1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 08:48:22 ID:PK4S3hbr0
P「……」
律子「ほら、早く起きてください」
P「無理……」
律子「社会人が、なにわがまま言ってるんですか」
P「俺は寝る……」
律子「クビになっちゃいますよ」
P「律子に養ってもらうから大丈夫」
律子「プロデューサーがクビになったら…………別れますよ?」
P「あ~、で、今日の朝食なに?」
律子「パンとサラダとコーヒーです」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 08:56:44 ID:PK4S3hbr0
P・律子「いただきます」
P「えっと……今日は春香の撮影だったけな」モグモグ
律子「……」モグモグ
P「律子は今日は誰とだ?」
律子「……」
P「律子?」
律子「何か先に言う事はないんですかねー?」
P「……アイシテルヨ」
律子「……ばーか」
P「うそうそ、ご飯美味しいよ」
律子「遅いですよ、ふふっ」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 09:05:57 ID:PK4S3hbr0
律子「私は竜宮で、インタビューだけですね」
P「そっか、じゃあ早く終わる感じ?」
律子「そうですねー、定時には帰れそうです」
律子「プロデューサーは?」
P「場所が遠いから、遅くなりそうだ」
律子「そっかー……」
P「先に帰って、飯食ってていいよ」
律子「そうですね、プロデューサーを待つ義理もないですから」
P「えぇー、そこは待ってますとか言ってくれる所じゃないんですかねー?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 09:11:27 ID:PK4S3hbr0
律子「嫌ですよ、一人で先に食べてます」
P「りっちゃん手厳しい」
律子「全然厳しくないです」
律子「さて、ご飯も食べ終わったし出る準備しちゃいましょう」
P「うーい」
律子・P「ごちそうさまでした」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 09:23:23 ID:PK4S3hbr0
P「律子ー、まだー?」
律子「っと、私は大丈夫ですよ」
P「女の子は準備が長いな、さっさと行こうぜ」
律子「……忘れ屋さんの誰かの荷物を持ってきたから遅れたんです」
P「はへ?」
律子「いいんですかー? この資料もっていかないくて?」
P「必要だ、ありがとう律子」
律子「もう、ネクタイも曲がってますよ」
P「ん、ありがと」
律子「これで、よしっと、じゃあ行きましょう」
P「……あれっ? 忘れ物?」
律子「はい?」
P「いってきますのチューを忘れてる気がするんだけど」
律子「……はいはい///」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 09:35:48 ID:PK4S3hbr0
律子「そういえば、美希なんですけど」
P「美希? 美希が何?」
律子「プロデューサーの事をハニーって呼ぶのはどうにかならないんですか?」
P「あれあれあれあれ? 律子さん嫉妬ですかー?」
律子「ち、違いますよバカですか!?」
律子「噂とかになったらマズイからです。仮にもアイドルなんですから」
P「なーんだ、そういうことか。美希には気をつけるよう言っとくよ」
律子「あと……ベタベタ、ボディータッチするのも止めてくださいね」
P「はいはい、スタッフとかに見られたらマズイもんな」
律子「……い、今のは嫉妬です///」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 09:43:21 ID:PK4S3hbr0
P「ちょ、り、りっちゃん?」
律子「ま、マジマジこっち見ないで下さい///」
P「………………そういうの不意にやられると可愛すぎるんだけど」
律子「うわあ、もう、恥ずかしいから今の無しです///」
P「うんうん、美希とはそんなにベタベタしないようにするよ」
P「律子が嫉妬しちゃうからな!!」
律子「や、止めてくださいよ~///」
P「カワイイ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 09:56:02 ID:PK4S3hbr0
P「かわいい、撫でたい、ハグしたい」
律子「や、止めてください」
律子「もう事務所つきますから!!」
P「くっ、もう少し早くデレてくれていれば……」
律子「はいはい、じゃあ私は先に行きますからね」
P「あぁ、俺も5分くらい経ってから行くよ」
律子「そ、それとですね……」
P「ん?」
律子「……わ、私はデレてますよ、ずっと///」
P「!?」
律子「じゃあ、先に行ってます」ダッ
P「あぁ~、結婚したい」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 10:08:57 ID:PK4S3hbr0
ガチャ
美希「おはようなのー」
P「おはよう」
美希「ハッニー!!」
P「美希、抱きつくなって」
美希「んー、ミキ聞こえないのー」ゴロゴロ
P「離れろー」
美希「聞こえないーいの」
P「はぁ……!?」
律子「みいいいいきいいいいい!!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 10:22:16 ID:PK4S3hbr0
美希「ミキとハニーを引き離すなんて酷いの律子」
律子「……」
美希「……さん」
律子「美希、ベタベタするの止めなさい! ファンの人に見られたらどうするのよ」
美希「……でも」
律子「でもじゃないの! あなたはアイドルなのよ! 自覚をもちなさい」
美希「わかったの……じゃあ、外でやらないように事務所でハニーに甘えるね!」
律子「!?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 10:32:44 ID:PK4S3hbr0
美希「ってことで、ドーンなの」ぱふっ
P「ぐふっ、重い……」
美希「むっ、ミキ重くないのー」
P「いや、人間一人乗せたら重いだろ……」
律子「ちょっと、ミキ話を──」
美希「だからー、事務所だけにするから大丈夫なの」
律子「そ、そういう事じゃなくて」
美希「ハニーには恋人もいないし、ダメじゃないでしょ?」
P「あっ、あぁー、そ、そうだなー……」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 10:44:27 ID:PK4S3hbr0
美希「ふん、ふーん♪」
P「……」
律子「……」ジィー
P(怖い怖い怖い、睨んでる睨んでる……)
P「よ、よし、そろそろ行こうか春香!?」
春香「は、はい!? で、でも時間まだですけど」
P「バカ野郎、下見をしておくんだろうが」
春香「わ、分かりましたプロデューサーさん」
P「じゃっ、行ってきます」
春香「ま、待ってくださいプロデューサーさん」
美希「あーあ、ハニー行っちゃった」
律子「……」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 11:15:40 ID:PK4S3hbr0
P「よし、到着だ」
春香「い、二時間前ですけど」
P「はい」
春香「下見2時間ですか?」
P「……はい」
春香「な、なるほど」
P「ん? メール届いてる……」
from:律子
美希にデレデレしすぎ
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 11:22:11 ID:PK4S3hbr0
P「くっ……怒ってるな」
P「……」モニュモニュ、ピッ
P「これでよし、送信と」
春香「どうかしたんですか?」
P「ただの業務連絡のメールだ」
小鳥(あれ? 律子さん怒った顔してる……?)
律子「……」プルプル
from:ダーリン
嫉妬してる?
かわいい^^
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 11:32:01 ID:PK4S3hbr0
P「ん?」
from:律子
もう知りません。
冷蔵庫に隠してあったプリンは私が食べますからね。
律子「……」
from:ダーリン
別にいいよ^^
けど、律子の好きなシュークリーム買って帰ろうかと思ってたんだけど、いらない?
P「くくく」
from:律子
……食べたいです
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 11:42:04 ID:PK4S3hbr0
P「これで大丈夫かな~」
春香「何かいいことでもあったんですか?」
P「ん~、いや、別に~」
春香「なんか怪しいですね」
P「~♪」
小鳥(あれ? 律子さんまた顔真っ赤にしてる……?)
律子「……///」
from:ダーリン
了解。出来るだけ早く帰るよ。
愛してるよ律子
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 11:42:41 ID:PK4S3hbr0
完
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/25 11:50:33 ID:PK4S3hbr0
春香「そろそろ撮影始まりそうですね」
P「おう……ん?」
prrrrrrr
P「……ぐふっ」
春香「どうしたんですか?」
P「な、なんでもないです」ニヤニヤ
春香「いやいや、すっごいニヤニヤしてますよ」
P「ほんと、もう、なんでもないから」ニヤニヤ
春香「?」
from:律子
お仕事頑張ってくださいね。
私も愛してますよ。
おわり