1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 11:33:53 ID:A/7tdhPS0
響「もう昼かー」
響「暇だなぁ…」
響「おなかすいた…」
響「千早まだかなー…」
響「なんか、最近千早とばっかり一緒にいるなー…」
響「他のみんなは仕事あるもんなー…」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 11:37:50 ID:A/7tdhPS0
ガチャッ
千早「ただいまー」
響「おう!千早!遅かったじゃん!」
千早「よいしょっと。少し、遠くまで行ってしまったわ。」
響「えー?お昼買いにいくだけなのにか?」
千早「なかなかいいのが無くって」
響「で、何買ってきたんだー?」
千早「はい。我那覇さんの分」ゴトッ
響「え…」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 11:40:51 ID:A/7tdhPS0
響「バ、バナナ…?」
千早「バナナマンよ」
響「え?」
千早「いえ、バナナよ」
響「う、うん。で、他には?あるんだよな?」
千早「え?お昼ご飯よね?」
響「そうだよ?」
千早「だから、バナナよ。」
響「バナナだけなのか?」
千早「だめだったかしら?」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 11:43:14 ID:A/7tdhPS0
響「いやー。ダメかって言われると、そうでもないんだけど…」
千早「じゃ、いいじゃない。栄養満点よ。」
響「うーん。なんかなー」
千早「じゃ、食べましょう。」ゴソゴソ
響「ん?なんだそれ?」
千早「私のご飯よ」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 11:46:41 ID:A/7tdhPS0
響「え?」
千早「から揚げ弁当。いいでしょ?」
響「う、うん。すごくおいしそうだな。」
千早「二つも買って来ちゃった!食べ切れるかしら?」
響「一人でたべるつもりなのか?」
千早「ええ、だって我那覇さんはバナナあるでしょ?」
響「うぅ…」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 11:50:33 ID:A/7tdhPS0
千早ハフハフ「いただきまーす!」
響「…」ジー
千早「あら?我那覇さん。食べないの?」
響「…自分も、食べたいぞ」
千早「あ!そうだったのね!いいわ。食べさせてあげる」
千早「はい、あーん」
響「あーん。」パクゴク
響「って、バナナじゃないよ!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 11:57:20 ID:A/7tdhPS0
千早「あら?もっと星井の?あーん」
響「あーん。ってちがうよ!」
千早「美味しくないの?」
響「お、美味しいけどさ…」
響「か、から揚げも食べたいぞ…」
千早「あら、そう?助かるわ。残しそうだったの」
響「…わざとなのかな?」
千早「はい、あーん」
響「あーん。まぁ、美味いし。いっか」
千早「あ、じゃあ。バナナもらうわね」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 12:01:29 ID:A/7tdhPS0
響「いいよー。さすがに一房丸ごとはおおいぞ…」
千早「あ、そうだわ!いいこと思いついたの!」
響「お?なんだー?」
千早「うふふっ。まあ見てなさいっ」
響「なんか楽しそうだなっ」
千早「昨日ね、うふふっ、マンガで読んだんだけど、」
響「ふふっ、なんだよっ、笑いすぎだぞっ」
千早「すっごく、すっごくおもしろいの!うふふっ」ムキムキ
ぽいっ
響「…?」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 12:03:32 ID:A/7tdhPS0
千早「こうやってね、ふふっ、バナナの皮を置いておくとね、」
千早「誰かがね!すべって、ころぶの!」
響「…」
千早「うふふっ楽しみだわっ」
響「千早を笑わせるのはカンタンそうだなー」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 12:12:32 ID:A/7tdhPS0
響「いっとくけど、春香は今日北海道だからなー」
千早「いいのよ、ふふっ、普段転ばない人が転ぶのがおもしろいんだから」
響「これは空気を読んで転んであげるべきなのか…」
響「あ、それよりさ、そっちの袋、何買ってきたんだ?」
千早「あ、これね。我那覇さん開けてみて?」
響「いいのか?」ガサゴソ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 12:22:55 ID:A/7tdhPS0
響「なんだこれ?」
千早「じゃーん!袋の中に袋ー!」
響「え…」
千早「我那覇さん、うふふっ、袋を開けても袋って、ふふっ、あんなにわくわくしてたのにっ」
響「な、何を笑ってるんだ…?」
千早「だ、だって、ふふっ無意味すぎるわっ、ふふっ」
響「相変わらず千早のセンスはわからないぞ…」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 12:30:37 ID:A/7tdhPS0
響「って、え?!これ、2000円もするのか?!」
千早「え、ええ、そうよ、ふふっ」
響「いつまで笑ってるんだよ…いや、高すぎるだろ!」
千早「ええ、このギャグのために隣り街の袋屋さんまで行ったわ」
響「袋屋さんなんてあるのか?!…あ、だから遅かったんだな」
千早「でもこれ、すごいのよ!強化ファイバーで出来てるから、絶対に破れないし、完全に光を遮断するの!」
響「でもこれ、そんなに大きくないし、スイカぐらいのものしか入んないぞ…」
千早「どうしても守りたいスイカがある時に、つかえるわね」
響「ねーよ!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 12:38:37 ID:A/7tdhPS0
響「あ、そうそう。あれは買ってきてくれた?」
千早「あーあれね。もちろんよ」
響「今日だけの限定メニューだからな!」
千早「はい」ゴト
響「…え?なに、これ?」
千早「催涙スプレーよ」
響「催涙スプレー?」
千早「ええ」
響「いやいやいや、なんでだ?!自分の話、ちゃんと聞いてたのか?!」
千早「ええ。三丁目の新しく出来たお店の、」
響「そうそう、今評判の、
千早「限定メニューの」
響「一日十個の」
千早「催涙スプレー」
響「なんでだよ!」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 12:45:49 ID:A/7tdhPS0
響「なんで催涙スプレーを限定発売するんだよ!そういうの限定しちゃだめだろ!」
千早「え?でもシューってするやつって」
響「シュークリームだよ!どんな間違いだよ!」
千早「あっ…えーっと、私、間違えたのかしら?」
響「間違えたとかいうレベルじゃないぞ!なんで食べ物と防犯グッズ間違えるんだよ!」
響「ていうかシューするやつって聞いてなんですぐ催涙スプレーなんだ?!いろいろあるだろ!」
千早「ふふっ、我那覇さんったら、楽しいわ」
響「楽しくないよ!何笑ってるんだ!」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 12:56:09 ID:A/7tdhPS0
響「もういいよ、千早に頼んだ自分が悪かった」
千早「あ、あの、もしかして、怒ってる?」
響「怒ってるって言ったら?」
千早「えっと、ね…」ゴソゴソ
千早「へ、ヘビよ!ヘビー!!」
響「うわぁ!な、なんだよそれ!」
千早「ヘビ…」
響「ゴ、ゴムホースじゃないかー」
千早「ごめんなさい…笑わせようと思って…」
響「だいたい。自分、ヘビ飼ってるのにヘビで驚くわけないよ」
千早「ごめんなさい…」
響「うぅ…そんなにしょんぼりするなよー。もういいぞ!シュークリームぐらいどこでもうってるしな!」
千早「許してくれるの?」
響「うん!千早だって頑張って買ってきてくれたんだ!ありがとう」ギュッ
千早「えへへっ」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 13:00:22 ID:A/7tdhPS0
千早「このホース買って来てよかったわね」
響「え?!それも買ったやつなのか?!」
千早「そうよ!帰りにホームセンターの人に話しかけられて」
響「げ?!これ3000円もするのか?!」
千早「で、でもこれすごいのよ!水道水を、アルプスの水に変えてくれるの!」
響「千早…次買い物行く時は自分も呼んでくれよ?」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 13:06:31 ID:A/7tdhPS0
響「げ?!まだなにかあるぞ?!」ゴソゴソ
千早「それは…」
響「お?かわいい手袋じゃないか!ヒモで繋がってる奴だな?!」
千早「ちがうの、聞いて」
響「って、ヒモ短かっ!なんだこれ!」
千早「そ、それはね!」
響「こんなのつけたら、まえにならえぐらいしかできないぞっ」
千早「名付けて、真剣白羽どり手袋!」
33: >>28あってる 2013/01/29 13:12:18 ID:A/7tdhPS0
響「は?」
千早「説明しよう!真剣白羽どり手袋とは!その手袋を付けていると、誰でも真剣白羽どりが出来るというスグレモノなのだ!」
千早「お値段なんと!両手セットで、7200円!」
響「高いよ!」
千早「そのホームセンターで売ってたの」
千早「一目惚れしてしまったわ」
響「もういいよ…千早が何買おうと自由だもんな…」
響「しっかし、誰がこんなの作るんだろうな…」
34: >>28あってる 2013/01/29 13:22:05 ID:A/7tdhPS0
ピンポーン
響「あれ?誰だろう?」
バキッドーン
響「な、なんだ?!」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 13:22:49 ID:A/7tdhPS0
不審者「ここかあ!俺の星井美希ちゃんがいる事務所は!」
千早「ふ、不審者よ!」
響「ナイフ持ってるぞ!」
不審者「おらあ!俺のミキちゃんをだせ!
」ドカドカ
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 13:23:29 ID:A/7tdhPS0
千早「あっ!そこは!」
不審者「うおっ!」ツルッ
響「ナイスバナナ!」
千早「くらいなさい!催涙スプレー!」シュー
不審者「うおあ!」
千早「響!あいつの頭を覆って!」
響「2000円ぶくろー!」
不審者「うおおおお!」
響「ナ、ナイフを振り回してるぞ!」
千早「秘儀!真剣白羽どりぃ!」
千早「さあ!今のうちにゴムホースで!」
響「観念しろい!」ギュッ
不審者「ま、参りました…」
千早「やーりぃ!」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 13:24:33 ID:A/7tdhPS0
こうして、無事不審者は逮捕され、765プロには平和が戻りましたとさ
めでたしめでたし
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/29 13:26:37 ID:A/7tdhPS0
バナナマンをイメージしましたがオリジナルです。
設楽=千早
日村=響