【四条貴音SS】P「綺麗な髪だ」 貴音「……!!」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 20:52:44.70 ID:Rd95NPT10
~961プロオーディション~

黒井「不合格だ。そのふざけた髪をどうにかしてから出直して来るんだな」

・・・・

貴音「もう何回目でしょうか……」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 20:58:19.12 ID:Rd95NPT10
貴音「アイドルになろうと日本に来てからもうかなりたちました……」

貴音「生活ももう厳しいです……」

~貴音宅~
貴音「……はっ!?」

ガシャ ガシャ

貴音「面妖なっ!」

貴音「締め出されました……」

貴音「家賃を貯めたのがマズかったんでしょうか……」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:02:55.95 ID:Rd95NPT10
貴音「まともな食事もしていません……」グゥ

貴音「あぁぁ……」トボトボ

P「俺がプロデュースできるのは一人か……」

P「今事務所にいる人じゃなくてもいいんだよな……」

P「誰かこうピンと来る人に会いたいね」

貴音「……」トボトボ

P「(……来たか)」ピンッ

P「あのー……」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:07:44.53 ID:Rd95NPT10
貴音「はい?」

P「アイドルやりませんか?」

貴音「……!?(スカウトでしょうか!?)」

貴音「誠ですか!?……しかし」

P「え?」

貴音「しかし私には住む家もございません。とてもアイドルなんて……」

P「(住む家がない……!?)」

貴音「とてもお受けしたいお誘いですが……」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:19:54.10 ID:Rd95NPT10

貴音「信じてよろしいのでしょうか!?」

P「もちろん」

貴音「で、では何故……私のどこが良かったのでしょう……」

P「それは全て良いんだけど一番はその綺麗な髪かな」

貴音「……!!(綺麗な髪……)」

P「やってくれますか?」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:15:50.85 ID:Rd95NPT10
P「やりたいんですか?」

貴音「……はい」

P「(うむ……俺の直感が来るのなんてめったにないぞ)」

貴音「では……」

P「待って!!待ってください!!」

貴音「!?」

P「住まいは保証しますから、アイドルやってください!」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:23:54.07 ID:Rd95NPT10

貴音「や、やらせて下さい!」

P「はい!じ、じゃあ名前を聞いても……」

貴音「四条貴音です、よろしくお願いいたします」

P「(じゃあとりあえず適当にホテルにでも泊まってもらうか)」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:27:25.83 ID:Rd95NPT10
貴音「お腹が減ってしまいました……」

貴音「最近はまともな食事が出来ていません……」

P「……」

P「よし……奢りますから、何が良いですか?」

貴音「真でございますか!?」

P「ああ……(ちょっと待てよお前……)」

貴音「久々のらぁめんです」

P「(ラーメンか)」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:31:05.57 ID:Rd95NPT10
店長「へい、お待ち!」

貴音「いただきます……」ズルズル

P「はは……(凄い食べっぷりだな……)」
・・・・
貴音「」ズルズル

P「……」

店長「お、また大盛りね」

貴音「」ズルズル

P「」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:35:17.29 ID:Rd95NPT10
P「うげぇ……」

店長「毎度あり!」

P「(やばい残りが)」

貴音「あの……すみません……調子に乗り過ぎました」

P「はは、平気っすよ」

P「(ホテル代残ってないよ……)」

P「(やむを得ない)」

P「あの、嫌だと思いますが……今日俺の家に泊まってくれません?」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:38:59.81 ID:Rd95NPT10
貴音「!?」

P「すいません、取りあえずホテルに泊まってもらおうかと思ったんですが、金が足りなくなって……」

貴音「いえ、私のせいですから私は……」

P「頼みますよ、今日だけですから!」

貴音「……ありがとうございます」

貴音「(何故このお方はここまでなさってくれるのでしょうか……)」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:43:19.77 ID:Rd95NPT10
~P自宅~
貴音「(ゴミ箱のティッシュの量はなんなのでしょう……)」

P「ちょっと汚くてすみません」

貴音「とても綺麗な部屋ですが……」

P「ありがとうございます」

P「風呂使ってください」

貴音「はい、ありがとうございます」

P「……」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:47:37.09 ID:Rd95NPT10
P「あ、服洗っておきます……」

貴音「すみません」

ジァアアア
貴音「(……何故こんなにも優しいのでしょうあの方は……)」

P「」モゾモゾ

P「(別に少し事故で匂い嗅いじゃっただけだし)」ス-ス-

P「うん、こっちもピンと来た。まあ冗談はいいから洗おう」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:51:28.15 ID:Rd95NPT10
P「ベッドで寝てくださいね」

貴音「しかし……」

P「あの、大丈夫ですからお願いします」

~深夜~
貴音「気持ちの良いベッドです……」モゾモゾ

貴音「(少しトイレに……)」

貴音「(リビングから物音が……)」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:54:07.90 ID:Rd95NPT10
アンアンッ、アッ ラメェエエエエエエ ナカハダメナノオオオオ

P「うおおおお」

貴音「……何をなさっているのでしょう」

貴音「ゴミ箱のティッシュと関係があるのでしょうか……」

貴音「……人の家で余計な詮索はやめましょう……」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:55:19.64 ID:xB/qNgFQ0
一日ぐらい我慢しろよP

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 21:58:10.47 ID:Rd95NPT10
~翌日~
社長「えぇと、そこの人が四条貴音君でいいんだよね」

P「はい」

社長「じゃあ今日から頑張ってくれたまえ」

P「あの……彼女に住居を貸してあげてもらえませんか?」コソコソ

社長「……すまん、ウチも見ての通りこんな会社でなかなか……」

P「はい」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:02:02.01 ID:Rd95NPT10
P「(やべぇええええええ無計画にも程があるだろ俺えええええ)」

P「(流石に他人の家賃払う余裕ないっすよ)」

貴音「どうしたのですか?プロデューサー」

P「なんでもないよ、行こう」

・・・・
貴音「ここの事務所は小さいですね」

春香「あのー」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:05:18.64 ID:Rd95NPT10
貴音「……あなたは?」

春香「ここのアイドル候補生の天海春香です、四条さんですよね」

貴音「いかにも。よろしくお願いします」

春香「あ、これデビューお祝いです」

貴音「お菓子……有り難く頂戴いたします」

春香「はいどうも」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:08:43.75 ID:Rd95NPT10
千早「あ、如月千早ですよろしくお願いしますね」

貴音「はい(彼女達の出番を奪ったのです……きちんとやっていかなくてはなりませんね)」

P「四条さん、そろそろレッスンに行こう」

貴音「はい」

貴音「それでは……」

千早「レッスンルームでのレッスン……」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:13:13.49 ID:Rd95NPT10
春香「私達もがんばろー!って」

千早「何故あのレッスンルームで練習できないの?」

千早「私のほうが歌が上手い、絶対に」

千早「なのにチャンスがない、こんなことがあっていいの?」

春香「千早ちゃん、まだまだチャンスはあるって」

千早「でも今回選んでもらうのが絶好のチャンスだった」

春香「でも……」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:17:18.09 ID:Rd95NPT10
千早「春香、この業界は甘くないわ」

千早「待ってればチャンスが降りてくるようなものではないわ」

春香「千早ちゃん、落ち着いてよ……」

千早「四条貴音さんだったわよね……」

千早「私を選ばなかったことに後悔することになるわ」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:23:49.12 ID:Rd95NPT10
~夜~

P「ごめんごめん、教えるの下手だった……」

貴音「いえいえ、できない私が悪いんです」

社長「仲良きことは美しきことかな」

P「(え?なに怖いんだけど)ははっ……」

P「じゃあ帰ります」

貴音「さようなら」

千早「」テクテク

~P自宅~
P「(あ~疲れた)」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:28:30.34 ID:Rd95NPT10
貴音「あの……」

P「本当にすみません!」

貴音「はい?」

P「しばらく俺の家に住んで下さい!!」ドゲザ

貴音「な、なんとっ!」

P「頼みますよ」

貴音「私は……嬉しいです。こんなホームレスを家に上げてくださるなんて」

貴音「土下座なんかよして下さい!」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:32:22.30 ID:Rd95NPT10
P「え?……こんな気持ち悪い所だけど我慢して下さいお願いしますよ」

貴音「私こそ……ここに住まわせて下さい」

P「!?あ、ありがとうございます!」

貴音「こちらこそ……」

~深夜~
貴音「」

アンイヤッ アハン イヤアアアアアア
P「うひょおおおおお」

貴音「……」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:45:38.60 ID:Rd95NPT10

P「今日も頑張ろうか」

貴音「はい」

~挨拶回り後~
P「今日はこんなもんだな」

貴音「大変でしたね」

P「もっと忙しくなりますよ?」

貴音「……はい」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:34:02.44 ID:xB/qNgFQ0
Pは遠慮というものを知らんのか

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:38:03.55 ID:Rd95NPT10
~翌日~
P「おはようございます」

律子「おはようございます」

あずさ「おはようございます~」

P「(竜宮小町がいるぅ!)」ニヤニヤ

伊織「ちょ、アンタなににやけてんのよ気持ち悪い」

P「どうもすいません!」

貴音「(プロデューサーは竜宮小町を見てからテンションが高いです)」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:48:28.52 ID:Rd95NPT10
~深夜~
貴音「」

P「あずささーん」シコシコ

貴音「覗いてしまっても良いんでしょうか……」チラッ

P「あずささんの中良い!!」ドピュッ

貴音「(面妖なっ!)」

P「ふぅ……」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:52:50.33 ID:Rd95NPT10
・・・・

P「いよいよ初オーディションだな」

貴音「行ってきます」

P「遠くから応援してるぞ」

貴音「……遠くなくても良いです」シュン

P「(選択ミスった)」

千早「(見に来てしまった)」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 22:58:21.33 ID:Rd95NPT10
貴音「ほんのささいな言葉に傷付いた」

P「おお素晴らしい」

P「壮観だ……(なんかエ○いな)」

千早「……私が甘かった」

千早「彼女は絶妙にバランスが良いそして」

千早「客を喜ばせるそれを持っている……」グッ

千早「良いライバルを持ったわ」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 23:04:24.72 ID:Rd95NPT10
P「圧巻の一位だ、流石俺の見込んだ四条さん」

貴音「貴音で良いです、ふれんどりぃにいきましょう」

P「はい貴音」

千早「貴音さん、おめでとうございます!すごかったです」ギュッ

貴音「はい、ありがとうございます」

P「よしじゃあ戻ろうか」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 23:08:19.61 ID:Rd95NPT10
~深夜~
ハイ、ジャアオニイチャンワタシノイウトオリニシテネ
P「ふぅ~」

貴音「(なにやらへっどほんをつけて面妖な動きをしています)」

ホォラ、スゴイデショウ
P「」ビクンビクン

貴音「……」ウルッ

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 23:13:05.67 ID:Rd95NPT10
~しばらくして~
P「だいぶオーディションに慣れてきたね」

貴音「はい」

えらい人「四条貴音さん、ちょっと」

貴音「はい?」

・・・・
貴音「……」

えらい人「ギャラは保証するよ」

貴音「……分かりました」

貴音「(プロデューサー、良い仕事を取ってきますね……)」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 23:18:00.87 ID:Rd95NPT10
P「(今日は貴音帰ってないなぁ……)」

P「まあ女の子だし色々あるんだろうな」

P「ちょっと買い物行くか」

P「(コンビニ行く途中ラブホあるのが嫌なんだよねぇ、ウチ)」

P「おいあれって」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 23:22:19.20 ID:Rd95NPT10
貴音「ここなのですね」

えらい人「ああ」

P「(やべええええええええ!でも今から入ろうとしてるよね、これ)」

P「(貴音だけにはこんなことさせない!)」タッタッタッ

貴音「……プロデューサー!?」

P「待ってください!お願いします!貴音はやめてください!」

えらい人「チッ……」

貴音「あなた様ぁ///」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 23:31:18.17 ID:Rd95NPT10
P「すみません!貴音だけはやめてください!」

えらい人「……分かった、すまない(○ソガキがぁ……)」

貴音「あなた様!どうして……」

P「貴音、お願いだからこういうことはやめてくれ」

P「俺は貴音だけにはこういうことさせたくないんだ」

貴音「あなた様!///」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 23:36:11.56 ID:Rd95NPT10
P「俺の取ってくる仕事は満足のいかない量かもしれない」

P「だけど信じてくれないか、俺頑張るからさ」

貴音「あなた様……ごめんなさい」

貴音「(あぁぁ……心臓が高鳴りを……)」ドキドキ

貴音「(これは恋……!)」

91: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/12(月) 23:38:25.50 ID:Rd95NPT10
ちょっと休みます(一時間以内)

97: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/12(月) 23:53:34.75 ID:Rd95NPT10
貴音「あなた様ぁ……あなた様ぁ!!」ポロポロ

P「な、泣くなって(泣き顔もかわいい)」

P「じゃあ家に戻ろうか」

貴音「……あっ……は、はい!」

貴音「手を繋ぎましょう」

P「あ、えぇっ?……うん」

貴音「(プロデューサー……)」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/12(月) 23:57:53.69 ID:Rd95NPT10
~深夜~
貴音「」スヤスヤ

P「よし、女の子っぽいけど貴音にマフラーを編んであげよう」

P「っていうか編み物以外あんま取り柄ないな俺……」

P「ねみぃ……」

貴音「ス-ス-」スヤスヤ

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:02:41.75 ID:FHfw0wJc0
・・・・
亜美「お兄にゃんおっはよー!」

P「あ、どうも」ニヤニヤ

伊織「なんかニヤニヤに慣れてきたわね」

あずさ「あ、プロデューサーさんおはようございます」

P「おはようございまぁす!」デヘヘ

律子「おはようございます」

P「おはようこざいます」ペコッ

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:08:46.27 ID:FHfw0wJc0
律子「え……」

貴音「(あまりにも竜宮小町のことに構い過ぎています……)」

貴音「(プロデューサーは竜宮小町のほうが好きなのでしょうか……)」

貴音「プロデューサー」

P「なに?」

貴音「なんでもないです……」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:14:39.21 ID:FHfw0wJc0
千早「おはようございます」

貴音「おはようございます」

千早「貴音さん頑張ってるんでプレゼントです!」

貴音「赤くて綺麗はバラですね……ありがとう」

千早「いえいえ!(笑った!)」

P「(赤いバラだと……考え過ぎだな)」

春香「赤いバラ……」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:23:45.35 ID:FHfw0wJc0
P「よし今日は大事な日だぞ貴音」

貴音「そうですね」

P「新曲の発表だ。徐々にテレビに出初めてるし、今日は結果大きいぞ」

貴音「……はい、気を引き締めてやらせていただきます」

P「(この仕事取るのはちょっと痛かったな……ケツの穴が)」

本番前
P「俺達は一心同体だ!」

貴音「はい!」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:28:12.74 ID:FHfw0wJc0
貴音「ひぃかりのそとへ心はむかぁってぇくぅ」

P「風花……ファンに聞かせたかったぜ……」

D「あの、プロデューサーさん、分かってます?」

P「ああ、今夜ですよね?(ブサイクが)」

D「貴音さんの活躍はあなた次第ですね」

P「クッ……」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:32:36.40 ID:FHfw0wJc0
貴音「最近プロデューサーが夜出掛けます……」

貴音「まさか……」

貴音「プロデューサーを信じましょう……」

・・・・
P「あ、ありがとうございましたぁ……」

D「じゃあね、四条君を応援してるよ」

P「……」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:36:20.38 ID:FHfw0wJc0
千早「……」

P「あ、赤バラ!?どうして……」

千早「如月です。それより」

千早「どういうことですかね、これ」

P「……プロデューサーの任務、かな」

千早「貴音さんが知ったら、喜びますかね」

P「……」

P「仕方ないだろう」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:41:31.88 ID:FHfw0wJc0
P「あいつはアイドルになりたくて外国から来たんだ」

P「それをサポートするにはこれが一番なんだよ……」

千早「貴音さんのため、と」

千早「でもそれってチートですよね、きっと貴音さんは実力で上がりたいと思いますがね」

P「……じゃあやらなくても良いっていうのかよ」

千早「はい、しっかりちゃんと仕事をもらってください」

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:54:46.29 ID:FHfw0wJc0
>>129
色の微妙な変化で意味すごい違うらしから気を付けたほうがいいよ

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:46:44.18 ID:FHfw0wJc0
P「分かった(……すまない、それは守れそうにない……)」

千早「あと、なんで貴音さんを自宅に連れ込んでるんです?」

P「……」

千早「言わないですか、言えないですか……」プルプル

P「あ、あの、これだけは内緒だから……っていうかなんでそんなの知ってんだよ……」

千早「赤バラ女ですから」

P「……話すよ」

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 00:52:44.53 ID:FHfw0wJc0
千早「……それってマズいですよね」

P「やむを得ないだろう」

千早「内緒にしますよ、ちゃんと」

P「でなければ困る」

千早「貴音さんを大切にしてくださいよ」

P「もしそうしなければお前に殺されてしまうな」

千早「そうですね」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 01:03:44.32 ID:FHfw0wJc0
~深夜~
イヤサ- イレルノダケハヤメルサ-
P「おっ、何この娘新しい」シコシコ

貴音「……」

貴音「(まだ私の名前を呼んでいません……)」

貴音「(最近は竜宮小町のおなほぉる?を使っていますね……)」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 01:07:15.82 ID:FHfw0wJc0
~翌日~
貴音「プロデューサー!起きて下さい」

P「今日仕事ないよ……」

貴音「……もう11時です。き、今日は二人でお出掛けしましょうよ」

P「お出掛け……」

P「さあ着替えましょ♪」ササッ

貴音「あなた様……」

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 01:10:51.03 ID:FHfw0wJc0
P「ショッピングか……」

貴音「このマフラー、格好良いですね」

P「!?」

貴音「プロデューサー?」

P「まだマフラーの季節じゃないよ!そうだようん」

貴音「……そうでしょうか」

P「そうでしょそうでしょう」

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 01:15:32.00 ID:FHfw0wJc0
貴音「(どうやったらプロデューサーは好意を向けてくれるのでしょう)」

貴音「(腕組みでもしてみましょうか)」ギュッ モニュッ

P「うわあああああい!?」

貴音「これはどうでしょう」

P「い、一応人気アイドルなんだしやめたほうがいいって」

貴音「……はい」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 01:23:36.52 ID:FHfw0wJc0
・・・・
P「おはようございまーっす!」

律子「おはようございます」

P「3人は?」

律子「まだです」

P「いやぁ、そんなことより竜宮小町紅白出場おめでとう!」

律子「はい、ありがとうございます」

P「ああ、貴音にも出てもらいたかったなぁ」

社長「君!電話で紅白に出ろと!」

P「マジすか!!」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 01:27:21.12 ID:FHfw0wJc0
貴音「……嬉しいです、しかしなぜ……」チラッ

P「え?確かにな。今回俺はやって……仕事もらうのに関わってないしな」

貴音「では……?」

P「(赤バラ……後で聞いてみよう)」

律子「良かったですね」

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 01:31:43.89 ID:FHfw0wJc0
P「おい赤バラ」

千早「如月ですけど、何か用ですか?」

P「お前……NHKえらい人って知ってるか?」

千早「知りません」ピクッ

P「そいつは紅白歌合戦のやつなんだが」

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 01:36:09.92 ID:FHfw0wJc0
P「お前……馬鹿なことしてないか?」

千早「……」

P「さっき貴音の紅白歌合戦に出場が決まったんだが」

千早「…そ、それは良かったですね!」

P「驚きが少ないな、知ってたのか?」

千早「いえ……」

P「良く分からないけど何故か分かったよ、お前がしたってこと」

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 01:42:08.28 ID:FHfw0wJc0
千早「ストーカーですか?気持ち悪い」

P「今回の件は有り難く受けるよ、ただもうやめてくれ」

千早「……」

P「ありがとうな」

千早「な、なに言ってるんですか。私が勝手にやったんです……」

P「いつかデビューさせてやる、だからそれまでは待っててくれ」

千早「いつでも良いですよ、こっちは」

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 01:49:24.70 ID:FHfw0wJc0
貴音「紅白の前にはクリスマスがあります……」

貴音「プロデューサーと共に……」

P「貴音、どうした?」

貴音「いえ、少し考え事をしていました……」

P「おい、竜宮小町と共演だぞ。うっひょーい」

貴音「(……また竜宮小町)」

貴音「そうですね……」

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 02:19:21.03 ID:63EYG3k50
発見した

寝ようかと思った

171: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 02:27:17.62 ID:63EYG3k50
~夜~
P「……」スヤスヤ

貴音「寝顔も格好良いですね……」

P「あ……あれ?なんで枕持ってこっち来たんすか!?」

貴音「寒いので……」モゾモゾ

P「え、ちょっと」

貴音「あぁぁ……(あなた様の温もり……暖かい……)」

173: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 02:32:48.16 ID:63EYG3k50
P「冷たい……(体が触れてるぅ)」ビンビン

貴音「クリスマスのことですが……」ギュッ

P「!!!(背中に抱きつかれた!?)」

貴音「その……」

P「大丈夫、クリスマスは頑張って仕事取ってくるから楽しみにしててくれ」

貴音「いやその……はい、ありがとうございます」

174: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 02:37:59.91 ID:63EYG3k50
・・・・
P「あのフジディレクターの野郎……なんでよりにもよってウチの近くのホテルなんだよ……」

フジD「待たせたニダ、今夜は宴ニダ」

P「……」

貴音「お腹がすいてしまったのでこんびにでも行きましょう……」

フジD「良かったニダよ」

175: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 02:43:12.89 ID:63EYG3k50
貴音「あぁプロデューサー!!」トツゲキ

P「た、貴音ぇ……(まさか近所にしたことで本当に見つかるとは)」

貴音「止めてください、あなた様ぁ」

P「ごめん、本当にごめんよ」

貴音「プロデューサーに言われた通り私はそういうことをしていません」

貴音「だから私とも約束してください」

貴音「もう止めてください……」

177: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 02:48:33.94 ID:63EYG3k50
貴音「……っ」ポロポロ

P「ごめん、もう絶対にしないから」

貴音「約束守ってくださいね?……グスッ、破ったらアイドル辞めますよ」

P「分かった」

P「でも、クリスマス。歌の仕事を取ってきた、楽しんでほしいと思ってる」

貴音「……もちろん楽しませていただきます」

178: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 02:54:11.93 ID:63EYG3k50
貴音「それと……」

P「ん?」

貴音「クリスマスは一緒にいて下さい!」

P「……分かった、喜んでいさせてもらうよ」

貴音「絶対ですよ」

P「ああ」

貴音「では帰りましょう」ギュッ

184: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:01:24.44 ID:63EYG3k50
~深夜~
P「貴音ぇええええええええ!」ドピュ

貴音「あなた様ぁ……///」

~数日後~
P「ちょっと待ってくださいよ」

律子「本当にごめんなさい!」

P「クリスマスに……竜宮小町を見てろ?」

186: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:06:18.88 ID:63EYG3k50
社長「どうしてもスケジュールが合わないんだ、四条君を一人にしてしまうけどなんとか四条君の仕事が終わるまでには合わせるから」

P「(それじゃあ約束が……)」

律子「本当にごめんなさい……」

社長「そういうことでなんとか」

189: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:11:47.88 ID:63EYG3k50
P「(仕事に影響がでそうだから直前まで言わないようにしよう)」

~クリスマスイヴ~
貴音「あいにくの冷たい雨ですね……」

P「さあ、サンタさんは来れるかなぁ?」

貴音「来ると良いですね」

P「煙突がないけど、サンタさんには問題ないはず」

190: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:16:57.23 ID:63EYG3k50
~深夜~

P「(ようやくマフラーの出番のようだな)」コソコソ

貴音「」ス-ス-

P「ごめんよ」ポン

~翌朝~
P「はぁああ~、あれ枕元になにか……」

P「オ、オナホ……きっと勘違いしてるのか使い方を」

192: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:21:48.45 ID:63EYG3k50
貴音「プロデューサー!素敵なサンタクロースがマフラーを!」

P「頑張ってTAKANEって文字作ったんだぞ……サンタさんが」

貴音「……」

P「……」

P「そ、そういえば俺の枕元にもとっても良いものをサンタクロースが届けてくれたなぁ……」

貴音「気に入ってもらえると良い……とサンタが」

193: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:28:42.63 ID:63EYG3k50
P「貴音……実は」

・・・・
貴音「……そんな」

P「本当にごめん!」

貴音「仕方のないことでもありますね」

・・・・
P「(午前の取材は一人で受けさせてしまった……)」

伊織「あとはサンタ服でプレゼントを配る仕事ね」

あずさ「サンタですよね」

P「(貴音の撮影が7時から……これが終わるのが10時……)」

194: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:33:51.84 ID:63EYG3k50
亜美「お兄ちゃん」

P「ん?」

亜美「わたしたちサンタからのクリスマスプレゼント!!」

P「なになに?」

伊織「なんと、貴音とのクリスマスのひとときをあげちゃうわ」

P「えぇ!?でも……」

あずさ「もちろん大丈夫ですよこっちは。早く行ってあげてください」

195: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:39:41.43 ID:63EYG3k50
P「ありがとう!」タッタッタッ

伊織「どうすんのよ」

亜美「頑張ればいいよ→」

・・・・
貴音「……」

「はいスタンバイおっけーです!」

貴音「はい……」

P「貴音ぇえええええええ!近くから見ているぞおおおおおおおおお!!」ダダダ

貴音「あなた様!!」

198: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:44:47.10 ID:63EYG3k50
「はい、本番おっけーでーす」

P「ごめんな」

貴音「許してほしければ……キスしてください」

P「えええぇ!?わ、分かった」チュッ

貴音「むぅ///」

P「今日の夜は好きはところに連れて行ってやろう」

貴音「是非とも!」

200: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:51:06.42 ID:63EYG3k50
・・・・
~数日後~
千早「プロデューサー、これ」

P「貴音のクリスマスのときの取材か」

P「どれ」

好きなひとはいらっしゃいますか?
貴音「はい」

おっ、どんな方でしょうか
貴音「私をアイドルに導いてくれた、私を育ててくれた人です」

・・・・
千早「これ、あなたですよ」

P「……多分な」

201: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:55:40.67 ID:63EYG3k50
千早「気付いてました?」

P「いや、俺鈍いなぁ」

千早「え……気付かないって……」

P「はは…そして如月、仕事だ」

千早「アイドルコンテスト!?」

P「ああ頑張れよ、春香とは敵だけどな」

千早「絶対勝ちますよ」

202: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 03:58:32.77 ID:63EYG3k50
P「貴音ぇ!」

貴音「プロデューサー」

P「貴音、好きだ」

貴音「!?」

P「これ、読ましてもらったよ」

貴音「では私は……あなた様が大好きです」

203: 愛の波動砲 ◆GgSaTo1XUM 投稿日:2011/12/13(火) 04:00:36.13 ID:63EYG3k50
以上、スーパー駆け足でしたが終わりです

残ってたらなんか書くけど明日は夜まで戻ってこれないので厳しい(落ちる)

207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 04:41:18.11 ID:+x2IMS450
最後盛り上がらなかったな、なんか千早が目立ってたし

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/13(火) 05:28:21.47 ID:89jCt+PP0
駆け足気味だけど乙
貴音のSSがもっと増えればいいのに

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