やよい「あのね、伊織ちゃん…私実は…」伊織「な、何よ」【水瀬伊織SS】

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 17:58:34.23 ID:mbGODFpi0
やよい「今すっごく暇なの…」

伊織「そ、そう」

伊織「(何か深刻な話だと思った私が馬鹿だったわね…)」

やよい「だからね、少しの間お話しない?」

伊織「それは別にかまわないけど…」

やよい「えへへー!じゃあ、しりとりしよ!」

伊織「お話はどこ行ったのよ…」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:02:31.48 ID:mbGODFpi0
やよい「じゃあ、私から!キラメキラリ!」

伊織「り?り…り…律子」

やよい「Kosmos,Cosmos!」

伊織「す…START!!」

やよい「と!?伊織ちゃん、とはずるいよ」

伊織「え?そうなの?」

やよい「まあ今回はいいけど…」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:06:26.77 ID:mbGODFpi0
やよい「隣に」

伊織「に…」

やよい「5…4…3…」

伊織「え?時間制限あったの?」

やよい「普通はそうだよ?ほら、早く早く」

伊織「え、えと…肉」

やよい「う…」ジュル

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:10:30.85 ID:mbGODFpi0
伊織「あら?もしかして降参?5、」

やよい「クロスワード」

伊織「今の『う』は何だったのよ…」

伊織「ど…ど……DREAM」

やよい「え、それって『じゅ』じゃないの?」

伊織「ドリームでしょ?」

やよい「じゅりーむじゃないの?」

伊織「確かに発音はそっちの方が近いかもしれないけど…」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:14:18.67 ID:mbGODFpi0
やよい「まあいいや、じゃあ、無尽合体キサラギ」

伊織「ぎ…?銀色の王女」

やよい「そうくるとは…やるね、伊織ちゃん!」

伊織「やよいこそ!」

伊織「(何なのよ、このノリは…)」

やよい「女装男」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:20:01.49 ID:mbGODFpi0
伊織「女装男…?それ、私たちと何か関係あるわけ?」

やよい「違う事務所のコだけど、765ともちょっとだけ関係あるよ」

やよい「それに、別に縛りはかけてないよ?」

伊織「まあなんでもいいわ…こ…」

伊織「こ……小鳥」

やよい「竜宮小町」

伊織「アンタ異常に早いわね…」

やよい「えへへー、暇なときに長介たちとよくやってるから」

伊織「(何でかしら、涙が…)」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:24:30.13 ID:mbGODFpi0
伊織「ち…千早」

やよい「やよい!」

伊織「伊織」

やよい「律子!」

伊織「あ…」

やよい「…!」

やよい「…さんの従弟!」

伊織「何て名前だっけ、あの子」

やよい「確か、涼さんだよ」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:28:35.70 ID:mbGODFpi0
伊織「『う』でいいのかしら?…えと、歌姫」

やよい「め…め?」

やよい「『て』じゃなくて『め』?」

伊織「どこから『て』が出てきたのよ…」

やよい「目が逢う瞬間」

伊織「めがあうとき、ね」

伊織「き…キミはメロディ」

やよい「ディ…でぃ…?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:33:13.60 ID:mbGODFpi0
伊織「さすがに『ディ』はないわよね?じゃあ今度こそ私の勝ちかしら?」

やよい「ディアリースターズ」

伊織「何で出るのよ…」

伊織「ず…何かあったかしら…?」

やよい「ねえねえ、伊織ちゃん」

伊織「何よ、今考えてるんだから静かにしてて」

やよい「飽きた」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:37:47.75 ID:mbGODFpi0
伊織「ああそう…」

やよい「じゃあ、次は我慢大会やろっか」

伊織「また強引ね…それに我慢大会って何よ?」

やよい「えっとね、ツッコミしたら負けっていうゲーム」

伊織「負ける気しかしないわ…」

やよい「じゃあ、すたーと!」

やよい「…ねえねえ、伊織ちゃん」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:41:47.09 ID:mbGODFpi0
伊織「何よ」

やよい「小鳥さんのパソコンの中身って気にならない?」

伊織「別に興味ないわ…」

やよい「私、実は昨日黙って覗いちゃったんだけどね」

伊織「え、ええ」ゴクリ

やよい「中身はえっちな画像と動画でいっぱいだったよ」

伊織「それはプロデューサーのパソコンでしょ」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:45:30.38 ID:mbGODFpi0
やよい「あ、今のツッコミだよね?」

伊織「ああもう、私の負けでいいわよ」

やよい「じゃあ罰ゲームだね」

伊織「そんなの聞いてないんだけど…」

やよい「じゃあ、早速脱いで」

伊織「何でよ…」

やよい「え、だってそろそろプロデューサー帰ってくるし…」

伊織「尚更よ…」

やよい「じゃあいいや、次は…何しよっか?」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:49:18.53 ID:mbGODFpi0
伊織「急に聞かれてもぱっと思いつかないわね…」

やよい「そういえば、さっきプロデューサーのパソコンはえっちなのでいっぱいって言ってたよね?」

伊織「え?まあそれらしいことは言ったような…」

やよい「もしかして、プロデューサーのパソコン見たことあるの?」

伊織「え!?いや、ない…けど」

やよい「じゃあなんでそんなことわかるの?」

伊織「それは…」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:51:50.06 ID:mbGODFpi0
伊織「それは…その…」

伊織「プロデューサーが変態だからよ」

やよい「…」

伊織「いや、ごめん、ホントは黙って見たことあるわ…」

やよい「どうだった?」

伊織「え?どうだったって何が…」

やよい「だから、えっちなの見た時の感想」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:53:38.08 ID:mbGODFpi0
伊織「何でそんなこと言わなきゃならないのよ…」

やよい「そろそろプロデューサー帰ってくるかな…」

伊織「わかった、わかったから」

伊織「別に何も感じなかったわよ」

やよい「本当は…?」

伊織「こう、お股のあたりがじんじんして…」

伊織「って何言わせようとしてんのよ」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 18:56:53.14 ID:mbGODFpi0
やよい「伊織ちゃんはやっぱりえっちな子だったんだね」

伊織「もう何でもいいわ…」

やよい「それで、何しよっか」

伊織「何って…」

やよい「思いつかないなら、またしりとりでもする?」

伊織「アンタが飽きたって言ったんでしょうが…」

やよい「私ね、旅行行ってみたいなーって」

伊織「いきなり話ぶった切ったわね…」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:00:27.26 ID:mbGODFpi0
伊織「というか、なんでいきなり旅行なのよ」

やよい「え、だって私、家族旅行とか行ったことないし…」

伊織「そ、そう…なの?」

やよい「うん…だからね、一回くらいはプライベートで行ってみたいなーって」

伊織「アンタ、明日暇?」

やよい「…え?」

伊織「明日はお仕事入ってるのかって聞いてるの」

やよい「えっと、明日から2日はお休みだけど…」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:05:48.60 ID:mbGODFpi0
伊織「今日中に準備しておきなさい」

やよい「え…」

伊織「旅行に連れてってあげるって言ってるの!」

やよい「え、なんで…」

伊織「きゅ、急にアンタと一緒に旅してみたくなったのよ」

やよい「伊織ちゃん…」

伊織「どこか行きたいところはある?」

やよい「うーん…京都奈良は小学校の修学旅行で行ったし…」

やよい「去年の夏に響さんに沖縄には連れてってもらったから…」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:09:51.12 ID:mbGODFpi0
伊織「え、去年沖縄行ったの?」

やよい「うん、伊織ちゃんがハワイ旅行行ってる間に事務所のみんなで」

伊織「何でよ…」

伊織「何で誘ってくれなかったの…」グスッ

やよい「伊織ちゃん…?」

伊織「私も…私もみんなと旅行行きたかったのに…」ブワッ

やよい「あう…泣かないで?ね?」

やよい「みんな、意地悪で誘わなかったわけじゃないから、ね?」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:15:07.06 ID:mbGODFpi0
伊織「嘘よ!だって旅行の計画があったことすら教えてくれなかったじゃない!」

やよい「それは…響さんが…」

伊織「響がなによ…」グスッ

やよい「響さんが、伊織ちゃんには伝えるなって…」

伊織「…何で?」

やよい「確か、ぼっちは自分じゃない、とか何とか…」

伊織「…それ、かんっぜんに確信犯よね…」

伊織「あのぼっち…」ボソッ

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:19:47.65 ID:mbGODFpi0
やよい「わ、私は伊織ちゃんと行きたかったんだよ?」

伊織「ええ、アンタは悪くないわ、悪いのはあのぼっちよ」

伊織「じゃあ、事務所のみんなも誘いましょうか…ぼっち以外の」

やよい「え、さ、さすがにみんなは…」

伊織「そうね…さすがにお仕事があるわね」

伊織「じゃあ、どうする?誰か誘いたい子いる?」

やよい「えっと…」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:24:25.90 ID:mbGODFpi0
やよい「わ、私は二人がいいかなーって…」

伊織「アンタ…」キュン

伊織「わかったわ、じゃあ明日から二日間は水入らずで楽しみましょう」

やよい「でも、確か明日は竜宮のお仕事が…」

伊織「いいのよ、スーパーアイドルなんだから一日くらいサボっちゃっても」

やよい「ホントに大丈夫…?」

伊織「次事務所に来たとき全力で謝れば多分…」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:29:52.25 ID:mbGODFpi0
伊織「で、話は戻るけど、行先はどうする?」

やよい「うーん…京都奈良に沖縄に北海道に名古屋県は行ったことあるから…」

伊織「結構日本の端から端まで行ってるじゃない…」

やよい「伊織ちゃんのおうちに旅行行きたいな」

伊織「私の家?」

やよい「うん、お泊りで」

伊織「それは別にかまわないけど…それでいいの?」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:33:46.85 ID:mbGODFpi0
やよい「色んなところで色んな名物見るのも楽しいけど、伊織ちゃんとお話してる時が一番楽しいし」

伊織「な、何よ突然、恥ずかしいわね…」

やよい「だから…だめ?」

伊織「いいわ、来なさい」

伊織「それなら私も怒られずに済みそうだし」

やよい「えと…今日から行ってもいい?」

伊織「いいわよ、客間くらいすぐ用意させるから」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:39:52.07 ID:mbGODFpi0
—–水瀬邸
やよい「うっうー!伊織ちゃん、見て見て!おっきな噴水だよ!」

伊織「あんまり近づきすぎると落ちるわよ?」

やよい「だいじょーぶ!あ、伊織ちゃん、あれなぁに?」

伊織「昔はあそこに小さなブランコがあったんだけど…今となってはミント畑よ」

やよい「ミント?」

伊織「ええ、昔私が子供のころに植えたミントが育ちすぎて…」

伊織「う…思い出したくもないわ」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:45:00.36 ID:mbGODFpi0
やよい「ふーん、ねぇねぇ、伊織ちゃんはこのおうちにずーっと住んでるんだよね?」

伊織「そうだけど…」

やよい「いいなー、私もこういうおうちに生まれたかったかも…」

やよい「あ、でも、今のおうちももちろん大好きだよ!」

伊織「別に、こんなトコロ、大していいもんじゃないわよ」

伊織「無駄にだだっ広いだけで、お花摘みに行くだけでも一苦労よ…二つの意味で」ドヤ

やよい「でも、ミントならそこらじゅうに生えてるよ?」

伊織「そうだったわね…」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:49:20.65 ID:mbGODFpi0
国木田「お嬢様お嬢様wwwwwww」

伊織「あら、国木田じゃない、どうしたのよ」

国木田「お庭のお手入れ終わったのでお伝えに参りやしたwwwwwww」

伊織「そう、ご苦労様」

国木田「それじゃあ失礼しゃーっすwwwwww」タタタ

やよい「…伊織ちゃんのお兄さん?」

伊織「違うわよ、あれはうちの専属の庭師」

伊織「広すぎて手入れしきれないから、ああいうのだっていちいち雇わなきゃいけないの」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:53:27.87 ID:mbGODFpi0
やよい「ふぅん、なんだか大変そうかも…」

伊織「まあお金はかかるわね、かといって放っておけば雑草やミントがすごいことになるし…」

伊織「それに何より、ああいうのがいるせいで、庭じゃプライベートも何もあったもんじゃないわ」

やよい「確かにおうちの庭に知らない人がいたら嫌かも…」

伊織「さ、そろそろ暗くなってきたし中に入りましょ」

やよい「うん!」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 19:56:40.89 ID:mbGODFpi0
伊織「さて…と」

伊織「先にご飯にする?お風呂にする?それとも…」

やよい「わ・た・し?」

伊織「アンタ、一体どこでそういうの覚えてくるわけ?」

やよい「え?これは亜美たちがやってたの真似しただけだけど…」

伊織「まあいいわ…先にご飯にしましょっか」

やよい「うっうー!私も作るの手伝いまーっす!」

伊織「え?いや、もうできてるはずよ?」

やよい「え?」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:00:22.04 ID:mbGODFpi0
—–水瀬邸食堂
やよい「うわ…これ何…」

伊織「夕食よ」

やよい「これ、どこのお姫様が食べるの?」

伊織「アンタが食べるの」

やよい「わ、私がお姫様!?」

伊織「よくわかんないけど冷める前に食べちゃいましょ」

やよい「うん!」キラキラ

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:05:54.83 ID:mbGODFpi0
やよい「いっただっきまーっす!」

伊織「頂きます」

やよい「ねーねーいおりひゃん」ムグムグ

伊織「飲み込んでからしゃべりなさい」

やよい「んぐ…私、何聞こうと思ってたんだっけ?」

伊織「知らないわよ…」

やよい「えへへー!」//

伊織「何でそこで照れるのよ」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:09:50.85 ID:mbGODFpi0
やよい「…あれ?…そんな……」

伊織「どうしたの?」

やよい「伊織ちゃん…どうしよ……」

やよい「私…壊れちゃったのかな、病気なのかな…」ウルウル

伊織「な、何!?気分でも悪いの?」

やよい「あのね…入らないの…」

伊織「え…?」

やよい「食べようとしても…食べようとしても、どうしても口に食べ物が入らないの…!うぅぅ…」グスン

伊織「は?」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:13:08.43 ID:mbGODFpi0
やよい「食べたいのに…!こんなにおいしいの、食べたことないのに…!」

伊織「…」

やよい「何で…!」

伊織「いや、ただの食べ過ぎでしょ」

やよい「え…」

伊織「ちゃんとお腹と相談して食べなさい、それに、食べ過ぎると太っちゃうわよ?」

やよい「え…え?」

伊織「ごちそうさま」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:17:05.57 ID:mbGODFpi0
やよい「ご、ごちそうさま…?」

伊織「さ、お風呂入りましょっか」

やよい「えと…その……え?」

伊織「はぁ…あのね、アンタはお腹いっぱいでもう食べられないの、わかる?」

やよい「お腹…いっぱい?」

伊織「そうよ、いくらなんでも食べ過ぎよ」

やよい「えっと…」

伊織「だから!アンタは病気でも何でもないから安心しなさいって言ってるの!」

伊織「むしろ健康そのものよ」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:19:33.76 ID:mbGODFpi0
やよい「ほ、ほんとに…?」

伊織「ホントよ」

やよい「ほんとにほんと?」

伊織「ホントにホント」

やよい「ほんとにほんとにほんと?」

伊織「ホントにホントにホントよ」

やよい「ほn」

伊織「それ以上聞いたら起こるわよ?ああもう、『ホント』がゲシュタルト崩壊してきたじゃない」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:27:02.90 ID:mbGODFpi0
やよい「うん…じゃあ、伊織ちゃんを信じるよ…」

やよい「私がもし死んじゃったら、長介たちにごめんねって伝えてね…」グスッ

伊織「…もうなんでもいいわ」

伊織「で、お風呂の順番どうする?」

やよい「え?」

伊織「だから順番よ、先に入りたい?それとも後に入りたい?」

やよい「え?伊織ちゃんと一緒に入りたい」

伊織「え?」

やよい「え?」

拾い物
ちゃんとうpで来てなかったらスマン
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75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:31:42.44 ID:mbGODFpi0
伊織「えと…え?」

やよい「伊織ちゃん、それ以上『え』って言ったら怒るよ?」

伊織「えと、ええ…」

やよい「こらっ!」パシッ

伊織「ひっ」ビクッ

やよい「さ、お風呂入ろうよ」

伊織「一緒に…?」

やよい「一緒に」

かわいい
http://s1.gazo.cc/up/s1_25163.jpg

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:34:51.89 ID:mbGODFpi0
やよい「伊織ちゃん!」

伊織「な、何よ?」

やよい「お風呂はどこ!」

伊織「いや、私たちの目の前にあるのがお風呂の入り口だけど…」

やよい「男湯と女湯に分かれてるよ!」

伊織「アンタはさっきから何が言いたいのよ…」

伊織「さ、一緒に入りたいならとっとと入るわよ」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:39:38.14 ID:mbGODFpi0
—-水瀬邸浴場内
やよい「わあ…」

伊織「どうしたの?」

やよい「伊織ちゃんのおうちって温泉屋さんだったんだね!」

伊織「違うけど…確かにその辺の銭湯よりは広いかもしれないわね」

伊織「さ、とっとと体洗って湯船に…って、何しようとしてるの?」

やよい「えっへへー!私が背中流してあげるね!」

伊織「もう…勝手にして頂戴」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:43:49.56 ID:mbGODFpi0
やよい「んしょ、んしょ…」コシコシ

やよい「痒いところは有りませんかー?」

伊織「あ、昨日蚊に刺された太ももが痒いです」

伊織「って、安い美容室じゃないんだから…」

やよい「え?私に太もも掻いてほしいの?いいよ」

伊織「いや、いいから…」

伊織「さ、今度はアンタの番ね、こっちに座りなさい」

やよい「え?いいの?」

伊織「何言ってるのよ、アンタだって私の背中流したじゃない」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:48:53.19 ID:mbGODFpi0
伊織「……」ゴシゴシ

やよい「ねえねえ、伊織ちゃん」

伊織「ん?何?」

やよい「お風呂あがったら、伊織ちゃんのお部屋見せてほしいな」

伊織「そうね、どうせ上がってもすることないし、私の部屋で時間つぶしましょうか」

やよい「うんっ!」

伊織「…はい、終わったわよ」ザパァ

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:53:01.01 ID:mbGODFpi0
やよい「ふぁあ…きもちいぃ……」

伊織「そうね…」

やよい「足を伸ばしてゆっくり出来るなんて、すごいね…」

伊織「アンタの家の、狭いものね…」

やよい「うん……せまい」

伊織「もしかして眠い?」

やよい「…!ね、寝てません!聞いてました!」

やよい「すいへーりーべーみきはふねです!」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 20:55:25.62 ID:mbGODFpi0
伊織「アンタ、たまに意味わかんないこと言うわね」

やよい「うぅ…」

伊織「さ、そろそろ出ましょ、のぼせちゃうわ」

やよい「うん」

伊織「出るとき気を漬けなさいよ?少し滑るから」

やよい「大丈夫だよぉ、春香さんじゃあるまいし」

伊織「変なフラグ立てなくていいから…」

86: いつの間にいおりんちにお泊りするssになったんだ 投稿日:2012/06/02(土) 21:00:19.28 ID:mbGODFpi0
——伊織部屋
やよい「わー!これ何!?しゅじゅちゅだい?改造じゅじゅつとかするの!?」キラキラ

伊織「何で自分の部屋にそんな物騒な物置かなきゃなんないのよ…後半手術なんだか呪術なんだかわかんないし」

伊織「それはベッドよ、ベッド」

やよい「ベッドって…寝るための道具だよ?」

伊織「何で心配そうな目で見るのよ!」

やよい「じゃあ…あれは?」

伊織「どれ?」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:05:36.78 ID:mbGODFpi0
伊織「ああ、あれ?あれは加湿器よ、乾燥して喉とかダメにしたら困るし」

やよい「ふぅん、で、伊織ちゃんは誰に改造しゅじゅちゅしたの?」ワクワク

伊織「まずは改造から離れなさい…」

伊織「で、どうかしら、私の部屋は?」

やよい「広い!」

伊織「そ、そうね」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:09:32.48 ID:mbGODFpi0
伊織「で、隣の部屋にアンタのベッドも用意させたんだけど…」

やよい「伊織ちゃんと寝るので必要ないです」

伊織「ああ、うん、多分そういうだろうなって予想してた」

やよい「えへへー!」

伊織「褒めてないわよ」

伊織「枕だけ持ってくるから、てきとうにくつろいで待っててくれるかしら?」

やよい「はーいっ!」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:13:04.33 ID:mbGODFpi0
やよい「…伊織ちゃんの部屋に一人……」

やよい「そして適当にくつろいでて、の一言…」

やよい「部屋を漁る以外の選択肢が…ない」

やよい「…よし!」

伊織「よし!じゃないわよ」

やよい「わ!伊織ちゃん!?どうしてここに…」

伊織「どうしてもこうしても…ここ、私の部屋だし…」

やよい「でも、枕持ってくるって…」

伊織「枕あったのすぐ隣だし…」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:17:20.73 ID:mbGODFpi0
伊織「で、何しようとしてたのかしら?」

やよい「な、何も…」

伊織「じゃあ、よし!ってなによ、よし!って」

やよい「よし…よし……永川きよしさんっていい声してるなーって」

伊織「…」

やよい「伊織ちゃん、まくら投げしよう」バッ

伊織「ちょ、危ないじゃない!」

95: どうすんだこれ 投稿日:2012/06/02(土) 21:20:25.31 ID:mbGODFpi0
ガシャン
やよい「あ、何か落ち…」

伊織「あ……」

やよい「これは…オルゴール?」

伊織「そんな…」グス

やよい「あ、あの…」

伊織「出てって…」

やよい「え…」

伊織「いいから出てってよ!」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:25:11.69 ID:mbGODFpi0
—-水瀬邸廊下
やよい「あう…大切なモノだったのかな…」

やよい「い、伊織ちゃん?」コンコン

やよい「ごめんね、悪気はなかったの…」

伊織「……」

やよい「うぅ…」

やよい「鍵、閉められちゃった…」

やよい「どうしよう…」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:28:06.94 ID:mbGODFpi0
やよい「と、隣の部屋、私の為に用意してくれたんだよね?」

やよい「伊織ちゃんが落ち着くまで、そっちで待ってるね…」

伊織「……」

—-水瀬邸客室
やよい「えへへ、こっちの部屋も広いです…」

やよい「でも…」

やよい「でも、こっちの部屋…伊織ちゃんの匂いがしない…」

やよい「伊織ちゃん…」グスッ

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:34:04.01 ID:mbGODFpi0
伊織「…さて、今ごろあの子はどんな反応とってるのかしら?にひひ♪」

伊織「先月買ってきたこのオルゴール、正直処分に困ってたのよね…」

伊織「壊れてもないのに捨てるのはもったいないし、突然鳴り出すこともあってこわかったし」

伊織「ま、そんなことよりも今はやよいね」

伊織「ちょっとやりすぎちゃった感が否めないけど…」

伊織「取りあえずのぞいてみましょうかしら」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:39:45.44 ID:mbGODFpi0
やよい「うぅ…伊織ちゃん…伊織ちゃん…」グスン

ガチャン
伊織「(泣いてる…のかしら?)」

やよい「……」

伊織「(ここからだとよく見えないわね…)」

伊織「(…にしても、泣かせちゃったんならさすがに罪悪感が…)」

伊織「(話が拡大する前に伝えてあげないとね)」

伊織「や、やよい?」

やよい「…!」ビクン

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:44:11.27 ID:mbGODFpi0
やよい「い…伊織ちゃん?」

伊織「ごめん、さっきのはちょっとした冗談よ」

伊織「って、何してたの?」

やよい「えと…これは…なんでもないよ!」

やよい「部屋出る前に掴んだこの枕、伊織ちゃんの匂いがするなーって…」

伊織「匂いと脚に挟むのとは関係ない気がするんだけど…」

やよい「それより、冗談って…」

伊織「ああ、ちょっとアンタの反応が気になったから、演技してみたの…ごめん」

やよい「うぅ…ひどいよ」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:47:00.60 ID:mbGODFpi0
やよい「それより、ちょっとおトイレ借りてもいいかな?」モジモジ

伊織「ええ、部屋を出て、左側の突き当りにあるわ」

やよい「うん、ありがと!」

伊織「もう機嫌直ったのかしら?」

伊織「転換早いわね…」

伊織「まあいいわ、部屋戻ろうかしら」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:50:41.92 ID:mbGODFpi0
—–伊織部屋
やよい「ただいま!」

伊織「はい、おかえりなさい」

やよい「ごめんね、伊織ちゃん…」

伊織「ん?何が?」

やよい「そのオルゴール、壊しちゃって…」

伊織「ああ、これはいいのよ、夜中に突然鳴り出したりしてうるさいだけだから」

やよい「怒ってない…?」

伊織「え?ええ、他のモノだったらものすごく怒ったかもしれないけどね」

やよい「うぅ…気を付けますぅ」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:56:09.97 ID:mbGODFpi0
オルゴール『ワッホイワッホイ』

やよい「!」ビクッ

伊織「言ってるそばからこれね…」

伊織「はぁ、ようやく壊れて鳴らなくなったと思ったのに」

やよい「い、伊織ちゃんは怖くないの…?」ガクガク

伊織「こんなの3日で慣れたわ」

やよい「だって…!だって壊れてるのに鳴り続けてるんだよ…?」

伊織「壊れたから何の迷いもなく捨てられるわね」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 21:59:31.05 ID:mbGODFpi0
やよい「伊織ちゃん、何かたくましいね…」

伊織「金縛りにあう、とか物が宙に浮くとかしてれば私も怖いけど…」

伊織「コレは鳴るだけで何も実害ないし」

やよい「そういうものなのかなぁ…」

伊織「そういうものよ」

伊織「さて、これは廊下にでも出しておくとして…」

やよい「これから何しよっか」

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:02:21.39 ID:mbGODFpi0
伊織「じゃあしりとりでもしましょうか」

やよい「え?」

伊織「冗談よ」

やよい「もう!伊織ちゃん、これから冗談禁止!」

やよい「破ったら私、怒っちゃうから!」プンスカ

伊織「(なにこのかわいい生き物)」

やよい「うー」ジトー

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:05:36.43 ID:mbGODFpi0
伊織「じゃあ、もう寝る?」

やよい「今何時?」

伊織「えっと…9時半ね」

やよい「わわわ!もうそんな時間!お仕事間に合わなくなっちゃうよぉ…」

伊織「アンタは明日休みでしょうが…」

やよい「えと…そうだっけ?」

伊織「だから旅行の話になったんでしょ?」

やよい「そういえばそんな話もあった…ような」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:08:48.26 ID:mbGODFpi0
伊織「まあいいわ、あれだけはしゃげば疲れたでしょ?」

伊織「もう寝ちゃいましょ」

やよい「うー、もっと伊織ちゃんとお話ししてたいのに…」

伊織「はいはい、話ならベッドの中でも聞けるから」

やよい「私より先に寝ちゃダメだからね!」

伊織「わかったわよ、ほら、電気消すからベッド入っちゃって」

やよい「はぁい」ゴソゴソ

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:12:31.73 ID:mbGODFpi0
やよい「…伊織ちゃん、起きてる?」

伊織「起きてないわよ」

やよい「もー!意地悪は禁止ってさっき言ったのに!」

伊織「はいはい、で、どうしたの?」

やよい「あのね、さっき隣の部屋で泣いてた時の話なんだけど…」

伊織「(やっぱり泣いてたのね…)」

やよい「伊織ちゃんの枕に抱き着いたら変な気分になってね?」

伊織「…ええ」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:17:15.00 ID:mbGODFpi0
やよい「こう、なんていうのかな、頭が真っ白になっちゃうみたいな感じで…」

伊織「やよい、そのことは絶対誰にも言っちゃだめよ?」

伊織「特に、千早や小鳥…それから男の人にでも聞かれたらどうなることか…」

やよい「…え?どうして?」

伊織「アンタも、もうちょっと大人になればいずれはわかるわ」

伊織「その時までは、そのことは絶対誰にも言っちゃダメ、いい?」

やよい「うん…」

伊織「大丈夫よ、別に変な病気だとかじゃないから」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:20:22.97 ID:mbGODFpi0
伊織「さ、わかったらもう寝なさい」

やよい「わかんない…」

伊織「え…?」

やよい「わかんないよ、私、バカだから…」

伊織「何言って…」

やよい「伊織ちゃんは…」

やよい「伊織ちゃんはそういう気分になったこと、あるの?」

伊織「それは…」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:25:13.53 ID:mbGODFpi0
伊織「ああもう!その話はおしまい!」

やよい「何で?」

伊織「いい女っていうのは、あんまり深く首を突っ込まないものよ」

やよい「うぅ…」

伊織「ほら、いい子だから寝なさい」

やよい「いい子じゃないもん…いい女だもん…」

伊織「はいはい、おやすみ」

やよい「…」スー

128: 誰誰誰誰誰がー 投稿日:2012/06/02(土) 22:29:18.18 ID:mbGODFpi0
目覚まし『わっほいわほほい!』

伊織「んん…朝ね」

やよい「…」クゥ

伊織「朝よ、起きなさい」

やよい「んん…伊織ちゃん…?」

伊織「ほら、朝よ」

やよい「うん…」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:33:38.94 ID:mbGODFpi0
伊織「朝ごはんだけ食べたら私は事務所に行くけど…」

伊織「アンタはどうする?」

やよい「うーん…じゃあ、取りあえずついていこうかな…」

伊織「わかったわ、じゃあ、取りあえず朝ごはんだけ食べちゃいましょ」

やよい「じゃあ、今度こそ私が!」

伊織「残念ながら朝食ももう用意されてると思うわ」

やよい「寝てるだけで朝ごはんが出てくるなんて…」

やよい「やっぱり伊織ちゃんちってすごい」

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:39:36.53 ID:mbGODFpi0
—–事務所
やよい「おっはようございまーっす!」

小鳥「あらあら、やよいちゃん、今日も元気いっぱいね」

やよい「はいっ!」

小鳥「今日は伊織ちゃんと一緒に出勤かしら?」

伊織「…」キッ

小鳥「な、なんで睨まれ…」

やよい「えっとですね、小鳥さんと千早さんには絶対言ったらだめなので…」

伊織「そういう余計なことは言わなくていいの…」

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:42:54.18 ID:mbGODFpi0
小鳥「何それ、すっごく気になるんだけど…」

小鳥「それより、やよいちゃん、今日はお仕事お休みじゃないの?」

やよい「今日は、伊織ちゃんの保護者としてついて来ましたー!」

小鳥「保護者!?恋人じゃなくて保護者なの!?」ピヨピヨ

伊織「昨日はうちに泊まったから、そのままついてきたのよ」

小鳥「お、お泊り!?やよいちゃん、何か酷いことされなかった?」

伊織「アンタにだけは絶対に言われたくないセリフね…」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:47:51.73 ID:mbGODFpi0
伊織「さて、じゃあ私はお仕事行ってくるけど…アンタはどうする?」

やよい「うーん…」

伊織「というか、帰らなくって大丈夫なの?」

やよい「うん、今日は大丈夫!だから、もし迷惑じゃなければ、ここにいてもいいですか、小鳥さん」

小鳥「むしろ大歓迎よ、最近みんな忙しくて事務所にいないから」

小鳥「伊織ちゃん帰ってくるまでお話して待ってましょ」

やよい「はいっ!」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:52:56.88 ID:mbGODFpi0
—–数時間後
やよい「それで、伊織ちゃんちの庭がですね!」

小鳥「へぇ、ミントの繁殖力ってすごいらしいものね」

やよい「はい!ミントでいっぱいでした!」

伊織「ただいまー」

小鳥「あ、お帰りなさい」

やよい「伊織ちゃん!おかえり!」

小鳥「あら?あずささんと亜美ちゃんは?」

伊織「現場から直帰したわ、最近忙しいから疲れたって」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 22:58:20.08 ID:mbGODFpi0
小鳥「無理もないわね、今日でこそ数時間で終わるお仕事だったけれど…」

小鳥「最近スケジュールいっぱいだったものね」

伊織「ホントよ、休みも何もあったもんじゃないわ」

やよい「私は2連休なので元気150%ですぅ!」

小鳥「大丈夫よ、やよいちゃん!あなたもすぐに売れっ子アイドルになるから!!」

小鳥「…いいえ、私がしてみせるから!」

伊織「アンタは少し落ち着きなさい」

伊織「で、今日も泊まってくのよね?」

やよい「うん、そのつもりだったけど…だめ?」

伊織「アンタさえよければ大丈夫よ」

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 23:01:34.48 ID:mbGODFpi0
やよい「今日は意地悪したらだめだからね!」

小鳥「…」ピクッ

伊織「はいはい」

小鳥「いじわる…されたの?」

やよい「はい、伊織ちゃんったら酷いんですよ?」

やよい「私がなんにも知らないのをいいことに、」

伊織「そういうことも言わなくていいから、ほら、帰るわよ」

小鳥「ちょ、その話、kwsk!」

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 23:07:15.97 ID:mbGODFpi0
やよい「そういえば、まだお昼前なんだね」

伊織「そうね、このまま家に向かうのは早すぎるかしら…」

やよい「うーん…」

伊織「あ、あれは…」

やよい「からおけ?」

伊織「折角だからここで時間つぶしましょうか」

やよい「で、でも!私お金が…」

伊織「大丈夫よ、私の奢りだから」

伊織「私、一応先輩なんだから、そのくらいさせなさい」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 23:10:52.43 ID:mbGODFpi0
店員「ラッシャーセー」

店員「オフタリシャーッスネー」

伊織「えっと、このフリータイムってのでお願いできるかしら」

店員「ウーィ、シャーッス」

店員「2カイ20ゴウシツシャーッス」

やよい「…あの店員さん、なんて言ってたの?」

伊織「わかんないわ…2階の20号室ってとこだけ聞き取れたから、そこでいいんじゃないかしら」

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 23:14:34.14 ID:mbGODFpi0
やよい「うっうー!20号室せまいですー!」

「あおいいいいいいいいいいいいとりいいいいいいいいいいいい」

伊織「何か聞き覚えのある声が19号室から聞こえるんだけど」

やよい「…これ、絶対千早さんだよね」

伊織「ええ…どうする?放っておく?」

やよい「うーん…一応挨拶だけでもしておこうよ」

伊織「まあそうね…」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 23:18:50.67 ID:mbGODFpi0
スクリーン『98.720点』

千早「…くっ、99点の壁が大きいわね……」

やよい「あ、やっぱり千早さんだ」

千早「た、高槻さんと、水瀬さん!?」

伊織「何で売れっ子アイドルがヒトカラしてんのよ」

千早「今日は…その……どこもスタジオが明いてなかったから仕方なく…」

伊織「そう、私達隣の部屋にいるんだけど」

やよい「よかったら一緒にうたいませんか!」

148: >>147これで書き溜めだったら俺は泣く 投稿日:2012/06/02(土) 23:21:34.42 ID:mbGODFpi0
伊織「ちょ」

千早「え?いいの?」

やよい「はい!人数が多い方が楽しいので!」

千早「高槻さん…」ウルッ

伊織「はあ、まあいいわ、部屋はこっちの方が少し広いみたいだから、こっちに移動しましょ」

やよい「うん!」

千早「(高槻さんと…デュエット…//)」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 23:25:14.92 ID:mbGODFpi0
—–
やよい「すっまっいっるたいそおー」

千早「いえい!」

伊織「ノリノリね…」

伊織「こんなに楽しそうにしてる千早見るのって初めてかも…」

スクリーン『90.111点』

やよい「うっうー!やっと90点越えましたー!」

千早「やったわね!高槻さん!」

やよい「じゃあ、次は伊織ちゃんの番だね」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 23:28:58.52 ID:mbGODFpi0
伊織「ええ」

やよい「何入れたの?」

伊織「聞けばわかるわ」

—–
伊織「笑ったこーとも、キスしたこーともー」

やよい「うぅ…伊織ちゃあああん!絶対に忘れないよ!…えぐっ」グスッ

千早「(高槻さんかわいい…//)」

伊織「ねえ千早、今のどうだった?私なりに頑張ってみたんだけど…」

153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 23:33:37.63 ID:mbGODFpi0
千早「ふぁい!」

伊織「何だか今日の千早は新鮮ね…」

千早「そ、そうね、えと…き、97点と言ったところね」

千早「それで、特徴的なビブラートですね、もう少し抑揚をつけると…」

伊織「誰も採点結果そのまま読んでくれとは言ってないわよ…」

千早「ごめんなさい…ちょっとぼーっとしてて…」

伊織「まあいいわ、次はアンタね」

スクリーン『キラメキラリ』

伊織「あれ?やよい順番間違えた?」

やよい「んぐ?」モグモグ

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/02(土) 23:36:33.29 ID:mbGODFpi0
やよい「私、まだ入れてないよ?」

伊織「じゃあまさか…」

千早「ふれっふれっがんばれ♪」

伊織「やっぱり…」

やよい「わあ、千早さんのキラメキラリ、すっごくかわいいですぅ!」

—-
千早「ギターソロ、かもーん!」

伊織「ダンスからセリフまで完璧ね…」

162: さるさん食らったった… 投稿日:2012/06/02(土) 23:52:37.80 ID:mbGODFpi0
スクリーン『99.998点』

伊織「何よ、この点数…」

千早「…ふぅ、この曲は物凄く練習したから」

千早「東京特許きょきゃ…許可局で噛まなければ満点狙えたかもしれないわ」

やよい「なんだかわからないですけど、千早さんすごいですぅ!」

伊織「ねえ、千早」

千早「何かしら?」

伊織「東京特許許可局」

164: 解除…されたのか? 投稿日:2012/06/02(土) 23:58:12.02 ID:mbGODFpi0
千早「東京特許きょきゃきょく」

やよい「とうきょうきょっきょきょきゃきょく」

伊織「(何だろう、この何とも言えない気持ちは)」

千早「(かわいい…///)」

千早「そ、そうだわ!高槻さん、せっかくだし何か一緒に歌わない?」ワクワク

やよい「はい!じゃあ、伊織ちゃんも一緒に…」

千早「…」キッ

伊織「わ、私は少し疲れたからいいわ」

千早「なら仕方ないわね!」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 00:02:55.49 ID:3D3yfRlP0
やよい「えっと、千早さんは何が歌いたいですか?」

千早「そうね…じゃあ、これなんてどうかしら?」

やよい「お、おとなのはじまりですか?ちょっと恥ずかしいかも…」

千早「大丈夫よ、ほら」

—–
やよい「ごーごーれっつごーあだると、あはん」

千早「(可愛い…////)」

伊織「アンタも歌いなさいよ…」

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 00:08:42.07 ID:3D3yfRlP0
スクリーン『72.720点』

やよい「あー、残念…」

千早「…くっ」ギリ

伊織「本気で悔しそうね…」

やよい「ねーねー、伊織ちゃん」

伊織「何?」

やよい「今度は伊織ちゃんと一緒に歌いたいなーって」

伊織「別にかまわないけど…何が歌いたいの?」

やよい「えっと、じゃあ…」ピッ

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 00:16:55.28 ID:3D3yfRlP0
やよい「これ!」ピピピ

スクリーン『relations(REM@STER-A)』

伊織「リマスターA…私歌えないかもしれないけど」

やよい「だいじょーぶ!大体マスターバージョンと一緒だから」

やよい「あ、ほら!始まっちゃうよ」

伊織「え、ええ」

—–
やよい「おもいーでにーのこりそうでー」

伊織「このこーいがーあそびならぁばー」

伊織「割り切れるのにー かんたんじゃないぃ」

千早「(…!!まさか!)」

170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 00:21:11.46 ID:3D3yfRlP0
やよい「うー、わっほい!」

千早「んはっ」ブバッ

伊織「ちょ、千早、鼻血が…」

千早「大丈夫…大丈夫だから続けて…お願い!」

伊織「え、ええ…」

—-
スクリーン『95.987』

やよい「えへへー!95点越えましたー!わっほい!」

174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 00:27:04.72 ID:3D3yfRlP0
伊織「やよい…アンタ、それが言いたかっただけでしょ?」

やよい「うん!」キラキラ

千早「たかちゅきさん!すっごくきゃわいかったわ!」

千早「ええ、春香なんて足元にも及ばないくらい!」ダラダラ

伊織「千早は鼻血を拭きなさい、結構酷いことになってるわよ…」

やよい「なんだか伊織ちゃん、お母さんみたいだね!」

伊織「アンタたちがだらしないからでしょうが…」

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 00:33:47.67 ID:3D3yfRlP0
やよい「千早さん!」

千早「な、なあに?」

やよい「千早さんの歌うキラメキラリもすっごくよかったんですけど」

やよい「私、千早さんのバラードとかも聞きたいです」

伊織「そうね、レッスンやライブだとなかなか人まで気が回らないから、私も一度近くで聞いてみたいわ」

伊織「未来の歌姫、如月千早の歌をね!」

千早「う、うたひ…そこまで言うなら仕方ないわね」//

伊織「(扱いやすいわね…)」

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 00:39:36.12 ID:3D3yfRlP0
やよい「ねえねえ伊織ちゃん、退出時間っていつだっけ?」

伊織「えっと…フリータイムが4時までだから…あと10分弱ね」

やよい「じゃあ、千早さんがフィナーレだね!最後にどっかーんとやっちゃってください!」

千早「ええ、全力を尽くすわ!」

伊織「ライブのとき以上に目が本気なのは、やよい分を補給し続けてるからかしら…」

—–
千早「眠りいいいいいいいいいひめえええええええええええ」

やよい「…」

伊織「近くで聞くとホントにすごいわね…」

180: >>179おいこら 投稿日:2012/06/03(日) 00:45:38.43 ID:3D3yfRlP0
伊織「千早…やっぱりアンタはただの変態じゃないのね、見直したわ」

やよい「千早さんすごいです…私、かんろうしちゃいました…」

千早「ふぅ…」

スクリーン『99.999点』

千早「…くっ」

伊織「いや、悔しがる点数じゃないでしょ、絶対」

千早「さて、そろそろ時間的にどうかしら?」

伊織「あと2分弱ね」

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 00:51:44.10 ID:3D3yfRlP0
やよい「みんなで君が代でも歌う?」

伊織「なんで君が代なのよ…」

やよい「あれならすぐ終わるからいいかなーって」

千早「気を引き締める、という意味ではいいかもしれないけれど」

伊織「まあ今日のところは帰りましょ…」

伊織「さすがにブレイク寸前のアイドル3人が、仲良く国家なんて歌ってるところ撮られでもしたら、何となく嫌だから」

千早「…確かに滑稽ね」

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 00:55:18.65 ID:3D3yfRlP0
店員「ッカイケー3000エンシャーッス」

伊織「えと…19号室も併せて払えるかしら?」

店員「シャーッス、4500エンシャーッス」

伊織「カードで」

店員「ウーィ、シャーッス…カードカシャシャシャーッス」

伊織「どうも…」

店員「アジャジャーッス」

千早「水瀬さん、私の分までよかったの?」

184: また猿さんキターーー!! 投稿日:2012/06/03(日) 01:00:24.14 ID:3D3yfRlP0
伊織「大丈夫よ、たまには私にいい格好させなさい」

千早「そういってもらえると嬉しいんだけど…」

千早「それにしても、一体何語で話していたの?」

伊織「私もわっかんないわ…4500だけ聞き取れたから、多分4500円だったんじゃないかしら?」

千早「そう…」

伊織「あ、私達こっちだから」

千早「そう、じゃあまた事務所で」

やよい「ウーィ」

186: 猿さん規制こわい 投稿日:2012/06/03(日) 01:08:41.59 ID:3D3yfRlP0
伊織「いや、そういうの真似しなくていいから…」

やよい「はぁい」

伊織「じゃあ、帰りましょっか」

やよい「うん!今日のご飯はなにかななにかなー」

伊織「もう…」

やよい「でも、ちょっともやしの味も恋しいかも」

189: >>187thx 投稿日:2012/06/03(日) 01:16:53.11 ID:3D3yfRlP0
—–水瀬邸
やよい「うわぁ、やっぱりいつ来ても広いね、伊織ちゃんち」

伊織「まあ、この辺だと一番大きいでしょうね」

やよい「絶対、秘密の地下室とか開かずの扉とかあるよね」

伊織「ないわよ…」

やよい「じゃあ、この部屋は?」

伊織「そこは…書庫ね」

やよい「へぇ、すごい…」

やよい「で、書庫って何するところなの?やっぱり改造しゅじゅちゅ?」キラキラ

伊織「だから!アンタいつからそんな改造しゅじゅちゅ好きになったのよ!」

やよい「あ…」

190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 01:23:12.80 ID:3D3yfRlP0
伊織「ぅ…」

やよい「しゅじゅちゅ」

伊織「しゅずつ…ああもう!何が正しいのかわかんなくなったじゃない!」

やよい「伊織ちゃん…かわいい」

伊織「うっさいわね!アンタの方がかわいいわよ!」

やよい「え…///」

伊織「きぃ!もうわっけわかんない!私は一体何口走ってんのよ!」

伊織「ほら!ご飯食べてお風呂入ってゆっくりして寝るわよ!」

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 01:30:04.72 ID:3D3yfRlP0
やよい「はぁい!かわいい伊織ちゃん!」

伊織「うるさい!」

—–食堂
やよい「わぁ、今日もすっごく豪華ですぅ…」

伊織「今日は和食ね、おいしそうだわ」

やよい「ねぇねぇ、伊織ちゃん、食べていい?食べていい?」ワクワク

伊織「いいわよ」

やよい「それじゃあ、いっただっきまーっす!」

196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 01:33:59.86 ID:3D3yfRlP0
—-
やよい「うぅ…伊織ちゃぁん」

伊織「そのネタはもういいから…」

伊織「ご飯3杯も食べればそりゃそうなるわよ」

やよい「これがわっほい状態なんだね…」

やよい「いつか長介たちにも体験してほしいな…」

伊織「お腹いっぱい、ね…」

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 01:39:33.97 ID:3D3yfRlP0
伊織「ごちそうさま」

やよい「ご、ごちそうさまでした…」

伊織「さて…お風呂といきたいところだけど…」

やよい「うー…」

伊織「少し休んでからにしましょうか」

やよい「うん、もうお腹わっほい…」

伊織「その単語から離れなさい…」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 01:45:38.41 ID:3D3yfRlP0
—-浴場
やよい「うっうー!いつ見ても学校のプールみたですぅ!」

伊織「アンタ、昨日は温泉って言ってなかった?」

やよい「そうだっけ?」

伊織「いや、まあなんでもいいけど」

やよい「取りあえず、今日も背中流すねー」

伊織「はいはい、お願いします」

やよい「はい!お任せください!」

204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 01:51:10.62 ID:3D3yfRlP0
やよい「~♪」ゴシゴシ

伊織「そういえばさ…」

やよい「ん?なあに?」

伊織「アンタ、湯船に入ってないときはタオルくらい巻きなさいよ…」

やよい「なんで?」

伊織「何でって…アイドルなのに人に裸見られたら大変でしょ?」

やよい「伊織ちゃんになら見られても平気だよ?」

伊織「いや、まあうちでだけならいいんだけど…」

伊織「もしも温泉とか行く機会があったら、隠しなさいよ?」

伊織「どこに小鳥や千早みたいのがいるかわかんないから」

205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 01:56:58.45 ID:3D3yfRlP0
やよい「うーん、あんまり行く機会はないと思うけど…気を付けるね」

伊織「ええ、そうしなさい」

やよい「…と、はい!終わりましたぁ!」バシャー

伊織「はい、ご苦労様、今度はやよいの番ね」

やよい「適当に握っちゃってください、大将!」

伊織「ヘイ、タマゴお待ち!ってなんでお寿司屋さんなのよ…」

伊織「まあなんでもいいけど…」コシコシ

207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 02:04:14.73 ID:3D3yfRlP0
やよい「それにしてもさ」

伊織「うん?」ゴシゴシ

やよい「千早さんの歌、凄かったね」

伊織「そうね…そんじょそこらの歌手より、遥かにすごいんじゃないかしら…」

やよい「私、人の歌を聞いて初めて本気で泣きそうになちゃったよ」

伊織「私のフタリの記憶でも泣いてなかった…?」

やよい「…じゃあ、2回目だったね」

伊織「随分適当ね…」

209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 02:12:10.09 ID:3D3yfRlP0
伊織「…はい、終わり」バシャー

やよい「うん!ありがと」

伊織「それじゃ、湯船でゆっくりしましょうか」

やよい「うん!」


やよい「あー、きもちい…」

伊織「そうね…」

やよい「うー…」

伊織「アンタ、のぼせたんじゃないでしょうね…?」

211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 02:15:05.13 ID:3D3yfRlP0
やよい「そんなことないれすよ…?」

伊織「アルコールでも飲んだんじゃないでしょうね…顔も真っ赤よ」

伊織「取りあえず出るわよ」

やよい「ふぁーい」

伊織「ちょっと、ホントに大丈夫なの?」

やよい「うん、何とか…」ヨロヨロ

伊織「ほら、捕まって…もうちょっとだから」

やよい「うん…」

212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 02:21:07.85 ID:3D3yfRlP0
伊織「ほら、体拭いて…」

伊織「あ、こら!濡れたままで服着ないの!」

やよい「うぅ…?」

伊織「もう…私がやってあげるからじっとしてて」

やよい「うん…」

—–
伊織「はい、終わったわよ」

やよい「うん、ありがとう」

伊織「だいぶ顔色がよくなってきたみたいね」

やよい「うん、ちょっと楽になってきたかも」

215: また猿… 投稿日:2012/06/03(日) 02:34:50.70 ID:3D3yfRlP0
—-伊織部屋
やよい「ごめんね…伊織ちゃん」

伊織「ん?何よ、唐突に」

やよい「私、迷惑かけてばっかりで何もしてあげられなくって…」

伊織「何言ってるのよ、お互い様でしょ」

伊織「さ、明日の為にももう寝るわよ」

やよい「うん…」グスッ

伊織「何で泣くのよ…」

やよい「だって…だって、今日でもう終わっちゃうのかと思うと寂しくて…」

218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 02:46:07.61 ID:3D3yfRlP0
伊織「ホントに馬鹿ね…」

やよい「え…?」

伊織「別に今生の別れってわけじゃないんだから」

伊織「それに、事務所に行けばいつでも会えるでしょ?」

やよい「うん…うん!」

伊織「じゃあ、電気消すわね」

やよい「おやすみなさい!」

伊織「はい、おやすみ」

伊織「また…いつでも泊まりに来なさい」

おわる

231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 03:00:49.38 ID:9D9qF/1T0
響に制裁を

響を罰せよ

232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/06/03(日) 03:14:46.18 ID:3D3yfRlP0
それじゃあ読んでくれた人ありがとう
そして響ごめん

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