【アイマスSS】春香「私の夢を叶えてちょんまげ」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 17:52:36.88 ID:z5h48u8j0
春香「こんにちは、私天海春香。今、トップアイドルを目指して日々頑張っている
    女子高生アイドルなんです」

春香「私は今765プロっていうアイドル事務所に所属しt」

P「おい待て。なんで何気ない日常の始まり方みたいな感じで話を進めようとしてるんだ」

春香「え?なんですか?今、私が喋ってる途中ですよ?
    私のターンはまだ終わってませんよ?ずっと私のターンですよ?」

P「え!?なんでそんな半切れなの!?」

P「まぁ、いい。それじゃあまずスレタイから突っ込ませてもらおうか」

P「何これ?」

春香「いやぁ、なんかゴロというかリズムがいいから」

P「特に理由はないのね……」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 17:59:01.15 ID:z5h48u8j0
春香「理由なんてありません、生きていることに」

P「いや、それは個々の目的を持って欲しいんだけどね」

春香「まぁ、そんな訳で日常のお話をお送りする予定なんですが」

P「そんな予定は一切ないな」

春香「えぇ!?ないんですか!?じゃあ何系ですか!?」

春香「殺伐系ですか!?」

P「嫌だよ!怖いわ!」

春香「じゃあ500系ですか!?」

P「新幹線じゃないんだから勘弁してくださいよ」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 18:03:08.65 ID:z5h48u8j0
春香「っていうかプロデューサーさんはプロデューサーなんですから
    私のアイドルになりたいという夢を叶えてくれなくては困るんですよ!」

P「いや、まぁ、できる限りはそうするつもりだけどさ」

春香「そうしないと、あの日、死んだ親友との約束が……」

……

春香「お願い!生きて!どうしてバナナの皮で転んで頭打って死のうとしてるの!」

P「す、すまん。どうやら私は限界のようだ……この、よくコケる力を……お前にやろう」

春香「いらないんですけど!」

……

春香「という過去があるんです……」

P「嘘つくんじゃないよ」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 18:14:09.39 ID:z5h48u8j0
春香「でも聞いてくださいプロデューサーさん」

P「なによ、なんなのよ」

春香「私、夢はトップアイドルになることだけじゃないんですよ」

P「ほう、それはまぁ、いいこと(?)なんじゃねえの」

春香「なんでちょっと自信無さげなんですか」

春香「だって、聞いてくださいよ!私、このまま一生アイドルやってたら
    結婚できないかもしれないんですよ!?」

春香「結婚したいじゃないですか!結婚!わっしょいできないですよ!?」

P「結婚=わっしょいってことにしときますね。それとお薬も出しておきますね」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 18:23:11.45 ID:z5h48u8j0
P(まぁ、ちょっとの間。休憩がてら春香の話に付き合ってやろう。
  どっちにしろ、今は小鳥さんの持ってくる衣装待ちなんだし……)

春香「はぁ……このまま行ったら
    私、完全に行き遅れ系アイドルになっちゃいますよ」

P「人気がずっとあれば別に平気なんじゃね?」

春香「なんて無責任な!」

真「話は聞かせてもらったよ。確かにそうだね。
  僕も恋する乙女として恋愛はしたいもん」

P「それは今してるのか、これからするのか、どっちなんだよ」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 18:36:53.76 ID:z5h48u8j0
P「とにかくだな。お前らはアイドルなんだから恋愛はご法度だぞ?」

春香「わかってますよそんなこと。備長炭だって自分の役目をわかってるのに
    私達がわからない訳がないじゃないですか」

P「そりゃそうだよ!!備長炭と比べてどうする!!」

春香「じゃあわかりましたよ。今から私、台本書きますんで
    それに沿ってみんなで演技をしましょうよ。自由演技です」

真「何も繋がりがない」

P「お前ボケ要員じゃなかったのか!?」

春香「そして、私達は演技力、想像力を高めるんです!!」

春香「まぁ、というのは建前で結婚式ってやってみたいじゃないですか!
    だから、やるんです!!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 18:43:35.75 ID:z5h48u8j0
春香「というわけでお題は結婚!ってことで結婚式でいいですよね!?」

P「お、おう。まぁ、俺はなんでもいいけれど」

春香「プロデューサーさんは司会進行をお願いしますね」

P(あ、俺と結婚はしないんだ)

真「自由な演技か!よーし、燃えてきた!!」

P「そんな熱い展開じゃないと思うんだけどなぁ」

春香「よっしゃー!できた!!」

春香「そんじゃさっそくやってみましょうか」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 18:50:51.16 ID:z5h48u8j0
……

P「それでは、お色直しが終わったようなので新郎新婦には再び登場してもらいましょう」

P「いやー、新郎さんはイケメンですねぇ」

真「ははっ」キリッ

キャー

P「すごい人気ですねぇ、さすがですよ。僕もあんな風になりたいですね」

P「おっと、遅れて登場したのは新婦の天海春香さんです!!」

春香「えへへ」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 19:01:47.93 ID:z5h48u8j0
P「いやぁ、照れてる姿が可愛らしいですねぇ、非常に羨ましい限りです」

P「ん?あれは……」

春香「えへへ……」

P「おーっと!!二人目の登場だーーーーッ!!」

P「なんと天海春香が2人登場してきたー!」

P「い、一体お色直しの時間に何があったんでしょうか!!」

真「封印が解かれたか……」

P「なんの!?」

P「な、何やら新郎はこの状況を詳しくご存知のようですが、
  ちょっと聞いてみましょうか!!あ、あの!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 19:08:25.51 ID:z5h48u8j0
P「すみません、彼女、瓜二つっていうか全く同じですが
  どういうことなんですか!?」

真「………………」ボソッ

P「声ちっさ!!聞こえないし!!なに!?」

真「面妖だ」

P「わかってねえのかよ!!」

「ちょっと待ったーーーー!!」

P「あ、あれは!」

春香「ふぅ、主役が遅れてきちゃしょうがないよね」

P「3人目だーーーーーーッ!!」

P「ってなんだよこれ!!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 19:13:19.45 ID:z5h48u8j0
春香「え?結婚式ですけど……」

P「違うよ!なんで新婦の方が3人も出てくるんだよ!!」

春香「そんなことだってあるじゃないですか!」

P「ねえよ!!」

真「僕も増えれば解決してたのか……ごめん春香」

真「僕のアドリブ不足だったね」

P「解決してないよそれ……」

春香「じゃあもう一回いきますか!」

P「嫌な予感しかしないよ!」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 19:25:25.53 ID:z5h48u8j0
……

~~♪  ~~♪

P「さぁ、新郎と新婦が美しい音楽と共に入場しますよ!」

ウィーーーンッ

P「おほっ、会場の真ん中が開いた……ということは、はいはい、なるほどね。
  下から登場とは豪華な仕掛けですねぇ~~」

ウィーーー……ガションッ

P「あーーーッ!下から登場したのはリングだーーーーッ!!」

イノキ♪ボンバイエ♪イノキ♪ボンバイエ♪

P「そして急に音楽が別物に変わったーーー!」

P「奥から颯爽とアリキック連発しながら登場したのは……
  天海春香だーーーーッ!!」

春香「ヴぁいっ」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 19:35:46.53 ID:z5h48u8j0
P「まてまてまてーい!そんなカオスな結婚式は存在しない!!」

春香「えー、あってもいいじゃないですかー!」

真「そうですよ!僕まだ登場してませんよ!?」

春香「ツッコミどころ間違えてませんか!?」

P「お、おう……なんで怒られてるんだ俺は」

春香「全く……もう、今度はしっかりとやってくださいよー?」

P「は、はい。すいません……」(なんだこれ)

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 19:45:23.16 ID:z5h48u8j0
……
P「さぁ、新郎と新婦が入場します!!」

P「おや……?何やら新郎と新婦が座るはずの席に
  ロープが上から垂れ下がってきましたよ?」

カクレンジャー♪ニンジャニンジャー♪

春香「」スルルルル

真「」スルルルル

P「カクレンジャーのOP風に登場したーーーーッ!!」

P「なにそのチョイス!!」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 19:54:43.37 ID:z5h48u8j0
真「ニンジャブラック、ジライヤ!」シュババッ

P「いや、カッコいいけども!!」

春香「真、今の決めポーズ!?」
春香「真、すごい!かっこいいよ!!」
春香「真、もう一回ロープで降りてきたいよね!楽しいから」

P「なんでまた増えてんだよ!!」

春香「壁分身の術ですよ、壁分身!」

P「もういいよ!増えなくて!!」

P「全然進まないよ!!もう次いっていい!?」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 20:00:08.49 ID:z5h48u8j0
やっちまったwwwwww
影分身の術です。すみません。
ご飯食べてきます。

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 20:47:46.91 ID:z5h48u8j0
すみませんおまたせしました。
頑張ります

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 20:56:54.01 ID:z5h48u8j0
P「じゃぁちょっとインタビューしてみましょうか!?」

P「新郎の真さん!!春香さんはどんな奥さんになりそうですか!?」

真「ゲンキ、イパイノオクサンデス!」

P「なんでニンジャブラック継いでるんだよ!!もういいよ!!」

春香「プロデューサーさん!私にも何か来てくださいよ!!」

P「あー、はいはい。真とはどこで知り合ったんですか?」

春香「……真?……あなた誰?真のなに?何のつもりよ、呼び捨てなんかにして」

P「なんでそうなるんだよ!!怖いわ!!スルーしとけよそこは!」

春香「えへへ、そうですね、スルスルとロープで降りてきた私達なら
    いとも簡単にスルーできちゃいますよね!糸だけに」

P「やかましいわ!」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 21:03:34.99 ID:z5h48u8j0
……

そう、それは嵐の夜だった。

P「え?なにこれ、なんで回想入ってるの?」

私は傘もささずにムーンウォークで歩いていた。

P「変態じゃねえか!!」

そして、されるはずないと思ってたし、マイケルだと答えれば余裕だと思ってたけど
案の定、職務質問をされた。

P「わかってたんじゃねえか!そりゃされるよ!」

それが真との出会いだった。

P「最低の出会いじゃねえか!!なんだそれ!!
  こんな変態な私に声をかけてくれたんだ!素敵!ってなるかぁ!ボケ!」

春香「という私の回想シーンでした」

P「まるで意味がわからんぞ!!」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 21:13:08.80 ID:z5h48u8j0
P「っていうかよくそれで結婚までいったな!」

春香「毎晩ムーンウォークで交番勤務の真の所まで通いつめましたから」

P「ただの嫌がらせだろ!!」

春香「そして聞くんですよ、真に」

春香「すみません、私の恋、と言う名の落し物、ありませんでしたか?って」

P「うまいこと言ったつもりかそれ!?」

真「ちょっとあるかもしれませんので奥探してみますねー」

P「あるの!?奥探したらあるの!?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 21:24:30.75 ID:z5h48u8j0
春香「でもその時に真が持ってきたのはBL同人本でした」

P「なんで!?」

真「タイトルが『私の恋』だったんで」

P「あったんだ!存在しちゃったんだね!」

真「まぁ、でも、こうやってBL本でもあげれば男性との恋愛じゃなくて
  男性同士の恋愛に興味が出るようになって僕は助かるかと思ったんですよ」

P「完全に不審者の扱いじゃないですか!!」

春香「って、なんで私が新婦から不審者になってるんですか!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 21:31:25.09 ID:z5h48u8j0
春香「もうじゃあ結婚式はいいですよ……」

春香「えっと、次は怖い話がしたいです!」

P「自由か!したいですじゃねえよ!演技だのなんだのはどこいった!」

春香「こういう練習だと思えば問題なんじゃないですか?」

P「うーん、でもそういうオファーならきてたんだよ、雪歩に」

真「あちゃー」

P「さすがにあいつだけにやらせるのは酷だから断ってしまったんだがな」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 21:35:49.66 ID:z5h48u8j0
P「それ以来そういう怖い話とかする番組の仕事は765プロには来なくなってしまった」

春香「それが一番のホラーですね」

春香「おほん、じゃあもしまた来た時のために練習しておきましょう!」

春香「えへへ、こういうストーリーテラーというか語り手さんってのも夢だったんですよ!」

P「ほう、怖い話をしてくれるのか?」

春香「ええ、任せてください!むかーし、むかし、あるところn」

P「ストップ!!ストップ!!昔!?昔話するつもりなの!?」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 21:49:09.02 ID:z5h48u8j0
春香「仕切り直し」

真「はっけよ~い、のこった!」

P「ごっつぁんです!ごっつぁんです!って何やらせんだよ!」

P「早くお話するならしなさいよ!お仕事戻っちゃうよ!?」

春香「うわぁ!わかりました!!やりますからどうかこの身は焼き尽くさないでください!」

P「そんな怖いことしないわ!」

春香「ごほん、ではいきます。これはあるタクシーの運転手の体験談です」

P「おう、結構どっかで聞いたことのある感じのアレだね」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 21:57:24.44 ID:z5h48u8j0
春香「タクシーの運転手は人送った帰りにとある山道を走っていました」

春香「時間ももう遅く、あたりは真っ暗でした」

真「お、おお、本格的だね!」

春香「そして、運転手は見つけてしまったんです」

春香「こんな山奥に……? そんなはずは……」

春香「そう、それはサークルKサンクスでした」

P「嘘つけぇ!!そんなわけないだろ!!」

真「ひぃぃぃぃ!」

P「え!?怖いところあったの!?どこ!?」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 22:04:17.75 ID:z5h48u8j0
春香「しかし、運転手はそんなこともあるか、と思い気にしませんでした」

P「ないからな」

春香「しかし、運転手は山道で女を見つけたのです」

春香「その女は山道の真ん中でマイケル・ジャ○ソンの
    THIS IS ITのジャケのポーズで立っていました」

P「なんで!?」

春香「その女は黒髪で肩ぐらいまであって顔は俯いていてよくわかりませんでした」

春香「タクシーの運転手はもうここで気がついていました」

春香「あ、こいつマイケルじゃない!!って」

P「そっち!?幽霊だってことに気がつけよ!!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 22:10:36.92 ID:z5h48u8j0
春香「そして運転手は賭けました。たぶん美女だろって」

P「馬鹿ばっかり!」

真「よう、彼女、乗ってきなよ」

P「運転手役はお前か!」

春香「その女の格好は白い服、白いマントそして白いパンツ」    

春香「そう、彼女は実は女ではなく、マイケルでもなく
    エルビス・プレスリーだったのです」

P「なんでだよ!!そんなとこにいるわけないだろ!!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 22:18:29.87 ID:z5h48u8j0
真「ちなみにプロデューサーのPはプレスリーとも読むそうです」

P「読まねえよ!!勝手なこと言うな!」

春香「プレスリーはこう言いました」

真「……ジェル持ってない?」

P「プレスリー役もお前か!!」

春香「プレスリーが後部座席に乗ると、車内は急に変な空気になりました」

春香「運転手は一瞬、このプレスリー、俺に気があるんじゃ、と思ってしまうほど
    甘酸っぱい青春の香りがプンプンしたそうです」

P「タクシーの運転手のおっさんとプレスリーの恋とか誰得だよ!!」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 22:29:02.44 ID:z5h48u8j0
春香「エルビスは先程のサンクスに戻って降ろしてあげました」

春香「エルビスはタクシーの運転手に『サンクス』と言いました」

P「お前それ言いたいだけだろ!!」

春香「その後、また帰るために山道を走っていると今度は女を見つけました」

春香「THIS IS ITしてない普通の女です。遠目からでもわかるくらいの女です」

春香「あぁ、これはアカンやつや!と思いスルーしました」

春香「しかし、すぐにバックミラーで女の様子を確認しようとすると」

真「待てやコラァァァァァアアア!!」ドドドドド

春香「全力で追いかけてきました」

P「ひぃぃぃ!!」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 22:35:37.48 ID:z5h48u8j0
春香「仕方なく女を乗せると……」

真「……あ、ありがとう///」

春香「と、ほほを赤らめながら言って来ました」

P「っていうかこれ、タクシーの運転手役も真だったよな……」

春香「しかし、再び車内を変な空気が覆いました」

春香「なんだろう、と後ろをチラッと見るとなんとその女は後部座席で
    おしっこを漏らしていたのです」

真「……ぅぅう、ご、ごめんなさい」

P「そりゃぁ、変な空気になるよ!ばっちりアンモニア臭だよ!」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 22:42:40.81 ID:z5h48u8j0
真「……オムツ、持ってない?」

P「手遅れだよ!!」

春香「で、運転手はどちらにまで行くか聞いたんです」

春香「女はゆっくりと指をさしました」

春香「運転手のほっぺに」

真「えいっ☆」

真「あっ!やったなぁ?こいつぅ~!」

P「カップルかよ!!何してんだよ!さっきまで漏らしてた奴とは思えないよ!!」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/07/05(木) 22:47:39.21 ID:z5h48u8j0
真「すみません、……あの戻らない至福の時まで」

P「行けたら今すぐみんなタクシーに乗り込んでるよ!!」

春香「もう!!途中から怖い話から変な話になっちゃったじゃん!!」

P「この意味不明具合は本当に恐怖だったぞ……」

真「そうだよ!僕なんて春香の変な台本のせいで変な役ばかりじゃないか!」

P「俺はもう蚊帳の外でツッコミばかりだったがな……」

春香「じゃあ次は何します?」

P「もういいよ!!」

END

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