11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 20:28:37.82 ID:HRfqH5Oq0
あずさ「やっぱり…若い子がいいんですね…ふふ」
P「え…」
人がいないバーでぽつりと呟くあずささん。薄く笑っていたがその表情は寂しげに見えた。
P「あずささん、今なんて…」
あずさ「えと…」
あずさ「それより飲みましょう」
P「はぁ…」
話は逸らされたが確かに聞こえた。若い子が云々…。
P「あずささんも」
あずさ「ありがとうございます」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 20:33:06.86 ID:HRfqH5Oq0
P「最近、どうです?仕事のほうは」
あずさ「そうですね、順調っちゃ順調だと思います」
あずさ「さ…ぐいっと」
P「あぁ…どうも」
あずさ「プロデューサーさん、けっこう強いんですね」
P「仕事柄、飲む席も多いんで」
あずさ「どうでしょう?私が注いだお酒は」
P「すごい美味しいです」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 20:37:29.11 ID:HRfqH5Oq0
マスター「お客様、そろそろラストオーダーなの…」
P「あぁ、じゃあ…」
あずさ「…」
P「僕が払っておきますから」
あずさ「もう閉店なんですね、あっという間…」
P「まぁ、けっこうたくさん話せましたね」
あずさ「(もっといたかったけど…)」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 20:41:47.88 ID:HRfqH5Oq0
あずさ「うぇっ…うっ…」
P「だ…大丈夫ですか?」
あずさ「は…はっ…」
P「水を飲んで…」
あずさ「す…すいません」ゴキュゴキュ
P「(けっこう飲んだもんな…)」
あずさ「プロデューサーさん…私、一人で帰れますから」
P「いえ、送ります」
あずさ「そんな…」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 20:46:57.26 ID:HRfqH5Oq0
タクシー中
P「…」
あずさ「…」
あずさ「プロデューサー…さん、重くないですか?」
P「いえ、全然」
P「(柔らかいなぁ)」
あずさ「…すごく落ち着きます」
P「それはよかったです」
あずさ「男の人に膝枕なんて初めてで…こんなにいいものなんですね」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 20:53:45.45 ID:HRfqH5Oq0
あずさ「ありがとうございました…本当にすいません」
P「いや、じゃあまた」
あずさ「…帰っちゃうんですか」
P「へ」
あずさ「プロデューサーさん」
あずさ「お詫びにお茶でも飲んでいってください」
P「いや、しかし」
あずさ「…む」ジッ
P「いただきましょう」
P「(断れないな…こんなに見つめられたら)」
バナナスカァイ…
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 23:19:37.13 ID:HRfqH5Oq0
すまぬ
書く
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 23:27:05.88 ID:HRfqH5Oq0
あずさ「あ、ここです」
P「じゃあゆっくり休んでください」
あずさ「…」
あずさ「(嫌…帰っちゃうのは嫌…)」
ムギュギュ
パルプルルン…
P「あずささん…?」
あずさ「はっ…あ…これはそのっ」
あずさ「(無意識に抱き着いてしまったわ…///)」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 23:33:23.98 ID:HRfqH5Oq0
P「…まだ気分が悪いですか?」
あずさ「プロデューサーさんに介抱してもらいます」
P「え」
あずさ「さぁ、上がってください。狭いところですが…」グイグイ
P「え…ちょっと」
P「(いいのか、アイドルの家に)」
あずさ「(強引過ぎかしら…ううん、いいの)」
あずさ「(今日は…)」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 23:37:57.38 ID:HRfqH5Oq0
あずさ「そこのソファにかけてください」
P「はい」ドキドキ
P「(緊張する)」
あずさ「ふふ、そんな緊張なさらないで…自分の家に帰ってきたと思ってください」
P「は、はい」
あずさ「今、お茶をお持ちしますから」
あずさ「(って…私も緊張してるみたい)」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 23:42:59.45 ID:HRfqH5Oq0
あずさ「お待たせしました~」
P「すいません」
あずさ「…あの」
あずさ「隣…よろしいですか?」
P「ああ、あずささんの家じゃないですか」
あずさ「そ、そうでした…じゃあ」
ポスッ
P「……」
あずさ「……」
P「(沈黙…)」
あずさ「(な…何か話題を)」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 23:49:40.43 ID:HRfqH5Oq0
あずさ「プロデューサーさん」
P「はい」
あずさ「私、介抱してもらって…まだお返しができてません」
P「…いや、このお茶で大丈夫ですよ」
あずさ「いや…ということで」
ポンポン
あずさ「プロデューサーさんがしてくれたように…膝枕をしてあげたくて…」
P「(なん…だと…)」
あずさ「(私のキャラが崩壊していく…)」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/13(金) 23:56:07.91 ID:HRfqH5Oq0
あずさ「リラックスしてくださいね」
P「…はい」
P「(いいのか、こんなサービスを)」
あずさ「ふふ…」
P「どうしました?」
あずさ「いえ、こんな近くにプロデューサーさんが居ることが、何だか不思議で…」
P「僕もですよ」
P「なんだかすごい…落ち着く」
あずさ「…」
ナデコナデコ
P「ふぉ…!」
あずさ「…母性本能です」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/14(土) 00:12:54.04 ID:Boc/IKJk0
P「おっとそろそろ電車が無くなる」
あずさ「いえ」
あずさ「今日は泊まっていってください」
P「ぶふっ」
あずさ「プロデューサーさんが帰ったら寂しいです…」ナデコナデコ…
P「あずささん…」
あずさ「ご、ごめんなさい…わがままばかり」
P「わかりました、今日は泊まらせていただきます」
あずさ「…ふふ」
あずさ「(笑っちゃった…)」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/14(土) 01:09:18.87 ID:Boc/IKJk0
あずさ「あふ…」
P「…眠いですか?」
あずさ「いえっ…大丈夫ですよ」
P「睡眠はしっかり取らないと」
あずさ「はい…」
P「女性は色々あるでしょうし、化粧落としたりね」
あずさ「すぐに済ませてきます」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/14(土) 01:17:51.32 ID:Boc/IKJk0
あずさ「プロデューサーさん…」
P「お帰りなさい」
あずさ「ふぅ…いいお湯でした」
P「(通りでいい匂いが)」
あずさ「さぁ、プロデューサーさん」
P「え、何が」
あずさ「ベッドに行きましょう」
P「」
P「(アグレッシブー!!!)」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/14(土) 01:28:07.62 ID:Boc/IKJk0
ベッド
あずさ「添い寝…っていいですね」
あずさ「安心します…」ギュム
P「おぉん…」
P「(これじゃ…あれじゃん)」
あずさ「…」
あずさ「ありがとうございました、プロデューサーさん」
P「いえ、こちらこそ」
あずさ「ごめんなさい…お酒の力を借りてしまいました」
P「と、言うと…」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/14(土) 01:38:54.73 ID:Boc/IKJk0
あずさ「添い寝までしてもらっちゃって」
あずさ「けど、プロデューサーさんを見てると…甘えたくなってしまって…」
P「構いません、それは…最初は戸惑いましたけど」
P「実際、あずささんみたいな美人に甘えられるなんて…夢みたいです」
あずさ「まぁ…」
P「今日はいくらでも甘えてもらって結構ですよ、あずささん」
あずさ「優しいですね…」
P「んんっ」
チュッ
あずさ「さらに甘えちゃいました…」
あずさ「愛してます、プロデューサーさん」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/14(土) 01:49:54.03 ID:Boc/IKJk0
P「あああずずささん…」
あずさ「本当に私…今日はおかしいみたいです…」
あずさ「プロデューサーさんが愛しくて堪らない…」
あずさ「…プロデューサーさんは私の事、どう思ってますか?」
あずさ「一人の女として」
P「ぼ…僕は…」
あずさ「…」キュッ
あずさ「(言っちゃった…////)」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/14(土) 02:01:58.53 ID:Boc/IKJk0
P「あずささん」
P「お別れみたいです」
あずさ「え…っ」
P「僕はプロデューサーを辞めます」
P「あずささんと、お付き合いする為に」
あずさ「そんな…」
P「社長には怒られそうですが…無責任かもしれない」
P「けど、僕の中では、あずささんという存在が大きくて…」
P「(お○ぱいも)」
あずさ「プロデューサーさん…」ホロリ
P「僕も愛してます、あずささん」
あずさ「は…はい…うぅ…ぐすっ…」ポロポロ
あずさ「また…甘えます…っ…うぅ…えーん」ギュッ
P「(緊張の糸が切れて泣いちゃったみたいだ)」
P「よしよし」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/14(土) 02:10:59.38 ID:Boc/IKJk0
あずさ「あずさって」
P「あ…あずさ」
あずさ「ふふ…」
P「まだぎこちないですね…はは」
あずさ「これから自然に呼べるようにしましょうね」
P「頑張ります…」
あずさ「頑張って、プロデューサーさん」
P「あずさもな、練習しなきゃ」
あずさ「はっ…そ、そうでした///」
あずさ「プロデューサー」
完