1: 短い 2016/07/03(日) 00:04:08.19 ID:tuWtmMLl0
カタカタカタ
P「だぁー……首痛ぇ……」カタカタ
P「寝たい……明日早いし……」カタカタ
コンコン
P「んあ?」
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:07:37.60 ID:tuWtmMLl0
コンコンコン
P「……」チラッ
ほたる「……」ガタガタブルブル
P「こんな時間にどした?」ガチャッ
ほたる「あ、あああああああのっ」ガタガタブルブル
P「オーケーオーケー、落ち着いて。部屋にお入り?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:15:19.59 ID:tuWtmMLl0
――――
P「ほら、紅茶飲め」
ほたる「は、はい……ありがとうございます……」
P「で、どした。明日もステージだぞ?」
ほたる「あの、それで早くに寝たんですが、なんだか苦しくて目を覚ましたんです……」
ほたる「そしたら、枕元に……」ブルッ
P「出たか……」
ほたる「……」コクン
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:24:02.74 ID:tuWtmMLl0
P「……はい、はい……。ではまた後日ということで……はい」
ピッ
P「やっぱり曰く付きの部屋か、ったく」
P「色々な偶然が重なった結果の手違いだってことらしいが、まあその辺については後々だな」
ほたる「すいません……本当に、私の招いてしまった事故なんだと思います……」
P「んー、まあ少なくとも今晩はどうしようもない。おかげさまでホテル満室なんだとさ」
P「部屋も変えられそうにないし、とりあえず俺の部屋で寝な」
ほたる「す、すいません……私、えっと、ありがとうございます……」
P「いいよいいよ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:28:51.80 ID:tuWtmMLl0
P「じゃあ、鍵」
ほたる「え?」
P「鍵くれ。部屋交代するしか無さそうだからな」
ほたる「そ、そんな……Pさんがあちらになんて……」
P「俺はそういうの慣れてるからなあ。おかしな話だけどさ」ナハハ・・・
ほたる「そ、そうは言っても……」
P「大丈夫だって。ゆっくりお休み」
ほたる「で、でもっ……えっと……」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:32:00.97 ID:tuWtmMLl0
P「どういうやつ? グロかったりする?」
ほたる「あの、そうじゃなくて……えっと」
P「って、思い出させるワケにはいかないよな」
ほたる「あ、あのっ」
P「ん?」
ほたる「その、一人で……寝なきゃ、ですか……?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:35:26.97 ID:tuWtmMLl0
P「あー……」
ほたる「そ、その……いえ、なんでもないです……」
P(……そりゃあそうか、まだ13の女の子か……)
P(ちと発育が良いから忘れがちだが、そうだったな……)
P「……」チラッ
ほたる「……っ」ブルブル
P(ちと発育が良いんだもの……)
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:37:20.72 ID:tuWtmMLl0
P「……無理そうか?」
ほたる「い、いえっ……あの……」
ほたる「…………」ガタガタ
P「……」
ほたる「…………っ」ガタガタ
コクン・・・
P「……そうか」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:41:03.08 ID:tuWtmMLl0
P「……あー、分かった。こうしよう」
P「眠るまでの間、そばにいる。そんで、しばらくしたら電気消してあっちの部屋に行く」
P「これでいい?」
ほたる「……! はいっ、ありがとうございます……!」パアッ
P「了解、じゃあそうするか。荷物は……」
ほたる「……とりあえず、着替えだけ」
P「ん。他はカバンに詰めてあるか? 朝になったら持って行くよ」
ほたる「すみません、ありがとうございます……」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:45:23.07 ID:tuWtmMLl0
P「そんじゃあ、明日も早いんだからベッド入りな」
ほたる「は、はい……」モゾモゾ
P「よし。それで、どうすっか。子守歌でも歌うか?」
P「スゥ……ちっちゃな頃から悪ガキでぇ~~~♪」バリトンボイス
ほたる「あの、遠慮しておきます……」
P「そうか」
ほたる「はい……」
ほたる「あの、その代わりに……」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:47:33.36 ID:tuWtmMLl0
ギューッ
P「手、握っときゃいいのね」
ほたる「すいません……触れてないと不安で……」
P「お安いご用で」
P(手ちっちゃい)
ほたる「……」プルプル
P(震えてる手ちっちゃい)
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:50:52.12 ID:tuWtmMLl0
――――
ほたる「……くぅ……くぅ…………」
P(案外早く寝ちゃったな。安心したか)
P(そんじゃ、そっと手を離して……)ソーッ
ほたる「…………」
ほたる「………………うぅ」
ほたる「うぅ……ぅあぁ……ぃ、や…………」プルプル
ほたる「……ぅ……ぅぁ…………」カタカタカタ
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:53:43.90 ID:tuWtmMLl0
ウーンウーン
P(どうしよう)
ほたる「ぅ……ぁ……ゃぁ……」ウーンウーン
P(手離した途端にめっちゃうなされてる)
ギュッ
ほたる「ぅあ…………」
ほたる「…………」
ほたる「……くぅ……くぅ…………」
P(手繋ぐと治まる)
ほたる「……くぅ……くぅ……」ニヘ・・・
P(どうしよう)
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 00:56:08.62 ID:tuWtmMLl0
P(参ったぞ。離れらんねえぞ)
ほたる「……くぅ……くぅ……」
P(スケジュール的に寝ておかないとブッ倒れるぞ俺)
ほたる「……くぅ……くぅ…………」ニヘー
P(幸せそうな顔して寝てんぞ)
P(どうしよう)
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 01:00:13.84 ID:tuWtmMLl0
――――――
――――
P「…………んが?」パチリ
ムクリ
P「……」
P(いつの間にか寝てたか……)
P(やべ、今何時……)
P(…………)
ほたる「……すぅ……すぅ…………」
P(やっべ……)
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 01:03:47.46 ID:tuWtmMLl0
P(待った、ちょっと待った俺)
P(一気に目が覚めた。そうだ、昨日部屋に来たほたるを寝かしつけて、それで……)
P(それで……)
P(……)
P(いや、その後いつの間に寝たのかが分からん)
P(ただですら疲れてたんだ、ベッドに無意識に入っちまったってのか)
P「と、とりあえず早いとこ部屋を抜けて――」
P「……」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 01:05:57.57 ID:tuWtmMLl0
ほたる(ウソみたいに高い位置までずりあがったパジャマ)「……すぅ……すぅ…………」
P(半脱ぎ半ケツ)「」
P「」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 01:09:53.94 ID:tuWtmMLl0
P(オーケー、冷静になれ)
P(手は出してない。出すワケない)
P(相手は13歳、記憶が途切れる程の眠気、何事もなく寝たはず)
P(そう、不幸。これはほたるの招いたアンラッキー)
P(アンラッキー、言うなればアンラッキースケベ。間違い無い……はず)
P「だから、何事も無かったように部屋を抜ける」
P「ほたるが起きる前に――」
ほたる「……?」パチリ
P(アンラッキーめ)
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 01:13:17.33 ID:tuWtmMLl0
ほたる「……?」キョロキョロ
P「ああ、おはようほたる。まず落ち着いてくれ、この格好はだな」
ほたる「……!」バッ
P「ああそうだ、一旦顔を覆うといい。こんなもん見ちゃダメだ」
ほたる「……!」ハッ
P「そうだな、お前の服も乱れてる。でもな、それは俺がやったんじゃあない。信じてくれるな? 俺とほたるの仲だからな」
ほたる「……Pさんと私の……」
ほたる「……」
ほたる「…………」ポッ
P「何故そうなるかな」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/03(日) 01:16:59.43 ID:tuWtmMLl0
ほたる「あ、あの昨晩、私……」
P「ああそうだ、ゆっくり寝たよな?」
P「それでなんだが、自分の体質については十分理解していることだろうと思う」
P「で、あるからしてこれも不運な事故なのであってだな」
ほたる「あの……」
P「俺は決して、神様芳乃様に誓って手は出して――」
ほたる「私、起きている間でも全然大丈夫ですから……」
P「何故そうなるかなちくしょう」
完