1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 14:20:03.93 ID:Xaveeg8q0
春香「あ、そっか。プロデューサーさんが言ってた気がする」
春香「私たちのくじ引きが出たんだねー、コンビニで売ってるんだ」
春香「… 外れなし …で、でも1つ600円もするんだね…」
春香「… 買ってみようかな、1つだけ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1360992003
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 14:22:57.45 ID:Xaveeg8q0
春香「すいませーん、このくじ、一回お願いしますっ」
春香「これ? 引けばいいんですね …はい」ペリッ
春香「G賞? …あはは、一番下の賞かー」
春香「あ、好きに選んでいいんですか?」
春香「じゃあ、これでっ。 はい、ありがとうございました」
春香「誰が出るかな …家に帰ったら開けてみようっと」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 14:25:48.43 ID:Xaveeg8q0
春香「えいっ!」ベリッ
春香「… あ、あ、何か破けちゃった… うう、何だか幸先悪いよぉ」
春香「ん、あ、千早ちゃんだ!」
春香「そっか、この前の音楽祭の衣装なんだねー」
春香「 …またみんなでお出かけできるといいな」
春香「時計の横に、飾っておこうっと」エヘヘ
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 14:29:23.89 ID:Xaveeg8q0
美希「一番くじ?」
亜美「うん、ミキミキも一回引いてみようよ→」
美希「面白そうだねー、でも、美希はおにぎりを買いに来たのー」
美希「だからまずおにぎりを選ぶのー」
亜美「そかそか、了解ー! では亜美隊員も、先にご飯を選ぶよー」
美希「それがいいの!」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 14:33:21.92 ID:Xaveeg8q0
美希「あ、これミキたちなの!」
亜美「ありゃ、ミキミキ知らなかったの?」
美希「うん …なるほどなの、これは引くしかないの!」
亜美「だよね! あ、店員のおにいさーん! くじ一回ずつ引かせて→」
美希「なのー」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 14:38:26.78 ID:Xaveeg8q0
ゴソゴソ
美希「くじってことは、アタリかハズレかがあるの?」エイッ
亜美「このくじは、必ず何かはもらえるっぽいよー」
亜美「… ん、これだーっ!」エイヤッ
美希「… G賞 …これは、当たりなの? 外れなの?」
亜美「むむ、あっちゃー、亜美もG賞だー」
美希「外れなの?」
亜美「いやいやー、でも選ぶ楽しみがあるから、これでよかったんじゃないかな?」
美希「亜美はポジティブなのー」
亜美「まあねん」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 14:39:47.54 ID:Xaveeg8q0
パカッ
亜美「千早おねーちゃんだ!」
美希「千早さんなのー!」
亜美「ありゃ?」
美希「あれ?」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 14:44:41.80 ID:Xaveeg8q0
美希「おそろいなの!」
亜美「ほんとだ→」
亜美「被ったけど、ま、いっかー」
亜美「この千早おねえちゃん、すっごく可愛いし」
美希「ホントなの! せっかくだし、事務所に飾っておくの」
美希「きっとハニーも千早さんも、喜んでくれるの!」
亜美「うんうん、千早おねーちゃんの照れ顔が見れそうですな→」
美希・亜美「んっふっふー!」
美希「なのー」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 14:54:18.37 ID:Xaveeg8q0
貴音「一番くじ…ですか」
貴音「小鳥嬢、これは一体…」
小鳥「どうしたの、貴音ちゃん」
小鳥「あ、一番くじー。そっか、今日からだったかしら」
貴音「何とも…愛らしい人形ですね
貴音「自分の身がこのように小さくなってしまうのは、少し、面映ゆい思いですが」
小鳥「(照れた貴音ちゃんは可愛いわね!)」
小鳥「せっかくだし、ちょっとだけ引いてみましょうか」
小鳥「お昼ご飯のついでに、これからの運だめしね♪」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:00:32.42 ID:Xaveeg8q0
貴音「では…」ゴソゴソ
小鳥「うう…なんだか緊張するわ…」
貴音「いざ!」バッ、ペリッ
貴音「これは、…じー賞、です」
小鳥「あ、私も…う、うう…いざというときに引きが悪いわ、私…」ピヨー
小鳥「あ、でも…貴音ちゃんが引きたかったのは、このフィギュアだから、結果オーライかな」
小鳥「せっかくだし、貴音ちゃんが私の分も引いていいわよ?」
貴音「それは…その、小鳥嬢に申し訳なく…」
小鳥「いいのよ、お姉さんたまには貴音ちゃんにも甘えて欲しいなー」
貴音「で、では…ありがたく…///」
小鳥「(いい!!)」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:03:36.73 ID:Xaveeg8q0
パカッ
小鳥「お、おー! 逆にすごいわ!」
貴音「どちらも千早…ふふ、いつになく柔和に微笑んでいますね」
貴音「何とも愛らしい…ふぃぎゅあですか。面妖ですね」ニッコリ
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:07:34.10 ID:Xaveeg8q0
伊織「一番くじ?」
真美「どったの、いおりん? 入った途端、固まっちゃって…」
伊織「な、なんでもないわ。それより、早く買い物しちゃいましょう」
真美「むむ、何だか挙動武神ですな→」
伊織「ずいぶん強そうな間違え方ね!?」
真美「あり? でもいおりん、怒ったらとっても怖いじゃん→」
伊織「いや、だからといって武神ってほどじゃないわよ…ほら、早く律子に頼まれた買い物、済ませましょう」
真美「ラジャー、いおりん隊長♪」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:13:36.60 ID:Xaveeg8q0
真美「ねえねえいおりん」
伊織「なに?」
真美「真美はー、このくじ引きやってみたいんだー」
真美「でもちょっと恥ずかしいじゃん? 真美ももうオトナだし」
伊織「…そ、そうね」
真美「だから、一緒に引いてくんない? 二人なら恥ずかしくないっしょ→」
伊織「…あ…」
伊織「そ、そうね。いいわ、真美ったら、結局はくじ引きしたいなんて、まだ子どもじゃない♪」
真美「んっふっふー。子どものようなカンセーは、オトナになっても持っておくべきなんだよ」
真美「この前、ピヨちゃんが言ってたもん♪」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:21:34.78 ID:Xaveeg8q0
真美「そこのねーちゃん! くじ一回ずつ引かせて!」
伊織「(いいの当たるかしら…)」ドキドキ
真美「えいやっ」パッ
伊織「…。」ペリッ
真美「お、G賞! もう一回選ぶ楽しみゲットだね!」
伊織「…真美はポジティブね」
真美「ネガってもちかたないからねー」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:27:22.68 ID:Xaveeg8q0
真美「まよわーずにすーすめよ」
真美「開けば分かるのさー」パカッ
伊織「そんなの当たり前じゃない」パカッ
真美「千早おねーちゃんだ!」
伊織「あら、私も。ダブリってやつかしら」
真美「ねぇねぇいおりん」
伊織「なに?」
真美「千早おねーちゃんがダブるなんて、めちゃラッキーじゃない!?」
伊織「… まあ、確率的にそうね」
真美「んっふっふー。右も左も、千早おねーちゃん♪」
伊織「そうね」フフッ
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:32:55.51 ID:Xaveeg8q0
響「一番くじ?」
響「ねぇねぇやよい、これ、何だか知ってるか?」
やよい「え? あ、すっごく可愛いですー!」
やよい「響さんにいおりちゃん…はわっ! わ、私もいますっ」
響「そりゃ、765プロみんなが出てるみたいだからなー」
やよい「でもでも、私や響さんが、何だか上の方にいますー」
やよい「うっうー! おそろいですね!」
響「(やよいは可愛いなあ)」
響「うん、そうだな!」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:37:40.02 ID:Xaveeg8q0
響「くじ引きみたいだな」
やよい「はわっ! こ、これ、一回600円もするんですか!?」
やよい「うー、ちょっと、…わ、私はやめておきますねっ」
響「よかったら、やよいの分も自分が出すぞ?」
やよい「そんなの悪いです!」
響「そっかー…じゃあ、自分が二回分買うから、やよいが一回引いてよ!」
やよい「う?」
響「一人で引いても楽しくないからなー。買うのは自分だから、気にしなくていいぞ」
やよい「あ、は、はい! 分かりました!」
やよい「じゃあ、私、頑張っていいやつ、引きますね!」ウッウー
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:39:36.90 ID:Xaveeg8q0
響「店員さん、このくじ二回分お願いします」
やよい「うっうー、私、やります!」ゴソゴソ
響「その意気だ! 自分も、よーっし」ゴソゴソ
やよい「! これです!」
響「これだっ」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:42:47.08 ID:Xaveeg8q0
やよい「じー賞?」
やよい「う…わ、私、ハズレ、引いちゃいましたか…?」
響「そんなことないぞ! 自分、このちっこいのが一番欲しかったんだー」
やよい「ほ、ほんとですか?」
響「うん!」
やよい「…」ホッ
響「だからやよい、ホラ、もう一回、好きなの引いて?」
響「自分、今はやよいとくじ引きを楽しむのが一番大切だからなー」
やよい「は、はいっ!」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:45:34.26 ID:Xaveeg8q0
やよい「わ、千早さんですー」
響「ありゃ? 自分も千早だ…すごいぞやよい! 自分たち、今日はとっても気が合うさー!」
やよい「ほんとですね!」ウッウー!
やよい「千早さん、とっても嬉しそうですー」
きゅんちはや「…」///
やよい「えへへ」ハイターッチ
きゅんちはや「…」イエイ
響「あ、やよいずるいぞー。自分ともハイタッチするさー」
やよい「もちろんですー!」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:51:04.60 ID:Xaveeg8q0
愛「一番くじ!」
愛「雪歩先輩!」
雪歩「ひう…ど、どうかしたの?」
愛「そう言えば、今日から先輩たちの、くじが始まるんじゃなかったでしたか?」
雪歩「くじ? …あ、そう言えば、そうだったかも」
雪歩「せっかくだから、買い物に行く前に、運だめし、してみようか」
愛「そーしましょう!」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 15:56:44.39 ID:Xaveeg8q0
愛「コンビニだよー!」
愛「あ、ありました! まだたくさんありますねー」
雪歩「そうだね。…うう、レジの前に私の写真が…なんだか恥ずかしいですぅ」
愛「いつも通り、雪歩先輩、可愛いです!」
雪歩「あ、ありがとう。それじゃあ、引いてみようか?」
愛「はい!」
愛「狙うはもちろん、雪歩先輩! やるぞー!」
雪歩「あ、愛ちゃん。恥ずかしいから、もう少し声は小さめに…」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 16:10:41.75 ID:Xaveeg8q0
愛「分かりました!」
雪歩「(分かってない!)」
愛「日高愛、行きます!」ガッ
雪歩「(く、くじ引きってこんな感じだっけ…?)」
愛「むむむむ…」ガサガサ
愛「これだー!」ドリャー
バッ
雪歩「わ、私も…しょっと」ガサッ
愛「…G賞? 雪歩先輩じゃない…?」
雪歩「あ、私はその中にあるから、当たるかも…」ペリッ
雪歩「私もG賞だ。おそろいだね」
愛「そっか! やりましたー!」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 16:31:00.28 ID:Xaveeg8q0
愛「えいっ」ペリッ
愛「む、これは!」
雪歩「ど、どうだった?」
愛「…うえーん、雪歩先輩じゃないー…」
雪歩「あ、…千早ちゃんだね」
愛「で、でも、如月さんは如月さんで、嬉しいです…尊敬してますし」
愛「何か、複雑な気分…」
雪歩「…」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 16:36:48.72 ID:Xaveeg8q0
雪歩「げ、元気出して? 愛ちゃん」
愛「…雪歩先輩」
雪歩「ち、ちょっと恥ずかしいけど、これ、愛ちゃんにあげるから」
愛「…わ、雪歩先輩、すごいです。自分で自分を」
雪歩「う、うん。こんな、ひんそーな私で喜んでくれるなら」
雪歩「愛ちゃんに、あげるよ」
愛「すっっごく嬉しいです。でも、いいんですか?」
雪歩「自分でもってても、恥ずかしい、だけだし」エヘヘ
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 16:39:05.09 ID:Xaveeg8q0
愛「じゃあ、頂いちゃいます!」
愛「このご恩は、いつかまた!」
雪歩「うん」
愛「よーっし、それじゃあ、ばばーっと! 買い物に、行きましょうっ!」
雪歩「お、お買い物だから、のんびり、ね?」
39: ※ID変わってるけど、>>1です。投下していきます。 2013/02/17(日) 00:47:08.12 ID:0eDJL/Xn0
あずさ「一番くじ?」
真「…ふう、ちょっと休憩」
真「へへっ、やっぱりランニングは、気分がいいなあ」
真「ん、あれは…」
真「あずささーん」
あずさ「あら、真ちゃん。こんなところで会うなんて、奇遇だわ」
真「どうしたんですか? 今日は、竜宮の仕事は…」
あずさ「今日はお昼からだから、のんびーり、お散歩しながら事務所に行くところよ~」
真「…あれ、事務所って、反対方向じゃないですか?」
あずさ「あら?」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 00:49:36.82 ID:0eDJL/Xn0
真「ボク、ランニングの途中で」
真「ドリンクが欲しくてコンビニに寄るところなんですけど、あずささんも一緒にどうですか?」
あずさ「あらあら、じゃあご一緒しようかしら」
あずさ「せっかくだし、律子さんたちに、差し入れでも買いましょう」
真「あ、それいいですね!」
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 00:53:19.61 ID:0eDJL/Xn0
真「ポラリっと…あとは、おにぎりでも買っておこうかな」
あずさ「あら?」
真「ん? あずささん、どうかしましたか?」
あずさ「一番くじ? 真ちゃん、これ、何かしらー」
真「あ、これ! ボクたちのくじ引きですよ」
真「そっか、今日からだったんだー。どうですか、せっかくだし」
あずさ「うふふ、そうね。ちょうど今日は占いを見ていないし、このくじに、代わりに占ってもらいましょうか」
真「あ、それいいですね! すいませーん、このくじ、一回ずつお願いします!」
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 00:57:50.71 ID:0eDJL/Xn0
真「…あちゃー、一番下の賞かー。あずささん、どうでしたか?」
あずさ「この可愛いお人形さんの中から、1つ、選んでいいそうよ~」
あずさ「いおりちゃんたちが選べないのは残念だけれど、この小さな765プロのみんなは、とっても可愛らしいわね」
真「…そうですね! よっし、それじゃあ、改めて気合を入れ直して!」エイッ
きゅんちはや「「…」」
真「…被っちゃいましたね」
あずさ「ほんとね~」アラー
真「ま、いいかな。この千早、すっごく可愛いし!」
あずさ「ええ。なんだか今日は、とってもいい日になりそうだわ~」
ちはや「「…」」///
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:02:01.88 ID:0eDJL/Xn0
律子「一番くじ?」
社長「そうだ、律子くん。今日はあれの発売日じゃあないかね?」
律子「あれ? 社長、一体なんのことですか?」
社長「ホラ、あれだよ。えーっと… 何と言ったかな…」
律子「しっかりして下さいよ…」
社長「う、うむ。そうだ、コンビニでも売っているはずだよ! 少し寄って行こうじゃないか! まだ時間は問題ないだろう?」
律子「ええ。そうですね、何か軽くお腹に入れておきたいところですし」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:05:36.71 ID:0eDJL/Xn0
律子「一番くじ? …ああ、思い出しました。そう言えばお話来てましたね」ア、カラアゲクンクダサイ
社長「そうだろう? いやいや、このデフォルメした765プロのメンバーは本当によくできていると思わないか?」
社長「よし! 君、残り全部私が引いてしまうぞ!」
律子「はあ!?」
社長「心配ない、ポケットマネーだよ」
律子「いやいや、ダメ! ダメです! くじ引きってのは、引いて、何が出るかなってワクワクするのを楽しむものでしょう!?」
社長「し、しかし…こんなに愛らしい彼女たちをみすみすここに置いて行くわけには…」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:10:35.61 ID:0eDJL/Xn0
律子「何言ってんですか! 確か、サンプルをびっしり机に並べていたでしょう! あれで満足しなさい!」ア、クジニカイブン、オネガイシマス
律子「それに、お客さんならともかく、私たちは買ってもらう側。こっち側の人間が買い占めてどうするんですか」
社長「う、そ、そんなに怒ることもないじゃないか…」ショボン
律子「…はい」
社長「うん?」
律子「社長も引いて下さい。一回だけですよ」
社長「り、律子くん…!」
律子「買い占めるのもいいですが、こうして一回に賭けるのも、くじの醍醐味でしょう」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:15:09.80 ID:0eDJL/Xn0
ちはや「「…」」
律子「…それにしたって、被ることはないでしょうに…」
ちはや「「…」」ンアー
社長「はっはっは! いやいや、それにしても実によくできているね!」
社長「やはり全員分、自宅用にも欲しいくらいだよ」
社長「我が事務所きっての歌姫が、こうして自然に微笑みを見せてくれるようになったことは、本当に嬉しいことだ」
律子「…そうですね」
律子「…全く、可愛い顔して。いつもそうやって笑っていればいいのに」フフッ
ちはや「「…」」ンアー
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:17:45.45 ID:0eDJL/Xn0
千早「一番くじ?」
P「すっかり遅くなっちゃったな。急いで送るよ」
千早「いえ、プロデューサーのせいではありませんから」
千早「それよりプロデューサーはまだ、お仕事が?」
P「ああ。今日中に片づけたい仕事が、ちょっとな」
千早「では、このまま事務所に向かって頂ければ。私も、明日のスケジュールの確認はするつもりでしたから」
P「そうか? 悪いな」
千早「いえ」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:21:06.47 ID:0eDJL/Xn0
P「そうだ、晩ご飯はどうする?」
千早「…中途半端な時間になってしまいましたから…本当は、今日は家で作るつもりでしたが」
P「外で食べると遅くなっちまうしな…。とりあえず、コンビニで軽く何か買って帰ろうと思うけど」
千早「それで構いません」
P「悪いな、ホント」
千早「いえ…」
千早「プロデューサー、今日はなんだかよく謝りますね」クス
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:23:33.94 ID:0eDJL/Xn0
P「…正直言うと、ちょっとびっくりしたよ。自炊、してるんだな」
千早「最近からですけれど。春香や、我那覇さんに教わって、少しずつ」
P「そっか。それだからこそ、申し訳ないなあと」
千早「忙しいのは、いいことですから」
P「うん。間違いないな」
千早「はい」
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:26:47.46 ID:0eDJL/Xn0
千早「…」ウトウト
P「おい、千早。眠いなら無理しなくてもいいぞ」
千早「…いえ、ですが、…運転して頂いておいて、自分だけ…寝てしまうのは…」
P「気にするな。その分、次の仕事でいいパフォーマンスを見せてくれ」
P「ご飯は適当に選んでおくよ。着いたら起こすから」
千早「…すいません。では、少しだけ…」ウトウト
千早「…」スー
P「…」
P「以前なら、こうして隣で素直に眠ってくれることもなかったよなぁ」
P「(感慨深いというか。千早は本当にいい方向によく変わったよなあ)」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:29:30.29 ID:0eDJL/Xn0
イラッシャイマセー
P「さて。何にしようか…」
P「あ、このくじ…そうか、今日からだったのか」
P「げ。も、もう一回分しか…。いや、残り物には福があるって言うしな。よし!」
P「すいません、このくじもいいですか?」
P「え? あ、これも? ラストワン賞?」
P「あ、ど、どうも。…こんなのもあるんだな。ちょっと得した気分だ」
P「よっし。せっかくだし、早速、開けてみるか」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:32:27.63 ID:0eDJL/Xn0
千早「…ん」
P「お、起きたか。お疲れさん」
千早「いえ…プロデューサーこそ…」
P「もう少しで着くぞ。まだうたた寝していて大丈夫だ」
千早「すいません… ん?」
ちはや「…」
千早「…あの、プロデューサー。私のお腹に、何か…」
P「お、気がついたか。覚えてないか? 今日がその発売日だったんだ」
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:36:08.95 ID:0eDJL/Xn0
千早「一番くじ?」
P「ああ。偶然、コンビニであと一つだけあってな。引いてみたら、千早が出た」
ちはや「…」
千早「…これ、私…ふふ」
P「千早?」
千早「いえ。ずいぶん、可愛らしくしてあるなと思いまして」
P「まあな。でも、千早によく似て、可愛いと思うぞ」
千早「からかわないで下さい」
P「そんなつもりじゃないさ。本当に、よく、似てるよ」
P「シャイニーフェスタのときの、すごく楽しそうな千早に」
千早「…そうで、しょうか」
ちはや「…」
千早「…♪」
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:39:44.17 ID:0eDJL/Xn0
P「よし、着いたぞ。お疲れ様」
千早「プロデューサーこそ、運転、お疲れ様でした」
P「んー、肩凝った! …さて、気合入れ直さないとな」
千早「…それでしたら、肩でも揉みましょうか?」
P「あ、悪い。そんなつもりで言ったんじゃないんだ」
P「でも、嬉しいよ。せっかくだし頼もうか」
千早「はい、喜んで」ニコッ
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:43:18.14 ID:0eDJL/Xn0
後日
春香「おっはよー、千早ちゃん!」
千早「あら、春香。おはよう、今日も元気ね」
春香「ふふー。今日はね、千早ちゃんにいいものを持って来たんだよ!」
千早「いいもの? 何かしら」
春香「じゃじゃーん! ほらこれ、何だか分かる?」
ちはや「…」
千早「…あら。それ、春香も持っていたのね」
春香「も?」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:46:37.75 ID:0eDJL/Xn0
ちはや「「…」」
春香「そっかー、プロデューサーさんと被っちゃったのかー」
千早「…あの、春香。できれば並べて置かないで欲しいのだけれど…」
千早「ひ、1つでも、すごく恥ずかしいのよ、それ」//
春香「だって、可愛いんだもん♪」
バタン
美希「おはよーございますなのー」
美希「あ、千早さん! 会いたかったのー!」
千早「? 美希、どうかした」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:49:52.91 ID:0eDJL/Xn0
ちはや「「~「「…」」~」」
美希「…こ、これは…すごい光景なの…」
やよい「千早さんがいっぱいですー!」
亜美「んっふっふー、こりはこりは!」
真美「千早おねーちゃんファンなら、フットーものの光景ですな!」
千早「ちょ、ちょっと! いくらなんでも、全部並べることないじゃない!?」///
千早「だ、大体! みんなどうして私しか当ててないのよ!」
響「偶然だぞ! 自分たち、ちゃんと自分で選んで引いたんだからね」
伊織「ここまで来ると、偶然以上の何かを疑いたくなるわね…」
あずさ「でも、どの千早ちゃんも、とっても可愛いわね~」
千早「あ、あずささん! 今はそんなことはいいですから!」
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 01:53:49.89 ID:0eDJL/Xn0
貴音「そんなこと、なんてことはありませんよ。とても愛らしい光景ではありませんか」
雪歩「うん、千早ちゃん、すっごく楽しそうで、優しそうで…。素敵だなあ」
真「ホントホント! いいなあ、ボクにもその可愛らしさ、ちょっとでいいから分けて欲しいよ」
律子「いつもクールなイメージで売り出してるけど、…いやだからこそかしら。こう言うときの笑顔が、魅力になってるのよね」
千早「あうううう…!」///
千早「い、一度に、みんなして…な、何なのよ、もう!」
春香「千早ちゃん! えっへへ」
春香「つまり、765プロのみんなは、千早ちゃんのことが大好きなんだよ!」
終わり
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 02:00:26.47 ID:0eDJL/Xn0
初SSでした、見て、レスくれた方、大変嬉しく思ってます。
くじを引いて千早が出なかったので、動揺して思わず立てて書いたらこんな流れに。
みんな可愛いけど、やっぱ千早がなんばわん! 異論はないよ!
ということで、お付き合い頂きありがとうございましたー。
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 02:03:15.59 ID:AzcPgYDA0
引けただけラッキーじゃないか…
うらやま乙
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 03:03:23.25 ID:DfThgzyko
>>51のラストワン賞の話題がまだ回収されてないお
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 03:23:21.69 ID:0eDJL/Xn0
>>65
タペ(集合絵)と絡めてPを出すつもりが、蛇足になりそうだったから切ったんだ、ごめん。
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日) 10:28:15.88 ID:jj4wL3jVP
乙
面白かった