2: 代行ありがとうございます 投稿日:2012/11/22(木) 20:12:42.24 ID:NGWVKm+U0
千早「どうしたの?」
真「……」
千早「……」
真「……くしゅん!」
千早「……そんな薄着だと、風邪引いちゃうわよ」
真「……」
千早(なぜ私の家の前でうずくまってるのかしら……)
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 20:16:38.60 ID:NGWVKm+U0
千早「入る?」
真「うん……」
ガチャ
千早「……どうぞ」
真「お邪魔します……」
千早(空気が重い……)
真「……」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 20:19:51.05 ID:NGWVKm+U0
千早「はい、ココア」
真「……」
千早「今お風呂を沸かすから少し待ってて」
真「ん……」
千早「……」pi
千早「もしもし、春香?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 20:26:23.27 ID:NGWVKm+U0
千早「ええと、困っている人がいて」
千早「力になりたいけど、どうすればいいのかわからなくて……」
千早「……え?」
千早「うん……うん……ありがとう」pi
千早「……」
真「……」
千早「お風呂、そろそろいい頃よ」
真「うん」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 20:36:22.26 ID:NGWVKm+U0
真「……」ヌギヌギ
千早「……」ヌギヌギ
真「えっ?」
千早「……?」
真「いや、一緒に?」
春香『そういう時は一人きりにさせちゃ駄目だよ!』
千早「え……ええ」
千早(問題ない……はず)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 20:42:21.17 ID:NGWVKm+U0
カポーン
真「……」
千早「……」
真「さすがに」
千早「さす」
真「……」
千早「……」
真「せまいね」
千早「……そうね」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 20:49:53.16 ID:NGWVKm+U0
千早「背中、流すわね」
真「うん」
ゴシゴシ
千早「……」
真「……」
千早「このくらいでいい?」
真「うん……」
千早(こうして見ると……本当に女の子なのよね……)
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 20:55:19.54 ID:NGWVKm+U0
千早「次は、私にお願い」
真「うん」
ゴシゴシ
千早「……っ!」
真「あ、ご……ごめん」
千早「いえ、平気よ」
千早「……ねえ」
真「……?」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 21:00:29.07 ID:NGWVKm+U0
千早「なにかあったの?」
真「……」
千早「言いにくい事だったら言わなくてもいい」
千早「……でも、少しでも力になりたいの」
真「……あn」
千早「くしゅん!」
真「……」
千早「……」
真「湯船に浸かろうか」
千早「そ、そうね」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 21:10:26.46 ID:NGWVKm+U0
千早「……」
真「……」
千早(やっぱり狭い……)
真「……あのさ」
千早「うん」
真「今日、家出してきたんだ」
千早「……そう」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 21:21:54.09 ID:NGWVKm+U0
真「ちょっと喧嘩しちゃって……さ」
千早「そう……」
真「カッとなって、言い合いになって」
真「家を飛び出して思い切り走ってたら」
千早「いつの間にか私の家の前にいた…?」
真「うん」
千早「……」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 21:33:40.32 ID:NGWVKm+U0
千早「……私には言われたくないかも知れないけど」
真「……」
千早「ちゃんと仲直りするべき、だと思う」
千早「今ならまだやり直せると思うから」
真「うん」
ぐうぅ~
真「こ、これは……その」
千早「上がったら、何か作って食べましょうか」
真「…なんかゴメン」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 21:41:35.88 ID:NGWVKm+U0
真「ふう、サッパリした」
千早「良かった…少しはリフレッシュになったみたいで」
真「うん、ありがとう」
千早「何か食べるものを探してくるわね」
pi
千早「もしもし、春香?」
千早「白菜と鳥肉とねぎと豆腐で出来る料理って……」
千早「……そう」
千早「ありがとう」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 21:48:12.35 ID:NGWVKm+U0
真「……」
真(さっきまで気にならなかったけど……)
真(殺風景だ…)
千早「あの、今日はお鍋にしようと思うのだけど」
真「え……うん、いいね」
千早「じゃあ準備しちゃうわね」
春香『この前のお鍋の残りだよね?』
春香『じゃあお鍋でいいんじゃないかな』
千早(ありがとう、春香……)
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 21:52:24.23 ID:NGWVKm+U0
グツグツ
千早「そろそろいいかしら」
真「うん」
千早「ふーっ、ふーっ……ん」
真「あむっ……はふはふ」
真「美味しい」
千早「よかった……うまくいったみたい」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 21:58:39.07 ID:NGWVKm+U0
千早「芯から体があたたまるわね」
真「そうだね」
千早「……」
真「……」
千早(この沈黙も、なんだか慣れたわね)
千早(不思議な感じ)
真「……最後の鳥肉もらいっ!」
千早「あっ!」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:04:42.35 ID:NGWVKm+U0
真「ご馳走様でした」
千早「お粗末さまでした」
真「また、食べたいな」
千早「食べたくなったらまた来てもいいわよ」
千早「……でも、急に来るのはやめてね」
真「……ぷっ」
千早「ふふっ」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:09:47.82 ID:NGWVKm+U0
千早「……申し訳ないのだけど、ベッドがひとつしかないから」
真「……うん」
千早「一緒に……」
真「お邪魔しまし……」
千早「え?」
真「え?」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:15:21.72 ID:NGWVKm+U0
モゾモゾ
千早「……いいわよ」
真「うん……」
真「本当に大丈夫? 狭くない?」
千早「私は平気よ」
千早(何度か春香とこうして寝ているし…)
真「……」
千早「……」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:21:43.17 ID:NGWVKm+U0
真「明日、仲直りしてみようと思う」
千早「うん」
真「今日は本当にありがとう」
千早「困っている友達を、放ってはおけないもの」
真「友達かぁ……へへっ」
千早「……?」
真「ううん、なんでもないよ」
千早「そう?」
真「そうだよ」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:26:06.02 ID:NGWVKm+U0
千早「それじゃあ、おやすみ」
真「おやすみ」
千早「……」
真「……」
真「千早……起きてる?」
千早「……すぅ…」
真「寝てる……」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:30:11.32 ID:NGWVKm+U0
真「……」
真「……我慢我慢」
真「どうしよう……いつも抱いてるぬいぐるみが無いと」
真「眠れない……」
千早「……ふふ…っ」
真「あっ」
千早「あ…」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:33:38.19 ID:NGWVKm+U0
千早「それは困ったわね……くくっ」
真「むーっ、バカにしてるでしよ」
千早「そんな事はないけど」
真「ぶー……」
千早「でも……眠れないのは困りものね」
真「そうだね」
千早「代わりのものなんて持っていないし……」
真「うーん……」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:36:59.69 ID:NGWVKm+U0
真「……試しに」
ギュッ
千早「わ……っ!?」
真「あ、いい感じ」
千早「ち、ちょっと……まこ」
真「……へへ……zzz」
千早「と……はぁ」
千早(寝るのが早い……)
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:42:34.02 ID:NGWVKm+U0
千早「……」
千早(よっぽど、疲れていたみたい)
真「……だ……めえ」ギュー
千早「っ……大丈夫、いなくならないから」
真「……えへへ」
千早(動けないけど……まあ)
千早「今日だけだからね」
…
……
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:47:10.44 ID:NGWVKm+U0
チュンチュン
真「……んう?」
千早「……すう…」
真「!?」
真(朝起きたら千早と抱き合ってました)
真(な、なにもしてないよね……)
千早「……んん、おはよう、真」
真「え、おおおはよ!」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:51:09.44 ID:NGWVKm+U0
千早「よく眠れた?」
真「う、うん」
千早「一晩中抱かれた甲斐があったわね」
真「え、ごめん今なんて?」
千早「……?」
千早(なにか失言でもしたかしら)
真(そんな筈は……そんな筈はない!)
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:54:59.77 ID:NGWVKm+U0
千早「ぬいぐるみが無いからって、私を抱き枕代りにして」
真「あ、あぁ~……」
千早「…?」
真「いやあこっちの話だよ! はは……」
千早「そう……」
真「うん、そうそう!」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 22:58:10.92 ID:NGWVKm+U0
真「じゃあ、そろそろ行くよ」
千早「ええ」
真「また来てもいい?」
千早「歓迎するわ」
千早「ただし」
真「事前に連絡と、ぬいぐるみを持参で……ね!」
千早「ふふ、そうね」
真「それじゃ……また事務所で!」
千早「ええ」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 23:01:25.88 ID:NGWVKm+U0
~後日、夕方~
雪歩「……」
千早「……」
pi
千早「もしもし、春香?」
千早「穴が空きそうなの……床とか胃とかに」
おわり
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 23:02:52.49 ID:vGB/rjh50
真可愛いよ真…
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 23:02:59.40 ID:l1aep72j0
お、オチが雑!
略して乙
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/11/22(木) 23:04:00.40 ID:dSrz84Wr0
みんなから頼られる千早かわいいよ千早