1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 20:56:04.34 ID:43Ubm+0w0
小鳥「よし、後ちょっとね」カタカタカタ
ガチャ
春香「ただいま戻りましたー!」
千早「お疲れ様です」
小鳥「お帰りなさい春香ちゃん、千早ちゃん、お疲れ様」
春香「お疲れ様です、小鳥さん」
千早「事務所には音無さんだけですか?」
小鳥「えぇ、プロデューサーさんも営業に行ってて、皆もお仕事かレッスンに行ってるわよ」
千早「そうですか」
春香「千早ちゃん、私クッキー焼いて来たんだ!一緒に食べよ?」
千早「えぇ、頂くわ」
春香「小鳥さんも一緒にどうですか?」
小鳥「私も良いの?ありがとう。ただ、後少しでキリが良くなるから、先に食べてて?」
春香「……そうですか、分かりました!千早ちゃん、コーヒー淹れに行こっ!」トテトテ
千早「そうね」トコトコ
ホラ,チハヤチャンハヤクー ハルカ,チョットマッテ キャッキャッ
小鳥「ふふっ!千早ちゃんも春香ちゃんも可愛いわね……妄想が捗るわ」
小鳥「ぐふ、ぐふふっ、ぐへへへ…………あ、そういえば……」
小鳥「あの日も、こんな感じだっなぁ……」
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 21:15:50.78 ID:43Ubm+0w0
小鳥「懐かしいなぁ……今でも、昨日の事のように思い出せるわ」
小鳥「まだあの時は、プロデューサーさんも居なくて……」
小鳥「皆も仕事が全然無くて、いっつも暇で……」
小鳥「今日みたいに、春香ちゃんと千早ちゃんがレッスンから帰って来て……」
小鳥「そう……あの日から始まったんだわ」
小鳥「私の 百 合 妄 想 が 」
小鳥「男だとかチ◯コだとかが、どうでも良くなるぐらい」
小鳥「愛しさと切なさから分泌されるお汁が!容赦無く溢れ!流れ!!飛び散る!!!」
小鳥「狂おしい程に萌える!!」
小鳥「 ガ チ 百 合 妄 想 人 生 が ! ! ! 」
小鳥「あの日から、始まったのよね……」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 21:29:53.46 ID:43Ubm+0w0
―
――
―――
小鳥「よし、もう少しね」カタカタカタ
ガチャ
春香「ただいま戻りましたー!」
千早「お疲れ様です」
小鳥「お帰りなさい春香ちゃん、千早ちゃん、お疲れ様」
春香「あれ?今事務所にいるの、小鳥さんだけですか?」
小鳥「そうなのよ……今日はたまたま、お仕事とか用事が重なって、私しか居ないのよ」
春香「そうだったんですか」
千早「珍しい事もあるのね」
春香「そうだね、いつもは殆ど皆いるもんね」
小鳥「そうなのよね……残念ながらウチはまだ弱小で暇だから……はぁー……」
春香「…………」
千早「…………」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 21:38:23.04 ID:43Ubm+0w0
春香「あっ!そうだ、私クッキー焼いて来たんだ!千早ちゃん、一緒に食べよ?」
千早「そうなの?えぇ、頂こうかしら」
春香「小鳥さんも一緒にどうですか?」
小鳥「私も貰って良いの?」
春香「勿論ですよ!」
小鳥「ありがとう。でも、まだちょっとキリが悪いから、先に食べてて?」
春香「そうですか?……分かりました。千早ちゃん、コーヒー淹れに行こっ!」トテトテ
千早「そうね」トコトコ
小鳥「……ふーん、春香ちゃんと千早ちゃんて仲良かったのね……知らなかったわ」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 21:51:43.46 ID:43Ubm+0w0
春香「よし!コーヒーも淹れたし食べよう、千早ちゃん」
千早「えぇ、頂くわ」
春香「……あっ、そうだ!はい千早ちゃん、あーん」
千早「は、春香?何よ、急に……」
春香「あーんだよ、あーん」
千早「えっ……そんな、恥ずかしいわ」
春香「良いじゃん、女の子同士なんだから!ほらほら」
千早「で、でも……」
春香「む……そんな事言ってると、クッキーあげないよっ」
千早「そんな、春香ぁ……わ、わかったわよ……あ…あーん……」
春香「ふふっ……はいっ、あーん」
千早「あむっ」サクッ
春香「どう?おいしい?」
千早「……えぇ、美味しいわ」
春香「良かった!えへへ」
小鳥「!?」キュン
小鳥(え……何?今の……)
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 22:00:22.34 ID:43Ubm+0w0
小鳥(萌え……よね?)
小鳥(……うん、確かに萌えだわ)
小鳥(でも、あの時の春香ちゃんから感じた萌えとは、また違うわ)
小鳥(こんなの、初めて……)
小鳥(なんなのかしら、この感覚は……)
小鳥(この胸のときめきは……)
小鳥(…………)
小鳥(……!!)ハッ
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 22:04:14.05 ID:43Ubm+0w0
小鳥(そういえば、聞いた事があるわ)
小鳥(今までそんな物は有り得ないと思ってたけど、これがそうなのね)
小鳥(今、ようやく理解したわ)
小鳥(まさか、現実のそれに萌える時がくるなんて……)
小鳥(そうか……この萌えと共に感じた物が……――)
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 22:06:10.93 ID:43Ubm+0w0
┐
百
合
か
└
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 22:21:37.36 ID:43Ubm+0w0
―――――
小鳥(そして私は知ったわ)
―――――
春香「ほら、千早ちゃーん!こっちこっち」
千早「は、春香……引っ張らないで」
真「雪歩!大丈夫!?」
雪歩「真ちゃん……!」
やよい「伊織ちゃん!ハイ、ターッチ!イェイ!」
伊織「にひひ♪」
亜美「真美!ここはこうやって……」
真美「違うよ亜美!ここはこうした方が……」
貴音「響……さぁ、本日もらぁめんを……」
響「貴音ぇ……もう4日だぞぉ……」
美希「あずさの膝枕、気持ち良いのぉー……あふぅ」
あずさ「あらあらー、美希ちゃんたら……」
小鳥「皆カワイィーーー!!!」ブシャアア
律子「小鳥さーん、その鼻血で汚れた机と書類……ちゃんと綺麗にして直しておいで下さいね」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 22:31:49.18 ID:43Ubm+0w0
小鳥(なんていう事なの!?)
小鳥(こんな萌えの世界があったなんてっ!!)
小鳥(実に良いわ……皆一人一人でも、とってもカワイイのに)
小鳥(更に百合を合わせる事によって、その可愛さが増していく)
小鳥(なんて深いのかしら……萌えと妄想って)
小鳥(まだまだ、無限の可能性があるのね)
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 22:44:53.29 ID:43Ubm+0w0
小鳥(……でも、なんであの子たちって、人気出ないのかしら?)
小鳥(皆は勿論、律子さんだって、プロデューサーとして凄く頑張ってるのに……)
小鳥(女の私から見たって、本当に可愛くて魅力的な子たちなのになぁ……)
小鳥(もし私が男だったりなんてしたら、妄想じゃ我慢出来ずに、とっくに手を出して捕まってるわよ)
小鳥(なんでなのかしら……?)
小鳥(…………ん?)
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 22:48:26.48 ID:43Ubm+0w0
小鳥(男……だったら……?)
小鳥(……そうよ!これよ!)
小鳥(簡単な事じゃない!)
小鳥(男の人が、どんな女の子を好きになるのかは、男の人の方がわかる筈よ!)
小鳥(それだったら……!)
―――――
小鳥「社長、一つ提案があるんですけど……」
小鳥「男性のプロデューサーを採りましょう!」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 22:58:50.22 ID:43Ubm+0w0
―――
――
―
小鳥「そう……あの日から始まったのよね」
小鳥「あの時の春香ちゃんと千早ちゃんがいなければ……」
小鳥「今の私は勿論……765プロも……もしかしたら、いなかったかも知れないわね……」
春香「小鳥さーん、終わりましたかー?」
小鳥「えぇ、終わったわよー」
春香「じゃ、こっちで一緒にクッキー食べましょー!」
小鳥「今行くわねー……春香ちゃん!私に、あーんてクッキー食べさせて!一緒に春香ちゃんも食べさせて!」
お わ り
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 23:03:41.49 ID:EaHhZUrOo
なにこの体験版みたいな終わり方
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 23:04:13.41 ID:43Ubm+0w0
音無小鳥「始まりの話」
↑の、ほんの少し後の話のような物です
覚えてる人がいたとは……
読んでくれた人、ありがとうございます