1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 22:59:59.87 ID:+3PrzLYv0
―――――――――961プロ社長室
黒井「……」カタカタ……
黒井「ふむ、こんなものか……一息入れるか……」
ズズ……ゴクリ
黒井「……まずい」
プルルル、ガチャ
黒井「なんだ?」
受付「黒井社長にお会いしたいという方がお見えになっています」
黒井「今日のスケジュールに人に会う約束はない。アポをとって出直せと言え」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:02:30.80 ID:+3PrzLYv0
受付「それが、昔の知り合いだと申されまして……」
黒井「知り合いだと……?チッ、モニターをこちらによこせ」
受付「かしこまりました」
黒井「いったい誰だ……」
黒井「……!通せ」
受付「は?」
黒井「私に二度言わせる気か」
受付「も、申し訳ございません!ただいまお通しいたします」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:05:32.14 ID:+3PrzLYv0
……そして
翔太「ふう、今日のレッスンもハードだったねえ」
冬馬「だらしねえな。このくらいで根をあげてんじゃねえ。このあとテレビの収録もあんのに、そんなんでどうする」
翔太「もう、冬馬くんは厳しいなあ」
北斗「ははは……ん?」
???「……」スタスタ……
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:08:37.20 ID:+3PrzLYv0
北斗「へえ」ピュウ!←口笛
冬馬「すっげえ美人。誰だあいつ」
翔太「あれあれ?冬馬くん、ああいうのがタイプ?」
冬馬「はあ?くだらねえこと言ってんじゃねえ」
翔太「さっすが冬馬くん、あんなキレイな人をみても相手にしないとは、ハードル高いねえ!」
冬馬「……翔太、てめえ……」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:11:34.77 ID:+3PrzLYv0
案内係「こちらです。失礼します」コンコン、ガチャ
???「失礼します」……バタン
北斗「社長の部屋に入っていったぞ……」
冬馬「まさか、アイドル候補生か?」
翔太「もしかして、恋人?クロちゃんもやるねえ!」
冬馬「まさか……」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:14:34.13 ID:+3PrzLYv0
―――――――961プロ社長室
???「……」
黒井「おまえは下がっていい」
案内係「かしこまりました。失礼します」ガチャ……バタン
???「……」
黒井「……久しぶりだな」
黒井「音無小鳥」
小鳥「お久しぶりです。黒井社長……」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:17:35.77 ID:+3PrzLYv0
……そして
―――――社長室前廊下
冬馬「おい、くだらねえことやってんじゃねえ」
翔太「いいじゃない、ちょっとくらい」
北斗「なんか、おもしろそうだろ?」
冬馬「オレは興味ねえ」
翔太「そうやって自分の興味以外のものを排除してると、女の子に嫌われちゃうよ?」
冬馬「そんなことねえ!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:20:32.56 ID:+3PrzLYv0
北斗「それにしても中の声が聞こえないな」
翔太「ちょっとドア開けてみようか」
冬馬「おい、止めとけって」
翔太「冬馬くん、しっ!」
冬馬「あ、す、すまねえ……じゃねえ!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:23:31.06 ID:+3PrzLYv0
カ……チャ……
北斗(開いたよ……)
冬馬(お、おう……)
翔太(どうなってる、どうなってる……?)
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:26:33.38 ID:+3PrzLYv0
黒井「……」カタカタ……
小鳥「……」
黒井「……」カタカタ……
小鳥「……」
冬馬(なんだあ?オッサン、客に構わず仕事してるぞ)
北斗(女性のほうも、ソファに座ってるだけだ……)
翔太(まあまあ、もう少し見ててみようよ)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:29:31.74 ID:+3PrzLYv0
黒井「……」カタカタ……
小鳥「……」
黒井「……」カタカタ……
小鳥「……」
プルルル……ガチャ
黒井「なんだ。……そうか、わかった。こちらにデータを転送しろ」
黒井「また、そのデータを元にジュピターのレッスンメニュー変更を通達。変更データはいつもの時間にこちらに転送。以上だ」ガチャ
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:32:32.51 ID:+3PrzLYv0
黒井「……」カタカタ……
小鳥「……」
黒井「……」カタカタ……
小鳥「……」
冬馬(おい、いったいどうなってんだよ)
北斗(オレに聞かれても……)
翔太(まったく、せっかちだねえ……きっと、これからおもしろいことが起きるんだよ)
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:36:00.97 ID:+3PrzLYv0
冬馬(なんだよ、おもしろいことって)
翔太(無粋なこと聞くなあ、冬馬くんは)
冬馬(はあ?)
翔太(そんなのもちろん……男と女、二人が集まったら、やることは……)
黒井「……なにをやっている」
冬馬・翔太・北斗「!!!」ドキッ!!
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:39:38.16 ID:+3PrzLYv0
黒井「……レッスンはどうした」
翔太「あはは、終わったに決まってるじゃないですか~」
翔太「ボクたち、仕事には粉骨砕身の覚悟で熱心に取り組んでますから~」
黒井「ほお、そうか。ならば、こんなところで油を売ってないで、早く次の仕事へ行け」
翔太「は、は~い!ごゆっくり~」スタスタスタ……
冬馬「心臓が止まるかと思ったぜ……」
北斗「少し残念だがな」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:42:32.81 ID:+3PrzLYv0
――――――――961プロ社長室
黒井「……まったく……」
小鳥「……」
黒井「……」カタカタ……
小鳥「……」
黒井「……」カタカタ……
小鳥「あの……」
黒井「……なんだ」カタカタ……
小鳥「今のは……」
黒井「ジュピターだ。指示を仰いできたので、次の仕事へ行くように指示を出しただけだ。気にする必要はない」
小鳥「そうですか……」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:45:32.28 ID:+3PrzLYv0
黒井「……」カタカタ……
小鳥「……」
黒井「……」カタカタ……
小鳥「あの……」
黒井「……なんだ」カタカタ……
小鳥「……忙しそうですね……」
黒井「……仮にも社長だからな」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:48:31.64 ID:+3PrzLYv0
小鳥「……」
黒井「……」カタカタ……
小鳥「あの、聞かないんですか?私がここに来た理由……」
黒井「……きいたら、答えるのかい」
小鳥「……」
黒井「……」カタカタ……
小鳥「……プッ、フフフ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:51:42.52 ID:+3PrzLYv0
黒井「……なんだ」
小鳥「……変わりませんね、黒井さん」
黒井「……そうか」カタカタ……
小鳥「ええ。今の問答も、何度したか」
黒井「……そうだったかな」
小鳥「ええ、何度も、何度もしましたよ。あたしは覚えています」
黒井「……そうか」
小鳥「ごめんなさい、突然押しかけてしまって……」
黒井「……気にすることはないさ」
小鳥「ありがとうございます……」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:54:54.72 ID:+3PrzLYv0
黒井「……」カタカタ……
小鳥「……」
黒井「……」カタ……
黒井「……コーヒー」
小鳥「はい?」
黒井「コーヒーが飲みたい。久しぶりに、キミが淹れてくれたコーヒーを」
黒井「お願いできるかい?音無くん」
小鳥「はい!」
ポパ ガチャ
黒井「私だ。至急来い。客人を給湯室まで案内して差し上げろ」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/06(日) 23:58:03.70 ID:+3PrzLYv0
……そして
小鳥「どうぞ」
黒井「ありがとう」
小鳥「熱いですから、気をつけてください」
黒井「私がそんなミスを犯すと思うか?」
小鳥「ふふ、思いません」
黒井「当然だ」ズズ……ゴクリ
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:01:31.73 ID:7qITxUAp0
黒井「……おいしい」
小鳥「よかった」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:05:01.61 ID:7qITxUAp0
黒井「……」
小鳥「……あたし……」
黒井「?」
小鳥「ときどき、わからなくなるんです」
黒井「わからなくなる?」
小鳥「……この淹れ方で、本当に良いのか……」
黒井「……」
小鳥「……あたしがこれでいいと思っても、飲む相手がおいしいと思うとは限りませんから……」
黒井「……」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:09:21.01 ID:7qITxUAp0
小鳥「あたしが淹れたコーヒーを、望んでいるのかも……」
黒井「……」
黒井「……大丈夫さ」
小鳥「え?」
黒井「今まで、キミが淹れたコーヒーを、おいしいと言って飲む人間は多かったろう?」
黒井「特に、あの高木はな」
小鳥「黒井さん……も?」
黒井「……ああ、もちろん、私もさ」
小鳥「……」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:12:53.81 ID:7qITxUAp0
黒井「高木では砂糖をいれすぎる」
黒井「私は砂糖のいれ方を知らない」
黒井「だが、キミなら、上手に調節できるだろう……」
小鳥「黒井……さん……」
小鳥「でも……」
黒井「キミは、ホットもアイスコーヒーもおいしく淹れられるじゃないか」
小鳥「……」
黒井「が、私はキミが淹れてくれたこの味が一番好きだがね……」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:16:54.38 ID:7qITxUAp0
黒井「キミは、こんなにおいしいコーヒーを淹れられるんだ」
黒井「なにも恐れることはない……自信を持ちたまえ」
小鳥「……」
ポパ ガチャ
黒井「私だ。客人を送ってくる。車の用意と、すぐ戻るが、少しだけ留守を頼む」ガチャ
小鳥「黒井さん……」
黒井「キミが飲ませたがっている相手も、おいしいと言ってくれるさ。必ずな」
小鳥「……はい!」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:20:52.39 ID:7qITxUAp0
―――――――そして
黒井「ここでいいかな」
小鳥「はい。……今日は、ありがとうございました、黒井さん」
黒井「それは、ごちそうされた私のセリフさ」
小鳥「……」
小鳥「黒井さん、たまには砂糖とミルクをいれて飲んでみてはいかがですか?」
黒井「私はダメさ……加減がわからない」
黒井「それに私は、ブラックが好きなのさ」
小鳥「フフフ……」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:24:13.31 ID:7qITxUAp0
小鳥「……黒井さん、また来てもいいですか?」
黒井「あいにく私は765プロと違って忙しい身でね」
黒井「今日は奇跡的にヒマができたが、そう簡単に時間は取れないな」
小鳥「……」
黒井「……」
黒井「……だがまあ、仕事の合間に、コーヒーを飲みたくなることはよくあるし」
黒井「どっかの無能な社長と違って、私は仕事ができる男だ」
黒井「美味しいコーヒーを淹れてくれる人間とコーヒー談義をするくらいの休憩時間なら、いつでもとれるだろうな」
小鳥「フフフ……その時はぜひ、私に淹れさせてください」
黒井「フッ……では、失礼する」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:27:34.68 ID:7qITxUAp0
―――――次の日
―――――765プロ
律子「おはようございます、小鳥さん」
小鳥「おはようございます、律子さん」
律子「どうでした?久しぶりの休暇は」
小鳥「ええ、充分静養できました」
律子「それはよかった」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:30:32.83 ID:7qITxUAp0
ガチャ
P「おはようございます」
律子「おはようございます、プロデューサー殿」
小鳥「おはようございます、プロデューサーさん」
P「お、コーヒーのいい香りですね」
小鳥「今、淹れますから、ちょっと待っててくださいね」
P「あ、すみません……」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:34:02.54 ID:7qITxUAp0
小鳥「律子さんはいかがですか?」
律子「ありがとうございます。でも、今朝、飲んできましたから……」
小鳥「そうですか」
小鳥「……」
P「さて、今日は……っと……」
小鳥「プロデューサーさん、どうぞ」
P「あ、ありがとうございます。音無さん」ズッ……
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:37:20.97 ID:7qITxUAp0
P「ぶ、苦っ!これ、ブラックですか」
小鳥「ええ、たまにはいいと思って」
P「は、はあ……」
小鳥「ダメですよ、プロデューサーさん」
P「え?」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:41:01.80 ID:7qITxUAp0
小鳥「ホットにアイス。砂糖を多めに入れたがる人もいれば、ブラックが好きな人もいる」
小鳥「それと同じです。環境が変われば考え方も変わるかもしれません。でも、人によって好みや得意分野がある」
小鳥「それぞれ加減をかえて好みや相性に合わせて柔軟に対応しないと」
P「音無さん……」
小鳥「それでもダメなときは、コーヒーでも飲んで、リラックスしてじっくり考えてください。
小鳥「そうすれば、おのずと道は開けます」
P「……」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:44:17.11 ID:7qITxUAp0
P「……フ、まったく、音無さんには敵いませんね」
P「オレ、かっこ悪いなァ。全部、お見通しでしたか」
小鳥「伊達にあなたより年取ってないんですよ、私」
P「そうでしたね」
ガチャ
春香「おはようございまーす!」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:47:37.78 ID:7qITxUAp0
P「おはよう、春香……」
春香「ぷ、プロデューサーさん……」
P「その、……この前はすまなかった!ごめん!」
春香「プロデューサーさん、あ、謝らないでくださいよ!あれは、私も悪かったと思いますし……」
P「いや、そんなことない。オレが全部悪かった」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:51:12.45 ID:7qITxUAp0
P「オレ、焦ってたんだ。春香のアイドルランクが上がって、この先どうすればいいか考えてたら、不安になってさ……」
P「その不安を拭おうとして、おまえにやつ当たってしまっただけだった」
P「本当にすまなかった!」
春香「プロデューサーさん……」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:54:11.19 ID:7qITxUAp0
春香「私こそごめんなさい、プロデューサーさんがそこまで思いつめてたなんて知らなくて、勝手なことばかり言って……」
春香「でも、私たち、パートナーじゃないですか。なのに、話し合って、一緒に考えていくことができないなんて、嫌です」
P「ああ、春香の言うとおりだ。オレは、オレの意見を押し付けてただけだった」
春香「私、もう少しこのままでやってみたいんです。どこまで通じるかわかりませんけど、試してみたいんです」
P「そうだな、今のスタイルで、春香が評価され始めたんだ。今はこのままの春香をファンは求めているんだろう。焦って変える必要はないな」
P「オレはそれを、全力で支援するだけだ」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 00:58:06.36 ID:7qITxUAp0
春香「でも、いつかイメチェンすることがあっても、ああいうのはいくらなんでも私には合わないと思います!」
P「そ、そうか?考え直してみるよ……」
春香「違いますよね?一緒に考えていくんです!」
P「ああ、そうだな」
春香「これからも、よろしくお願いします!プロデューサーさん!」
P「ああ、よろしくな!春香!」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 01:02:34.16 ID:7qITxUAp0
律子「一件落着、ですね」
小鳥「ええ」
律子「さすがですね、小鳥さん」
小鳥「私はコーヒーを淹れただけですよ……なーんて」
律子「フフフ」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 01:06:14.55 ID:7qITxUAp0
小鳥「さあ、春香ちゃんも、一杯どう?」
春香「あ、いただきます!」
小鳥「どう?たまにはブラックなんて」
春香「え、えー、今日は遠慮しときます。それに、いつも小鳥さんが淹れてくれるコーヒー好きですし……」
小鳥「あら、ありがとう。でも、ブラックもおいしいんだけどなー」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 01:10:06.41 ID:7qITxUAp0
P「あはは、もしかしたら仕事は苦いかもしれないんだ、コーヒーくらいは甘くないとな!」
律子「プッ、うまいこと言ったつもりですか?」
春香「それに、おいしい仕事にするのは、アイドルとプロデューサーの力の見せ所ですよ!」
P「これは一本取られたな」
全員「あはははははははは!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 01:14:14.88 ID:7qITxUAp0
―――――961プロ社長室
黒井「……」
ズズ……ゴクリ
黒井「……まずい」
黒井「……私としたことが、砂糖をいれすぎたか」
黒井「……」
黒井「また、おいしいコーヒーが飲みたい」
終わり
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 01:18:22.39 ID:7qITxUAp0
終わりです
見てくれた人、支援してくれた人、ありがとう
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 01:21:55.45 ID:7qITxUAp0
おまけ
高木「おお、みんな、おはよう」
全員「おはようございます」
高木「今日も一日、頑張ってくれたまえ」
全員「はい!」
高木「うむ、コーヒーのいい香りだ。音無くん、私にも一杯淹れてくれないか」
小鳥「かしこまりました」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 01:24:57.31 ID:7qITxUAp0
高木「おっと、今日はブラックを頼む」
小鳥「ブラックですか?わかりました」
律子「珍しいですね、社長がブラックなんて」
高木「はは、私は確かにあまりブラックが好みではないが……」
高木「今度、一緒にコーヒーでも飲みたいヤツがいてね、そいつは、ブラックが好きなのさ」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 01:28:03.17 ID:7qITxUAp0
高木「砂糖をいれすぎる私を、よくバカにしてきたものだ」
高木「だが、そろそろ私も、ブラックのおいしさを知って見ようかと思ってね……」
小鳥「……」
小鳥「大丈夫ですよ、社長」
高木「え?」
小鳥「その人もきっと、砂糖やミルクいりのおいしさをわかっていますから」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 01:31:48.44 ID:7qITxUAp0
高木「……そうかな」
小鳥「そうですよ」
高木「……そうか」
小鳥「ええ」
律子「?」
終わり
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2013/01/07(月) 01:36:18.72 ID:7qITxUAp0
今度こそ本当に終わり
見てくれた人、ありがとう