑馬』
響「」
23: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:32:11.31 ID:EJGg4Ohx0
※参考
響「流鏑馬!?いやどうやってやるんだ!?」
P「いやどうって・・・普通に、パーンって」
響「そもそも首が回らないのに、どうやって的を見るんだー!」
P「これが仕事なんだ、しょうがないだろ?」
響「出来るできない以前の問題だぞこれ!」
24: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:36:37.39 ID:EJGg4Ohx0
響「とにかく、自分は絶対にやらないからな!こんな仕事を取ってくるほうが悪」
P「」ポチ
『簡単すぎるぞー!
簡単すぎるぞー
簡単すぎるぞー・・・・・ 』
響「・・・・・・」
響「・・・・・・」ウルウル
P「ほら、いこうな?」ニッコリ
響「止めてくれー!助けてくれハム蔵ー!」
26: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:41:01.82 ID:EJGg4Ohx0
響「わかった!わかったから無理矢理引かないで!」
P「おう、わかった」パッ
響「ふう・・・」
P「じゃあとりあえず、その格好のまま撮影場所まで来てくれ」ニヤニヤ
響(ガシャ○ピン)「え゛っ」
P「手を引かなくてま大丈夫だろ?先行ってるぞ」
響「あ、ちょっと!」
27: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:46:26.17 ID:EJGg4Ohx0
響「なんだこの着ぐるみ?視界が半分以上も遮られてるし・・・」
響「身体の上の方があんまり動かなくて、バランスもたりにくいぞ・・・」
響「それに、何か引きずってるみたいに身体が重いじゃないかぁ・・・」
響「・・・・・うう、行くしかないぞ・・・」
響「・・・・・いや、行ってやるぞ!」
響「自分は完璧なんだ!そうファンだって信じてるんだ!ここで自分が行かなくてどうするんだ!」
響「よーし、いっくz」ズル
響「ってうわあ!?」
29: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:49:43.62 ID:EJGg4Ohx0
響「いきなり転んだな・・・くっそ、このくらい!」
響「ってあれ?膝が滑って、うまく立てな」ズル
響「うぎゃあああまた転んだー!」
響「転んだが最後立ち上がれないじゃないかー!」
響「な、何とか、何か掴まれるものを・・・」
響「壁じゃ手が滑るぞ・・・何か・・・」
響「あ、こんなところにモップ・・・!」
31: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:54:45.75 ID:EJGg4Ohx0
響「棒に縋って立ち上がるなんて・・どこのハリウッド映画なんだ・・・」ズルズル
響「ふう、ようやく立てた」ノッソリ
響「まあ、これで万が一転んでも大丈夫だからな」
響「こんどはもっと大またでいk」ドテーン
響「・・・・・・・」
響「・・・・・悪かったぞ春香・・・・カラオケで団結歌ったとき、春香の真似して本当に悪かったぞ・・・・」
34: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 20:58:46.79 ID:EJGg4Ohx0
響「もう同じことはくりかえさないぞ・・・・なんたって自分は賢いからな」
響「壁に手を突きながら、モップに縋りついていけば、何とかなるぞ・・・」
響「小股でも良いんだ・・ゆっくりといけば・・・」ソローリソローリ
響「・・・・・・・・・」ソローリソローリ
響「・・・・どうしよう」
響「腋の下が痒いぞ・・・・」
35: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 21:02:19.67 ID:EJGg4Ohx0
響「・・・・・・・・」
響「いや!自分はちゃんと身体洗ってるぞ!完璧だ!」
響「・・・・・うーん、ここは動く部分だから」
響「何とかこすり付けるようにすれば、掻けるかも」
響「壁に寄りかかってっと」
響「そっと右手d」グラッ
響「あっ前に」
ズデーン
36: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 21:06:15.26 ID:EJGg4Ohx0
響(うつ伏せ)「・・・・・・・・」
響「自分、おうちに帰る!!!」
響「もうやってられないぞ!自分を何だと思ってるんだ!」
響「春香も千早も最初から知ってたんだな!くそ!」
響「もうあの二人は絶対友達じゃないぞ!こんな着ぐるみぬいでや」
響「・・・・・・・・あれ」
響「・・・・・・・・外れ・・・ない?」
37: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 21:09:11.33 ID:EJGg4Ohx0
響「どうなってるんだ!?え!?外れないぞ!」
響「もしかして、内側からじゃ外せないようになってるのか!?」
響「それにどうするんだ!これじゃあ人を呼びにいくのも出来ないぞ!」
響「・・・・・・・・」
響「・・・・・・仕方ない」
響「・・・・・・悔しいけど、このまま人が来るのを待つぞ・・・・」
38: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 21:12:08.23 ID:EJGg4Ohx0
響「・・・・・・・・・・」
響「・・・・・今度は背中が痒いぞ」
響「うつ伏せのままじゃ掻けないじゃないか」
響「ううっ、がまんだ!自分!」
響「何事も鍛錬だ!貴音だって言ってたぞ!」
響「食べてる貴音の隣で、ずっと待たされてる時みたいに、じっと我慢して・・・・」
響「・・・・・・・・・・」ゾワ
響「お腹まで痒くなってきた・・・・!?」
39: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 21:16:44.43 ID:EJGg4Ohx0
響「痒いぞ!痒い!どうしようもなく痒いぞー!」
響「ああ、なんか、二の腕まで痒くなってきた!」
響「太ももも、首も・・・全身が痒くてたまらないぞー!」
響「ハム蔵ー!貴音ー!助けてくれー!」
響「このさい最悪なプロデューサーでもいいから!」
響「春香でも千早でもいいから助けてくれー!」
シーン
響「きぐるみで声がこもってるんだ・・・誰もこないぞ・・・・」
40: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 21:19:58.94 ID:EJGg4Ohx0
響「なんだこれ・・・息苦しくなってきた・・・」
響「ずっと着ぐるみの中にいたからか?」
響「暑いよう・・・・喉渇いた・・・・」
響「痒い・・・誰も助けてくれない・・・」
響「・・・・・・・・・」
響「・・・・・・自分、もしかして死ぬのか?」ウルウル
41: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 21:22:56.29 ID:EJGg4Ohx0
響「自分、こんなところで死ぬのか?」
響「きぐるみの中で・・・起き上がれなくて」
響「中には干からびた我那覇響・・・・」
響「週刊誌にえらく叩かれるぞ・・・・」
響「・・・・・・・週刊誌といえば」
響「千早のとき貴音とか、色んな大変なときがあったなあ」
響「・・・・・・・・・」
響「ごめんよみんな・・・・・」ボロボロ
42: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 21:29:01.40 ID:EJGg4Ohx0
響「何があ完璧だぞ・・・思いあがってた自分が恥ずかしい・・・」
響「出来ることなら謝りたい・・・あやまりたいぞ・・・・!」
響「こんなところで死ぬ自分を許して欲しいぞー!うぎゃあああああ!」グスグス
響「春香ー!ごめんよー!お前とはいつまでも友達だー!」
響「千早も悪かったー!いつも千早の声が大好きだった!」
響「それからプロデューサー!なんだかんだ文句は言ってたけど、一緒のいて楽しかったぞ!」
響「貴音もだー!かなさんどー!貴音ー!」
43: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 21:36:10.20 ID:EJGg4Ohx0
響「貴音だけじゃない!みんなみんなかなさんどー!」
響「亜美も真美も美希も律子も雪歩も」
響「やよいも伊織もあずさも小鳥も」
響「あと社長も吉澤さんも」
響「それから沖縄に残してきた家族みんなも」
響「ハム蔵もヘビ香もシマ男もオウ助も」
響「ねこ吉もワニ子もブタ太もウサ江も」
響「モモ次郎もコケ麿もウサ江も」
響「エビ蔵もチュパ和もホイミンも」
P「なげえよ!いつまで死にそうなんだよ!?」
響「!?」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 21:44:56.10 ID:EJGg4Ohx0
『
響「太ももも、首も・・・全身が痒くてたまらないぞー!」
響「ハム蔵ー!貴音ー!助けてくれー!」
』
響「・・・・・・・で、自分をあんな風にして」
響「裏で撮ってたのか」
P「・・・・・・すみません」
響「こんな仕事取ったのは誰だっけ」
P「・・・・・・すみません」
響「プロデューサー!」バンッ
P「ひい!?悪かった!あそこまで響がか弱いとは思わなかったんだ!」
響「」グサ
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 21:49:02.11 ID:EJGg4Ohx0
響「・・・・・とにかく、あれは流さないで欲しいぞ・・・・」
P「あ、ああ、最大限努力はするよ」
響「絶対にだ」ギロ
P「わかった!放送はさせないよ!」
響「元のデータまで全部処分だー!プロデューサー!」
P「俺が悪かった!全部俺が悪かった!コピーしたのも全部消します!」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 21:53:12.71 ID:EJGg4Ohx0
P「でも・・・・その、なんだ」
響「?」
P「いっしょにいて楽しかった・・・っていうのは、素直に嬉しかったかな」
響「・・・・・・・・!」カアア
響「こうなったら頭の記憶まで消させてやるぞ・・・・・!」
P「言わないから!誰にも言ったりしませんから!」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 21:56:16.34 ID:EJGg4Ohx0
響(自分は完璧だ)
響(・・・・・・でも)
P「ほら響!リズムがずれてる!」
響「そんなこと言ったって、こんなのまた転ぶぞー!」
P「ゆっくりでも小さくても良い、進み続けろ!」
響「あ、ああ!」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 22:03:16.04 ID:EJGg4Ohx0
響「何とか歩けるようになったけど・・・」
響「馬に乗るなんて無理だぞ・・・」
P「任せろ、スタッフ総出で乗せてやる」
響「良いのか!?自分のチャレンジだぞ!?」
P「どうせ編集するからヘーキヘーキ」
響「うぎゃー!やらせじゃないかー!」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 22:05:42.50 ID:EJGg4Ohx0
響(自分を支えてくれるスタッフが)
響(そして、プロデューサーがいてこそ完璧なんだ!)
響(もう自分は完璧なんて言わない・・・)
響(自分達が完璧なんだ!)
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 22:07:32.59 ID:EJGg4Ohx0
P「・・・・・・で」
P「誰が完璧だって?」
響「・・・・・・」ズーン
P「肝心の弓が当たらないんじゃ駄目だな・・・」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 22:11:00.88 ID:EJGg4Ohx0
P「馬もそうだが・・・スタッフの人たちも疲れてきてる」
P「これ以上回数を続けるのはまずいぞ」
響「だって!首が回らないんだぞ!?」
響「目に見えない的に、どうやって当てるんだよー!」
P「いや、そもそも普通にやっても当たらないだろ響」
響「うっ」ドス
54: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 22:25:26.89 ID:EJGg4Ohx0
P「そうだ、いいこと思いついたぞ!」
響「なんだ?」
P「ハム蔵を使えばいいじゃないか!」
響「ハム蔵?ハム蔵なら家にいるぞ」
P「ハム蔵がこっそりお前にタイミングを教えて、お前は矢を撃てばいいじゃないか」
響「それマキb」
P「言うな」
55: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 22:32:52.76 ID:EJGg4Ohx0
響「・・・・それじゃ駄目なんだ」
P「どうしてだ?」
響「自分がチャレンジするんだ」
響「自分が、自分だけの力で達成する」
響「だから響チャレンジなんだ!そうだろ、プロデューサー!」
P「・・・・・・・」
P「どうしてこうなるかなあ・・・・」
56: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 22:37:28.23 ID:EJGg4Ohx0
P「言っておくが今日出来ないだけで赤字だ」
P「このきぐるみを借りてくるだけでもかなり掛かったからな」
P「こんなことが続くようならコーナーだって終わるかもしれない」
P「それに、あくまでこれはチャレンジだぞ?」
P「失敗しました、それで終わり、でも、誰だって責めない」
P「それでもか?」
響「うん!」
P「その言葉が聞きたかった」
57: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 22:43:36.39 ID:EJGg4Ohx0
春香「そんなわけで始まりました!」
春香「朝まで!生っすかサンデー!」
千早「今回は、我那覇さんの響チャレンジ特番です」
春香「一回丸々使うんだから凄いよね・・・」
千早「ええ、取ってるうちに色々な映像が取れたみたいね」
58: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 22:46:38.81 ID:EJGg4Ohx0
響「ははは!プロジェクトXもビックリの映像だったからな!」
響「自分の熱い活躍、見て欲しいぞー!」
春香「・・・だそうですけど」
千早「・・・・・・・」
響「・・・・・・?」
春香「それでは、VTRスタート!」
59: ◆IOZsi9OLhk 2014/08/03(日) 22:50:51.67 ID:EJGg4Ohx0
『
響「痒いぞ!痒い!どうしようもなく痒いぞー!」
響「ああ、なんか、二の腕まで痒くなってきた!」
響「太ももも、首も・・・全身が痒くてたまらないぞー!」
響「ハム蔵ー!貴音ー!助けてくれー!」
』
ハハハハハハハ
響「」
響が引きこもる回が放映されるのはまた別の話
おしまい