真「プロデューサー、ボクの王子様になってください」P「えっ?」【菊地真SS】

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:11:11.49 ID:hoIrUCB90
真「ほら、お姫様に王子様ってつきものじゃないですか」

P「そうだな」

真「で、ボクはお姫様じゃないですか」

P「……………まあ」

真「ですから、ボクの王子様になってください」

P「いや、話が見えんのだが」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:14:47.21 ID:hoIrUCB90
P「……そもそも、どういう王子様がいいんだ」

真「やっぱり、白馬にのった王子様ですね~」

P「白馬」

P「……俺、乗馬はできないんだけどな」

真「大丈夫ですよ、最悪白馬なしでも我慢します!」

P「あれー、なんでそっちが妥協するみたいな話になってるの」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:17:04.38 ID:hoIrUCB90
真「ダメですか?」

P「ダメっていうか」

P「俺王族じゃないし」

真「王子様っていうのはその、もののたとえですよ」

真「それいったら、ボクだって本物のお姫様じゃないですし」

P(その前に、ニセモノであるのかが問題なんだよなー)

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:20:02.08 ID:hoIrUCB90
真「あの、ボク、冠もつけてませんし」

真「ドレスもきてませんけど」

真「がんばってお姫様になるので……お願いしますっ」

P「……」

P(ドレスもティアラも用意できるんだよな、容易に)

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:24:06.35 ID:hoIrUCB90
P「で」

P「なんでいきなりそんな事を?」

真「うーん」

真「朝起きたときにちょっと思い立ったんですよ」

P「思いつきかよっ!?」

真「こういうのって、そういうモノだと思うんですよね~」

P(まあ、その場も勢いも時には大事だけど)

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:26:44.84 ID:hoIrUCB90
真「──じゃあ、考えておいてくださいね」

P「わかった、よ」

P(なんでこんなことに)

真「それじゃ、お疲れ様です。王子様♪」

P「まだなってないよ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:31:55.85 ID:hoIrUCB90
P「……千早、俺のお姫様になってくれない?」

千早「えっ、えっ!?」

P「って、言ったらどうする?」

千早「そ、それはその」

千早「よろこんで……」

P「あー、違う、違う」

P「真に言われたんだよ、王子様になってくれーって」

千早(なんだ、そうだったのね……)

千早「……それで、プロデューサーは何と?」

P「とりあえず保留」

P「どうすればいい?」

千早「プロデューサーはどうされたいんですか?」

P「……」

P「ちょっとわからない」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:36:01.51 ID:hoIrUCB90
P「まあ、……そういうってさ」

P「こう、スパっと決めていいもんじゃないっていうか」

千早「確かに、それはそうですけど」

P「あんまり人に言っていいことでもないんだろうけどさ」

P「どうしても、1人じゃ、ちょっと」

千早「……」

千早「なら、ゆっくり考えてください」

千早「それで、もし王子様になってもいい、なりたいって結論になったら」

千早「お姫様を迎えにいってあげてください」

P「ふむ……」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:39:51.74 ID:hoIrUCB90
P(まあ、時間はあるし、ゆっくり考えるかな)

P「千早、ありがと」

千早「いえ、私は……」

P「とりあえず、お前の言うとおりにしてみる」

P「まあ、結論を急ぐ必要もないかなって思うし」

千早「あまり時間をかけて待たすのもダメですよ?」

P「わかってる、わかってる」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:43:29.69 ID:hoIrUCB90
P「……」

P「王子様かぁ」

P「王子様ってガラじゃないよなあ、おれ」

P(…………)

P(しかし、あれはいわゆる告白ってやつだよな)

P(…………)

P(初めてされたかもしれない)

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:46:05.75 ID:hoIrUCB90
P「……寝るか」

P「明日もはやいし」

P「おやすみ」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:50:11.15 ID:hoIrUCB90
翌日

真「おっはよーございまーす!」

ギュッ

P「こら、離れなさい」

真「プロデューサー、昨日の話考えてくれましたか?」

P「もうちょいまってくれ。近い将来、ちゃんと返事する」

真「…いつになるんですか?」

P「……さあ?」

真「ボク、待ってますから早くしてくださいね」

すりすり

P「わかったから、離れなさい」

P(発情期にでも入ったのかな……)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:51:55.31 ID:hoIrUCB90
P「……」

P「……」

P「美希、離れなさい」

美希「やなの」

P「わがまま言うなよ」

美希「真君ばっかりずるいの」

P「真はすぐに離れました」

美希「ミキはミキ、真君は真君」

P「その理屈なら抱きつかなくてもいいじゃない」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 22:54:42.29 ID:hoIrUCB90
P「仕事にならないでしょう」

美希「あと五分だけぇ」

すりすり

美希「ハニー、いい匂いなの」

P「それはありがとう」

P(暑い)

P(あと押し付けられるお○ぱい柔らかい)

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:00:00.24 ID:hoIrUCB90
P「あれ、おかしいな。もう10分は立ってるぞ?」

美希「まだ1分なの」

P「なんだよそれ、アインシュタインもびっくりだな」

美希「ハニィ……」

P(誰かたすけて)

美希「……すぅ、すぅ」

P(寝ちゃったよ)

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:05:09.29 ID:hoIrUCB90
響「はいさーい!」

P「はいさーい」

響「あれ、どうしたさー、プロデューサー」

P「ああ、ちょっと甲羅がはえちゃってな」

響「美希かー、あまり甘やかしちゃだめだぞー?」

P「俺もなんとかしたいんだけどね」

P「気持ちよさそうに寝てるし、時間あるから起こし辛くてさ」

響「プロデューサーも大変だなー」

P「まあね」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:08:52.25 ID:hoIrUCB90
美希「すぅ…すぅ…」

P(やれやれ、そろそろ離れてもらわないと)

P「美希ー、起きろー」

美希「……すぅ、すぅ」

P「……まだ寝てるのか」

美希「すぅ、すぅ」

P「やれやれ……」

P(真のこと、どうするかな)

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:12:53.52 ID:hoIrUCB90
美希(……)

チラ

美希(ハニー、ミキがもう起きてるコトに気づいてないの)

美希(このまま寝たフリしていれば、お仕事までハニーとひっついていられるの)

P(───なんて考えてるんだろうし、もうちょっとこうさせてやるか)

P(変に引き剥がしてスネられたら面倒だしな)

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:14:50.22 ID:hoIrUCB90
P「美希、そろそろおきなさい」

美希「……はぁーい」

美希「むにゃむにゃ……」

美希「あふぅ、よく寝たの」

P「それはよかった、そろそろ時間だぞ」

美希「はーい」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:18:38.55 ID:hoIrUCB90
P「……ふぅ」

律子「大変ですね……」

P「ならかわってくれよ」

律子「あら、あの子はプロデューサー殿だからすりよってくるんじゃ?」

P「……そうか」

P(それはうれしいが)

P(あのお○ぱいは魅力的だが)

P「それでも、あまりベタベタされるのは」

律子「確かに、困るでしょうね」

P「だから律子」

P「代われ」

律子「嫌です」

P「だろうな」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:23:13.01 ID:hoIrUCB90
P(…………)

シャカシャカシャカ♪

P(…………)

シャカシャカシャカ♪

真「プっっっロデューサー!」

P「…………」

真「プロデューサー」

P「……あ、真、居たのか」

真「何の曲聴いてたんですか?」

P「……おこらない?」

真「怒るわけないですよ~♪」

P「恋をはじめよう」

真「  」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:26:38.99 ID:hoIrUCB90
真「……で、でも」

真「確かに、他のプロダクションのアイドルの曲をきくのも大事ですよね」

P「そうだろ?」

P(…………君を見失う)

P(Alice)

P(……ぶふっ)

P「で、どうかしたか?」

真「あ、レッスン終わりました」

P「ああ、そういや今日は真に任せてたっけ」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:32:11.22 ID:hoIrUCB90
真「今日も一杯汗かいちゃいました」

P(ボーカルレッスンなんだけどな)

P(まあ、それだけ声だしたってことか)

真「今日はバッチリでしたよ、プロデューサー!」

P「そうか、よくがんばったな」

真「……」

P「どうした?」

真「えっと、その…、頭撫でてほしいな…なんて?」

P「……よしよし、えらいえらい」

ナデナデ

真「えへへ……」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:38:10.36 ID:hoIrUCB90
P「……さて、レッスン終わったなら」

P「お茶でも飲むか?」

真「はい♪」

P「じゃ、淹れてくるな」

小鳥「あ、プロデューサーさん、私入れてきますよ」

P「あ、じゃあお願いします」

小鳥「はーい」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:46:14.03 ID:hoIrUCB90
小鳥「はい、プロデューサーさん、真ちゃん」

小鳥「ケーキも持ってきました♪」

P「どうもすいません」

P「それじゃ、真。食べよっか」

真「はーいっ」

真「プロデューサー」

P「ん」

真「あ~ん」

P「……」

P「悪い、ケーキが先についてるとはいえフォークを向けられると」

真「?」

P「先端恐怖症ってわけでもないんだけど」

真「そうなんですか……」

P「あぁ、もう。食う、食うから。ほら」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:50:57.00 ID:hoIrUCB90
真「いいですか?」

P「ば…ばっちこーい」

真「あ~ん」

P「……」

パク

真「どうですか?」

P「美味いぞ」

真「じゃあ、次はプロデューサーの番ですよっ♪」

P「……やるの?」

真「はいっ」

P「……ほい」

真「プロデューサー、「あ~ん」って言ってくれないと雰囲気がないですよ……」

P「ご、ごめん」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 23:55:40.47 ID:hoIrUCB90
P「あ~ん」

真「あーん♪」

パク

P「どう?」

真「美味しいです~♪」

P「後は自分で食えよ?」

真「……」

P「どうした?」

真「このフォーク、ボクが自分でつかったらプロデューサーと……」

P「深く考えるなよ」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 00:03:47.11 ID:VibNAj2R0
真「……ん~♪」

P「そんなに美味いんなら、今度買ってきてやるよ」

真「いいんですか?」

P「構わんよ」

真「それじゃあ、他のみんなの分もお願いしていいですか?。ボクもお金出しますから」

P「う、うーん。……わかったよ」

P「あと、金は俺が全部だすよ」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 00:10:04.86 ID:VibNAj2R0
P「ごちそうさま」

真「ごちそうさまー♪」

P「……ふう」

P(確かに美味かったなあ)

真「プロデューサー、口にクリームが」

P「あ、ほんとだ」

グイッ

真「  」

P「な、なんだよ」

真「何で自分でとるんですかあ!」

真「せっかくボクがお口でとってあげようと思ったのに」

P「……ごめんなさい」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 00:18:16.40 ID:VibNAj2R0
真「プロデューサー、微妙に女の子の気持ちわかってませんよね~」

P「そ、そうか?」

真「はい」

P「ごめん……」

真「あ、謝らなくてもいいですよ!」

P「うーん……」

真「えへへ……、でも、こうやってプロデューサーと一緒にケーキを食べられたのは」

真「ボク、すっごくうれしいです、それはわかって欲しいなぁ、……なんて」

P「……なる、ほど」

プイ

真「どうしたんですか?」

P「な、なんでもない」

P(いま顔赤いからこっちみないでくれ……)

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 00:22:53.35 ID:VibNAj2R0
P(よ、よし、落ち着いた)

P「ま、真」

P「まあ、俺もこうしてお前と食事したり、談笑できるのはうれしいよ」

真「……プロデューサー」

真「よかった、プロデューサーもおなじ気持ちでいてくれたんですね!」

P「……ま、まあ」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 00:28:12.26 ID:VibNAj2R0
P「……真」

真「なんですか、プロデューサー?」

P「…………いや」

P「なんでもないよ」

真「あ、もしかして「呼んでみただけ」ってヤツですか?」

真「なんだか、恋人同士みたいですねボクたち」

P「あー、あー……」

P「そうだな」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 00:35:38.54 ID:VibNAj2R0
真「プロデューサー、恋人みたいついでに……」

真「明日、デートしてくれませんか?」

P「まて、流石にそれはまずい」

真「だ、大丈夫ですよ、服とかそういうのに気をつかえば」

P「バレたら、おしまいだぞ」

真「そのときは、ほら。プロデューサーが相手ですし」

真「衣装とか、そういうのを買いに来たという事で」

真「………ダメですか?」

P「……ふぅ、わかったよ」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 00:41:37.23 ID:VibNAj2R0
次の日

P(……)

真「~♪」

P(…………)

P「真、あまりくっつくなよ、動き辛い」

真「いいじゃないですか、だってデートなんですよ?」

P「……それもそうか」

P(……いい加減、返事しないとな)

P(────やっぱ、最初から答えは決まってるか)

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 00:48:13.04 ID:VibNAj2R0
P「……はあ」

真「どうしたんですか?」

P「なんでもないよ」

真「……プロデューサー、ムリしてません?」

P「そんなことないよ」

真「やっぱり、ボク、迷惑なのかな……」

P「違う、そんなんじゃないよ。バレないかびくびくしてるだけ」

真「そうですか?……うん、大丈夫、ばれない自信ありますよ」

真「ほら、今日はスカートはいてきたんですよ?」

真「デートだから、ちょっとおめかししてきたんです」

真「……やっぱり、ボクには似合いませんか?」

P「似合ってるよ…とても」

真「えへへ……、よかった」

P(ミニ、か)

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 00:55:01.97 ID:VibNAj2R0
真「……あ」

P「どうした?」

真「アイスクリーム……」

P「食べたいの?」

真「じゃ、じゃあ、ジャンケンで負けたほうが買いにいきませんか?」

P「いいよ、じゃーんけーん」

P「ポン」 パー
真「ポン」 チョキ

P「あ、負けた」

真「ボクの勝ちですねー♪」

真「それじゃ、お願いしますね」

P「へーい」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:02:47.48 ID:VibNAj2R0
P「……並んでるな」

P「こりゃ、時間かかりそうだな」

真「……~~♪」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:08:46.88 ID:VibNAj2R0
真「プロデューサー遅いな」

真「……並んでたみたいだし」

真「しかたないよね」

男A「ね、彼女ひとり?」

男B「お、この子可愛いじゃん」

真(……バレてない?)

真「ごめんなさい、人を待ってるんです」

男A「君みたいな子待たせるヤツなんかほっときなよー」

男B「そうそう、俺たちと遊ぼうぜ」

真「ごめんなさい」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:14:32.25 ID:VibNAj2R0
男A「ほら、いこうよ~」

ガシッ

真「あ……」

P「おい、何してんだ」

P「その娘はおれのツレだ、触るなよ」

男B「あぁ?んだてめー」

P「まったく、いい年こいてナンパしてムリヤリつれていくなんて、情けないな」

男A「あぁ?何様だてめぇ!?」

P「…………」

P「おれは……」

P「王子様だよ」

真「!」

P(何いってんだ、おれ)

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:18:39.37 ID:VibNAj2R0
男A「王子様がなんのよーですかぁ?」

P「いいから、その娘はなして帰れよ」

男B「かえるわけねーだろ、おい、やっちまおーぜ」

男A「そうだな」

P「……いいのかよ、人みてるぞ」

男A「かんけーねーよ」

P「やめとけって……警察よぶぞ?」

男A「びびってんのかよ」

P「当たり前だろ、喧嘩はきらいなんだよ」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:22:39.85 ID:VibNAj2R0
P「そういうわけで」

P「逃げるぞ、真」

がしっ

真「えっ」

ぐいっ

男A「あ、てめぇ!」

P「真、ダッシュだ!」

真「プロデューサー、アイス落ちましたよ!」

P「んなもん後でコンビニで買ってやるから、俺の手離すなよ」

真「……」

真「はい!」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:26:13.03 ID:VibNAj2R0
P「……なんとか撒けたか」

真「みたいですね……」

真「あの、プロデューサー」

P「ん?」

真「さっき、いってた王子様って……」

P「あ、あー……」

P「うん、俺は真の王子様になるよ」

真「……プロデューサー!」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:31:39.20 ID:VibNAj2R0
真「…プロデューサー」

P「どうした」

真「ん」

P「……」

P(…………まあ、道理だわな)

真「…ちゅぅ」
P「ちゅぅ」

P「……」

真「……えへへ」

P「ニヤニヤするなよ」

真「だって、顔が自然とニヤついちゃうんですよ~……」

P「……真」

P「俺のお姫様として、隣にいろよ。離れるな」

P「王子様にお姫様はつきものなんだからな」

真「は、…………はい」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:35:52.13 ID:VibNAj2R0
数日後

美希「ハニー、お腹すいたのー」

ギュー

P「美希、離れてくれ」

P「視線がいたい」

真「むー……」

P「真、むくれてる暇あったらたすけてくれ」

真「お、お姫様は助けられる側ですよ」

P「このまま愛しの王子様が魔獣にくわれてもいいのか」

美希「ミキ魔獣じゃないの」

真「やれやれ、王子様は甘えん坊だなあ~♪」

P「はいはい」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:39:15.69 ID:VibNAj2R0
美希「真君ばっかりハニーといちゃいちゃしてずるいの」

真「だって、プロシューサーはボクの王子様なんだもん」

真「ね、プロデューサー」

P「そーですね」

真「プロデューサー、事務所じゃよそよそしくありません?」

P「その分プライベートで構ってやってるだろ」

P「お前もプロなら、公私は弁えろ」

P「社長は許してくれたけど、俺らの関係ギリギリなんだからな?」

真「お姫さまはわがままなくらいが可愛いんですよ?」

P「……わがままも、2人の時にきいてやるから」

真「はぁーい……」

美希「だったら、いまはミキにハニー貸し手くれてもいいと思うな」

p(おれはモノかっ)

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:42:24.19 ID:VibNAj2R0
P「やれやれ……」

P「あんま剥れるなって」

P「せっかくの可愛い顔が台無しだぞ、お姫様」

真「……」

真「はーい♪」

美希「ハニー、クサいの」

P「黙れ」

おわり

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:43:24.86 ID:jVgCRwWl0

小文字ってことは下のPさんかwww

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/09/07(金) 01:44:55.85 ID:VibNAj2R0
というわけでおやすみ
本当はイチャイチャかきたかったけど、またいつか書きます
では

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