貴音「ふふもっと鳴きなさい」 ファラリス「ぶもぉ~」【四条貴音SS】

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:13:19.31 ID:TdsbVbHP0
ファラリス「ぶもぉ~」

貴音「ふふ、なかなかよい鳴き声ですね」

ファラリス「ぶもぉ~」

ファラリス「ぶもぉ~」

ファラリス「ぶもぉ~」

ぶもぉ~ ぶもぉ~

ぶもぉ… ぶもぉ…

ぶも… ぶも…

ファラリス「…」

貴音「さようなら響」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:18:35.71 ID:TdsbVbHP0
貴音「ふむ…しかしなかなか強烈な臭いですね」

貴音「掃除も手間がかかりそうですし」

貴音「念のため13体用意しておいてよかったといったところでしょうか」

貴音「…さて次は高槻やよいのところにいきましょう」

やよい「あ、貴音さんこんにちは!」

貴音「こんにちは」

やよい「今日もいいお天気ですね!」

貴音「ええ真良い天気です」

貴音「そうだ実はあなたに見せたいものがあるのです」

やよい「見せたいものですか?」

貴音「ええ」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:21:47.18 ID:TdsbVbHP0
やよい「わぁ~!」

やよい「おっきな牛さんですー!」

貴音「ふふ」

やよい「えーとこれは何に使うものなんですか?」

貴音「焼くのですよ」

やよい「焼く?」

ゴン!

貴音「さて、しばし眠っていてもらいましょうか」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:25:30.11 ID:TdsbVbHP0
やよい「うう…」

やよい「ここは…?」ゴン

やよい「痛っ!」

貴音「起きましたか」

やよい「あ、貴音さん!」

貴音「あなたは今、さきほど見ていた牛の中にいるのですよ」

やよい「あ、あの牛さんの中?」

貴音「そう」

貴音「では今から火をつけるのでじっとしていなさい」

やよい「え」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:30:36.97 ID:TdsbVbHP0
やよい「えっ貴音さん?!」

プスプス…

やよい「え…」

貴音「すぐに温まりますから待っていなさい」

やよい「あつっ!」

やよい「た、貴音さん!火を消してください!!」

ボー

やよい「ひぃっ!やあ!!あつい!」

貴音「わめいてもどうにもなりませんよ」

やよい「あついよお!やああぁぁぁ!!!」

やよい「熱い熱い熱い熱い!!!」

やよい「やあ!!出して!出してください!!」

ガンッ!ガンッ!

やよい「誰かああああああ!!!!!!!」

貴音「ぷっ…くく…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:34:43.26 ID:LJhlEMPgP
まだ?

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:35:37.82 ID:TdsbVbHP0
貴音「やはりみな最初は取り乱すのですね」

やよい「ひいいいい!!あづいいいいいいぃぃいっ!!!!」

やよい「うわあああああん誰かあああああああ」

ガンッガンッガンッガンッ

貴音「おや…?あまり暴れてはいけませんよ」

やよい「ひぃぃぃ!!!!ひいぃぃっいいい!!」

やよい「あづいよおおおおおおおおおお」

やよい「あああああああああああああああああああああああああ」

プスプス…

貴音「肉の焼ける臭い…」

貴音「だいぶ焼けてきたようですね」

ファラリス「ぶも…」

貴音「ほう」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:37:37.21 ID:TdsbVbHP0
ファラリス「ぶもぉ~」

ファラリス「ぶもぉ~」

ファラリス「ぶもぉ~」

ファラリス「ぶもぉ~」

貴音「さあもっと鳴くのです」

ぶもぉ~ ぶもぉ~
 ぶもぉ~ ぶもぉ~

貴音「あなたはいつまで耐えられるのでしょうね」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:40:38.48 ID:TdsbVbHP0
貴音「やよい?」

貴音「元気が無いようですが」

ファラリス「ぶもぉ~」

貴音「雄牛が元気なところをみるとまだ生きてはいるようですが…」

ファラリス「ぶもぉ~」

貴音「ああ、熱さで喉がやられてしまったのですね」

ガンッガンッガンッガンッ

貴音「どうやら正解のようですね」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:44:20.01 ID:TdsbVbHP0
ガンッ! ガンッ! ガガンッ!!

貴音「ほう…驚きました」

貴音「まだそのような力があるとは…」

貴音「しかし響のときのことを考えるとそろそろ限界では?」

ガンッ! ガンッ!

ファラリス「ぶもぉ~!!!」

ファラリス「ぶもぉ」

ファラリス「ぶも…」

ファラリス「…」

貴音「さようならやよい」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:45:16.53 ID:LJhlEMPgP
亜美と真美は片方が焼かれる様子を見せて
その後気絶させて入れた後火をつけたと嘘をついて発狂させたい

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:49:35.10 ID:TdsbVbHP0
―――

――

ガチャリ

貴音「うっ!!」

貴音「くっ…」

貴音「これは…」

貴音「まさかここまで酷いとは…」

貴音「おそらく響も同じような姿になっているのでしょうね」

貴音「今後中を見るのはよしたほうがいいですね…」

貴音「しかしコレがさきほどまで元気にしていたやよいとは…」

貴音「とても信じがたいことです」

貴音「恐ろしい…」

貴音「しかし雄牛はあと11体あります」

貴音「ふふふ…」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:52:23.37 ID:TdsbVbHP0
警察きた

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 19:57:33.19 ID:LJhlEMPgP
早くしないと数体貰うぞ

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 20:05:40.63 ID:LJhlEMPgP
千早「どうしたの四条さん」

貴音「千早、ぜひやっていただきたいことがありまして」

千早「私に?」

貴音「最近見つけた新しい発声法なのですが、私ではどうも肺活量が足りなかったようでして」

千早「でも、無理に声を出そうとするのもよくないのよ?」

貴音「なるほど……しかし単に声量が足りないということも考えられます」

貴音「私も、千早には遠く及びません故」

千早「そんな、四条さんの歌、とても素敵じゃない」

貴音「そういっていただけると嬉しいのですが、どうでしょうやっていただけますか?」

千早「そうね、見てみるだけでも」

貴音「ありがとうございます、ではこちらに」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 20:14:10.64 ID:LJhlEMPgP
千早「牛? それにこんなにたくさん……」

貴音「業者に頼んだところなんと人数分届きまして」

千早「でもこれでどうやって練習を?」

貴音「中に入っていただくと管が通っておりまして。それを咥えて声を出すと音域が広がると」

千早「そんなことがあるのかしら……」

貴音「千早にはもちろん必要ないことかとは思いますが……どうでしょうか」

千早「どうと言われても私も初めて見るし……様子だけでも見てみていいかしら?」

貴音「それはもう、ただ中が密閉されておりまして少々暑いのでタオルを」

千早「そこまで暑いの? まあいいわ、そこまで時間がかかるとも思わないけれど一応」

貴音「どうやら中の空洞に共鳴して自分の声が聞き取りやすくなる、いわゆる個人レッスン用でしょう」

千早「なかなか面白いものを作るのね、それじゃやってみるわね」

バタン

貴音「……」

千早(……本当、意外と狭くて暑い。この管ね? ……確かにちょっと息をするのは辛そうだけれど、なんとか)

千早「だいたいわかったわ、四条さん」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 20:19:59.43 ID:LJhlEMPgP
貴音「そうですか、では」

千早「……あ、あれ? 開かない……四条さん?」

貴音「千早、タオルを下に引くと良いですよ」

千早「え? タオル? それよりこれを……な、何この音」

貴音「聞こえますか、バーナーの炎が燃え盛る音が」

千早「ば、バーナー……? ま、まさか……」

貴音「この牛、ファラリスと言いますが真鍮でてきており暖まりやすくなっています」

千早「な、何を言ってるの四条さん……そんなことしたら」

貴音「ふふっ、すでにファラリスが楽しそうに唸っていますね」

千早「う、嘘……どうして、なんで……私を、だましたの!?」

貴音「だましたことは謝りますが、今は無駄な体力を使わない方が良いかと」

千早「い、いいから早く出しなさい! 手遅れになっても……う、うそ、暑い……」

貴音「まだまだここからですよ」

千早「い、いや……やめて、あつい……いや、いや!!」

貴音「ふふっ、ふふふ……」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 20:24:15.16 ID:LJhlEMPgP
千早「だめ、やめて! お願い、なんでもする! なんでもするわ四条さん! ねぇ聞こえてるんでしょ!!」

貴音「えぇ、よく聞こえます。ファラリスが熱で軋む音、バーナーの音に負けず。流石は千早ですね」

千早「いいからお願い! ねぇ、私が何をしたって言うのよ!!」

貴音「申し訳ございません、ですが私はどうしても千早の声が聴きたい」

千早「あ、あつい! やめ、やめて……おねがい……あつい、苦しい……」

貴音「時期に酸素もなくなってきましょう、足から徐々に焼けていきますが……タオルがありますから」

千早「あつい、あつい、苦しい……やめて、やめてしじょうさ……」

貴音「息を吸いなさい千早、思いっきり」

千早「苦しい、苦しいの……」

貴音「さぁ、千早」

ブオォ~

貴音「……ふふっ、良き音、真良き音です千早」

ブオッ ブブオオォオオー!!!

貴音「苦しいですか、千早、そうですもっともっと熱された空気を吸い込むのです!!」

ブオォ……

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 20:27:38.24 ID:LJhlEMPgP
貴音「……このまま焼いてもよいのですが、ここで一旦止めましょう」

貴音「さて、千早?」

千早「じ、じょ、ざ……」

貴音「ふふっ、よかった。生きておられましたか」

千早「が、あ゛……」

貴音「喉が爛れていましょう、ふふっ。貴方のような歌姫の声ですらファラリスには適わない」

千早「あ、あぁ……あ゛あ゛あ゛!!!!」

貴音「ふふっ……その声、まるで豚ですね。なんと汚らしい」

貴音「しかし嘆くさまはひたすらに美しいですよ、千早」

貴音「絶望に打ちひしがれて生きていくがいいでしょう」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/08(土) 20:39:49.87 ID:npwLCBud0
なんで貴音が>>1のよりマジキチになってるんですかねぇ?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする