1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 12:26:34.37 ID:3ZNn0Nqg0
やよい「さっそく始めますよー!」
伊織「やよい、どうしたのよいきなり…」
やよい「えーい☆」ドン
伊織「きゃぁっ!?ちょっ、ちょちょっとやよいどうしたのいきなり押し倒したり」
やよい「伊織ちゃん、じっとしててくださいねー」ドポドポ
伊織「何っ!?ふべっ!!何これ!!ぬるぬるするっ!!」
やよい「業務スーパーで買った1リットル298円のサラダオイルですー」ドポドポ
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 12:30:05.09 ID:3ZNn0Nqg0
伊織「やよい…やめてっ!!」
やよい「さすがに実際の私がすべるにはちょっと狭いんで、代わりにこの子に滑ってもらいますねー!」
ζ*’ヮ’)ζ「こんにちはー!やよいでーす(裏声)」
伊織「手で人型作ってるだけじゃないのっ!!!」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 12:33:13.37 ID:3ZNn0Nqg0
ζ*’ヮ’)ζ「いきますよー」ヌルーン
伊織「んあー」
やよい「おおー!すべり心地はどうかなー?」
ζ*’ヮ’)ζ「最高ですーっ!きちんと整備が行き届いてますねー」
伊織「整備って何よ!」
ζ*’ヮ’)ζ「それに広々としてとーっても気持ちいいなーって!」
やよい「伊織ちゃん、おでこ綺麗だね!うらやましいなー」
伊織「……あ、ありがt痛い!油が目に!う゛ぁぁっ!!」ジタバタ
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 12:36:17.72 ID:3ZNn0Nqg0
ζ*’ヮ’)ζ「~~♪」
やよい「気持ちよさそうですねー。でも、一人で寂しくないですかー?」
ζ*’ヮ’)ζ「そうですねー、どうせなら誰かと一緒に滑ったほうが楽しいと思いますー!」
やよい「だったらお友達を呼びましょう!じゃじゃん!」
ζ*’A’)ζ「なんでおれがお前と一緒に滑んなきゃなんないんだよ(低音)」
伊織「やよいの様子がおかしいし目が痛い」
やよい「二人は仲良いんですかー?」
ζ*’A’)ζ「別に…」
ζ*’ヮ’)ζ「仲良しですよー!だって私達、いつも二人で一つだもんね!」
伊織「右手と左手だしね…!!」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 12:41:46.98 ID:3ZNn0Nqg0
やよい「二人でひとつかー…まるで私と伊織ちゃんみたいだね!えへへ」
伊織「………今それ言われてもそんなに嬉しくないわ」
やよい「え……?」
伊織「え…?じゃ無いわよ!何その意外そうな顔!」
ζ*’ヮ’)ζ「伊織ちゃーん、怒っちゃダメだよ(裏声)」ヌルーン
ζ*’A’)ζ「くだらネェことでけんかしてんじゃねーよ(低音)」
伊織「私は間違ってない」
やよい「どうですかー?リンクの状況は」
ζ*’ヮ’)ζ「なんだか温かくなってきましたー」ヌルーン
伊織「ホント、何なの……」
やよい「あれれ?伊織ちゃん、お顔赤くなってきてるけどどうかした?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 12:45:50.20 ID:3ZNn0Nqg0
伊織「なんでもないわよ!」
伊織「(こんな状況でもやよいにおでこなでられてドキドキしてるなんてばれたら死ぬわ)」
ζ*’ヮ’)ζ「うーん、ただ滑ってるだけでも退屈だねー」
ζ*’A’)ζ「同意(低音)」
伊織「なら終わってよ……」
やよい「確かにねー。なにか面白いことないかなー……あっ、千早さん!」
千早「高槻さん。水瀬さんと遊んでるの?」
やよい「はい!質問があるんですけど…」
千早「何かしら?」
やよい「スケートリンクの上でやるスポーツって、どんなのがありますかー?」
伊織「まだ続けるのね」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 12:50:05.58 ID:3ZNn0Nqg0
千早「そうねえ…」
伊織「ちょっと千早!?止めなさいよ!あんたこの状況見ても何にも思わないわけ!?」
千早「……?」
伊織「その『どこかおかしいところでもあるのかしら?変な水瀬さん』みたいな顔やめて」
千早「高槻さん、氷の上でするスポーツといえばまずあれね」
千早「フィギュアスケート」
やよい「あっ!言われてみればそうでしたー!ありがとうございまーすっ!」ガルーン
千早「どういたしまして」
伊織「……何なのこれ……?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 12:56:54.38 ID:3ZNn0Nqg0
──────
ζ*’ヮ’)ζ「それじゃいきますよー(裏声)」ニュルーン
ζ*’A’)ζ「仕方ねえな付き合ってやるよ(低音)」
伊織「」
やよい「まずは二人並んでかるーく1周しましょう!」
ζ*’ヮ’)ζ「はーい」スーイ
ζ*’A’)ζ「悪くねえ」スイー
やよい「だって、伊織ちゃん!」
伊織「そう、それはよかった(棒)」
やよい「そろそろ技を見せてくれるかなー?」
ζ*’ヮ’)ζ「はーい。まずは一回転ジャンプぅ!」トゥルーン
ζ*’ヮ’)ζ「うわっとと…」
ζ*’A’)ζ「おっと」ガシッ
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:02:41.12 ID:3ZNn0Nqg0
ζ*’ヮ’)ζ「あ、ありがとう…おかげでこけずにすんだかも」
ζ*’A’)ζ「まったく、気をつけやがれ。怪我でもされちゃたまったもんじゃない」
ζ*’ヮ’)ζ「えへへ、ごめんね…///」
伊織「なにこの小芝居」
ζ*’A’)ζ「今度はおれがいくぜー、みてろよ」トゥルルルーン
ζ*’ヮ’)ζ「はわっ、今のはまさかトリプルアクセれぅー!?」
やよい「うわー、すごーい!綺麗に3回転が決まりましたー!」
ζ*’ヮ’)ζ「かっこいいー!」
伊織「もういいわ。使い終わったらきちんと整備してね」
ζ*’ヮ’)ζ「イナバんあー」ヌルーン
伊織「んあー」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:09:53.07 ID:3ZNn0Nqg0
やよい「おおーっ!あれは…採点基準にならないのについやっちゃうっていう、あの」
ζ*’ヮ’)ζ「私体はやわらかいですからー(低音)」
ζ*’A’)ζ「やるじゃねーか(裏声)」
伊織「ごっちゃになってるわよ」
ζ*’ヮ’)ζ「よーし、私も頑張っちゃうよー!」ギュルルルルルルルル
やよい「すごーい、高速回転だね!」
ζ*’A’)ζ「見てるだけで目がまわりそうだぜ」
やよい「これは得点にも期待がかかりますねー」
伊織「そこまでするのね」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:14:17.52 ID:3ZNn0Nqg0
やよい「結果は………10点満点ですー!いぇい!」パチン
伊織「あたっ!?ハイタッチ代わりにおでこをたたかないで!」
やよい「二人とも、とっても素敵だったよ!」
ζ*’ヮ’)ζ「ありがとうございまーす!」
やよい「あっ!春香さん、お疲れ様です!」
春香「やよい、お疲れ!伊織と遊んでるの?」
やよい「はい!あの、質問があるんですけど」
やよい「リンクの上でするスポーツって、どんなのがありますかー?」
春香「うーん…そうだね」
伊織「あんたもこの状況には何も言わないのね」
春香「カーリングとか?」
やよい「あ、ありましたねー!ありがとうございまーす!」ガルーン
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:21:30.96 ID:3ZNn0Nqg0
──────
やよい「べろちょろから取り出したこの1円玉を石にしちゃいましょーっ!」
伊織「滑らないわよ」
ζ*’ヮ’)ζ「そんなのやってみなきゃ分かんないよ、伊織ちゃん!」
ζ*’A’)ζ「そうだぜ、アイドルがやる前からあきらめてどうするってんだ」
伊織「そ、そう…ごめんなさ」
伊織「そうじゃない!」
ζ*’ヮ’)ζ「いきますよー!目標は伊織ちゃんのとっても綺麗なまゆげかなーって!」
伊織「ちょいちょい褒めてくれるのは嬉しいんだけどもね」
ζ*’ヮ’)ζ「それーっ!」スーイ
やよい「………」
伊織「………」
ζ*’ヮ’)ζ「………」
ζ*’A’)ζ「………」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:26:50.27 ID:3ZNn0Nqg0
やよい「………グスッ、ぜんぜんすべらなぃれすぅ……」
ζ*’ヮ’)ζ「あっ、私知ってるかも!」
ζ*’ヮ’)ζ「確か石が遠くに行くように、リンクをごしごし磨くんだよね!」
やよい「そうでした!ごめんね伊織ちゃん、私ドジで」テヘペロ
伊織「やよいはかしこいわねえ」
ζ*’ヮ’)ζ「もう一度行くよーっ!それ!」スーイ
ζ*’A’)ζ「みがきはまかせろー」ゴシゴシ
伊織「やめて!」
やよい「…おお、さっきよりも進みました!すごい!」テーレッテレー
伊織「おめでとう(棒)」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:31:29.08 ID:3ZNn0Nqg0
やよい「もう一度やってみましょう!今度こそ伊織ちゃんの綺麗なまゆげに届くかも!」
ζ*’ヮ’)ζ「えーい」スイー
ζ*’A’)ζ「うおりゃぁぁぁぁぁぁ」ゴシゴシゴシゴシゴシ
伊織「熱い!熱い!」
スイー……
やよい「はわわ、今度は行きすぎちゃいました」
伊織「…………」
やよい「伊織ちゃん、お目目に一円玉が乗っかってなんだかロボットみたいだね!」
伊織「……もう好きにして…」グスッ
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:36:41.36 ID:3ZNn0Nqg0
真「やよい、伊織と遊んでるの?」
やよい「はい!あ、真さんにも質問したいんですけど」
真「どうしたの?」
伊織「どうして私のおでこはてかてかしてるの?」
やよい「スケートリンクの上でやるスポーツって、何かありますか?」
真「そりゃもちろん、アイスホッケーでしょ!」
伊織「真ぉぉぉぉおお!」
やよい「ありがとうございまーす!」ガルーン
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:40:53.06 ID:3ZNn0Nqg0
──────
やよい「今回は特別ルールで、1対1の試合にしますよ!」
ζ*’ヮ’)ζ「がんばるよー」
ζ*’A’)ζ「まけねえよ」
伊織「おでこが磨り減って凹んじゃったら、美希になんて呼ばれるようになるのかしら………」
ピィーッ
やよい「試合開始ですーっ!」
ζ*’ヮ’)ζ「えいっ!」ピシッ
ζ*’A’)ζ「なんの!」ピシィッ
伊織「デコピンしないで!痛い!」
やよい「激しいぶつかりあいですー」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:43:31.45 ID:3ZNn0Nqg0
ζ*’ヮ’)ζ「いたっ!ちょっと審判!いまのファールじゃないんですかっ!」
ζ*’A’)ζ「うるせーな、簡単にこけるほうが悪いんだよー」
ζ*’ヮ’)ζ「何をーっ!」ペシッ
ζ*’A’)ζ「やるきかー」ペシペシ
伊織「あたっ、いうっ、」
やよい「はわわ、乱闘です、乱闘パーティーですー」
ζ*’ヮ’)ζ「許しません!乱暴する人はめっ、ですよ!」ペシペシ
ζ*’A’)ζ「やれるもんならやってみろー」
伊織「………お願いぃ、もうやめて………」グスッ
やよい「うーん、このままじゃ試合が進みません……」
やよい「もう時間切れだから、引き分けでいいかなーって」
ピィーッ
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:46:19.45 ID:3ZNn0Nqg0
伊織「………グスッ、ゃょぃ…私が何したっていうのよぉ……うぅ……」
伊織「今日はもう散々だわ……朝からニキビに悩まされるし、おでこに油ぶっかけられるし………グシュッ」
やよい「………伊織ちゃん。はい、鏡」
伊織「………なによ……?」
伊織「………!これ………」
伊織「ニキビ跡が消えてるじゃないの………!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:49:35.18 ID:3ZNn0Nqg0
やよい「伊織ちゃん、最近増えてきてるみたいだから………」
やよい「潰さずにきちんとマッサージすれば跡は消えるんだけど、なかなかはっきり言いづらくて……ごめんね伊織ちゃん」
やよい「さっきのもホントはマッサージオイルだったの」
伊織「やよいっ………!」
やよい「あと、これ。お誕生日プレゼント!」スッ
伊織「………これ…」
やよい「ニキビクリームだよ。ごめんね、こんなのしか用意できなくて……」
伊織「やよい……グスッ、ありがとう………!嬉しい……」
やよい「ちょっと早いけど、お誕生日おめでとう!」
伊織「やよいぃぃ……!」ダキッ
やよい「はわ……伊織ちゃん……///」
やよい「伊織ちゃん…………あのね、その……///」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:51:11.08 ID:3ZNn0Nqg0
やよい「おでこがべたべたしてるから、ちょっと離れてくれると嬉しいかなーって」
糸冬
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/05/04(金) 13:52:55.84 ID:3ZNn0Nqg0
ギャグ書ける人は尊敬する 俺には無理だな