1:2014/09/14(日) 16:32:02.16 :WPVG0uz2o
凛「お弁当作ってもらえるとしたらどんなのが良い?」
P「そうだな、海苔弁が良いな。おかずにきんぴらと磯辺揚げ、卵焼きなんかも嬉しい」
凛「えっと……海苔弁、卵焼き、と。ごめん、後は何だっけ」
P「磯辺揚げ」
凛「磯辺揚げね……よし」
P「例えばの話だよな」
凛「うん。プロデューサー、明日はお弁当持って来なくて大丈夫だから」
P「そうか、分かった」
2:2014/09/14(日) 16:33:51.36 :WPVG0uz2o
凛「例えばの話だけどさ」
P「おう」
凛「飼うとしたら犬と猫、どっちがいい?」
P「犬かなぁ」
凛「へぇ。理由とかはあるの?」
P「猫はみくで間に合ってるからな。撫で飽きてるし」
凛「……ふーん」
P「あれ、凛。もう帰るのか?」
凛「うん。急用が出来ちゃって、寄り道していかないといけないから」
P「早めに帰るようにな」
凛「心配しなくても、手早く済ませるよ」
3:2014/09/14(日) 16:37:48.42 :WPVG0uz2o
凛「例えばの話だけどさ」
P「おう」
凛「シンデレラガールに選ばれたら、モテるかな」
P「そりゃもうモテモテだろうな」
凛「プロデューサーも、シンデレラガールは好き?」
P「愛梨ちゃんと蘭子ちゃんの事か? 二人とも可愛いよな」
凛「…………ふーん」
P「凛、どっか行くのか?」
凛「自主トレ。総選挙も近付いて来るし」
P「熱心だな」
凛「時間が無いからね」
5:2014/09/14(日) 16:43:31.93 :WPVG0uz2o
凛「例えばの話だけどさ」
P「おう」
凛「花言葉とかよく知ってたりしたら格好良いよね」
P「あぁ。洒落てる感じがするよな」
凛「うん。……あ、プロデューサー、これ。家で余っちゃったんだ」
P「綺麗だな。赤い薔薇か」
凛「机の上にでも飾っておいて」
P「ありがとう」
凛「ところでプロデューサー、花言葉とか結構知ってる?」
P「いや、さっぱり」
凛「ふーん」
7:2014/09/14(日) 16:48:53.71 :WPVG0uz2o
凛「例えばの話だけどさ」
P「おう」
凛「私が未央と同じくらいの長さの髪に切ったら、プロデューサーはどう思う?」
P「凛の事だから、きっと似合うだろうな」
凛「……ふーん」
P「でも、俺は今の髪型が凛に凄く似合ってて好きだよ」
凛「…………そう」
P「切るのか?」
凛「例えばの話だよ」
P「そうか」
8:2014/09/14(日) 16:58:14.47 :WPVG0uz2o
凛「例えばの話だけどさ」
P「おう」
凛「プロデューサーがプロデュースを仕事にしてなかったら、今頃何してるのかな」
P「うーん……凛はアイドルやってるだろうな」
凛「そうだね」
P「なら、俺はたぶん凛のファンになってると思うぞ」
凛「嬉しい事言ってくれるね」
P「何せ凛のファン第一号は俺だからな」
凛「そうなんだ」
P「何だ、急に手を握って」
凛「別に。ただのファンサービスだよ」
10:2014/09/14(日) 17:08:42.06 :WPVG0uz2o
凛「例えばの話だけどさ」
P「うん」
凛「奈緒も加蓮も、それぞれの進む道を見つけて」
P「うん」
凛「美嘉も……未央も、卯月もっ、いつかは別々の道を、えら、んで」
P「うん」
凛「でも、まだっ、わたしは」
P「最後に相応しい、良いライブだったな。トライアドプリムスは最高のユニットだよ」
凛「うんっ」
P「それにな、みんながどこへ進んだって、俺は最後まで凛のプロデューサーだからな」
凛「うんっ……!」
11:2014/09/14(日) 17:16:20.97 :WPVG0uz2o
凛「例えばの話だけどさ」
P「おう」
凛「私がそろそろアイドル引退しようと思ってたら、どうする?」
P「……そう、だな」
凛「うん」
P「…………」
凛「…………」
P「……まぁ俺もいい加減、決心を付けないとな」
凛「……そう」
P「例えばの話だよな?」
凛「…………」
P「……そうか」
凛「うん」
P「ありがとう、凛」
凛「うん」
14:2014/09/14(日) 17:24:47.40 :WPVG0uz2o
P「例えばの話だけどさ」
凛「うん」
P「俺が凛の事を好きで好きで堪らないとするだろ」
凛「うん」
P「実は、ジャケットの内ポケットに指輪が入ってるとする」
凛「うん」
P「それで、緊張で心臓がバクバク言ってて、脚も震えてたりしてな」
凛「うん」
P「今から俺がプロポーズするとしたら、凛はどう思う?」
15:2014/09/14(日) 17:25:13.86 :WPVG0uz2o
凛「…………例えばの話じゃ、やだよ」
17:2014/09/14(日) 17:32:15.42 :WPVG0uz2o
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「……っていう感じだったら、どうする?」
「えー……? お母さんが? うっそだー」
「いやいや、例えばの話さ」
「まぁ本当だったら、ちょっとかわいいかも」
「だろう?」
「というか、娘に惚気ないでよねお父さん」
「――ねぇ、二人とも。例えばの話だけどさ、今日は夕飯抜きって言ったら、どうする?」
『はい! 何でも無いです! すみませんでしたっ!』
「……もう。そろそろ夕ご飯出来るから、その宿題終わらせちゃいなさいね」
「はーい」
「あと、あなた。…………後で話があるから」
「…………はい」
18:2014/09/14(日) 17:41:08.24 :WPVG0uz2o
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凛「例えばの話だけどさ、こういう未来があっても良いと思うんだよね」
P「凛、レッスン行くぞ」
凛「うん」
19:2014/09/14(日) 17:42:06.80 :WPVG0uz2o
おしまい。