【秋月律子SS】律子「私がエビフライ宣伝部長ですって!?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 14:00:38 ID:akA3LNbt0
律子「そんな仕事イヤですよ」

律子「それにこれからプロデューサーとして働こうと思ってるときになんて仕事とってくるんですか」

P「そこをなんとか!」

律子「イヤなもんはイヤなんです!」

律子「とにかくその仕事はキャンセルしてください」

P「その頭のエビフライはお飾りか?」

律子「エビフライじゃありません!こういう髪型ですから」

律子「あぁ…エビフライのことを考えるのもおぞましい」

P「お前、エビフライに親でも殺されたのか?」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 14:10:26 ID:akA3LNbt0
律子「殺されてませんが」

P「ふーん、まぁ仕事のことはいいや」

P「その前に昼でも食べにいくか」

律子「そうですね、まだ何も食べてませんから」

P「何食べたい?」

律子「プロデューサーの好きなモノでいいですよ」

P「そうだな、じゃあエビフライでも食べにいくか」

律子「あ?」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 14:15:18 ID:akA3LNbt0
律子「だーかーらー、エビフライはイヤです」

律子「おぞまし」

P「やっぱりエビフライに親、殺されたのか?」

律子「違います」

P「そうか、しょうがないな…」

P「じゃあ天丼でいいか?」

律子「いいですね、行きましょう」

P(フライがダメで天ぷらはいいとはこれ如何に)

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 14:19:06 ID:akA3LNbt0

律子「美味しかったですね」

P「とくに鱚がな」

律子「はぁ?エビ天が一番美味しかったですから」

P「お、おう」

P「お、面白いキーホルダー発見」

律子「食品サンプルのキーホルダーみたいですね」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 14:22:15 ID:akA3LNbt0
P「律子、お前にこのキーホルダーを買ってやろう」

律子「なんですか?」

P「エビフライだ!」

律子「いりません、嫌がらせですか?」

P「半分」

律子「とにかくキーホルダーでもイヤなもんはイヤです」

P「そうか…本当にエビフライに親殺されたわけじゃないな?」

律子「なんで両親限定なんですか、もう変なこと言ってないで事務所に戻りますよ」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 14:25:03 ID:akA3LNbt0

律子「…はぁ」

P「はぁ…結局エビフライのキーホルダー買えなかったし」

P「あれ絶対ライブのお守りになると思うんだけどなぁ」

律子「…」

P「あ、そうださっきの話なんだけどさ」

律子「エビフライ宣伝部長ですよね?やりません」

P「何言ってんの?違うけど」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 15:26:40 ID:akA3LNbt0
律子「は?」

P「いや、だからエビフライ嫌いな理由が両親以外って…」

律子「そういうことじゃなくて」

P「じゃあなんでなんだよ!エビフライ律子!」

律子「なんですか、そのエビフライ律子って」

P「あぁ、エビフライ宣伝部長になったときに使う名前だ」

律子「なりませんし、なったとしてもそんなの名乗りたくないですから」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 15:28:25 ID:akA3LNbt0
P「なったとしても…この前提があると言うことはなってもいいと言うことだな?」

律子「人の話聴いてました?」

律子「なりませんから」

律子「ってか私がエビフライ嫌いな理由はもういいのですか?」

P「どうもー、エビフライ律子でーす」

律子「…」

P「お、なんだ話してくれる気になったか」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 15:32:18 ID:akA3LNbt0
律子「あれは…そう、何年前かでした」

P「回想長くなるなら話さなくてもいいぞ?」

P「結局はただ単にエビフライなんか嫌いですってことなんだから」

律子「…」

P「どうもー、エビフライ律子でーす」

P「今はピンでやってまーす」

P「よし!これで行こう!」

律子「イヤですよ」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 15:37:38 ID:akA3LNbt0
P「そうか、気に食わないか」

P「ははーん、なるほどなるほど本当はピンでやるのは恥ずかしくてイヤなんだろ?」

P「ならとっておきのパートナーを用意してやるからちょっと待ってろ」

律子「はぁ…そういうわけでもないんですが」

P『あ、もしもし俺だけどウチに来るように言ってもらっていい?』

P『はいはーい、任せた』

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 15:40:52 ID:akA3LNbt0

涼「ど、どうもー…エビテン涼でー…す」

P「元気ない、やり直し」

涼「ど、どうもー!エビテン涼でーす!」

P「よし」

律子「涼!ちょっとなんでいるのよ」

涼「尾崎さんに行けって…事務所入ったらこのセリフ言えって」

P「ちょっとオザリンにTELったさ」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 15:47:30 ID:akA3LNbt0
律子「こんなことの為に涼を使わないでください」

律子「ってか876に迷惑かけないでくださいよ」

P「えー」

律子「ったく、それにエビフライ宣伝部長なんてやりません!」

涼「え?律子姉ちゃんやらないの?」

涼「876だとその話題で持ち切りだよ?」

律子「え?」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 15:49:35 ID:akA3LNbt0
涼(そんなに貰えないですって)

P(いいっていいって、気にするな)

P(今ので律子もかなり動揺してっから)

律子「…」

P「ほら、みんなお前のエビフライ姿楽しみにしてるんだぞ!」

涼「そうだよ、律子姉ちゃん」

律子「そのお金なに?」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 15:53:21 ID:akA3LNbt0
涼「え?な、なんのこと?」

律子「さっきの話、全部聴こえてたから」

律子「それにまだ企画段階で876で盛り上がるわけありませんから」

P「うっ…」

律子「ということで涼もう帰っていいわよ」

涼「はーい」

P「…くっ」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 15:56:54 ID:akA3LNbt0
律子「てか、プロデューサー」

P「はい?」

律子「私のエビフライ姿ってなんですか?」

P「あれ、言ってなかったか?」

P「お前が顔とお下げだけ出したエビフライの着ぐるみ着るんだよ」

律子「は?」

律子「普通、宣伝部長ってタスキだけなんじゃないですか?」

律子「それかハッピ」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 15:59:16 ID:akA3LNbt0
P「バッカでーい」

P「それじゃインパクト足りないだろ?」

律子「インパクト必要あります?」

P「あるよ、お前地味だし」

P「春香の次に地味だし」

律子「いや、春香は正統はアイドルみたいで可愛いじゃないですか」

P「でもお前は~?」

律子「うっ…」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 16:03:11 ID:akA3LNbt0
P「ということでエビフライオーケー?」

律子「ノー」

P「ブー」

律子「だからエビフライは勘弁してください」

P「だからどうしてよ」

律子「さっき言わなくていいって言ったじゃないですか」

P「今も聞く気ないけどな」

律子「とにかくこの話は無しで」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 16:09:08 ID:akA3LNbt0
P「ローソンはよくてエビフライはダメか」

P「もしローソンでエビフライ販売したらどうするんだ?」

律子「全力で宣伝しますよ」

P「じゃあ今回もオーケーじゃん」

律子「え?ローソンなんですか?」

P「違うけど」

律子「じゃあ却下で」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 16:14:28 ID:akA3LNbt0
P「じゃあ、もし…もしもだよ?」

P「俺が律子好きだって言ったらお前は私もですって言うじゃん?」

P「一生俺にエビフライ作ってくださいってプロポーズするじゃん?」

P「で、お前は私のエビフライも食べてください…って結婚するじゃん?」

P「お前どうすんの?」

律子「例えそうだとしても、食べませんね」

P「そうか」

P「ってかお前についてるのはメロンなんだけどな」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 16:18:41 ID:akA3LNbt0
律子「は?」

P「なんでもい」

P「でもそうか…そうなるとお前とは結婚できないんだな」

律子「え?」

P「だってエビフライ嫌いだし」

P「だ、だったら食べれるように努力します!今回の仕事も引き受けます!」

P「よく言った!」

律子「一言も言ってませんけど、てかプロデューサーと結婚する気もありませんし」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 16:23:35 ID:akA3LNbt0
P「そうか…」

P「残念だ」

律子「本気で落ち込まないでくださいよ」

P「しょうがないだろフラれたばかりなんだから」

律子「あれは本気の告白なんですか」

P「当たり前だ」

律子「残念な人ですね」

P「…くっ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 16:25:54 ID:akA3LNbt0
P「あーもうフラれた腹いせに今回の仕事やることで話進めてくるわ」

律子「最低ですね」

P「じゃあ俺と結婚するか?」

律子「脅迫ですか?」

P「うん!」

律子「…まぁやりませんけど」

P「…」

律子「ウソウソ、結婚しませんけど恋人ってことなら…いやないな」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 16:30:02 ID:akA3LNbt0
P「アリでしょ!」

律子「…」

P「お、おい律子なんで髪ほどいてるんだ」

律子「これならその仕事引き受けることできませんから」

P「くそ!それじゃあお前はただの一般人だぞ!」

律子「これからはプロデュース業メインなんで関係ありませんが」

律子「けど、髪おろすとやっぱり邪魔ね」

律子「アップにしときましょう」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 16:31:47 ID:akA3LNbt0

………

律子「ってのが今の髪型のなれ初めなのよ」

春香「へぇ…」

律子「まぁあのときはそれで引き下がってくれたんだけどね」

律子「でもねぇ…」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06 16:34:33 ID:akA3LNbt0
P「律子!新しい仕事とってきたぞ!」

P「なんとパイナップル宣伝大使だ!」

律子「今度は大使ですか…」

律子「今の私はプロデューサーなんですよ?」

律子「絶対にやりませんから!」

P「またまたぁ、家では嫌がってたエビフライ宣伝部長を毎晩やってくれてるくせにぃ」

春香「!」

終わり

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