1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 22:40:49.64 ID:/+JhjJa60
響「おっ、千早もご飯か?」
千早「えぇ」
響「じゃ、じゃあ一緒にいかないか?」
千早「えぇ、一緒に行きましょうか」
響「いいのか!?ワーイ」
千早「早く行きましょう我那覇さん」
響「待ってほしいぞ千早~」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 22:44:26.99 ID:/+JhjJa60
響「何処でご飯食べるんだー?」
千早「そうね、私のよくいく所でいいかしら?」
響「全然大丈夫だぞ」
千早「そう。じゃあ私について来て」
響「うん♪」
響(千早の行きつけのお店かー。すごいお洒落なお店かなー)
響(楽しみだぞ)
千早「ここよ」
響「えっ」
─松屋─
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 22:48:45.97 ID:/+JhjJa60
響「えっ、ここ……」
千早「ふふ、そうよ。ここが私行きつけのお店よ」
響「えっ、松屋が……?」
千早「ふふ、さすがに我那覇さんでも知っているようね!!松屋の名を!!」
響「う、うん。まぁ多分……」
響(あれ?自分牛丼屋の松屋と間違えてるのかな?松屋って名前のお洒落なお店なのかも……)
響「千早はよく来るのか?」
千早「何を隠そう週8のペースで来ているわ」
響「おお!!」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 22:52:05.09 ID:/+JhjJa60
響「そんなに美味しいのか?」
千早「えぇ、私の下を唸らせた数少ないお店よ」
響「おお、すごいぞ」
響(やっぱり牛丼屋の松屋じゃないんだ!!良かった、恥をかく所だったぞ)
千早「ふふ、見てあそこを」
響「ん?なんだ店の前にあるの?」
千早「ふふふ、これは食券の自販機よ」
響「ふぇ?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 22:55:00.03 ID:/+JhjJa60
千早「この食券システムは画期的なのよ我那覇さん」
響「うん?」
千早「先に食券を買う事で、店員に話しかける必要がないのよ」
響「へ、へ~」
千早「先に買うからお釣りなどの心配もない!!正に最先端!!日本は未来に生きているわ!!」
響「あっ、うん」
千早「じゃあ、早速食券を買いましょうか?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 22:59:12.17 ID:/+JhjJa60
千早「どうぞ、我那覇さん先に選ぶといいわ」
響「いいのか。ありがとう千早」
千早「色々な種類があるから、きっと料理を決めるまで困るわよ」
響「そんななのかー!?」
千早「えぇ、さぁ選んで」
響「うん!!」チラッ
響「…………」
千早(ふふ♪種類の豊富さに戸惑っているわ)
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:03:24.92 ID:/+JhjJa60
響「……」
響(やっぱり牛丼屋じゃないですかー。やだー)
千早「ふふ、どう我那覇さん?種類が豊富でしょ?」
響「……うん、こんなに種類があると思わなかったぞ」
響(丼物だけで種類ありすぎだぞ……)
千早「ビギナーの我那覇さんには少し難しかったかしら。オーソドックスに牛丼セットにするといいわ」
響「あっ、はい」ポチ
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:07:33.81 ID:/+JhjJa60
千早「じゃあ私はこれを」ポチ
千早「さぁ、入りましょうか」
響「……うん」
ウィーン
店員「いらっしゃいませー、お好きな御席にどうぞー」
千早「どうぞ我那覇さん」
響「ありがとう千早」
ボソッ
千早「Welcome to Underground」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:11:32.38 ID:/+JhjJa60
響「ふぇ!!」バッ
千早「ふふ──♪」
店員「券の方しつれいしまーす」
響「あっ、はい」
店員「しつれいしまーす」
千早「……」
千早「ふっ、今日はダメね……」
響「何がだ?」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:14:23.67 ID:/+JhjJa60
千早「食券を取りに来る時に水を一緒にもってきていないのよ」
響「そういえば水ないな」
千早「全くもってダメね。これだから新人は……」
響「……」
千早「教育が必要なようね……」
響「……」
千早「我那覇さん、あの店員に水を頼んで」
響「えっ、自分が言うの!?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:18:42.02 ID:/+JhjJa60
千早「私は常連なの。さすがに新人の娘に常連からの水の請求は可哀想だわ」
響「?……そ、そうなのか」
千早「えぇ、だから早く。ハリー、ハリー UP!!」
響「う、うん」
響「すいませーん、お水もらえますかー?」
店員「はい、少々おまちください」
響「これでいいのか?」
千早「えぇ、ベリーグッド!!Goodよ我那覇さん」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:22:33.76 ID:/+JhjJa60
店員「お待たせしました。お水になります」
コト
響「ありがとー」
コト
千早「……」
千早「ふっ、まずますって所かしら」ゴクゴクゴク
響(千早が早く水飲みたかっただけじゃないのか?)
店員「こちら牛丼のセットになりますー」
響「おっ、もう来たぞ」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:28:59.51 ID:/+JhjJa60
響「牛丼に玉子とサラダのセットだな」
千早「まぁ初心者のチョイスね」
響「千早は何を頼んだんだ?」
千早「ふふふ、私はね──」
響「……」
店員「お待たせしました。デミたまハンバーグ定食でーす」
千早「ふふん」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:32:34.54 ID:/+JhjJa60
響「あっ、牛丼じゃないんだ……」
千早「えぇ常連だから。私は常連だから牛丼は飽きてしまったの。常連だから」
響「へー」
響「まぁ、とりあえずいただきますするぞー」
千早「そうね」
いただきまーす
響「玉子まぜ~て~」カチャカチャカチャ
千早「パクパク」チラチラ
響「あとお醤油入れてー」
千早「待って我那覇さん!!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:37:06.83 ID:/+JhjJa60
響「えっ」
千早「甘いわ我那覇さん。この玉子の様に甘いわ!!」
響「えっ、そもそも玉子って甘くは──」
千早「牛丼に in する卵に醤油じゃダメよ!!」
響「……」
千早「通ならカルビソースよ」
響「そ、そうなのか。ありがと千早……」
千早「ふふ、いいのよこれくらい♪」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:40:45.70 ID:/+JhjJa60
響「パクパクパク」(うん、牛丼だ……)
店員「こちら牛皿になりまーす」
コト
千早「……」
響「千早、それも頼んでたのか?」
千早「えぇ、松屋に来たなら牛肉を食べなきゃね。これが通ってものよ」ドヤァ
響「そ、そうなんだ」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:43:10.87 ID:/+JhjJa60
千早「パクパク」
響「パクパク」
千早「我那覇さん、そろそろ牛丼も半分くらいになったようね」
響「えっ、あう、うん」
千早「なら、この技を教えてあげるわ。これは、少し難しいんだだけどね」
響「う、うん」
千早「それを、使うのよ」
響「えっ、これを?」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:46:52.99 ID:/+JhjJa60
千早「そう、その────」
千早「ドレッシングを!!」
響「あぁ」
千早「ほら、そのドレッシングを牛丼に」
響「け、けど、今日はこのままでいいかなーって……」
千早「遠慮しなくて大丈夫よ、ほら私が」
響「!?」
∧_∧
( ゚ω゚ ) ドレッシングはまかせろー
ドバドバC□ l丶l丶
/ ( ) やめて!
(ノ ̄と、 i
しーJ
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:49:56.91 ID:/+JhjJa60
響「……」
千早「ふー良い仕事をしたわ。さぁ我那覇さん食べて」
響「……うん。パク」(ドレッシングの味しかしないぞ……)
千早「気に入ってもらえたようね♪」
響「う、うん……」
――――
―――
――
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:53:31.24 ID:/+JhjJa60
千早「ご飯も食べ終わった事だし。そろそろ出ましょうか?」
響「う、うん」
ス―
千早「ごちそうさまでしたー!!」
店員!?「……あ、ありがとうございましたー」
響「でしたー」
店員「ありがとうございましたー」
響(あれ……千早、牛皿を全然食べてないぞ……)
響(慣れない注文して、お腹いっぱいになっちゃったのかな……)
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/03(金) 23:57:33.64 ID:/+JhjJa60
千早「美味しかったでしょ我那覇さん?」
響「えっ……うん」
千早「満足してもらえて、私も嬉しいわ♪」
響「……今度──」
千早「え?」
響「今度は自分の行きつけのお店を紹介するよ!!」
千早「……そう、それは楽しみね」
響「うん」
響(千早にちゃんとした食事を教えてあげよう!!うん、そうしよう!!)
千早「ゲエッッップ」
おわり