1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 16:04:32 ID:95LsoXt40
ピヨちゃん怒りのダイエット
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 16:14:11 ID:95LsoXt40
小鳥「わ、私の羊羹が……」
伊織「賞味期限ギリギリだったんだもの、別に良いでしょ? にひひ♪」
小鳥「はうぅ! 伊織ちゃんのそんな笑顔に比べたら安いけどでも!」
伊織「じゃ、私はレッスンに行ってくるわ。あんまり甘いものばっかり食べてちゃダメよ?」
小鳥「そ、そんなに一杯は食べてないわよ?」
伊織「嘘おっしゃい、最近丸くなってきてるじゃない。困るのはあんただから、別にいいんだけど。じゃあね」
小鳥「うう、行ってらっしゃい……行った、かな? ふふふ、こんな事もあろうかと流しの下にとっておきのどら焼きが!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 16:21:51 ID:95LsoXt40
亜美「もぐもぐ、ピヨちゃ~ん! こんな美味しいものをあんな所に隠してたらゴキゴキが食べちゃうよ!」
小鳥「わ、私のどら焼きが……」
亜美「そうなる前に、もぐもぐ、亜美が、ごくん、見つけたから良かったけどもうちっとジャージャー麺に気を使ってくれなきゃ」
小鳥「そ、そうよね、アイドル事務所なんだから衛生面は大事よね……」
亜美「そうそう! あ、そろそろ撮影行かなきゃ! そいじゃ、あんまり甘いものばっかり食べてちゃダメだよピヨちゃん!」
小鳥「うう、亜美ちゃんまで!」
亜美「行って来まーす!」
小鳥「行ってらっしゃーい……行ったかな?ふふふ、念には念を入れて戸棚の奥の方にはこっそり隠して置いたお団子が」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 16:29:02 ID:95LsoXt40
貴音「おや、小鳥嬢。お茶の時間ですか?」
小鳥「ええ、仕事続きの毎日の中で心と体が休まる貴重な、あれ? 確かこの奥、あら?」
貴音「はて、いかがしましたか?」
小鳥「実はここにお団子を……貴音ちゃん? ほっぺに食べカスがついているけれど、もしかして」
貴音「なんと、もうこんな時間ではありませんか。私は急用ゆえ、これにて」
小鳥「た、貴音ちゃん!? 待ちなさい貴音ちゃん!」
貴音「ふふふ、そのような動きではわたくしを捉えられません。早さが足りませんよ、ふふふ」
小鳥「く、やはり重りを付けたままでは……って誰のお腹の贅肉が重りよ! 何言わせるの!」
貴音「ふふふ、大変美味でした、ふふふ」
小鳥「はぁ、はぁ、行っちゃった……でも大丈夫! 策とは二重三重に張ってこそ!
冷蔵庫の中には有名店のチーズケーキが!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 16:36:23 ID:95LsoXt40
律子「いやー、やっぱり疲れた時は甘いものだわー。あ、小鳥さんもお茶ですか?」
小鳥「わ、私のチーズケーキが……」
律子「それはそうと今日は良い天気ですねー、今度の野外ライブも晴れてくれると良いんですけど」
小鳥「流された!?」
律子「触れないだけ優しいと思って下さい。小鳥さん、体重がーって言ってる割に毎日お菓子食べてませんか?」
小鳥「そ、それはそのぅ、ね?」
律子「ね? じゃないですよ、しかも経費で買ってきてるし。これからは程々にして下さいね。おっと、私はこれで」
小鳥「営業ですか?」
律子「はい、小鳥さんもお・し・ご・と! 頑張って下さいねー」
小鳥「が、頑張ってますよ? 今はちょっと休憩中なだけで」
律子「せめて、目を合わせて言って下さい……それじゃ行って来ます!」
小鳥「行ってらっしゃい……行ったわね。こうなったら仕方ないわ、物置に紛れ込ませておいたゴディバを出すしか!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 16:46:24 ID:95LsoXt40
やよい「ふー、掃除の途中でお宝発見ー! 持って帰って長介たちにも分けてあげよーっと!」
小鳥「わ、私のゴディバが……」
やよい「はわっ、これ小鳥さんのだったんですか!? あうぅ、すみません! 私、一粒食べちゃいました!」
小鳥「……ううん、いいのよやよいちゃん。いつも事務所のお掃除をしてくれているものね、そのご褒美よ」
やよい「う、うっうー! ありがとうございまーっす!! それじゃ私、張り切っていつもはやらない場所も掃除しちゃいますね!」
小鳥「う、ううん! いつも通り、いつも通りの場所だけ掃除してくれたらいいの! 特に物が隠せそうな所は放っておいて!」
やよい「? そうですか、それじゃいつも通りの場所をいつもより綺麗にします! よーし、階段の掃除するぞー!」
小鳥「行ってらっしゃい……行ったわね、危ない所だったわ。今の内に、机の引き出しに忍ばせておいた豆大福を!」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 16:56:17 ID:95LsoXt40
響「あ、ピヨ子。駄目だぞ、机の中に食べ物入れちゃ!」
小鳥「わ、私の豆大福が……」
響「自分の小学校でも、机の中に入れっぱなしだったパンがひどい事になってた事件があったんだ。もうあんな悲劇は繰り返させないぞ!」
小鳥「うう、入れっぱなしで忘れたりしないわよう……」
ハム蔵「ヂュヂュヂュイ!」
響「うんうん、今回はハム蔵の嗅覚があったから良かったものの、もうこんな事しちゃ駄目だからね!」
小鳥「ごめんなさいぃ、なんで怒られてるの私ぃ……」
響「うん、分かれば良いんだ。じゃあ自分はダンスレッスン行って来るね! 行くぞ、ハム蔵!」
ハム蔵「こっちにも豆大福分けてや」
小鳥「行ってらっしゃ……!? き、気のせい、よね? ううん、そんなことより今は棚の上のピーナッツ煎餅の方が!」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 17:07:26 ID:95LsoXt40
雪歩「小鳥さんもこのお煎餅、あ。ごめんなさいぃ、今のが最後でした……」
小鳥「わ、私のピーナッツ煎餅が……」
雪歩「これ小鳥さんのだったんですか!? うう、こんなドロボウな私は穴掘って埋まってますぅ……!」
小鳥「落ち着いて雪歩ちゃん! 気にしてないから、全然! 全然きにしてなんてないから!」
雪歩「ほ、本当ですか? 許してくれますか……?」
小鳥「本当よ、食べちゃったものはもうしょうがないから……うう」
雪歩「あの、私お詫びにお茶淹れますっ。嬉しくないかもしれないけど、それで元気出して下さい!」
小鳥「ありがとう雪歩ちゃん。でももう取材の時間よね? 私は大丈夫だから、ね?」
雪歩「はいぃ、すみません……それじゃ行って来ますぅ」
小鳥「行ってらっしゃい……行ったみたいね。ところがどっこい、床下収納には小鳥おとっときのバームクーヘンが!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 17:08:56 ID:95LsoXt40
もうそういう響disっとけみたいな風潮うんざりっすわ
このスレも適当に誰かが続けたらいい
はーうんこうんこ
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 18:30:55 ID:xF3QT9N8P
小鳥「……案の定これもなくなってるわ」
小鳥「もう、なんなのよ……なんなのよ一体……」
やよい「どうしたんですか小鳥さん?」
小鳥「やよいちゃん……ううん、なんでもないのよ」
貴音「その、小鳥嬢……先ほどは申し訳……」
小鳥「いいの、全くもう貴音ちゃんは食いしん坊なんだからっ」
律子「その、疲れててつい甘いものが……」
小鳥「ふふーん、これで一つ借りができましたね、律子さん?」
響「はいさーい! どうしたんだピヨ子……あ、また何かある!」
小鳥「……」
響「むぐむぐ、おしいなこれ! ハム蔵も食べるか?」
小鳥「……いい加減にしなさいよ」
響「え?」
小鳥「アンタが全部わるいんじゃない……アンタが……ぐすっ……」
響「え? え?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 18:36:22 ID:xF3QT9N8P
律子「こ、小鳥さん落ち着いて!」
響「一体何があったんだ?」
小鳥「……響ちゃんに、おやつ、食べられて……ぐすっ」
やよい「えっ!? ひ、響さん……?」
響「えっ!? じ、自分そんなことしてないぞ! た、食べたのはきっとハム蔵で!」
律子「響、謝りなさい」
響「……ごめんなさい」
亜美「何やってるのー? あれ?」
伊織「皆も皆そろって一体何の騒ぎよ……あれ? 小鳥、どうしたのよ」
小鳥「そんなんじゃ、許さない…・・」
響「え?」
小鳥「私の羊羹とどら焼きと団子とチーズケーキとゴディバと豆大福とピーナッツ煎餅とバームクーヘンを返して!!!」
響「じ、自分そんなに食べてないぞ!? きっと他の誰かが……」
やよい「……響さんひどいです」
響「え? や、やよい?」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 18:40:37 ID:xF3QT9N8P
やよい「ひとのものとったらドロボウなんですよ!!」
響「な、なんでそうなるの! って貴音の口、何かついてる!! 貴音も食べたんでしょ!!」
貴音「……自らの罪を人になすりつけるとは、失望いたしました。響」
響「そ、それはこっちのセリフだって!! ねぇ律子!!」
律子「謝りなさい。あのお菓子たちは、もう戻ってこないのよ」
響「あ、新しいものを買ってくれば……」
律子「そういう考えって私一番嫌いなのよね。もういいわ」
響「だ、だからどうして自分だけ……亜美だって食べたんでしょ?」
亜美「や、やだなぁやめてよひびきん! 亜美はそんないじきたないことしないよ? そんな動物みたいなこと」
響「自分は……ぐすっ……」
伊織「ちょっと、嘘泣きとかやめてよね。ただでさえ小鳥が傷ついてるっていうのに、そんなこともわからないの?」
響「い、いおりぃ……」
伊織「泣けば同情してもらえると思ったら大間違いなのよ。ハムスターのせいにまでして、本当最低の人間ね」
響「なんで、どうして……自分じゃないよね、ピヨ子ぉ!!」
小鳥「……もう貴方の顔なんて見たくない。今すぐここから消えて……お願い」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 18:44:52 ID:xF3QT9N8P
響「ピヨ子、まで……」
千早「何の騒ぎ?」
春香「皆そろって、どうしたの?」
やよい「響さんが小鳥さんのおやつをぜーんぶ盗んだんですー」
響「だから自分はしてないんだ……本当なんだって……」
春香「あー……まあ、納得っちゃ納得だよね」
千早「え? そ、それ本当なの? ……よかった、私の荷物は無事で」
亜美「そうだよ、皆自分の荷物確認した方がいいよ!! ダサイ時計とか盗まれてるかもよ!!」
響「なんで、なんでなのさー!!!」
律子「いい加減にしなさいよ響。本当なら、警察に届けてもいいのよ。それとも何? まだそのハムスターのせいにするつもり?」
響「違……だって、確かに自分もハム蔵も食べたけど、そんな全部じゃないし、ピヨ子だって許してくれたのに!」
小鳥「もういいから出てってよ!」
響「ピヨ子……」
伊織「ほら、早くしなさいよ。あ、そのハムスターも窃盗犯なんでしょ? 貸しなさい」
響「あぁ!! い、伊織! ハム蔵を返して!! やだ、やだぁあ!!」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 18:49:54 ID:xF3QT9N8P
伊織「はい小鳥、ハム蔵とかいう犯罪鼠よ」
小鳥「……ハムスターって食べたらおいしいのかしらね」
響「や、やだ!! ハム蔵に何するんだ! 返してよぉ!!」
亜美「おっとっと、それ以上はいけませんぜひびきん」
やよい「ドロボウさんはちゃんと罰をうけなきゃいけないんですよ?」
貴音「その鼠もまた一つの罪を犯した罪人。ならば、響。貴方とは別々に裁きを受ける事は、当然でしょう」
響「やだ……ごめんなさい!! ごめんなさい!! 自分が悪かったんだ、なんでもするから! ハム蔵には何もしないで!!」
小鳥「だったら今すぐここから消えてよ!!」ブン
ハム蔵「ヂュッ……」
響「は、ハム蔵!!!」
春香「ペットの事なんて気にしてる場合じゃないよね」
千早「私たち、今すごく気分が悪いの。これ以上音無さんのいう事を聞かないでここにいるなら、私たちだって容赦しない」
雪歩「ドロボウと同じ空気は吸いたくないです……」
響「あ、う……う、うわあああああああん!!」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 18:55:40 ID:xF3QT9N8P
小鳥(結局私の今日のおやつは、残ってたハムスターのサブレ)
小鳥(もちろんあんな汚れた鼠を食べることなんてしない。だってあの時もう死んでたもの)
小鳥(事務所中に知れ渡った噂で、響ちゃんは解雇)
小鳥(それだけじゃない。しっかりマスコミにも知れ渡って、北海道から沖縄まで。我那覇響は泥棒だってしっかり認知されたようで)
小鳥(それが何か、知ってる人は少ない。真実を知ってる人だって、数人しかいない)
小鳥(それでも、おかげさまで勝手にお菓子を食べる子はいなくなった。たまに分けてあげたりはする)
小鳥(あんな忌々しい事件が二度と起きないように、彼女には反省してもらいたい)
小鳥(食べ物の恨みは恐ろしいんだぞ、ってね)
小鳥「……おいしっ♪」
その後響は行方不明になった
外国で強姦事件に合ったとか自分から進んでそっちの道へ行ったとかいろんな話を聞くが
もう二度と事務所に現れることはないだろう
終
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/26 18:59:32 ID:xF3QT9N8P
くぅ~疲w
響は虐められてこそ輝く
異論は認めない