【アイマスSS】千早「あの…ちょっと聞いてもいいかしら?」春香「ん?なぁに?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 00:26:49.36 ID:qvBYuriV0
千早「い、今時の女子高生って、どういうふうに休日を過ごしているの?」

春香「どういうって言われても…千早ちゃんも一応女子高生だよね」

千早「ルールとかあるのかしら?女子高生は休日にはあれしなきゃいけない、みたいな」

春香「まさか…みんな好きなように過ごしてると思うよ?」

千早「好きなように…?ラーメンの食べ歩きとかかしら」

春香「貴音さんじゃあるまいし、そういう子は少ないんじゃないかな」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 00:31:29.34 ID:qvBYuriV0
春香「でも、どうしたの突然」

千早「その…双子に…」

春香「亜美たち?」

千早「あの子たちが私のこと、今時の女子高生っぽくないって…」グスッ

春香「(なにこれかわいい)」

春香「そんなことないよ、千早ちゃんだって立派な女子高生だよ」

千早「…どこが?」

春香「からd…じゃなくて、その…えっと…」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 00:37:38.33 ID:qvBYuriV0
千早「やっぱり私は…うぅ……」グスン

春香「泣くほどのことじゃないと思うけどなぁ…」

春香「だって、今時の子たちと違うから、千早ちゃんはアイドルとして人気があるんだよ?」

千早「…?」

春香「上手く言えないけど…千早ちゃんは千早ちゃんにしかない何かを持ってるの、だから今のままでいいんだよ」

千早「春香…」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 00:40:15.32 ID:qvBYuriV0
千早「でも、やっぱり普通の女子高生のことも知っておきたいわ…」

春香「うーん…じゃあ、明日あたり私とどこか遊びにでも行ってみる?」

千早「いいの…?」

春香「もちろん!明日はお仕事ないよね?」

千早「ええ、春香…ありがとう」グスッ

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 00:45:47.44 ID:qvBYuriV0
——
春香「というわけで…じゃあまずは567ワールドへ行こっか」

千早「765ワールド…?」

春香「567だよ」

春香「色んな施設があるから、学校帰りに寄ってく子も多いみたいだよ」

千早「そう、楽しみだわ」

春香「次の駅で降りて、ちょっと歩けば到着だよ!」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 00:52:00.10 ID:qvBYuriV0
—–567ワールド
千早「結構人が多いわね」

春香「そうだね…私たちだってバレたら大変なことになりそうだから、気を付けてね」

千早「ええ、わかってるわ」

春香「じゃあ、まずはボウリングしよっか」

千早「ボーリング…?地質調査のことかしら?」

春香「えっと…多分見ればわかると思うよ」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 00:58:04.13 ID:qvBYuriV0
千早「これでいいのかしら…?」

春香「うん、大丈夫だと思うよ」

春香「そしたら、ゲーム開始!」

千早「えっと…」

春香「まずは私がやるから見ててね」

千早「ええ」

春香「んしょっと…えいっ!」ぷ。

ゴロロロロ…ガコン

20: ちょっと貼り忘れたけどキニシナイ 投稿日:2012/06/09(土) 01:04:49.49 ID:qvBYuriV0
春香「こうやって、ボールを投げてあのピンを倒すの!」

千早「多く倒したら勝ちなのかしら?」

春香「うん、大体そんな感じかな」

千早「やってみるわ!」

春香「あ、待って、一人2投ずつ交代でやってくの」

千早「そうなの?ごめんなさい…」

春香「だ、大丈夫だよ!千早ちゃん初めてなんだし」

春香「慣れてくれば気持ちよくなるって小鳥さんも言ってたよ」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 01:09:59.61 ID:qvBYuriV0
—–
春香「うーん、惜しい!全部で9ピンだね」

千早「じゃあ、今度は私が投げていいのかしら?」ワクワク

春香「うん!どっかーんって倒しちゃって!」

千早「ええ、それじゃあ…コホン」

千早「…インフェルノーーーーー!」

春香「!」ビクッ

ガシャーン

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 01:14:49.26 ID:qvBYuriV0
千早「やった、倒れたわ!」

春香「7ピンだね…おめでとう」

春香「でも、あんまり大きな声出すとばれちゃうから…ね?」

千早「あぅ…ごめん…」シュン

春香「(今日の千早ちゃん、何だか子供っぽくて可愛いかも)」

——-
千早「今度は2本倒れたわ」

春香「うん、初めてにしてはすっごく上手だと思うよ!」

千早「ほ、ホント?」

春香「うん!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 01:21:02.16 ID:qvBYuriV0
——9巡目
ゴロロロ…ガシャン

春香「あ…」

千早「…くっ」

春香「ここまで全部9ピンだね…」

春香「しかも一投目が全部7」

千早「馬鹿にしてるのかしら、この機械…」

春香「お、落ち着いて?ね?」

春香「(ここは私がコケて笑いをとるしか…)」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 01:26:59.48 ID:qvBYuriV0
春香「んしょ…いっくよー!ってわわわ!」どんがらが

千早「ちょっと、大丈夫?」

春香「えへへ、転んじゃった☆」

ッシャーン

千早「あ…」

春香「え、嘘、ストライク?」

千早「…くっ」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 01:32:02.71 ID:qvBYuriV0
——–
春香「えと…楽しかった?」

千早「ええ…女子高生って大変なのね…」

春香「そ、そうだね」

春香「でも、すごいね、全部9ピンだなんて!」

千早「…」

春香「あ、そうだ!今度はカラオケ行こうよ、カラオケ!」

千早「カラオケ…?」

春香「うん!女子高生の遊びの定番だよ!」

千早「ええ…」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 01:38:16.02 ID:qvBYuriV0
——
春香「えっと、高校生二人、フリータイムでお願いします」

店員「ウース、7カイ72ゴウシツシャーッス」

春香「ありがとうございまーす」

千早「ななじゅうに…」

春香「ああもう!ほら、行くよ、千早ちゃん!」

千早「ええ…どうせ私はななじゅうに…」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 01:43:52.73 ID:qvBYuriV0
春香「カラオケは来たことある?」

千早「ないわね…」

春香「えっと…まずは、この機械で曲を探して…送信!」ピピピ

春香「あとはメロディに合わせて歌うだけだよ!」

千早「探してみるわ…」ピッ

春香「(すっごく歌い辛いんですけど)」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 01:49:03.49 ID:qvBYuriV0
—–
春香「いちについてっ…よいどーん!」

千早「…」ピピ

春香「(ちょっとは聞いてる素振りくらいしてくれると嬉しいんですが…)」

スクリーン『89.997点』

春香「うーん、惜しい!90点の大台はなかなか難しいね」

千早「これ、採点までできるの?」

春香「うん!最近のは色んな基準があるみたいだから、結構面白いんだよ」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 01:55:30.19 ID:qvBYuriV0
千早「…」ジー

春香「(あ、ちょっと気になるのかな)」

千早「…///」

春香「(今、絶対自分が満点とるところとか想像してたよね!絶対そうだよね!?)」

千早「じゃ、じゃあ…まずは」ピピピ

スクリーン『まっくら森の歌』

春香「(…乗りづらい……)」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:01:46.23 ID:qvBYuriV0
—–
千早「まっくらくらーいくらーい…」

春香「(気分真っ暗でクライクライしたいのは私の方だよ…)」

スクリーン『98.772』

春香「うわ、すごっ!千早ちゃんすごいよ!こんな点数初めてみたよ!」

千早「…くっ」

春香「いや、これ喜ぶべき点数だと思うよ?」

千早「機械のくせに…今度は絶対満点出すわ」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:06:51.52 ID:qvBYuriV0
春香「ち、千早ちゃん!」

千早「な、何かしら?」

春香「点数ばっかり気にしてたら、今時の女子高生にはなれないよ」

千早「そう…なの?」

春香「うん!カラオケは皆と一緒に楽しまなきゃダメなんだよ」

千早「えと…じゃあどうすればいいの?」

春香「人が歌っているときにはちゃんと乗ったり」

千早「ええ」

春香「なるだけ明るい曲を入れたり…とかかな」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:12:29.43 ID:qvBYuriV0
千早「なるほど…」

春香「じゃあ、次はデュエットしてみよっか!二人で歌えば楽しさ2倍だから!」

春香「ということで、何か歌いたい曲ある?」

千早「デュエット?えっと…ぱっと思いつかないから、春香が決めてくれない?」

春香「えーっと、じゃあ…」ピッ

春香「これ!」ピピピ

スクリーン『GO MY WAY!!(ますたー)』

春香「ごまえー」

千早「ごまぅえー」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:18:35.16 ID:qvBYuriV0
—–
春香「ふぅ、楽しかったね!」

千早「ええ、なんだか新鮮な気持ちで歌えたわ」

春香「点数は…おお!93点!」

千早「…くっ」

春香「いや、ね?ここは素直に喜ぼうよ」

千早「だって…私も春香も頑張ったのに…」

春香「…かわいい」ボソッ

千早「え?」

春香「えへへ、何でもないよー」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:24:51.12 ID:qvBYuriV0
春香「それよりほら!何か好きな曲入れちゃって!」

千早「え、ええ…なるだけ明るくて、乗りやすい曲……」ピピピ

スクリーン『スマイル体操』

春香「」

千早「み、みんなー!集まってー!!スマイル体操いっくよーー!!」//

春香「私は夢を見てるのかな」

千早「ぜえたいはぁぴー♪ぜんたいはぁぴー♪」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:30:27.76 ID:qvBYuriV0
—–
千早「せかいじゅうえがおになぁれー!」

春香「あっはっはっはー!」

千早「す・ま・い・るたいそおー!」

春香「いぇい!」

千早「こいすぅるーえくささいずー!」

千早「(これが…これが女子高生の本来あるべき姿なのね!)」

春香「(こんなに楽しそうな千早ちゃんは初めて見たかも)」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:36:37.50 ID:qvBYuriV0
——
千早「まったねー☆」

千早「ふぅ…」

春香「千早ちゃん!すっごくかわいかったよ!」

千早「こんな気持ちで歌を歌ったの、いつ以来かしら!」

千早「純粋に歌うことを楽しめたわ」

春香「うんうん!私もすっごく楽しかったよ!」

春香「気になる点数は…おお!99.765!」

千早「まあ、及第点ってところかしらね」

春香「これで及第点って…90点すらギリギリの私は一体…」

千早「ふふ」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:40:05.03 ID:qvBYuriV0
春香「書き溜めなくなったね」

千早「?」

春香「えっと、退出時間が5時だから…あと10分ないくらいだね」

千早「じゃあ、あと一曲か二曲ってところかしら?」

春香「そうだね、えっと、じゃあ次の曲は…」

千早「キラメキラr」

春香「あ!そうだ!団結とかどうかな?」

千早「…くっ」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:43:16.75 ID:qvBYuriV0
——
春香「私は天海春香です、いぇい!」

春香「私の本体頭のリボン」

春香「一日八回転びまーっす!」

——
千早「いえーい!如月千早でぇす!」

千早「ひんそーですけどがんばりますけど」

千早「とりあえず今日は帰りまーっす!」

千早「賢く特売行ってきまーっす!」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:48:13.89 ID:qvBYuriV0
春香「色々おかしかったね…」

千早「…ぐっ」

春香「千早ちゃん?」

千早「本体が…リボン…ぅっ」

春香「もしかして、ツボに入った?かんっぜんに滑ったと思ったんだけど」

千早「くっ…くくく…」

春香「千早ちゃんが壊れた」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:51:37.88 ID:qvBYuriV0
春香「私も、まさか千早ちゃんが自虐ネタで来るとは思ってなかったよ」

千早「えっ?」

春香「えっ?」

千早「自分は完璧さーってところ?」

春香「えと…まあいいや」

千早「あ、そろそろ時間かしら?」

春香「特売の?」

千早「うっ…」

春香「千早ちゃんの笑いのツボがいまいちわかんない」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 02:57:31.64 ID:qvBYuriV0
春香「どうしよっか、まだいたいんなら適当に延長してもいいけど」

千早「そうね…取りあえずお腹がすいたわ」

春香「うーん、じゃあちょっと早いけど晩御飯にする?」

千早「ええ、女子高生らしいところで」

春香「そこはやっぱりこだわるんだね」

千早「もちろんよ!」

春香「女子高生らしいところかぁ…スイーツバイキングとかはさすがに夜どうかと思うし…」

千早「牛丼屋とかどうかしら?」

春香「それは、どちらかと言えば貧乏な男子大学生だね」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 03:01:19.82 ID:qvBYuriV0
千早「じゃあ、居酒屋さん…?」

春香「それはサラリーマンとかかな」

千早「じゃあじゃあ、ファミリーレストランとか!」

春香「(ムキになる千早ちゃんもちょっとかわいいかも)」

春香「あ、ファミレスは結構いい線いってるかも!」

千早「ホント!?」

春香「いいこいいこー」ナデナデ

千早「くぅ//」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 03:05:15.53 ID:qvBYuriV0
春香「じゃあ、ファミレスいこっか」

千早「ええ」

春香「一瞬千早ちゃんが何か別の生き物になったように見えたんだけど、気のせいかな?」

千早「なんのことかしら?」

春香「んー…ま、いっか」

春香「じゃああそこのファミレスはいっちゃお」

千早「ええ」

春香「ええ」キリッ

千早「?」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 03:08:56.06 ID:qvBYuriV0
——ファミリーレストラン・サイネリア
鈴木「いらっしゃいませー!ご注文お決まりデスか?」

春香「すみません、今お店に入ったばかりなんですけど…」

鈴木「それは失礼しました!ささ、先輩方、こちらの席にどぞ」

千早「ファミレスって結構色んなメニューがあるのね」

春香「そうだね、最近じゃラーメンとかも珍しくないみたいだし」

千早「お子様ランチ美味しそう…」ボソッ

春香「えっ?」

75: ちょっと速度落とそう、お猿さんが攻めてきそう 投稿日:2012/06/09(土) 03:15:35.73 ID:qvBYuriV0
千早「何でもないわ!えと…私は……このクラムチャウダーを頼もうかしら」

春香「大丈夫だよ、誰にも言わないから」ニヤニヤ

千早「…くっ」

春香「すみませーん!店員さーん!」

鈴木「ハーイ!呼ばれて飛び出てサイネリアデス」

春香「お子様ランチふたつください!」

鈴木「え?」

千早「ぁ…」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 03:22:18.60 ID:qvBYuriV0
鈴木「罰ゲームか何かデスか?大変ですねぇ、先輩方も」グスン

春香「えと…あ!あと、フリードリンクもふたつつけてください!」

鈴木「了解デス!…私、この注文伝え終わったら先輩とイチャイチャするんだ……」タタタッ

千早「あの…春香、どういうつもり?」

春香「ふたり一緒なら恥ずかしくないでしょ?」

千早「…もう」

春香「えへへー」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 03:29:26.42 ID:qvBYuriV0
春香「さて…女子高生らしくお夕食、だよね?」

千早「ええ」

春香「二言はないね?」

千早「も、もちろんよ」

春香「じゃあ、恋バナだね!」

千早「鯉バナナ?」

春香「はいそこ、とぼけない」

千早「…くっ」

春香「で、最近どうなの?」

千早「どうもこうも…別に何もないわね」

春香「うーん、気になる人とかもいないの?」

千早「そもそも私、男の人の知り合いってそんなにいないし…」

春香「プロデューサーさんは?」

千早「プロデューサーのことは別になんとも…」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 03:35:39.68 ID:qvBYuriV0
春香「むー、つまんない」

千早「じゃあ、そういう春香はどうなの?」

春香「ぅえ!?私!?」

春香「私は…その……ちは…なんでもないっ!私のは秘密!」プイ

千早「気になるわね」

春香「あ、そうだ!せっかくフリードリンク頼んだんだから、貰いに行こうよ!」

千早「はいはい」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 03:42:08.01 ID:qvBYuriV0
—–
春香「えへへー!カルピスとメロンソーダのミックス!」

千早「発想が小学生ね…」

春香「うわ、まず」

千早「ふふ」

春香「千早ちゃんのは…牛乳?」

千早「ええ、なんでも、期間限定なんだとか」

春香「牛乳ってフリードリンクには絶対向いてないもんね」

春香「臭いし、すぐに期限きれちゃうし」

千早「そうね…私は沢山飲みたいのだけれど」

春香「え?どうして?」

千早「それは…くっ」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 03:49:03.75 ID:qvBYuriV0
鈴木「ハイ!お子様ランチ2丁お待たせしやした!」

春香「ありがとうございます!」

千早「結構量があるのね」

鈴木「ここだけのハナシ、先輩方、現役アイドルデスよね?」ヒソヒソ

春香「んな」

鈴木「この量はちょっとしたサービスデスよ、サービス!くっ!」

千早「えと、このことは内密に…」

鈴木「人気アイドル熱愛発覚!」

春香「う…」

鈴木「冗談デスよ!それじゃ、ごゆっくりー」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 03:55:23.94 ID:qvBYuriV0
千早「何だか忙しい店員さんね…」

春香「う、うん…」

春香「さ、さあ!冷めないうちに食べちゃおうよ」

千早「そうね」

春香「いっただっきまーっす!」

千早「頂きます」

春香「…ねぇねぇ、千早ちゃん」

千早「ん?何?」

春香「あーん」

千早「?」

春香「あーん!」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 03:58:01.17 ID:qvBYuriV0
千早「あ、あーん」

春香「えいっ」

千早「ん…」モグモグ

春香「どう?おいしい?」

千早「ええ、おいしいわ」

春香「よかったー」

千早「春香が作ったわけじゃないんだけどね」

春香「もー!こういうのは雰囲気が大切なんだよ!」

千早「ふふ」

春香「ほら、私にも!…あーん」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 04:04:21.42 ID:qvBYuriV0
千早「はい、あーん」

春香「あぁむ!」スカッ

春香「むー、いきなりひっこめないでよぉ」

千早「春香ったら、すごい顔してたんだもの…ふふ」

春香「もー!いいもんっ、自分で食べるから」

千早「春香は可愛いわね」

春香「な…不意打ちはずるいよぉ…」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 04:12:25.99 ID:qvBYuriV0
——
鈴木「ありがとーございマシター」

春香「ふぅ、お腹も膨れたし、次はどこいこっか?」

千早「もう6時を回るけれど、帰らなくて大丈夫なの?」

春香「6時ならまだ大丈夫だよー」

春香「でも、9時とか回ったらこういうところには来ちゃダメだよ?」

千早「どうして?」

春香「そのくらいの時間から、ちょっと調子に乗っちゃった男の子たちが集まりだすから」

千早「なるほど…」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 04:16:48.40 ID:qvBYuriV0
春香「あ!そこにあるゲーセン行こうよ、ゲーセン!」

千早「怖いから行ったことがないのだけれど…大丈夫かしら?」

春香「だいじょーぶ!この時間ならまだ親子連れとかもいるだろうし」

千早「…何事も挑戦よね」

春香「そうそう、それそれ!」

春香「さあゲーセンにれっつごー!」

千早「え、ええ」ワクワク

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 04:21:03.75 ID:qvBYuriV0
愛「あ!絵理さん!ようやくとれましたよ!白いの!」

絵理「それは…淫獣?」

愛「いんじゅーって言うんですか?この子」

絵理「ネットだとみんなそう呼んでる?」

愛「へー、どういう意味なんでしょう?インジューって」

絵理「お前にはまだ早い?」

愛「むー、絵理さんのいじわるー!」

千早「(あの大きな声の子、相当喉強そうね…)」

春香「どうしたの、千早ちゃん」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 04:27:21.65 ID:qvBYuriV0
千早「なんでもないわ」

春香「まず何からやろっか?」

千早「じゃあ、春香が好きなのからやりましょ」

春香「うーん、好きなのかぁ…」

春香「じゃあ、無難にUFOキャッチャーやろっか!」

千早「あの子がやっていたゲーム?」

愛「えへへー!インジューはかわいいなー!」ナデナデ

春香「えと、そうだね」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 04:33:58.62 ID:qvBYuriV0
春香「あ!あのパンダのぬいぐるみかわいいかも!」

千早「え?どれ?」

春香「ほら、あれあれ!」

千早「あれは…かわいいのかしら?」

春香「うん!」キラキラ

春香「ちょっとやってみるね!」チャリン

ウィーーーーン…ポト

春香「あ…」

千早「簡単には取れそうにないわね…」

春香「うー、かわいいのに…」

千早「貸して」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 04:40:23.81 ID:qvBYuriV0
春香「頑張って!千早ちゃん!」

千早「…」

ウィーーーーン…

春香「あ、それだとまた落ちちゃ…」

春香「え、嘘!パンダの脇にアームが挟まって…」

千早「もう少し…!」

春香「うー…」ジー

ポト

春香「わ、取れた!千早ちゃん、すごい!!」

千早「偶然だけどね、はい」

春香「え?」

千早「春香にあげるわ」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 04:50:21.22 ID:qvBYuriV0
春香「そ、そんなの悪いよ!」

千早「今日一日付き合ってくれたお礼よ、このくらいはさせて?」

春香「ホントに…いいの?」

千早「いいったらいいの」

春香「千早ちゃん…ありがとう!一生大事にするね!」

千早「ふふ、春香は大げさね」

春香「ホントのことだもんだっ!」

千早「春香…いつもありがとう」

春香「も、もう、いきなりマジメなトーンにならないでよぉ、調子狂うなぁ」

春香「…私こそ、ありがと」

春香「これからもずーっと仲良くしてね!」

おわる

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 04:53:30.59 ID:qvBYuriV0
もはや見てくれてた人がいるかどうかすら怪しいけど、もしいたらありがとーございます
しばらくは起きてるので、もし何かあれば

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/09(土) 05:07:10.90 ID:qvBYuriV0
スレタイと>>1でアイドルマスt…なんでもないです、調子乗りました

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