1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 00:51:27.27 ID:3GYZJKlF0
凛(今日はニュージェネレーションの初めてのテレビ出演が放送される日)
凛(ふふっ、私たちはどんな風に映っているのかな)
ポチッ
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 00:53:18.92 ID:3GYZJKlF0
司会『―――えー、今回はニュージェネレーションのお三方に沢山の質問が届いています!』
司会『まずは神奈川県のペンネームののわさんから「ニュージェネレーションの皆さんが思っている、自分の売りは何ですか?」』
未央『はいは~い!私の売りは元気印!!』
凜『売り…か、自分ではよくわからないかも』
卯月『んーと・・・私は何でも精一杯頑張れること、かな?』
未央『え~、もっと凄い売りがあるじゃん!うづきんと言えば普通力でしょ!』
凜『うん、確かに』
卯月『ちょっとひどいよ二人とも!?』
ワハハハハ…
ポチッ
凛(こうしてテレビで自分を見ると、思っていた以上に…)
凜「…はぁ」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 00:55:57.67 ID:3GYZJKlF0
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翌日
未央「おっはよ~♪」
卯月「おはようございます!」
P「おはよう未央、卯月」
卯月「昨日のテレビに私たちが映っていましたね!有名番組に出られるなんて、本当に夢みたいです!」
P「ああ、ここまで長い道のりだったな・・・」
未央「いや~、ついに私たちもここまで来たんだねえ・・・しみじみ」
P「でもここがゴールじゃないぞ、お前たちはまだまだ上を目指す能力がある」
P「勝負はここからだ!今日も気合を入れていくぞ!」
卯月「もちろんです!」
未央「あったぼうよ!」
P「その心意気だ・・・て、あれ?そういえば凛は?」
未央「あり?まだ来てなかったの?」
ガチャ
凛「…おはよう」
P「お、来た来た、おはよう凛」
未央「おっはよ~♪・・・なんかあんまり元気ない?」
卯月「大丈夫?凛ちゃん」
凛「心配しなくていいよ、大丈夫だから」
未央・卯月「??」
P(何かに悩んでいる感じだな・・・どうしたんだろうか)
P「えーと、とりあえず3人揃ったな。今日の午前中はレッスンが入っているから、気を引き締めて取り掛かるように」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 00:59:53.43 ID:3GYZJKlF0
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正午
トレ「はい、今日のレッスンは終了です!お疲れ様でした」
卯月「お疲れ様でした!」
未央「お疲れ~い!」
凛「…お疲れ様」
P「3人ともお疲れ。レッスンの後はストレッチと水分補給を忘れないようにな」
未央・卯月「はーい」
P(凛は・・・なんだかまだ上の空という感じか)
凛「…」チラッ
凛「…ねえ、プロデューサー」
P「ん、どうした凛」
凛「少し相談したいことがあるんだけど、いいかな」
P「相談?別に構わないが・・・」
P「ここで話すのも何だから、とりあえず会議室に行くか」
凛「…うん」
スタスタ…
未央「・・・うづきん、なにやらただ事ではない雰囲気だよ」
卯月「凛ちゃん朝から様子が変だけど、どうしたんだろう・・・」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 01:06:38.70 ID:3GYZJKlF0
P「えーと、今日はずっと心ここにあらずって感じだったが、何かあったのか?」
凛「…」
P「・・・まあ、言いにくいことだったらゆっくりでm」
凛「プロデューサー」
凛「私ってやっぱり無愛想なのかな」
P「・・・何だ突然、凜が無愛想だって?」
凜「…うん、プロデューサーはどう思っているのかなって」
P「そんなことは無いと思うぞ?確かに世間からはクールなアイドルとして認知されているが」
凛「…」
P「誰かに何か言われたとか?」
凛「そういう訳ではないんだけど、少し不安になって」
凛「…ほら、私はニュージェネレーションのメンバーだけどさ…他の二人は明るくて、
いつもニコニコしてるじゃない?」
P「…」
凜「昨日の番組を見ててね、未央と卯月はちゃんと笑顔でしっかり受け答えできてるのに、それに比べたら
私は表情固くて、全然喋れてないってのがわかっちゃったんだ」
凜「私は表情とか表に出すのも、気持ちを伝えるのも苦手…だからさ」
凛「その中に私みたいなのがいたら、悪い意味で目立っちゃうんじゃないかな…って」
P「こら、暗い顔するんじゃないの」ペシッ
凛「あうっ」
P「確かに卯月と未央は表情豊かな子だし、そこが魅力だよ」
P「でも、だからといって俺は凛が表情の乏しい子だとは全く思ってない。ファンにもきっと伝わっているさ」
P「それに昨日の番組での受け答えだってしっかり出来ていたと思うぞ。凛はニュージェネレーションの立派な一員だ」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 01:10:06.49 ID:3GYZJKlF0
凜「だといいけど…」
P「信じてくれていい、凛のことについてなら自信があるからな」
凛「…本当?」
P「もちろんだ、俺たちは今まで一緒に苦楽を共にしてきたパートナーじゃないか」
凛「…そっか、パートナー…か」
凛「…」ニヘラ
P「ほら、言ってるそばから顔が緩んでるぞ」ムニムニ
凛「ちょ、ちょっと…いきなり頬を抓らないでよセクハラプロデューサー」
P「自分では気づいてないかもしれないが凛は結構顔に出やすいよな・・・うりうり」ムニムニ
凛「もう、本当にバカなんだから…ふふっ」
未央「プロデューサーにイタズラされてニヤニヤしてる・・・」
卯月「人前に出られない顔してるよ凜ちゃん・・・でも羨ましいなあ」
トレ「プロデューサーさんにほっぺたを・・・ムニムニ・・・」
おわり