1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 06:20:32.73 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「ど、どうして…夕べはちゃんと自分の部屋のお布団に入って…」
デンワキテルサー デンワテルサー
雪歩「あ、響ちゃんの携帯…でも勝手に出ちゃって良いのかなぁ…」
デンワキテルサー デンワキテルサー
雪歩「こ、これってプロデューサーだよね…名前にハートマーク付いてるけど…」
雪歩「…もしもし」
P「おう、響。起きてたか。夕べはごめんな」
雪歩「え、いえ、大丈夫…ですけど」
P「なんだその喋り方。やっぱり怒ってるんだろ」
雪歩「あ、い、いえ。も、もう怒ってないさー」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 06:31:12.62 ID:IGNJ+2M1O
P「まぁいいや。今日はから10時ダンスレッスンだぞ。仕事は仕事だからな、ちゃんと来いよ」
雪歩「わ、わかってるさー」
P「じゃあ後でな」プツッ
雪歩「ど、どうしよ…うぅー、頭が働かないよ…シャワー浴びてこよう」パサッ
雪歩「…胸おっきい…腕も腰も引き締まってるし…私と全然違う…」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 06:39:52.97 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「脚もキレイ…私より年下なのに…」
シャアアア
雪歩「響ちゃんは私の身体になってるのかなぁ…ちんちくりんだから恥ずかしいよぉ…」
雪歩「とにかくプロデューサーに話してみよう…響ちゃんと連絡先交換しとけばよかったなぁ…」
メールキテルサー メールキテルサー
雪歩「今度はプロデューサーさんからメール…勝手に見ちゃうけどごめんなさい」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 06:46:00.22 ID:IGNJ+2M1O
やっぱり怒ってるみたいだな
でも俺が愛してるのは響だ
雪歩のことなんか気にするな
じゃあ、またあとで
雪歩「えぇ!プ、プロデューサーさんと響ちゃんて…それより雪歩のことなんかってどういう意味…?」
雪歩「…確かめなきゃ」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 06:52:58.01 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「お、おはようござ…おはようさー、はいさーい!」
P「お、おう、おはよう。珍しく遅刻せずに来たな」
雪歩「当たり前さー」
P「さっかの電話といい、なんか変だぞ?お前本当に響か?」
雪歩「えっ!?…じ、実は…雪歩なんですぅ!」
P「…おい」
雪歩「は、はい」
P「怒るぞ」
雪歩「えっ、あのぅ、そのぅ…」
P「当てつけがましくするのはやめろよ!」
雪歩「あ…ご、ごめんなさい」
P「まぁいい。その話はあとだ。レッスン終わらせてこい」
雪歩「…はい」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 06:58:54.44 ID:IGNJ+2M1O
P「…なんだ今日のレッスン内容は」
雪歩「…ごめんなさい」
P「手抜きにも程があるだろ」
雪歩(自分では上手くできたつもりなんだけどなぁ…)
P「事務所に帰るぞ。説教はそれからだ」
雪歩「はい…さー」
P「そこはさーを付けるとこだったか?」
雪歩(そんなの知らないよぅ…)
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 07:07:44.24 ID:IGNJ+2M1O
P「戻りましたー」
雪歩「ただいまです…さー」
P「あれ?雪歩は?」
雪歩「なんでしょう?」
P「…」ジロッ
雪歩(そうだ…私はいま響ちゃんなんだよね…)
小鳥「体調が悪くて休むそうですよ」
P「そうですか…」
雪歩(響ちゃん…ずっと私の部屋にいるのかなぁ)
P「よし、じゃあ俺はやよいと営業に行ってくる。響は午後からオフだ」
雪歩「は、はい」
P「またあとでメールする」ボソッ
雪歩「…はい」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 07:14:18.35 ID:IGNJ+2M1O
ピンポーン
「どちら様ですか?」
雪歩「あ、お母さ…ゴホン…765プロダクションの我那覇響と言います。雪歩さんのお見舞いにきました」
「お見舞い?今朝はいつも通りに出かけて行きましたよ?」
雪歩「えっ?でも事務所には体調不良で休むって…」
「はぁ?あの子はそんな嘘を付く子じゃありません!あなた本当にプロダクションの方?」
雪歩「あ、えっと…し、失礼しました!」ダダッ
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 07:20:32.02 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「響ちゃんどこ行っちゃったんだろ…あ!ひょっとして自分の部屋に戻ってるかも!」
メールキテルサー メールキテルサー
雪歩「…プロデューサーさんからだ」
件名
響へ
本文
仕事終わった
18時に駅で待ち合わせな
雪歩「…でも響ちゃんの部屋に戻ってみなきゃ…」チラッ
雪歩「いま17時20分…」
雪歩「…駅へ行こう」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 07:27:24.61 ID:IGNJ+2M1O
P「おーい響ー!」
雪歩「あ、プロデューサーさん。待ちました…待った?」
P「いや、俺もいま着いたとこだ」ナデナデ
雪歩「あ、あうぅ…なんですかいきなり…」
P「なんですかって、頭撫でてるんだろ」ナデナデ
雪歩「は、恥ずかしいですぅ…」
P「また雪歩の真似かよ」
雪歩「…」
P「まぁいい、行くぞ」
雪歩「どこへ行く…さー?」
P「俺の部屋に決まってるだろ。明日は2人ともオフだから泊まってけよ」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 07:35:23.38 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「と、泊まっ…」
P「あぁ。まだ怒ってるみたいだからな。今日はいっぱい抱いてやるぞ」
雪歩「だだだ抱いて…!?」
P「なにキョドってんだよ。ほら行くぞ」ニギッ
雪歩(あ…手…)
雪歩(プロデューサーさんの手…)
P「晩飯は寿司でも取るかぁ!特上大サービスだ!」
雪歩(おっきくてあったかい…)
P「そういや今日の営業でやよいがな…」
雪歩(響ちゃん…ズルい…)
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 07:42:35.68 ID:IGNJ+2M1O
~プロデューサーの部屋
~P「最近寒くなってきたなー。暖房入れるか」ポチッ
雪歩「…」
P「どうした?」
雪歩「…手」
P「手がどうした?」
雪歩「…繋ぎたい」
P「怒ったり甘えたり忙しいやつだなぁ。ほら」ニギッ
雪歩「えへへ…」
P「響」
雪歩「はい?」
チュッ
雪歩「!!!!!!!!!」
P「なんだその顔は」
雪歩(キキキキキスしたぁ!キスしちゃったぁ!)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 07:50:13.17 ID:IGNJ+2M1O
P「夕べは悪かったな、あんなこと言って」
雪歩(どうしよどうしよどうしよ)
P「雪歩なんかと比べちまって」
雪歩「!…雪歩…なんかと?」
P「お前が突っかかってくるもんだからさ。”雪歩みたいに女の子らしくしろ!”なんて言っちまったけど」
雪歩「…」
P「勢いで言っただけだからな」
雪歩「…雪歩のこと好きってわけじゃ」
P「ん?まぁアイドルとしては頑張ってると思うけどな」
雪歩「うん…」
P「女としては微妙かな」
雪歩「び…みょう?」
P「ハッキリ言えば苦手なタイプだ。いろいろ面倒くさそうだし」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 07:56:32.39 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「…そう…ですか…」
P「だからもう気にすんな!」
雪歩「…クスッ」
P「お、やっと笑ったな」
雪歩「プッ…アハハハ!確かに面倒くさいさー!」
P「お、響らしくなってきたな。よし、寿司食べようぜ」
雪歩「アハハハ!笑いすぎて涙出てきたさー!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 08:02:34.02 ID:IGNJ+2M1O
P「おいおい。それはさすがに雪歩が可哀想だろ」
雪歩「ん?ごめんごめん。さて、食べるさー」
P「おう!たらふく食べろ!」
雪歩「言われなくても食べるさー!」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 08:07:13.78 ID:IGNJ+2M1O
P「ふぅ…腹いっぱいだ」
雪歩「わた…自分もさー」
P「よし、じゃあ先にシャワー浴びてきな。その間に仕事片付けとくから」
雪歩「え?う、うん」
P「一人で入れるよな?」
雪歩「あ、当たり前さー!」
P「ハハッ。いつもは一緒に入りたがるくせに」
雪歩「え!?そ、それはまた今度…」
P「はいはい。さて、仕事仕事」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 08:13:41.21 ID:IGNJ+2M1O
シャアアア
雪歩(グスッ…グスン)
雪歩(うぅ…私って面倒くさいやつだったんだ…)
雪歩(おまけにひんそーでちんちくりんで…)チラッ
雪歩(綺麗な身体…)
雪歩(…響ちゃんがズルいから…いけないんだよ?)
雪歩(響ちゃんがズルいから…それに私が面倒くさいやつだから…)
雪歩(仕方ないんだよ…もう)
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 08:18:52.04 ID:IGNJ+2M1O
P「お、出たか。よし、じゃあ俺も浴びてくるかな」
雪歩「仕事は?」
P「片付いたよ。あずさにランドセルは有りだよな?」
雪歩「はいっ!?」
P「いや、そういう企画書をだそうと思うんだけど」
雪歩「…個人的な趣味?」
P「バ、バカ!な、なに言ってんだよ!アハハ、響はお馬鹿さんだなぁ!さて、シャワーシャワー」
雪歩「…ごゆっくり」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 08:26:44.29 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「…ハァ」
プルルー プルルー
雪歩「プロデューサーさんの携帯だ…萩原雪歩…」
雪歩「響ちゃん…」
ガチャ
雪歩「…もしもし」
響「…雪歩?」
雪歩「…違うさー」
響「は?冗談はやめるさー!それになんで雪歩がプロデューサーの携帯に!」
雪歩「雪歩はあなただよ。私は我那覇響」
響「えっ?ゆ、雪歩?」
雪歩「おやすみ雪歩…」ガチャ
雪歩(面倒くさいから拒否設定しとくね、雪歩)
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 08:30:56.07 ID:IGNJ+2M1O
P「ふぅ、さっぱりした」
雪歩「…うん」
P「…響…こっち来い」
雪歩「…うん」スタスタ
P「可愛いよ響」チュッ
雪歩「…うん」
P「ハハッ。否定しないのかよ」
雪歩「クスッ…うん」
P「電気消すぞ」
雪歩「…はい」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 08:37:18.23 ID:IGNJ+2M1O
雪歩(は、恥ずかしいよぅ…)
P「どうした?」
雪歩「な、なんでもないさー…」
P「響…」
雪歩「ん…だ、ダメですぅ…」
P「もう雪歩の真似は止めろよ」
雪歩「…はい…あ…んん…」
P「また胸が大きくなったか?」
雪歩「し、知らないさ…ぁ」
P「それに感じやすくなってる」
雪歩(こ、こんなに気持ちいいの…?)
P「もうこんなに濡れてる」
雪歩「あ!ダメ!あぁ…ん…」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 08:46:29.68 ID:IGNJ+2M1O
雪歩(響ちゃん…こんなに気持ちよくして貰ってたんだ…)
P「ほら、足開けよ。舐められるの好きだろ?」
雪歩(やっぱりズルい…)
P「ここも感じやすくなってるのか?」
雪歩「ん!アァ!…ァ」
P「いい声だよ。響のそういう声はたまらない」
雪歩(響の…私じゃなくて響ちゃんの…)
P「今度は響が舐めてくれ」
雪歩(もう私が響なんだから…)
P「う…今日はいつもより…激しいな」
雪歩(この人のためになんだってやるんだ)
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 08:53:15.28 ID:IGNJ+2M1O
P「ハァハァ…ヤバい、口でイッちまうよ…」
雪歩「クチュクチュ」
P「く…響…入れるぞ」
雪歩「ジュルジュル」コクッ
P「えっと…ゴム…」
雪歩「大丈夫…だから」
P「え?」
雪歩「今日は大丈夫だから」
P「おいおい。本当かよ?」
雪歩「うん」
P「じ、じゃあ中に出しても…」
雪歩「うん」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 09:00:28.07 ID:IGNJ+2M1O
P「な、生で入れるぞ?本当に良いんだな?」
雪歩「クスッ…大丈夫さー!」
P「じ、じゃあ…う…やべぇ」
雪歩「あ…ハァ…入って…る」
P「響…響ぃ!」
雪歩「気持ちいい…気持ちいいよぉ!」
P「くそ…もうイキそうになってきた」
雪歩「いいよ…ん…イッてもいいよ」
P「ハァハァ…イクう!」
雪歩(あ…お腹の中があったかい…)
P「ハァハァ…」
雪歩(ごめんね響ちゃん…だった人)
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 09:05:55.85 ID:IGNJ+2M1O
P「ハァハァ…生ヤバいな」
雪歩「フフ」
P「もし出来ちまったら…」
雪歩「たら?」
P「ちゃんと責任取るからな」
雪歩「…うん」
P「響のこと本当に好きだからさ」
雪歩「…うん」グスッ
P「泣くなよー」
雪歩「自分も大好きさー!」ギュッ
P「響…もう一回しよっか」
雪歩「うん」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 09:11:32.92 ID:IGNJ+2M1O
チュンチュン
雪歩「プロデューサー!起きるさー!」
P「う…いま何時?」
雪歩「7時前さー」
P「お前そんなに寝起き良かったっけ?」
雪歩「き、気の持ちようさー!」
P「誰かさんが4回もおかわりしたせいで疲労困憊なんですが」
雪歩「いや!あれはその…」
P「ちゃんと起きるからもうちょっと寝かせてくれ」
雪歩「でも…」
P「大丈夫さー」
雪歩「フフ。じゃあ先に出るさー」
P「おう。あとで事務所でな」
雪歩「はいさーい!行ってきまーす」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 09:18:51.68 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「どこかで朝ご飯食べていこうかな~。あ…」
響「…」
雪歩「お、おはよう」
響「なに考えてるさー!」
雪歩「ご、ごめん!プロデューサーさんに話を聞いてもらおうと思って…」
響「プロデューサーは?」
雪歩「まだ寝てる…」
響「起こしてやるさー」
雪歩「あ、あとで事務所に来るから、先に行ってよ!」
響「自分らのことちゃんと話たんだろうね?」
雪歩「も、もちろんだよ!だから事務所で待ってよ!」
響「わかったさー…」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 09:24:51.12 ID:IGNJ+2M1O
雪歩(私の身体…)
響「参ったさー!部屋に帰っでもあの子ら全然懐かないし!」
雪歩(やっぱりひんそーでちんちくりん…)
響「本当にプロデューサーと何もしなかった?」
雪歩「し、してないですぅ!」
響「むー」
雪歩「…」
響「この時間は駅が混雑するから嫌いさー!」
雪歩「響ちゃん、いつもゆっくりだもんね」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 09:31:36.65 ID:IGNJ+2M1O
「間もなくー、一番線に電車が参りますー」
雪歩(変われるかなぁ、私)
雪歩(面倒くさいやつじゃなくなるかぁ)
「白線の内側まで下がってお待ち下さいー」
響「窮屈さー!身動き取れないさー」
雪歩「お父さんお母さんごめんなさい…」
響「なにブツブツ言ってるの?」
雪歩「ごめんなさい響ちゃん…」トン
響「え…?」
雪歩「バイバイ、雪歩」
グシャァァァ
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 09:39:30.64 ID:IGNJ+2M1O
P「おはようございまーす」
小鳥「…」
P「ん…みんなどうしたの?」
亜美「ゆきぴょんが…」
P「雪歩がどうした?」
美希「駅のホームから落ちたの…」
P「は?は?」
小鳥「…即死だったそうです…一緒にいた響ちゃんが駅で事情聴取を受けています」
P「…な、何の冗談だよ!ふざけんな!」
小鳥「駅では何も無かったですか?」
P「いや…人身事故があったみたいですけど、月曜日のこの時間ならよくあることだし…タクシー拾ってきました」
小鳥「響ちゃんを迎えに行ってあげて下さい」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 09:43:51.14 ID:IGNJ+2M1O
P「雪歩のご両親には?」
小鳥「私には…無理です…ごめんなさい」ダダッ
P「あ、小鳥さん!」
あずさ「ご両親には警察から連絡があるはずです…」
P「あずささん…」
あずさ「事務所は私が見ておきますから、プロデューサーさんは駅に」
P「わかりました。お願いします」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 09:49:37.85 ID:IGNJ+2M1O
「若い女の子だったらしいぜ」
「マジかよ。可哀想に」
P「…雪歩…マジだったのかよ…」
警察「ここからは立ち入り禁止です」
P「いや、萩原雪歩と…我那覇響の関係者です」
警察「ではあちらにどうぞ」
P「どうも」スタスタ
雪歩「グスッグスッ」
P「響…」
雪歩「…プロデューサー…ウワァァン!」
P「よしよし。お前も辛かったな」
刑事「おたくは?」
P「この子と雪歩の上司です」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 09:55:41.87 ID:IGNJ+2M1O
刑事「そうですか。ずっと泣きっぱなしで会話にならなくてね」
P「亡くなったのは萩原雪歩で間違いないんですか?」
刑事「ええ」
P「く…雪歩…」
刑事「我那覇さんが落ち着かなければ話ができませんから、一度お引き取り下さい」
P「…なんであんたはそんなに落ち着いてんだ!?人が死んでるんだぞ!」
刑事「悼む気持ちはありますが、月曜日のこの時間ではよくあることでしてね」
P「…ちくしょう!帰るぞ響!」
雪歩「う、うん」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:00:52.14 ID:IGNJ+2M1O
P「戻りました…」
雪歩「おはようございます…」
あずさ「おかえりなさい…おはよう響ちゃん」
P「あずささん、ありがとうございました。みんなは?」
あずさ「お家に帰しました…お仕事にならないでしょうから…」
P「そう…ですか」
あずさ「私も…ウッ…失礼してよろしいでしょうか…ヒック…」
P「…はい」
雪歩「あずささん…」
あずさ「また明日…」ダダッ
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:05:40.21 ID:IGNJ+2M1O
P「お前も帰れ」
雪歩「…どこに?」
P「自分の部屋にだ」
雪歩「一緒にいたい…」
P「1人になりたいんだ…」
雪歩「私はなりたくない…」
P「こんなときに面倒くさいこと言わないでくれ!」
雪歩「あ…ごめんなさい…それじゃ、また」バタン
P「…雪歩…あんなに頑張ってたのに…やっと観客の前で笑えるようになってきたのに…ウゥ…」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:16:08.55 ID:IGNJ+2M1O
3日後
P「伊織まで…」
小鳥「これで4人目ですね…」
真「みんな…辞めてっちゃいますね…」
P「多感な時期ですからね…それだけショックも大きいんでしょう」
雪歩「じ、自分は雪歩のぶんまで頑張るさー!」
P「あぁ。そうすれば雪歩も喜ぶさ」
プルルル プルルル
小鳥「はい、765プロダクションです。え!はい…そうですか…」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:22:04.81 ID:IGNJ+2M1O
小鳥「はい…こちらこそお世話になりました…」
P「…」
小鳥「千早ちゃんのお母様からでした…」
P「5人目…か」
真「寂しくなりますね…」
小鳥「雪歩ちゃんは…みんなから好かれていましたから…」
P「…そうですね」
雪歩(そんなことない…)
春香「私…今日は帰りますね」
P「でも午後から営業が…」
春香「ごめんなさい…」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:25:43.93 ID:IGNJ+2M1O
小鳥「また…来てくれるでしょうか…春香ちゃん」
P「…そう信じてます」
雪歩「…自分はボーカルレッスン…だよね?」
P「そうだったな。そろそろ行くか」
雪歩「うん」
真「頑張ってね」
雪歩「ありがとう!行ってくるさー!」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:29:57.61 ID:IGNJ+2M1O
P「響…」
雪歩「ん?」
P「今日は泊まってけ」
雪歩「うん…」
P「俺は雪歩の実家に行くから、ちゃんとレッスン受けてくるだぞ」
雪歩「大丈夫さー」
P「じゃあ、またあとで」ナデナデ
雪歩「えへへー」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:38:21.70 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「それから私は、我那覇響として生きるようになった
精一杯元気に振る舞うようになったし、ダンスもたくさん練習した
プロデューサーさんともたくさん愛しあった
だけど、みんなは違った
雪歩が死んでから1ヶ月後には、765プロには私しかいなくなっていた
プロデューサーさんのために、いままで以上にレッスンに励んだ
だけど…
ダンスの下手な我那覇響では、やっぱりダメだった
そして765プロは廃業されることになった
だけど…
神さまはいた
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:42:37.64 ID:IGNJ+2M1O
P「妊…娠」
雪歩「そうさー!」
P「マジ…だよな?」
雪歩「あたり前さー!」
P「そっか…」
雪歩「これからもずっと一緒さー!!」
P「よし…わかった!約束通り責任は取る!」
雪歩「ホントに!?」
P「あぁ、結婚しよう、響!」
雪歩(やったー!!!)
P「ただ…頼みがある」
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 12:13:45.16 ID:IGNJ+2M1O
>>107
> 実は赤ちゃんは響の生まれ変わり
> 将来娘にPを寝取られる雪歩
この通りになる予定だったのに…
お前のせいでオチが白紙になったよありがとう!!
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:46:40.01 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「なんだい?」
P「生まれてくるのが女の子なら…」
雪歩「なら?」
P「雪歩って名付けたい」
雪歩「え…」
P「頼む」
雪歩「…わかった…男の子なら?」
P「響の好きな名前を付けていい」
雪歩「…うん」
P「雪歩でいいんだな?」
雪歩「だ、大丈夫さー!」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:53:05.34 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「少しづつ大きくなってゆく私のお腹
男の子が産まれることを祈り続けた
でも、何故だろう
6ヶ月をすぎた頃から、女の子が産まれてくるという確信を持つようになった
雪歩と名付けられるはずのその子…
それはやっぱりプロデューサーさんと響ちゃんの子供
私の子供だとは、思えなかった…
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 10:57:52.76 ID:IGNJ+2M1O
オギャァ オギャァ
雪歩「ハァ…ハァ…」
医師「よく頑張りましたね!元気な女の子ですよ!」
P「響!よく頑張ったな!偉いぞ!」ナデナデ
雪歩「えへ…へ」
P「こんにちは雪歩!俺がパパだぞ!」
看護士「あらあら。もうお名前を決めてたんですか?」
P「えぇ、ずっと前から。な、響」
雪歩「うん…」
看護士「お母さんに似た美人さんになりますよ、きっと」
P「はい!」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 11:04:57.67 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「看護士さんの言葉通り、雪歩は響ちゃんそっくりに成長していった
外見だけじゃなく、天真爛漫なところも
私が無理して身に付けた…
いえ…身に付けたつもりになっていたものを、雪歩は始めから持っていた
犬を怖がるところだけは、なぜか私に似ていた
それが無ければ、きっと愛せなかった…
そして15年半が過ぎ、雪歩は高校の入学式を迎えた
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 11:10:03.73 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「雪歩ー、早く早く!」
「待ってよお母さん!」
雪歩「もう!なにも入学式の日まで寝坊しなくてもいいじゃない!」
「仕事忙しいんだから仕方ないじゃない!お母さんも元アイドルなんだからわかるでしょ?」
雪歩「雪歩と違って売れなかったからわかりません!」
「プッ…」
雪歩「失礼ねー!プロデューサーの手腕の問題さー!」
「はいはい。行こ!」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 11:17:49.96 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「ちゃんとシートベルト閉めた?」
「オッケー」
雪歩「しゅっぱーつ」
「ふわぁ…」
雪歩「少し寝てたら?」
「大丈夫ー」
雪歩「あー、遮断機閉まっちゃう!ここ長いのよねー」
「大丈夫さー」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 11:26:52.99 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「えっ?ゆ、雪歩?」
「雪歩はあなたさー」
雪歩「響…ちゃん…ウソ!」
「自分は雪歩。あなたも雪歩」
カンカンカンカン
雪歩「く、車が勝手に…」
「それは大変さー」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 11:29:15.23 ID:IGNJ+2M1O
雪歩「やめて響ちゃん!お願い!」
「響はあなたさー」
雪歩「止まって…止まって!」
「あなたも響、自分も響」
カンカンカンカン
雪歩「あなたも死ぬわよ!」
「死なないさー」
雪歩「…え?」
「神さまはいるから、ね」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 11:37:42.58 ID:IGNJ+2M1O
カンカンカンカン
「間もなくー、踏切に電車が参りますー」
雪歩「ド、ドア…なんで!?なんで開かないの!?」ガチャガチャ!
「遮断機の後ろに下がってお待ちくださいー」
雪歩「い、いや…こんなのいやぁ!」
カンカンカンカンカンカンカンカン
「雪歩はプロデューサーと自分の子供さー」
雪歩「あ…うぅ」
「古い雪歩と古い響は」
雪歩「あ………」
「一緒に消えるさー」
グシャァァァ
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 11:45:11.62 ID:IGNJ+2M1O
刑事「あなたは…」
P「あ…」
刑事「…お悔やみ申し上げます」
P「…よくあることなんでしょう?」
刑事「…ご遺族に対して申し上げることではありません」
P「…○ソ!」
刑事「娘さんは奇跡的に軽い打撲だけで済んだようですね」
P「…えぇ…響の…母親の身体が守ってくれたんだってみんなが言ってます」
刑事「…お悔やみ申し上げます」
P「娘のところに行きますので、失礼します」
刑事「お大事ににとお伝えください。落ち着いたら事故の際の様子を聞かせて欲しいとも」
P「…はい」
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 11:51:42.78 ID:IGNJ+2M1O
>>162
雪歩(子供の方)が言ってると解釈してください
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 11:49:38.02 ID:IGNJ+2M1O
P「雪歩…」
「パパ…」
P「辛かったな…」
「ママが…守ってくれた…」
P「あぁ…ママはお前が大好きだったからな」
「うん…」
P「パパはいろいろ行かなきゃいけないところがあるんだ。1人で大丈夫か?」
「大丈夫」
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 11:58:01.11 ID:IGNJ+2M1O
P「またあとで来るからな」ナデナデ
「えへへー」
P「フフ。じゃあ看護士さん、雪歩を頼みます」
看護士「はい。いってらっしゃい」
「いってらっしゃい」
バタン
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 12:03:39.93 ID:IGNJ+2M1O
「間もなくー、また電車が参ります」
看護士「え?」
「カーンカーンカーンカーン」
看護士「雪歩ちゃん?」
「え?クスッ…何でもないです」
看護士「?」
「…いってらっしゃいパパ」
「なんくるないさー」
おわり
179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 12:05:51.83 ID:IGNJ+2M1O
終わりです
ホントは雪歩好きなのに…
気が付いたらこうなってた…
ベタベタな展開とオチでスマンかったwww
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 12:08:13.35 ID:wC7VjW9kO
乙
ドタバタコメディかと思ったらホラーだった
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 12:21:47.44 ID:k7vsWxNN0
乙
プロデューサーも南無ったか…よかった
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/23(水) 12:47:18.45 ID:IGNJ+2M1O
読み返してみた
そういや雪歩はプロデューサーにさん付けしなかったよな…