1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 21:44:48.02 ID:MOm2WOg/0
響「あうー疲れたぁー」
春香「そういえば響ちゃん電車苦手だったね」
響「春香は毎日こんなに長い間、電車に乗ってるんだ……すごいな」
春香「そんなことないよー。音楽聴いてればすぐだし」
響「自分は帰りもあれだけ電車に乗らなきゃならないと思うだけでぐったりだぞ」
春香「あはは、今日はもう乗らないから大丈夫だよ!」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 21:48:44.23 ID:MOm2WOg/0
響「おー! ここが春香の地元かぁーっ」
春香「くすくす。そんなに面白いものないでしょ?」
響「えぇーっ、そうかなぁ?」
春香「とりあえずウチにいこっか」
響「うん!」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 21:55:59.33 ID:MOm2WOg/0
響「春香、自転車で来たのか?」テクテク
春香「ちょっと遠いからねー」テクテク
響「事務所の近くでひとり暮らししようと思わないの?」
春香「へっ? あぁ、ん~、どうしてかなぁ」
響「ひとり暮らしはいいぞぉ、夜更かししても二度寝しても起こられないし」
春香「でもご飯は自分で作らなきゃだめでしょ?」
響「ご飯作るくらいカンタンだぞ。春香もできるでしょ?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 22:02:50.27 ID:MOm2WOg/0
春香「そんなにできないよぅっ。お手伝いするくらい」
響「えぇっ!? お菓子作れるのに!?」
春香「あははー、お菓子作りとお料理は違うよ~」
響「そ、そーなのか? なんか自信なくなってきたぞ……」
春香「だいじょぶだいじょぶ! そのための練習でしょーっ」
響「そ、そうだな! 春香シェフ、今日はお願いします!」
春香「あはは!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 22:09:54.66 ID:MOm2WOg/0
春香「とうちゃーくっ!」
響「おぉ、これが春香の住んでる家かー。なんかかわいいな」
春香「えっ、そ、そう、かな?」
響「うん!」
春香「あはは、じゃ、どうぞー」
響「おじゃましまーす!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 22:18:22.37 ID:MOm2WOg/0
春香「よっし、それじゃ買い物いこっかー!」
響「うん! それにしても、春香のお母さんもお父さんも優しそうな人だったなー」
春香「えへへ~。でも、怒ったら怖いんだよ~?」
響「春香みたいないい子でも怒られたりするんだな」
春香「子供のころの話だよ~。はい! 響ちゃんの自転車!」
響「おお! 貸してくれるのか」
春香「やっぱりちょっと遠いからねっ」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 22:26:23.42 ID:MOm2WOg/0
春香「しゅっぱつしんこー!」チリンチリン
響「れっつごー!」
春香「響ちゃんって自転車持ってるの?」
響「持ってるぞー。夏のころの響チャレンジでさ、江ノ島まで自転車で行くのがあったでしょ?」
春香「あぁ、そんなこともやってたねぇ」
響「あのあと自転車をそのまま貰ってさ。ちょくちょく走ってるんだ」
春香「そうだったんだぁ!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 22:35:18.05 ID:MOm2WOg/0
響「茅ヶ崎は走ってて楽しかったなー」
春香「江ノ電と競争したりしてたよね!」
響「そうそう! 勝てると思ったのになー」
春香「最後の橋のとこ、すっごい気持ちよさそうだった~」
響「あれは景色もでーじキレイでね! へとへとだったけど、ごほうび貰った気分だったさ」
春香「そりゃあへとへとにもなるよーっ」
響「海沿いばっかり走ってたから髪がばさばさしちゃって大変だったんだぞ!」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 22:42:21.62 ID:MOm2WOg/0
春香「響ちゃんこっちだよー」
響「おぉ! ってカラオケじゃないか!?」
春香「ちょっと歌いたい気分になっちゃった♪」
響「えぇ~っ買い物は!?」
春香「あとあと♪ カラオケいこっ!」
響「しょうがないなぁ~!」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 22:52:42.30 ID:MOm2WOg/0
春香「ずぅっと人魚になっていたいの♪ 夏に今、ダーイビンッ!」
響「君まで届きたい はだしのままで♪」
春香「キライなものでもスキになりたいっ♪」
響「『あなたの遺伝子が――呼んでる』」キリッ
春香「ここにひざまずいて!」
響「ガッとやって チュッと吸って♪」
「「はぁーんっ!」」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 23:00:53.44 ID:MOm2WOg/0
春香「あー楽しかったね!」
響「1時間じゃ短かかったかもな!」
春香「また今度はみんなで行こうねっ」
響「うん、行こう行こう!」
春香「よーし、買い物いこっか!」
響「あ、そうだった。えへへ……ちょっと忘れてたのは内緒だぞ」
春香「あはは、響ちゃんってばぁ~」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 23:09:21.97 ID:MOm2WOg/0
春香「はい到着! レストラン!」
響「またかぁっ!」
春香「? 天丼は基本だよね?」
響「わけわかんないぞ……」
春香「響ちゃんイタリアン苦手だった?」
響「そうじゃない!」
春香「私パスタ好きなんだ~」
響「じゃあ自分はドリア食べるーっ」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 23:16:48.39 ID:MOm2WOg/0
春香「すいません、マルゲリータひとつ」
響「パスタじゃないじゃないか!」
春香「響ちゃんは?」
響「あっ、えっと、この海の幸グラタンで」
春香「あとツナとバジルのパスタひとつでお願いします♪」
響「えっ!?」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 23:22:33.41 ID:MOm2WOg/0
響「春香ってよく食べるんだな……」
春香「歌ったらお腹すいちゃった♪」
春香「ん! これ美味しい! はい響ちゃん、あーん!」
響「ふえっ!?」
春香「ほらほら、チーズが垂れちゃうよーぅ」
響「あ、あーん」パクッ
響「! こ、これは美味しいなぁ!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 23:29:19.51 ID:MOm2WOg/0
春香「えへへ、食べてる響ちゃんなんだか可愛いね」
響「むぐっ!? ごほごほっ!」
春香「だ、だいじょうぶ!?」
響「ごくごく……。もう、春香がヘンなこと言うからだぞ!」
春香「あはは、ごめんごめん。でもなんか小動物的な可愛さがあるよね」
響「むぅー、自分、ちっちゃくないぞ」
春香「事務所で二番目にちっちゃいのに何言ってんの」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 23:37:55.44 ID:MOm2WOg/0
春香「ふは、食べた食べた。帰ってお昼寝しよっか!」
響「買い物に来たんだよな!?」
春香「あはは、ジョーダンだってば」
響「春香、自分で遊んでないか?」
春香「………。さっ、手早く買い物しちゃうよ!」クルッ
響「流すなぁ~っ!」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 23:44:13.28 ID:MOm2WOg/0
響「なぁなぁ、何を買うんだ?」
春香「チョコレート。道具はウチにあるから、材料だけ買おうね」
響「春香! ゴーヤが売ってるぞゴーヤ!」
春香「プロデューサーさん! ゴーヤですよ、ゴーヤ!」
響「えっプロデューサー!?」キョロキョロ
春香「響ちゃん、冗談だよ」
響「うがーっ!」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/30(金) 23:53:53.59 ID:MOm2WOg/0
春香「これとこれと、これも~♪」
響「ふむふむ」
春香「材料はこれくらいで! あとはジュースとか買っていこっ!」
響「おぉーけっこう手軽な感じなんだな!」
春香「基本はシンプルだよ~。可愛くしたりキレイにしたり、けっこう凝れるけどね」
響「あー確かにそんなイメージかも」
春香「さぁっ、早く帰って取り掛かろう♪」
響「春香が寄り道したんだよな?」
春香「のワの」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 00:04:41.52 ID:vAKi5Bjn0
春香「それじゃ春香の♪ アイドルパティシエ(はぁと)始まるよー!」
響「それどこの局?」
春香「そういう仕事がきてもいいよね」
響「う、うん……。春香のお菓子はいつも美味しいもんな」
春香「よーっし♪ それじゃあ響ちゃんはチョコレートを刻んでくれる?」
響「了解したさ!」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 00:13:33.58 ID:vAKi5Bjn0
響「んっ、んっ! チョコレートってけっこう硬いんだな……」
春香「気をつけてね」
響「だいじょうぶだぞ! 自分、完璧だからな!」
春香「うんうん、わかったから手元見て」
響「はいシェフ」
春香「生クリームをおなべで混ぜながらあっためまーす」
響「ん! ん! んぅっ!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 00:22:03.70 ID:vAKi5Bjn0
春香「そして刻んだチョコレートと生クリームを混ぜましてー、じゃじゃーん!」
響「おお、それは!」
春香「取り出したるは泡だて器~♪ はい響ちゃん」
響「使っていいのか!?」
春香「おもちゃじゃないよー」
響「スイッチ・オン!」
春香「はい底に当てないように気をつけて混ぜてね~」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 00:30:22.66 ID:vAKi5Bjn0
春香「はい混ざったらこれは室温で冷やします。響ちゃんチョコレート刻んでー」
響「またかぁっ!?」
春香「いっとくけど、お菓子作りに必要なのは体力と忍耐力だよ」
響「スイーツなのに!」
春香「うふ。作るのは大変なんだよ~?」
響「う~、よくこんなの春香はひとりでやれるなぁ」
春香「まぁそこらへんはおいおいわかると思うよー」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 00:37:33.08 ID:vAKi5Bjn0
春香「うん、いい感じ。じゃあこれを棒状にして、っと」
響「おぉーなんかこれだけで美味しそうだな!」
春香「まだまだ! いったんこの子は冷蔵庫で冷やしまーす」
響「それで、次は?」
春香「次は、響ちゃんの髪であそぼっか!」
響「えッ!?」
春香「はいはいキッチンから出ましょうねー」
響「春香ァッ!?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 00:48:16.84 ID:vAKi5Bjn0
春香「響ちゃんは髪長いしキレイなんだからもっといろんな髪型試せばいいのに~」
響「は、春香ぁ~」モジモジ
春香「とりあえず下ろして、下のほうでまとめてみよっか!」
響「じ、自分はこーゆーのはいいってばぁ」
春香「なんだか自分じゃできない髪形できるのっていいね」
響「やっぱり春香は自分で遊んでるだけじゃないかぁーっ!」
春香「みつあみ!」ジャーン
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 00:56:26.75 ID:vAKi5Bjn0
春香「さぁーって冷えたガナッシュを小さく切り分けていきます」
響「は、春香ぁ、髪戻してよぉ~っ!」
春香「MAXペガサス琉球盛り!」ビシッ
響「春香ーっ!」
春香「響ちゃん。私いま包丁使ってるの。危ないでしょ。ね」
響「あ、はい」
響「って包丁は置いとけばいいでしょー! 先に自分の髪ー!」
春香「はいはい」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 01:01:37.18 ID:vAKi5Bjn0
響「うぅ、なんかひどい目にあったぞ……」
春香「はい! 切り分けたガナッシュをすいすいと丸めたらもいっかい冷やします!」
響「え!? な、なんか大事なところを聞き逃したんじゃないか!?」
春香「心配ないな~い」
響「ちょ、ちょっとぉ!」
春香「あは、ごめんってば。ガナッシュを切るときは包丁を暖めておくと切りやすいよ。あとは手の上で転がして球にする」
響「ふむふむ」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 01:12:11.37 ID:vAKi5Bjn0
春香「そんで後はコーティングしてトッピングすれば完成!」
響「うおーっすごい! お店で売ってるやつみたいだ!」
春香「えへへ。はい、チョコレートトリュフの作り方、わかった?」
響「うん! 春香、にふぇーでーびる!」
春香「どういたしまして?」
響「よし、食べよう食べよう!」
春香「おっけー! 紅茶淹れるね」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 01:24:26.81 ID:vAKi5Bjn0
響「んぅ~っ美味しい!」
春香「うん、上手にできたね。よかったよかった」
響「写真とっとこ」
春香「もうこんな時間かぁ」
響「あ、春香、入れ物とかある?」
春香「もちろん! この箱にぱぱっとこれを敷いてトリュフを置いてリボンを結べば、はい完璧!」
響「春香はすごいなぁ!」
春香「いやいやいやぁ~」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 01:34:03.76 ID:vAKi5Bjn0
春香「それでさ」
響「なんだ?」
春香「どうして急にお菓子が作りたいなんて思ったのかな?」
響「い、いや、それは、……」
春香「バレンタインは2ヶ月も先だよ?」
響「ば、バレンタイン!?」
春香「ありゃ、違ったか。じゃあクリスマス?」
響「………」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 01:39:41.53 ID:vAKi5Bjn0
春香「あははークリスマスプレゼントにしたいんだね! いいと思うよ!」
響「だ、だって、手編みマフラーは去年あげたし、お菓子で作れるのサーターアンダギーしかないし」
春香「えッ? ちょ、ちょっと待って。響ちゃん、マフラーって、誰にあげたの?」
響「へ? そ、そりゃあプロデューサーでしょ」
春香「えぇぇ……なんてこった……」
響「春香? すごい顔になってるぞ?」
春香「手編みマフラー……だと……?」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 01:44:19.05 ID:vAKi5Bjn0
「春香ーご飯よー」
春香「ヴぁいッ!」ガタッ
響「!」ビクッ
春香「……えへへ。響ちゃん、晩ご飯食べよっ!」
響「う、うん!」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 01:48:37.89 ID:vAKi5Bjn0
響「ふあぁーっ」バシャ
響「ひとの家のお風呂って、なんだか不思議な感じだなぁ……」
春香「そう?」ガラッ
響「はッ春香!?」
春香「湯加減はどうかね?」バシャッ
響「あ、ちょうどいいです」
春香「そんじゃおじゃましまーす」ジャポ
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 01:53:08.51 ID:vAKi5Bjn0
春香「えへ。ふたりで入るとせまいね」
響「じゃあ入ってこなけりゃよかったじゃないか」
春香「あれ。響ちゃんは私とお風呂入るのいやだった?」
響「いやじゃない、けどさ……」
春香「じゃあいいじゃなぁいっ!」バシャンッ
響「うがーっ抱きつくなぁっ!」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 02:00:03.43 ID:vAKi5Bjn0
春香「………」
響「どうしたんだ? 春香」
春香「………」ジーッ
響「どこ見てる……ってなに見てるんだぁッ!」
春香「響ちゃん、おっきい」
響「そんな熱っぽく呟かないでほしいぞ」
春香「ちょっと触ってもいい?」ワキワキ
響「や、やめっ、たすけてーっ!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 02:07:24.42 ID:vAKi5Bjn0
春香「お風呂上りには! 牛乳! 天海春香です!」シャキーン
響「はぁっ、はぁっ、またひどいめにあった……」グッタリ
春香「さぁ響ちゃんも牛乳どうぞ! 身長伸びるかも!」
響「ちっちゃくないって言ってるだろー!」
春香「たしかに、おっきかった」
響「真顔で胸見るのやめるさ」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 02:17:20.85 ID:vAKi5Bjn0
春香「いいねーパジャマパーティってやつだね!」
響「はぁーっ今日はなんだか疲れたぁ」バフッ
春香「お菓子作りは体力勝負だったでしょ?」
響「いや、それ以外が問題だと思うな……」
春香「のワの」
春香「ま、まぁそんなことより明日トリュフを渡すの楽しみだね!」
響「うん! えへ、えへへ……」
春香(すっごいにやにやしてる……)
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 02:25:42.84 ID:vAKi5Bjn0
響「そういえば、春香もプロデューサーが好きなんだよな」
春香「!?」
春香「ちょ、ちょっと待って響ちゃん!?」
響「どうしたんだ?」
春香「わた、私がプロデューサーさんを、す、好きだってどうして知ってるの……?」
響「美希が言ってたんだけど、あれ、これヒミツだっけ?」
春香「え、えぇぇ……」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 02:34:29.85 ID:vAKi5Bjn0
春香「え、あれ、待って待って、春香『も』って言った? え? 響ちゃんも? ほんとに?」
響「え? いやぁ、えへへ……」
春香「うっそ……!」
響「? どうしてそんなに驚くんだ?」
春香「手編みのマフラーに手作りのトリュフだなんて、強敵すぎるよ……」
響「ん? だいじょうぶだいじょうぶ、誰かがプロデューサーを好きでもカンケーナイって美希が言ってたぞ!」
春香「いやそれはおかしいよね」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 02:41:45.47 ID:vAKi5Bjn0
響「?」
春香「?」
響「春香はプロデューサーのどこが好きなんだ?」
春香「話終わってないよ!」
響「えーっ?」
春香「や、優しくて頼れて、安心できるところかな……」
響「なんか普通だな」
春香「ショック!」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 02:45:54.06 ID:vAKi5Bjn0
春香「ひ、響ちゃんはどうなの?」
響「自分はなー、なでなでしてほしい!」エヘン
春香「……うん、なんかごめん」
響「? 春香もがんばろうな!」
春香「う、うん? がんばろ?」
響「エリーゼみたいになってるぞ春香。美希と春香と千早と、みんなでがんばろーっ!」
春香「えッ千早ちゃん!?」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 02:53:59.26 ID:vAKi5Bjn0
響「すぅ……すぅ……」
春香「………」
春香(まさか響ちゃんも千早ちゃんもプロデューサーさんが好きだったなんて……)
春香(どうしよう、美希だけでも……、私なんて、……)
春香(ううん! 前向きにいこうっ!)
響「うぅ~ん、はるかぁ……もうチョコレート刻むのは勘弁してくれぇ~……」ムニャムニャ
春香「えへへっ……よーし、明日もがんばるぞーっ」コショ
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 03:00:59.45 ID:vAKi5Bjn0
春香「おっはようございまーす!」
響「はいさい!」
伊織「あら、おはよう」
美希「Zzz…」
響「なんで伊織は美希を膝枕してるんだ?」
伊織「う、うるさいわねっ! どうでもいいでしょ!」
亜美「んっふっふ~。実はいおりんは頼まれたら断れないタイプだったのだぁー!」
真美「な、なんだってー! いおりんパンツ見せてぇ~おねがぁ~い」
伊織「見せるわけないでしょバカっ!」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 03:04:52.14 ID:vAKi5Bjn0
春香「あはは、伊織は優しいもんね」
伊織「なに言ってんのよアンタも!」
美希「ん、うぅ~デコちゃんうるさいの……」
伊織「デコちゃんいうな!」
亜美「それはそれとしましても~」真美「おふたりさんがたや~」
亜美真美「「さくやはおたのしみでしたね?」」
春香「はい!?」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 03:08:49.16 ID:vAKi5Bjn0
響「あ、そうだな! ちょっと待ってろよー」ゴソゴソ
響「じゃじゃん! 昨日、春香の家で作ったんだ!」
真美「えぇーっなになに? お菓子?」
響「うん、チョコレートトリュフだぞ!」
亜美「ほほぉーっひびきんやりますなぁ」
伊織「へえ、けっこう綺麗に作れるものなのね」
美希「デコちゃん耳掻きしてほしいの」
伊織「い・や・よ」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 03:17:11.18 ID:vAKi5Bjn0
春香「プロデューサーさん! おひとつどうぞ!」
響「自分と春香のふたりで作ったんだからね!」
P「おお、昨日はふたりともオフだったな。へぇー、すごいな。いただきます」パクッ
P「うん! 美味い! うーん、こういう系統のコーナーもアリか……」
P「あ、ふたりともありがとな!」
春香「はい!」響「うん!」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 03:23:52.21 ID:vAKi5Bjn0
響「春香、春香! お菓子を作るのって楽しいな!」
春香「そうでしょ? けっこう大変なんだけど、ああやって美味しいっていってもらえると嬉しいよね」
響「うん! なんだか気持ちも伝わる気がするね!」
春香「あ、うん、そうかも。……だからなのかもしれないね!」
響「クリスマスもがんばろうな、春香!」
春香「うん!」
おしまい
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/12/01(土) 03:32:25.12 ID:vAKi5Bjn0
ありがとござましたー