【音無小鳥SS】小鳥「何もする事がないなぁ」

1: ぴよちゃんの絶対領域をひたすら眺めていたい 2014/08/08(金) 20:17:11.33 ID:rcfRnVf50
小鳥「事務所には私一人しかいない……」

小鳥「仕事はまだ普通にやる事あるけど、絶望的にやる気がおきないわ……」

小鳥「こんな時に無理に仕事しようとしたって、無駄よね」

小鳥「少し気分転換して、やる気が出てきてから仕事した方が、絶対効率的よね」

小鳥「……うん、私は間違ってない。律子さんの様に合理的だわ」

小鳥「という訳で暇だなぁ……何もする事がないなぁ」

小鳥「どうしようかなぁ……」

小鳥「…………」

小鳥「取り敢えず、妄想しとこう」

小鳥「……うへへへへ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407496616

3: ぴよちゃんの太股に挟まれたい 2014/08/08(金) 20:39:28.64 ID:rcfRnVf50
小鳥「あん、プロデューサーさん!ダメですよ、こんな所でなんて!」

小鳥「でも私も我慢出来ない!プロデューサーさん、プロデューサーさーん!」

小鳥「はぁはぁはぁはぁ、ぴよぅっ!……ふぅ……」

小鳥「はぁ……本当に日本って平和で良い国よね……」

小鳥「今この瞬間にも、飢えや病気で亡くなっている子どもだっているというのに、私はこうやってのんびり妄想に耽る事が出来るんだから……」

小鳥「……さて、次は何しようかなぁ」

4: ぴよちゃんの口元の黒子を舐めたい 2014/08/08(金) 20:49:53.37 ID:rcfRnVf50
小鳥「やっぱり、こういう時はV◯Pよね」カタカタ

小鳥「何か面白そうなスレないかなぁ」

小鳥「……あぁ、そういえば寄◯獣アニメ化するのよね」

小鳥「原作は好きだけど、アニメはキャラデザも変わってるし、どうなるのかなぁ……」

小鳥「……でも、シンイチ君はアニメの方が美味しそうよね」

小鳥「ぐふふ、ぐふ……ペロッと食べちゃいたわ……ぐふふふふ」

5: ぴよちゃんと一緒に妄想に耽りたい 2014/08/08(金) 20:56:27.55 ID:rcfRnVf50
 ……カツ …カツ カツ

小鳥「!」ピクッ

小鳥「この音……ヒールの音だわ」

小鳥「あずささんか貴音ちゃん……いや、それにしては歩調が速い」

小鳥「律子さんの可能性もあるわ……まずい」

小鳥「まず速やかにタブを閉じて、仕事画面を開いて」カチカチカチカタカタカタ

小鳥「適当な書類を机に広げて」バサバサ

小鳥「ボールペンも装備!」シュパ

小鳥「間に合った……完璧ね」

7: ぴよちゃんの尻をひっぱたきたい 2014/08/08(金) 21:09:09.76 ID:rcfRnVf50
 カツ カツ カツ ガチャ

千早「おはようございます」

小鳥「あら千早ちゃん、おはよう。どうしたの?」

千早「おはようございます音無さん。実は昨日、事務所に忘れ物をしてしまって……」

小鳥「そうだったのね……ねぇ千早ちゃん、もし時間があったら、少し休んでいかない?」

千早「すみません、この後は用事があるんです」

小鳥「あら、残念ね」

千早「すみません」

小鳥「良いのよ、気にしないで。それじゃ、気を付けてね」

千早「はい、お疲れ様です。失礼します」

小鳥「はい、お疲れ様」

 ガチャ パタン

小鳥「……また一人になっちゃった」

小鳥「どうしようかな」

8: ぴよちゃんと一緒に煎餅かじりながら、生っすかサンデー見たい 2014/08/08(金) 21:22:18.29 ID:rcfRnVf50
小鳥「……久しぶりにssでも書いてみようかな」カタカタ

小鳥「そういえば、ssも最近は見てなかったわね」

小鳥「よし、ss速◯vipへゴー!」カタカタ

小鳥「……ふむふむ」

小鳥「……千早ちゃんの暇シリーズは、新しいのはまだ無いのね」

小鳥「あれ毎回楽しみにしてるんだけどなぁ……早く来ないかしら」

小鳥「……CGプロの方でいつも書いてるこの人は本当に多才よね」

小鳥「書き手の端くれとして、素直にスゴイと思うわ」

小鳥「卯月ちゃんのアヘ顔とか、堪らないわね……ぐふふ♪」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 21:27:36.43 ID:rcfRnVf50
 ……コツ …コツ

小鳥「!」ピクッ

小鳥「この音は革靴……という事はプロデューサーさんね」

小鳥「プロデューサーさんなら優しいし、そんなには怒られないから隠蔽しなくても平気ね」

小鳥「……外暑かっただろうし、冷たいお茶でも用意しておいたら、喜んでくれるかしら」

小鳥「……よし」ガタッ

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 21:43:49.15 ID:rcfRnVf50
 コツ コツ コツ ガチャ

P「ただいま戻りました!」

小鳥「お帰りなさいプロデューサーさん。外は暑かったですよね?冷たいお茶を用意しておきましたよ」スッ

P「あぁ、すみませんわざわざ。助かります!」

P「……んぐ……んぐ……ぷはぁっ!いやー、生き返りましたよ!ありがとうございます!」

小鳥「いえいえ、どういたしまして」

P「……っと、すみません!またすぐに、書類持って行かなきゃいけない所があるんですよ」ガサガサ

小鳥「忙しそうですね……無理しないで下さいね?」

P「大丈夫ですよ!最近は忙しくて、音無さんも大変でしょうけど無理しないで下さいね」

小鳥「っ……はい、大丈夫ですよ。ありがとうございます」

P「それじゃ、また行ってきます!」

小鳥「はい、いってらっしゃい。気を付けて下さいね」

 ガチャ バタン

小鳥「……さっきまで暇潰ししてたし、ちょっと良心が……」

小鳥「……いやいや、息抜きは必用よ!この後、もう少ししたらやるから良いのよ!」

小鳥「……どうしようかな」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 21:45:36.43 ID:rcfRnVf50
>>10すみません 違います

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 21:58:28.50 ID:rcfRnVf50
小鳥「エ○同人も最近、見てないわね」

小鳥「良い機会だし、ちょっと色々見ちゃお」カタカタ

小鳥「……ふんふーん♪」カタカタ

小鳥「ぴよっ!この高×黒良いわっ!」

小鳥「ああっ!でもこのあま×ほくも素敵だわっ!」

小鳥「うっひょー!良いわ、良いわ!!」

小鳥「うんうん……やっぱりこういう息抜きは必要だったんだわ」

小鳥「なんだかみなぎって来たわ!!」

小鳥「ぐふふふ」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 22:33:32.02 ID:rcfRnVf50
 ……タッ …タッ タッ

小鳥「!」ピクッ

小鳥「この音はスニーカー……亜美ちゃんは今日は雪歩ちゃんと直行直帰だから、真美ちゃんかやよいちゃんかしらね」

小鳥「怒られる心配はないから隠す必要は無いけど、流石にこれを見られるのは……」

小鳥「敢えて見せ付けて、羞恥心に染まる表情を見るのも良いけど……」

小鳥「いやいや、私は常識と良識のある大人の女……そんな事はしないわ」

小鳥「という訳で閉じましょう」カチカチカタカタカタ

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 22:43:20.97 ID:rcfRnVf50
 タッ タッ タッ ガチャ

真美「はっろろ→ん!」

小鳥「あら真美ちゃん、おはよう」

真美「あっ!ぴよちゃん、おはおは→!って、ぴよちゃんだけ?」

小鳥「えぇ、そうよ」

真美「そっかー……」

小鳥「どうしたの?」

真美「今日は亜美はお仕事でいないし、お父さんもお母さんも出かけてるから、夕方まで真美一人でさ」

真美「一人で家にいてもつまんないから、誰かいるかと思って遊びに来たんだけどね」

小鳥「あら、私じゃ駄目なの?」

真美「だってぴよちゃん、お仕事あるっしょ?」

小鳥「ううん、もう(今日中にやらないといけない仕事の内の最低限の事は)終わったから大丈夫よ?」

真美「ホントに!?じゃ、一緒にゲームしよ!!」

小鳥「ええ、良いわよ」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 22:57:26.15 ID:rcfRnVf50
真美「ギャー!?ぴよちゃん、強過ぎっしょ→!」

小鳥「ふふふ、真美ちゃんもまだまだね」

真美「ぐぬぬ……真美たちの世代のゲームのはずなのに……」

小鳥「もう一戦、する?」

真美「うー……いや、ここは他ので……って、ヤバ!もうこんな時間じゃん!」

小鳥「あらっ!本当ね、いつの間に……」

真美「それじゃ真美、もう帰るね!ありがとぴよちゃん!」

小鳥「どういたしまして……それじゃ、気を付けて帰るのよ?」

真美「うん!それじゃ、またね→!」

 ガチャ バタン

小鳥「……さて、それじゃ私もいい加減仕事しなきゃ……」

小鳥「ふぁ……ぁ……なんか久しぶりに本気でゲームしたら、疲れたのか眠くなってきちゃっわね……」

小鳥「ちょっと休んで……いやいや、流石にそろそろまずいわ」

小鳥「……よし!やるわよー」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 23:08:24.76 ID:rcfRnVf50
―――――

 ……ト…サン…トリ…ン……

小鳥「……ん……ぅむ」

律子「小鳥さん、起きて下さい」

小鳥「ん……あれ……律子、さん……?」

律子「小鳥さん、目覚めました?」

小鳥「あ……すみません……私……っ!!」ハッ

小鳥(ヤバ……仕事再開したけど、殆どやらないうちに、寝落ちしちゃった!)

小鳥(……怒られる!!)

小鳥「あ、あの律子さん、これは違――」

律子「小鳥さん、すみません!」

小鳥「えっ……?」

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 23:21:20.94 ID:rcfRnVf50
律子「仕事中に寝ちゃうなんて、よほど疲れてたんですね……」

小鳥「え……いや……」

律子「最近、忙しくなってきて、私もあの子達や自分の事で精一杯で……」

小鳥「いや……あの……」

律子「小鳥さんの事まで気が回らなくて……本当にすみません」

小鳥「ぁ……ぅ……」

小鳥(そんな……私なんて今日は午前中しかまともに仕事してなかったのに……)

小鳥(律子さんが忙しく動き回ってる時に、遊び呆けてたのに……)

小鳥(なのに……そんな本気で申し訳なさそうな顔して謝られたら……)

小鳥(そんなに優しくされたら……)

小鳥(……良心が……!良心が痛み過ぎて……)

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 23:39:02.89 ID:rcfRnVf50
小鳥「ぅ……っ!」ポロッ

律子「!? 小鳥さん……泣いて……」

小鳥「っ……すみま……せ…っ…!」ポロポロ

律子「小鳥さん……」

 ギュッ

小鳥「!? 律子……さ……」

律子「……辛かったんですね」

小鳥「!……違……っ」ポロポロ

律子「良いんですよ……無理しなくて」

小鳥「……だか…ら…ぅ……ち…が…っ」グスグス

律子「大丈夫です……無理に話さなくて良いですから……」

小鳥「……!……です…か、ら……」ボロボロ

律子「ほら……今日はもういいですから、帰りましょう?もう、私と小鳥さんだけですよ」

小鳥「……ふ……ぐ……!」ボロボロ

27: 後ちょっとなのに、寝落ちしゃった 2014/08/09(土) 09:23:50.58 ID:447HjQxl0
律子「こんなに泣いて……綺麗な顔が台無しじゃないですか」

小鳥「ぅ……っ……ぐす」

律子「はい、ちょっと失礼しますね……」フキフキ

小鳥「ぁう……すみません……」

律子「落ち着きましたか?」

小鳥「……はい」

律子「それじゃ、帰りましょう」

小鳥「でも……」

律子「良いんです!ね?」

小鳥「……良いんですか?」

律子「はい」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 09:39:07.55 ID:447HjQxl0
小鳥(なんか……泣いたらスッキリしてきた……)

小鳥(律子さんも良いって言ってくれてるし、別に大丈夫な気がしてきたわ……)

小鳥(……そうよ!律子さんが良いってくれたんだから大丈夫よ!)

小鳥「それじゃ、帰りましょうか」

律子「はい……あ、そうだ。折角ですし、ちょっと一緒に飲みにでも行きません?」

小鳥「え?でも、律子さんは……」

律子「烏龍茶で良ければ付き合いますよ!辛い事があったなら、パーっと飲んで忘れちゃいましょう!」

小鳥「……そんな甘えちゃって良いんですか?」

律子「良いですよ。大人だって甘えたい時がありますよ……私で良ければ、甘えちゃって下さい」

小鳥「……ふふっ、ありがとうございます。それじゃ、今日は本当に甘えちゃいますね」

律子「そうと決まったら、早く行きましょう!」

小鳥「はい!」

おわり

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 09:42:42.08 ID:447HjQxl0
最後にごめんなさい 訂正
>>28の小鳥の台詞

× 小鳥(……そうよ!律子さんが良いってくれたんだから大丈夫よ!)

◯ 小鳥(……そうよ!律子さんが良いって言ってくれたんだから大丈夫よ!)

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 10:19:38.82 ID:447HjQxl0
おまけ

小鳥「んぐ、んぐ、んぐ……ぷはーっ!美味しー!」

律子「飲みますねー、大丈夫ですか?」

小鳥「大丈夫ですよー、このくらい!律子さんも飲んじゃったらどうですか?」

律子「いえ、未成年ですので……」

小鳥「もぅ、真面目なんだからぁ」

律子「……小鳥さん」

小鳥「なんですかー?」

律子「別に言いたくなかったら良いんですけど……その……私なんかで良ければ、いつでも相談して下さい」

律子「力になれるかはわかりませんけど……聞く事ぐらいなら出来ますから……」

小鳥「あぁ……今日の事ですかぁ」

律子「あっ、別に無理して言わなくて良いですから」

小鳥「いや実はですねー」

律子「……はい」

小鳥「午前中にある程度仕事したら、午後から全くやる気がなくなっちゃって、遊び倒してたんですよー」

小鳥「そしたら疲れて居眠りしちゃって……それで律子さんに起こされて『怒られる!!』って思ったんですけど」

小鳥「でも律子さんが、何か辛い事があったんだと思って本気で謝ってきたら、凄く申し訳なくなっちゃって、それで……」

律子「そうだったんですか……」

律子「…………」

律子「……」

律子「は?」

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 10:29:06.56 ID:447HjQxl0
律子「……小鳥さん」

小鳥「なんですかー?」

律子「今の話、本当なんですか?」

小鳥「そうですよー」

律子「……小鳥さん」

小鳥「どうしたんですかー?律子さん……なんだか顔がこわ……あ、あら?」

小鳥「……な、なんでかしら……さっきまでお酒で暖かかったのに、急に寒く……」

律子「…………」

小鳥「律子さん?え、いやちょっと待って下さい!だって律子さんが勝手に勘違……あ、いや何でも……でもでも、律子さんだって今日はもう良いって……律子さん待って!律子さん……律子さぁぁぁーーーん!!」

今度こそおわり

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 10:31:13.22 ID:447HjQxl0
という訳で今回は、ことりつでした

読んでくれた人、ありがとうございます

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