【菊地真SS】真「えへへ、プロデューサー♪」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 11:19:15.45 ID:N7pkXvs60
ζ*’ヮ’)ζ < 甘い

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 11:32:59.88 ID:N7pkXvs60
真「えへへ、プロデューサー♪」

P「おはよ、真」

真「はい、おはようございます!」

P「なんだか今日は元気だな、調子良いのか?」

真「ええ、朝から良い物見られましたから。あ、調子良いついでにあれやりますか! はい!」

P「お、あれか。よし……っと」

真「ダーン! へへっ、やーりぃ!」

P「ところで真、さっき言ってた良い物ってなんだ?」

真「そ、それは……あの、笑わないでくださいね?」

P「なんだよ、そんな風に言われると気になるなあ」

真「えっと、ぷ、プロデューサーの笑顔……」

P「あ、あうあう」

真「え、えへへ……」

ζ*’ヮ’)ζ < 甘い

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 11:39:38.01 ID:N7pkXvs60
真「えへへ、プロデューサー♪」

P「今書類整理してるから、急ぎの用事以外は後にしてくれるか?」

真「はい、分かってます」

P「……?」

真「♪」

P「あの、じっと見られてるとなんかやり辛い」

真「いいんですいいんです、ボクのことは気にしないでくださいっ」

P「そ、そうか?」

真「はい!」

P「……」

真「……やっぱりキリッとした顔もかっこいいなあ」

P「え!?」

真「うわ! あ、もしかしてボク、く、口に出ちゃってましたか!?」

P「あ、あうあう」

ζ*’ヮ’)ζ < 甘い

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 11:48:21.28 ID:N7pkXvs60
真「えへへ、プロデューサー♪」

P「ん? 真も昼飯食べに行くか?」

真「僕も一緒に行っていいんですか?」

P「うん、たるき亭の定食で良ければ」

真「行きます行きます! あ、お金はちゃんと自分で払いますから!」

P「いや俺が払うよ、プロデューサーだしな」

真「良いですって、ボクも最近稼ぎが良くなってきてるんです!」

P「いや、やっぱり年長者としての威厳とかあるし俺が」

真「ボクが!」

P「俺が!」

真「じゃあ代わりに今度お弁当作ってきます!」

P「俺g……え?」

真「いや、ですか?」

P「あ、あうあう」

ζ*’ヮ’)ζ < 甘い

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 12:00:13.99 ID:N7pkXvs60
真「えへへ、プロデューサー♪」

P「zzz……」

真「……眼鏡外してるのって、ちょっと新鮮だな」

P「zzz……」

真「髪の毛、意外とサラサラしてる」

P「zzz……」

真「風邪引きますよ、ボクのコート貸してあげますね」

P「ん……」

真「かわいいなあ」

P「zzz……あ、おはよう、真」

真「はい、おはようございます。お昼寝は気持ち良かったですか?」

P「うん、いつもよりよく眠れたような気がする。あれ? このコートは?」

真「あ、えっと……えへ」

P「あ、あうあう」

ζ*’ヮ’)ζ < 甘い

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 12:04:02.34 ID:N7pkXvs60
ζ*’ヮ’)ζ < 二人を止めて 私のために争わないで

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 12:13:44.08 ID:N7pkXvs60
真「えへへ、プロデューサー♪」

P「あれ、真なんか雰囲気変わった?」

真「分かりますか? 分かっちゃいますか? いやー、ボクもこれ気に入ってるんですよー」

P「うーん、いつもと違う気はするんだけどどこが違うんだろ?」

真「へへ、どこだと思いますー? ヒントはー」

P「あー待てよ、すぐ当てるから。えーっと」

真「ごー、よーん、さーん、にーい、いーち、ぜーろ! 正解はー……」

P「分かった、寝癖だ!」

真「じゃーん! 新作のネックレs、え? 寝癖?」

P「うん、向かって右側。ほら、跳ねてる」

真「……うわあ!? ほんとに跳ねてるー!?」

P「ちゃんとその辺も気を使わないともったいないぞ、真はかわいいんだから」

真「あ、あうあう」

ζ*’ヮ’)ζ < 甘い

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 12:20:23.22 ID:N7pkXvs60
真「えへへ、プロデューサー♪」

P「真はかわいいなあ」

真「!? ……そ、そうです! ボク、かわいいんです!」

P「真かわいい」

真「へへー、や、やーりぃ!」

P「かわいいなあ」

真「なんだか照れくさいですよもー」

P「真、かわいいぞ」

真「う、うわー……うわー!」

P「かわいい真真かわいい」

真「やっぱりやめ! かわいくない、ボクはかわいくないです! やめてください!」

P「本当に可愛い」

真「あ、あうあう」

ζ*’ヮ’)ζ < 甘い

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 12:31:30.87 ID:N7pkXvs60
真「えへへ、プロデューサー♪」

P「ん、着いたぞ。今日はしっかり休むんだぞ」

真「はい、しっかり休みます!」

P「……? 降りないのか?」

真「あの、もうちょっとだけプロデューサーの隣にいたくて」

P「え、えーと」

真「……」

P「ま、真?」

真「プロ、デューサー」

P「……」

真「……えへ、ま、まだ早いですよね! おやすみなさいプロデューサー!」

P「え? あ、うん、おやすみ……」

真「それじゃ、プロデューサーもおきをつけて! また明日!」

P「う、ん……早い? 早い……って、あ、あ、あうあう」

ζ*’ヮ’)ζ < 甘い

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 12:37:43.50 ID:N7pkXvs60
真「えへへ、プロデューサー♪」

P「心配かけさせないでくれ、全く……」

真「すみません、足を捻るなんて滅多にないんですけど。それに、おんぶまでしてもらっちゃって」

P「いいよいいよ。とにかく、これからは無茶なんてするなよ? 」

真「はい、反省してます……それはそうと」

P「?」

真「プロデューサーの背中、大きいですよね。それに暖かい……すんすん」

P「!?」

真「ちょっと汗の匂いが……でも、えへへ。全然嫌じゃないですっ」

P「い、医務室に着いたぞ真! しっかりテーピングしてもらうんだぞ!!」

真「はい。プロデューサー、またボクが怪我したら、おんぶしてくれますか?」

P「あ、あうあう」

ζ*’ヮ’)ζ < 甘い

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 12:43:24.08 ID:N7pkXvs60
コズファニの衣装はやっぱり日常の風景から浮きすぎるな

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 13:06:04.88 ID:N7pkXvs60
真「えへへ、プロデューサー♪」

P「それ、デジカメか?」

真「はい、新しく買ったんです! 記念に一枚撮らせてもらってもいいですか?」

P「なんだか緊張するな、最初の一枚が俺でいいのか?」

真「あ、どうせだからツーショットにしましょうよ! ほらこっちこっち!」

P「ひ、引っ張るなよ……こうかな?」

真「それじゃあ行きますよ、はい、チーズ!」

P「にっ!」

真「へへっ」

P「……ま、真? これもう撮れたのか?」

真「そのままそのまま」

P「にっ……あの、そろそろ辛い」

真「まだビデオ回ってるんだから笑顔のまま頑張ってください」

P「ビ、ビデオ!?」

真「あ、ついホントのこと言っちゃった」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 13:11:30.92 ID:N7pkXvs60
P「ちょ、消せ消せ!」

真「だめですよ、消しませーん」

P「恥ずかしいから消してくれー!」

真「へへっ、これは永久保存版です!」

P「ダメだってばー!」

真「……もうすぐ、一年ですよね?」

P「え?」

真「プロデューサーとの活動が始まって、もうすぐ一年。活動停止、なんでしょう? 社長と話してるの、聞いちゃったんです」

P「それ、は……」

真「だから、これは記念に。どうしてもダメなら消しますけど、出来れば……」

P「……」

真「ダメ、ですよね。あはは、わがまま言っちゃってすみません、すぐ消しますね」

P「……うん、消してくれ」

真「っ、はい。これでちゃんと、消えましたから」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 13:16:02.18 ID:N7pkXvs60
P「さっきも言ったけど、流出なんてことになったらまずいんだ。特にこれから先、真と俺が一緒に活動していく為にもさ」

真「え……?」

P「社長はああ言ってたけど、きっと分かってくれる。いや、分からせてやろうじゃないか……お別れコンサート、やるぞ」

真「!」

P「ドームで最後を飾って、観客も社長も皆が何一つ文句を付けられない、真は本当のトップアイドルだって見せつけてやろう」

真「は……はい!」

P「それで、もう一回デビューすることになって、またトップアイドルになって……いや、今度はもっと上まで行って」

真「トップアイドルの、更に上……」

P「全部出し切ってやり切って、引退して、その時。その時まだ、真が俺と二人並んで、ビデオを撮りたいと思ってたら」

真「……はい!!」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 13:21:52.49 ID:N7pkXvs60
――――

P「お疲れ様、真。最後に相応しい、最高のステージだったよ」

真「お疲れ様です、プロデューサー! ボクまだまだ体を動かしたい気分なんです! だから、いいですか?」

P「え? うわ、どこへっ」

真「こっちこっち! ……ここならいいかな?」

P「真、こんな公園で一体何を?」

真「プロデューサー。初めてボクのファンになってくれたのは貴方でした。だから、最後のステージは、貴方に捧げます」

P「まこ、と」

真「聞いてください……エージェント夜を往く」

P「……頑張れ、真」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 13:29:55.93 ID:N7pkXvs60
真「はぁっ……はぁ……」

P「ありがとう、真。照明も何もないけど輝いてたよ。最高の、本当に最高のステージだった」

真「へへ、やーりぃ……わっとと」

P「真!?」

真「っつぅ! ……あはは、かっこ悪いなぁ。最後の最後でまた足を捻っちゃうなんて。プロデューサー、おんぶしてくれますか?」

P「……ばか」

真「それでもちゃんと負ぶってくれるんですね。優しいですよね、プロデューサー」

P「優しくなんて、ないよ」

真「優しいですよ」

P「そんなこと」

真「あります」

P「優しかったら今はダメだなんて」

真「優しいからダメだって言ってくれたんでしょ? ボクがアイドルを続けられるように、万が一のことを考えて」

P「……」

真「好きです、プロデューサー」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/14(日) 13:35:37.94 ID:N7pkXvs60
――――

真「えへへ、プロデューサー♪」

P「懐かしい呼び方だ」

真「ダメ?」

P「お前……もうそんなかわい子ぶる年じゃないだろ」

真「女の子はずっと女の子なの!」

P「なのって、はあ……」

真「溜め息ばっかりついてると老けるよ?」

P「どうせあっという間にジジイだよ」

真「じゃあ若返らせてあげようかな……大好きです、プロデューサー」

P「……愛してるぞ、真」

ζ*’ヮ’)ζ < 甘い

ζ*’ヮ’)ζ < 終い

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