1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 12:54:39.92 ID:ImalY8uho
加蓮「寝てるね」
奈緒「寝てるな」
P「むにゃ」
凛「……どうしようか?」
加蓮「寝かせとく?」
奈緒「起こした方がいいだろ。ソファーなんかで寝てたら風邪引いちゃうかもしれないし」
加蓮「優しいね、奈緒?」クスクス
奈緒「あのなぁ……」
凛「まぁまぁ。渡すものもあるし、とにかく起こそっか」
P「すやぁ」
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 12:57:26.53 ID:ImalY8uho
P「すー」
凛「プロデューサー、プロデューサー」ユサユサ
加蓮「Pさん、朝だよー」
奈緒「起きろー!」
P「ううん……」ゴロン
加蓮「……ダメだね」
奈緒「どんだけ疲れてるんだこの人……」
凛「……あ、そうだ」ティン
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:00:37.89 ID:ImalY8uho
奈緒「なにかいいアイデアあるのか?」
凛「うん、ちょっと待ってて」
たたたっ
加蓮「今までにないほど目がキラキラしてたんだけど」
奈緒「嫌な予感しかしないな……起きろPさん、ヤバいぞ」ペチペチ
P「んにゃ……にゃお」
奈緒「!? にゃおじゃねーよ奈緒だよ!」ペシペシ
加蓮「なに寝言に照れてんのよ」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:03:10.08 ID:ImalY8uho
P「んが」
加蓮「ほっぺた叩いても起きないなんて……」
奈緒「ったくもう……!」ドキドキ
加蓮「えいえい」ツンツン
P「にゅ」
加蓮「ふふっ、にゅ、だって」
奈緒「…………」ツン
P「にゃお」
奈緒「なんでだ!」
加蓮「あははっ♪」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:05:17.82 ID:ImalY8uho
―――
凛「おまたせ」
加蓮「おかえりー」
奈緒「なに持ってきたんだ?」
凛「これですぱーんっと」スッ
ハリセン(おっす)
奈緒「嫌な予感が当たった」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:08:38.25 ID:ImalY8uho
加蓮「わぁ、なんか寝起きドッキリみたいじゃん」
凛「でしょ? この前の収録で芸人さんがやってたの見て、私もやりたいなって思ってたの」
加蓮「私もやりたーいっ」
奈緒「絶対怒られるだろ……」
凛「奈緒、私たちは一蓮托生。どんな時も一緒だよ!」
加蓮「あとのことは任せたからね!」
奈緒「それはあたしに言い訳を考えろって言ってんだな? そうなんだな?」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:12:50.90 ID:ImalY8uho
凛「それじゃあ、景気よくいってみよう」
加蓮「おはようございまーす……!」ワクワク
P「ぐぅぐぅ」
奈緒「お、おい。まさか顔面じゃないだろうな?」
凛「……………………やっぱり痛いよね」
奈緒「やめろよ!?」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:16:10.06 ID:ImalY8uho
凛「じゃあどこがいいかな?」
奈緒「ハリセンをやめるって選択肢もあるぞ」
加蓮「お腹とか?」
凛「それでいこう」
奈緒「あたしの意見も聞いてほしいなぁ」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:19:36.67 ID:ImalY8uho
凛「それじゃ改めて……やぁ!」
すっぱーんっ!
P「ほぐぅっ」
加蓮「わ、大きな音」
奈緒「流石に起きるだろ、これじゃ」
凛「プロデューサー? 起きた?」
P「ん…………」
P「や、めて……ちひろ、さ…………札束で……叩か、ないでぇ……」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:29:54.65 ID:ImalY8uho
凛「…………」
奈緒「…………」
加蓮「…………」
P「あ、ぁぁ……それ……俺、の……貯金、じゃないですか…………うぅ」
P「………………ぐぅ」
凛「……次はちひろさんの頭を叩こうかな」
加蓮「私にやらせてよ、それ」
奈緒「待て待て、あたしがやる」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:32:42.05 ID:ImalY8uho
―――
ちひろ「なにか寒気がしましたけど気のせいですね! さぁ新緑の淑女、楓さんが待ってますよ!」
―――
P「すーすー」
奈緒「結局Pさん起きないし……」
凛「いい手だと思ったのになぁ」
加蓮「ふふふ……」
凛「どうしたの? 加蓮」
加蓮「とっておき、思いついちゃった!」
奈緒「ろくでもなさそうだな、おい」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:35:08.88 ID:ImalY8uho
加蓮「では早速……Pさん、えいっ」
ぎゅっ
りんなお「!?」
P「ふが」
加蓮「Pさんおーきてー。……あ、起きなくていいや。あったかいねー」ギュー
加蓮「ふあ……わたしもねむくなってきたぁ」
加蓮「……くぅ」
りんなお「……………………は?」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:37:03.47 ID:ImalY8uho
加蓮「すやすや」ムギュゥ
P「ぐぅ」
凛「…………なにこれ」
奈緒「…………さぁ」
凛「とりあえず、さ」
奈緒「うん」
凛「加蓮起こそっか」
奈緒「よしきた」
りんなお「せーのっ」
\おきろおおおおおおおおあああああああああああああああ!!!!!/
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:40:28.10 ID:ImalY8uho
―――
P「なんかすごい大声で起こされた。なんなのなの?」
加蓮「ほ、ほらっ! Pさん起きたでしょ、私の頭脳プレイだよ!」
奈緒「嘘つけぇ! 起こす気微塵も無かっただろ絶対!」
加蓮「う、嘘じゃないもんっ」
奈緒「ならあたしの眼を見て話せ! このバ加蓮!」
加蓮「ひどっ!?」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:42:33.82 ID:ImalY8uho
凛「…………」ビスビスビスビス
加蓮「ちょっと凛、私の脇腹を執拗に突っつくのやめてよ痛いくすぐったい!」
凛「やだ」ビスビスビスビス
加蓮「痛っいたた! ごめん謝るからぁっ!」
P「騒がしいなぁうちの事務所は」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:44:23.54 ID:ImalY8uho
―――
――
―
P「で、どうしたんだお前たち。今日は揃ってオフだったと思うけど」
奈緒「Pさんに渡したいものがあってさ。少し前から用意してたんだけど……」
P「渡したいもの?」
凛「うん。それで、今日は事務所に集まろ、って」
P「そうだったのか……ごめんな、眠気が限界で横になってたんだ」
加蓮「むしろもっと寝た方がいいよ? ちゃんと休まなきゃね」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:46:35.95 ID:ImalY8uho
P「はは、返す言葉もないよ。ついつい頑張らなきゃってな」
凛「ふふっ、そんな頑張り屋さんのために、ってことで。はい、これだよ」
奈緒「あたしたちの感謝の気持ち、受け取ってくれよ!」
加蓮「喜んでくれたら、私たちも嬉しいな!」
りんなおかれん「いつもありがとう!」
P「あぁ……こちらこそ、ありがとう!」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:48:12.19 ID:ImalY8uho
P「開けてもいいかな?」
奈緒「へへ、当たり前だろ?」
凛「開けてくれなきゃ困るよ」
加蓮「早く、早くっ」
P「急かすなって……よいしょ」
ぱかっ
P「おー。これは……ネクタイか!」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:52:12.05 ID:ImalY8uho
加蓮「えへへ、どうかな? 気に入ってくれた?」
P「もちろんだよ! やっぱりセンスいいなぁ」
奈緒「これでも相当探し回ったんだ。なかなか凛が決めてくれなくて」
凛「い、いいじゃん。プロデューサーに似合うのじゃなきゃ意味ないし」
加蓮「あれもダメこれもダメー、で三時間はきつかったなー?」
奈緒「加蓮だって途中で飽きてネタに走ってたじゃん」
加蓮「むっ、奈緒も凛もノリノリだったでしょ!」
奈緒「ハロー○ティ柄とか笑うしかないだろ!」
凛「ピンクの水玉なんて悪趣味!」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:54:53.41 ID:ImalY8uho
P「はいはいはいストップ! 悩んでくれたのは分かったから喧嘩しないの!」
奈緒「う、つい……」
凛「こ、こほん。とにかく、大事にしてね?」
P「うん。これから毎日つけてくるよ!」
加蓮「ふふ、よかった!」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:56:44.81 ID:ImalY8uho
P「本当にありがとな。俺もお返し考えないと」
加蓮「え、いいよお返しなんて」
奈緒「そうそう、あたしらがいつも世話になってるお礼なんだから」
P「そうは言ってもな……俺だって三人には感謝してるし」
凛「うーん……プロデューサーがいいなら」
P「じゃあ、そうだな……よし、お前たちのお願いをなんでも聞こう!」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:57:06.29 ID:o5uQ2kcPo
ん?
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:57:52.39 ID:GH+P4i8W0
え?
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:58:26.87 ID:ImalY8uho
奈緒「……なんでも?」
加蓮「なんでも?」
凛「ホントになんでも?」
P「…………俺にできる範囲内で、一つだけでお願いします」
凛「ふふふっ、分かってるよ。待っててね、すぐ決めちゃうから!」
P「ちょ、そんな簡単に!」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 13:58:50.51 ID:wtJ9quzSO
あれれ?
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 14:00:14.22 ID:ImalY8uho
加蓮「大丈夫大丈夫ー!」
奈緒「へへ、楽しみにしてろよPさんっ!」
きゃいきゃい あーだこーだ
P「なんだか不安……だけど」
P「ホント、いい子たちだなぁ」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 14:03:01.36 ID:ImalY8uho
―――
――
―
ブロロン ブロロン
奈緒「Pさん、次の信号右な」
P「はいよ」
P(……まさか俺の家に行きたいだなんて)
P(それに俺の手料理、か……男の料理なんて食いたいものかなー)
P(まぁそんなわけで、奈緒オススメの安売りスーパーへ向かっているのだ)
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 14:05:42.00 ID:ImalY8uho
凛「…………」プクー
加蓮「むぅー」プクー
P「そんなにふくれっ面するなよ……可愛い顔が台無しだぞ?」
りんかれ「だって!」
奈緒「あっはっは、じゃんけんに負けた二人が悪いんだからなー!」←助手席
りんかれ「ぶーぶー!」←後部座席
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 14:07:23.11 ID:ImalY8uho
P「ほらほら奈緒、しっかりナビゲート頼む」ナデナデ
奈緒「にゃっ! う、うんごめん、次左……にへへ♪」
P「ほいほいっと」
加蓮「奈緒ずるーい!」
奈緒「なにがだよぉ、えへへへ」テレテレ
凛「プロデューサー、私も撫でていいんだよ?」
P「うん、待ってなー。今運転中だからなー」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 14:09:36.35 ID:ImalY8uho
加蓮「ちょっと凛! 私の方がお姉さんなんだから私が先!」
奈緒「お姉さん(笑)」
加蓮「……文句あるの?」
奈緒「はっ、別にぃ?」
加蓮「むかっ!」
凛「あっほら、信号赤だよ。子供っぽい二人はほっといて、私の頭撫でてみよう?」
かれなお「なんだとー!」
ぎゃーぎゃー
P「……ったく、喧嘩するなってのに」ニコニコ
おわり
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 14:10:31.76 ID:ImalY8uho
というお話だったとさ
画像先輩サンクス
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 14:31:27.77 ID:GH+P4i8W0
乙です
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/18(土) 14:37:10.73 ID:phj5Pi9DO
いいね!乙
転載元
凛「プロデューサーが寝てる……」モバP「ぐぅ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1368849279/