1:周子の黒ビキニの紐になりたい:2014/06/27(金) 15:46:44.20 :PJ1BO8kco
アイドルマスターシンデレラガールズ 塩見周子のSSです。
複数P設定ありですのでご了承ください。
周子とひたすらいちゃつくだけ だらだら書いていきます
2:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 15:52:00.03 :PJ1BO8kco
ブゥーン…
P「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
周子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
ブゥーン…
P「ワ゛レ゛ワ゛レ゛ハ゛ウ゛チ゛ュ゛ウ゛シ゛ン゛タ゛」
周子「……ねーPさん」
ブゥーン…
3:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 15:52:43.55 :PJ1BO8kco
P「な゛ん゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
周子「あっつーいー」グデー
P「言うな…それだけは言ってはならぬ…」グデー
周子「なんでこんなあっつい日にクーラーはんはやる気なくしてしまうかなー」
P「寿命だったのだ…新しいクーラーが明日には届くからそれまでの辛抱よ…」
周子「…ねーえーPはーん?」ベター
P「乗るな、しゅーこ、暑い」
4:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 15:53:20.73 :PJ1BO8kco
周子「あーんいけずー」
P「…外には出ないぞー」
周子「なんでー?どこか涼めるとこいこーよーねーえー」ベタベタ
P「ええい暑いと言うとるに!」ガバァ
周子「あーれー」ゴロゴロ
P「見ろ!外の気温を!」
周子「…30℃越えてるね」
5:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 15:59:00.87 :PJ1BO8kco
P「こんなんで外に出てみろ!俺はとろけて母なる大地に還るぞ!」
周子「あたしはちょっとくらい暑いのは慣れてるけど…」
P「いやだ!いやだったらいやだ!」
周子「子供か」
P「…夜になるまで待とう、それからどこか涼しいところで飯にするんだ」
周子「今から出たほうがいいよー」ゴロゴロ
P「分かってる…分かってるけどもだ…」
6:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 15:59:27.62 :PJ1BO8kco
周子「じゃあなんでー?」
P「…うちの駐車場は、屋根がない」
周子「それがどうし…はっ!?」
P「気づいたか…そう」
周子「今の車は…サウナ状態…?」
P「ふはははは!今更手遅れよ!既に…飽きたわ」バタリ
周子「いきなり変なテンションになって途中で素に戻るのはあかんえー?」
P「だって暑いじゃーん…」ゴロゴロ
周子「だよねー」ゴロゴロ
7:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 15:59:55.16 :PJ1BO8kco
P「…ベランダに水撒いてくる」
周子「今開けたらすごいよ…」
アヂイイイイ
周子「…遅かったか」
P「あつい…あつい…」
周子「もーあっつい空気入れんといてよPさーん」
P「風呂入ろう…」
8:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:00:24.02 :PJ1BO8kco
周子「あたしも入るー」
P「だめ」
周子「えーなんでよー」
P「せまい」
周子「確かに」
P「順番にしよう」
周子「あっついのでおねがーい」
P「あいよー」
9:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:00:58.07 :PJ1BO8kco
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
P「はー」ゴロゴロ
周子「うあー」ゴロゴロ
P「アイス…」
周子「ないよ…」
P「なんでだ…」
周子「さっき食べたじゃん…」
P「そうだった…」
10:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:01:30.67 :PJ1BO8kco
周子「…あっ、そーだ」
P「どうしたー」
周子「ちょっと待っててー」トコトコ
P「おーう…」
周子「あったあった、じゃーん」
P「そ…それはっ!?」
周子「こーおーりーまーくーらー」ババーン
11:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:02:02.49 :PJ1BO8kco
P「でかしたしゅーこ!しかもそれは大きめ大人サイズっ!」
周子「タオル巻いて二人で寝よー」
P「まかせろ」グルグル
周子「セッティングかんりょー」
P「では」ゴロン
周子「いざ」ゴロン
P「……」
周子「……」
12:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:02:50.22 :PJ1BO8kco
P「あぁ…」
周子「ひやこい…」
P「これが溶けるまでは極楽だな…」
周子「ふっふっふ、シューコにおまかせ」
P「お?」
周子「二つ買ってあるからこれが溶けても次があるのです」
P「しゅーこ…やるな」
13:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:03:34.09 :PJ1BO8kco
周子「もっとほめろー」
P「ほれほれ」ナデナデ
周子「ふふふ」
P「しゅーこさんや」
周子「なにかねPさんや」
P「実はさっきお前さんが風呂に入っている間、車のエンジンをかけてクーラーを回しておいたのじゃよ」
周子「Pさん…やるね」
14:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:04:01.34 :PJ1BO8kco
P「もっとほめれー」
周子「うりうり」ナデナデ
P「ふふふ」
周子「どこ行こっかー」
P「気になってたお蕎麦屋さんがあってだな」
周子「いいねえ、そこでご飯にしよー」
15:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:04:38.73 :PJ1BO8kco
P「しゅーこはどっか行きたいとこあるか?」
周子「かな子ちゃんに教えてもらったジェラートのお店がありましてですね」
P「素晴らしい、デザートはそこで」
周子「晩ごはんどーしよ…」
P「いっそのことどっか泊まるか、今日」
周子「やだーPさんこんないたいけな少女をどこに連れ込む気なのー」
P「じゃあお前、クーラーのないこの部屋で寝たいか?」
16:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:05:04.97 :PJ1BO8kco
周子「…わたし、今日は帰りたくないの」
P「わかればよろしい」
周子「でもさあPさーん、あたし達こんなだらだらしてていいのかなー」ゴロゴロ
P「何を言う、アイドルにだって夏休みくらいあってもいいだろう」
周子「Pさんははたらかなくていいのかー」ゴロゴロ
P「俺はしゅーこの専属だぞー、しゅーこが休みなら俺の仕事もほとんどなーい」
周子「営業とかさー」
17:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:05:37.33 :PJ1BO8kco
P「個人が勝手に仕事持ってくるとちひろさん怒るんだよ…」
周子「…やっぱなんかヘンだね、うちの事務所」
P「言うな、俺ももう諦めた」
周子「…ふふふ、Pさーん」ギュッ
P「どうしたいきなり抱きついて」
周子「あれ、あついーって言わないの?」
P「枕のお陰で多少はマシだからな」
周子「そっかそっか」ギュ
20:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:53:36.20 :PJ1BO8kco
P「……」
周子「……」
P「…やっぱ暑い」
周子「うん」パッ
P「はー」
周子「ひー」
P「…ふー」
周子「へー」
21:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:54:03.93 :PJ1BO8kco
P「…ほー」
周子「……まー」
P「…!? み、みー」
周子「むー」
P「めっ!」ペシ
周子「あいた!もー」
P「まだ続ける気か」
周子「ちょっとしたお茶目だからーかんにんしてー」
22:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 16:54:39.42 :PJ1BO8kco
P「全く」ゴロン
周子「ひまだよーPさーんかまってー」ゴロゴロ
P「落ち着きないなあしゅーこは…」
周子「あたしだってぼーっとするのは嫌いじゃないけどさーひまだよー」
P「佐城さんとこを見習え、あの二人は8時間も同じソファの同じ位置で一言も発さずに座っていたという伝説があるんだぞ」
周子「やだ!そんな事してたらあたし石像になる!」
P「毎日磨いてやるから安心しろ」
23:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 17:15:18.96 :PJ1BO8kco
周子「やーだ、Pさんのことだから車洗うついでとかに決まってるもん」
P「そ、そんなことないぞ?」ギク
周子「車用の洗剤で体洗われるのは流石にやだよ」
P「ワックスも塗るから!」
周子「そういう問題じゃないー」
P「そうか」
周子「流すなー」ジタジタ
24:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 17:24:54.25 :PJ1BO8kco
P「あーはいはいしゅーこはかわいいなー」ナデナデ
周子「そ、そんな撫でられたくらいでシューコちゃんは機嫌直さないからね!」
P「ほうほう」ナデナデ
周子「う、うう…なでなでなんかに絶対負けたりしない!」キッ
~数分後~
周子「ごろごろ…♪」
P「ちょろい」ナデナデ
25:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 17:31:38.87 :PJ1BO8kco
周子「あーPはーん、手ぇ止まってますえー?」
P「はいはい、しゅーこちゃんは甘えん坊ですねー」
周子「Pさんじゃなきゃこーやって甘えたりしないもーん」
P「お…おう」
周子「お、照れたなー?あたしの勝ちだね」
P「うるせー」ワシャワシャ
周子「きゃー♪」
26:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 17:33:48.64 :PJ1BO8kco
P「…そろそろ出るかー」
周子「そーだね、それじゃPさん運転よろしくー」
P「あいよ、任された」
周子「安全運転で、ね?」
P「わーかってるって」
周子「んふふ、それじゃしゅっぱーつ」
29:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 20:35:12.25 :PJ1BO8kco
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
周子「お蕎麦おいしかったー」
P「ああ、あそこは当たりだな」
周子「夏にお蕎麦ってどうなの?って思ったけど、意外においしかったね」
P「だろ?」
周子「ただちょーっとつゆが辛かったなー」
P「ありゃしゅーこがどっぷり浸して食うからだよ、つゆにちょっとつけるくらいでいいらしいぞ」
周子「なんか通っぽい食べ方であんまり好きじゃないんだよね、そーいうの」
30:◆klx9zSJI.g:2014/06/27(金) 20:45:58.48 :PJ1BO8kco
P「まあ気持ちはわかるな」
周子「好きなように食べたいじゃーん」
P「…人のジェラートを勝手に味まで指定した奴のセリフとは思えんな」
周子「しょーがないじゃーん、あっちの味も気になってたんやしー」
P「まあ、旨かったからいいけどな」
周子「Pさんは何が食べたかったのさ」
P「…きなこ」
周子「やっぱり…もーウチの和菓子に洗脳されすぎじゃないのー?」
P「いやマジで間食は和菓子っていう刷り込みがされてそうで怖いわ」
32:◆klx9zSJI.g:2014/06/28(土) 09:15:40.22 :aVCAKPPno
周子「味を覚えさせてあわよくば跡取りに…みたいなこと絶対考えてるよおとんは」
P「しゅーこと一緒にいられるんなら俺は別にそれでもいいけど」
周子「嬉しいこと言ってくれるねーこのこの♪」ツンツン
P「こら、運転中なんだから大人しくしてろ」
周子「はーい」
P「どーすっか今から」
周子「んーちょっと中途半端な時間だよねえ」
33:◆klx9zSJI.g:2014/06/28(土) 09:20:37.06 :aVCAKPPno
P「だなあ」
周子「ゲーセンでも行く?」
P「ゲーセン…?ああ、ダーツね」
周子「そそ、確か駅前のトコに入ってたでしょ」
P「いいけど、今日ダーツ持って来てないぞ俺」
周子「あたしの予備あるけど使うー?」
P「おう、使う使う」
34:◆klx9zSJI.g:2014/06/28(土) 09:21:40.18 :aVCAKPPno
周子「そういえばPさんとダーツって結構久しぶりかも」
P「そんなにやってないか?」
周子「オフ自体久しぶりじゃん」
P「あー言われてみればそうだな」
周子「ふふん、負けないからね」
P「言ってろ、ボロボロに負かしてやるからな」
36:◆klx9zSJI.g:2014/06/29(日) 22:30:52.89 :Qbw2/3ULo
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
周子「お店ついたーん♪」
P「こっち来るのも久しぶりだな」
周子「最後に来たのいつだっけ?」
P「しゅーこがデビューし立てくらいの頃じゃなかったか?」
周子「ああ…そういえばPさんと初めて投げたのもここかあ」
P「あの時はドの付く初心者だったからなあ俺も」
周子「上手くなったよねPさんも」
38:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 03:24:47.55 :XmU3z1k9o
P「行くたびにボコボコにされてたら流石にな、プライドってもんがあるんだよ」
周子「ふっふー」
P「うわ腹立つなそのドヤ顔、絶対負かしてやる」
周子「てきとーにカウントアップ投げてからゼロワンでいい?」
P「それでいいだろ、俺もしばらく投げてないしな」
周子「よーっし、スタート!」デレレレン
P「ほい…やっぱ投げにくいなコレ」
39:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 03:56:11.28 :XmU3z1k9o
周子「もー文句いわんの…よっ」
P「先に俺な、ほい、ほい、ほいっと…」トス、トス、トス
周子「Pさん結構リズムで投げるよね…っ」トッ
P「しゅーこは結構しっかり狙って投げるよな」
周子「そのほうが入る気が…しない?」ヒュッ
P「じっくり狙うほど入らない気がするな俺は…うお、20のトリプル」
周子「もっかい…よっ」ヒュッ
40:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 03:56:45.86 :XmU3z1k9o
P「うわ、20のトリプル連続かよ」
周子「まだまだPさんには負けられないよ♪」
P「なにくそ、今日こそ負かしてやる」
~10分後~
P「あーだめだ、700ちょい」
周子「かなりいいじゃん、あたしもそれくらいだよ」
P「調子悪そうだな…勝てるか」
41:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 03:57:12.70 :XmU3z1k9o
周子「ゼロワンで巻き返すよー」
P「いつまでも余裕でいられるかな?」
周子「なんだかんだ今まで負けてないからね、今日もあたしが勝つよ」
P「701でいいか?」
周子「おっけー」
P「っと」ヒュ
周子「ほい」シュ
42:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 04:18:25.45 :XmU3z1k9o
※唐突なダーツ描写入ります 読みにくいと思うので適当に読み飛ばしてください
43:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 04:19:01.22 :XmU3z1k9o
P「よし先攻いただき!」
周子「あちゃー今日はほんと調子悪いかも…」
P「いくぞ」
周子「おいでやす」
44:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 04:19:30.44 :XmU3z1k9o
塩見周子 VS P START
ROUND 1
先攻 P
P「……」ヒュ
BULL・SINGLE19・BULL
後攻 塩見周子
周子「……っ」シュ
SINGLE16・BULL・BULL
ROUND 1 残点 P…582 周子…585
45:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 04:20:09.65 :XmU3z1k9o
ROUND 2
P(まずは多少リード…っと)ヒュ
BULL・BULL・SINGLE6
周子(集中…)シュ
BULL・BULL・BULL
ROUND 2 残点 P…476 周子…435
46:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 04:24:27.04 :XmU3z1k9o
ROUND 3
P(キツいな…)ヒュ
BULL・BULL・BULL 326
周子(よ…っし)シュ
BULL・BULL・BULL 285
ROUND 3 残点 P…326 周子…285
47:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 04:29:25.05 :XmU3z1k9o
ROUND 4
P(首の皮一枚…)ヒュ
SINGLE5・BULL・BULL 221
周子(勝てるかな…)シュ
BULL・BULL・BULL 135
ROUND 4 残点 P…221 周子135
48:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 04:33:06.91 :XmU3z1k9o
ROUND 5
P(まだ巻き返せない差じゃない、いけるいける)ヒュ
SINGLE8・BULL・SINGLE16 147
周子(このままいけば…!)シュ
SINGLE15・SINGLE20・SINGLE8 92
ROUND 5 残点 P…147 周子…92
49:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 04:41:48.38 :XmU3z1k9o
ROUND 6
P(いよいよマズいぞ…)ヒュ
SINGLE19・BULL・SINGLE4 74
周子(これはいけそうだね)シュ
SINGLE11・TRIPLE7・SINGLE20 40
ROUND 6 残点 P…74 周子…40
50:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 04:51:13.63 :XmU3z1k9o
ROUND 7
P(やべえ負けそう…あっ)ヒュ
TRIPLE14・OUT・SINGLE16
周子(動揺してるね…この勝負、もらった!)シュ
SINGLE20・SINGLE10・DOUBLE5
ROUND 7 残点 P…16 周子…0
WINNER 塩見周子
51:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 04:54:24.16 :XmU3z1k9o
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
P「うわーブレイクされて負けたよ…」
周子「残念、今日もあたしの勝ちー♪」
P「見てろよ…いつか、いつか勝ってやる」
周子「いつでも挑戦は受けるからね」
P「ぐぬぬ…」
周子「はいじゃあPさん罰ゲーム、ジュースおねがーい」
P「…はい」
55:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 14:03:57.78 :XmU3z1k9o
周子「はー…ん?」ザワザワ
オイスゲエナアノコ
イッショニイタオトコモメチャクチャウマカッタナ
トイウカアノコドッカデミタコトナイ?
アレダヨ、アイドルノシオミシュウコジャナイ?
エーマジカー、サイントカモラエッカナ
周子(…やっば)
56:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 14:04:23.93 :XmU3z1k9o
P「おーい戻ったぞしゅーこ…って」
周子「『プロデューサー』もう練習はコレくらいでいいんじゃない?」
P「…ああ、そうだな!コレで次の仕事もバッチリだぞ『周子』」
周子「じゃあ行こっか『プロデューサー』」
オイナンダツレッテプロデューサ-ダッテヨ
ジャアシゴトノサツエイトカナンカー?
エッマジカヨ、カメラドコダカメラ
ザワザワ…
57:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 14:04:51.02 :XmU3z1k9o
P(まずいな)
周子(結構目立っちゃってるね)
P(とりあえず出るぞ、騒ぎになったら店にも迷惑がかかる)
周子(おっけ、じゃあ…)
男「あっ、あの!」バッ
P「あっ」
周子「…あちゃー」
男「あの、アイドルの塩見周子さんですよね?俺、ファンなんです!サイン貰えませんか!?」
58:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 14:05:20.35 :XmU3z1k9o
P「……周子」
周子「…ばれちゃったかー、いいよサインくらいなら」
男「あ、ありがとうございます!」
ヤッパリアイドルダッタノカ
アタシモサインシテクダサーイ!
アクシュシテクダサーイ!
60:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 14:29:47.41 :XmU3z1k9o
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
周子「疲れたーん…」
P「お疲れ」
周子「まっさかあたしだってバレるとは思わなかったよ…」
P「それだけ周子の人気が出てきたってことじゃないか?」
周子「そっかなー」
P「…どうした、元気ないな」
周子「うーん…」
61:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 14:35:50.70 :XmU3z1k9o
P「珍しいな、しゅーこがそんな歯切れ悪そうにするの」
周子「…あたし、アイドルなんだよね」
P「当たり前だろ、何言ってんだ」
周子「そう、Pさんといると楽しいからつい忘れちゃう」
P「……」
周子「あーあ、何やってるんやろあたし」
P「周子」
62:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 14:37:15.13 :XmU3z1k9o
周子「んー?」
P「…いや、その」
周子「…アイドルに手を出したPさんが悪いんだよ、なーんて」
P「…そうだな」
周子「…マジになんないでよ、ちょーし狂うなあ」
P「悪い」
周子「しっかり捕まえておかないと、狐はすぐに逃げちゃうよ?」
64:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 18:24:52.52 :XmU3z1k9o
P「…だな」
周子「ね、Pさん」
P「ん?」
周子「おなかすいたーん♪」
P「…うっし、旨いもん食いに行くか!」
周子「やったー!ねね、おごり?おごり?」
P「任せろ、いくらでも出してやる」
周子「やーりぃ♪」
65:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 18:39:13.76 :XmU3z1k9o
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
周子「ひゃー食べた食べた、おなかいっぱい」
P「お前…ちょっとは遠慮をだな…」
周子「回らないお寿司とか久しぶりだったし、ちょーっと食べすぎちゃったかも」
P「ここぞとばかりに高いネタばっか頼みやがって」
周子「ごちそうさまでしたー♪」
P「ぐぬぬぬぬ…」
66:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 18:39:43.06 :XmU3z1k9o
周子「それよりもさー、今日は外で泊まるんでしょ?」
P「だな…というかしゅーこはよく考えたら女子寮あるじゃねーか」
周子「やだ」
P「やだってお前…」
周子「やーだ、一人寝は寂しいもん」
P「ってもな…今日はあんなことあったばっかりだろ」
周子「うーん…」
67:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 18:40:19.33 :XmU3z1k9o
周子「うーん…」
P「…しょうがない、どっか泊まるにしても部屋分けるか」
周子「えー」
P「えーじゃない」
周子「ぶー」プクー
P「ぶーたれんな、ほら行くぞ」
周子「…はーい」
68:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 19:05:54.81 :XmU3z1k9o
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
P「はー」ギシッ
『…あたし、アイドルなんだよね』
『Pさんといると楽しいから、つい忘れちゃう』
『しっかり捕まえておかないと、狐はすぐに逃げちゃうよ?』
P(アイドル…か)
P「あーだめだ、風呂入ろう」
69:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 19:06:21.69 :XmU3z1k9o
P「……」ガチャ
P「……」シャー
P「……ふぅ」ザバー
P(担当Pとアイドルの恋愛…)
P(まあ、ありがちなスキャンダルだよな)
P(当事者でなければ…なぁ)
70:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 19:34:21.33 :XmU3z1k9o
P(周子は、何考えてんだろ)
P「……乙女か俺は」ザバー
周子「お背中流しましょ」
P「……待て、どうやって入ってきた」
周子「フロントでちょいちょいっと」
P「部屋分けた意味ねーだろ」
71:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 19:35:26.63 :XmU3z1k9o
周子「大丈夫だって、流石にここまでパパラッチさんは来ないよ」
P「…まあ、そうだな」
周子「Pさんのことだしまーたお風呂でうだうだしてるんだろーな、と思って」
P「慰めにきたと」
周子「んーん、あたしもちょっと話したいことあったし」
P「ん…」
周子「ほらほら、背中向けて」グイグイ
72:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 19:45:11.18 :XmU3z1k9o
P「あいよ」
周子「結論から言うけど、あたしはPさんのこと好き」ゴシゴシ
P「…知ってる」
周子「でも、あたしはアイドルで、Pさんはそのプロデューサー」ゴシゴシ
P「ああ」
周子「それはやっぱり問題あるし、よくないよね」ゴシゴシ
P「…ああ」
周子「…だから、Pさんが決めて」ゴシゴシ
73:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 19:46:03.33 :XmU3z1k9o
P「……」
周子「どうするのか、どうしたいのか」ゴシ…
P「しゅーこらしくないな、そういうのを他人に任せるのは」
周子「うん…」
P「聞かせろよ、結論以外のところも」
周子「…アイドルは、楽しいよ」
P「…」
周子「やりがいも、ある」
74:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 19:47:39.93 :XmU3z1k9o
P「……」
周子「でも、あたしは大事なファンを裏切ってる」
P「…だな」
周子「アイドル、続けてていいのかな」
P「……」
周子「あたしには、選べない」
P「…周子」
周子「わかんなく、なっちゃった」
75:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 19:52:12.14 :XmU3z1k9o
P「俺は…」
周子「どうすればいい?」
P「……」
周子「嫌なこと全部Pさんに押し付けて、逃げたい」
P「……俺は、それでもいい」
周子「Pさんはそう言うって思ってた」
P「ずるいな、しゅーこは」
周子「うん」
76:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 20:10:02.51 :XmU3z1k9o
P「まあでも、人間誰しもそんなもんだ」
周子「……」
P「別にお前が綺麗でいる必要もない、ずるくていい」
周子「でも、あたしは」
P「アイドルの塩見周子はそうだろう、綺麗でいなくちゃいけない」
周子「…そうでしょ?」
P「けどな、しゅーこはしゅーこだ」
周子「……」
77:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 20:10:30.12 :XmU3z1k9o
P「綺麗ごとかも知れんが、そういうもんだ」
周子「Pさんも、ずるい」
P「甘く見るなよ、俺はもっとずるいぞ」
周子「……へ?」
P「さっきしゅーこは俺に決めろって言ったな?じゃあ決めさせてもらう」
周子「……」
P「アイドルも続けろ、その上で俺と一緒にいるのもやめるな」
78:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 20:13:33.63 :XmU3z1k9o
周子「でも、それは」
P「ダメだ、もう決めたからな」
周子「…かっこつけすぎじゃない?」
P「男だからな」
周子「……そっか、じゃあ、そうする」
P「そうしろ」
周子「気が変わったら、いつでも言うて」
P「あーはいはい、そのうちな」
79:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 20:16:55.90 :XmU3z1k9o
周子「もう…ん」
P「ん…」
周子「…はぁ、呆れた人やねPさんは」
P「うるせえ」
周子「あーもうあほらし、悩んでたんが馬鹿みたい」
P「失礼な、これでも俺だって考えたんだぞ」
周子「どーせうちをどう言いくるめるかでしょー」
P「…そ、そんなことないぞ」
80:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 20:21:47.65 :XmU3z1k9o
周子「こっち見て言え」
P「……」
周子「こっちを見ろお」
P「お、おれはいつでもしゅーこのことだけみてるし」
周子「ひっどい棒読み、今度一緒に演技のレッスンでもしよか?」
P「周子」
周子「なに…んむっ」
P「…好きだ」
周子「…ばーか」
81:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 20:25:31.01 :XmU3z1k9o
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
P「のぼせた…」
周子「うちも…」
P「みず…みず…」
周子「みみず…」
P「……」ゴクゴク
周子「スルーはあかんえ」
82:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 21:05:52.22 :XmU3z1k9o
P「10点」
周子「え、ひどくない…?」
P「残念だが当然」
周子「冷たいなーもう」
P「もう寝るぞ、明日は朝一で帰らないとダメなんだから」
周子「えーもうちょっとお話ししよー」
P「ベッドでいいだろ、電気消すぞ」
83:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 21:16:56.86 :XmU3z1k9o
周子「はーい」ゴソゴソ
P「ふう…」ゴロ
周子「ねーPさん」
P「どうした」
周子「狐は人を化かすって言うじゃない」
P「だな、詳しくは知らんが」
周子「Pさんはあたしに化かされてるの?」
84:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 21:18:23.96 :XmU3z1k9o
P「…かもな」
周子「……こんこーん」
P「えらいテンション高いな」
周子「そう?そうかなー」
P「ニヤニヤしてるぞ」
周子「嘘、してた?」
P「今もしてる」
85:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 21:21:07.84 :XmU3z1k9o
周子「…Pさんも」
P「嘘付け」
周子「やらしー顔してる」
P「こんなイケメン捕まえてよく言ったもんだ」
周子「10点」
P「え、ひどくない…?」
86:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 21:22:10.64 :XmU3z1k9o
周子「ふふ、嘘だって」
P「かっこいい顔してるだろ」
周子「…台無し、やっぱり10点」
P「おい」
周子「オトナの癖にコドモっぽいよね、Pさん」
P「男はそういうもんだよ、どんだけ歳とっても根っこはガキなんだ」
87:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 21:49:15.57 :XmU3z1k9o
周子「ふーん…」
P「馬鹿言ってないで寝るぞ、俺はもう眠い」
周子「そだね、あたしも…」
P「おやすみ」
周子「おやすみ…」
P「……」
周子「……」
88:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 21:55:32.04 :XmU3z1k9o
P「……」スゥ
周子「…寝た?」
P「……」グゥ
周子「…寝てるね」
P「……」スヤァ
周子「……」スゥ
89:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 21:58:55.91 :XmU3z1k9o
周子「……」ギュ
周子「…」
周子(狐は人を化かすもの)
周子(でも、誰彼構わずってわけじゃないからね)
周子(少なくとも、あたしは選んでるつもり)
周子(だから)
90:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 21:59:59.65 :XmU3z1k9o
周子「しばらくはあたしだけに化かされててね、Pさん」
91:◆klx9zSJI.g:2014/06/30(月) 22:02:44.03 :XmU3z1k9o
くぅ疲 これにて終了です
毎度まいどこういう薄っぺらい展開になってしまって申し訳ありません
ただ周子とだらだらいちゃいちゃするSSが書きたかったのにどうしてこうなった…
読んでいただいた方、ありがとうございました
しゅーこかわいいよしゅーこ
元スレ
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