P「アイドルも結婚したら、変わるかな…」【天海春香SS】

1: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 13:58:04.08 ID:NHSCRDq70
事務所

高木「すまない、少し出かけてくる」

P「どこに行かれるのですか?」

高木「いやね……妻に買い物を押し付けられてね」

P「はぁ……大変ですね」

高木「結婚したら、女性は変わるもんだよ……」

高木「じゃあ、行ってくる」

ガチャッ

P「結婚したら、女性は変わる……か」

P「……………」

P「プロデュースしてる響も、変わるのかな……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408165074

2: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 14:06:34.40 ID:NHSCRDq70
ガチャッ

響「はいさーい!プロデューサー!」

P「噂をすれば……はいさい、響」

響「さっき、社長とすれ違ったぞ」

P「買い物だって。奥さんからのお使いだって」

響「ふ~ん……社長、大変だな」

P(………………)

P(響も、もし結婚したら社長の奥さんみたいに、相手の旦那をコキ使うのかな……)

P(いや……響はそういう事はしなさそうだな)

P(他の事で、ワガママになるかもしれん……)

P(今は、元気で愛くるしくて、心優しい響だが……)

P(結婚したら、変わってしまって……)

P(………………)

4: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 14:16:04.04 ID:NHSCRDq70
ーーーPの結婚生活の妄想ーーー

響「ほら!プロデューサー!みんなの体、洗ってよ!」

P「はぁ……はぁ……もう、14匹の動物の体を洗ったぞ……」

響「あと58匹いるんだから、がんばって!ほら!」

P「あ、あのな、響。」

P「結婚して、貯金に余裕が出来たからってペットをこんなに飼うなんて……」

響「ペットじゃない!家族だぞ!」

P「わ、悪い。」

響「それに、2人の子供みたいでいいでしょ?」

響「こんなに沢山いて、子育て出来るなんて幸せでしょ!?」

P「そ、そうだけど……なんか、違うっていうか……」

響「ほら!まだまだ洗わないといけないから!早く早く!」

響「その後は、ご飯の用意ね!」

P「ばたんきゅ~……」

ーーー妄想終了ーーー

7: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 14:28:22.94 ID:NHSCRDq70
響「社長の奥さんかぁ~……」

響「……じ、自分も…その」///

響「結婚して、誰かの奥さんとかに……なったり、するのかな……?」///チラッ

P「響!!」ガタッ

響「ひゃっ!?」///

P「響……俺は……俺は、響と……」

響「え?え?な、何?」

響(ま、まさか、愛の、こ、告白………)

P「響と絶対、結婚しないからな!!」どーん

響「うえぇっ!?」

響「な、何でそんな事言うんだっ!プロデューサー!」

P「お前と結婚したら、動物ばっかにかまって俺をこき使うに決まってる!」

響「そ、そんな事するわけないぞ!」

響「ちゃんと、プロデューサーを大事にするぞ!」

響「それに……自分の事も、大切にして欲しいし……」///

響「お互いが支え合って……大切に、あ、愛し合いたいし……」///

P「………………」

P「いいや、信じらんないね!!」どーん

響「うんぎゃーーー!!」

9: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 14:41:02.15 ID:NHSCRDq70
響「本当だってばぁ!プロデューサー!」

P「確証がないからな……ダメだ!」

響「信じて欲しいぞ……うぅ」ウルッ

P「えっ?な、涙目?」

響「自分……プロデューサーをこき使ったりなんか……うぅ……」グスッ

響「うわぁぁぁぁぁぁぁぁあん!!」ポロポロ

P「え!?え!?」

響「自分、自分、そんな酷い事しないぞぉ!!」ポロポロ

響「大好きなプロデューサに……そんな……そんな事ぉ!」ポロポロ

響「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」ポロポロ

P「響………」

小鳥「泣ーかしたー泣ーかしたー、せーんぱいに言ってやろー」

小鳥「って、あたしやないかい!」ビシッ

P「ごめん!響!」

P「信じるから!俺、響の事信じるから!」

響「グスッ……本当?」

P「あぁ、本当だよ。響は、俺を大切にしてくれるんだよな、ありがとう」

響「うん……自分、プロデューサーを大切にするから……」

響「だから……自分の事も、大切にして欲しいぞ……」///

P「あぁ、もちろん。響を悲しませたりなんか、絶対にしない。約束だ。」なでなで

響「………プロデューサー」///

11: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 14:59:43.11 ID:NHSCRDq70
響「約束してね……?」///

響「お互いが、相手を幸せにするって……」///

P「あぁ……俺は、絶対に響を幸せにするからな」

P「約束の印に、今して欲しいことをしてやるよ。」

響「本当?いいの?」

P「あぁ。何でも言ってくれ」

響「じゃあ……ギュッて、抱いて欲しいぞ……」///

P「え?い、いいのか?抱きしめちゃって……」

響「うん……今は、プロデューサーに触れたい気分から……」///

P「そうなのか……わかったよ」ギュッ

響「うん……あったかい……えへへ」///ギュッ

P(響を幸せにする約束をした限り、ちゃんと守らなければ……)

P(響が幸せになるプロデュースをしないと!)

P(俺と響は、プロデューサーとアイドルなんだからな!うん!)

P(もしも結婚するなら…の話から、お互いを幸せにする話になっちまったな……)

P(まぁ、俺なんかが響と結婚出来るわけないからな、ははは)

響(えへへ、プロデューサーと、婚約しちゃった……)///

響(ちゃんと、動物の家族じゃない、2人の子供を一緒に育てようね……)///

響「えへへ……プロデューサー、大好きぃ」///

16: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 15:14:16.86 ID:NHSCRDq70
事務所

P「いやー、お前が電話して来るなんて久々だなぁ」

P「うん……うん……へー、大変だなぁ」

P「奥さんが戦車で会場に……シュールだなぁ」

P「まぁ、お前も奥さんの尻にしかれてるんだな」

P「あっ、そろそろ仕事だから。じゃあな」ピッ

P「あいつの奥さん、伝説のアイドルだか何だか言ってたが本当かなぁ……」

P「まぁいいや。それより気になったのが……」

P「奥さんの尻にしかれてる……か」

P「結婚したら、女性って変わるもんなんかねぇ……」

P「………プロデュースしてる真美も、変わるのかねぇ……」

18: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 15:27:02.87 ID:NHSCRDq70
ガチャッ

真美「おっはよーん!」

P「おぉ、真美。おはよう。」

真美「兄ちゃん!先週の休みね、親戚の結婚式に行ったんだー!」

真美「花嫁さん、超綺麗だったよ~!」

P(…………………)

P(真美も、結婚したら相手の旦那を尻にしくのかねぇ……)

P(いや、真美は尻にしく……というか)

P(相手をオモチャにして遊びそうだな……)

P(遊ぶ……か)

P(真美が……相手を弄ぶ……?)

19: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 15:44:12.46 ID:NHSCRDq70
ーーーPの結婚生活の妄想ーーー

真美「ほらほら~、兄ちゃん!えいっ!」ブンッ

P「はぁ……はぁ……も、もう、勘弁してくれぇ……真美ぃ」

真美「ダメだYO!兄ちゃんが飼っちゃダメって言ったから、責任とってYO!」

P「い、犬飼うのを反対したからって、俺が犬役だなんて……」

真美「ペットの犬とフリスビーするのが夢だったんだから、ちゃんとやってやって~!」

P「体力の、限界だよ……はぁ……」

真美「……………」

真美「ふん!もういいよ!やる気ない兄ちゃん何か嫌い!」プイッ

P「!!」

P「す、すまん!やるよ!犬役!」

P「だから、嫌わないでくれぇ!真美ぃ!」グスッ

真美「………もう、ちかたないなぁ~」

真美(んっふっふ~、兄ちゃんチョロチョロポッポ、チョロチョロポーだよ~)

P「やな感じぃ~……」

ーーー妄想終了ーーー

22: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 16:05:02.62 ID:NHSCRDq70
真美「真美も、あんな綺麗な花嫁さんになれるかなぁ~?」

真美「綺麗な花嫁さんには、素敵な旦那さんも必要だよね~?」

真美「だから兄ちゃん、素敵な人にならないと、真美綺麗な花嫁さんになれないよ~?」

真美「なんちゃって!んっふっふ~!」///

P「真美!!」

真美「ふぇっ!?」

真美「ど、どうしたの?大声出して……?」

P「真美……俺は……俺は真美と……」

真美「えっ!?えっ!?」///

真美「に、兄ちゃん、さっきのセリフ本気にしちゃった!?」///

真美「兄ちゃん、まだ真美にはちょっと早過ぎ………」///

P「俺は真美と結婚なんてしないからな!!」ズギュウウウウウウン

真美「うぇっ、うえぇ!?」

真美「な、何でそんなこと言うのぉ!?」

P「お前と結婚したら、どうせ俺をオモチャのように扱うに違いない!」

P「俺を遊び道具と見て、愛し合う気なんてないだろ!?」

真美「そんな事ないYO!!」

真美「兄ちゃんと結婚したら、真美、兄ちゃんに絶交ラブに決まってるじゃん!」

P「ぞっこんラブか?」

真美「それ!メチャラブになるに決まってるじゃん!」

P「……いや、信じられないね!」ズギュウウウウウウン

真美「うえぇぇえ!?」

23: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 16:28:58.75 ID:NHSCRDq70
真美「そんなに兄ちゃん、信用してないとは……」

真美「だったら!信用させるまでぇ!!」

真美「えぇいっ!!」抱きっ

P「わ、わぁ!?」

真美「抱きつき攻撃ぃ~~~!!」

P「こ、こら!誰かが見てたらどうすんだ!!」

小鳥「パパラッチでもいたらどうするんですか!」カシャカシャ&??REC

真美「ほら!兄ちゃん!こうすれば、真美が兄ちゃんの事大好きって分かるっしょ!?」ギュウウ

P「分かった!分かった!信じる!」

P「信じるから、ちょっと一旦離れてくれ!」

真美「えぇ~?何で?」

真美「兄ちゃん、真美が抱きつくの嫌なの……?」ギュウウ

P「ドキドキして、話がしにくいんだよ……」ドキドキ

真美(…………兄ちゃん、真美に抱かれてドキドキしてるんだ……)

真美(心臓、バクバク鳴ってる……)

真美(なんか、嬉しいな……)///

真美「……うん、一旦離れるね」///パッ

24: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 16:44:29.30 ID:NHSCRDq70
真美「兄ちゃん……真美の事、信じてくれる?」

P「あぁ……今の行動で、大分信用出来たよ」

真美「真美……兄ちゃんを、ただの遊び道具として見てないYO!」

真美「……ちょ、ちょっとは見てるけどね」

P「………………」

真美「でも、それ以上に兄ちゃんの事は大好きだYO!」

真美「兄ちゃんとなら……真美、結婚してもいいもん!」///

真美「兄ちゃんと……ずっとラブラブしてたいYO!!」///

P「真美………」

P「ありがとな……真美」抱きっ

真美「んっ……抱きつかれたら、真美もドキドキしちゃうよ……兄ちゃん……」///ギュッ

P「さっきのやり返しだ」ギュウウ

真美「んっ……兄ちゃん、胸広いね……」///

真美「………ねぇ、兄ちゃん?」///

P「ん?」

真美「返事は……どうなの?」///

P(返事?)

26: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 17:01:56.98 ID:NHSCRDq70
P(返事って何だ……?)

P(………あぁ、もしかして、逆に俺が真美ともし結婚したら、俺がぞっこんラブになるかを聞きたいのか?)

P(なるほど……まぁ、本当に結婚するわけじゃないが……ちゃんと返事しとかないとな)

真美(さっきの、兄ちゃんとなら結婚していい!って真美の告白……)

真美(兄ちゃん、応えてくれるかな……)///ドキドキ

P「あぁ、もちろんだよ。真美。」

P「真美だけじゃなく、俺もぞっこんラブだよ」

真美「!!」

真美(OKって事だよね!?)

真美「んっふっふ~!兄ちゃん、大好きぃ!!」///ギュウウ

P「ははは、どうしたんだよ急に……」

真美(やったぁ……兄ちゃんと混浴……じゃなくて、婚約しちゃったぁ!)///

真美「兄ちゃん!ず~っと真美と、一緒だかんね!」///

END

30: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 17:47:50.52 ID:NHSCRDq70
ツンデレ女「ふんっ!もう、あんたなんか知らないわよ!」

男の娘「ま、待ってよ!何でそんなに怒ってるの!?」

ツンデレ女「少しは自分で考えなさいよ!ふんっ!」

ツンデレ女「……他のアイドル仲間にデレデレしちゃって……」ボソッ

男の娘「ねぇ、機嫌直してよぉ~!」

ツンデレ女「ふんっ!知らないっ!」スタスタ

男の娘「ぎゃおおおん!!」

P「…………………」

P「窓から外を見てたら……大変な所を見ちまったな……」

P「見た所、カップルかな?」

P「………ああいうのが結婚したら、男の方が立場弱いんだろうな……」

P「そして、妻の方が上で……」

P「………………」

P「俺がプロデュースしてる、雪歩も結婚したらそうなるのかな……」

32: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 17:59:28.98 ID:NHSCRDq70
ガチャッ

雪歩「………あっ、プロデューサー、おはようございますぅ」

P「おぉ、雪歩、おはよう」

雪歩「プロデューサー、さっきの喧嘩見ましたか?」

P「あぁ。外眺めてたら、たまたまな……」

雪歩「女の子、凄く怒ってましたね」

P(………………)

P(雪歩も、結婚したら上から目線になってしまうだろうか……)

P(いや……雪歩はないだろう!そんなこと!)

P(………………)

P(でも、そういう子程、豹変すると母ちゃんから聞いたことが……)

P(ま、まさか………)

P(女の子らしくて、守ってあげたくなる可愛さを持つ天使の雪歩が……)

P(…………………)

33: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 18:14:40.64 ID:NHSCRDq70
ーーーPの結婚妄想ーーー

P「じゃあ、仕事に行って来るよ」

雪歩「はい、行ってらっしゃい。プロデューサー」

P(何だ、全然上から目線とかじゃないな)

P(いやぁ~…よかったよかった、じゃあ仕事行ってと……)スタスタ

雪歩「………………」

雪歩「うぅっ……グスッ……ひゅぅ……」グスッ

P「!?」

P「な、泣いた!?」

P「どうしたんだ!?雪歩!?」

雪歩「プロデューサーと……離れるのが辛くって……うぅ」ポロポロ

P「え、えぇ!?」

雪歩「うぅ……寂しい……ですぅ」ポロポロ

P「わ、分かった!離れない!」抱きっ

雪歩「あっ……」///

P「今日は仕事休む!!」ギュッ

雪歩「えへへ……嬉しいですぅ」///ギュッ

P(………し、しかし、家計がヤバくなる……世間的にも……うぅ……)

ーーー妄想終了ーーー

35: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 18:41:14.35 ID:NHSCRDq70
雪歩「さっきの人達……仲直りして欲しいですね」

雪歩「きっと、お付き合いしてる人達ですから、仲良くして欲しいですぅ」

雪歩「プロデューサーと、私は……仲……いいですよね?」///

雪歩「と、友達以上……だったり……します、かね……」///

P「雪歩……」

雪歩「は、はいぃ!」ビクッ

雪歩「す、すみません、プロデューサー!自惚れてましたぁ!」///

雪歩「こんな私、穴掘って……」

P「俺達は……結婚してはダメだ……雪歩」

雪歩「え、えぇ!?」ガーン

雪歩「け、結婚って……?そ、それより、ダメって……」

雪歩「ううぅ……そう、ですよね……私なんか……ひんそーでちんちくりんで……」

P「雪歩……俺達が結婚したら、悲しい末路になってしまう……」

P(家計がなくなって、一文無しに……)

P「俺達は……結婚、しちゃだめなんだ」

雪歩「何で……何でそう思うんですか?」

P「俺は……雪歩をいつでも側について守ってやりたい……」

P「だが……ずっと俺が雪歩に付いていれば、俺達は崩壊してしまうんだ……」

P(主に家計的にな……)

P「だから雪歩……俺と、結婚しちゃダメだ……」

雪歩「…………………」

雪歩「プロデューサー……分かりました」

36: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 18:50:22.02 ID:NHSCRDq70
P「分かって、くれたか……」

P「俺達が、結婚しちゃダメだって……」

雪歩「私が、強くなればいいんですね!?」

P「……え?」

雪歩「私が、プロデューサーに守られなくても大丈夫なくらいに強くなれば……」

雪歩「プロデューサーと、け、結婚しても、大丈夫何ですよね!?」///

P「雪歩………」

雪歩「プロデューサー……し、失礼しますぅ!」

雪歩「えいっ!」///抱きっ

P「わっ……ゆ、雪歩?」

小鳥「あらっ……大胆ね」///

雪歩「わ、私は、最初は男の人が苦手で、プロデューサーにも近づけませんでした……」///

雪歩「でも、今は前よりも強くなって、プロデューサーに抱きつけますぅ!」///

雪歩「私も、強くなれるんです!プロデューサー!」

雪歩「私、この調子で強くなります!だから……だから……」

雪歩「プロデューサーと、結婚させて下さいぃ!!」///ギュッ

P「雪歩………」

39: ◆p3yuNM37DY 2014/08/16(土) 19:01:05.42 ID:NHSCRDq70
P(…………俺は、馬鹿だったんだな……)

P(雪歩は、こんなにも強い子なのに……)

P「雪歩……ありがとな」ギュッ

P「俺も……雪歩と結婚したいよ」

P(まぁ、出来たらの話だけどね)

P(本当に結婚するわけじゃないしな)

雪歩「ぷ、プロデューサー……ほ、本当、ですかぁ?」///

雪歩(こ、これって、婚約成立、だよね)///

雪歩(私……プロデューサーと……わぁ)///

雪歩「えへへ……プロデューサー……私、幸せですぅ」ギュッ

P「そうか……雪歩が幸せなら、俺も幸せだよ」なでなで

雪歩「えへへへ……」///

雪歩(プロデューサーと……将来、結婚……ずっと、一緒……)///

おしまい

47: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 02:45:30.79 ID:6kfo6u5o0
事務所

P「あ、もしもし。久しぶり」

P「今大丈夫か?」

P「お前は150人以上のアイドルをプロデュースして大変だもんなー」

P「ん?今はアイドル達の相手して忙しい?」

P「そうかそうか、いや悪かったな。暇つぶしに電話なんかして。」

P「また飲みにでも行こう。じゃあな」ピッ

P「大変だなー……担当アイドルが沢山いるって……」

P「………………」

P「結婚して、子供が沢山出来たらこんな感じになるのかな……」

P「沢山の子供といえば……やよいだよな」

P「やよいと結婚したら……子供が沢山出来そうで、子育て大変そうだな」

P「相手の旦那とやよいとの時間が少なそうだ……」

49: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 02:57:43.05 ID:6kfo6u5o0
ガチャッ

やよい「あっ、プロデューサー!おはようございまーす!」

P「おっ、やよい。おはよう。」

やよい「プロデューサー!あの、あの!」

やよい「弟の長介が、学校で学級委員に選ばれたらしいんです!」

やよい「長介、照れてあまり表情には出してなかったですけど……」

やよい「とっても、喜んだ様子だったんです!」

やよい「私も、うれしい気分になっちゃいました!えへへ!」

P(………………)

P(やよいが結婚したら、こんな風に子供ばかりにかまうのかな……)

P(相手の旦那の事なんて、ただのATMとしてしか見ないのかな……)

P(こんな、天使で優しい、可愛いやよいも結婚したら……)

P(………………)

52: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 03:13:49.49 ID:6kfo6u5o0
ーーーPの結婚妄想ーーー

やよい「プロデューサー!一郎のミルク作ってください!」テキパキ

やよい「あと、後でスーパーの特売セールで出る紙オムツも買って来て下さいね!」テキパキ

P「あ、あぁ……」

八郎「うえぇーーん!」グスッ

やよい「あぁ!ほら、プロデューサー!息子の八郎が泣いてますよ!」

やよい「私は、息子の七郎と、娘の二子の服を着替えさせますから、八郎を泣き止ませて下さい!」

やよい「あと、三郎の送り迎えと、一子の髪の毛をクシでといて、五郎の宿題を見て……」

P(うぅ……息子が13人、娘が3人……多すぎる……)

P(二つのアイドル事務所が出来そうだ……)

やよい「あっ、それと、プロデューサー!」

やよい「また……赤ちゃん、お腹に出来ちゃいました……」///

やよい「家族がまた、増えますね!えへへ!」///

P「しぇーーーーーーー!!」

ーーー妄想終了ーーー

55: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 03:26:21.46 ID:6kfo6u5o0
やよい「いい出来事に一緒に喜ぶのって、とってもいい気持ちになりますよね!?」

やよい「プロデューサーも、一緒に喜んでくれますか?」

やよい「そしたら、私、とってもうれしいかなーって……」

P「やよい……」

やよい「はい?」

P「俺は……やよいとは結婚出来ない……」

やよい「えっ……ええぇ!?」///

やよい「あっ、あのっ、何で結婚のお話に……」///

やよい「それに、プロデューサー、結婚出来ないって……」

P「やよいは……俺と結婚したら、子供ばっかにかまって、俺にかまってくれなくなるんだろ……?」

P「やよいは、面倒見がいい子だからな……」

やよい「そ、そんな!プロデューサーを放ったらかしになんて、しません!」

P「う~ん……なかなか信じられないなぁ~……」

やよい(でも、プロデューサーとの子供って……)

やよい(想像したら、嬉しい気分になるなぁ……えへへー)///

57: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 03:42:30.10 ID:6kfo6u5o0
やよい(あ、でもでも、プロデューサーは子供ばっかにかまったら嫌なんだよね……)

やよい(そっかぁ……プロデューサー、寂しい気分になっちゃうんですね……)

やよい(…………うん、私、決めた!)

やよい(仕方ないけど、プロデューサーと結婚するためだもんね……)

やよい「プロデューサー!」

P「ん?」

やよい「私、プロデューサーに寂しい気持ちになって欲しくないから……」

やよい「プロデューサーと結婚しても、子供はいなくていいです!」

P「!!」

小鳥「おいおい、一生処女宣言ピヨか?」

P「そんな……やよい、いいのか?」

やよい「はい、ちょっと寂しいですけど……」

やよい「プロデューサーと一緒にいられるなら、私平気です!」///

やよい「プロデューサーと二人っきりで……ずーっと、一緒ですよ!」///

P「や、やよい……」

P(俺は……馬鹿野郎だ!)

P(こんな優しい子に……我慢をさせて……!)

P(やよいを……信じてやらなくて……)

P「やよい……ごめん!」

P「やよいが、ほっとかないって言ってるのに……信用しないで……」

P「どうか、また俺にやよいを信用させてくれ!」

P「そして、2人の子供を一緒に育てさせてくれ!」

やよい「プロデューサー……」///

58: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 04:06:19.97 ID:6kfo6u5o0
やよい「私も……プロデューサーと一緒に、育てたいです……」///

やよい「2人で……2人の子供を……」///

P「やよい……」

P「ありがとう……やよい!」抱きっ

やよい「はわぁっ……」///

やよい(えへへ……プロデューサーのスーツの匂い……)///

やよい(プロデューサーの温かさ……伝わって来ます……)///ギュッ

やよい「プロデューサー……結婚したら、子供はいい子に育てましょうね?」///

P(まぁ、結婚したら、の話だよな……)

P(もしも、の話だよな……)

P「あぁ、やよいに似た、いい子に育てよう!」

やよい「プロデューサーに似た、いい子にも……ですね!」///

やよい「お互いの、いい所をとった、いい子供にしましょうね!」///

やよい(プロデューサーと……結婚の約束……えへへ)///

やよい(とっても、幸せな気分になっちゃった……)///

やよい「プロデューサー!ずっと、ずーーーーーっと!」///

やよい「私達、一緒にいましょうね!子供とも一緒に!えへへ!」///

GOAL

67: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 13:06:42.16 ID:cdKCQUT/O
事務所

prrrrr……prrrrr……

P「はい、765プロでございます」ガチャ

千種「いつも娘がお世話になっております」

千種「千早の母です」

P「あぁ……千早のお母さん」

千種「あの……娘に、実家に顔を見せるように言ってもらえませんでしょうか?」

千種「あの子……全く家に帰って来なくって……」

千種「電話をしても出てくれなくて……」

P「そうですか……わかりました、声をかけときます」

千種「すみません、ご迷惑をおかけして……それでは」ガチャッ

ツー……ツー……

P「………そうか、千早の家庭は離婚や弟の問題が……」

P「千早……この問題のせいで、将来結婚する気、無いんじゃないか……?」

P「どうなんだろうか……」

69: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 13:32:08.27 ID:cdKCQUT/O
ガチャッ

千早「あ、プロデューサー。おはようございます」

P「あぁ、千早か。丁度良かった」

P「千早、親御さんが、実家に顔を見せに来いって電話で話して来たぞ」

P「ちょっとくらい、帰ってみたらどうだ?」

千早「そう……ですか……」

千早「………すみません、もう少し考えさせて下さい」

P「そうか……千早が納得するようにすればいいさ」

千早「はい……ありがとうございます、プロデューサー」

P(やっぱり、思い悩んでるんだな……千早)

P(………そういえば、家庭内問題は子供に引き継がれるってよく聞くな……)

P(じゃあ、もし誰かと千早が結婚すれば……)

P(過去の家庭内問題を引き継いでしまって……)

P(千早の夫婦の間にも、問題が出来たりして……)

P(悲しい末路に……なんて、悪循環に……)

P(ダメだ……悪い方悪い方へと、考えてしまう……)

P(千早は、歌に一生懸命な、クールで真面目な子……)

P(だけど、時折見せる笑顔や仕草がとても可愛いくて、愛らしくて……)

P(だけど、誰かと結婚した事によって、その千早が千早じゃ無くなってしまうかもしれない……)

70: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 13:43:44.28 ID:cdKCQUT/O
ーーーPの結婚妄想ーーー

P「………疲れた……ほぼ、徹夜だもんな……」

ガチャッ

P「………ただいま」

千早「………!!」

千早「プロデューサー!こんな遅くまで、何をしてたんですか!」

P「………仕事だよ、夜遅くまでかかったんだよ」

千早「そんな……子供が熱をひいたって留守電に入れたじゃないですか!」

千早「今も、苦しそうなんですよ!」

P「仕方ないだろ……仕事なんだから」

千早「プロデューサーは……仕事と私達、どっちが大切なのですか!?」

P「お前達が大切だから、仕事をしてるんだろう……わかってくれよ」

千早「そんな……そんなのって……」グスッ

P「はぁ……泣かれても、正直困るよ……疲れてるんだから」

P「もう、寝るから……子供はまかしたよ……じゃあ、おやすみ……」

バタン

千早「…………うぅ……」

子供「ママ……大……丈夫……?」///

子供「うぅ……はぁ……はぁ……頭、痛い……」///

千早「ごめんね……本当は、お母さんが心配しないといけないのに……」グスッ

千早「ごめんね……ごめんね……」ポロポロ

ーーー妄想終了ーーー

73: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 14:00:28.21 ID:cdKCQUT/O
千早「プロデューサー……すみません、私の家庭問題なのにご迷惑をおかけして……」

千早「でも……私、正直プロデューサーになら、この話の事を相談したいと思ってるんです」

千早「プロデューサーにでしたら、話を聞いてもらっても大丈夫なので……」

千早「むしろ……その、親身になって、聞いてもらえたら、安心するというか……その……」///

P「千早……」

千早「あ、は、はい!?」///

P「俺は……千早とは、結婚出来ない……」

千早「え、えぇ!?」

千早「そ、そこまで親身になって貰わなくても……」///

千早「え、でも、結婚出来ないって……?」

P「俺と千早が結婚したら……今の家庭内の問題を思い出させてしまうかもしれない……」

P「そして……千早を悲しませてしまう……」

千早「プロデューサー……」

P「だから……千早とは、結婚はしないよ……」

千早「……………そう、ですか……」

千早「分かりました。プロデューサーがそういうなら」

千早「私とプロデューサーは、結婚しません」

P「………あぁ」

75: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 14:17:03.02 ID:zD9q9IWAO
千早「……………でも」

千早「結婚はしなくても、私はプロデューサーと……」

千早「ずっと………ずっと、一緒に、いたいです」

P「……!!」

千早「結婚だけが、愛の形じゃないはずです。」

千早「2人が一緒にいられるなら……結婚なんて、しなくていいです」

千早「……だから、プロデューサー」

千早「私と……ずっと一緒に、いてくれますか?」///

千早「私の側に……ずっと、いて欲しいんです……」///

P「……千早」

P(そんなにも………俺のことを……)

P「千早……ごめん!」抱きっ

千早「きゃっ……!プ、プロデューサー……急に抱きつくなんて……」///

P「俺……千早の考えを聞かずに、悪い方の考えを信じちゃって……」

P「本当、ごめん!」ギュッ

千早「プロデューサー……」///

千早(プロデューサーが……私を強く、抱きしてめくれてる……)///

千早(安心感に……包まれます……凄く、うれしいです……プロデューサー)///ギュッ

77: ◆p3yuNM37DY 2014/08/17(日) 14:34:22.59 ID:6kfo6u5o0
千早「プロデューサー……もう謝らなくてもいいですよ」

千早「それに、私は結婚するだけで悲しい気分になんてなりませんよ?」

千早「私は……プロデューサーとなら、どんな事でも乗り越えられると信じてますから……」///ギュウウ

P「千早……うれしいよ、そう思ってくれて」

千早「プロデューサー……約束しませんか?」///

千早「私達は、これからずっと一緒で……」///

千早「2人でどんな苦労や悲しみも、乗り越えて行く……と」///

P「あぁ……そうだな」

P「どんな壁も、乗り越えて行こう
!!」

小鳥「千早ちゃんにその台詞は、ちょっと……」

P(このまま、プロデューサーとアイドルの二人三脚で)

P(アイドル活動をしようって事だよな?千早?)

P(よし!このまま、千早をトップアイドルにさせるぞー!!)

千早(プロデューサー……ずっと、一緒にいるって、約束してくれたわ……)///

千早(結婚なんかよりも、深い、深い、愛の約束を……)///

千早(プロデューサー……私達は、何があっても……)///

千早(今みたいに抱きしめて、ずっと近くでいつまでも、側にいてくださいね?)///

閉幕

84: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 00:17:28.40 ID:Jpqi7j4M0
冬馬「家柄なんて関係ねぇ!」

冬馬「俺と……俺と結婚してくれ!!」

涼「でも……私なんか、身元にばかりに頼ってばっかで……」

涼「中身が空っぽな……ダメな子よ……?」

冬馬「そんなことはねぇ!!」

涼「!!」

冬馬「そんな事はねぇって……俺が1番知ってる!」抱きっ

冬馬「俺と……俺と、結婚してくれ!!」

涼「……うれしい」///グスッ

P「いやー、面白いドラマだな」

P「出演者が、有名アイドルばかりの恋愛ドラマ……」

P「このヒロインの子、可愛いな」

P「……しかし、結婚相手の家系が有名だったり、名高い所だったら」

P「親御さんに、結婚の許可を貰うのは難しいんだろうな」

P「伊織とかが、そうだろうな」

87: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 00:42:00.82 ID:Jpqi7j4M0
ガチャッ

伊織「あら……いたのね、あんた」

P「そりゃいるさ。おはよう、伊織」

伊織「おはよう……ふわぁ……」

P「あくび……眠たいのか?」

伊織「少しね…昨日、少し長めに勉強しちゃって」

P「勉強か……偉いが、根をつめすぎるなよ?」

伊織「わかってるわよ……でも、勉強を疎かには出来ないわ」

伊織「せっかく、家庭教師付けてもらったり」

伊織「勉強するのに最適な環境を用意してもらってるんだから」

伊織「勉強が出来なかったら、家族に申し訳なくなるわ」

伊織「水瀬の名に恥ないように、ちゃんとしないといけないんだから」

P(そうか……伊織も何だかんだ言って、家系の事を意識してるんだな)

P(……でも、そんな伊織と結婚してしまったら……)

P(家系の名を恥じぬように、毎日生活しないといけないかもしれないな……)

P(……想像したら、胃が……)キリキリ

89: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 00:55:17.73 ID:Jpqi7j4M0
ーーーPの結婚妄想ーーー

ジリリリリリリリリリリ

P「う~ん……目覚ましうるさい…」

P「あと、5分……」スヤスヤ

SP「起きてください、旦那様」

P「ん……!?」

P「わ、わあ!?セキュリティポリス!?」ガバッ

SP「おはようございます。さぁ、水瀬様にご挨拶をしに行ってください」

P「は、はぁ……」

伊織父「おぉ、おはよう。プロデューサーくん」

P「おはようございます……ふわぁ……」

伊織父「むぅ……プロデューサーくん、そんなだらしなくしてはダメじゃないか」

伊織父「君はね、水瀬家に関わっている大事な人でだね……」くどくど

伊織父「しっかりして、ちゃんと出世をしてもらわないとだね……」くどくど

P「は、はい……すみません……」

P(うぅ……毎日毎日説教説教……)

P(胃に穴が開く所か、胃が無くなってしまう……)キリキリ

ーーー妄想終了ーーー

90: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 01:02:43.31 ID:Jpqi7j4M0
伊織「でもまぁ、家族に頼ってばっかじゃダメよね」

伊織「早くトップアイドルになって、家のみんなに私を認めさせるんだから!」

伊織「だから、ちゃんとプロデュースしなさいよ、プロデュー……」

P「伊織……出来ない……」

伊織「……え?」

伊織「ちょ、ちょっと、何よ……?」

伊織「何で、プロデュース出来ないなんて言うのよ……?」

P「俺は、伊織と結婚出来ない……」

伊織「………え?」

伊織「……け、結婚……?」

伊織「………結婚!?」///

伊織「な、あ、あんた!急になに言い出すのよ!?」///

伊織「しかも出来ないって……もっとどういう事よ!?」

91: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 01:19:06.02 ID:Jpqi7j4M0
P「俺……伊織の夫に相応しい男になれる自信がない……」

伊織「……なによ!それくらい!」

伊織「自信うんぬんの問題じゃないわよ!」

伊織「あんたが、私と結婚したいかが重要なの!」

伊織「ほら!!あんたは私と結婚したいの!?したくないの!?」

伊織「はっきり言いなさい!」

P「したいさ……俺だって!」

P「だけど……俺なんかじゃ、伊織と不釣り合いだよ……」

伊織「……馬鹿ね」

伊織「そんな事……あんたしか、思ってないわよ」

伊織「……少なくとも」

伊織「私は……釣り合う男って思ってるわよ……」///

伊織「あんたが……私にね」///

P「………伊織」

P(そうだ……俺は、何を悩んでたんだ)

P(伊織は認めてくれてるってのに、一人で勝手に捻くれちゃって……)

P(大バカ野郎だ……俺は)

92: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 01:43:12.41 ID:Jpqi7j4M0
P「伊織……ありがとう!」抱きっ

伊織「キャッ……!」///

伊織「ちょ、ちょっと……急に抱きつくなんて……」///

伊織「恥ずかしくて……顔が赤くなっちゃうじゃない……」///カァァ

小鳥「すみません、あの、テレビの前に立たれるとドラマの続きが観えないんすけど」

小鳥「……あ!涼ちんと冬馬きゅんが、チューしたわ!」ハァハァ

P「俺……今なら、自信を持って言えるよ」

P「俺は……伊織に見合う男だって!」

伊織「……そうよ!それよ!」///

伊織「それでいいのよ、それで!」///ギュッ

P(そうだ……俺は、伊織に見合うプロデューサーなんだ!)

P(このまま二人三脚して、トップアイドルまで登りつめるぞ!!)

伊織(これって……婚約が成立したのよね……?)

伊織(これで、プロデューサーはもう、私のものなのよね!)///

伊織(やった……やったわ!!にひひっ!)///

伊織(……はっ!)///

伊織(べ、別に……う、うれしいだなんて……そんな事無いんだから!)///

伊織「と、とにかく!私の相手になるなら、今以上を目指すように覚悟しなさい!」///

伊織「私の相手は、常に進化し続ける男じゃなきゃダメなんだから!」///

P「あぁ!もちろんさ!」

P「もっともっと、伊織に相応しい男になってやるさ!」ギュウウ

伊織「……にひひっ!」///

☆ご愛読ありがとうございました!次回に期待せずもう寝ましょう!

96: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 06:09:02.16 ID:Jpqi7j4M0
P「うん……うん……」

P「……だから!まだお見合いはしないって!」

P「もう……仕事中に電話しないでくれよ!」

P「じゃあな!」ガチャッ

P「はぁ……全く。うちの親は」

P「結婚結婚って、うるさいんだから」

小鳥「結婚したい!結婚したい!結婚したいピヨぉ!」

P「こっちも別の意味で結婚結婚うるさいし……」

P「そういえば……あずささんも確か、運命の人を見つけて結婚したいって言ってたな」

P「そうだよな……結婚が夢な人もいるもんな……」

P「……でも、もし結婚して夢を叶えたら、その後どうするんだろう……」

P「……夢が叶っちゃって、その後の人生がつまらなくなって悲しい、って人もいるからな……」

97: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 06:20:14.88 ID:Jpqi7j4M0
ガチャッ

あずさ「あ、おはようございます~、プロデューサーさん」

P「おはようございます、あずささん」

あずさ「プロデューサーさん、トランプ占いしませんか?」

P「トランプ占い?」

あずさ「はい~、最近ハマっちゃいまして……どうですか?」

P「いいですよ、やりましょう」

あずさ「では……」パッパッ

あずさ「テーブルに並べたカードの中から、一つ選んでくれますか?」

P「はい、どうぞ」パッ

あずさ「えーっと……選んだカードが暗示してる未来は……」

P(………未来か)

P(結婚して、夢が叶ったあずささんの未来は……どうなるんだろうか……)

P(………………)

98: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 06:30:19.40 ID:Jpqi7j4M0
ーーーPの結婚妄想ーーー

P「ただいま、あずさ」

あずさ「あぁ~、おかへりなはい、フロフ~サ~シャ~ん……」///

P「す、凄い酔ってる……また、飲んでるんですか?」

あずさ「だってぇ……1人でつまらないですもぉん……」///

あずさ「プロデューサーしゃんと会える時間も……少なくなって……」///

あずさ「あずしゃ、つまんなぁ~~~い!」///グビグビ

P「あ、あずささん、そんなに沢山飲んでると体に……」

あずさ「…………………ひっく」///

あずさ「結婚って……思ったよりも素敵なものじゃ無いんですね……」///

あずさ「プロデューサーさん……私達、別れましょう」

P「え、えぇ!?そんなぁ!?」

あずさ「私……どうやら、ただ恋に恋した女だったようです……」

あずさ「さよなら……プロデューサーさん」

P「あ、あずささぁーーん!!カムバーーーック!!」

ーーー妄想終了ーーー

99: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 06:43:26.64 ID:Jpqi7j4M0
あずさ「どうやら、近々女性とのトラブルが発生しそうですよ?」

あずさ「何でしょうね~?プロデューサーさん」

P「あずささん……」

あずさ「はい?」

P「俺と結婚したら……あずささんは……」

P「俺を……捨てちゃうんですかぁ!?」グスッ

あずさ「えっ、えぇ!?」///

あずさ「じょ、女性とのトラブルとは言いましたけど……」

あずさ「そんな具体的に言ってませんよ!」///

あずさ「私とプロデューサーさんが、け、結婚だなんて……」///

あずさ「そんな……夢みたいな事……」///

P「あずささん……結婚の夢を叶えたら、満足しちゃって……」

P「俺を捨てるんじゃ無いんですかぁ……?」グスッ

あずさ「そ、そんなことありませんよぉ!」

P「嘘だ……信じられない……」

あずさ「卑屈になり過ぎですよ!プロデューサーさん!」

100: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 06:59:02.53 ID:Jpqi7j4M0
あずさ「それに……夢が叶ったのなら……」

あずさ「新しい夢を見つけるまでですよ」

P「新しい……夢……」

P「………例えば?」

あずさ「え?た、例えば、ですか?」

あずさ「そうですね~……う~ん…………」

あずさ「……こ、子供を産んで、2人で育てる……とか」///

P「なるほど……いいですね!」

あずさ「ちなみに、プロデューサーさんが私と結婚したら…」///

あずさ「どんな夢を……叶えたいですか?」

P「え?俺ですか?」

P「俺は………」

P「……結婚したら、きっとあずささんの事を守る事で精一杯になるはずです」

P「なかなか、目先の夢を叶える余裕が無いはずですから……とりあえず」

P「あずささんを幸せにする、ひとつの夢を、一生叶えたいですね」

あずさ「あらあら……うふふ」///

小鳥「おいおい、甘い恋愛ドラマを見せつけてんじゃねーよ」

101: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 07:14:54.43 ID:Jpqi7j4M0
あずさ「一生をかけて、叶える夢……いいですね~」

あずさ「私も早く結婚をして……そんな夢を見つけたいです~」///

P「そうですよね……まずは、夢を叶える所からですよね!あずささん!」ガシッ

あずさ「キャッ……プ、プロデューサーさん、両手を握って……」///

P「夢を叶えましょうね!あずささん!」

あずさ(プロデューサーさん……真剣な眼差しで、私を見つめて……)///

あずさ(これって……プロポーズ……よね?)///

あずさ(夢を叶えましょうって……)

あずさ(結婚する夢を、プロデューサーさんが叶えてくれるって事よね……)///

あずさ(あらあら……どうしましょ~……凄くうれしいわ~……)///

あずさ(と、とにかく、早く返事しないと悪いわね……)///

あずさ「はい……夢を、叶えて下さいね?プロデューサーさん?」///

P(ん?『夢を叶えて下さいね』?)

P(どういうことだ……?俺はただ、あずささんが結婚出来るように応援しただけなのに……)

P(………あ、もしかして、相手を見つける手伝いをして欲しいのかな?)

P「わかりました!任してください!」ギュッ

あずさ(握ってる両手が、力強く……ふふふ)///

あずさ(プロデューサーさんと、婚約しちゃったわ……うふふ)///

あずさ「私の相手……お願いしますね?プロデューサーさん」///

P「はい!」

終焉

107: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 17:27:59.99 ID:9DEtpgzCO
北斗「社長……ダメですよ……こんな所で」///

齋藤「いいじゃないか……ほら、君のホクホクがチャオ☆してるよ」

翔太「早く僕にもかまってよぉ~」///

冬馬「おい!俺のことも忘れんじゃねぇぞ!」///

齋藤「やっぱり、ハーレム結婚は315(最高)だぜ!!」

P「うわぁ……音無さん、こんな本読んでるのか……」

P「本の中とはいえ、ハーレム結婚してジュピターがこんなにも変わるとは……」

P「結婚すれば、人は変わるもんなのかね……」

P「いい方にも……悪い方にも……」

P「……プロデュースしてる美希も、変わってしまうのかな……」

108: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 17:42:48.15 ID:9DEtpgzCO
ガチャッ

美希「あふぅ……あ、おはよう!プロデューサー!」

P「あぁ、おはよう美希」

美希「プロデューサー!あのねあのね!」

美希「ミキ、ちょっと変えたいことがあるの!」

P「変えたいこと……?」

P(なんだろうか………?)

P(いや、それよりも……美希もやっぱり何かを変えたいと思ってるんだな……)

P「なにを変えたいんだ?」

美希「うん、ミキの事でちょっと変えたくって……」

P(自分を変えるのか……美希も自分の事をちゃんと考えてるんだな)

P(という事は……きっと結婚してからも、そう考えるよな……)

P(……どう、変わるつもりなのだろうか……)

111: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 18:07:39.67 ID:9DEtpgzCO
ーーーPの結婚妄想ーーー

P「ただいまー」

美希「あふぅ……ムニャムニャ」

P「ね……寝てる……まさか、一日中寝てたのか?」

美希「あ……おかえりなの……」ボー

P「あ、あぁ……なぁ美希、少しズボラ過ぎやしないか?」

P「部屋も散らかしっぱなしで……服もパジャマのまま……」

P「昔の美希は、ここまでだらしなくなかったぞ?」

美希「ん~……うるさいの、美希は変わったの、昔と」

P「こんな変わり様……俺は嫌だぞ!美希!」

P「どこぞのニートアイドルじゃないんだから、ちゃんとしろよ!」くわっ

美希「……もう説教はいやなの」

美希「ミキ、ダラダラしてもいい人と結婚するから、別れるね」

P「えっ!?」

P「やだやだ!!捨てないでくれぇ!!」

美希「じゃあ、もっとダラダラさせるの。そこのリモコン取ってなの」

P「トホホ……」

ーーー妄想終了ーーー

114: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 18:32:35.46 ID:9DEtpgzCO
美希「ミキね、プロデューサーの事今日からハニーって呼ぶね!」

美希「特別な関係らしくて、いいよね?ハニー?」///

P「ダメだ……変わっちゃダメだ!美希ぃ!」

美希「えぇぇ!?だ、ダメ、なの……?」シュン

P「美希!俺と結婚しても、変わらないでくれ!」

美希「え……?けっこ……」

美希「結婚!?本当!?ハニー!?」

P「お願いだ!結婚しても、変わらないと約束してくれ!美希!」

美希「うん!ミキ、変わらない!ハニーの理想のままのミキでいるね!」

P「あぁ!ありがとう、美希!!」

美希「ハニー……すっごく嬉しいの……」///

美希「ハニーと結婚なんて……美希だけのハニーになってくれるなんて……」///

美希「ハニー!大好きぃ!!」抱きっ

P「わ、わぁ!」ゴロンッ

小鳥「やせいのミキは だきつく をだしてきた!」

116: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 18:55:57.03 ID:9DEtpgzCO
P「こ、こら、美希!急にソファへ押し倒すな!」

美希「ごめんなさいなの……えへへ」///

美希「ミキ、ハニーと結婚するって聞いたら、嬉しくなっちゃって……」///

美希「ずっと、ミキを離さないでね……ハニー?」///

P「美希………」

P(こんなに……俺との結婚を嬉しく思ってくれるのか……)

P(こんなに喜んでくれる子が、妄想通りになるわけないよな……)

P(なに馬鹿なことを考えてたんだ……俺は)

P「美希……ありがとう」ギュッ

美希「ん……ハニーの上に寝るの、暖かくて、とっても安心するの……」///モゾモゾ

P「美希、さっきの変わらないで欲しいって言ったのは」

P「美希の自分らしさを失わないでくれって、言いたかっただけだからな?」

美希「ミキ、自分らしさを捨てる気なんてないよ?」

P「結婚したら、失う人が多いんだよ」

美希「ふ~ん……ハニーがそういうなら、そうするね!」

117: ◆p3yuNM37DY 2014/08/18(月) 19:07:20.90 ID:9DEtpgzCO
美希「だから、ハニー……ミキと結婚したら……」

美希「美希を幸せに……してね?」///

美希「美希も、ハニーに見合ういい女の子になるから……ね?」///

P(結婚したら、の話だよな……?)

P(想像の話なら、ちゃんと答えとかないとな)

P「あぁ、美希。今以上の幸せを、約束するよ」ギュウウ

美希「んっ……うれしいの……」///

美希「今でも……充分幸せなの、ハニー」///

美希(ハニーと結婚の約束しちゃったの……)///

美希(これからは、ハニーとは特別な関係だよね……嬉しいの!)///

美希「これからは……どんな時も、ミキとハニーは一緒だよ?ハニー?」///

シリーズ 完結

123: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 03:08:50.29 ID:D92zFS1M0
P「久々の休日だ。ゆっくり家で寝るかぁ」

P「ん?……ポストに手紙が……」

P「差出人は……小鳥さん?」

P「……この異様に綺麗で高そうで豪華な手紙の仕様……」

P「これって、まさか……け、結婚の報告の手紙じゃ……」

P「と、とにかく、中を……」バッ

『結婚したいです 音無小鳥』

P「ざけんなっ!!」バンッ

P「何やってんだあの人!自分のお見合い写真まで貼り付けて!」

P「はぁ……はぁ……まったく、結婚ってのはここまで人を変えるのか?」

P「初めて会った時の小鳥は、ひよこみたいで可愛かったのに……今じゃただのアホウドリだ……」

P「結婚で人がこんなに変わるとは……」

P「……プロデュースしてる貴音も、変わるのかな……」

貴音「何がでしょうか?」

124: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 03:20:15.31 ID:D92zFS1M0
P「あぁ、貴音が……」

P「わぁ!?た、貴音!?いつの間に俺ん家に!?」

貴音「先程、着いたばかりですよ」

P「というか、何で俺ん家に!?」

貴音「休日に、『らあめん』を共にとる約束をしたではありませんか」

P「そう………だったな、すまん、忘れてた」

貴音「むぅ……あなた様は、いけずな方です!」

貴音「私が、この日をどれだけ楽しみにしていたと……」

P「ごめんごめん」

P(ビックリした……で、話を戻すけど)

P(本当にどうなのだろうか……)

P(貴音は、結婚したら変わってしまうのだろうか……)

P(というか、貴音は謎が多いからなかなか想像出来ないんだよな……)

P(まぁ、俺が知ってる限りの貴音と結婚したら……)

125: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 03:33:54.17 ID:D92zFS1M0
ーーーPの結婚妄想ーーー

P「も、もう無理……キブアップ……」

貴音「あなた様、あと5分で食べ切れなければ、賞金が与えられませんよ?」ズルズル

P「しかしだな……1人ラーメン10杯って……」

貴音「大将殿、食べ切りました」

大将「す、すげえ……はい、賞金の10万だ」

貴音「さぁ、あなた様も早急に完食を!!」

P「ふぇぇ……」

貴音「それでは、あなた様が食事している間に……」

貴音「へい、大将!ラーメン10人前を!」

P「ふぇぇ!?」

貴音「御代は、賞金から差し引いて下さいませ」

P「ふえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

P(食費で破産するよぉ……)

ーーー妄想終了ーーー

126: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 03:52:56.07 ID:D92zFS1M0
貴音「では、あなた様。共に『らあめん』を……」

P「貴音……」

貴音「はい?」

P「俺達……俺と貴音は、結婚出来ないかもしれないな……」

貴音「!?」///

P(貴音の食費を稼げる自信がない……)

貴音「な、なんと……私とあなた様が……」///

貴音「面妖な………面妖なぁ……」///

貴音「……………」///

貴音「……………」

貴音「しかし、あなた様の仰る通りかもしれませんね……」

P「………え?」

貴音「私は、果たさなければならない使命があります……」

貴音「故、縁を結ぶ事に時間を割くわけにはいかないのです」

P「そんな……それが、貴音の望むことでもか!?」

貴音「はい……使命を果たすのが、私の運命です……」

貴音「即ち、私とあなた様が結ばれる事は……」

貴音「未来永劫……ない……の、です……」グスッ

127: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 04:05:19.97 ID:D92zFS1M0
P「認めないぞ!!」ガシッ

貴音「キャッ……あ、あなた様……両肩をつかんで……」///

P「貴音!使命や運命なんて知らないがな!」

P「そんな事のために、結婚が出来ないなんて」

P「俺は認めないぞ!!」

貴音「………あなた様…」///

P「そう言われたら、意地でも結婚したくなる!」

P「是が非でも、結婚してやる!」

P「周りがなんだ!反対されようが何だ!」

P「貴音!俺達は、ずっと一緒だ!」

貴音「なんと……心強いお言葉……」///

貴音「そのような真剣な眼差しで……猛々しく申されますと……」///

貴音「本当に……信じ込んで、しまいますよ?」///

P「かまわない!信じてくれ!貴音!」抱きっ

貴音「………あなた、様……」///

貴音(あなた様の懐抱……とても頼りに感じます……)///

128: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 04:29:52.98 ID:D92zFS1M0
貴音「わかりました……あなた様」

貴音「私、四条貴音は……あなた様と縁を結び」

貴音「共に、使命を果たす事に致します。」

貴音「ですから……あなた様」

貴音「私達の、結婚の契りを……お願い致します」///

P(……もしも、の話だよな?これ?)

P(そうだよな……本当だったらヤバイけど、もしもの話をしてるんだよな、うん)

P「あぁ!約束だ、貴音!」

P「俺達が結婚したら……2人で、色んなことを乗り越えよう!」

P「同じ道を、一緒に歩んで行こうな!」

貴音「はい……あなた様」///

貴音「何処へでも……あなた様と共に……」///

貴音(意中の方と、共に過ごす誓約……)///

貴音(これほど幸福感に包まれるとは……)///

貴音「私……四条貴音は、果報者です……」///

貴音「あなた様も…幸せに満ち足りておられますか?」///

貴音「この幸福感を……あなた様と相共に感じ合いたいです……」///

貴音「………延々と」///ギュッ

Game Set! Mission Complete !

135: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 11:37:44.06 ID:D92zFS1M0
俺は彼女を抱き締めた

そして、俺は彼女を二度と離さないと誓った

彼女さえいれば……俺はもう、何もいらない

彼女の温もりを、感じられるのならば、何もーーーーーー

Fin

P「いやぁー、良いノンフィクション恋愛小説だった」

P「これで終わりか……続きとかないのかな」

小鳥「あ、私この小説の続き持ってますよ」

P「え!?本当ですか!?」

小鳥「えぇ、その後の結婚生活を描いた小説なんですが……これです」スッ

P「ありがとうございます!どれどれ……」

別れたい

結婚なんてするんじゃなかった

毎日毎日、口うるさくワガママや説教を言われる

自由を返してくれ

これを読んでる読者へ、結婚だけはするな。結婚だけは。

P「」

136: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 11:47:22.84 ID:D92zFS1M0
ガチャッ

律子「ただいま戻りました、小鳥さん、プロデュー……」

P「お、おぉ、律子。おかえ……」

律子「プロデューサー!もう昼休みは、とっくに終わってますよ!」

P「おぉっ!?」ビクッ

律子「ほら!本なんか読んでないで、早く仕事をしないと!」

律子「まったく……私がちょっと事務所を抜けてたら仕事をしないんだから……」くどくど

律子「いいですか?もういい大人なんですから、ちゃんと休みと仕事の分別を……」くどくど

P「す、すみません……」

P(律子はいつも説教するな……まるで、さっき読んだ小説の奥さんみたいだ)

律子「聞いてますか!?プロデューサー!!」くわっ

P「は、はい!聞いています!」

P(律子は、結婚してもこんな風なんだろうなぁ……)

P(もし、律子と俺が結婚したら、こんなのが毎日毎日……)

138: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 11:58:28.50 ID:D92zFS1M0
ーーーPの結婚妄想ーーー

律子「ほら!プロデューサー!ちゃんと部屋を片付けて下さい!」

P「きゅ、休日だから、ちょっとは休ませてくれよ……」

律子「ダ・メ・で・す!2週間前から言ってるじゃないですか!」

律子「それに、昨日家でする仕事があるって言ってましたけど、ちゃんとしたんですか?」

P「………………」

律子「……やって、ないんですか?」

P「ピヘヘ……」ニコッ

律子「もう!!プロデューサー!!!!」くわっ

P「ピッ、ピィ!!」ビクッ

律子「何でそんなに、だらしがないんですか!!あなたは!!」

P「ピ、ピピピィ……(り、律子が厳しすぎるんだよ……)」ビクビク

律子「今日は全部終わるまで見てますから、ちゃんとしてくださいよ!!」

P「ピィ!!ピィ!!(そんな!酷い!鬼!悪魔!ちひろ!)」

律子「返事は!!?」ギロッ

P「ピィ(はい、かしこまりました、お嬢様)」

ーーー妄想終了ーーー

142: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 12:11:29.16 ID:D92zFS1M0
律子「いいですか?プロデューサーはですね、ダメな所はサボる所で……」くどくど

P「………い、いや……だ」

律子「せっかく、顔はかっこい……え?」

P「毎日説教する奥さんなんて嫌だぁぁぁぁぁああ!!」ダダダ

律子「お、奥さん!?い、いつ私と結婚したんですかぁ!?」///

律子「それに、いきなり部屋の隅に逃げて何してるんですか!もう!」

P「り、律子は、俺と結婚したら毎日口うるさく説教する気なんだろ……?」ガクガク

律子「なっ……け、結婚って……」///

律子「ま、まぁ……悪い所があるなら、しますけど……」///

P「や、やっぱりぃ!!」

P「律子は、俺が嫌いだから説教するんだぁ!!うわぁぁぁぁあ!!」ガクガクブルブル

律子「な、何言ってるんですか!もう!」///

小鳥(プロデューサーさん、小型電動マッサージ機のように震えてる……)

143: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 12:21:40.54 ID:D92zFS1M0
律子「はぁ……小学生じゃないですから、もう」

律子「私は、プロデューサーが心配だから言ってるんです!」

P「う……嘘だぁい……」

律子「本当です!どうでもいい人に注意する程、私はお人好しじゃありません!」

律子「それに、プロデューサーは……その、ですね……」

律子「ちゃんとすれば、ちゃんと出来るんですし……」

律子「か、カッコいい所も、あるんですから……ちゃんとして欲しいんです……私は……」///

P「律子……」

律子「分かって……くれました?」///

P「あぁ……なに子供染みた事を言ってたんだ、俺は……」

P(こんなにも、俺のことを理解してくれてる人がいるのに……)

P(俺の馬鹿野郎!説教してもらって、当然じゃないか!)

P「律子……ありがとうな」

律子「な、なんですか、急に面と向かって……」///

145: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 12:32:18.27 ID:D92zFS1M0
P「俺も、律子の事をもっと理解したい!」

P「だから、もっと俺との関係の距離を近付けてくれないか!?」

律子「な……なに言い出すんですか!?急にぃ!?」///

P「さぁ!?いいのか!?ダメなのか!?」

P(律子と親友のような関係になって……)

P(律子が俺をよく理解してくれているように、俺も律子をもっと理解したい!!)

P(それは、この765プロの為であり……律子の為でもあるからな!!)

律子(か、関係の距離を近付けるって……)///

律子(さっきの結婚とか、奥さんとかの話からして、これって……)

律子(きゅ、求婚……!?)///

律子(そ、そんな……ま、まだ早いんじゃ……)///

律子(……………)///

146: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 12:45:27.34 ID:D92zFS1M0
律子(で、でも、歳を食ってからじゃ結婚はしにくいってよく聞くわよね……)

律子(実際に、そういう人も見てるわけだし……)

律子(だったら……今、した方がいいよね……)

律子(す、好きな人と結婚なんて、そうそう出来ないし……)///

律子「……わかりました。関係を近づけましょう……プロデューサー」///

P「本当か!やった!」

P「これからも、よろしくな!律子」ガシッ

律子「ひゃ、ひゃいぃ!」///

P「ん?なんだ?その情けない声は?」

律子「きゅ、急に両肩を掴まれたら、びっくりしますよ!」///

小鳥「ちゅーー!!ちゅーー!!」

小鳥「ちゅーーーしろぉーーー!!」

P「ははは、すまんすまん!」

律子(こ、これで、婚約が成立したのよね……?)

律子(これで、プロデューサーと……夫婦に……家庭を共に……)///

律子「……ふふふっ」///

P「ん?どうした?律子」

律子「……いいえ、なんでもないですよ!」

律子「これからもよろしくお願いしますね?ダーリン♪」///

お わ り / N H K

154: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 20:51:03.25 ID:D92zFS1M0
真「さぁ!お姫様!僕の花嫁になってください!!」

涼「そんな……いけません!王子!」

涼「私とあなたの国は、敵同士……」

涼「結ばれては、いけない宿命にあるのです!」

真「そんな宿命……」

真「2人の愛の前では、ささいな事!!」

真「2人の愛は、決して壊滅いたしません!!」

涼「王子………」///

P「うーん……この2人のツーショットは何か複雑だな……」

P「しかし、秋月涼って、最近男って発表したんだろ?」

P「なのに、何でこういう風にドラマでヒロインばっか抜擢されるのだろうか……」

小鳥「需要があるからです!!!!!」

P「それにしても、結婚ねぇ……」

P「真も女の子らしくなりたいって言ってるんだし……」

P「やっぱ、真も結婚したら、より一層女に磨きをかけるつもりかな?」

P「………でも、真が思ってる女の子らしさって、確か……」

155: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 21:14:17.96 ID:D92zFS1M0
ガチャッ

真「おっはよーございまーす!プロデューサー!」きゃっぴぴぴぴ~~ん

P「あ、おはよう、まこ……とぉぉぉぉぉぉおお??」

P「ま、真……なんなんだ、その服装は……きゃりーぱみゅ○みゅ?」

真「見てくださいよ!この服!」

真「新しく買った、女の子らしい服装です!」

真「これで、僕もかわいい系の部類の仲間入りかなぁ……いひひぃ」///

P(何なんだ……真のあの服装は……)

P(あんなファンタジックというか、コスプレくさいというか、昭和の女の子が着てそうな服装……)

P(頭よりでっかいリボンに、白の水玉模様の赤のブラウスとミニスカート)

P(そしてドロワーズ着用……色気無し……)

P(あの服装で、『ハァイ!!あたし、ミ○ー!!』とか言っても違和感ないぞ……)

真「へへへ!どうですか!?プロデューサー!?」

P「えっ……その……あぁー……」

P「ま、真らしくて、いいんじゃないか?」

真「本当ですか!?へへっ、やぁーりぃー!!」///

真「もっともっと、女の子らしくなるように、この調子で切磋琢磨して行きますね!プロデューサー!」

P(な、なにぃ!?明らかに努力の方向性が違うだろぉ!!)

P(このまま努力していけば……今後、真が結婚した時には、どうなっていることやら……)

156: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 21:27:41.92 ID:D92zFS1M0
ーーーPの結婚妄想ーーー

P「ただい……」ガチャッ

P「!?」

P「な、なんだ!?この部屋の模様は……森?川?緑が沢山?」

真「あっ!プロデューサー!おかえりなさい!」どたばたどたばた!

P「真……これはどういう……」くるっ

P「!!!??」

P「な、な、な、何なんだ!?その妖精チックな服装はぁ!?」

P「ディズ○ーに訴えられるぞ!それは!」

真「へへへ……どうです?似合いますか?」///てれてれ

P「もしかして……それ、ステージ衣装か?」

P「家の中でアイドル衣装を着ないの!脱ぎなさい!」

真「ち、違いますよぉ!もぉ!」ぷんぷん

真「これは、新しく買ったパジャマです!」 激まこきゃぴきゃぴ丸!

P「パジャマぁ!?」

真「ロマンチックで、いいと思いませんかぁ?」キラキラ

真「服装と部屋の模様を、マッチさせたんですよ!」キラリーン

P「あのなぁ……真……」

真「あっ!それと、新しく語尾も付けようと思うんです!」ピコーン!

真「語尾に、『ごじゃる』なんて、どうでごじゃる!?プロデューサー!?」ごじゃり~ん

真「まこりん、女の子らしくなったでごじゃる!?」まっこまっこりーん

P「私は貝になりたい……」

ーーー妄想終了ーーー

157: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 21:38:34.49 ID:D92zFS1M0
真「よーっし!飛びっきり可愛い女の子を目指して、がんばるぞー!!」

P「違ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあう!!」

真「うぇええ!?」ビクッ

真「び、びっくりしたぁ……どうしたんです?プロデューサー?」

P「真!女の子らしくなんて、ならなくていい!」

P「今の真のままでいいんだ!」

真「えぇー……そんなぁ!」

真「ボクだって、もっと女の子らしくしたいですよぉ!」

P「違う……違うんだ!真!あのな?」

P「真はもう、女の子らしくて可愛い部類に入ってるんだよ!」

P「飛びっきり、ずば抜けて可愛い女の子なんだよ!」

真「え……ええぇ!?」///

真「ぷ、プロデューサー……そんな、面と向かって言われると……」///

真「恥ずかしさと、嬉しさが一気に……その……へへへ」///

P「ほら!そんな風にモジモジして!十分可愛いわ!」

P「真は、自分で勝手に女の子らしくないって思い込んでるんだよ!」

P「もう十分、可愛いっつーの!!」

真「プロデューサー……そんなに言われると、恥ずかしくて、顔が熱く……」///

158: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 21:56:55.83 ID:D92zFS1M0
P「さっき、女の子らしくなるって真は言ったけどな……」

P「十分可愛い真に、これ以上可愛いらしさを取り入れたらな……」

P「確実に、異常な事象が発生してしまうんだよ!!」

真「そ、そういうもの何ですか……?」

P「そういうもんなんだ!」

小鳥「もう既に起きてますもんね、この○ニーファッションとか」

P「真だって、素敵な人と巡り合って結婚したいだろ?」

真「え……あ、は、はい!もちろんです!」

P「だから、出会うまでは今の自分のキャラクターを大切にしてだな……」

真「で、でも、もう既に出会ってるというか、なんと言うか……」///チラッ

P「な、なに!?本当か!?」

真「はい……僕の王子様になってほしい、魅力的な人が……」///チラッチラッ

P「そうか……もう、見つけて、いたのか……」

P(プロデューサーとしては、本当は止めなければならない事だよな……)

P(だが……俺だって人間だ。情ぐらいあるさ。)

P(真の恋愛を……応援したいさ、女の子なんだから)

P(そうだよ……真だって、可愛い一人の女の子なんだよな!)

160: ◆p3yuNM37DY 2014/08/19(火) 22:15:18.80 ID:D92zFS1M0
P「真……分かった!」

P(お前も、アイドルだろうと恋愛をしちゃうんだよな!)

P「俺は、ちゃんと理解したからな、真!」

真「えっ?わ、分かったって……理解したって……?」

真(プロデューサー……ボクの気持ちに気付いてくれたのかな?)///

真(そ、そうだよね、あんな台詞を言いながら、プロデューサーを見てたんだし!)///

P「俺も……その恋愛、協力するぞ!」

真「え……?」

真(それって……まさか……)

真(と、遠回しに、ボクの王子様になってくれるって……言ってるんだよね!?)///

真(プロデューサー……もう!ロマンチストなんですからぁ!)///

真「はい!協力して下さいね!プロデューサー!」///抱きっ

P「はははは、子供みたいに抱きついっちゃって……全く」なでなで

真「へへへ……!」///

真(これで、プロデューサーはボクだけの王子様に……)///

真(ボクを女の子としてちゃんと見てくれて……ボクを想ってくれる人に……)///

真「プロデューサー!ずっとボクの、かっこいい王子様でいてくださいね!」///

真「へへへっ!」///

提 供
B A ○ D A I
NA○KO

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163: ◆p3yuNM37DY 2014/08/20(水) 13:28:34.04 ID:yL/VOj/K0
居酒屋

小鳥「飲まなきゃ、やってらんないピョーーー!!」

P(いつも通りだなぁ)

P「まぁまぁ、飲んでやなこと忘れましょうよ」

小鳥「あたしはれすねぇ!ただ、人並みの幸せが欲しかとですピヨォ!!」///グスッ

小鳥「普通に結婚してぇ、普通に子供をもって、普通にツイッターで自慢して……」///くどくど

P(普通に結婚ねぇ……)

P(まぁ、普通が1番なんて言うからな……1番理想的なのかもしれないよな)

P(普通の結婚生活を、共に送れそうな人といえば……)

P「……やっぱ、ウチの春香が真っ先に思い浮かぶなぁ」

小鳥「神様ぁーーーー!!あたしの結婚エンドへのルート分岐点はまだピヨーーー!?」///

164: ◆p3yuNM37DY 2014/08/20(水) 13:45:29.65 ID:yL/VOj/K0
次の日 事務所

ガチャッ

P「おはよう……いてて」ズキズキ

春香「あっ!おはようございます、プロデューサーさん!」

P「あぁ……うぅ、頭が……」ズキズキ

春香「どうしたんですか?頭、痛いんですか?」

春香「歩いてる途中、電柱にぶつかったとか……?」

P「犬かよ……いたたた、ごめん、ちょっとソファに横になるよ」

春香「私、水もって来ますね!」タタタ

P「はぁ……こういう時に優しい人って、ありがたいよな……」

春香「はい!どうぞ!プロ……」どんがら……

春香「わ、わぁあ!!」がっしゃーーん!!

P「………………」

春香「あいたたぁ……あぁ!プロデューサーさんが水でビショ濡れに!?」

春香「す、すみません!今、拭きますね!」拭き拭き

P「だ、大丈夫大丈夫……頭が冷えてよかったよ……ははは」

P(というか……拭いてるものが、便所拭き用の雑巾……)

P(でもまぁ……一生懸命やってくれてるんだよな)

P(なんだかんだで、春香と結婚したら幸せになるんだろうなぁ……)

165: ◆p3yuNM37DY 2014/08/20(水) 14:11:08.53 ID:yL/VOj/K0
ーーーPの結婚妄想ーーー

P「ただいまー…うぅ、飲みすぎた」

春香「あっ!おかえりなさい、プロデューサーさん!」

P「遅くなってごめんな……はぁ、喉乾いた……」

春香「あっ、今水を持って来ますね!」タタタ

P(………この展開って、まさか……)

春香「プロデューサーさん!」タタタ

P「は、春香!危な……」

春香「はい!どうぞ!水です!」スッ

P「あれ……どんがらしない……」

春香「ぷ、プロデューサーさん!いくら私でも、もう同じ失敗はしませんよ!」

P「悪い悪い、ありがとな」ゴクゴク

P(そうか……春香も結婚してから成長してるんだな……)

ーーーーーーーーーーーー

春香「プロデューサーさん!どうぞ、上に頭を乗せて下さい!」ポンポン

P「ん……?もしかしてそれ、膝枕か?」

春香「はい!あの、私のでよかったら……」///

P「いいも何も、ありがたい!ありがとう、春香!」ゴロン

春香「ふふ、どうぞ、ゆっくりして下さいね」///

P(いやぁ~、妄想なのに何か感触もリアルで、良い匂いだなぁ)ゴロゴロ

P(………あれ?ちょっとリアル過ぎるぞ……この太ももの感触)ムニュムニュ

春香「ぷ、プロデューサーさん……くすぐったいですよぉ…」///

P(も、もしかして……妄想終わってないか……これ!?)モニュモニュ

166: ◆p3yuNM37DY 2014/08/20(水) 14:28:33.26 ID:yL/VOj/K0
P「わ、わぁ!?すまん!春香!すぐ起きる!」ガバァッ

春香「い、いえ、大丈夫ですよ……」///

P「本当、すまない……その、二日酔いで変な事考えてて……その……」

春香「だ、大丈夫ですって!」

春香「それより、頭大丈夫なんですか?プロデューサーさん?」

小鳥「何か失礼な言い方ピヨ」

P「あぁ、もう大丈……いてて」ズキズキ

春香「大丈夫じゃないじゃないですか!」

春香「ホラ!プロデューサーさん!寝て下さい!」ポンポン

P「い……いいのか?本当に?」

春香「はい!プロデューサーさんが、楽になるのでしたら……」

春香「それに、プロデューサーさんになら……私、かまいませんよ?」///

P「じゃ、じゃあ……お言葉に甘えて」ゴロン

P(うわぁ……柔らけぇ……)

春香「楽に……なりましたか?プロデューサーさん?」///

168: ◆p3yuNM37DY 2014/08/20(水) 14:43:59.15 ID:yL/VOj/K0
P「あぁ……凄く楽になったよ、春香」

P「春香は優しいな……本当、いい奥さんになるよ」

春香「そ……そんな……奥さん、だなんて……」///

春香「それに、私はただ……相手がプロデューサーさんだから……その……」///

P「……春香は、結婚するならどんな奥さんになりたい?」

春香「どんな奥さんって……理想像ですか?」

P「あぁ。どんなのでもいいさ」

春香「私は………」

春香「……………」

春香「私は、大きな幸せ何ていらないですから……」

春香「毎日を、相手の人と幸せに過ごしたいです」

P「そうか……普通の結婚生活を……」

P(そうだよな……みんな、そう思うものだよな……)

P(春香も、その一人なんだ……)

P(ちゃんと、その理想を実現させてやりたいな)

P(その為に、今俺が出来る事は……)

P(とにかく、春香の今の夢、トップアイドルの夢を叶えないとな!)

P(それが、春香の理想を実現させる一欠片になるはずだ!)

169: ◆p3yuNM37DY 2014/08/20(水) 15:09:01.66 ID:yL/VOj/K0
P「春香……」

春香「はい?」

P「その、結婚生活の理想……」

P「俺が、実現させてやるからな!」

P「それまで、待っててくれ!」

P(春香をトップアイドルにして、その後理想の相手と結婚させる……)

P(それを成就するように、俺がサポートするぞ!)

春香「えっ……?実現させるって……?」

春香「………え、えぇぇぇ!?」///

春香(俺が実現させてやるって……そ、それって……)///

春香(プロデューサーさんが、私と結婚する……って事?)///

春香(つ、つまりこれって、ぷ、プロポーズ………だよね?)///

春香(待っててくれって……婚約って意味……だよね?)///

春香「そんな……本当に私なんか、その、いいんですか?」///

P「いいかって……いいに決まってるだろ!」

P(春香だって、夢を叶える権利はあるに決まってるじゃないか!)

P「それを、俺が叶えてやるからな!約束だ!」

春香「プロデューサーさん……」///

春香「ありがとうございます……プロデューサーさん」グスッ

P「えっ、えぇぇ!?」

P「な、何で泣くんだ!?」

春香「私……嬉しくって……つい……」グスッ

小鳥「女の涙は、最強の武器よ」

小鳥「まぁ、使う相手がいなけりゃ、宝の持ち腐れなんですけどね」

小鳥「てへピヨッ!!」ニコぉっ

170: ◆p3yuNM37DY 2014/08/20(水) 15:19:44.53 ID:yL/VOj/K0
春香「わかりました……私、待ちます!」

春香「プロデューサーさん……改めて、よろしくお願いしますね!」///

P「あぁ!任せろ!」

春香(プロデューサーさんと、婚約……)///

春香(こんなに、幸せな気持ちになれるんだぁ……えへへへへ!)///

春香(プロデューサーさんも、今幸せな気分なのかな……)///

春香(プロデューサーさんには、もっと幸せ気持ちになってもらいたいなぁ……)///

春香(その為には、花嫁修業しないと!)///

春香「プロデューサーさん♪」///

P「ん?なんだ?」

春香「私、もっと頑張りますね色々と!」///

春香「だから、プロデューサーさんも期待して、待ってて下さいね!」///

ネクスト コナンズ ヒント!!
『重婚罪』

次回 終局

183: ◆p3yuNM37DY 2014/08/21(木) 07:00:39.10 ID:+yVIm7Qj0
事務所

亜美「…………………」

亜美(なーんか、最近事務所の雰囲気が変な気がする……)

亜美「ねぇねぇ、律っちゃ~ん?」

律子「式場を借りる予算と……あと、衣服とかの事も計算して……」カキカキ

亜美「……あずさお姉ちゃ~ん?」

あずさ「あらあら~、雑誌の恋愛運、近頃ずっと最高だわ~、うふふっ」///

亜美「……いおり~ん?」

伊織「いい?最高の式場が用意出来るようにしなさいよ!!新堂!?」

亜美「携帯でポパピプペ中……」

亜美「………何か、みんな変……」

亜美「はるるん達なら、何か知ってるかな……」

亜美「確か、キッチンの所にいたよね」トテトテ

184: ◆p3yuNM37DY 2014/08/21(木) 07:21:24.95 ID:+yVIm7Qj0
キッチン

亜美「はるるん達、いるかな?」ヒョコッ

春香「ここで、生地を伸ばして……」

千早「こ、こうかしら?」

春香「わわっ!ちぎっちゃダメだよ!千早ちゃん!」

千早「ごめんなさい…難しいのね、お菓子作りって」

春香「慣れれば、簡単だよ!」

春香「それより、千早ちゃんがお菓子作りを教えて欲しいって言うなんて……珍しいね?」

千早「えぇ……ちょっとね」

千早(結婚した後も、つまらない女だとプロデューサーに思われないようにしないと……)

千早(お菓子の一つや二つ、作れるようになれば大丈夫よね)

千早(プロデューサー……おいしいって言ってくれるかしら……)///

春香(千早ちゃん、どうしたんだろうなぁ……)

春香(とにかく、私ももっとお菓子作りの練習して、結婚した後でも)

春香(笑顔で、『おいしいよ』って言って貰えるように、頑張らないと!)

春香「頑張ろうね!千早ちゃん!」

千早「えぇ!」

亜美「…………」

亜美(はるるん達も……何か、変)

185: ◆p3yuNM37DY 2014/08/21(木) 07:36:21.64 ID:+yVIm7Qj0
応接間

亜美「誰かいないかな~……」ヒョコッ

響「そうだなぁ~、自分、将来は沖縄に戻って暮らしたいかな~」

響(プロデューサーとね!)

真「へぇ~、やっぱりそうなんだ」

真「ボクも、どこか遠くに行って暮らそうかな~」

真(プロデューサーとね!)

雪歩「そっかぁ……私は、地元が1番かなぁ」

雪歩「地元の方が、安心出来るから……」

雪歩(だけど、プロデューサーと一緒なら、どこにでも……)

真「はやく時間が経たないかなぁ~、ボク将来が楽しみで」

響「自分もだぞ!自分も、早く大きくなりたいんだ!」

雪歩「みんな、将来が楽しみなんだね」

雪歩(私もだけど……)

亜美「………………」

亜美(何か……三人の言葉に、含みがあるというか……)

亜美(みんな、本当にどうしちゃったの?変だよ~)うあうあ~

186: ◆p3yuNM37DY 2014/08/21(木) 07:46:53.55 ID:+yVIm7Qj0
屋上

亜美「はぁ……みんな、どうしちゃったんだろ……」トコトコ

亜美「……あれ?あれって、お姫ちん?」

亜美「電話してる……なんの話してるんだろ?」

貴音「えぇ……ですから、『すぺぇすしゃとる』の用意をして欲しいのです」

貴音「いえ!いたずらでは決してありません!」

貴音「殿方1名、女性1人が乗れるように……あっ、もし!」

貴音「……通話が、途絶えてしまいましたね……」

貴音「仕方がありません……とにかく、中へ戻るとしましょう」スタスタ

亜美(!!)

亜美(と、とりあえず、隠れちゃお!)ガサゴソ

貴音「ふんふふ~ん、ふんふんふん、ふんふん、ふんふんふ~ん……♪」スタスタ

亜美「………行ったみたい」

亜美「お姫ちん、ノリノリだったなぁ…鼻歌でフラワーガールなんて歌っちゃって……」

亜美「……みんな、本当どうしちゃったの?」

188: ◆p3yuNM37DY 2014/08/21(木) 07:56:00.33 ID:+yVIm7Qj0
仮眠室

亜美「…………」ヒョコッ

やよい「美希さん、レッスンの時間始まっちゃいますよ~?」ゆさゆさ

美希「ムニャムニャ……大丈夫なの」

美希「時間が近づいたら、やよいが起こしに来てくれるの……」Zzz

やよい「わ、私がやよいですよ~!!」

やよい「早く起きないと、遅刻しちゃいますよ~?」ゆさゆさ

やよい(……結婚したら、プロデューサーをこうやって起こすのかな……)

やよい(……何だか、ドキドキしちゃうなぁ……)///

美希(眠たいの……あ、でもでも)

美希(ミキも結婚したら、ハニーにこうやって起こされるのかな……)

美希(朝からハニーに会えるなんて……最高なの!)///

亜美「………………」

亜美(何か、2人とも嬉しそう……)

亜美「………………」トテトテ

189: ◆p3yuNM37DY 2014/08/21(木) 08:07:24.63 ID:+yVIm7Qj0
リビング

亜美「なぁーんか、みんな変なんだYOー!」

真美「へぇー、それは大変だねぇ……」カキカキ

亜美「みんないつも遠くを見てるっていうか……」

真美「ふんふん……」カキカキ

亜美「みんな、1人1人が秘密を持ってるみたいなの!」

真美「ここで、分配法則を……」カキカキ

亜美「ま、真美……聞いてる?」

真美「いんや、全然」

亜美「うあうあ~!酷いよ~!」

亜美「それに、真美が勉強だなんて、どうしちゃったの!?」

真美「んっふっふ~、真美は今、ちゃんと勉強の出来る大人になる為に勉強をしているのだよ!」

真美(兄ちゃんに相応しい、立派なお嫁さんになる為にね!)///

真美「だから、話は帰ってから聞くね~」カキカキ

亜美「ちぇ~……つまんないの!」ブー

亜美「はぁ……先に帰ろっと」スタスタ

190: ◆p3yuNM37DY 2014/08/21(木) 08:22:06.01 ID:+yVIm7Qj0
帰り道

亜美「はぁ……みんな、何か隠してるよね……」スタスタ

冬馬「……おっ」

冬馬「お前は765プロの……」

亜美「……あ!あまとう!それに、ジュピターの皆も……」

冬馬「誰があまとうだ!」

北斗「チャオ☆」

翔太「偶然だね~」

亜美「こんな所で会うなんて……世間は狭いですなぁ~」

冬馬「何から目線なんだよ……お前は」

冬馬(お……そういえば)

冬馬(あのプロデューサーに、こんど俺達が開くライブの招待をしてたんだよな)

冬馬(散々迷惑かけちまったからな……)

冬馬(だが、こいつにそのこと言ったら何か茶化されそうだな……)

冬馬(ライブの事は伝えずに、あいつによろしく言ってもらえるように頼むか)

191: ◆p3yuNM37DY 2014/08/21(木) 08:33:10.83 ID:+yVIm7Qj0
冬馬「なぁ、おい」

亜美「ん?どったの?」

冬馬「その……あれだ」

冬馬「お前ん所のプロデューサーに……その……」

冬馬「約束の事よろしくな……とでも言っといてくれ」

亜美「約束?」

冬馬「俺達が言ったって言えば、伝わる。よろしく頼むぞ」

翔太「へぇ~、冬馬くん、ちゃんと覚えてもらってるか、心配なんだ~?」

北斗「それほど、あのプロデューサーに思い入れでもあるのか?」

冬馬「なっ!?そ、そんなんじゃねーよ!」

冬馬「それに……お前らだって、何だかんだ言って、期待してんだろ?」

翔太「まぁね、お兄さんいい人だからね!」

北斗「他事務所なのに気に入ってるからね、俺達」

冬馬「とにかく、だ…よろしく頼むぞ」

冬馬「じゃあな」

翔太「ばいば~い!」

北斗「もう一度……チャオ☆」

亜美「………………」

亜美「ジュピターも…何か隠してる……」

亜美「……帰ろっと」スタスタ

192: ◆p3yuNM37DY 2014/08/21(木) 08:44:34.76 ID:+yVIm7Qj0
亜美「何だろう……約束って」トテトテ

ブオォォォォォォォォォォオオン

亜美「………?」

亜美「なんか、あのリムジン近づいて来てない……?」

ブオォォォォ………

亜美「あ……近くで止まった……」

ウィーーーーン……

亜美「あ、窓が……」

玲音「やぁ、久方ぶり」

亜美「あっ!オーバーランクの人!」

玲音「そう、まさにオーバーランクだよ」

玲音「君がいるって事は……近くにあの好敵手……プロデューサーもいるのかな?」

亜美「ううん、亜美、今1人で帰ってる所だから……」

玲音「そうか……残念だ」

玲音(前に出した、ライブ対決の招待状について話したかったのにな……)

玲音(仕方ない、この子に招待状の事をよろしく頼むよう、伝えて貰おう)

195: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 00:06:17.24 ID:6oBi1FdE0
双海家

亜美「は~ぁ……皆、何を隠してるんだろ……」

亜美「仲間外れにされてるみたいで、なんかヤダな……」

prrrrrrrrr…prrrrrrr…

亜美「あ、携帯が…」

亜美「ハロー?」ピッ

小鳥『あ、亜美ちゃん?今、いいかしら?』

亜美「あ、ピヨちゃん……どったの?」

小鳥『悪いんだけど、明日はお昼の12時には事務所にいてくれない?』

亜美「明日?うん、別にいいけど……」

亜美「明日、何かあるの?」

小鳥『えっとねぇ……』

小鳥『……ちょっと、秘密かな~』

亜美「……………」

小鳥『とにかく、大丈夫なら明日よろしくね?』

小鳥『じゃあね、おやすみなさーい』ガチャ

亜美「……………」ツー……ツー……

真美「亜美~、お風呂沸いたYO~!」

亜美「……………」

真美「………亜美?」

196: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 00:33:42.40 ID:6oBi1FdE0
事務所

小鳥「よし……これで、全員伝えたわね」

P「アイドルの皆に隠す必要、あったんですか?」

小鳥「念には念を、です!」

小鳥「社長が結婚してから、ついに30周年……」

小鳥「それを社長に内緒で祝うサプライズパーティーの事は」

小鳥「絶対に、社長にバレてはいけませんからね!」

小鳥「ちょっとした、真珠婚式みたいなもんですよ」

P「奥さんは他用で、来れないんですけどね……」

小鳥「アクセサリー、指輪や記念品も買いましたし、準備万端ですね!」

P「明日の昼の12時、正午ですよね?」

小鳥「はい、私達は2時間前に来て色々と準備をしましょうね」

小鳥「……あ、それと、プロデューサーさん」

P「はい?」

小鳥「少し、お願いがありまして……」

197: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 00:41:47.74 ID:6oBi1FdE0
再び双海家

亜美「ねぇ!真美!」

真美「ど、どうしたの……?そんな、プリプリした顔して……」

亜美「亜美に、何か隠してるっしょ!」

真美「えっ…………」

真美「…………か、隠してなんて、あるわけぇ~……」フイッ

亜美「あぁ~!顔逸らしたぁ!」

亜美「えぇ~い!吐け!吐くのじゃあ!」コショコショ

真美「わぁ!ひゃはははは!」///

真美「くっ、くすぐったいよぉ~、亜美ぃ~!」///

亜美「ならば、言うのじゃ~!」コショコショ

真美「わ、わかったYO!言う!言うYO!」

亜美「本当?」

真美「う、うん……どうせいつかわかっちゃうしね……」ハァハァ

真美「えっとね……真美ね……」

亜美「うんうん」

真美「に、兄ちゃんとね……」

亜美「うんうん」

真美「こ……婚約……しちゃったんだぁ……」///

亜美「うんうん」

亜美「うんうん」

亜美「うん!!!??」

198: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 00:51:46.94 ID:6oBi1FdE0
亜美(こ……婚約!?コンニャクじゃなくて!?)

亜美(真美が……兄ちゃんと、結婚の約束!?)

亜美(真美…そんな事を隠してたなんて…)

真美「他の皆には、内緒だよ?亜美?」///

亜美(……でも、みんなも真美みたいに何か隠してるっぽいんだよね)

亜美(………まさか、みんなも兄ちゃんと結婚する約束をしてるとか)

亜美(なぁーんて、ありえないっしょ!あはは!)

亜美(…………いや、でも)

亜美(真美も勉強頑張ってたし、千早お姉ちゃんもお菓子作りの勉強してたり……)

亜美(他のみんなも、似たり寄ったりな所が多い気が……)

亜美(………………)

亜美(ま、まさか、兄ちゃんは……)

亜美(事務所のみんなと、結婚して……)

亜美(765プロでハーレム天国を築き上げようと……!?)

亜美(はっ!そ、そういえば!約束といえば!)

亜美(ジュピターや、オーバーランクの人も約束って……!)

亜美(他の事務所、しかも男の人も手中に収めようとしてるの!?)

亜美(あと、オーバーランクも!)

199: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 00:59:13.54 ID:6oBi1FdE0
亜美(兄ちゃん……なんという男よ……)

亜美(………………)

亜美(でも、なかなか亜美には約束して来ようとしないね……)

亜美(………………)

真美「亜美?聞いてる?」

亜美「へぁっ?え、あぁ、うん!バッチシ!」

真美「じゃあ、先にお風呂入ってね!」

亜美「お、おう」

亜美(………………)

亜美(兄ちゃん、亜美の事は好きじゃないのかなぁ……)

亜美(亜美、魅力が無いのかなぁ……)

亜美「………明日、早めに事務所に行って、聞いてみよっと…」

201: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 01:15:09.18 ID:6oBi1FdE0
事務所 午前11時頃

P「よし、セッティングは完璧だ!」

小鳥「あとは、プロデューサーさんのアレにかかってますね!」

P「うぅ……これ、本当にするんですか?」

小鳥「はい!もちろんです!」

P「鼻眼鏡にバースデーハット、おめでとう!が書いたタスキ……」

P「これを着て、社長やみんなのいる所に飛び出して、結婚を祝福する台詞を吐くって……」

P「絶対みんな混乱して、滑りますよコレ」

小鳥「大丈夫ですって!あたしもフォローしますから!」

小鳥「じゃ、あたしはカメラ、ビデオカメラ、盗撮用カメラの準備をするので」

小鳥「ちゃんと飛び出した時に言う祝福の台詞、考えといて下さいね?」

P「はいはい……小鳥さんも、いつか捕まらないように」

P「さぁーて……何を言おっかな……」

亜美「……兄ちゃん」ヒョコッ

P「わ、わぁ!亜美!」

P「は、早いな……あと1時間くらい遅く来てよかったんだぞ?」

亜美「うん……ちょっと、兄ちゃんと話がしたくって……」

203: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 01:33:47.06 ID:6oBi1FdE0
P「話って、なんの?」

亜美「うん……あのね、兄ちゃんって、みんなとある約束してるっしょ?」

亜美「もう、全部わかってるよ」

P「………約束?」

P(……あぁ、もしかして、みんなをトップアイドルにする約束の事か?)

P「まぁな。それがどうした?」

亜美(うえぇ!?そ、それがって、そんな軽いノリで!?)

亜美(兄ちゃんは、浮気をそんな軽く見てるの!?)

亜美「う、うん、その約束ね……」

亜美(や、やめさせないと!亜美が、兄ちゃんの浮気を止めないと!)

亜美(…………止め、たいけど……)

亜美(亜美、本当にその為に兄ちゃんと話したかったの……?)

亜美(兄ちゃんの浮気を止めるのを、1番にしたかった事なの……?)

亜美(………違うよね)

亜美(亜美が1番に兄ちゃんに聞きたかったことは……)

亜美「兄ちゃん……何で、亜美には約束してくれないの?」

P「……え?」

亜美「亜美も……兄ちゃんと、約束したかったんだよ……?」グスッ

亜美「何で……何で、亜美にはしてくれないの……?」ポロポロ

亜美「亜美……そんなに、魅力ない?兄ちゃんの理想に合わないの……?」ポロポロ

P「えっ、えっ?」

P(お、俺は、亜美をトップアイドルにしないつもりなんて、毛頭も無いぞ!?)

P(もしかして、口でハッキリ言ってやってなかったからか!?)

P(不安になったのか!?)

P(ま、まぁ、成長期とはいえど、子供だしな……そうなんだろ)

204: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 01:47:16.71 ID:6oBi1FdE0
P「ごめんな、亜美」抱きっ

亜美「わぁ……兄ちゃん……抱きついて来て……」///

P「ちゃんと、言葉にしてなかったようだな」

P「亜美の事も、ちゃんと考えてたさ」

亜美「グスッ……本当?」///

P「あぁ。改めて、ここで亜美とも約束する。ハッキリ言ってやる。」

P「絶対、約束は守るからな、亜美」

亜美「本当?嫌々してない?」///

P「誰が嫌々するもんか!むしろ、喜んでさせてもらうよ」

亜美「………えへへ、兄ちゃん、ありがとう!」///ギュッ

P「ははは、今日は甘えんぼさんだなぁ」

亜美「昨日、心配で2分くらい遅く寝ちゃったんだよ!」

亜美「罰として、もっと甘えさせるの刑ね!」ギュウウ

P「はいはい……よしよし」なでなで

亜美「んっふっふ~……」///

206: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 02:07:54.56 ID:6oBi1FdE0
P「………あ、もうこんな時間か」

P「そろそろ、みんな来るな……」

亜美「!!」

亜美(そうだ……みんなも兄ちゃんと約束を……)

亜美(………………)

亜美(みんな、ごめん……)

亜美(結婚は、1人の相手としか出来ないって法律で決められてるから……)

亜美(みんなには、兄ちゃんを諦めてもらうね……!)

亜美「兄ちゃん!亜美、ちょっと皆を集めて来る!」

P「え?集めるって……いいのか?」

亜美「うん!事務所の入り口付近でみんなを待っとくね!」タタタ

P「あ、おい!……行っちゃった……」

P「どうせ、ここに全員集合するのに……」

小鳥「プロデューサーさん!」

小鳥「もうすぐ、みんなと社長が来ますから、早く隠れて下さい!」

P「え?……あ、あぁ、アレをやるんですか。鼻眼鏡付ける……」

小鳥「はい!12時5分になったら、社長室から飛び出て下さいね!」

小鳥「そのまでの間は、あたしが持ちますから!」

P「はぁ……じゃあ、頼みましたよ?」ガチャッ

小鳥「えぇ!さっ、早く社長室に!」

バタンッ

小鳥「よし、あとはカメラの準備と、皆が来るのを待っといて……」

208: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 10:01:38.30 ID:yzw4c7AHO
事務所 12時頃

亜美「みんな、集まった?」

真美「うん!バッチリ!」

小鳥(社長は、まだ来てないのね……)

小鳥「亜美ちゃん、ありがとうね」

小鳥「プロデューサーさんの為に、集めてくれたのね?」

小鳥(亜美ちゃんは、プロデューサーさんからサプライズパーティーの事を聞いたのかしら…)

春香「それで、亜美?なんで集めたの?」

小鳥(……もう言ってもいいかしら)

小鳥「実はね、今日は社長の結婚……」

亜美「みんな!あのね!」

亜美「亜美、さっき兄ちゃんと……」

亜美「婚約したんだ!!」

アイドル共「!!?!!??」

小鳥「えっ」

千早「あ、亜美、何言ってるの?プロデューサーは……」

亜美「知ってるよ!亜美、兄ちゃんが他の人とも婚約してるの、知ってるんだ……」

アイドル共(………………)

アイドル共(私(自分、ミキ、ボク)の事か………)

209: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 10:15:00.16 ID:yzw4c7AHO
亜美「でも……結婚出来るのは、1人だけだよね……」

亜美「だから、亜美……」

亜美「みんなから、兄ちゃんを奪いとるからね!」

アイドル共「!!!?!?!」

真美「亜美!酷いYO!真美と兄ちゃんの結婚を奪うなんて!」

真「ちょ、ちょっと待ってよ!プロデューサーと結婚するのはボクだよ!?」

真「ボクの王子様になってくれるって、プロデューサーが……」

伊織「何言ってんのよ!あいつは、私と結婚するのよ!?」

真「なにぃ!?」

伊織「何よ!?」

雪歩「そ、それは違うよ!真ちゃん!伊織ちゃん!」

雪歩「プロデューサーと結婚するのは……その……私、で……」

真・伊織「雪歩は黙ってて!!」

雪歩「い、嫌ですぅ!!」

小鳥「雪歩ちゃんが初めて反抗した……」

あずさ「あらあら~……何がどうなってるのかしら~……うふふ……」ゴゴゴ

貴音「この件について、あの方に問いたださなければなりませんね……」ゴゴゴ

律子「何が、どうなってるのかしらねぇ……」ゴゴゴ

小鳥「何か怖ぇぇ……」

210: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 10:23:46.69 ID:yzw4c7AHO
美希「一体全体、どうなってるの!?」

美希「ハニーは、ミキと結婚するんだよ!?」

響「ち、違うぞ!プロデューサーは、じ、自分と!」

やよい「あの、あの、プロデューサーは私にも約束を……」

春香「こ、これって……」

千早「まさか、プロデューサー……重婚……」

ガチャッ

アイドル共「!!!!!」

高木「いやー、おはよう、諸君!」

高木「今日の私は、少し上機嫌でね……はっはっは!」

高木「実はね、今日は妻と結婚してから30年目で……」

アイドル共「…………………」ゴゴゴ……

高木「……な、何だね、音無くん。この雰囲気は……」

小鳥「火に油を注いだ瞬間ですよ、社長」

211: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 10:36:25.45 ID:6oBi1FdE0
社長室

P「………そろそろかな?」

P「よし、仮装もバッチリだ!」

P「こんな格好しちゃったんだ!こうなりゃヤケだ!」

P「社長に、結婚の祝福の言葉を浴びせに浴びせてやる!」

P「そして、意地でも皆を笑わせてやる!」

ガチャッ

伊織「あら?社長室のドアが……」

小鳥(あ!忘れてた!しもたぁ!!)

P「結婚、おっめでとぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」パンッパンッ

小鳥(あぁ……クラッカー何て、いつの間に……)

P「結婚おめでとうございます!」

P「いやぁー、結婚はめでたいもんですなぁ!!」

P「あ、でも、浮気なんてしてませんよね?」

P「してしまったら、結婚したのに、奥さんに血痕だらけにされちゃいますよぉ!?」

P「なぁーーーーーーんつっっっっって!!」

パフッ

P「あはははは!今の絶妙なタイミングのラッパ音、よかったっしょ!?ね!?」

765プロの全員「………………」

小鳥(あぁ……)

215: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 10:49:14.79 ID:6oBi1FdE0
P「………………」

春香「………………」

千早「………………」

雪歩「………………」

真「………………」

やよい「………………」

律子「………………」

貴音「………………」

あずさ「………………」

亜美「………………」

真美「………………」

伊織「………………」

響「………………」

美希「………………」

高木「………………」

全員「………………………………」

小鳥(ち、沈黙がぁ……)

217: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 11:00:27.87 ID:6oBi1FdE0
P「こ、小鳥さん!フォロー!フォロー!!」

小鳥(…………)フイッ

P「あぁ!顔を逸らした!」

あずさ「あの……プロデューサーさん?」

P「は、はい?何でしょうか?」

あずさ「あの……プロデューサーさんの、結婚について何ですけど……」

P「え?あ、あぁ、さっきのは結婚と血痕をかけた所がですねぇ……」

伊織「それじゃないわよ!!馬鹿!!」

亜美「兄ちゃん、みんなと婚約してるんだよね!?」

P「え?コンニャク?」

亜美「あ、亜美と同じ間違いしないでYO!婚約!!」

P「婚約………婚約?」

P「ええぇ!?」

P「ま、待て待て!何の話……」

亜美「他にも、ジュピターやオーバーランクの人ともしてるんでしょ!?」

765プロ全員「!!?!?」

千早「亜美、それ本当なの?」

亜美「昨日、偶然会って、教えてもらって……」

律子「ど、同性とも……ましてや、オーバーランクともだなんて……信じらんない……」

高木「キミィ……」

P「みんな、本当に待ってくれ!!」

P「これは、何かの間違いだ!!」

小鳥(仮装しながら何か言ってる……)

221: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 22:18:41.89 ID:6oBi1FdE0
亜美「とにかく!兄ちゃんとは、絶対亜美が結婚するんだかんね!」

真美「何で亜美が勝手に決めちゃうの!?」

千早「そうよ、亜美。私とプロデューサーの結婚を邪魔しちゃダメよ」

春香「千早ちゃんまで、何勝手に言ってるの!?」

美希「いくら千早さんでも、ハニーと美希の結婚の邪魔しちゃダメなの!」

ワーワー……ガヤガヤ……

P「あ、アイドル達が……醜く争ってる……」

小鳥「プロデューサーさん!今こそ、プロデューサーさんが止めないと!」

P「と、止めるって……どうやって?」

小鳥「えっと……『俺の為に争わないでくれぇ!』とか言って」

P「それ普通、女性側が言いません?」

小鳥「と、とにかく早く止めないと、流血騒ぎになっちゃいますよ!?」

P「それもそうですね!おい!みんな!喧嘩は……」

やよい「みなさぁん!喧嘩はやめてくださいぃ!!」

222: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 22:32:23.98 ID:6oBi1FdE0
アイドル全員「!!!?!?」

あずさ「やよい……ちゃん?」

やよい「私……プロデューサーと結婚するって約束した時……」

やよい「とっても、嬉しくなっちゃって……」///

やよい「みんなと、この気持ちを分かち合いたいなぁって……思ったんです」///

やよい「でも……プロデューサーと結婚するために、みんなが喧嘩するのは……」

やよい「とっても……悲しいです……」グスッ

伊織「やよい……」

貴音「……高槻やよいの、おっしゃる通りです」

響「例え、誰か1人とプロデューサーが結婚しても」

響「やよいが嬉しくなった時の気持ちに、素直になれないと思うぞ……」

千早「高槻さんの、言う通りね……高槻さんかわいい(高槻さんかわいい)」

律子「建前と本音がどっちも出てる」

亜美「………そうだよね……奪い合って手に入れるなんて、ヤダね……」

亜美「ごめんね、やよいっち。亜美、ちゃんとみんなと話し合うYO!」

高木「ウム、終わり良ければすべて良し…だねぇ」

小鳥「いやまだ終わってませんよ」

224: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 22:50:50.92 ID:6oBi1FdE0
真美「あのさ……この事件の原因って、兄ちゃんだよね?」

P「え?俺か?」

真「そうですよ!プロデューサー、ボクの王子様になってくれるって言ったじゃないですか!」

P「えっ………と?」

雪歩「わ、私と、婚約してくれたじゃないですかぁ!!」

P「あの……覚えがないというか……」

伊織「キィ~~!何よ!あんたが全部悪いんじゃない!!」

貴音「あなた様……どうやら、あなた様には、罰を下さなければならないようですね……」

P「えぇ!?ば、罰!?」

律子「そうね……何がいいかしら」

P「あ、あの、出来ればお手柔らかに……」

小鳥「乙女心を弄んだ罪、大きいんですよ!?」

P「あなたには本当に覚えがありません」

小鳥「あ、あなたって……しかも、敬語……」

伊織「あ!そうだわ!」

春香「何か思い付いたの?」

伊織「ええ、とっておきのをね!」

P「な、何が始まるんだ……」

伊織「にひひっ!」

226: ◆p3yuNM37DY 2014/08/22(金) 23:28:23.86 ID:7+iPhSpJO
時は経ち……

ジリリリリリリリ……

P「うぅ~~ん……眠いなぁ」

春香「プロデューサーさん!朝ですよ!朝!」

P「んあぁ……今日の朝は、春香だったな……」

春香「朝ご飯、もう出来ちゃってますよ~?」

P「わかったわかった……ふわぁ」

P「いただきます」

春香「はい!召し上がれ!」

P「春香は、本当に料理がうまいなぁ……」モグモグ

春香「えへへ……」///

春香「プロデューサーさんのために、練習、してますから……」///

春香「ちゃんと皆に納得されて、プロデューサーさんに選んで貰いたいですから!」///

P「ははは……そう言われると、春香を選ばないと悪い気になるなぁ」

春香「もう……プロデューサーさん!」

春香「私、そんなつもりで言ったんじゃありませんよ?」

春香「………本心、なんですからね?」///

P「分かってるさ、ありがとう」

P「ごちそうさまでした」

春香「はい!お粗末様です!」

P「とっても美味しかったよ。また、お願いしていいか?」

春香「はい!喜んで!」

P「さて、ご飯も食べたし…そろそろ行くか!」

春香「そうですね、じゃあ私、先に行ってますね?」

P「あぁ、また事務所でな」

228: ◆p3yuNM37DY 2014/08/23(土) 00:01:08.23 ID:ldfLoS/YO
P「さて、俺もそろそろ行くか……」

P「行って来まーす」ガチャッ

P「………こんな生活してるのに、行って来ますの返事が無いのは寂しいな…」

P「まぁ、パパラッチ対策をしてるから……仕方あるまい」スタスタ

ガチャッ

P「俺の家から事務所は、微妙に遠いな……おはよう」

伊織「あら、おはよう。プロデューサー」

伊織「もう1ヶ月くらい経ったけど……どう?慣れたかしら?」

P「正直、結構なれて来たよ……」

貴音「あなた様……今宵は、私と共に……」

P「今日の夜は貴音か。よろしくな」

貴音「はい……心より、楽しみにしております」///

春香「伊織、凄いこと思い付いたよね!本当!」

伊織「にひひっ、もっと褒めてもいいのよ?」

小鳥(まさか……罰が、プロデューサーさんに、花嫁修業を付き合って貰う事だなんて……)

小鳥(朝の部、夜の部と分けて、1日2人が担当するシステム……一週間でほぼ全員!)

小鳥(というか、仮想結婚じゃないですか!コレ!)

小鳥(そして、それに私は呼ばれてないだなんて……ピヨォ)

229: ◆p3yuNM37DY 2014/08/23(土) 00:01:43.58 ID:ldfLoS/YO
伊織「期間は半年よ?ちゃんと決めとくのよ?」

P「あぁ。分かってるさ」

春香「あと数ヶ月後に…プロデューサーが、1番気に入った相手と結婚するんですよね?」

伊織「絶対、私を選ぶようにしてやるんだから!」

P「ははは……結婚するってのは、前提なのか」

春香「大丈夫ですよ!」

春香「絶対結婚したくなるように、私、頑張りますから!」

春香「だから、私達の事、しっかり見ていて下さいね!プロデューサーさん!」///

高木「あの……私の結婚30周年のお祝いは……?」

高木「みんな彼の事で頭がいっぱいらしく、忘れてしまっていて……」

高木「祝ってもらってないんだが……トホホ」

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