1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 16:54:03.88 ID:DQfDOG7Zi
ムシャムシャ
響「だからいぬ美、そこはトイレだぞ」
いぬ美「ばうっ」
響「うーん、困った……」
ハム蔵「ぢゅい!」
響「ハム蔵のいう通りだぞ」
いぬ美「くぅーん……」
響「流行ってるって…そんな筈ないぞ」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 16:57:42.53 ID:DQfDOG7Zi
……
…
響「うーん、どうしたらいいんだ」
P「お、珍しく悩んでるな」
響「プロデューサー…」
P「うん」
響「トイレでごはんって変だよな?」
P「!?」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:04:42.44 ID:DQfDOG7Zi
P「え、ちょ……」
響「最近流行ってるんだって?」
P「何で便所飯なんか…」
響「便所飯って言うのか」
響「うーん……」
響(どうにかして止めさせないといけないよなぁ)
P(なぜ響が……)
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:09:42.02 ID:DQfDOG7Zi
P「ちなみに今日の昼は?」
響「今日の昼ごはんもトイレで食べてたぞ」
P「なっ…!」
響「やっぱり変だよな…」
P「どうして早く言ってくれなかったんだ!!」
響「えぇっ!?」
P(どうして早く気付いてやれなかったんだっ!)
響(プロデューサー…)
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:12:51.04 ID:DQfDOG7Zi
響「えと、じゃあ…協力してくれるか?」
P「勿論だ!」
響「さすがプロデューサー、頼りになるぞ!」
響「早速だけど、家に来て欲しいぞ」
P「えっ」
響「えっ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:17:46.69 ID:DQfDOG7Zi
響「いぬ美のしつけ、手伝ってくれるんじゃないのか?」
P「あぁ、いぬ美ね……なるほど」
P「響よ…」
響「どうした?」
P「思い切り俺を殴ってくれ」
響「…は?」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:23:31.20 ID:DQfDOG7Zi
響「訳がわからないぞ!」
響「親身になってくれるプロデューサーを殴れる訳ないじゃないか!」
P「やめて!余計死にたくなる!」
響「ちょ、死ぬのはダメだ!」
響(気が動転してる…ごめん!)
バチン
P「ぎゃん!」
響「お、落ち着いたか?」
P「ああ、ありがとう」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:30:50.89 ID:DQfDOG7Zi
P「よし、じゃあ行くか」
響「う、うん」
スタスタ
バタン
小鳥「……」
小鳥「何だったのかしら…?」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:36:41.49 ID:DQfDOG7Zi
……
…
響「ささ、上がって」
P「おう、お邪魔しまーす」
いぬ美「ばうっ!」
P「来たな、問題児め」
響「ただいまだぞ」
響「すぐごはんの用意をするからな」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:45:04.11 ID:DQfDOG7Zi
響「ほい、お食べ」
コト
P「普通にトイレから離れて置いたな」
いぬ美「ばう…」
ズルズル
ムシャムシャ
P「咥えてトイレまで引きずって行ったな」
響「…とまぁ、こんな感じなんだ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:48:01.54 ID:DQfDOG7Zi
P「こら、いぬ美」
P「響も困ってるんだ…やめてあげてくれ」
いぬ美「くぅーん…」
ズルズル
ムシャムシャ
響「おお!」
P「普通に戻ったな」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:52:01.04 ID:DQfDOG7Zi
響「やっぱりプロデューサーは頼りになるな!」
響「自分が何度言っても直らなかったのに」
P「いやぁ、はは…」
響「お礼に晩ごはんをご馳走するぞ!」
P「うーん、じゃあお言葉に甘えようかな」
響「よし!すぐ準備するから待ってて!」
パタパタ
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 17:58:28.34 ID:DQfDOG7Zi
響「ほい、出来上がり」
P「おお、美味そう」
響「へへ、自分完璧だからな!」
P「そうかそうか」
P「では…」
響「いただきます!」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 18:02:57.58 ID:DQfDOG7Zi
響「どう?」
P「…う」
響「う?」
P「うんまぁぁぁい!」
P「美味いぞ!」
響「そ、そうか?」
響「だよな!自分完璧だもんな!」
P「ああ、完璧だ!」
響「へへ~」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 18:09:36.17 ID:DQfDOG7Zi
P「ご馳走でした」
響「今日はありがとうな、プロデューサー」
P「いやいや、響の手料理を食べられただけでも来た価値はある」
響「そんなに褒められると照れるぞ…」
P「じゃあ、また明日な」
響「はいよー!」
バタン
響「手料理褒められた…えへへ」
いぬ美「……」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 18:15:01.67 ID:DQfDOG7Zi
~翌日~
響「うー、あー…」
P「どうした?」
響「またいぬ美が」
P「昨日のアレでは直らなかったか」
響「うーん……」
P「よし、今日も俺が行ってみよう」
響「よろしく頼むぞ…」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 18:19:50.15 ID:DQfDOG7Zi
響「ただいま!」
P「お邪魔します」
いぬ美「ばうっ!」
P「問題児再び、だな」
響「今日こそは!」
P「そうだな」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 18:26:17.20 ID:DQfDOG7Zi
P「いぬ美…」
P「いぬ美は響を困らせるような子じゃないだろ?」
P「だから…な?」
いぬ美「くぅん…」
響「はい、ごはんだぞ」
ムシャムシャ
響「おお!普通に食べてる!」
P「これで、大丈夫…かな」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 18:31:42.25 ID:DQfDOG7Zi
響「今日も晩ごはん食べるか?」
P「すごく食べたいんだが…残った仕事があるんだ」
響「そうか…」
いぬ美「…!」
ブンッ
バシャア
P「うわっ!?」
響「あっ、こら!いぬ美!」
P「なぜ水をかけられたんだ…」ポタポタ
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 18:35:24.27 ID:DQfDOG7Zi
焼肉食べて来ます
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 19:10:26.55 ID:DQfDOG7Zi
響「と、とにかく服を乾かさなきゃ」
響「干しておくからシャワー浴びて来て」
P「あ、ああスマンな」
バタン
響「プロデューサーのワイシャツ…」
響「……」スンスン
響「って…ダメダメ!変態みたいだ…」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 19:14:43.20 ID:DQfDOG7Zi
響「それにしても、いぬ美!」
響「駄目じゃないか!」
いぬ美「はっはっは」
響「笑い事じゃないぞ!」
いぬ美「ばうっ」
響「えっ!?」
響「そ、そうだな…そうするかな」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 19:19:58.33 ID:DQfDOG7Zi
P「ふぃー、さっぱりした」
響「あ、プロデュー……!!」
響「わあぁぁぁぁ!!」
P「仕方が無いだろ!ワイシャツ干してるんだから上半身裸でも…」
響「セクハラさ…」
P「ふ、不可抗力だ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 19:24:58.83 ID:DQfDOG7Zi
響「まだ、ワイシャツが乾いてないんだ…」
P「うーん、困った」
響「乾くまでの間、ごはん食べないか?」
P「いいのか?」
響「モチロンだぞ」
P「じゃあ、頂くよ」
響「よし!いま準備するね!」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 19:31:20.65 ID:DQfDOG7Zi
響「ほい、どうぞ」
P「おお、では早速…」
響「いただきます!」
P「いただきます!」
P「うん、相変わらず美味い!」
響「頑張って作った甲斐があったさー」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 19:38:30.13 ID:DQfDOG7Zi
P「いいお嫁さんになるわ、うん」
響「へ?」
響「う、あ……」
いぬ美「はっはっは」
ハム蔵「ぢゅい!」
響「お前たちも茶化すなぁ!!」
P「何て言ってた?」
響「うう…もう結婚しろよって…」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 19:43:22.26 ID:DQfDOG7Zi
P「はは……そうか」
P「そろそろワイシャツも乾いたかな…」
響「あ…」
いぬ美「…!」
ドン
響「わわっ!?」
P「ちょ、危な……」
ドサッ
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 19:52:13.07 ID:DQfDOG7Zi
P「いてて、大丈夫………か?」
ムニョン
P「!?!?」
響「う、うん…」ギュ
P(落ち着け、まだ慌てる時間じゃない)
P(柔らかいしいい香りだしギュッとされてるしもう限界)
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 20:00:17.63 ID:DQfDOG7Zi
P「あの…そろそろ離れて」
響「嫌だ!」
P「え」
ギュウ
P(おぅふ!)
響「もうちょっとだけ、このままがいいな…」
P「ああ…」
…
……
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 20:06:57.41 ID:DQfDOG7Zi
……
…
P「お、シャツ乾いたな」
P「じゃあ、また晩御飯食べに来るよ」
響「うん、待ってるぞ」
いぬ美(計画通り)
ハム蔵(流石っすね!)
fin
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/08/19(日) 20:07:34.68 ID:DQfDOG7Zi
IDに犬が出たから何となく立てた
後悔はしていない