1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:24:54.00 ID:XcQNW+ae0
近頃、我那覇響の周りでは不可思議な出来事が起きていた
――765プロ事務所――
響「一体どこの誰がこんなことするんだよ……」
あるものが次々に盗まれていくのだ
響「どこだ……?」キョロキョロ
響「」サワサワ
響「!」ガクガク
そのあるものとは……
響「む、胸が……、胸が減ってる……!」ブルブル
そう、体の一部が盗まれているのだ
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:27:41.76 ID:XcQNW+ae0
響「今度は3センチも持っていかれてるぞ……」
これまでにウエスト、ヒップと盗まれ、今回はバストである
響「今までは見逃してきてたけど、もう自分、堪忍袋の緒が切れたぞ!」
響「こうなったら絶対に犯人を見つけ出してやる!」
ドア「ガチャ」
P「おはようございます!!!!!!!」
響「うわっ!」ビクッ
P「ど、どうしたんだ、響?」
響「な、なんだプロデューサーか」ホッ
P「なんだとはご挨拶だな」
響「いきなりだったからびっくりしただけさー」
P「そんなことより朝の挨拶はどうした?挨拶は基本だぞ」
響「はいさーい、プロデューサー……」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:29:55.71 ID:XcQNW+ae0
P「元気ないなー……、ま、いいや……、ん?響お前……、ひょっとして」ジーッ
響「な、なに?」
響(どうしよう……、胸が小さくなったなんてバレたらプロデューサーに嫌われちゃうぞ……)ドキドキ
P「また可愛くなったか?」
響「へ?」
響「も、もう!そんなこと言われたら自分、恥ずかシーサー!」
P「いやー、響は毎日見る度に可愛くなってくなぁ!!」
響「ありがとう、プロデューサー!へっへーん、でもそんなの当たり前さー」
響「なんたって自分、完璧だからな!」
P「かなさんどー!」
響「もー!そこはツッコむところだぞ、プロデューサー!」
P(突っ込む?誰の何処に誰のナニを突っ込むんだ?響ィィィィ!!!!!)ハァハァ
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:32:06.05 ID:XcQNW+ae0
響「で、でも、自分もプロデューサーの事……、か、か、かなさんど!」ボソボソ
P「……はっ!?……、ん?ボソボソと何言ってるんだ?」
響「な、何でもないぞ!」
響(全く、プロデューサーはいつも自分ばっかり……。たまには自分の気持ちも聞いてほしいぞ)
P「今日の予定は……、千早のレコーディングと……、チッ、響との仕事入ってねーじゃねーか!どうなってんだ一体!!」
響「じ、自分はまだEランクだから仕方ないさー……、他の子に付き添って来てよ」
P「しかし、響と離れるなんて……そんなの嫌だな」
響「も、も~、そんなワガママ言わないで……、あ、そうだ!自分、今日はサーターアンダギー作ってきたんだ!
これあげるから、自分だと思って持って行って途中でおやつにでも食べてよ!」
※首里方言で「サーター」は砂糖、「アンダーギー」は「アンダ(油)」+「アギー(揚げ)」で「揚げる」、揚げ物を意味する。
その名の通り砂糖を多めに使用した球状の揚げドーナツである。「砂糖天ぷら」(さとうてんぷら)「サーターアンダギー」、「サーターアンラギー」ともいう。
宮古列島では「さたぱんびん」と呼ばれる。宮古方言で「さた」は砂糖、「ぱんびん」は揚げ菓子を意味する。
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:33:17.78 ID:XcQNW+ae0
P「なに!?響のサーターアンダギーだと?も、貰っちゃってもいいのかい?」ハァハァ
響「もちろんさ!今回のはちょっとした自信作なんだ!味わって食べてよね!でも……、口に合わなかったら、ゴメンね?」
P(ウオォォオォォ!ひびきん可愛すぎりゅよぉぉぉぉぉ!)ドピュルルッルルルルルッルッルッルルル、ドピュッドピュ…
響「な、なんで鼻息荒くしてるんさー……、ちょっと怖いぞ」
P「す、すまん……、ふぅ。でも響のサーターアンダギーを食べられるなんて想像したらつい興奮しちゃって……」
※ サーターアンダーギーは表面が割れ目を生じるその形状から、沖縄県で「女性」を象徴するお菓子とされている。
響「ちょっと行き過ぎな気もするけど、自分も嬉しいぞ!そんなに喜んでもらえるなら毎日だってご馳走するぞ! 」
P「ブハッ!……、またお前は俺を興奮させるようなことを……!」トロリン
P(ヤベッ……、ちょっと漏れたか?)
響「??」
P「ま、まぁ有り難く頂くよ、響のサー・ター・ア・ン・ダ・ギー」ビンビン
響「なんだか言い方がいやらしいさー!」
千早「プロデューサー、早く行きましょう。このままだと収録に遅れてしまいます」フルフル
P「待ってろよ響、速攻で終わらせて帰って来るからな!いい子で待ってるんだぞ!」
響「めんそーれー」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:34:35.00 ID:XcQNW+ae0
<チハヤ、トイレイクカラサキニクルマノットイテクレ
<モウ、ノンビリハナシテルヒマガアルナラサキニスマセトイテクダサイヨ!
響「やっと行ってくれたさー……」
響「とにかく犯人を捜さないと」
ドア「ガチャン」
亜美真美「「おっはよ→ん!!」」
亜美「ってあれあれ?ひびきんしかいないの?」
真美「ピヨちゃんは?」
響「はいさーい、亜美、真美。ぴよ子なら三十分位前からずっとトイレに行ってて帰ってきてないぞ」
亜美「そっか→、やっぱピヨちゃん位になるとお通じも悪くなるのかな→?亜美達もあれ位の歳になったら……」
真美「おっと亜美さんや、それ以上は言わぬが花ってやつですぜ……」
小鳥「ふ、二人とも……、ちょっと社長室に来てくれるかしら……?」ヒクヒク
亜美「ピ、ピヨちゃんいつからそこに……?」タラー
真美「うあうあ~、どうかお許しを→」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:35:43.30 ID:XcQNW+ae0
小鳥「いいえ、これはどうやら1800年の歴史を誇る暗殺拳の快楽秘孔を試す時が来たようね……フヒヒヒヒ」ジュルリ
亜美「真美!真美!真美!どいつもこいつも真美! なぜだ!なぜやつを認めてこの亜美をみとめねえんだ!! 」
真美「姉よりすぐれた妹なぞ存在しねぇ!!」
小鳥「名言を言ったところで無駄よ‥‥、そいつらは二人とももう死んでる……」
ドア「バタン」
<ギャー
<708アルカイラクヒコウノウチmamiヲツイタ…、オマエタチハコレカラズーットイクコトニナル…、オマエタチハモウ、イッテイル
響(そういえば亜美真美って最近急に大きくなったよな……色々と)
響(もしかしてあの二人が盗んだのか?でも、あいつらはまだまだ子供だぞ……?胸のサイズなんて気にするか?
今までに盗まれた分を全部足しても亜美真美の成長には足りないし、そんなこと二人がする理由も自分がされる理由もないぞ……)
響(でもでも、真美はなんだか急に色気づいてきてるような気もするし……、って、うがー!
仲間を疑うなんて、自分最低だぞ!)
響「でもでもでも、やっぱり仲間を心の底から信じるためには可能性を潰しとかないとな!」
響「次に来た人から調べていくぞ!お~!」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:39:51.94 ID:XcQNW+ae0
――車内――
P「この道のすき具合なら余裕で間に合いそうだしジャンプ買ってっていい?」
千早「どうぞ」
…………
P「今週のジャンプ下さい」
店のおばちゃん(43)「はいよ、240円ねー」
P「はい、十円玉が一つ、二つ……、時にお姉さん、今お幾つですか?」
おばちゃん(43)「フッフッフ、幾つだと思う?」
P「いやー、幾つでしょう……、ハタチくらいですか?」
おばちゃん(43)「惜しいねぇ、23だよ」
P「24っと……、え!?マジですか?うっうー!全然見えないですぅー!」
P(見えるわきゃねーだろ○ソババア。毎週ちょれーわ)
婆「やだもーうまいんだからっ。コノコノッ」
P「ハハッ。じゃあこれで」スルッ
婆「まいどありー!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:41:37.96 ID:XcQNW+ae0
――スタジオ――
P「おざまーす、今日はヨロックオナッシャーッス」
千早「お早うございます。今日はよろしくお願いします」
ディレクター「よろしくちゃーん」
P「じゃあ俺はジャンプ読んどくから。読み終わる頃までには頼むぞ、千早」
千早「任せてください!」
<ハジマル
P「とうとうジンとの邂逅か、やっぱハンタはおもれーわ」ペラ
P「あっ、そうだ!今日は響から貰ったサーターアンダギーがあるんだった」ウキウキ
P「いったっだっきま~す」アーン
P「うまいぞ響ィィィィ!!!!!」モグモグ
P「砂糖たっぷりで食べ応えも満点だ。表面はサクサクで中はシットリとした食感……。
時間をかけて中まで揚げてあるから日持ちするし、数日程度なら常温下でも置いておけるんだよな~」
P「おっ!こっちは黒か……、しかも紅イモ入りじゃないか。黒砂糖を使うと蜜の味が強く風味が増すんだけど、
ブロック状の黒砂糖を細かく砕くか、予め粉末にしてあるものを使う必要があるから、手間がかかるんだ。
だから他に混ぜ物をする場合には粉末が一般的な白砂糖や三温糖を使うことも多いってのに……」
P「響は完璧可愛い上にお菓子作りも上手いんだな!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:42:23.35 ID:XcQNW+ae0
P「響!響!響!響ぃぃうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!響響響ぃううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!我那覇響たんの黒色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
アイマス2の響たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ放送されて良かったね響たん!あぁあああああ!かわいい!響たん!かわいい!あっああぁああ!
コミックも発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…ゲームもアニメもよく考えたら…
ひ び き ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!765プロぉああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?パケ絵の響ちゃんが僕を見てる?
パケ絵の響ちゃんが僕を見てるぞ!響ちゃんが僕を見てるぞ!キャプ画の響ちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメの響ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には響ちゃんがいる!!やったよ美希ィ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの響ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ伊織様ぁあ!!や、やよいー!!あずさぁああああああ!!!千早ァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ響へ届け!!765プロの響へ届け!」
千早「仕事しないならせめて黙っていて下さい!!」オネガイ
P「は、はひ……」シュン
P(今日は生理だったかな……?予定日ではなかったはずなんだけどなぁ)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:44:00.40 ID:XcQNW+ae0
――765プロ事務所――
ドア「ドンガラガッシャーン」
響(このドアの開け方は……)
響「はいさい、春香!」
春香「お早う、響ちゃん。今日も元気だね!」
響「うん。自分の取り柄は元気だけだからな!」
春香「え~っ!そんなことないよ~!いいとこたっくさんあるよ!」
響「そ、そうかな?でも自分未だにEランクだし……」
春香「響ちゃんが万年Eランクなのはプロデューサーさんが響ちゃんの仕事を選びすぎてるせいだよ……
じゃなかったら私でもCランクなのにこんなに完璧可愛い響ちゃんが半年もずっとEランクなんて有り得ないよ!」
響「あはは……、確かにそうかも。自分完璧だからな!
でも、プロデューサーのおかげで楽しい仕事ばかり振ってもらえてるし、あんまり贅沢は言えないぞ」
春香「まあまあ、これからこれから!それより響ちゃん、私ドーナツ作ってきたんだけど……、一緒に食べない?」
響「お、奇遇だな、春香!今日は自分もサーターアンダギー持ってきてるぞ!よかったら自分のも味見してよね!」
春香「え~!ひ、響ちゃんのサーターアンダーギー!?もしかして手作りなの?」
響「もちろんさー!結構自信作なんだ!プロデューサーにも分けてあげたし」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:48:30.55 ID:XcQNW+ae0
春香「響ちゃんのサーターアンダーギーって……プロデューサーさんとっても喜んだんじゃない?」
響「うん!めちゃくちゃ喜んでくれたぞ!……でもなんか必要以上に興奮してたような気がしたんだけど……、なんでだろ?」
春香「さ、さあ?ななな、なんでだろうね?私にもちょっとわからないな……」
春香(やっぱり……響ちゃんのサーターアンダーギーなんて聞いてプロデューサーさんが冷静でいられるわけがないよね……)
※ サーターアンダーギーは表面が割れ目を生じるその形状から、沖縄県で「女性」を象徴するお菓子とされている。
響「あ~!その反応は絶対知ってるぞ!お願い春香、教えてよ~!」
春香「いいからいいから。あ、響ちゃんのサーターアンダーギー美味しい!食べようよ、ね?」モグ
響「う、うん……。お、春香のドーナツも甘くて美味いぞ!」
春香「お砂糖たっぷり使うと太っちゃわないか心配だよ~」
響「……」ピク
春香「?どうしたの、響ちゃん?」
響(ここで仕掛ける!)
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:53:21.43 ID:XcQNW+ae0
響「ねぇ、春香」ドドドド
春香「な、何かな?」
響「最近、『肉付きが良くなった』んじゃあないか?」ゴゴゴゴ
春香「!?」
春香(気付かれた……?いや……、まさかね)
春香「何のことかな~?春香分かんない☆」ニパー
響(このわざとらしい反応……、当たりか?)
響「へー、そうかな……?自分、春香のこと毎日のように見てるから、嘘吐いてるときの仕草、分かるんだぞ」
春香「へぇ……、参考までに聞いておこうかな」
春香(ハッタリに決まってるよ)
響「春香は嘘吐くとき、お尻が揺れるんだよね」ビシィ
春香「え!?ホントに?」サッ
響「いや、嘘さ。でも、間抜けは見つかったようだぞ」ドヤァ
春香「あっ!?もー、響ちゃん騙すなんてズルいよー。プンプン!」
響「春香……、さすがの自分でもそれは引くさー……」ドンヒビキ
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 01:56:58.71 ID:XcQNW+ae0
春香「……、えへへ」
響「さぁ、観念して正直に話して貰おうか」ニヤリ
春香「分かったよ。実は……、」
響「じ、実は……?」ゴクリ
春香「お尻だけ2センチも大きくなっちゃったんだ!!」ドーン
響「うんうん、胸が……って、お尻ィィィィ!?」
春香「う、うん。恥ずかしいから誰にも言ってなかったのに……。もう、響ちゃんのえっち!」
響(お尻か……、しかも2センチ、自分が盗まれたのは3センチだ……、計算が合わないな。春香じゃなかったのか……、いや、自分は最初から信じてたぞ!)
響「……」
響「春香ぁー!疑ってごめーん!」グス
春香「えぇー!?いきなりどうしたの響ちゃん!」
響「う゛ぅ、自分、自分ね……、胸が盗られて、それで、それでね……、うわーん」オイオイ
春香「響ちゃん、お、落ち着いて……、泣き止んで、ね?」ナデナデ
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:00:12.55 ID:XcQNW+ae0
…………
春香「落ち着いた?」
響「うん、ごめんね、春香」
春香「大丈夫だよ。何があったの?」
響「斯く斯く然々」
春香「まさか、そんなことが……」
春香「響ちゃん、犯人探し、私も手伝うよ!」
響「本当か!?」
春香「うん。Cランクでなかなかに忙しい私も今日はたまたま一日オフだからね!バリバリ手伝っちゃうよ!」
響「ありがとう、春香!」ダキッ
春香「わっほい!」ギュ
春香(うわぁ~、響ちゃんいい匂いだよぅ~!)クンカクンカ
ドア「」
響「う~、春香ぁ、そろそろ放してくれ~」グイグイ
春香「あと30秒だけでいいから、ねっ、ね?」ガシィ
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:05:09.85 ID:XcQNW+ae0
貴音「面妖な」
響「あ、貴音!いいところに!助けてくれ~!」
春香「お早うございます、貴音さん、いつの間に……」ギュウギュウ
貴音「春香、お早うございます。響も。一日の始まりは朝の挨拶からです。疎かにしては何も始まりませんよ?」
響「はいさい、貴音。貴音はプロデューサーと同じようなことをいうんだな……」
貴音「そうでしょうか?ふふ、もし響がそう感じるのだとしたらわたくしがあの方と過ごした時間が響よりも長いから、ということなのかもしれませんね」クス
響「そうかー……、それは自分、ちょっと悔しいかも……、って、そうじゃなくって!早く助けてよ!」
貴音「そうですね……」
貴音(!?嫉妬する響……、これはたまらなく可愛いですね。とても我慢が出来そうにありません)ムズムズ
響「春香、もうとっくに30秒は経ってるぞ!」
春香「えー、もうちょっとだけいいじゃん」ギュー
貴音「なりません!」クワッ
春香「!?」ビクッ
貴音「天海春香!今すぐにわたくしの響から離れなさい!」グワッ
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:12:48.72 ID:XcQNW+ae0
春香「わ、わかりましたよぅ……、そんなに怒らなくても」パッ
響「自分もさすがにちょっと言い過ぎかなって思うな。それに『わたくしの』って……、でも今の貴音ちょっとカッコ良かったぞ!助けてくれて、ありがとうね!」テレからのニパー
貴音「」ドッパァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン
春香「た、貴音さあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
響「貴音が鼻血を噴き出したぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!しかもこの量尋常じゃない!床一面血だらけだぞ!」
ドア「ガチャ」
真美「はぁ……、ピヨちゃんにこってり搾られちゃったよいろいろと……、って、なんじゃこりゃ→→!!」
亜美「お姫ちん殺人事件発生だYO→→→!!」
真美「今すぐ捜査本部を設置してくれ!!」
亜美「現場の指揮は我々せくしー美少女探偵亜美アンド真美が執る!!!」
小鳥「そんなことより早く救急車を……、あれ?救急は117だったけ?115だったけ?」アワアワ
春香「おおお、落ち着いてください小鳥さん!117は時報で115は電報です!救急は113ですってば!」
小鳥「春香ちゃん、113は電話サービスの故障等に関する相談よ。ちなみに177は天気予報ね」
春香「あ、そうでした」テヘッ
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:14:14.23 ID:XcQNW+ae0
>>33
貴音のあたりで書くの疲れたから真は最後の方でちょろっと出るだけだわ
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:16:31.19 ID:XcQNW+ae0
響「そんなコントはいいから早く救急車呼んでってば!火事・救助・救急車は119番だぞ!早くしないと貴音が死んじゃうううううううう!」
小鳥「そ、そうだったわね」ポパピプ
貴音「その必要はありません」ムクリ
小鳥「」ペ・・・ガチャン
響「た、貴音、起き上がって大丈夫なのか?こんなに血が出てるのに……」
貴音「心配ありませんよ、響……。……あ、いえ、もう駄目かもしれませんですが響に膝枕をしてもらって横になれば、すぐに回復できます」
響「ほ、本当にそんなことで治るのか?」
貴音「ええ、それはもう」ニコ
春香(今思いついたな。思いっきり『あ、』って言ってたし)
小鳥(今思いついたわね)
亜美(あの重症をして一瞬で思いつくとは、お姫ちん……)
真美(やりますな~)
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:21:54.93 ID:XcQNW+ae0
響「じゃ、じゃあ……、どうぞ」ポンポン
貴音「では、失礼して……」
貴音(ああ、あぁ……、これが天上の至福というものでしょうか……。このまま月へと還ることができたなら、どれほど……。
申し訳ありませんぷろでゅうさあ、『響を愛で隊』の同志であるあなた様を差し置いてこのような僥倖……。
ですがぷろでゅうさあ、響の膝枕は真、良いものでございますよ……)
貴音「」ドクドク
響「ぎゃあぁぁぁ!貴音、また漏れてるぞ!」
響「こんな時はこの黒サーターアンダギーを食べるといいさー!黒砂糖にはカルシウムや鉄分が含まれてるから、失った血液を作るのにちょうどいいはずだぞ。
濃厚な甘さとコクがあって美味しいし、黒糖の効能には虫歯の減少 、ストレスに対する抵抗性、体力の維持増進、寿命の延長なんかもあるんだ」
貴音「ひ、ひ、響のサーターアンダギーをわたくしに頂けるのですか?も、もしかしてカタハランブーもあるのでしょうか……? 」ハァハァ
※ サーターアンダーギーは表面が割れ目を生じるその形状から、沖縄県で「女性」を象徴するお菓子とされている。
結納では同じく「男性」を象徴するお菓子、カタハランブーと一緒にどっさりと盛り付けられ、卓を囲むものでそれらを食するという習慣がある。
響「ごめんね、貴音……、カタハランブー は無いんだ……。でもさとうきびから作られる黒糖はミネラルの宝庫さー」
貴音「それは残念です……。ふふ、沖縄の物を語るときの響は活き活きとしていますね」
響「あぅ、ゴメンね貴音、自分ちょっと熱くなりすぎたぞ」
貴音「いいえ、構いません。可愛かったですよ。それに、わたくしは響の話ならば何時間でも聞いていられます」
響「うーん、それは自分は嫌かも」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:26:18.72 ID:XcQNW+ae0
貴音「な、何故です!?よもや、わたくしのことが嫌いなのですか、響?」オロオロ
響「い、いや違うぞ!自分、貴音のことは大好きさー!」
貴音「では何故?」ウルウル
響「せっかく話すんだったら、自分だけじゃなくて、貴音の話も聞きたいな~って……」ポリポリ
貴音「~~っ!」
貴音(これがぷろでゅうさあのよく言う響まじ天使、という……やつで……しょう……か)
貴音「」パタリ
亜美「お姫ちんの尻圧が……消えた……?」
真美「なん……だと……?」
小鳥「血圧ね」
響「いやいや、消えてないし」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:32:19.03 ID:XcQNW+ae0
春香「でも貴音さんが気絶してやっと静かになったけど、これじゃ犯人探しが進まないよ?」
真美「?犯人はひびきんっしょ?」
亜美「だよね→、ひびきんの可愛さは犯罪級だよ→」
春香「いやそうじゃなくて……」
響「実は……、斯く斯く然々」
亜美真美「「え→っ!!」」
小鳥「ピヨ……」
小鳥(道理で……、最近響ちゃんのボリュームが減っているように感じていたのは気のせいじゃなかったのね)
小鳥(はっ!?ということは響ちゃんは失ったサイズを取り戻そうとあーんなことやこーんなことを夜な夜な……、フヒヒヒヒ」ブツブツ
響「なんかぴよ子が怖いぞ……」
春香「小鳥さんはほっとこう。亜美真美じゃないよね?」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:40:48.68 ID:XcQNW+ae0
亜美「酷いよはるるーん、亜美達がそんなことするはずないじゃん!」
真美「そうそう、そんなことしなくっても真美達十分」
亜美「せくちー」
真美「だもん」
亜美真美「「げ→!!」」
春香「セクシーかどうかはさておいて、まあ確かに二人は悪戯好きだけどそんな悪戯は流石にしないよね……」
響「自分は信じてたさー!」
貴音「なんと、そのような不届きものがいたとは……。嘆かわしいことです」フラフラ
響「貴音!もう起きて大丈夫なのか?」
貴音「ええ、響の一大事に眠っているわけにはまいりませんからね」
春香「因みに貴音さんじゃありませんよね?」
貴音「無礼者!」ドン
春香「ひっ!?」ビックーン
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:51:05.07 ID:XcQNW+ae0
貴音「響の胸……、確かにわたくし、それが一部とはいえ手に入れられるものならば何に変えても、たとえ全財産を支払ってでも手に入れようとするでしょう。
それほどの魔性の魅力が響の胸にはあります。しかし、響を悲しませてまでそれを得ることに一体何の意味がありましょうか?
否、響の笑顔以上に価値のある宝などこの世の何処を探しても存在しえないでしょう。響のいないあの世など以ての外です。
わたくしが響を悲しませる時、それはわたくしが死ぬ時と同義なのです。何故ならば、わたくし四条貴音は、我那覇響を、この上なく愛しているからです」
春香「」
亜美「ひゅ→ひゅ→」ヤンヤ
真美「お姫ちん言うね→」ヤンヤ
小鳥(キマシタワー!!)
貴音「はっ!?ひ、響……今のは……」
響「た、貴音……そんなに言われるとちょっとどころか、かなり恥ずかしいぞ……。でも、自分も貴音のこと大好きだぞ!かなさんどー!」ニカー
貴音(わたくしはこの瞬間のために生きているといっても過言では無いかも知れませんね)
春香「ま、まぁこれで貴音さんが犯人ってのはあり得ないって事がわかったね!」
貴音「ええ、これからの犯人探しは私にお任せください」
響「わかったさー」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 02:59:59.14 ID:XcQNW+ae0
ドア「ギギ…」
やよい「うっうー!みなさんおはようございますー!」
春香「おはよー、やよい」
亜美真美「「やよいっち、おはよ→」」
貴音「おはようございます」
響「おっ!はいさーい、やよい!やよいは今日も可愛いなぁ!」
やよい「うっうー!ありがとうございますー!響さんも可愛いですよ!」
貴音「む……。響。わたくしは?わたくしは可愛いですか?」
響「え?う、うん。貴音もとっても可愛いぞ!」
貴音「ありがとうございます、響もとても、と~っても可愛いですよ」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 03:07:32.23 ID:XcQNW+ae0
やよい「わー、なんだかお二人、と~ってもラブラブです~!」
響「ヴぅ……」
貴音「ふふ、ありがとうございます。時にやよい、響の胸を盗んだりなんかはしていませんよね?」
亜美(お姫ちんいきなりいった→!)
真美(攻めるね→)
春香「やよいが響に褒められて嫉妬したのかな?」
亜美「はるるん声に出ちゃってるよ→」
真美(でもその気持ち……、真美にもちょっとだけわかるかも……)
やよい「え?胸が盗まれ……って、え?どういうことですかぁ~?」
響「貴音!何言ってるんだ?やよいがそんなことするはずないさー!」
春香「そうですよ貴音さん。いくら貧乏は心も貧しくするとは言ってもやよいに盗みなんてそんなことできるはずないですよ!」
貴音「響が言うのならそうなのでしょう。それにこの反応……、やよいは犯人ではありませんね」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 03:13:53.79 ID:XcQNW+ae0
亜美「よかったね、やよいっち!」
真美「君は容疑者からは外されたようだ」
やよい「???よかったです~?」
ドア「ガチャ」
律子「お早うございます」
あずさ「みなさんお早うございます~」
伊織「おはよう、みんな!」
律子「あっ!?亜美やっぱりここにいた!今日は現場に直接行きなさいっていってたでしょーが!」ガミガミ
亜美「うあうあ~、すっかり忘れてたよ~!ごめんねりっちゃ~ん」
伊織「全くもう、しっかりしなさいよね!あんたがいなかったら竜宮での活動が出来ないんだから!」
あずさ「まあまあ、律子さん、伊織ちゃん、現場に向かう前に事務所に寄ったおかげで大丈夫だったんだからそのへんで……
それに、そろそろ行かないと遅刻してしまいます~」
律子「確かにそうですね。じゃあ慌ただしいようだけど私達はこれで。亜美、来なさい!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 03:17:16.20 ID:XcQNW+ae0
亜美「は→い。犯人がまだ見つかってないのが心残りだけど……、真美!」
真美「分かってるって。見つかったら教えるよ→ん」
亜美「じゃあみんな、犯人探しよろよろ→!」
響「竜宮小町は忙しそうだな~、やっぱりAランクアイドルともなると休みの日なんて無さそうだな……」
春香「……」
響「春香、どうしたの?」
春香「のヮの」
貴音「お待ちください」ススッ
律子「何よ貴音、時間ないんだから手短にね」
あずさ「なんなのかしら~」
伊織「……」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 03:27:25.86 ID:XcQNW+ae0
貴音「響の体の一部が盗まれました。ご存じありませんか?」
あずさ「あらあら~(驚愕)」
律子「はぁ?何言ってるの、貴音。体が盗まれる?そんなことあるわけないじゃない」
貴音「ですが、実際に減っています」
あずさ「そんなこと言われても~」
伊織「そうよ、それに響の胸が盗まれたからってなんなのよ。そんなの誰も気にしないわよ」
響「ぐさっ!い、今のは効いたさぁ」
貴音「……、語るに落ちましたね、水瀬伊織。体の一部とは言いましたが、誰も胸だとは言っていませんよ?
さあ、今すぐに響に返しなさい。今ならばまだ響も許して下さるでしょう。わたくしの響は優しいですから」ニッコリ
貴音(あずさと律子嬢の身体にはこの半年間変化はないはず……)
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 03:31:48.42 ID:XcQNW+ae0
伊織「はぁっ?そんなの見れば一発で分かるじゃない!とにかく濡れ衣よ!」
貴音「ほう……、なかなかやりますね。ですが、本日変更されたぷろふぃいるによると、伊織は身長が3せんち伸びたそうですね?
そして盗まれた響の胸も3せんち……、とんだ偶然もあったものですね」
やよい「伊織ちゃん、ほんとに伊織ちゃんが犯人なの?」
伊織「違うって言ってるでしょ!」
貴音「では少し体を検めさせていただいてもよろしいですか?」
伊織「……、チッ」ダッ
亜美「あっ、いおりんが逃げたよ!」
ガッ、ズサァ
律子「……、そして盛大にコケたわね」
伊織「いったーい!もう、なんなのよこの靴!おかしいんじゃないの!?」ポロポロ
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 03:36:15.10 ID:XcQNW+ae0
あずさ「あら~?伊織ちゃんの服から何か……、写真?」
亜美「これ、写ってんの全部ひびきんじゃん!」
響「自分、こんな写真撮られた覚えないぞ……」
律子「なるほど、盗撮ね。これが見つかりたくないがために身体検査を拒んだのね?」
伊織「そうよ、悪い?」
律子「盗撮は犯罪よ」
響「でも、伊織は盗んだわけじゃなかったんだな」
あずさ「これで一件落着ね~」
亜美「これからはこんなことしちゃだめだよ、いおりん?」
響「そうさ、言ってくれれば写真位とらせてあげたのに……」
伊織「そうね、これからはそうするわ……」
伊織(それじゃ意味がないのよ、馬鹿……)
貴音「……」プルプル
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 03:45:47.77 ID:XcQNW+ae0
響「ん?どうしたんだ貴音?」
貴音「……ぎるてぃ」ボソ
響「盗撮のことなら自分気にしてないから、大丈夫だぞ?」
貴音「いいえ違います。少し伊織と二人きりで話をさせて下さい」
律子「ほんとに時間ないんだから、5分だけよ?」
貴音「充分です」
…………
伊織「一体何の用なのよ?盗撮の件なら響も許してくれたんだからもういいでしょ?」
貴音「わたくしの用件は盗撮の行為ではなく、内容です」
伊織「内容?」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 03:50:19.77 ID:XcQNW+ae0
貴音「ええ、そうです。あの写真に収められた響の表情……、どれをとっても完璧です。おーるべすとしょっとと言ってもいい出来でしょう」
伊織「へぇ、話せるじゃない。とはいっても被写体が完璧なんだから、当たり前じゃない。でもそれが何か?」
貴音「いいえ!響が完璧可愛いのはわかっていますが、それだけではあれらの写真を撮ることはかないません!
おそらく一流のプロカメラマンであったとしても……、不可能でしょう」
伊織「一体何が言いたいの!?」
貴音「あなたも、『響を愛する者』ですね?」
伊織「!?」カーッ
貴音「ふふっ、顔が真っ赤ですよ?」
伊織「うるさいうるさいうるさーい……、って、貴女『も』?」
貴音「ええ、わたくしもです」
伊織「なーんだ、そうだったの」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 03:54:35.33 ID:XcQNW+ae0
貴音「ですから、あのようなことを起こしたのも理解できます。ですが……、独り占めは、見逃せませんね。あのような宝の数々……、共有すべきだとは思いませんか?」
伊織「……」
貴音「そこで、提案があります」
伊織「何よ?」
貴音「『響を愛で隊』に入りませんか?あなたにもその資格があります」
伊織「『響を愛で隊』?それに私が入ったとして、何のメリットがあるというのかしら?」
貴音「ふぅ、響を愛でるのに見返りを求めるとは……。まだまだですね。ですがあの写真を見た後となってはあなたを引き入れないことは我々にとっては大きな損失です」
貴音「隊に入れば、もちろんそれなりの特典はあります。まず基本として響の出演するこんさぁとのちけっとは最前列のS席が無条件で配られます」
伊織「……」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:03:45.71 ID:XcQNW+ae0
貴音「そして最低でも月に一回は響の部屋での食事会があるのですが、それに参加することができます。」
伊織「……」ピク
貴音「その時の響の気分にもよりますが、お泊りとなった時には響と一緒に寝ることができます。その他にm」
伊織「入るわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
貴音「そう言って下さると思っていましたよ」ニッコリ
伊織「年会費はいくらになるのかしら?いくらでも出すわよ!」
貴音「年会費?そんなものは要りません。わたくし達は響を愛する同志ではありませんか?ですが、強いてあげるとすれば響の笑顔……、でしょうか
響を笑顔にしてあげられなければ、『響を愛で隊』に存在意義などありませんから」
伊織「ふん、言うじゃない」
貴音「ちなみに『そんなの誰も気にしない』と言ったことの本意はなんですか?」
伊織「響の完璧な可愛さは胸の大小なんかじゃ変わらないって意味よ」
貴音「やはりわたくしの見込み通りのようですね」
伊織「当たり前よ、にひひっ」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:08:40.70 ID:XcQNW+ae0
…………
律子「話は終わったの?」
貴音「ええ、何度もお引き止めして申し訳ありませんでした」
亜美「じゃあね、お姫ちん、またあとでねー」
あずさ「いってきます~」
貴音「それでは」
響「頑張ってねー!」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:09:13.52 ID:XcQNW+ae0
――スタジオ――
千早「プロデューサー、収録終わりました」
P「おっ、俺が読み終わるのと同時か、良くやったな千早。」パタン
千早「私、偉いですか?」
P「え?あ、ああそうだな、偉いぞ千早。」
千早「プロデューサー、私、偉い人は褒めるべきだと思います」
P「うんうん、偉い偉い」
千早「褒めるべきだと思うんです!」キラキラ
P(ぐっ……、小犬のような目で見上げてくるなんて……)
P「ふぅ……、分かったよ。頭を撫でてやろう、ちこうよれ 」
千早「は、はい……///」ドキドキ
P「頑張ったな、千早。偉いぞ」ナデナデ
千早「ん……、んぁ……っ///」ギュウ
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:14:34.42 ID:XcQNW+ae0
P「おいおい、あんまりくっつくなって……って、あれ?お前ちょっとお○ぱいおっきくなってない?」
P(まあ、嘘なわけだが。千早をからかうのは楽しいからな)
千早「ふふっ……わかります?3センチ程大きくなったんですよ」
千早(流石高性能パッド『生乳の響き』ね……。付けてもバレないとの触れ込みは伊達じゃなかったようね。
正直露店で見かけたときは眉唾物だと思ったのだけれど……、50万という大枚をはたいた甲斐があったわ)
P「え?……、あ、ああ、この俺の目はごまかせないぞ!」
千早「ふふっ、プロデューサーは私のことをちゃんと見てくれているんですね」
P(マジかよ……、全っ然わからないぞ……)
P「よし、今日はこれで終わりだ。事務所で響と事務仕事が待ってるからな……、帰るぞ、千早」キリッ
千早「ぁ……、はい」シュン
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:16:18.52 ID:XcQNW+ae0
P「あ、そうだ。ご褒美がこれだけじゃ足りないだろ?ジャンプだ。やるよ。
さっきまで持ってたからまだ暖かいぞ。読んでいいぞ」ヒョイ
千早「は、はい!」パァ
千早(まだプロデューサーの温もりが……、懐に仕舞っておこう……)ゴソゴソ
…………
P「んじゃ、あじゃじゃした→」
千早「本日はありがとうございました。これからもよろしくお願いします。お疲様でした。」
ディレクター「お疲れちゃーん!」
ディレクター(千早ちゃん……、一仕事終えて成長したようだな。心なしか逞しく見えるぜ)ニヤリ
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:20:36.83 ID:XcQNW+ae0
――765プロ事務所――
美希「あふぅ、良く寝たの……」ムク
春香「うわっ、美希!いつからいたの?」
美希「あ、春香おはよー。ミキはずーっとここにいたよ?」
春香「全然気づかなかった……」
真美「それにしてもミキミキはよく寝るねー」
美希「寝る子は育つ、なの」
貴音「ふふ、羨ましい限りです」
春香「あれ?美希は調べないの、貴音さん?」
真美「そ→だよお姫ちん、不公平だよ→!」
貴音「美希はいいのです。絶対に犯人ではありません」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:26:20.27 ID:XcQNW+ae0
響「どうしてそんなことがわかるんだ?」
貴音「それは言えません……、ですが、美希も響を傷つけるようなことは決して致しません。信じて下さい」
響「まあ、貴音がそこまで言うんなら信じるさー。自分も美希のことは信じたいからな!」
美希「なんだかよくわからないけど、響だーい好きなのー!」ギュウ
響「わわっ、こら美希、いきなり抱きついてきたら駄目だよ」
美希「えー、いいじゃーん。ミキ、ミキと響は相性抜群だって思うな。体も……、心も、ね?」
響「もー……、あ、ちょっと美希、そ、そんなとこに手ぇ入れたら……、ふぁあっ!」
貴音「美希、少しくっつきすぎではないですか?」ウズウズ
美希「そんなことないよ。もしかして貴音……、羨ましいの?」
貴音「当たり前です!」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:31:22.10 ID:XcQNW+ae0
美希「じゃあ、貴音も混ざると言いの!」
貴音「では……、四条貴音、参ります」ダキッ
響「ぎゃああぁぁぁぁぁああぁぁぁぁ!!!!」
春香「ついていけない……」
やよい「ええ……」
真美「確かに」
…………
ドア「ガチャ」
真「おっはよーございまーす!」
雪歩「おはようございますぅ」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:36:31.61 ID:XcQNW+ae0
キャーキャーウギャー
春香「あ、おはよー、真」
真美「ゆきぴょんも!」
真「なんなのこの騒ぎは?」
雪歩「まるで動物園ですぅ」
真美「実はね……」
春香「斯く斯く然々」
真「えーっ!?それじゃあ今は響のお○ぱいは小っちゃくなっちゃってるってこと?」
雪歩「可哀相ですぅ」
春香「だから今犯人を探してる途中なんだー」
雪歩「あれ?でもそれって……」
真「うん……」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:42:08.06 ID:XcQNW+ae0
響「ん?何か知ってるのか?」
貴音「教えて下さい」
美希「犯人は許せないのー!」
雪歩「最近みんなのプロフィール更新されたけど……」
真「成長期なのに全く変わって無かったのって響を除いたら一人だけだよね……?」
真美「それって……」
響「もしかして……」
ドア「インフェルノー」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:45:42.88 ID:XcQNW+ae0
千早「ただ今戻りました」
春香「千早ちゃん!?」
P「響ただいまー……、ってみんな揃ってどうしたんだ?」
春香「千早ちゃん、その胸……、どうしたの?」
響「そういえば千早、明らかに昨日よりも胸が大きくなってるぞ……」
美希「パッドでも入れてるんじゃない?」
千早「……成長したのよ」
ざわ・・・
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:49:17.03 ID:XcQNW+ae0
P「命を圧縮する事でしか成し得ないであろう能力…!!二度と歌を歌えなくなってもいい!!それ程の決意と覚悟でなければ不可能!!
天賦の才を持つ者が更にその才を全て投げ出してようやく得られる程の力!!」
春香「何年…!?十数年!?何十年!?絶え間無い修行を経てようやくたどり着くはずの姿!!」
雪歩「どれほどの代償を払えばこれだけの胸を…!!」
小鳥「16才の少女が一夜で…こんな無残な…」
千早「酷い言われようね」
貴音「お体に触りますよ……。雪歩、お願いいたします」
雪歩「えぇ~、私ですかぁ?」
千早「誰でも構わないわ。萩原さん、するなら早くして」
真「雪歩、頑張って!」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 04:55:57.38 ID:XcQNW+ae0
雪歩「じゃ、じゃあ失礼しますぅ」ムニムニ
千早「……」
雪歩「全然わかりません~」
雪歩「ダメダメな私なんか穴掘って埋まってますぅー!」ザクザク
真「雪歩!事務所に穴開けちゃダメだってば!」ガシッ
雪歩「あっ」スッポーン
ザクッ
千早「しまった!」
真美「スコップが千早お姉ちゃんの胸に刺さった――!」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 05:01:12.41 ID:XcQNW+ae0
春香「ち、千早ちゃん大丈夫?」
千早「ええ……、こんなこともあろうかとプロデューサーから渡されて胸に入れていたジャンプが役に立ったわ」ゴソゴソ
P「読んでて良かった週刊少年ジャンプ!」
春香「まさかジャンプだったなんて……」
千早「バレてしまっては仕方がないわね」
真美「さすが千早お姉ちゃん……」
響「大した奴だ……」
やよい「千早さんェ……」
小鳥「まさか……これほどとは……」
雪歩「器が違いますぅ」
貴音「如月千早……かなりの切れ者……」
真「やはり天才か……」
美希「つまり……どういうことなの?」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 05:09:42.43 ID:XcQNW+ae0
千早(計画通り!)ニヤァ
千早(疑ってかかる人間に嘘を貫き通すにはどうすればいいか?真っ向から否定する?……否!それを証明する証拠がないのではかえって逆効果になる。
ならどうすればいいか?答えは簡単……、納得する答えを『与えてやればいい』!そうすれば相手は秘密を暴いたことに安心し、それ以上疑われることはない!)
春香「でも……、」
プシュー
千早「あっ!」
美希「千早さんの胸が……、縮んでいくの」
千早「……くっ!」
ポロッ
真美「これは……パッド?」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 05:12:05.40 ID:XcQNW+ae0
響「やっぱり千早は完”壁”じゃないとな!」
\ドッ!アハハハハハ!/
真「あ、あひ、あはは……お腹痛い」
春香「私も涙出てきちゃったよ」
一同「響(ちゃん)(ん)(さん)は面白いなぁ!」
千早「……まあ、なんでも、いいですけれど」
貴音「そのぱっど……、もしや響の胸ではありませんか?」
響「あっ!ほんとだ、自分の胸にピッタリだぞ!」ピタッ
貴音「やはりわたくしの目に狂いはありませんでしたね」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 05:15:19.01 ID:XcQNW+ae0
真美「ってことは……」
雪歩「千早ちゃんが犯人なの?」
千早「私の胸が……」
響「自分のだぞ」
P「どういうことなんだ、千早?」
千早「私盗んでなんかいません!」
貴音「ではなぜあなたが響の胸を持っていたのですか?」
美希「ミキ的には千早さんが犯人じゃないとありえないー、って思うな」
千早「私にもわからないわ。私は露店で謎のお婆さん勧められるままに買っただけなのよ。この……『生乳の響き』を」
P「『響の生乳』?おいおいなんだそれは?どこで売ってたって?今すぐ買い占めてくる!」ダッ
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 05:21:10.43 ID:XcQNW+ae0
千早「『生乳の響き』です!それにこれ一点限りでした」
P「なんだよ……」
真「それにしても怪しさ満点な商品だな」
真美「お嬢ちゃん……、なんだってこんなことしちまったんだい」
千早「胸が……、胸が欲しかったんです……」
一同「……」ホロリ
響「良かった……。765プロには自分の胸を盗んだ犯人なんかいなかったんだな……」
P「響の優しさは五臓六腑に染み渡るでぇ~!」
貴音「せやな」
美希「せやせや」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 05:27:30.81 ID:XcQNW+ae0
千早「我那覇さん……、ごめんなさい!知らなかったとはいえ、あなたの胸を……」
響「自分、気にしてないさー!」
P「ま、まあ千早、胸が無くたっていいじゃないか。千早は千早なんだから」
千早「プロデューサー……」
響「そうだぞ、少しくらい胸が減ったってなんくるないさー!」
響「だって自分……、」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 05:33:26.30 ID:XcQNW+ae0
「完璧だからな!!」
わりお
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 05:36:43.34 ID:XcQNW+ae0
あーいっつも立て逃げでのびねーから自分で書いてみたけど全然のびねーな
スレタイセンスもギャグセンスもねーっすわ
>>120
書くのは初めて
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 05:52:35.08 ID:XcQNW+ae0
千早「プロデューサー、私を殴って下さい」P「おっけー」
P「やよい、べろちょろ」やよい「はい」
やよい「うっうー、プロデューサー、今月のプロデュース料金ですー」
美希「あ、そこの人」P「ん?」ブラブラ
P「貴音、金貸してくれ」
P「『わた、春香歌上手いし可愛すぎワロタw』っと……」カタカタ
真美「このハメ撮り……兄ちゃんじゃん!」P「」
美希「ミキ、傷物にされちゃったの……」P「すまん……」
貴音「わたくし…戦場アイドルの…四条…貴音と…申します…」
P「やっぱり嫁にするなら中卒だよな」貴音「!?」
今までこんな感じの立て逃げしてきたんだけど上3つはなんか伸びたんだよな
次は尻アスで
美希「ミキ、傷物にされちゃったの……」P「すまん……」
を書こうと思ってたんだけどどう思う?
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 06:02:00.94 ID:XcQNW+ae0
アイデアは思いつくんだけど長文書くのは疲れるんだよな
書いてみたら書いてみたでのびねーし
前半(貴音まで)とオチでどこが悪いか教えてくれ
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/08(水) 06:15:03.07 ID:XcQNW+ae0
ありがとう
次立てる時があるならゴールデンタイムにたてれぅ