春香「響ちゃん、何読んでるの?」【天海春香SS】

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 18:38:18.01 ID:dULcGpXM0
響「……」

春香「響ちゃーん」ユサユサ

響「…あっ、ごめんごめん春香。読書に夢中で気がつかなかったぞ」

春香「いいよいいよ、むしろ読書の邪魔しちゃってごめんね?」

響「別にいいさー、暇つぶしだし」

春香「で、さっきの質問なんだけど」

響「何だ?」

春香「響ちゃん、何の本読んでたの?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 18:41:07.41 ID:dULcGpXM0
響「うーんとなー、うーん…」

春香「どうしたの?」

響「…うん!よし、春香!」

春香「へ?な、なに?響ちゃん?」

響「今自分が読んでた本貸すから、読み終わったら感想聞かせて!」

春香「で、でも響ちゃん読むの途中なんじゃ…」

響「いいんだいいんだ、自分一回読み終わってるし」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 18:44:42.17 ID:dULcGpXM0
春香「そうなの?じゃあ借りちゃおっかな」

響「いいぞー!何度も言うけど読み終わったら感想聞かせてね!」

春香「うん、じゃあ今日からじっくり読ませてもらうね」

春香「あ、響ちゃん。一つだけ教えてくれる?」

響「何だー?」

春香「この本ってジャンルはなんなの?」

響「うーん…まあ一言でいうなら『忍者』かな」

春香「忍者ね…わかった、ありがとう響ちゃん」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 18:49:13.90 ID:dULcGpXM0
響「このくらいお安いご用さー」

響「じゃあそろそろ取材があるからバイバーイ!」タッタッタ

春香「うん、またねー響ちゃん」

春香「さて私は、っと…今日はもうお仕事ないんだった」

春香(プロデューサーさんは今日は美希と一緒に収録に行ってるから遅くなるって言ってたし…)

春香(小鳥さんも今日はめずらしく風邪引いちゃっていないし…)

春香「…うん、帰って響ちゃんに貸してもらった本でも読もっと♪」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 18:52:52.70 ID:dULcGpXM0
~数日後~

―TV局スタジオ―

スタッフ「はい、OKでーす!一旦休憩でーす!」

春香「ふー…疲れたー…」

響「そうだなー、自分も結構キツかったぞ…」

P「二人ともお疲れ。ほれ、飲み物持ってきたぞ」

春香「あ…すみません、ありがとうございます!」

響「ありがとうだぞプロデューサー!」

P「じゃ、俺はちょっと監督さんと話があるからまた後でな。ゆっくり休めよー」タッタッタ

春香・響「はーい!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 18:55:59.10 ID:dULcGpXM0
響「あっ、そういえば春香」

春香「ん?なぁに、響ちゃん?」

響「この前貸した本、どうだった?」

春香「あ、うん、全部読んだよ」

響「おー、そっか。で、どうだった?」

春香「そうねぇ…今まで私が読んだことのないタイプの小説だったから
   ちょっとのめりこむのに時間がかかっちゃったけど、でもそこからはすっごく面白かったよ?」

響「そっかそっか、うんうん、そう言ってもらえると貸した甲斐があったってもんだぞ!」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 18:59:07.68 ID:dULcGpXM0
春香「でも…すごく悲しいお話だったね…」

響「うん…結ばれる筈だった二人が戦わざるを得なくなるんだもんな…」

春香「しかも、跡継ぎを決めるなんて、ただそれだけのために一族みんなで殺し合いをさせられるんだもん…」

春香「お話ってわかってても、なんていうかすっごく嫌な気持ちになっちゃった…」

響「それが普通なんだよ、そう思える春香は優しい人なんだ」

春香「ふふっ。ありがと、響ちゃん」

響「別にお礼を言われるほどのことでもないぞ、事実を言ったまでだし」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 19:02:59.10 ID:dULcGpXM0
春香「それでも、ありがとう響ちゃん」

響「な、なんかそう何度も言われると照れくさいぞ…」

春香「ふふふ。でも全体的に見て、すごくドキドキする展開の多いお話だったなぁ」

響「でしょ?実はなー春香、あの小説の作者は
  ストーリーに初めてチーム対決の要素を取り入れたって言われてるんだ」

春香「へー、そうなんだ。でも、それって凄いことなの?」

響「凄いなんてもんじゃないと思うぞ。いわば、バトル漫画の始祖って言えばいいのかな。
  それぐらい今のバトル漫画界に影響を与えたって言われてるんだ」

春香「へぇー、それは確かにすごいねぇ」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 19:03:29.42 ID:dULcGpXM0
春香「ねぇねぇ響ちゃん、他にもあの小説の作者さんが書いた小説ってないの?」

響「もちろんたくさんあるぞー。もしかして、ハマっちゃった?」

春香「うん!なんていうかこう、うまく言えないけど興味が湧いてきたっていうかそんな感じ!」

響「おおー!小説はなんでもいいからどんどん読んでみるべきだからな。いいことだと思うぞ!」

春香「うん、今度自分で探してみて面白そうなの買ってみるね!」

響「それがいいさー。あっ、プロデューサー戻ってきたぞ」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 19:05:49.06 ID:dULcGpXM0
P「おっす、二人とも。十分休憩できたか?」

春香「はい!」

響「うん!」

P「そういえば何か色々話してたみたいだけど、どんな話してたんだ?」

響「自分が春香に貸してた小説の話だぞ」

P「へぇ、なんていう小説?」

響「それはなー…」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 19:07:11.95 ID:dULcGpXM0
~同日、PM8:00~

―765プロ前―

響「いやー、まさかプロデューサーが自分よりあの作者のファンだったとは知らなかったぞ」

春香「休憩ギリギリまで熱く語ってたもんね」

響「自分としては仲間が出来た気がして嬉しいけどな」

春香「プロデューサーさんにもオススメの本を教えてもらったし、早速今度の休みに買いに行こっと」

響「自分もプロデューサーに教えてもらったやつを今度買ってみるぞ」

春香「じゃあさ響ちゃん、今週末休みでしょ?一緒に買いに行かない?」

響「おっ、いいなーそれ。いいぞ!一緒に行こ!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 19:07:44.89 ID:dULcGpXM0
春香「OK、決まりだね!じゃ、今日はここでバイバイ」

響「うん、じゃあね春香!また明日なー!」

春香「バイバーイ!…ふふふっ♪」

春香「~♪」

おわり

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 19:09:20.07 ID:dULcGpXM0
まあ俺が書きたかったのは
最近読んでみたらおもしろかったから、読んでない人は読んで欲しいなぁということ
まあみんなわかってるみたいけど甲賀忍法帖だよ

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/17(日) 19:11:46.53 ID:dULcGpXM0
と言っても自分は甲賀忍法帖と柳生忍法帖しか読んだことないんだけどね

また何かしらの小説のステマ(?)のようなSS書くかも

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする