【高垣楓SS】高垣楓「ゆーげんじっこー」

1: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 15:54:39.52 ID:lDRIeOTDO



「お疲れさまでしたー」

楓「…」フゥ

楓「…」

バサバサ…

楓「…」

楓「…ふふ。今晩は焼き鳥にしようかしら。プロデューサーさん、誘ったら一緒に来てくれるかなー…」

バサ…

……ポト

楓「…………あら」

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2: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 15:56:08.47 ID:iKtYkfWVo

楓「……」

楓「…」ツン

楓「…………こんがり焼けてるわ」

3: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 15:57:46.06 ID:lDRIeOTDO

楓(ひょっとして)

楓(……鳩さんを見て口に出したことが、現実に?)

楓「わー…」

楓「……」ウーン

楓「でも…私が食べたいのは、鳩さんの丸焼きじゃなくて串に刺さった焼き鳥なんだけど…もう」プクー

鳩「…」コンガリ

4: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 15:58:18.86 ID:iKtYkfWVo

ポフンッ

楓「わ」

プシュー…

楓「……」

楓「…」ツン

楓「…………ねぎまもおいしいけどね? 皮とか、砂肝とか……ねー? ねぇの? ……ぷふっ」プルプル…

ネギマ(鶏)「……」チュウモンノオオイネエチャンヤネ

6: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 16:00:39.84 ID:lDRIeOTDO

シャーナイ

ポフンッ

楓「おー」

プシュー…

楓「……」

楓「…」ツン

楓「…………」パチパチパチパチ

モリアワセ「…」アリガトウアリガトウ

7: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 16:03:45.64 ID:iKtYkfWVo

楓「ふふっ。あと、お酒は…プロデューサーさん、なにがお好きかしら…」

楓「やっぱり、焼き鳥にはビール? …帰りがけに買って行けばいいかな…」

楓「ふふ。事務所で飲むなら、お店が空いているか心配しなくてもいいし…」

楓「…、アイドルが、席が空いとるか心配する……ぷぷ」プルプル

モリアワセ「…」オモシロイネエチャンヤナ

8: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 16:05:05.86 ID:lDRIeOTDO

楓「……えっと、どうやって持って行こう…。そのままだと乾いちゃうかな…」

楓「あら。こんなところにサランラップが。助かるわー」

楓「…」ペリペリ

楓「…」グニニ

楓「……」ググ…

楓「…」グニーー…

楓「ああんっもうっ」ペチ

モリアワセ「…」ヤルヤル

9: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 16:05:43.27 ID:iKtYkfWVo

楓「……」ウー

楓「えっと、えっと……どうしよう……」

「…さん」

「楓さん」

楓「?」

楓「…その声は……、プロデューサーさん…?」

モリアワセ「…」

モリアワセ「…」ホナ、マタ…

10: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 16:06:35.88 ID:lDRIeOTDO



楓「……ちょうどよかった…。助けて欲しいんです」

P「…どうかしましたか?」

楓「あの、ラップが上手に切れなくて…」

P「…ら、ラップですか?」

楓「そうなんですー…」コクン

P「な、なんの話ですか?」

11: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 16:07:18.47 ID:iKtYkfWVo

楓「? …あれぇ…」

P「? どうしました?」

楓「……さっきまで、ここに……あったはずなのに…」

P「なにが?」

楓「……焼き鳥さん…」ボソ

P「??」

P「あ…。あの、楓さんひょっとして、まだ寝ぼけて――」

楓「あっ。そうだ」ポン

P「はい」

楓「お皿にのっていたとはいえ、考えてみると、落ちた食べ物を食べちゃいけませんよね。私ったら、お腹が空いていたので、つい…」//エヘヘ…ハズカシイデス…

P「は、はあ」

12: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 16:07:47.52 ID:lDRIeOTDO

楓「……」ソウダ

楓「ね、プロデューサーさん」トロン

P「? はい」

楓「…ふふっ…いま私、すごーい力があるんですよー」フフーン

P「は、はあ」

13: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 16:08:16.85 ID:iKtYkfWVo

楓「…」ニコ

楓「一緒にお酒、飲みに行きましょう。わたし焼き鳥が食べたくて」

P「……」

楓「…」

P「それはべつに、構わないですけど…」

楓「…!」パアア

楓「ね、ね! ほらー。すごいですよね?」ユサユサ

P「?? な、なにがですか?」ウゲ

楓「ふふ…」

楓「なんでもいいです♪ ほら、早く行きましょー♪ …ってあれ? 私、いつの間にプロデューサーさんの車に…?」ハテ

P「…」

P(まあ飲みながら、どんな夢だったのかゆっくり聞いてみるか)

14: ◆DK.6E0bbc. 2013/07/28(日) 16:10:06.51 ID:lDRIeOTDO

楓「…」

楓「あ、あの…。もう一つだけ、いいですか…?」

P「? はい」

楓「…えっと」コホン

楓「……、やっぱり、なんでもないです」

P「え」

楓「…ふふっ」ニコ

楓「…考えてみると、私、べつに…。願った想いはほとんど、もう叶っているし…これからも、きっと…口に出さなくても…」ボソ…

P「?」

楓「ふふ。なんでもありません」

P「そうですか。…よ、よく分かりませんが。よかったです」

楓「はい♪」

楓「じゃー、お酒飲みますよー」オー

P「おー」

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