【アイマスSS】千早「おさんぽ」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 18:50:13.74 ID:liWf+Bam0
~某日~

千早「……」ぺらっ

千早(せっかくのオフなのに……勿体無いかしら)

ぱたん

千早「……少し散歩しましょうか」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 18:57:12.45 ID:liWf+Bam0
千早「……」

千早(思ったより……寒い)

千早「はぁ」

千早(家を出たばかりだけど……もう帰りたい)

千早「……あ、コンビニ」

千早「……」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 19:02:44.13 ID:liWf+Bam0
ッシャセー

千早「肉まんをふた、ひとつ下さい」

ゥエーイ

千早「クレジットでお願いします」

サインオナッシャース

千早「え、その……今はオフですからサインとかは…」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 19:07:38.26 ID:liWf+Bam0
……

千早(クレジットの控えのことだったのね……無駄に恥をかいた)

ぱかっ

ほくほく

貴音「おお、立ち昇る湯気さえも美味しそうですね」

千早「ええ」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 19:14:37.61 ID:liWf+Bam0
千早「……!?」

貴音「む、食べないのですか?」

千早「し、四条さん?」

貴音「はい?」

千早「いつからここに?」

貴音「散歩をしていたところ、肉ま……千早を見つけたものですから」

千早「そう……」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 19:20:34.58 ID:liWf+Bam0
千早「半分食べる?」

貴音「いえ、あなたが買った肉まんです」

千早「四条さん、よだれ」

貴音「はっ……!」

千早「私の食べかけだと、嫌かしら」

貴音「まさか」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 19:25:21.77 ID:liWf+Bam0

貴音「はふはふ」

千早「ふー、ふー……ん」

貴音「まこと美味ですね」

千早「冷えた体が温まるわね」

貴音「肉まんのお礼です…良い所へ案内しましょう」

千早「……?」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 19:30:43.20 ID:liWf+Bam0
……

千早「……」

貴音「何もないじゃないか……といった表情ですね」

千早「え、そ……そんな事は」

貴音「ふふ、もうじきです」

千早「………あ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 19:36:03.21 ID:liWf+Bam0
千早「……すごい」

貴音「美しいでしょう?」

千早「ええ、本当に」

貴音「これを知っているのは、私とあなただけ」

貴音「つまりふたりだけの秘密です」

千早「私と、四条さんの」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 19:43:53.66 ID:liWf+Bam0
貴音「のん」

千早「え?」

貴音「名前で、呼んでくれますか?」

千早「た、貴音さん……?」

貴音「ふふっ、よろしい」

千早(なんだか恥ずかしいわね……)

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 19:48:16.15 ID:liWf+Bam0
貴音「さ、夜はさらに冷えます」

千早「そうね、そろそろ行きましょうか」

ぐぅ~

貴音「……」

千早「帰りに、また肉まんを買いましょうか」

貴音「ふふ、そうですね」

千早・貴音
おわり

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 19:59:14.78 ID:liWf+Bam0
千早「……当てもなく外へ出たけど」

千早「どうしようかしら」

響「……あれ、千早か?」

響「千早っぽいけど……うーん」

千早「……」

千早(誰かしら…私をチラチラ見てくる)

千早(あやしい)

響(なんだか怪しいぞ)

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 20:04:58.60 ID:liWf+Bam0
千早「……」

すたすた

響「むむ、これは尾行するしかない!」

すたすた

千早(ついて来る……ストーカー?)

響(撒こうとしてる…ますます怪しい)

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 20:14:09.05 ID:liWf+Bam0
千早「……」

千早(なぜ私を狙うのかしら)

響「……」

響(どうして必要以上にコソコソしてるんだ?)

響(……もしかして)

響(デートか!?)

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 20:22:13.59 ID:liWf+Bam0
響(それじゃあ、邪魔したら悪いよね)

響(いや、相手が誰なのか気になる…)

響(ちょっと見て帰ろう…そして胸の内にしまっておこう)

千早(あたたかい目で見られている気がする……)

千早(……なぜ)

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 20:30:39.53 ID:liWf+Bam0
千早(とにかく撒くのが最優先ね)

だっ

響「あっ!」

響「待てー!」

だだっ

千早「っ……!!」

千早(走って追いかけてきた……)

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 20:36:42.76 ID:liWf+Bam0
……

千早「なんとか撒いたわね……」

千早「怖かった…」

響「見失った…」

響「尾行失敗だぁ~」

千早「あ、我那覇さん!」

響「え?」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 20:44:03.67 ID:liWf+Bam0
千早「ストーカーに追われているの」

響「な……!?」

響「本当なのか!?」

千早「ええ……ちょうど我那覇さんと同じような背の」

千早「同じような……」

千早「あ」

響「んん?」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 20:58:01.54 ID:liWf+Bam0

響「自分、不振人物だと思われてたのか!?」

千早「ごめんなさい……」

響「ちっとも怪しくないぞ!」

千早「でも……」

千早「帽子を被ってマスクをつけていたら、遠くだと誰だかわからないもの」

響「そ、そうか……」

千早・響
おわり

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 21:02:48.67 ID:liWf+Bam0
>>87
×不振
○不審

好きな組み合わせで好きに書いてもいいんですよ?

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