1: Nemorino 2012/01/08(日) 00:48:55.43 ID:ejbjffLj0
やよい「うっうー!」アセアセ
P「おはよう、やよい君」
やよい「うーー!うっうっうー!」 やよいのテンションが下がりました
P「ごめんごめん、この挨拶じゃ駄目だったか」
やよい「うーう!うーう!」
P「ははは、そんなに怒らないでくれよ」
高木「仲良きことは美しきかな!だね」
P「あ、おはようございます!社長」
やよい「うっうー!ううっううっうー!」
高木「おやおや高槻君、1位の流行イメージが『うっうー』に変わったようだね!」
やよい「うーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」フカー!
P「ハハハ、やよいは今日も可愛いなあ」
やよい「うーーーー!!(言葉が出なくなっちゃったんですよー!!!)
2: Nemorino 2012/01/08(日) 01:45:37.80 ID:ejbjffLj0
数日前
やよい「あう~…」
P「おはよう、早いなやよい。何見てるんだ?」
やよい「この前ラジオでパーソナリティやった時のファンレターですー…」
P「ファンレターなら…って駄目じゃないか、分ける前に見ちゃ」
やよい「プロデューサー、私の声ってウルサイですか?」
P「え?もしかして、ファンレターにそう書いてあったのか?」
『やよちゃんへ。この前のラジオ番組凄くよかったです。元気があっていいけどあまり大きい声だと
ボク、ビックリしちゃうな☆ うぅうー星人より』
P「なんだ、別に文句とかじゃないじゃないか」
やよい「でもでも、もしラジオを落ち着いて聞きたいなって思ってる人がいたらかわいそうです」
P「いいんだよ、やよい。みんなが聞きたいのはやよいらしいとびっきり元気な声なんだ」
やよい「プロデューサー…」
P「さあ、今日はボイスレッスンだ!俺にもやよいの元気な声を聞かせてくれるかい?」
やよい「…はい!高槻やよい、精一杯歌っちゃいまーす!!」
P「よし、では早速レッスン室まで駆け足だ!俺についてこれるかなー?」
やよい「うっうー!負けませんよー!とあーーーーーーーーーーーーーー!!」テテテテテ
4: Nemorino 2012/01/08(日) 02:02:33.53 ID:ejbjffLj0
レッスン後
やよい「うぅうー!お疲れ様でーーす!」
伊織「お疲れー。やよい、今日はいつも以上に元気だったわねー」
やよい「はーい!プロデューサーに励ましてもらったから、元気百倍で出来ましたー!」
亜美「えー、兄ちゃん亜美にはお叱りばっかだったのにズルいー。…むむ?これは…」ムフ
伊織「プロデューサーの手帳じゃない、アイツ会議だーとか言ってたけど、忘れてったのね」
亜美「んっふっふ~、チャンス到来!皆様お待たせしました!兄ちゃんの秘密ご開帳~!」
やよい「だめですよー!勝手に見たらまたおこられちゃいますよー?」
亜美「お堅い中学生ですなぁ~、固いのは兄ちゃんのあそこだけッンデ!」バシッ
伊織「やよいに変なこと教えないの!やよい、アタシが届けてくるからさっさと着替えてきなさい」
やよい「大丈夫ですー!今日のお礼もかねて、高槻やよい、行ってきまーす!!」テテテテテ
亜美「イイトコ取られてやんのー」
伊織「だまらっしゃい」バシッ
テテテテテ…
やよい「あ、このページのタグ、取れかかってる。よいしょっと」
ペラッ
やよい「えっ…」
『うっうーの問題に関する一考察』
やよい「プロデューサー…」
5: Nemorino 2012/01/08(日) 22:31:13.88 ID:ejbjffLj0
真美「真美に相談ー?」
やよい「うん…」
真美「うんむ、同じユニットの仲間の頼み!解決フタミンにまかせてちょんまげ!」
やよい(古いなあ)
真美「お礼はじゃが○こでいいよー!」
やよい「……」
真美「え、あ、ウソピョーン!」
やよい(←サイフの中身を見せている)
真美「すみませんでした」
6: Nemorino 2012/01/08(日) 22:52:24.78 ID:ejbjffLj0
伊織「アタシに相談?」
やよい「はいっ、オデコ磨かせてください!」
伊織「はぁ!?なんなのよいきなり」
やよい「磨いた後に光を反射させると答えが出るそうなんです!」
伊織「何よそのメチャクチャな占いみたいなのは!」
やよい「はわっ!?駄目ですー!磨いても全然テカりませーん!」
伊織「ネタにされるの嫌だからコーティングしたのよ!というか勝手に磨くな!」
やよい「うっうー!負けません!ワックス取って下さーい!」
伊織「そんなものあるわけないでしょ!いい加減にしなさいよ!」
ガコッ
ファンからワックスが届きました
7: Nemorino 2012/01/08(日) 23:13:36.37 ID:ejbjffLj0
P「機嫌悪そうだな」
伊織「バカに仕込まれた天然に疲れさせられたのよ」
P「デコも曇ってるぞ」
伊織「あんたも死にたいみたいね…」
P「1位の流行イメージが『ツンデコ』になったらしいぞ」
伊織「殴るわよ」
P「俺は好きだけどな」
伊織「えっ」
P「伊織のオデコ」
伊織「そ、そう?」
P「社長も言ってたぞ」
伊織「え?」
P「照明が少なくて済むって」
伊織「ビリッ!ベリベリバリッ!ビリビリビリ」
高木「ああっ、社名のガムテープをはがさないでくれたまえ!」アタフタ
8: Nemorino 2012/01/08(日) 23:29:57.25 ID:ejbjffLj0
ううー、中々うまく相談できないですー
ガチャ
あ、春香さん。春香さんならきっと親身になってくれますー!
やよい「春香さーん」
春香「あ、プロデューサーさんにいつも付いててもらってチヤホヤされて密かに流行語大賞狙ってる
貧乏一家の長女のやよいちゃん何?」
やよい「あ、え、何でもないですー」
春香「そうなんだ、用もないのに話しかけるなんて、やよいちゃん可愛いね」
やよい「ご、ごめんなさい」
春香「この前やよいちゃんの名前で『しあ○せ家○計画』に応募しといたから」
やよい「え、あの」
春香「頑張ってね☆」ニコッ
やよい「は、はい」
春香さん、○理の時は怖いですー
13: Nemorino 2012/01/09(月) 14:07:34.69 ID:TVvOrdh50
やよい「雪歩さーん」
雪歩「ピコピコピコ」
やよい「雪歩さん??」
雪歩「ガガガガガガガ」
やよい「ゆーきーほーさー…」
雪歩「エアーが足りねェ!!」
やよい「はわっ!?」
雪歩「10000万m過ぎてからが本番ですぅ」
やよい「ほ、掘ってる最中にすみませーん!」
14: Nemorino 2012/01/09(月) 14:34:21.20 ID:TVvOrdh50
雪歩「さ、さっきはごめんなさい」
やよい「こ、こちらこそですー。ハイスコアおめでとうございますー」
雪歩「ど、どうもですぅ。それで、私に何か相談だとか」
やよい「あ、はいー、実はかくかくしかじかうっうーでして…」
雪歩「なるほどですぅ、プロデューサーがやよいちゃんの事をどう思ってるか、ですね」
やよい「プロデューサー、本当は私のこと声が大きくてやかましい娘、って思ってるんじゃないかと」
雪歩「そんなことないかと思いますぅ、プロデューサはやよいちゃんのこと好きだと思いますぅ」
やよい「ほ、ほんとですか?」
雪歩「もちろんですぅ。この前の撮影時に着たスク水はかわいかったですし」
やよい「あ、ありがとうございます!」
雪歩「ブルマ体操着はイケてましたし」
やよい「え?あ、はい」
雪歩「今日のクマさん下着も萌えですぅ!」
やよい「何で知ってるんですか!?」
16: Nemorino 2012/01/09(月) 17:39:11.60 ID:TVvOrdh50
雪歩「ご、ごめんなさい、ちょっとしたジョークです」フキフキ
やよい「そ、そうですよね(よだれ拭いてる)」
雪歩「ところで、やよいちゃんの悩みを解決する良い方法がありますよ」
やよい「え、ほんとですか!?」
雪歩「この方法ならプロデューサーがやよいちゃんが好きかどうか、すぐにわかります」
やよい「ほんとですかー!?ぜひぜひっ、教えてくださいっ!」
雪歩「まずは得物を選んでください」
やよい「得物?」
雪歩「ドリルとスコップ、どっちがいいですか?」
やよい「え?」
雪歩「穴掘り占いなんです。初心者はシャベルがお勧めですよ」
やよい「あ、穴掘り?あの」
雪歩「それとも、私の電動ドリルをお貸ししましょうか?」
やよい「え、えっと」
雪歩「やっぱりパナ○ニック製は最高ですぅ!」
17: Nemorino 2012/01/09(月) 17:45:45.74 ID:TVvOrdh50
やよい「さっきの『10000万m』っておかしくないですかー?」
雪歩「誤爆ですぅ」
美希「あふぅ」
18: Nemorino 2012/01/09(月) 18:28:15.71 ID:TVvOrdh50
雪歩「な、何度もごめんなさいです」
やよい「い、いえー、気にしてないですよー」
雪歩「今度こそまともな方法を紹介しますね。こちらをどうぞ」
やよい「雪歩さんのゲーム、ですか?」
雪歩「はい、今回は占いじゃなくておまじないです」
やよい「ミスター○リラーやったことないですけど…どうすればいいんですかー?」
雪歩「まずは10000mに到達してください」
やよい「ふぁい!?」
雪歩「ハイスコアに自分の名前を登録した後、本体を枕に寝てください」
やよい「スコア欄が雪歩さんの名前でいっぱいですーー!?」
雪歩「そうすれば、誰が自分に萌えているかわかります」
やよい「絶対無理ですー!到達しても雪歩さんの記録でスコア残らないですー!」
雪歩「プロデューサーは私に萌えてなかったですぅ…」
19: Nemorino 2012/01/09(月) 18:34:14.03 ID:TVvOrdh50
P「最近ファンからのプレゼントに、ゲームの攻略本が増てるなあ」
小鳥「やよいちゃんがラジオで呼びかけるからですよ」
高木「1位の流行イメージも『ドリル』になっているのだが」
20: Nemorino 2012/01/09(月) 18:58:06.62 ID:TVvOrdh50
長介「姉ちゃーん、そろそろ晩飯ー」
やよい「ピコピコピコ」
長介「あーっ!!何でウチにゲームが!」
やよい「ガガガガガガガガガガ」
長介「ずっりー!俺にもやらせ―」
やよい「エアーが足りねェ!!!!」
長介「うひっ!?」
やよい「10000パねぇ!!!!」
21: Nemorino 2012/01/09(月) 19:02:48.20 ID:TVvOrdh50
雪歩「やよいちゃん、いい表情するようになりましたね…」
23: Nemorino 2012/01/09(月) 19:35:52.31 ID:TVvOrdh50
やよい「高槻やよいのーっ、『3時のドリラー!!』パーソナリティの高槻やよい、でーっす!!」
やよい「今日もたっくさんの攻略情報ありがとーーーー!!やよい、頑張りまーす!」
やよい「まずはペンネーム『べろちょろ(10)』さんより、応援メッセージでーす!!」
やよい『最近ご主人様がパズルゲームで廃人化してしまい、家族が心配しています。
無理にクリアを目指さず、いつもの元気な笑顔を見せてほしいです』
やよい「大変だねー。ゲームは楽しいですけど、家族に心配かけるのは私も嫌ですー」
やよい「でもね、そのご主人様は今、自分という名の壁にぶつかっていると思うんです」
やよい「心苦しいかもしれないけれど、君が応援してあげればきっと乗り越えられると思うんです」
やよい「君なら出来る!君だから出来る!諦めたらそこでポーズ機能ですーーー!!」
やよい「戦いの先に何を感じるか…そんなあなたに送ります!『GO MY WAYーーーー!!』
スタッフ「番組乗っ取られちゃったんですが…」
P「俺のプロデュースに狂いはなかった!」キラッ
24: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/09(月) 20:25:33.68 ID:TVvOrdh50
こんにちは、べろちょろです。ご主人の部屋からお送りしています。
先日、ラジオ番組にメッセージを送ったのですが、何一つ伝わっていないようなので
皆さんからご主人様を止めていただきたく、この部屋の実況をお送りします。
やよい「ピコピコピコ」
現在ご主人様は1000mを突破し、順調に進行中です。
ちょっと前まで500mモードすらクリア出来なかったので、素晴らしい進歩です。
やよい「ピコピコ、チッ!ピコピコ、チッ!!」
『えあー』とやらが取れないと、しばしば舌打ちが入ります
やよい「ピコピコ……ハヒッ!?」
壊してはいけないブロックを壊してしまったようです。「はわっ」って言ってた頃が懐かしいです
携帯『ピロリロリロ……バキッ!!!!』
何人たりともゲームの邪魔はさせないようです。あの携帯は借り物だったのでは
25: Nemorino 2012/01/09(月) 20:53:33.07 ID:TVvOrdh50
小鳥「このオーディション申込用紙の名前欄にある『高槻スス美』って何ですか」
P「ギクッ」
26: Nemorino 2012/01/09(月) 21:13:06.46 ID:TVvOrdh50
こんにちは、べろちょろです。最近ご主人の姿勢が悪いです。
現在ご主人は4500mを進行中です。この辺が集中力の切れ目になりがちです。
やよい「ガリガリッ、ガリガリッ」
突然ポーズ機能を使用、床をひっかき始めました。精神が乱れてきたようです。
やよい「ウィィィィィン、ギュルルルルルルルル!!!!!」
荻原さん愛用のドリルで壁に穴をあけ始めました。
ご主人曰く『コ○ン君が推理を整理する時にリフティングをするのと一緒』だそうです。
最近、ご家族も止めなくなりました。
やよい「ハッヒィィィーーッッ!!!」
気合が入ったようです。どうせなら『うっうー』って言ってほしいです。
28: Nemorino 2012/01/09(月) 21:37:58.95 ID:TVvOrdh50
こんにちは、べろちょろです。最近日の目を見てないです。
ご主人の穴掘り旅もついに8000m
記録が進むにつれて、部屋の状況が悪化しています。
『目指せブラジル!』と書かれた掛け軸
電動ドリルの穴で描かれたホリ・ス○ム。お祭りの型抜きみたいです。
増○薬Gと書かれたシールが貼ってあるスポーツドリンク。エアーが足りない、ということでしょうか。
やよい「ピコピコピコ」
部屋の状況とは反対に、ご主人はとても楽しそうです。もしかして『ドリラーズ・ハイ現象』ってやつでしょうか
やよい「ピコピコ、ガガガガガガガガガガ!!!!」
先日20連打を習得されました。高橋名人もビックリです。
やよい「まだまだ雪歩さんには及ばないですよー」
っていうか最近私の話に返事をしてくるようになりました。会話ができるのは嬉しいのですが、気味が悪いです。
29: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/09(月) 21:39:44.66 ID:TVvOrdh50
雪歩「私にとって、20連打はオプションですぅ」
31: Nemorino 2012/01/09(月) 22:16:39.94 ID:TVvOrdh50
こんにちは、べろちょろです。最近高槻家は妙な興奮に包まれています。
ご主人の部屋に流れる音楽『それが大○』(GO MY WAYじゃないんですね)
夜食を運んでくるご両親
ご主人の汗をタオルで拭くご兄弟
ご主人はついに10000mを突破されたのです。
しかしランキングに残るには荻原さんの記録を打ち破らねばなりません。
そして忘れているかもしれませんが、これには荻原さんのおまじない発動がかかっています。
やよい「うー!うー!うー!」
記録更新まであと200m、今のご主人にはもはや先日までの狂気はありません。
あるのは自分の未来の為にただただ必死な女の子。いわば、真・ご主人、すべてを受け入れたご主人です。
しかしもはや体力の限界、ご主人の息は荒く、目から覇気は薄れ、今にも倒れそうです。
父「やよい、しっかりしなさい!」
弟「頑張れ姉ちゃん!あと100m!」
母「まだゴールしたらアカン!あたし達これからやんかぁ!!」
お母様、何気に厨二です。
全員『やっよっい!やっよっい!やっよっい!』
やよい「うううーーー!!もう限界ですーーー!!」
残りわずか30m、その時、ご主人様の手が光り輝き――
やよい「伊織ちゃんのオデコが光って唸―――――――!!!!(ry
それは色々マズいですご主人―――――――!!
32: Nemorino 2012/01/09(月) 22:20:34.51 ID:TVvOrdh50
やよい「長介ェ!!今何メートルゥ!?」ピコピコ
33: Nemorino 2012/01/09(月) 22:26:03.60 ID:TVvOrdh50
デコ「ピカァァァァーーーーーーー!!!!」
伊織「ちょ、なんなのよ一体―――――!?」
高木「目がぁ!目がぁぁぁぁああぁぁあぁ!?」
34: Nemorino 2012/01/09(月) 23:10:01.57 ID:TVvOrdh50
うー…?
頭が痛いですー
ここは…わたしの部屋みたいです
確か、おまじないの為にミスター○リラーやってて…やってて?
やよい「はわぁ!!」ガバッ
やよい「深度は!?エアー残量はッ!?」
雪歩「大丈夫ですよ」
やよい「ゆ、雪歩さん…?」
雪歩さんが来てました。お布団がかけられてるみたいです、私、気を失っちゃったんでしょうか
雪歩「お疲れ様です、もう終わったんですよ」
やよい「そ、それじゃあ記録は…?」
恐る恐る記録を見てみると…
雪歩「おめでとう、やよいちゃん。11072m、文句なしの1位ですよ」
やよい「そ、それじゃ、私…」
雪歩「よく頑張りましたね。私、負けちゃいました」
やよい「ゆ、雪歩さん…、わたっ、わだし…う、う、うわああぁぁぁぁぁぁん!!!!」
雪歩「大きくなりましたね…やよいちゃん」ヨシヨシ
思わず泣き出してしまった私を、雪歩さんは泣き止むまで抱きしめててくれました。
35: Nemorino 2012/01/09(月) 23:11:32.49 ID:TVvOrdh50
雪歩「本当に……ヨクガンバリマシタネ……」プルプル
36: Nemorino 2012/01/09(月) 23:42:50.67 ID:TVvOrdh50
P「おかゆができたぞー」
やよい「プ、プロデューサー!?」
雪歩「ご両親からやよいちゃんが倒れた、って連絡が来たので二人で来たんです」
P「やよいのご両親が急な仕事が入っちゃったらしくてさ。今日は俺が1日家族だそ」
やよい「ぷ、ぷろでゅーさあ~、ありがとうございます~!」
雪歩「皆も心配してたから、後で連絡してあげてね」
やよい「あ、本当です。メールがいっぱいですー!」
伊織:ちょっと大丈夫?
『雪歩から聞いたわ。最近様子がヘンだと思ったらそんなことやってたのね。
よくわかんないけど、オメデト。さっさと元気な顔見せなさいよ?』
やよい「ありがとう…伊織ちゃん」
真美∩亜美:(^∞^)/みごとぢゃ
『まさヵまヴぉロシの10000メェトルを突破するとゎ☆なヵなヵ見どころあンNEEEE!!
兄chanにぉ赤飯頼ンどくカラぉ祝イしYO-NEEEEE!!!!』
やよい「あはは…ありがとう、真美ちゃん、亜美ちゃん」
高木:見事な掘りっぷりだったね!
『社長の高木だよ。長い戦いだったね、君の活躍はべろちょ…いや、今は言うまい。
今日はプロデューサーにたっぷり甘えて休んで、明日からのアイドル活動に励んでくれたまえ』
やよい「べろちょろって何のことでしょう…?」
他にも皆がメールをしてくれてました。優しいメールで思わず…ってあれ?
ピロリン
やよい「春香さんからも来ましたー!」
春香:プロデューサーさんがそちらに向かったそうですが
『今日だけだからな』
あう…、今日も○理だったんですねー…
37: Nemorino 2012/01/09(月) 23:45:04.27 ID:TVvOrdh50
春香「バンッ、バンッ、バンッ!!!!」
高木「ガタガタガタガタガタ…」
38: Nemorino 2012/01/10(火) 00:04:23.31 ID:kn7XWd9K0
やよい「くー…」
P「すっかり寝入ったようだな」
雪歩「はい、疲れがたまってたみたいですぅ」
P「ところで、何でゲーム機を枕にして寝てるんだ?」
雪歩「その理由は≪18≫を参照ですぅ」
P「は?」
雪歩「何でもないですぅ、プロデューサーには内緒ですぅ」
P「はあ…まあいいや。そういややよいって着替えたのか?」
雪歩「そ、そうですね、多分昨日からそのままだと…」
P「だろうな。着替えさせるのは無理そうだから、後で体を拭いてやってくれ」
雪歩「わかりました、どうせ起きないでしょうしね」
やよい「くー…」
P「…しかし、こんな寝顔見てると、何だか親にでもなった気分だな」
雪歩「そうですね、あなた…」
P「え?」
雪歩「なんでもないですぅ。タオル温めてきますぅ」
トテトテトテ…
やよい「くー…
P「戦士の休息、だな」
やよい戦記 ミスター○リラーで掘りうっうー編
完
39: Nemorino 2012/01/10(火) 00:06:46.36 ID:kn7XWd9K0
やよい「そんなタイトルあったんですかー!?」
P「後付けです」
まだまだ続く
40: Nemorino 2012/01/10(火) 00:08:25.12 ID:kn7XWd9K0
こんな時間!?
いったんお風呂に入ってこよう ドタドタ
46: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/10(火) 01:29:28.92 ID:kn7XWd9K0
時計「ピピピピッ、ピピピピッ」
う~、朝です~?
ガサゴソ
何となく気になって画面を見てみました。ハイスコアにわたしの名前。
やよい「うっうー!」
わたし、やったんです!枕が固くて寝違えたけど…これでおまじないが発動したはずですー!
…でも、どういう内容なのかはまだ知らないんですよね
事務所にいったら雪歩さんに聞くいてみましょー
母「やよい起きてるー?長介たち起こしてもらっていいー?」
やよい「うっうーーー!!」
…あれ?今なにか違和感があったようなー…
…多分気のせいですー、長介達起こしにいきましょー!
テテテテ…
あ、寝てる寝てる。お寝坊さんにはお姉ちゃんのドリル攻撃ですよー!せーのっ
やよい「うっうーーー!!」
…アレ?
長介「ん~…なんだよ姉ちゃん…」
やよい「うっうー?うっううっうー!?」
長介「もうあと5分だけー…」
やよい「うー!うーうーうー!!」
長介「はぃはぃ…うっうー星人の襲来だー…ぐかー…」
やよい「う……」
やよい「うっうーーーーーーーーーー!?(言葉が出なくなっちゃいましたーーーー!!)
47: Nemorino 2012/01/10(火) 01:34:28.04 ID:kn7XWd9K0
コメントくださった方、ありがとうごアイマス!
やっと≪1≫の話に戻りました。書こうとしてた本編スタートです。
何でドリラーSSになってしまったのか自分でもわかりません。
ちょくちょく書くので、たまに見に来てくださいね Nemorino
52: Nemorino 2012/01/10(火) 23:21:48.20 ID:kn7XWd9K0
やよい「うっうー!(お母さーん!)」
母「ありがと、朝ご飯出来てるわよ」
やよい「うーう!うーう!(言葉!言葉がでないの!)」
母「あら、今日はパンの気分じゃなかった?仕方ないわねー」
やよい「う・う・う! う・う・う・う・う!(コ、ト、バ!シャ、ベ、レ、ナ、イ!)
母「た・ま・ご!か・け・ご・は・ん!ね」
やよい「うっうー!!」\(^O^)/
父「ははは、よかったな、やよい」
やよい(はわっ!?素で喜んでしまいましたー!)
53: Nemorino 2012/01/11(水) 00:22:51.94 ID:RLtKQ13c0
結局家族には伝わりませんでしたー…
そうですっ!携帯で雪歩ちゃんに聞いてみましょう!
Pipipipi…って、わたし今しゃべれないんでしたー…
そうだ!メールがありますー!今日は私さえてますー!
ピコピコ
やよい:ううううう!
『うっうー、ううっうっうー?うう、ううううううううううううううう。
ううう、うっううう?』
やよい「う…」
やよい「うっ、うーーーーーーー!!!??(文字も打てないですーーー!?)
55: Nemorino 2012/01/11(水) 00:28:04.26 ID:RLtKQ13c0
小鳥「自然とキーを押す指が「う」へ導かれる…うっうーゾーンですって!?」
高木「そんなことが、本当に出来るのかね…?」
P「出来るから…『高槻スス美』なんですよ」
伊織「オイ」
56: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/11(水) 00:48:22.47 ID:RLtKQ13c0
>>1より
やよい「うーうーうーうーうーうーうーうー!!(気ーづーいーてーくーだーさーいー!!)
高木「さすがに…少々様子が変だと思うのだが」
P「そう、ですね。やよい、一体どうしたんだ?」
や、やっとわかってもらえそうですー!
家では失敗したけど、ここは一発、高槻やよいの『ぼでぃらんげーじ』で勝負ですーーーー!!!!
やよい「う、う、う!(コ、ト、バ!)」
P『た、ま、ご』
やよい「う、う、う、う、う!(シャ、ベ、レ、ナ、イ!)」
高木『め、だ、ま、や、き』
小鳥「お腹がすいてたんですね。今作ってくるから、ちょっと待っててね☆」
高木「ハハハ、確かに腹が減っては言葉も喋れぬ、だね」
やよい「う…」
やよい「うっうーーーーーーー!!!!!!(表現力レッスンやっとけばよかったーーーーーー!!!!)
57: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/11(水) 00:52:08.99 ID:RLtKQ13c0
小鳥「り、料理のキホンはさしすそそ」ジュー
P「噛んでますよ」
58: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/11(水) 01:19:15.29 ID:RLtKQ13c0
やよい「うっ!うっうっうっ!」サッサッサ(←手旗信号)
小鳥「赤あげて~白下げない♪上手よ、やよいちゃん」
やよいが書いた絵『(>×<)』
高木「わかった!クマだね?子供の頃こういう人形があったよ」
やよい「う…」ショボーン
59: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/11(水) 01:24:58.73 ID:RLtKQ13c0
ティロリロ、ティロリロ♪
本屋「いらっしゃいませー」
サッ
やよい「うっ」
本屋「ありがとうございます、こちらはカバーはおかけしますか?」
やよい「うっ」
本屋「かしこまりました。お会計が350円です」
やよい「うっ」
本屋「領収書ですね?宛名はいかがいたしますか?」
やよい「うっ」
本屋「765プロダクション…って、やっぱり!高槻やよいさんですよね?」
やよい「うっ」
本屋「わあーっ!私ファンなんですっ。さしつかえなければ、サインもらってもいいですか?」
やよい「うっ」
本屋「ありがとうございますー!感激です!」
やよい「うっ」
本屋「ありがとうございましたー!またのお越しをお待ちしておりますっ」ペコッ
やよい「うっ」
ティロリロ、ティロリロ♪
ガサッ
本『はじめての方のモールス信号』
60: Nemorino 2012/01/11(水) 01:26:03.24 ID:RLtKQ13c0
やよい(この本屋さん、好きになりそうです)
61: Nemorino 2012/01/11(水) 01:41:16.59 ID:RLtKQ13c0
やよい「ううー、ううー、ううー」(←モールス信号)
P「なんだって?言葉が喋れなくなったのか!」
やよい「ううー、う、う、ううー、うう」
P「そうか…文字まで書けなくなるとはな。原因はわからないのか?」
やよい「うううう、ううーう、う、ううー」
P「雪歩ならわかるかもしれない?まいったな、今日雪歩はゲームショーのゲストで外に出てるんだ」
高木「…全くわからないのだが」
小鳥「実は昔プロデューサーは軍人だった、なんてお約束はないですよね」
P「人の過去は詮索するもんじゃないですよ」
高木&小鳥「い、いつのまに後ろに!?」
62: Nemorino 2012/01/11(水) 01:42:36.22 ID:RLtKQ13c0
P「スティーブ…ロドリゲス……」
小鳥(マジだったんですね…)
63: Nemorino 2012/01/11(水) 01:49:22.47 ID:RLtKQ13c0
やよい「ううー、ううー、ううー(気づくの遅いですー)」
P「ふふふ、暗号を変えたって無駄だよ?」
やよい「ううっ!?(はわっ!?)」
64: Nemorino 2012/01/11(水) 02:12:57.07 ID:RLtKQ13c0
伊織「言葉が喋れないって、ちょっとどうすんのよー!?」
真美「今日のオーディション、出れなくなっちゃうって感じー?」
やよい「うー…」
高木「今からダンスを二人用の振り付けに変える、というのも難しそうだね…」
伊織「大体、二人で出たってしょうがないじゃない。あたし達はチームなのよ!」
やよい(伊織ちゃん…)
真美「ねえ兄ちゃん、何かいい方法ないのー?」
高木「…うむ、ここは一つ、君のプロデュース力で何とかならないかね」
P「………」
やよい(プロデューサー…)
P「…なあ、やよい。「う」しか言えなくても、音程を取ることはできるんだよな?」
やよい「ううっ、ううー、う」(←モールス信号)
P「そうか。伊織、今日使う曲って『Here we go!!』だよな?」
伊織「ええ、そうよ。何か名案でも浮かんだの?」
P「ああ…まかせてくれ。売れっ子Pの名に懸けて、必ずこのピンチを脱して…
いや、今まで以上のパフォーマンスにしてみせる!!」キラッ
65: Nemorino 2012/01/11(水) 02:18:26.50 ID:RLtKQ13c0
P『今まで以上のパフォーマンスにしてみせる!!キラッ』
伊織(ちょ、ちょっとは言うじゃない)ドキドキ
高木「……」ニヤニヤ
伊織「バッ、違うわよ!!別に惚れ直してなんかないんだからねっ!!」
66: Nemorino 2012/01/11(水) 02:20:48.71 ID:RLtKQ13c0
小鳥「売れっ子Pがいるのに、何でこの事務所小さいままなんですか?」
高木「なっ、君にはガムテープ看板のロマンがわからないのかね!?」
千早「まあ、なんでもいいですけど」
71: Nemorino 2012/01/12(木) 00:28:51.50 ID:t7+7uFGU0
オーディション会場
ビジュアル審査員「それじゃあ次、4番ちゃん!たっぷりいいトコ見せて頂戴!」
チャチャチャチャーララチャッチャッチャ~♪
伊織「わがまま言って~♪」
やよい「うっ!」
真美「ごめんな~さいね~♪」
やよい「うー…」
伊織「だって本当の~♪」
やよい「う☆」
伊織&真美「わたし~を教えたい~んだもん♪」
伊織「いつでも~傍に~♪」
やよい「うっ♪(はぁと)」
真美「どうもあ~りがと~♪」
やよい「うー…☆」
伊織「幸せ~いっぱい~♪」
やよい「うっ!」
伊織&真美「夢いーっぱいの~今日をみよう♪」
やよい(これでいいんですかーーーーーーーーーーーーー!?)
ビジュアルイメージが大幅に上昇しました テレテレッテレ~♪
72: Nemorino 2012/01/12(木) 00:33:22.69 ID:t7+7uFGU0
ボーカル審査員(ま、まあまあでしたね)フキフキ
ビジュアル審査員(しばらくオカズに困らないわね)フキフキ
ダンス審査員「フキフキフキフキ」
P(受かったな)ニヤリ
74: Nemorino 2012/01/12(木) 00:56:35.31 ID:t7+7uFGU0
ダンス審査員「4番オメデトウ!俺はこうなると思っていたぜ!」フキフキ
その後の控室
真美「イヤッホーウ!さすが兄ちゃん!バッチリだったねー!」
伊織「当然よねー!ま、まあ、やよいもよく頑張ったじゃない」
やよい(←Vサイン)イェイ!
P「三人ともお疲れ様ー。TV収録は明日だから、今日はもう帰るぞー」
記者「あの、少しよろしいでしょうか?」
P「はい?…おや、あなたもしかして」
記者「覚えててくれましたか!以前にもあなたのユニットを記事にさせていただきました、
○×雑誌の芸能担当の記者ですわ」
伊織「雑誌の記者!?」
記者「今日のパフォーマンスは見事でしたわ!お三方の歌唱、ダンスはもちろん、
真ん中の子の不思議なほどの表現力!うっクション!!…失礼」
P(うっクション?)
記者「よろしければ、次の記事が見つかるまでこのユニットの特集をかかせていただきたいのですが…
P「もちろんです!こちらとしても助かります」
記者「ではまた後日に伺いますわ…ッハ、ハッ、うっクション!!」
P「風邪ですか?」
記者「いえいえ、少し冷えたようです。ではまた」
P(変なくしゃみだったな)
75: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/12(木) 01:00:38.57 ID:t7+7uFGU0
審査員三人「「「うっクション!!!!」」」
P(そんなに冷えるのかな)
77: Nemorino 2012/01/12(木) 01:27:02.05 ID:t7+7uFGU0
高木「遅くまでお疲れ様!そして合格おめでとう!TV楽しみしているよ」
P「ありがとうございます!ところで社長、雪歩は…?」
伊織「そうよ、今日は何とかなったけど、いつまでもやよいをこのままにはしておけないわ」
真美「ゆきぴょんなら解決方法がわかるんだよねー?」
高木「それなんだが…」
P「連絡が取れないですって?」
高木「ああ、今日荻原君から体調を崩したからしばらく休みたい、と連絡があったんだが、
こちらが話しかける前に電話が切れてしまい、それ以降連絡がつかんのだよ」
伊織「連絡が取れないって、それって大丈夫なの!?」
高木「それが…直接自宅に行ってみたところ、彼女の母親から『行方はわかっているから心配ない』
とだけ言われてね。どうしたものか、困っているのだよ」
P「…空いてる時間で心当たりを徹底的に探してみます。小鳥さん、手伝ってもらえますか?」
小鳥「ガッテン!…じゃなくて、まかせてください!」
高木「それでは荻原君の事は二人にまかせて、すまないが君たちはアイドル活動に専念してくれたまえ」
真美「アイアイサー!」
伊織「…わかったわ」
やよい(雪歩さん……)
78: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/12(木) 01:31:36.51 ID:t7+7uFGU0
雪歩「風が…吹いてきたですぅ」
79: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/12(木) 01:56:48.13 ID:t7+7uFGU0
わたしは臆病な子でした
親に叱られたくなくて、勉強して
友達に嫌われたくなくて、たまにウソをついて、我慢して
わたしは臆病な自分がイヤでした
そんな自分を変えたくて、かけ込んだアイドルプロダクションのオーディション
いつも笑顔の社長さんと、優しい目をしたプロデューサーが、わたしを拾ってくれました
なんだかんだでデビューしたのは11人
それをほとんど一人で担当し、忙しいはずのプロデューサーさん
でも、気が付くと、わたしが困ってるときは必ずそばにいてくれました
隣で、電話で、メールで
いつも私を助けてくれるプロ―デューサー
わたしはプロデューサーの頑張りに応えたくて、たくさんレッスンをしました
私がBランクアイドルになった時でした
喜びで思わずプロデューサーに抱きついてしまった時
「よく頑張ったな」って、わたしの頭を撫でてくれたんです
わたしは嬉しさと恥ずかしさで混乱して、何も言えませんでした
わたしが自分の気持ちに気が付くのに、そんなに時間はかかりませんでした
80: Nemorino 2012/01/12(木) 01:59:37.07 ID:t7+7uFGU0
前文『なんだかんだでデビューしたのは11人 』
響「なんだ!?自分ら登場してないのか!?」
貴音「あなた様…いけずです…」
81: Nemorino 2012/01/12(木) 02:01:30.45 ID:t7+7uFGU0
響「アイ○ス2もよろしくな!」
黒井「今さら伏字を使う事に何の意味がある」
85: Nemorino(コメありがとうごアイマス) 2012/01/14(土) 00:21:39.62 ID:8wijV+KA0
隣に居れるのが嬉しいです
でも、手が届かないのがさみしいです
プロデューサーとの微妙な距離に、毎日掘り進…悶々とする日々
そんな時言われた、新しいリリース曲「My Best Friend」
たまに思うんですが、プロデューサー、狙ってませんか?
スルドイんだか鈍感なんだかわからないです
歌詞レッスンを続けるうちに、気になり始めた一つのフレーズ
「素直な私で大接近」
何だか背中を押された気分になりました
一人で仕事を終え、事務所へ帰る足がだんだん速くなるわたし
「あ、私これから告白するんだ…」
ふと、そんなことを思いました
86: Nemorino 2012/01/14(土) 00:29:54.27 ID:8wijV+KA0
運ちゃん「はいよ領収書。じゃあな嬢ちゃん、立派なアイドルになりねェ!!」
雪歩「ありがとうございますぅ、またよろしくお願いしますぅ」
亜美&真美「タクシーじゃんwww」
87: Nemorino 2012/01/14(土) 01:06:28.72 ID:8wijV+KA0
わたしなりに、たりない頭で考えました
扉を開けて、お仕事の報告をして
「き、今日、帰り、送っていってくれませんか!?」パタパタ
って言って、プロデューサーと二人っきりになるキッカケを作るんです
上手くいったら、今日は歩いて帰りたい、って言って、ちょっと寄り道するんです
そしたら、話を切り出すんです
ここまでわたしを育ててくれてありがとう、って
あんなに臆病で、歌えなくて、踊りも下手だったわたし
その私がBランクアイドルにまでなれたのはプロデューサのおかげです
でも、でもですね?
わたしも頑張ったと思うんです
だ、だから…だからわたし…
プロデューサーから、「ごほうび」が欲しいんです…
…ポッ
だ、ダメですかね…?
でも、でも、今日言わないときっとダメです
「素直な私で大接近」
それができるのは、今日しかないんです…!
この扉を開けたら、もう後戻りはできません
荻原雪歩、掘り…いきますですぅ!!
ガチャ
88: Nemorino 2012/01/14(土) 01:10:10.92 ID:8wijV+KA0
真美「想像の中でも噛み噛みなゆきぴょん。(ドリラーの)神だけに」
千早(テラワロスwww)
伊織「寒いわね」
亜美「ヒャダ○コだね」
Nemorino「すみません」
89: Nemorino 2012/01/14(土) 01:48:37.75 ID:8wijV+KA0
ガチャ
雪歩「た、ただいま戻りましたですぅ」
P「お、雪歩お疲れー。仕事はどうだっ…ンガッ!?」
伊織「ちょっと聞いてんの!?まだ話は終わってないのよ!」ギリギリ
春香「伊織ちゃん、プロデューサーさんが気絶しちゃうよー!」ワタワタ
美希「そーなの!!美希のハニーにベタベタしないで欲しいの!!」プンプン
あずさ「あらあら、みんな仲良しさん、ですね~」ニコニコ
あ…
P「どうした雪歩?この前言ってたお茶買ってきたんだ。こっちおいで」
伊織「なっ、ちょっと!!何で私には何も無いワケ!?下僕のくせに生意気よ!」
P「こらこら、伊織にはこの前クレープ奢ってやっただろ」
美希「何それハニー!?美希聞いてないよ!?」
春香「私もです~!伊織とデートだったんですか!?」
伊織「ま、まあね~。コイツがどうしても~、っていうから仕方なく」
美希「ハーーーニーーーぃぃぃぃ?」
P「だーーっ!仕事の合間にだ!しーごーとー!」
あずさ「うふふ、修羅場、ですね☆プロデューサさん♪」
わいわいと大騒ぎのみんな
そんな中、わたしは知ってしまいました
…いえ、今頃気がついたんです
文句を言いながらも頬を染めている伊織ちゃん
常に腕に抱きついている美希ちゃん
かまってほしそうにしてる春香ちゃん
ずっと隣でにこにこしているあずささん
みんな、わたしと同じ目でプロデューサーを見ていました
90: Nemorino 2012/01/14(土) 01:57:20.17 ID:8wijV+KA0
亜美メール「HAるるン希SHOォー種MOKUGEKIシタリ!!!!」
真美メール「○理やンDAwwwwwwww」
91: Nemorino 2012/01/14(土) 01:58:53.26 ID:8wijV+KA0
雪歩「ちなみに千早ちゃんもわたしと同じ目を(ry」
千早「本編に出してください」
真「本編に出してください」
92: Nemorino 2012/01/14(土) 02:00:41.63 ID:8wijV+KA0
コメくれた方、ありがとうごアイマス。
明日は休みだワッショイ また見てください ラッシャイ
93: Nemorino 2012/01/14(土) 22:15:07.51 ID:8wijV+KA0
せっかく二人っきりになれたのに
送っていってください、って言えたのに
わたしの思いは、どこか別のところにいました
さっきの光景が頭からはなれません
伊織ちゃん、美希ちゃん、あずささん、閣…春香ちゃん
皆わたしより魅力的で、素敵な人ばかりです
わたしなんかが告白したら、笑われちゃうくらいに…
ワガママ言って家まで歩いて送ってもらいながら
わたしは最後まで、言うべきことを、何も言えませんでした
94: Nemorino 2012/01/14(土) 22:19:51.35 ID:8wijV+KA0
ガガガガガガガガガ!ズドーン!!
母「雪歩!ちゃんとドアから入ってきなさい!」
雪歩「ただいまですぅ」
95: Nemorino 2012/01/14(土) 23:21:08.11 ID:8wijV+KA0
雪歩「Bランクアイドルになれたのに」
わたし自身は何も変わっていませんでした
プロデューサーにおんぶに抱っこされてなければ、何もできないダメな娘なんです
雪歩「コロコロ…」
さっきプロデューサーが買ってくれた缶ココア
こんなものからでも、優しさを感じてしまうのです フキフキ
あきらめたくない
そう思っていた時でした
携帯『おいかけて~逃げるふり~をして♪』
一つのメールが届いたんです(こんな着信音じゃなかったんだけどな)
覇王エンジェル:チェーンですよ!!チェーン!!!! ヮ
『★HAPPYメール★ですよーーっ、わっほい!!(´~ ω~`)ノ
地球の底にはマントルじゃなくて恋愛の神様がいるんですって!
10000m掘り進んだらそこで好きな人を想って眠ってください☆
目が覚めた時にはいつもと違うアナタがいるはずです!私はこの方法で成功したから間違いヴぁい!!!!
このメールを見たら5人以上に転送してください☆
世界が幸せに包まれますように♪』
突然きたこのメールが、私には救いに思えました
96: Nemorino 2012/01/14(土) 23:24:24.27 ID:8wijV+KA0
春香「あ、やヴぁい。昔書いたチェンメ消してなかった。削除っと(のワの)」
97: Nemorino 2012/01/15(日) 00:34:21.56 ID:qcv5oPTy0
すこし…昔の事を思い出しすぎましたね
さて、やよいちゃん
おまじない発動おめでとう。アナタなら出来ると思ってました
形はどうあれアナタには今、あの時の私と同じ状況が見えているはずです
中学生のやよいちゃんには少し早いかもしれないけれど
これから起こること、見ること、聞くこと全てを全身全霊で感じてください
わたしはあの時、一つの答えを見つけることができました
ひょっとしたら、やよいちゃんには難しいかもしれません
もし、わたしにできる事があるならば…
98: Nemorino 2012/01/15(日) 01:21:59.85 ID:qcv5oPTy0
ブロロロロロ…
伊織「ふぅ、今日も疲れたわねー」
やよい「うっうー」
真美「あのラジオ番組もいおりんのデコとやよいっちのドリラーで安泰だねー」
やよい「うー」テレテレ
伊織「な、なんか小動物みたいになってきたわね」
P「そういや今日はこの前合格したヤツのTV放送日だな」
真美「んだねー!でももう放送時間終わっちゃってるカンジ?」
伊織「録画いれといたんでしょうね?」
P「もちのロン。殴られたくないし」
伊織「…照らすわよ?」
P「やめてください」
99: Nemorino 2012/01/15(日) 01:25:07.04 ID:qcv5oPTy0
小鳥「このオーディション申込用紙の名前欄にある『アマテラス伊織』って何ですか」
P「ギクッ」
100: Nemorino 2012/01/15(日) 01:41:50.10 ID:qcv5oPTy0
P「事務所に着いたぞー。降りろー」
真美「うわっ、冷え冷えー!」
伊織「寒っ!」
P「1月だしな。早く事務所はいれよー」
やよい「うっうーー☆(子供は風の子です☆)」ニコッ
伊織「う…、うっクション!!」
真美&P「え?」
伊織「ひ、冷えるわねー」
ガチャ
伊織「ただいまー」
高木「おお、遅くまでお疲れ様!TV見させてもらったよ」
やよい「うっう、うっう♪(どうでしたかっ?)」キラキラ
高木「あ、ああ、それはもちろん、う」
やよい「う?(う?)」
高木「うっクション!!」
P&真美&伊織「「「えっ」」」
高木「き、今日は冷えるねえ」
101: Nemorino 2012/01/15(日) 02:14:10.41 ID:qcv5oPTy0
真美「いーおりん?」
伊織「な、何もないわよ」
P「社長」
高木「(;・3・)~♪ 」
P「一体どうしたんですか?」
高木「…う、うむ。実はだね、さっきのTV放送で…」
真美「この前撮った、真美たちが出たヤツ?」
高木「ああ、それを見てからなんだが、やよい君の声を聴くたびに、その、クシャミが止まらなくなるのだよ」
P「そ、それって、風邪とか花粉症とかコショウとか関係なくですか?」
高木「あ、ああ」
P「説明すると?」
高木「う、うむ。やよい君の声を聴くとだね、こう、心をくすぐられるというか、湧き上がる何かがあってだね」
やよい「う?」
伊織&高木「うっ…うっ、うっクション!!」
P「…となるワケですか」
102: Nemorino 2012/01/15(日) 02:16:45.64 ID:qcv5oPTy0
黒井「おのれ高木め…このような手法で人気を得ようとは…うっクション!!!」
103: Nemorino 2012/01/15(日) 02:25:33.55 ID:qcv5oPTy0
ど、どうしましょー?
これがおまじないの効果なんでしょうか?
これって良いことなんでしょうかー…
と、とにかく、今プロデューサーと社長が対策を考えてくれてますっ
私はお二人にお茶いれましょー!
ガチャ
あ、春香さん!
春香「………」
やよい「うっうー!(春香さーん!)」
春香「……!」
やよい「う、うっう?(せ、○理?)」
春香「う……ハッ、ハッ」
やよい「う、ううっ?(ま、まさか)」
春香「ハックション」
スタスタスタ…
やよい(そ、そうですよね)
104: Nemorino 2012/01/15(日) 02:27:02.00 ID:qcv5oPTy0
春香「…うっっクション!!チクショウ!!」フキフキ
109: Nemorino 2012/01/16(月) 02:04:11.56 ID:VXvV25zc0
ガチャ
P「先生、やよいの状態はどうでした?」
医者「特に病原菌等は確認できなかったよ。おそらく身体に悪いということはないだろう」
P「そうですか…やはりこれはおまじないの効果なのか」
医者「うむ、カウンセリングをしたんだが、彼女が声を発した時に周囲に影響がでるとか」
伊織「ええ、あの娘の声を聴いていると、なんだかムズムズってくるのよ」
医者「ふむ。だが、彼女に接触してなかった御宅の社長さんも症状が出たらしいが?」
高木「え、ええ。恥ずかしながら」
医者「なるほど。要約すると、彼女の魅力に魅せられてしまうと症状が出るということか」
P「つまりこれは…」
医者「萌えの花、だね」キラッ
P&伊織「「は?」」
医者「うっうーという花粉に魅せられた、花粉症に分類されるということさ」ハァハァ
P&伊織(大丈夫か)
ガチャ
やよい「うっうー!!(検査。ありがとうございまーす!)」
医者「うっっっクション!!いやいや、礼には及ばないよ。うーっっクション!!」フキフキ
P「医者の不養生」
110: Nemorino 2012/01/16(月) 02:06:58.18 ID:VXvV25zc0
医者「今日これより、これを『う粉症』と命名します」
真美「カタカナで書くとちょっぴりオトナだねーw」ウフン☆
111: Nemorino 2012/01/16(月) 02:12:15.63 ID:VXvV25zc0
やよい「うっうー!(お世話様でーす!)」
医者「また来てくれたまえっ。また来てくれたまえーーー!!!!(鼻血)」( ̄TT ̄)ノ ブブー
伊織「アイツの輸血してあげたら?」
P「アイツの血液型は無い」
113: Nemorino 2012/01/16(月) 02:50:40.80 ID:VXvV25zc0
ガチャ
高木「留守番すまないね、今帰ったよ」
小鳥「あ、社長、プロデューサー!大変なんですっ!」
P「どうしたんですか?まさか雪歩が?」
小鳥「いえっ、雪歩ちゃんはまだ…とにかくっ、この画面を見てください!」
スレタイ『やよちゃんのうっうーがカワイすぐる件』
1:VIPにかわりましてうっうーがお送りします ID:くぁwせdrftgyふじこlp
何か今日のやよいっち見てたらムズムズしてきた。うっクション!
2:VIPにかわりましてうっうーがお送りします ID:961
何マジになってTV見てんだよ。ただのロリコンだろ。うっクション
3:VIPにかわりましてうっうーがお送りします ID:119
ロリコンで何が可笑しいっ!!やよい君、またきてくれたまええええ!!うっクション!
4:VIPにかわりましてうっうーがお送りします ID:119
やよい君、うp
5:VIPにかわりましてうっうーがお送りします ID:4649
うるせーな。ほらよ
ζ’ヮ’)ζうっうー
うっクション
6:VIPにかわりましてうっうーがお送りします ID:くぁwせdrftgyふじこlp
うっクション!なにこれ、止まんない。ってかカワユスww
7:VIPにかわりましてうっうーがお送りします ID:5656
じゃあ俺もwww うっクション
125:VIPにかわりましてうっうーがお送りします ID:72
まあ、何でもいいですけれど。というかID番号変えてください。うっクション!!
126:VIPにかわりましてうっうーがお送りします ID:86
>>125 胸囲の歌唱力www うっクション!!
高木「な、何てことだ…」
114: Nemorino 2012/01/16(月) 03:05:07.00 ID:VXvV25zc0
雪歩「10000m地層は静かでいいですぅ」( ´・ω・`)且~
~
116: Nemorino 2012/01/17(火) 22:28:01.80 ID:j9fAmqWg0
>>115 雪歩「あ、どうもですぅ」(*´ω`*)θ
ホリ・ス○ム「毎度ぉー。地下なら迅速、確実配送!今後ともドリラー急便をご贔屓にぃー」
117: Nemorino 2012/01/17(火) 23:02:10.98 ID:j9fAmqWg0
医者『謎だらけではあるが、言葉を話せない事に関してのみ言えば、精神的なことかもしれない。
精神科にみせるよりか、近しい者と話してみたほうがいいだろう』
P「↑ということらしい」
伊織「じゃあ私たちでやよいのカウンセリングをすればいいってことね?」
高木「ウム、これなら私も力になれそうだね」
真美「ハイハイハーイ!真美そういうの得意だよ!」
P「…不安だが、年も近いしな。よし、頼むぞ真美」
真美「まかせて兄ちゃん!んじゃ、ちょっと準備するから待っててねー」テテテテテ
P「は?準備って、あ、おい!」
伊織「嫌な予感しかしないわね」
Trrrrrrrr♪
高木「おや、内線電話だね」
ガチャ
真美『ウォッホン。あー、次、6番の方どうぞ』
伊織「形から入るのね」
P「我慢だ我慢」
118: Nemorino 2012/01/17(火) 23:04:53.07 ID:j9fAmqWg0
真美『ゲホゴホッ!…ウォッホン』
P「ノド壊すなよ」
119: Nemorino 2012/01/18(水) 00:13:17.62 ID:urVkLBG80
やよい「うっうー(失礼しますー)」
真美「こんにちは、今日はどうされましたかな?」
やよい「ううー、ううっうーううー」
真美「ふむふむ、それで?」
やよい「うっううー、うっううっうー」
真美「なるほど、いつ頃からですかな?」
やよい「うううー、ううー」
真美「それはすぐに診察しなければ!ちょっと待っていなさい」ウォッホン
ガチャ
真美「兄ちゃん先生、代わってくれたまえ」
P「通訳が必要なら最初から言わんかい」
120: Nemorino 2012/01/18(水) 00:15:18.76 ID:urVkLBG80
真美『ウォッホン。あー、次、72番の方どうぞ』
千早「納得いきません」
121: Nemorino 2012/01/18(水) 00:41:39.80 ID:urVkLBG80
高木「私の事務所の可愛いアイドルの為だ、次は私に任せてくれたまえ!」
P「お願いします社長。俺が通訳をしますね」
高木「うむ。早速だがやよい君、君は確か荻原君のおまじないがどうとか言っていたね?」
やよい「うっうー(はいー)」
高木「う…!そ、それで、そのおまじないの内容だが、一体どういうものだったんだね?」
やよい「うっ、うう、うっうー…(そ、それは、あの…)」モジモジ
高木「うっ、うっ!…コホン。その内容がもしかしたらカギなのかもしれんのだ」
やよい「うー…、ううっうっうー…?(は、話さないとダメですか…?)」テレテレ
高木「うっクション!そ、それがわからないことには」
やよい「うーうーうー!(恥ずかしくて言えないですー!)」パタパタ
高木「うっっクション!どうしてもうっクション!うクション!言えなうっクション!!!!」
P「ちょっと休みましょうか」
伊織「全っ然ダメじゃないの」
122: Nemorino 2012/01/18(水) 00:42:58.71 ID:urVkLBG80
真美『ウォッホン。あー、次、765番の方どうぞ』
高木「お世話様です」
123: Nemorino 2012/01/18(水) 01:02:48.28 ID:urVkLBG80
伊織「次は私ね」
P「あれ、伊織も確かう粉症じゃなかったか?」
伊織「大丈夫よ、考えがあるの。アンタ、ちょっと私の手を握ってなさい」
P「は?なんだよいきなり」
伊織「い、いいからさっさと握りなさい!」
P「はいはい」
ギュ
やよい(あ…)
伊織「やよい、ちょっと何か話してみなさい」
やよい「…う?ううっう?」
伊織「やっぱり、思ったとおりね」
P「クシャミが出ないな。どういうことだ?」
伊織「簡単よ。たとえやよいに萌えても、自分の気持ちを好…って何言わせんのよ!」
P「自分の気持ちを?手に集中させればいいのか?」ニギニギ
伊織「ち、ちょっと!何ニギニギしてんのよ!にひっ…♪…じゃなくてやめなさいよ!」
P「な、何赤くなってるんだよ。こっちまで照れるだろ」
やよい(何か、プロデューサー嬉しそう…)ジー
伊織(あっ…)
伊織(やよい…そういうことね)
124: Nemorino 2012/01/18(水) 01:04:40.20 ID:urVkLBG80
P「伊織が真っ赤になった時さ、オデコで焼き肉できそうだよな」
伊織「ウェルダン決定ね」ジュー
P「アチチチチ!?」
126: Nemorino(金スマ面白かったです) 2012/01/20(金) 22:50:03.22 ID:opuLYowr0
伊織「はい、やよいはココアでいいわよね」
やよい「うっうー!(ありがとですー!)」
伊織「うっ…クシャミでるから喋らないでくれる?」
やよい「うう…(了解ですー…)」
伊織「アリガト。じゃあこれからは私の質問にうなずくか首を振るかで答えてちょうだい」
やよい「コクリ」
伊織(うっ、動作だけでもなかなかの破壊力ね)
やよい「?」
127: Nemorino 2012/01/20(金) 22:52:56.54 ID:opuLYowr0
伊織(コーヒー苦っ)
やよい(伊織ちゃんオトナだなぁ…)
128: Nemorino 2012/01/20(金) 22:56:39.16 ID:opuLYowr0
伊織「アンタ確か、ドリルで記録がどうとか言ってたけど、それって何かのおまじないだったのよね?」
やよい「コクリ」
伊織「で、それを言い出したのが雪歩ね?」
やよい「コクリ」
伊織「ということは、おまじないの内容はプロデューサーがらみね?」
やよい「……!」
伊織「どうなのかしら?」
やよい「…コ、コクリ」ポッ
伊織「やっぱりね。あの時の雪歩と同じってトコかしら」
やよい(あの時…?)
伊織「ねえやよい、雪歩がAランクアイドルになった時って覚えてる?」
やよい「フルフル」
伊織「でしょうね。あの頃アンタ、ダンスレッスンで必死だったし」
やよい(下手でしたからねー)タジタジ
伊織「あの時の雪歩と今のやよいが同じ状況だと思うの」
やよい(?)
伊織「思い出しただけでもムカムカするわ」
やよい(え?)
129: Nemorino 2012/01/20(金) 23:02:50.87 ID:opuLYowr0
(D゚д゚)ノ「>>95の回想続き、はいりまーっす!!」
雪歩「あ、出番ですぅ?」
130: Nemorino 2012/01/20(金) 23:49:57.79 ID:opuLYowr0
覇王エンジェル:チェーンですよ!!チェーン!!!! ヮ
『★HAPPYメール★ですよーーっ、わっほい!!(´~ ω~`)ノ
地球の底にはマントルじゃなくて恋愛の神様がいるんですって!
10000m掘り進んだらそこで好きな人を想って眠ってください☆
目が覚めた時にはいつもと違うアナタがいるはずです!私はこの方法で成功したから間違いヴぁい!!!!
このメールを見たら5人以上に転送してください☆
世界が幸せに包まれますように♪』
雪歩「いつもと違う、私になれる…?」
どこからどう見てもただのチェーンメール
でも、この時の私は藁をもつかむ状態でした
しかも方法は私の得意な穴掘りです。やらない手はありません
雪歩「久しぶりに、あの子を使うに値する仕事になりますね」
ばい○んまんのもぐ○んを参考にして開発しました
『荻原 雪掘リラー(改)』 今こそ始動ですぅ!
131: Nemorino 2012/01/21(土) 00:37:53.34 ID:/BYH4NO50
765プロダクション事務所
ガチャ
雪歩「おはようございますぅ」
P「おはよう、ってどうしたんだ雪歩!?」
雪歩「はぇ?」
小鳥「ど、泥だらけじゃないですか!今拭くもの持ってきます!」
雪歩「あぁ、ちょっとヤボヤボ用だったんですぅ」
P「ヤボ用って…、どこか怪我したりしてないか?」
雪歩「だいじょぶですぅ。お気遣いどうもですぅ」
小鳥「ほら雪歩ちゃんタオル!」
P「あ、俺が拭きますね」
フキフキ
雪歩「プロデューサー」
P「ん?」
雪歩「わたし、頑張りますですぅ」グッ
P「???」
132: Nemorino 2012/01/21(土) 00:42:36.63 ID:/BYH4NO50
亜美「兄ちゃん、ほっぺにクリームついちゃったー」
美希「洗面台で寝ちゃったから髪の毛ふいてほしいの」
P「自分でやりなさい」
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/01/21(土) 01:00:04.80 ID:/BYH4NO50
雪歩「ここが…地下10000mの世界…」
おまじないを信じてやってきた世界
いつもと違う自分になるためにやってきた世界
お小遣いで買った付け替えドリルを全て使い果たしてたどり着いた世界
覇王エンジェルさん(何か聞き覚えがありますぅ)
わたしはいつもと違う自分になれるでしょうか?
プロデューサーに見合う女の子になれるでしょうか?
ここまでやってきて、へとへとです
今なら枕なしでも寝られます
このおまじないが真実なら
いつもと違う、わたしをください
おまじないの導き通りに
わたしの想い人を告白します
プロデューサー…おやすみなさい…ですぅ
134: Nemorino(↑コテハン忘れたですぅ) 2012/01/21(土) 01:05:56.50 ID:/BYH4NO50
携帯『おかけになった電話は、埋まっているか電源が切られております』
雪歩母「あなたー、雪歩今日は地下で寝るみたいですー」
135: Nemorino 2012/01/21(土) 01:23:45.63 ID:/BYH4NO50
翌日 765プロダクション事務所
ガチャ
雪歩「お、おはようございますぅ」
P「おっはよ!雪歩」
雪歩「あわわ!?お、お、おはようございますぅ」アタフタ
P「ごめんごめん、驚かせたかな」
雪歩「ゆ、雪歩をいじめないでくださいですぅ」プルプル
P「悪かった悪かった。さて、今日の予定だが」
雪歩「ほ、ほんとにいじめないですぅ?」ウルウル
P「あ、ああ。いじめないよ?それで今日の」
雪歩「ゆ、雪歩、安心したですぅ」ニコ
P「あ、あの、雪歩?オーディションは今日の午後だから、今アピールはいらないぞ?」
雪歩「あ、そうでしたですぅ、雪歩、うっかりさんでしたですぅ」テレテレ
P「あ、ああ、アピール練習、ってことかな?ハハハ、それじゃいこうか」
雪歩「も、もう行くんですか?雪歩、緊張して足が震えてますぅ。オンブしてもらっても、いいですか?」キラキラ
P「え、さすがにアイドルをオンブするわけには」
雪歩「ダメ、ですか?」ウルウル
P「わ、わかった。とにかく会場に行こう」
高木「仲良きことは美しきこと……なのだろうか?」
136: Nemorino 2012/01/21(土) 01:28:47.36 ID:/BYH4NO50
小鳥「社長、雪歩ちゃんのスケジュール表見ませんでした?」
高木「見てないですぅ」
小鳥「え?」
高木「い、いや、見てないよ」
138: Nemorino(コメありがとうごアイマスぅ) 2012/01/21(土) 01:42:17.15 ID:/BYH4NO50
ダンス審査員「それじゃあ3番!開始前に何か一言バシーッって言っちゃってよ!」
P(よし、雪歩、ここはこう言っ)
雪歩「ゆ、雪歩の下手なダンスで、見捨てないでくださいですぅ」ウルウル
P(え)
ダンス審査員「お、おおぅ、いいねェ!き、気に入っちゃったよオレ!」フキフキ
雪歩「ホ、ホントですか?雪歩、嬉しいですぅ」キラキラ
ダンス審査員「あ、え、じゃ、じゃあ会場に移動しますぅ!…じゃなくて移動するぜ!」フキフキ
雪歩「はいですぅ!」ニコッ
スタスタ
雪歩(やりましたねっ、プロデューサー!)
P「あ、ああ」
P(雪歩…?)
139: Nemorino 2012/01/21(土) 01:55:03.08 ID:/BYH4NO50
チャラチャラ、チャラチャラ、チャッチャッチャ♪
雪歩『好きっ♪好きっ♪』キララーン☆
ダンス審査員(おうふっ)ズキューン
雪歩『だいっ好きっ♪』キュピピーン☆
ビジュアル審査員(あらン☆)キュキュキュン
P(…すごい、審査員たちが釘付けになっている…)
雪歩『だ~い~好き~よ♪』チュルリブリィ~☆
ボーカル審査員(うっ、これは中々…)ドキドキ
P(アピールもものすごく積極的…あきらかにいつもの雪歩とは違う)
雪歩(ブイですぅ!プロデューサー!)ノシ
P(そう…違う)
P(あれは…雪歩じゃない…)
140: Nemorino 2012/01/21(土) 02:00:00.38 ID:/BYH4NO50
やよい「ううーううー(>>72の時とは随分反応が違いますー)」
P「え。やよい、あんまり変わんないし」
やよい「ううー;(ガガーン;)」
141: Nemorino 2012/01/21(土) 02:02:02.84 ID:/BYH4NO50
今日も寒いですね。雪もふったみたいですし。
掲示板の皆様、風邪などひかぬよう オヤスミナサイマセ ノシ
142: Nemorino 2012/01/21(土) 17:29:17.39 ID:/BYH4NO50
ダンス審査員「3番!オメデトウ!俺はこうなると思っていたですぅ!」
雪歩「やりましたよ!プロデューサー!」
P「あ、ああ」
どうしたんでしょうプロデューサー?
このオーディションはとっても有名です。これでTVに出ればファンがたくさん増えます
なのに、プロデューサーは何だか釈然としない表情です…
うーん…そうですね
優秀なプロデューサーの事です。きっとこれで浮かれないよう、気を引きしめてるに違いないです
スタッフ「荻原さーん!収録始めるんで、スタンバイお願いしまーす!」
雪歩「はいですぅ!今いきますですぅ!」
その後のTV出演の反響もばっちりでした
雑誌の表紙、PV撮影、ライブのステージもどんどん大きくなり、順風満帆なわたし
でも、あの日からなんです
仕事に向かうときも、レッスンの時でも、舞台裏でも…
プロデューサーが笑ってくれなくなったんです
143: Nemorino 2012/01/21(土) 17:55:42.21 ID:/BYH4NO50
やよい(そんなこと(↑)があったんですかー)
伊織「あの時の雪歩も、やよいと同じおまじないをやっていたんでしょうね」
やよい(でもでも、雪歩さんかわいそうです!)
伊織「かわいそう…そう思うの?」
やよい(ですっ。それに、プロデューサーがそんな態度とるなんて信じられないです!)
伊織「安心しなさい。あの時おかしくなった雪歩を元に戻したのは、他でもないプロデューサーよ」
やよい(???おかしくなった???)
伊織「…え?ちょっとやよい、今までの話聞いてたわよね?」
やよい(もちろんですー)
伊織「はぁ…まあ子供にはちょっと難しい話だったかしらね」
やよい(伊織ちゃんだって年ほとんどかわらないですー!)
伊織「私はココがすでにレディーなのよ。真美やアンタとは違うの♪」
やよい(ココ=デコ)
伊織「…照らすわよ?」ゴゴゴゴゴ
やよい(ごめんなさい)
144: Nemorino 2012/01/21(土) 17:59:47.75 ID:/BYH4NO50
春香(ココ=72)
千早「…何か?」
春香「何でもないですよー」(のワの)
146: Nemorino(レスありがとうごアイマス) 2012/01/21(土) 18:33:30.08 ID:/BYH4NO50
伊織「まぁ、これ以上あの時の話をするより、アンタ自身で感じた方がいいでしょうね」
やよい(え?雪歩さんのお話、おしまいですかー?)
伊織「そ、おしまい。そんなことより、アンタはアンタで確かめたいことがあるんでしょ?」
やよい(あっ、うう~)テレテレ
伊織「ならプロデューサーが帰ってきたら二人でゆっくりお話ししなさい。なんなら私が手伝ってあげる」
やよい(ほんとですかー?ありがとうですー!)
伊織「礼なんていらないわよ。私たちはそ、その、チームなんだからね!」
やよい(えへへ、伊織ちゃんやさしいですー)
伊織「べ、別にアンタの為じゃないわよ!私の足を引っ張らないで頂戴って意味!」
やよい(はーい!引っ張らないように頑張りまーす!)
伊織「フン!わかったらさっさと事務所に戻るわよ!」
テクテク
やよい(……あれ?そういえば伊織ちゃん、クシャミしてないような…)
伊織「トーゼンよ。天下の水瀬伊織は他のアイドルの魅力にあてられたりしないの」
147: Nemorino 2012/01/21(土) 18:35:04.27 ID:/BYH4NO50
※モールスうっうーは省略しますた
やよい(ぶー!ぶーぶーぶー!)
伊織(いつのまにモールス信号わかるようになったのかしら…)
148: Nemorino 2012/01/21(土) 19:26:39.88 ID:/BYH4NO50
事務所
ガチャ
P「ただいま~」
やよい「うっうー!」
P「おおっ、やよい。すまないな、雪歩はまだ見つからないんだ」
やよい「うー…」
伊織「プロデューサー、アンタ今日この後何もないのよね?」
P「ん?ああ、雑務を少し」
伊織「じゃあこれからアンタん家いくわよ」
P「は?」
真美「んっふっふ~。真美たち3人で兄ちゃん家でお泊り会なのだー!」
P「おいおい何言ってるんだ。アイドルを俺の家に泊めるわけには」
伊織「やよい一家が親戚の家に出かけてるんですって。こんな時にやよいを一人には出来ないでしょ?」(←ウソ)
P「えっ?やよいを置いて行っちゃったのか!?でも社長に許可をもらわないと」
伊織「いーいーかーら!泊まるったら泊まるの!早く支度しなさい!照らすわよ!」
P「ヒィ!?わ、わかったから照らさないでくれ!」
高木「ムグググ、ムムムー、ムォォォォォォォ!」
小鳥「社長、独りSMなら自室でお願いします」
149: Nemorino 2012/01/21(土) 19:30:23.89 ID:/BYH4NO50
やよい「う、う、う、う!う、う、う、う、う!(お、泊、ま、り!し、て、く、る、ね!)」(←言い訳の電話)
高槻母『オ、ト、ナ、に!な、て、く、る、ね!頑張りなさい!やよい!』
150: Nemorino 2012/01/21(土) 19:39:01.42 ID:/BYH4NO50
P自宅
チャンカチャンカ♪
真美「やぁ~きゅ~う、するぅ~うなぁ~ら、こ~いう具合にしやしゃんせ~♪」
伊織「アウトッ!セーフッ!にひひっのひっ!」
ポイッ
真美「っっっっしゃあぁぁぁ!!!!苦しゅーない!1枚脱げーーーーーッッ!!!!」
伊織「上ー等ォーよ!秘密のオデコのコーティング、持ってけドロボォーーーーッッッッ!!!!」ペカー
真美「嗚呼っ!!目がっ、目があああン☆もっと、もっと照らしてちょうだぁぁぁい♪」
ドンチャンドンチャン♪
P「どうしてこうなった」
やよい「うっうー」
151: Nemorino 2012/01/21(土) 20:11:00.76 ID:/BYH4NO50
P「やれやれ、お酒を飲めばもとに戻るだなんて、何の影響受けたんだまったく」
やよい「うっうー(あはは…)」
P「肝心の二人が酔いつぶれて寝てしまうとは…社長には絶対言えないな;」
やよい「うっうー(ですねー)」
P「とりあえず二人ともベットに寝かせとくか。今日は俺はソファだな」
やよい「うっうー(あ、あのー)」チョンチョン
P「ん、何だやよい?」
やよい「うっうー!(わ、わたし、プロデューサーに聞きたいことが!)」
P「すまないやよい、モールスで頼めるか?」
やよい「うっうー?(え?やってますよー?)」
P「どうしたんだやよい?」
やよい「うっうー?(ってあれ?あれれ?)」
P「おい、もしかして…」
やよい「うっうー!?(で、でない!もしかして…)」
やよい「うっうーーーーーーーー!!!!!!(モールス信号もできなくなっちゃいましたーーーー!!!!)」
152: Nemorino 2012/01/21(土) 20:24:07.59 ID:/BYH4NO50
雪歩(←地下10000mで待機中)
高木(←事務所で監禁中)
千早(←ひんぬースレでカキコ中)
153: Nemorino 2012/01/21(土) 20:44:51.35 ID:/BYH4NO50
モールス信号もできなくなっちゃうなんて…どうしたらー?
P「はいカフェオレ。飲むだろ?」
やよい「うっうー!」
P「さって、いよいよこれはお困りさんだな」
やよい「うっうー…」
P「安心しろ。売れっ子Pさんが解決してやるからな」
あはは…頼もしいです
…そういえば、亜美ちゃんもそうだけど、プロデューサーもクシャミが出ないんですねー
わたしアタマよくないからよくわからないけど
あのおまじないって、わたしの声を聞いてクシャミが出る人がわたしの事がスキってことですよね?
なら、プロデューサーはわたしの事スキじゃないってことですかー…?
これが、おまじないの結果ってことなんでしょうかー…
それってすごく悲しいですー…
P「そこにいると冷えるぞ。毛布あるから、こっちおいで」
やよい「うっうー」
ソファに飛び乗ると、プロデューサーが毛布に包んでくれました
ぽっかぽかですー
毛布もプロデューサーもあったかい……プロデューサーも?
P「どした?」←ドアップ
やよい(はっわぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?)ピョーン
P「おおっ!?どうしたやよい!?」
び、びっくりしてソファから飛び出しちゃいました…
わ、わたしどうしちゃったんでしょーーーーーーーーーーーー!?
154: Nemorino 2012/01/21(土) 20:53:16.47 ID:/BYH4NO50
春香「今リア充の気配がしたんですが…事務所ではないみたいですねー」
バタン
高木「ムォォォォォォ;;」
155: Nemorino 2012/01/21(土) 23:48:39.57 ID:/BYH4NO50
P「やよい?」
やよい「……」
P「やーよーい」
やよい「……!」サッ
P「やれやれ、嫌われちゃったか?」
やよい「ブンブンブン!」
P「そっか。もしかして、恥ずかしかったのかな?」
やよい「………」
P「みたいだな」
やよい「…コクリ」
P「よいしょっと。はい毛布」
やよい「…うっうー(…ありがとですー)」
モソモソ
P「なあ、もしかして、やよいのおまじないの原因は、俺なのかな?」
やよい「………コックリ」
156: Nemorino 2012/01/22(日) 00:13:31.34 ID:5JCFEOyR0
P「前に雪歩にも似たようなことがあったなぁ」
やよい(伊織ちゃんが言ってたやつですねー)
P「ある時急にキャラを作るようになってな。そのおかげでファンは急激に伸びたんだ」
やよい(今のわたしたちも、ファンが増えましたー)
P「皆が雪歩に注目して、魅了されてた」
やよい(そこまでは良いことなんですよね?)
P「でも俺は魅了されなかった」
やよい(え?)
P「確かにファンは増えたし、形としてはアイドルとして成功していたさ」
P「でも今まで俺が見てきた、臆病で、怖がりで、それでも頑張り屋さんだった雪歩はいなかった」
P「本番前は全く緊張してなかったし、アドリブとかのアドバイスも一切必要なし。時には自分で仕事を取ってきたな」
P「それでもさ、一仕事終えると『どうでしたか?プロデューサー』って聞きにくるんだ」
P「それを何度も繰り返してるうちに、俺、何でここにいるんだろう、って気持ちになってさ…」
P「それからしばらくの間、他の皆にかかりっきりになって、雪歩の事ほったらかしにしちゃったんだ」
157: Nemorino 2012/01/22(日) 00:16:32.54 ID:5JCFEOyR0
(D゚д゚)ノ「>>139の回想続き、荻原さんお願いしまーす!!」
雪歩「データセーブしたらいきますぅ」ピコピコ
158: Nemorino 2012/01/22(日) 00:41:39.56 ID:5JCFEOyR0
>>142
プロデューサーが笑ってくれなくなってしまいました
わたしのファンは増えて、たくさんお仕事がもらえて
素敵なわたしに、プロデューサーに気に入ってもらえるわたしになったはずなのに…
微妙な距離を感じていたある日
一つの事件が起こりました
その日は平日午後での小さなイベントで、久しぶりにプロデューサーがついてきてくれました
P「すごい人数だな…」
雪歩「ほんとですぅ…」
ビックリゲスト的な登場なので、そんなに告知されてないし、第一まだお仕事だったり、学生さんも授業の人がいるかもな時間です
ですが、とてもそうとは思えないほどの長蛇の列
一体どうしたんでしょう…
スタッフの皆さんの努力もあり、なんとかイベントは終わりましたが、来客数は予想の10倍以上
調査によると、授業を抜け出した学生や、仕事をほっぽりだしたサラリーマンがいたそうです
その結果を聞いて、わたしは何だか怖くなってしまいました
159: Nemorino 2012/01/22(日) 01:26:47.28 ID:5JCFEOyR0
事務所
雪歩「…ひっく…うぅ…」
P「雪歩…」
雪歩「…プロデューサー…ひっく」
P「…なんだい」
雪歩「わたし、間違っていたんですか?」
P「………」
雪歩「『お前のせいで日本がダメになる』って…『媚びうるのやめろ』って…」
P「そういわれたのか?」
雪歩「…ひっく…あぅ…プロデューサーのいう事…聞かなかったからですぅ…」
P「………」
雪歩「…プロデューサー…ひっく…」
P「………」
雪歩「………ぷろでゅーさあ…ひっく…」
P「ごめん」
雪歩「え?」
P「俺さ、ずっと気づいていたのに、言い出せなかった」
雪歩「………」
P「雪歩のアイドルとしての魅力は別にあるんだ、って。それを俺は引き出せるんだ、って。」
雪歩「………」
P「でもファンが増えて売れていくのを見て、言い出せなかった」
雪歩「………」
P「雪歩のプロデューサーなのに…これじゃ失格だよな」
雪歩「フルフル」
P「でもさ、今からでも、遅くないよな?」
雪歩「……ひっく……はぃ」
P「まだまだ歌う元気、あるよな?」
雪歩「………はい」
P「これからも、雪歩のプロデュース、してもいいよな?」
雪歩「…はい…!」
P「今からレッスン、出来るよな?」
雪歩「…はいですぅ!!!!」
160: Nemorino 2012/01/22(日) 02:11:40.47 ID:5JCFEOyR0
やよい(雪歩さん、大変だったんですねー)
P「悪いな、長話しちゃって。関係あるかわからんのに」
やよい「フルフル」
P「でもな、やよいもきっと乗り越えられると思うんだ」
やよい「コックリ」
P「俺はさ」
やよい「う?」
P「やよいのこと、騒がしくてやかましい娘だなんて思ってないぞ?」
やよい(えっ!?)
P「やっぱり、俺の手帳の『うっうーの問題に関する一考察』を見たんだな?」
やよい(あうっ;ばれてましたかー)
P「あのページ握って渡してくるんだもんな。それでおまじないで俺の気持ちを探ろうとしていた、と」
やよい(あうあう、さすがプロデューサーですー…)
P「あれはな、やよいのうっうーを上手くアピールに使えるかなーと邪な思いがあっただけだよ」
やよい(はわー、だから>>71の時スムーズに対策できたんですねー)
P「ちなみにあれは論文として発表するからな」
やよい(か、勘弁してくださいー;)
161: Nemorino 2012/01/22(日) 02:22:49.11 ID:5JCFEOyR0
P「さて、これでお悩みは解決したかな?」
やよい「うっうー!」
P「よかった。それじゃあもう遅いし今日は寝よう。ソファ空けようか?」
やよい「うっうー☆」ポフッ
P「おっと、ここで寝るか?」
やよい「くー…」
P「早っ」
プロデューサー、ありがとうございますー
でも、まだわたしの悩みは解決してないんですよー?えへへー
少しわかったんです
わたしはプロデューサーの気持ちを聞くのが怖かったんだ、って
何で怖かったんだろう、って考えたら、意外と答えはカンタンでしたー
わたし、プロデューサーが大、大、だーい好きなんですっ!
これはきっとただの好きじゃないんです!
オトモダチより、家族よりも好きなんですっ!
みんな大好き高槻やよいがそう思うんだから、間違いないです!
わたし、一つ大きくなれる気がしますっ
そしたら、プロデューサーに言いたいことがあるんですっ!
162: Nemorino 2012/01/22(日) 02:26:04.20 ID:5JCFEOyR0
P「ははは…天使の寝顔だな」ナデナデ
伊織(イライライライラ我慢我慢我慢我慢)
真美(ドキドキドキドキ寝たフリ寝たフリ)
163: Nemorino 2012/01/22(日) 02:43:23.58 ID:5JCFEOyR0
P&真美&伊織「「「おはようございまーす」」」
小鳥「あっ、プロデューサーさん大変なんです!この画面見てください!」
P「これは…」
スレタイ『ううううううううううう』
1:うううううううううううう ID:ううううううううう
うううううううううう、うっクション!
72:うううううううううううう ID:うううううう72
ううううううううううくっ、うっクション!
765:うううううううううううう ID:ううううううううう
うううううううううう、うっクション!
伊織「ついに…ここまで広まったわけね…」
小鳥「TVでも『う粉症』の感染拡大が報道されてます!どうしましょう、プロデューサーさん!」
P「大丈夫ですよ」
小鳥「え?」
伊織「そ。今のやよいと私たちなら、この事態を収められるわ」
真美「そゆこと!パーっと静めてくるから、ピヨちゃん留守番ヨロシクねー!」
小鳥「え?え?」
P「出来るよな?やよい」
やよい「うっうーーーーー!!!!」
P「よし、じゃあ久々にやるか!」
真美「オッケー!!」
伊織「面倒ねー」
4人「「「「ハイ、ターッチ!!イェイ!!!!」」」」
164: Nemorino 2012/01/22(日) 02:45:21.75 ID:5JCFEOyR0
高木「うっうー!うっううっうー!!!!(頑張ってきてくれたまえーーー!!)」
小鳥「そこまで堕ちたか」
165: Nemorino 2012/01/22(日) 02:56:51.99 ID:5JCFEOyR0
スーパーアイドル・オーディション会場
伊織「ついにこのオーディションを受ける時がきたのね…」
P「なんだ伊織、怖いのか?」
伊織「冗談っ。負ける気がしないわよ」
真美「これで全国に向けたパフォーマンスをして、みんなを元に戻すって作戦だねー!」
P「ああ、三人とも、今までのすべてをぶつけてこい!」
やよい「うっうー!!!!」
ボーカル審査員「全員集まりましたか?それでは、今日の受験者を確認します」
ボーカル審査員「まずは1番『荻原雪歩』さん」
やよい(えっ、雪歩さんがここに…!?)
伊織「やっぱりいたわね」
真美「オヒサシブリー!!」
雪歩「Aランクの世界へようこそ☆皆さんお待ちしてましたですぅ」
166: Nemorino 2012/01/22(日) 03:11:39.28 ID:5JCFEOyR0
雪歩「いい表情をされてますね、やよいちゃん」
やよい「うっうー!」
雪歩「元気みたいでなによりですけど、そう簡単には合格枠にはいれさせませんよ?」
やよい(望むところですー!!!!)
雪歩「ふふふ、上等!ですぅ!」
P「二人とも、勝負もいいけど、忘れちゃいけない事があるよな?」
雪歩「もちろんですぅ!他ならぬプロデューサー、あなたが教えてくれたんですからねっ!」
やよい「うっうー!!」
伊織「モチロン、私は最初からわかってるけどね」
真美「真美だっけバカじゃないよーーーーー!!」
P「よし、やよい、伊織、真美、雪歩」
P「思い切って――――――――いってこいっっっっっっ!!!!!!!!」
「「「「はいっっっっっ!!行ってきますっ!プロデューサーー!!!!」」」」
167: Nemorino 2012/01/22(日) 03:19:26.71 ID:5JCFEOyR0
ダンス審査員「4番!『覇王エンジェル』オメデトウ!俺はこうなると思っていたぜ!」
春香「わっほーーーーーーい!!!!(´~ ω~`)ノ やりましたよっ、プロデューサーさんっ!!」
(゜д ゜)
春香「↑っていう夢を見たんです」
P「まぎらわしいのでやめてください」
170: Nemorino 2012/01/22(日) 18:33:48.47 ID:5JCFEOyR0
ダンス審査員「よし、まずは1番!期待してるぜ!」
雪歩「はいですぅ!」
チャカチャカ、チャカチャカ、チャッチャッチャ♪
わたしはあの時気づきました
わたしがしようとしていた事は、ただ皆をわたしに引き付けようとしていただけなんだと…
アイドルは、売れさえすればそれでいい
そんなことまで考えていたのかもしれません
この世界で生き残るのは大変です
売れようとする考え自体は、決して間違っていないと思います
でも…
プロデューサーが教えてくれたんです
アイドルは、見る人すべてに活力を与えられる、夢の職業なんだ、って
そしてわたしには、それを実現する力があるんだ、って
今のわたしを、存分に見てもらえれば、それでいい
そう言ってくれました
その言葉を聞いた瞬間、何も怖いものはなくなりました
だから、わたしのファンの皆さん
社会で感じた、不安、怒り、恐れ、憤り、孤独、いらだち
そんなものは、わたしのライブで発散してください
そのかわり、聞いてくれますか?
わたしの気持ちをわかってくれない、鈍感プロデューサーがいるんです
年頃の女の子には、いっぱい悩みがあるあるんですっ
今日はわたしの愚痴を全部聞いてくれるまで返しませんよ?
それじゃあ歌いますぅ!
『『『『My Best Friend!!!!』』』』』テヘッ☆
173: Nemorino 2012/01/22(日) 19:17:25.16 ID:5JCFEOyR0
ビジュアル審査員「さあ、2番ちゃん!いいとこ見せて頂戴!」
三人「「「はーいっ!!!!」」」
パッ♪
うっうー、今回はちょっとズルっこしちゃったんですねー
最初からプロデューサーに聞いていればよかったんですー
でも、おかげさまでイロイロわっかりましたー!
これって、一つオトナになった、ってことですきっと!
大スキな人に気持ちを聞くのって、とってもこわいんですねー
コ○ン君の婦人警官さんも言ってましたけど、ついつい変化球で様子をうかがっちゃうんですー
でもでも!答えを聞くのに一番いいのは、やっぱりど真ん中のストレートです!!
野球のタツジン、高槻やよいが言うんだから間違いないです!
今日のバッターはプロデューサー!
投手はもちろん高槻やよいっ!
みんなも応援してくださいねーっ!!
今日は最後まで突っ走りましょーーーーーーーー!!
それじゃあ聴いてくださいっ
高槻やよいの18番っ!!!
ノンストップでいっきましょーー!!
『『『GO!MY!WAYーーーーーーーーー!!!!』』』
ペカー
174: Nemorino 2012/01/22(日) 19:20:02.31 ID:5JCFEOyR0
P「あ、照明少な目でお願いしまーす」
伊織「照らすわよ」
175: Nemorino 2012/01/22(日) 19:23:38.67 ID:5JCFEOyR0
>>171 雪歩「左に4雪歩、右に5雪歩!宇宙忍法ですぅ!」
P「バル○ン星人か」
Nemorino「誤植を認めます」パシャパシャ
176: Nemorino 2012/01/22(日) 19:49:50.24 ID:5JCFEOyR0
ダンス審査員「よし、それじゃあ審査結果を発表するぞ!」
ダララララララ…
ダンス審査員「ドキドキするだろ?オーディション合格者は…」
ダンッ
ダンス審査員「2番――――――――!!!!」
雪歩(負けましたね…)
ダンス審査員「―――――と、1番!!!!」
雪歩「…え?」
雪歩「合格枠は1組のはずじゃ…」
ビジュアル審査員「ええ、確かにアナタの成績は間違いなく2番目だったわ」
ボーカル審査員「…ですが1番と同様、他とは全く違うアイドルらしいアイドルを見せていただきました」
ダンス審査員「おまえら同じ事務所なんだろ?せっかくだから、2組出てもらってパーってやろうってワケ!」
雪歩「え…でも…」
ボーカル審査員「今から収録です。演出の組み直し、やってもらえますね?」
P「ええ!もちろんです!」
P「…できるよな?雪歩」
雪歩「…はいっ!荻原雪歩、掘り…、もとい、いきますですぅ!!」
真美「ではでは、恒例のやりますかー?」
やよい「はいっ!気合入れていきましょー!」
伊織「イチイチ面倒ね。っていうか喋れるようになったのね」
P「ほい、みんなお手を拝借!」
やよい「ハイッ!」
伊織&真美「ターッチ!!!」
全員「「「「「イェイ!!!!!!!」」」」」
177: Nemorino 2012/01/22(日) 19:51:15.41 ID:5JCFEOyR0
審査員共「「「イェイ!!!!!!」」」
P「『全員』ってあんたらもか」
178: Nemorino 2012/01/22(日) 20:12:12.56 ID:5JCFEOyR0
翌日 事務所
ガチャ
やよい&P「おはようございまーす!」
高木「おはよう!昨日のTV、素晴らしかったよ!」
やよい「えへへ、ありがとうございまーっす!!」
高木「あれを見て、全国のファンの方々も元気に仕事に勉強に励んでいるようだよ!」
やよい「よかったですー!これでう粉症も解決ですねーーー!」
P「ああ、ついでにやよい達もAランクアイドルの仲間入りだ。明日から忙しいぞ!」
やよい「はーーい!やよい、明日に向かって突っ走りまーーーす!」
高木「おっと、キミの方はやよい君たちに限らず、他の子たちのプロデュースも忘れないでくれたまえよ?」
P「はい!任せてください!」
ガチャ
高木「おや、誰か来たようだね?まだこんな時間なのに」
179: Nemorino 2012/01/22(日) 20:24:53.99 ID:5JCFEOyR0
ガチャ
P「お、春香おはよう!今日は早いな」
春香「ヴぁい!」
P「え?」
ガチャ
P「あ、伊織、おはよう!」
伊織「にひっひ」
P「え」
ガチャガチャガチャ
美希「あふぅ!あふあふあふぅ!?」
真美&亜美「んっふ!んふんふんっふっふっふ!」
真「やりぃ!やりやりやーりぃ!!」
千早「…くっ!くっくっくっ!」
あずさ「あら~?あらあらあらら~?」
律子「殿!殿殿殿殿っ!?」
P「お、おまえらまさか……」
春香「ヴぁーーーーーーーーーーーーーーっっっっっい!!!!(言葉が出なくなっちゃいましたーーーーーーーー!!!?)
伊織「にっひぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーっ!!!!(言葉が出なくなっちゃったーーーーーーーーーー!!!?)
美希「あっふぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーー!!!!(言葉が出なくなっちゃったのーーーーーーーーー!!!!)
真美&亜美「んっふーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!(言葉が出なくなっちゃったYOーーーーーーーー!!!!)
真「やーーーーーーーーーーーりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!(言葉が出なくなっちゃいましたーーーーーーーー!!!?)
千早「っっくーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!!!!(言葉が出なくなっちゃったんですーーーーーーー!!!!)
あずさ「あ~~~~~~~~ら~~~~~~~~~~~~?(言葉が出なくなっちゃいました~~~~~~~~~?)
律子「殿ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!?(言葉が出なくなっちゃったーーーーーーーーーー!!!?)
小鳥「ピヨピヨ♪(おしまい♪)」
182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/01/23(月) 00:36:05.56 ID:xPkuBDEJo
乙!
終わってほしくないぜ…