響「今度の休日に春香と出かけることになったぞ!」【我那覇響SS】

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/22(水) 23:32:43.90 ID:vbm88+Xd0
響「だぞ」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/22(水) 23:54:40.86 ID:proAzhA0O
P「お、どこ行くんだ?」

響「そこの動物園だぞ!」

春香「プロデューサーさんも来ます?」

響「!」

P「…ちょっと仕事が入ってるみたいだな、すまん」

春香「そうですか…」

響「ホッ」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:02:05.35 ID:xdAJgCMZO
P「くれぐれも事故のないよう楽しんでこいよ」

響「もちろん!自分のデートプランは完璧さ…ハッ!」

P「デート?」

響「あ、その…」

春香「そうですよ、デートです!女の子同士の!」

P「ハハハッ。仲よきことはうつくしきこと、だな」

響「…そ、そうだぞ!春香とは仲良しなんだぞ」

春香「響ちゃん?なに慌ててるの?」

響「あ、慌ててなんかないさー!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:07:27.61 ID:proAzhA0O
春香「響ちゃん、私お弁当作ってくるね」

響「いいのか?自分スッゴく楽しみだぞ!」

春香「うぅ、自信はないからあんまり期待しないで欲しいなぁ…なんて」エヘヘ

響「あぁ!ごめんだぞ春香!じゃあ自分、全然期待しないからな!」

春香「それはそれで…」

響「うぅ、難しいぞ…」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:14:17.00 ID:xdAJgCMZO
――そして休日――

響「ついたぞー!」

春香「わぁ、結構大きいね」

響「自分ここには何度もきたことあるから、中の案内は任せてくれよ!」

春香「響ちゃん頼もしいね!」

響「うっ…なんか照れるぞ…///」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:20:53.80 ID:xdAJgCMZO
受付「あら、響ちゃん。今日はお友達と?」

響「そうだぞ!」

春香「へー、響ちゃんってすっかり常連さんをなんだね」

響「へへっ」

受付「あ、あなたはもしかして人気アイドルの天海春香さん!?」

響「しっ!声が大きいぞ!今日はお忍びなんだ」

受付「あ!ごめんね、つい…」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:24:12.12 ID:xdAJgCMZO
受付「響ちゃんあとでサインもらっといて!お願い!」ヒソヒソ

響「え、それは春香に迷惑だぞ」ヒソヒソ

受付「お願い!入園料まけてあげるから!」ヒソヒソ

響「うーん、しょうがないなぁ。頼むだけ頼んでみるよ」ヒソヒソ

受付「やーりぃ!」ヒソヒソ

春香「響ちゃん、何してるの?早くいこうよ」

響「あ、ごめんだぞ春香!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:29:02.16 ID:xdAJgCMZO
春香「中も広いねー」

響「ここは自分の庭みたいなもんさ!」

春香「なんだか今日の響ちゃんカッコイイね」

響「へへっ、ありがとうだぞ春香!」

響(今日のためにここに通い詰めたんだ!春香に完璧なところ見せるぞ!)

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:29:51.45 ID:xdAJgCMZO
よく考えたらひびはるとか誰得だよ

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:35:34.27 ID:xdAJgCMZO
春香「あ、響ちゃん!あそこにゾウがいるよ?」

響「あれはアフリカゾウさー」

春香「こんな遠くからでもわかるなんで、響ちゃんすごいね!」

響「サバンナや森林に生息し、100-3,700平方キロメートルの行動圏内で生活するんだ
   少なくともメスとその幼獣からなる3-10頭の群れを形成し
   群れが代を重ねることで数百から1,000頭に達する大規模な群れに発展することもあるんだぞ?」

春香「へ、へえー。響ちゃんすごいね…」

響「自分完璧さー!」

響(やった!春香の印象アップだぞ!)

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:39:42.06 ID:xdAJgCMZO
春香「あ、響ちゃん!あっちに乗馬体験コーナーがあるよ!」アセアセ

響「よし、じゃあ春香、行くぞー!」

春香「うん!」

響(こういう時のために馬の名前をバッチリ覚えて正解だったぞ!
   これで春香にいいところ見せられるさー!)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:46:15.89 ID:xdAJgCMZO
係員「あ、響ちゃん。こんにちは」

響「はいさい!今日もよろしくだぞ」

春香「今日はよろしくお願いしますね!」

係員「あらかわいい子。アイドルの春香に似てるって言われません?」

春香「あ…えへへ///」

響「自分の自慢の友達なんだ!」エヘン

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:49:54.31 ID:xdAJgCMZO
係員「じゃあ馬連れてきますね」

響「あ、自分が引いてくるぞ!」

春香「え?響ちゃん、引き馬できるの?」

響「当然さー」

係員「まぁ響ちゃんなら大丈夫ね」

春香「響ちゃん、すごーい!」

響「フフン!自分完璧さー!」

係員「じゃあアルベルト連れて来てつないでくれる?」

響「了解だぞ!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:51:10.61 ID:xdAJgCMZO
>>23
どっか矛盾ある?SPサン春香ED後のつもりで書いてるんだが…

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 00:57:49.98 ID:xdAJgCMZO
響「フフンフンフーン」

馬「」カポッカポッ

係員「響ちゃん、それ違う馬よ」

響「えっ?」

馬「」ブルブル

響「うわ!暴れるんじゃないぞ!」

馬「ヒヒイイィィン!!」パカラッパカラッ

春香「響ちゃん!危ない!」

係員「ちょっ!響ちゃん手綱貸して!」

響「あわわわわ…」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 01:07:05.79 ID:xdAJgCMZO
馬「ブルルルル…」

春香「響ちゃん、大丈夫!?」

響「な、なんくるないさー…」

春香「あ、手見せて!…やっぱり擦りむいてるよ」

響「このくらい平気さ…」ヒリヒリ

春香「ツバつけとけば平気かな」ペロッ

響「!?」ビクッ

春香「あ、ごめんね。私焦っちゃって…」

響「いや…な、なんくるくるくるないさー////」
響(あわわわ…春香かペロッて…自分の手をペロッて…)ドキドキドキ

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 01:15:59.07 ID:xdAJgCMZO
春香「ちょっと残念だったけど、馬はかわいかったね!」アセアセ

響「はいさーい」ホワホワ

春香「まぁ、怪我もたいしたことなくて良かったね!」

響「はいさーい」ホワホワ

春香「響ちゃん?」

響「はいさーい」ホワホワ

春香「響ちゃん!」

響「はいさい!」ビクッ

春香「どうしたの?まだ痛むの?」

響「ち、ちょっと考えごとしてただけさー」アワアワ

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 01:19:02.54 ID:xdAJgCMZO
>>32
むむむ、難しいな…

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 01:24:31.53 ID:xdAJgCMZO
グー

響「あ…///」

春香「響ちゃん、お腹すいたの?」クスクス

響「ち、ちょっと小腹が空いただけで…」アセアセ

春香「もうお昼だもんね。私もお腹空いちゃったー!」

響「春香…」

春香「あ、あそこにベンチがあるよ!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 01:32:02.24 ID:xdAJgCMZO
春香「あー疲れた!」

響「ふふん、自分は全然平気だぞ!」

春香「響ちゃん、そのわりに汗かいてるよ?」

響「あ!こ、これは…ちょっと馬のよだれがかかっただけだよ!」

春香「響ちゃん!そっちの方が汚いよ!」

響「うぎゃああああ!ま、間違えた!あの、あのこれは…」

春香「響ちゃん、じっとしてね」

響「象の鼻水が…え、春香?」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 01:33:13.02 ID:xdAJgCMZO
MA2聴いてるけどホントだな
8割くらい標準語でビックリしたわ

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 01:39:20.44 ID:xdAJgCMZO
スッ

春香「顔貸して。拭いてあげる」

響「は、春香……///」ドキドキ
(か、顔が近いよ…こんなに近いなんて)

春香「ふう…はいOK」パッ

響「あ…」シュン

春香「…ねえ響ちゃん。聞いてもいいかな?」

響「な、なに?」

春香「どうしてさっきから強がってるの?」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 01:44:05.05 ID:xdAJgCMZO
響「つ、強がってなんかないよ!これは…」

春香「ほらまた強がってる」

響「うっ…」

春香「響ちゃん。昔は私達、お互いライバルで虚勢を張り合ったりしたかもしれないよ」

響「うん…」

春香「でもやっと同じ事務所の仲間になれたんだよ?
   あ、私が勝手に仲間だって思ってるだけかもしれないけど…」

響「そんなことない!自分もそう思ってる!」

春香「ふふっ、ありがとう響ちゃん」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 01:47:16.22 ID:xdAJgCMZO
春香「仲間だったらもう見せかけの自分なんていらないんじゃないかな?
    少なくとも、私は等身大の自分を見せて欲しいよ」

響「春香……」

春香「えへへっ、なんか説教がましくなっちゃったね」

響「春香…ありがとう…」

春香「さぁ!お弁当たべよっか」

響「うん!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 01:55:37.16 ID:xdAJgCMZO
響(春香…自分は強がってたんじゃない…)

春香「じゃーん、今日は張り切っちゃった!」

響(自分の気持ちに気づかれるのが怖かったんだ…)

響「おお、すごい!こんなにかわいいお弁当見たことないよ!」

響(でもそれは見せかけの自分だったんだね…)

春香「あ、響のお弁当ってもしかしてチャンプルー?」

響(自分はそれでいいと思ってた。春香に気に入られたかった)

響「そうだぞ!沖縄のチャンプルーさー!」

響(でも、春香は…)

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 02:01:33.55 ID:xdAJgCMZO
響(いや、春香は自分の気持ちを知らないから、あんなに軽く言えたんだ!)

春香「ねぇ、ちょっとお弁当わけっこしない?」

響(自分の気持ちを知った絶対に嫌われるよ…)

響「いいね!じゃあ春香のタコさんウィンナーもーらい!」

響(気持ち悪いもんね…そりゃ気持ち悪いに決まってるよ…)

春香「かわいいでしょ?練習してるからちょっと自信あるんだ」

響(それに春香は…プロデューサーが…)

響「春香は器用だな!」

響(自分の入る余地なんか元々ないんだ…)

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 02:06:00.42 ID:xdAJgCMZO
響(自分の入る余地なんか…自分なんか…)

春香「…響ちゃん、泣いてるの?」

響「えっ!?」ジワァ

春香「私のお弁当、そんなに感動したの?」ニコニコ

響「そ、そう!春香がこんなに料理できるなんて…」

春香「嘘」

響「うっ…」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 02:18:13.34 ID:xdAJgCMZO
春香「やっぱりまだ駄目なんだね…」

響「違う、これは…」

春香「大丈夫だよ響ちゃん。ゆっくりでいいから」

響「春香…」

春香「私達、昔はあんなにいがみ合ってたんだよ?
    それがこんなに近い距離になっただけでもすごい進歩だとは思わない?」

響(そうじゃないんだ!春香の思ってることと自分の思ってることは…)

春香「まだまだ時間はあるし、これからゆっくり…ね?」

響(このまま勘違いしたまま終わっちゃうのか…?)

春香「あ、またやっちゃった…えっと、お弁当の続き食べよっか!」

響(いや、そんなのはイヤだ!)

響「春香!!」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 02:27:55.84 ID:xdAJgCMZO
春香「わっ!どうしたの響ちゃん?」ビクッ

響「春香!自分は春香のこと嫌ってなんかない!
   …春香にはすっごく感謝してるよ!」

春香「…うん」

響「961プロにいた時に、一人ぼっちだった自分にずっと話してくれて…
   結局黒井社長に騙されてただけだったけど…あの…」

春香「響ちゃん、ゆっくりでいいよ」

響「あの時春香に出会えてなかったら自分、今頃一人ぼっちだったよ…
   だから、今の自分があるのは春香のおかげだったんだ」

春香「……」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 02:41:29.62 ID:xdAJgCMZO
響「それだけじゃない。あの後、765プロのみんなからは変な目で見られてた…当然だよ
   でも春香はみんなを一人一人、わざわざ説得して自分を救ってくれたんだ
   春香の優しさで自分もすごく変わったよ…」

春香「うん…」

響「春香には感謝してるし…春香は自分の憧れなんだ」ポロポロ

春香「響ちゃん…」

響「だから自分…春香のこと好きなんだ!」

春香「…私も響ちゃんのこと好きだよ」ニコッ

響「…ッ!」ブワッ
響(違う!自分の好きと春香の好きは違うんだ!)

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 02:50:55.70 ID:xdAJgCMZO
春香「あー、良かった!響ちゃんの本当のこと聞けて!」

響「…春香っ!」

春香「響ちゃんも私と同じ気持ちだったんだね」

響「ま、待って春香!まだ続きが…」

キャーキャーワーワー

「おーい馬が脱走したぞー!」

「逃げろー!危ないぞー」

キャーキャーワーワー

春香「響ちゃん、大変!こっちにくるよ!」

響「春香ぁ…!」

春香「話は後でまた聞くから!さ、私達も逃げよう!」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 02:59:15.59 ID:xdAJgCMZO
――――

春香「なんか今日は災難だったね」

響「うん…」

響(はぁ…結局誤解されたままだぞ…
   でももう一回言うのは恥ずかしいし…)

春香「…ねぇ、響ちゃん。さっきは自分のこと話してくれてありがとう」

響「えっ?」

春香「響ちゃんの考えてること知れて、嬉しかった」

響「春香…」

春香「これでもっと仲良しだね!」

響「…うん!」

響(そうだ、いつまでもクヨクヨしてちゃ駄目だぞ)

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 03:05:17.88 ID:xdAJgCMZO
響(自分達にはまだまだ時間があるんだ、それに…)

響「…ゆっくりで、大丈夫だもんな!」

春香「ん?」

響「ううん、なんくるないさー!」

春香「ふふっ、変な響ちゃん」クスクス

響(もう自分は迷わない、大丈夫だ)

響(だって…自分には春香がいるからさ!)

―END―

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/23(木) 03:07:11.77 ID:xdAJgCMZO
イメージは「迷走Mind」より。即行しんどすぎワロタ
腹いせに次は響を便器にしたSS書いてやる。おやすみ

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