響「ぷろでゅうさぁぁぁ……一日だけ泊めてぇぇぇ……」ガクガク【我那覇響SS】

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 10:20:02 ID:Y8erdwo+0
ザーザー

P「……台風すげえなぁ。こりゃ予定も皆オフになるはずだ」

『ご覧ください! 通常の状態と比べ橋の上にまで水かさが上がっており……!』

P「こんな悪天候でもアナウンサーは外でなきゃいけないんだから、お疲れ様なもんだ」

P「まぁ、仕事でもなけりゃこの状態で外出るバカなんているわけ……」

ピンポーン…

P「……」

ピンポーン….

P「えっ、嘘!? 俺の部屋かよ!!」ダッ

ピンポーン…

P「はいはいはい! 今出る今出る!」

P「……こんな時間帯にいったい誰が……」

ガチャッ

響「ぷぷぷ、ぷろでゅうさぁぁぁ……一日だけ泊めてぇぇぇ……」ガクガク

P「ひ、響ぃ!?」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 10:28:07 ID:Y8erdwo+0
P「おいおいおいおい! いったいどうしたんだ!!」

響「そそそ、それがぁぁ……」ガクガク

P「いや、取り敢えず上がれ! 待ってろ、今タオル持ってくるから」

響「あああぁりがとぉぉおぉ……」ガクガク

ガチャン…

響「うううぅぅぅうぅ……」ガクガク

P「ほれほれ。 かなり濡れてんな……」ポフッ

響「ありがとう……うぅ……」ゴシゴシ

P「こりゃ服も乾かさなきゃな……。 まぁ、まずは身体を拭こう」ゴシゴシ

響「んっ……ありがとプロデューサー……」

P「それで、一体どうしたんだ? この台風の中わざわざ俺んちまで来るなんて……」

響「……それが……」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 10:33:14 ID:Y8erdwo+0
P「停電か……そりゃ参ったな」ゴシゴシ

響「ウチ、IHだからご飯も作れなくて……残りの食料も少なかったし……」ゴシゴシ

響「だから、取り敢えず皆の分のエサと水だけ準備してこっち来たんだ」ゴシゴシ

響「皆頭いいし、5日分は用意したから大丈夫だろうけど……」ゴシゴシ

P「そっか。 そりゃ大変だったな」ゴシゴシ

響「んっ……それで……プロデューサー……」

P「ああ、全然泊まっていいよ。 台風が収まるまではここにいろ」

響「ありがとう! 自分心細かったぞ……」

P「よーしよしよし、怖かったなぁ。 もう大丈夫だぞー」ゴシゴシ

響「うっ……じ、自分、犬じゃないぞ!」

P「はは、よしよし」ゴシゴシ

響「うー……」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 10:39:30 ID:Y8erdwo+0
P「ま、こんなもんだろ」

響「……あ、改めてありがとう、プロデューサー」

P「気にすんな。 それよりシャワー浴びてこい。 寒いだろ?」

響「あ、うん。 ……あ、でも、着替えが……」

P「俺の古着貸してやる。 とにかく入って来い。 濡れたもんは洗濯機にぶち込んどけな」

響「う、うん! ありがとう!」トテトテ

P「……さて、古着ー古着ーっと。 何処やったかな……」ゴソゴソ

響「ここがプロデューサーのお風呂場かぁ」ヌギヌギ

響「……あっ、プロデューサーのパンツだ」

響「…………」

響「は、入ろう……、……自分は何も見てない……何も見てない……」

ガチャッ

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 10:48:10 ID:Y8erdwo+0
響「……あがったぞー」

P「おう。 おー、似合ってる似合ってる。 ボーイッシュなタイプも響は似合うな」

響「んっ……ありがと……」

P「どうだ? 俺のお古だけど、キツかったり動きにくかったりしないか?」

響「それは大丈夫……だけど……」

P「ん? どうした?」

響「……プロデューサー……なんで女物のパンツ持ってるんだ?」

響「着替えの横に当たり前のように置いてあったから履いたけど……よく考えたらおかしくない!?」

P「ん、ああ。 それか」

響「もしかしてプロデューサー……彼女とか……」

P「いないいない。 そいつはこの前美希が泊まりに来た時に忘れてったもんだよ」

響「ああ、なんだ美希のか………」

響「……ぇえええええ!!?」

P「ん?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 10:56:22 ID:Y8erdwo+0
響「いいい今! 美希が泊まりにって!!」

P「? なんかオカシイか?」

響「み、美希の奴! パンツ置き忘れるくらいよく泊まりに来てるのか!?」

P「うん。 あ、いや、この前は春香と千早も一緒だったけどな」

響「うぇええええええ!!?」

P「こんな狭い部屋に4人だから寝るのが窮屈だったよ、ははっ」

響「いやいやいやいや! そこじゃなくて! ……そこもだけど!!」

響「あ、ああ、アイドルが男の部屋に平気で寝泊まりとか駄目じゃんさー!!」ウガー

P「そりゃお前もだろ」

響「じ、自分は! だって自分は……」

響「……仕方がないから来たんだもん……こんな状況でもなきゃ泊まりに行けないし……」ボソ

響「皆してるんだったら……自分だって……日頃からプロデューサーの家に寝泊まりしたかったぞ……」ボソボソ

P「? どうした?」

響「……うがー! なんでもない!! プロデューサー! 台所借りるぞー!」

P「あ、ああ」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 11:04:45 ID:Y8erdwo+0
ジュージュー

響「全く……全く……!」プンスカ

P「なに作ってんだ?」

響「ありあわせの野菜炒め! プロデューサーはそっちでふんぞり返ってりゃいいさー!」

P「そうか?」

響「自分は美希や春香のように大胆にはいけないから、かわりに胃袋を仕留めてやるの!」

P「ふーん」

響「……」

P「……」

響「今自分、変なこと言った?」

P「多分」

響「………」

響「~~~!!」カァァァ

P「野菜、焦げてるぞ」

響「うぎゃー!!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 11:14:13 ID:Y8erdwo+0
P「頂きます」

響「召し上がれ!」

P「あ、美味い」

響「ホントか!!」

P「俺の作る野菜炒めと全然違うな。 なんつーか、歯ごたえがある」

響「ふふんっ。 自分完璧だからな!」

P「美味い美味い。 おかわりっ」スッ

響「はいはい、このくらい?」スッ

P「おう、サンキュ」モグモグ

響「…………えへへへ」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 11:18:47 ID:Y8erdwo+0
P「ごっそさんでした。 久々にいいもん食った気がするわ」

響「お粗末さまっ。 洗い物も自分がやっとくぞ」

P「そうか? 何から何までありがとな」

響「ぐぶりーさびたん! まーその間プロデューサーはテレビでも見ててー」

P「ん、おう」

響「~♪」カチャカチャ

P「………」

ジャー

P「…………」

響「…………」カチャカチャ

響(なんかこういう雰囲気……夫婦っぽいかな……)カチャカチャ

響「……うえへへへ……」ニヤニヤ

P(……なにニヤニヤしてんだろう)

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 11:27:43 ID:Y8erdwo+0
響「はい、プロデューサー。 お茶」スッ

P「お、サンキュ」

P「ズズッ……、……ふむ」

響「……やっぱ雪歩には勝てないか……」

P「いや、響のだって十分美味いぞ。 ただ、雪歩の茶は別格だからなぁ」

響「……お茶っ葉が何種類か戸棚にあったけど、あれって……」

P「ああ、雪歩のだよ。 最近は紅茶にも手を出したらしいぞ」

響「……むぅ……」

P「ところで響。 そのエプロンどうした?」

響「えっ? 冷蔵庫の横ん所に引っ掛けてあったから勝手に借りちゃったんだけど……」

P「とすると春香のか。 菓子作りの時に置き忘れたのかな?」

響「ふ、ふーん……」

P「この前はアップルパイ作ってたっけなぁ。 あれも美味かったわぁ」

響「……む、むぅ……」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 11:38:56 ID:Y8erdwo+0
響「ねえプロデューサー。 このジャージ、プロデューサーのじゃないよね? 明らかにサイズ違うし……」

P「おっ? ……あ、本当だ、真かな? この前ランニングした時だろうな」

響「ふーん……」

響「あれ? プロデューサー、なんでPSP2つも持ってるの?」

P「? 俺PSPなんて持ってないぞ?」

響「じゃあこれは……真美と亜美の?」

P「アイツら……ちゃんと忘れ物しないよう言っといたのになぁ……」

響「………むー」

響「プロデューサーってコンタクトつけ始めたの?」

P「は? 俺は生まれてから今までずっと眼鏡だけど」

響「……これ」スッ

P「ああ、律子だな。 あいつ……こんな大事なもん忘れていきやがって」

響「………むー!」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 11:49:37 ID:Y8erdwo+0
響「プロデューサー! 皆のこと家にあげすぎだぞ!!」

P「いや、ホントな。 結構忘れ物してるんだなアイツら」

響「こ、これを気に一度掃除することを進めます! っていうかするぞ!」

P「えー」

響「えーじゃない! するぞー!!」ウガー

響「ぷ、プロデューサー! これ! 伊織がいつも持ってるぬいぐるみじゃないかー!」

P「まじか。 伊織のやつ、小さいころからの親友っつってたのに忘れちゃうのかよ」

響「これだけじゃないぞ! 全部で5つもぬいぐるみが出てきたぞ! これはどーいうことなんだー!」

P「やよいのも幾つか混じってるな。 アイツら、中学生にもなって未だにぬいぐるみ遊びだなんて、微笑ましいなぁ」

響「うぐっ……。 ……じゃ、じゃあ仕方ないぞ……」

P「そうだな、仕方ないな」

響「……むー……」

75: >>69.71 髪を拭いていたんだよきっと 2013/09/16 11:58:27 ID:Y8erdwo+0
ガチャッ

響「プロデューサー、ビール結構飲むんだなー」

P「俺だけじゃないぞ。 小鳥さんの為でもあるし」

響「ぴ、ピヨ子も泊まりに来てるのか!? それって危なくないか!?」

P「そうか?人んちでの飲み会なんてよくあることだぞ」

響「そ、そうなのか……?」

響「……プロデューサー……付き合ってる人は居ないって言ってたよね……?」

P「ん? ああ、そうだが」

響「じゃあなんで歯ブラシが2つあるのさー! しかも同じ形で色違い!!」

P「あずささんじゃないか? まぁ、あの人少し抜けてる所あるからなぁ」

P「あずささんなら仕方ない」

響「いやいやいや! 仕方無くないぞ!!? ここまできたら確信犯でしょ!!?」

78: あ、普通に身体拭いてたわ 2013/09/16 12:06:02 ID:Y8erdwo+0
響「あーあーあー。 こんなにインスタントラーメン買って~」

P「俺じゃない、貴音だ」

響「え、そうなの?」

P「誰も止めなきゃアイツ一日三食ともインスタントラーメン食っちまうからな。 一日一個、俺があげるようにしてるんだ」

響「な、なんか餌付けみたいだな」

P「ちなみに味噌バターわかめが一番好きらしい」

響「どうでもいいぞ」

響「う、うぎゃー!!」

P「どうしたー」

響「は、排水口に金色の髪がびっしりー!!」

P「美希だな。 なんかちょくちょくシャワー浴びにくるんだよなぁアイツ」

P「しかも一時間くらいかけて。 水道代がバカにならねえっつの」

響「それも多分確信犯だー!!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 12:14:52 ID:Y8erdwo+0
響「お、終わったぁ……」

P「お疲れさん。 結構片付いたな」

響「結構片付いたな、じゃないさー!! 結局みーんなかなり頻繁に泊まってるじゃないかー!!」

P「泊まってるっつっても遊んだり雑談したり飯くったり程度だぞ? 変なことはなんも起きてないって」

響「何か起きてからじゃ遅いんさ……んっ?」

ポロッ

響「あれっ。 こ、これって千早が歌の練習でよく使ってた携帯録音機じゃ……」

P「録音中って表示出てるな」

響「………」

P「………」

P「まいっか」

響「ええ!? いいの!? せめて止めようよ!!? ていうか止めるぞー!!!」

P「お、おお」

ピッ

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 12:32:44 ID:Y8erdwo+0
響「なんかもう……わざと忘れ物してるんじゃないかと思えてきたぞ……」

P「ははっ、そんなバカな」

響「……ちなみに、つい最近で千早が泊まりに来たのは?」

P「昨日だけど」

響「わかった。これ処分しとくぞ」

P「いいのか? 千早のだけど」

響「多分、世の中の皆が許してくれるハズだから大丈夫」

P「はぁ」

響「プロデューサー。 お風呂湧いたぞー」

P「はいよー」

響「洗濯物、どうすればいい?」

P「乾燥も備えてるから部屋干ししなくて大丈夫。 それよりお前は休んどけ、働きすぎだ」

響「自分完璧だからまだまだ働けるぞ!」

P「いいからいいから。 昼飯だけじゃなく夕飯まで作ってもらっといてまだ働けなんて言えないって」

響「む……むぅ……、……自分は全然いいんだけどなぁ……」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 12:39:34 ID:Y8erdwo+0
P「なんなら一緒に風呂はいるか?」

響「えっ……」

P「ははっ、なんてな」

響「………」

P「……響?」

響「ハッ! ……あ、は、入るわけないだろ! バカバカ! 変態プロデューサー!!」

P「おーおー。 んじゃ、風呂入ってくる」

響「ん……う、うん……」

響「…………」

響「…………や、やっぱり一緒に入っときゃ……」

響「い、いや! そんなの変態だぞ! 自分は変態じゃない!」

響「うん……うん……、………うん………」

響「……………」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 12:51:19 ID:Y8erdwo+0
響「……皆ホント忘れ物し過ぎだぞ……」

響「ゲーム機、ぬいぐるみ、コンタクト……はまだ解るけど……」

響「エプロンにジャージにパンツ……はどうなんだ……」

響「それに歯ブラシとか……もうアレじゃないか……アレ過ぎるぞ……」

響「っていうか録音中の録音機とかどうやって忘れるんだ……?」

響「………」

響「自分も何か残したいなぁ……」ボソッ

P「どうしたんだ?」ヌッ

響「うぎゃあ! ぷ、プロデューサー!上がったなら上がったって言ってよ!!」

P「ああ、うん。上がったぞ」ホッカホッカ

響(き、聞かれてないよな……? さっきの言葉!)

P「ほら、風呂どうぞ」

響「わ、わかってる! わかってるさー!!」

P「? 風呂入ってないのに顔真っ赤だな」

響「か、かしましー!!」ドキドキ

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 13:02:51 ID:Y8erdwo+0
P「……あれから半日たったのに一向に台風弱まんねえなぁ」

響「あ、あがったぞー……」

P「おう。 ほら、窓の外見ろよ。 台風全然止まねえぞ」

響「……ぷ、プロデューサー! 明日になっても台風止まなかったら……また泊まっていい?」

P「ん?ああ、全然いいぞ。 明日の午後には通りすぎるってテレビでは言ってたけど」

響「そ、そっか……、……明日の午後までかぁ……」

P「ま、取り敢えず今日はもう寝る……か……」クルッ

響「…………」

P「えっ……響……お前……」

響「うぅ………」カァァァ

P「寝る時はハダカYシャツ派なのか」

響「ち、違う! 違うぞ!! これしか無かったんだ!!」

P「え? ちゃんと別の古着置いといたハズ……」

響「何故かYシャツしか無かったんだ! だからこれでいーの!!」

P「はぁ」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 13:09:48 ID:Y8erdwo+0
響「それじゃあ……お、おやすみ……」

P「あぁ……」

響「……」

P「……」

響「…………」

P「…………」

P「なぁ、やっぱ布団二つ敷かないか?」

響「い、いい! 一つで十分! 二つも敷いたら洗濯が面倒だし!」

P「狭くて寝苦しくないか? 俺は別にいいけど」

響「だ、大丈夫……むしろプロデューサーが一緒だし……」

P「あ、そう」

ギュッ

P「……これは?」

響「た、台風が怖いから! し、仕方無く……仕方無くだかんな!!」

P「そうか。 なら仕方ないな」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 13:18:25 ID:Y8erdwo+0
響「………」ギュッ

P「zzz…..」

響「……プロデューサー? ……寝ちゃった?」

P「zzz……zzz…..」

響「…………よしよし……」

響「……スゥゥゥゥゥゥゥゥ………ハァァァァァァァァァ……」

響「……っ!」

ギュゥゥゥゥゥ

響「…………えへへへ…………」

響「スンッ……スンスンッ………、……プロデューサーの臭いだぁ…・…」

響「えへへ…………幸せ…………スンスンッ……」

ギュゥゥゥゥゥ…..

P「zzz…..zzz…..」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 13:26:12 ID:Y8erdwo+0
―――
――

P「響、響」

響「……んっ……」

P「起きろって響。 つーかいい加減離せ」

響「……んぁ……、……あ……プロデューサー……」

P「おはよう響。 お前のお陰で俺の胸元が涎だらけだ」

響「え? ……、……あぁぁぁぁああああ!!!」

響「あわ……あわわわわわわわわ」」

P「取り敢えず顔洗って服着替えてこい。 お前の服は乾いてるから」

響「う、うんうんうんうん!! そ、それとごめんだぞー!!!」ダッ

P「賑やかだなぁ」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 13:32:27 ID:Y8erdwo+0
P「予定より早く台風は過ぎたらしい。 事務所も開いてるとさ」モグモグ

響「ふーん……」 モグモグ

響「……ちぇっ」モグモグ

P「ん、この煮付け美味いな」モグモグ

響「ホント!? 自分の自信作だぞ!」

P「流石、響。 これなら将来は……」モグモグ

響「しょ、将来は!?」

P「いい女将になれそうだな」

響「…………」

ベシッ

P「痛っ」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 13:38:32 ID:Y8erdwo+0
P「よっし、んじゃ響。 先行ってろ」

響「え? 自分、プロデューサーと一緒に行きたいぞ」

P「アイドルとプロデューサーが同じ部屋から一緒に出てくる所を見られたらマズいからな」

響「……今更な気がするけど……」

響「行ってきます!」

P「あいよ。 気をつけてな」

響「うん!」

響「……の前にっ」

ギュッ

P「お、なんだなんだ。 甘えん坊め」

響「んっ……これでなんくるない! いってきまーす!」ガチャッ

バタンッ

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 13:46:08 ID:Y8erdwo+0
響「~♪ ~♪」

響(よっしよっし! これでおっけー!)

響(ちゃーんとプロデューサーに自分の『香り』を残してきたぞ!)

響(きっと鈍感なプロデューサーのことだから気付かないだろうけど……アイドルの皆なら……!)

響「……へへっ!」

響「今日の事務所が楽しみだぞーー!!!」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 13:51:04 ID:Y8erdwo+0
プルルルッ

P「おっと……千早?」ピッ

P「おはよう千早、どうした? こんな朝っぱらから」

P「香水? ああ、ちゃんとあるよ。 大丈夫、毎朝使ってるって」

P「無くなったらちゃんと言うって。 おう、んじゃな」ピッ

P「せっかく春香と千早と美希から貰ったモンだもんな。 使わなきゃ勿体無い」プシュッ

P「それに、『毎朝欠かさず使うように!』って言われちまったし」プシュッ

P「……うん、こんなもんだろ」

P「よっし。 じゃあ、行ってきますっ」

ガチャッ
                                 
                                        ―おしまい―

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/16 14:11:35 ID:Y8erdwo+0
皆、台風には気をつけてね
こういうことがあるかもしれんから

読んでくれてありがとう
おやすみ

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