1: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 21:53:09.48 ID:4vgzcMwto
・書き溜めあり、一気に終わる予定
・短いです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417524779
2: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 21:54:16.92 ID:4vgzcMwto
春香「プロデューサーさんに今日もメールしよう!『明日はどんなスイーツが食べたいですか』、と。
送信・・・あ、間違えた!貴音さんに誤爆った!どうしようこれ!」
春香「あ、返事だ。『そうですね、らぁめん味のくっきーが食べたいです』・・・ハードル高いよこれ・・・」
3: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 21:55:34.42 ID:4vgzcMwto
亜美「兄ちゃんへ、と。『明日も亜美のいたずらを覚悟しているのだぞ』
・・・そうしんっ!あー!間違えてりっちゃんに送っちゃったよー、うわうわどうしよう」
亜美「あ、『亜美、明日は他の二人より30分早く出社しなさい』・・・真美ー!ちょっとたすけてー」
4: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 21:58:24.54 ID:4vgzcMwto
真「えへへ、プロデューサー・・・『明日のオフ、一緒にショッピングに行ってくれませんか?』
よーし、送っちゃえ!えい・・・だいじょうぶかな・・・」
真「あ、返事!『いいよー!』やーりぃ!プロd ん?もう一通来たぞ?なんだろう」
5: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:00:13.00 ID:4vgzcMwto
真「『ひまわりのたねが切れそうだから、明日はまずペットショップに行きたいんだけどいいかな?』
・・・・・・?あれ、これ、響だ!ボク、さっき間違えて響に送ってた!?」
6: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:01:32.67 ID:4vgzcMwto
雪歩「プロデューサーともっと仲良くなりたいし、思い切ってメール、してみよう!
『飲みたいお茶、ありますか?』よし、送信しちゃいます! あれ、これ・・・音無さんに送ってる・・・?」
小鳥「あら、雪歩ちゃんからだわ。飲みたいお茶ねえ・・・。『玉露割りが飲みたいかしら』なんちゃって」
7: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:02:15.02 ID:4vgzcMwto
P「どうしたんですか、小鳥さん?」
小鳥「いえ、雪歩ちゃんからメールが」
P「へー、仲いいんですね」
小鳥「でも、雪歩ちゃんからこういうメールが来るのは珍しいわ。何か思うところがあったのかしら」
P「そういえば、今日はうちの連中からメールが全然来ないなあ」
小鳥「そんなに頻繁にメールしてるんですか?」
P「頻繁ってほどでもないんですけどね。ほどほど、です」
小鳥「いいなー。それじゃ私もプロデューサーさんにいろいろメールしちゃおうかなー」
P「さて、やよい。ぼちぼち帰ろうか」
小鳥「ス、スルーですか!」
8: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:03:03.00 ID:4vgzcMwto
やよい「はい!プロデューサー!今日は腕によりをかけたもやし料理をごちそうしますからね!」
P「楽しみだ」
小鳥「いいなあ。今日はもやしパーティーなんですね。私も行きたいところですけど、もうちょっと残業が・・・」
P「置いていってしまうようで申し訳ありません」
小鳥「いえ、長介君たちも待ってるでしょうし、早く行ってあげてください」
P「はい。それじゃいくぞやよい!」
9: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:05:04.93 ID:4vgzcMwto
小鳥「さて、事務所は私だけになったし、書きかけのSSを一気に完結させてしまいましょう」
カタカタカタ ターン カタカタカタカタ ターン
小鳥「いい調子だわ」
カタカタカタ ターン カタカタカタカタ ターン
小鳥「あら、連投規制?」
10: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:06:37.18 ID:4vgzcMwto
小鳥「うーん、それじゃ残りは家から送ることにして、テキストデータはメールで自分宛てに送信、と」
カタカタ ターン
小鳥「・・・」
小鳥「・・・・・・」
小鳥「・・・プロデューサーさんの携帯に送っちゃった・・・」
12: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:09:00.54 ID:4vgzcMwto
*P車中
ピローン
P「あれ、メールか。やよい、ちょっと見てくれるか?」
やよい「えー、いいんですか?」
P「運転中だからな。とりあえず送信者だけ見てほしいんだ。急ぎだったらすぐ車を止めて
連絡しないといけないかもしれない」
やよい「はーい。わかりましたー!・・・小鳥さんからみたいですよ?」
P「小鳥さん?なんだろう、俺、忘れ物でもしたかな?
小鳥さんからのメールなら、問題ないだろ。ちょっと読んでみてくれるか?」
やよい「はい!えーと・・・」
13: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:11:08.73 ID:4vgzcMwto
翌日夕
小鳥「はぁ、昨日のミスでプロデューサーさんに怒られちゃった・・・。
まさかやよいちゃんに、ちはいおのR-18のSSを読ませることになってしまうとは、いろいろとまずかったわ」
ガチャ
雪歩「音無さん、よかった、まだお仕事中でしたか?」
小鳥「あら、雪歩ちゃん。もうみんなあがったわよ?今日は直帰じゃなかったの?」
雪歩「はい、帰る前に、と思って。これ、どうぞ!」
小鳥「え、冷茶・・・いや、これは玉露割り!?」
雪歩「えへへ・・・昨日の誤爆メールのお返事、ありがとうございました」
小鳥「ゆ、雪歩ちゃん!ありがとう、お仕事中だけど、誰もいないし、いただいちゃうわね!」
雪歩「はい!私、お酒のことはよくわからないんですけど、
おいしい玉露で作ったので、きっとおいしいと思います!それじゃ私は帰りますね」
15: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:14:35.04 ID:4vgzcMwto
・・・
小鳥「雪歩ちゃん、いい子だわあ」グビィ
小鳥「あれ、これ随分な濃さで・・・お酒の方が」グビィ
・・・
雪歩「うちにあった”百年の孤独”と玉露、半々で割ったけどこれでよかったのかな?
半分ずつにしたから、お酒のおいしさも玉露のおいしさも同じくらい味わえていいよね、きっと」
16: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:16:34.51 ID:4vgzcMwto
・・・
小鳥「ふわぁ、玉露割り一杯でこんなに回るとは、わたしもトシかしら・・・、
この読みかけのSSは、家で読むことにしましょう。
やっぱりちはいおを書いたら、他の作家さんのいおちはを呼んで勉強しないといけないものね。
URLだけコピペして、メール、と」
ピローン
高木「おや、音無くんからメールか、どれどれ」
おわり
17: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/02(火) 22:17:41.77 ID:4vgzcMwto
ということでおしまいです。
お読みいただきありがとうございました。
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/02(火) 22:55:24.55 ID:Xpy4PJmfO
社長……SS……黒井……ウッ頭が
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/03(水) 00:52:14.61 ID:geckkOWso
前半の数人は伏線じゃなかったのか
24: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/03(水) 22:50:08.15 ID:UbxmO7T9o
ちょっとだけ続き書きます。内容はご期待に沿っていないかもしれません。
各人のエピソードの、翌日のおはなし。
25: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/03(水) 22:51:44.48 ID:UbxmO7T9o
貴音「春香、このくっきーは?」
春香「昨日貴音さんが食べたい、ってメールを返してくれたので、チャレンジしちゃいまし
た。食べてみてください!」
貴音「なんと、気を遣わせてしまいましたね。それでは遠慮なく・・・」ボリボリ
春香「ど、どうですか?」
貴音「春香、ちょっとそこへなおりなさい」
春香「は、はい」
貴音「音楽の三原則、知っていますか?」
春香「(な、何故に突然?)えーと、メロディ、リズム、ハーモニー、ですよね」
貴音「ええ。それでは、アイドルの三原則は何でしょう?」
春香「うーん、ビジュアル、ダンス、ボーカル、ですか」
貴音「ええ、その通りです。ではらぁめんの三原則は何でしょう?」
26: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/03(水) 22:53:07.74 ID:UbxmO7T9o
春香「・・・なんだろう、味、香り、見た目、とかですか?」
貴音「春香!!」
春香「ハ、ハイ!?」ビクッ
貴音「まったく違います。麺、具、スープです」
春香「は、はあ(誰が決めたんだろう)」
貴音「いいですか、春香。あなたの作ったくっきー、これは確かに美味でした。
しかしこれは、味がらぁめんスープっぽい、ただそれだけです。
麺は、具はどこに行ったのですか?これはらぁめんにあらず!作り直しです!!」
春香「えー」
28: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/03(水) 22:54:44.77 ID:UbxmO7T9o
亜美「はぁ、怒られるとわかってて事務所に来るのはキツイよ・・・」
ガチャ
律子「お・は・よ・う、あーみー!」
亜美「あ、りっ・・・秋月さん、おはようございます」ビクビク
律子「ちょっと一本電話入れないといけないから、
あっちで座ってなさい」
亜美「はい」
亜美(やばいよこれ、765所属して以来、トップレベルで律っちゃん怒ってる!)グスン
トボトボ
『Boo!!!』
亜美「へ、な、」
律子「亜美、こんな時にオナラなんて緊張感ないわね」
亜美「え、いや、これ」
律子「なーんちゃって。あんたたちのよく使ってるブーブークッションよ。
ちょっとは怖かったかしら。これに懲りて、もうちょっとイタズラを控えて欲しいわね」
亜美「律っちゃーん!」ダキッ
律子「ちょっと、亜美!」
29: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/03(水) 22:56:50.70 ID:UbxmO7T9o
千早伊織「おはようございまーす」
美希「おはよー!二人一緒なんて珍しいの!」
千早「そうね。ちょうど下で一緒になったのよ」
やよい(千早さんと伊織ちゃんが一緒に・・・もしかして、小鳥さんのあのメールって実話
なのかな・・・)
伊織「あら、やよいも来てたのね、おはよう、やよい」
やよい(二人の顔、まじまじと見れないよ///)
伊織「?」
30: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/03(水) 22:58:40.40 ID:UbxmO7T9o
真「お待たせ、響!」
響「おはよー、真!全然待ってないぞ!」
真「それじゃ最初はペットショップから行くのかな?」
響「うんうん、そうだぞ!ハム蔵も真との買い物、楽しみだって言ってるぞ!」
ハム蔵「ジュイ!」
真(まぁ、こういう休日もいいかな)
この時、真は気づいていなかった。
ペットショップでの大量の買い物後、両手にエサをたくさん持って
洋服を買いに行く、ということの困難さを。
31: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/03(水) 23:00:09.32 ID:UbxmO7T9o
高木「おはよう」
P「おはようございます」
小鳥「しゃ、社長!お、おはようございますあの昨夜は」
高木「あー、音無くん、ここじゃなんだからちょっと社長室へ」
P「小鳥さん、昨晩なんかやらかしたんですか?まさか・・・」
小鳥「・・・そのまさかです。2夜連続で・・・」
P「それは・・・ご愁傷様です」
小鳥「不肖音無小鳥、逝って参ります」
32: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/03(水) 23:01:56.80 ID:UbxmO7T9o
高木「音無くん、用件はわかっていると思うが」
小鳥「すいませんでした」
高木「いや、まあだね、私なりに昨日のメールにあったあのサイトの、
SS、というのかね。あれを読んでみたのだよ」
小鳥「よ、読んだんですか!?社長、クビだけはどうか」
高木「キミがあれを送ってきた、つまり私に読ませたかった、ということなのだろう。
説明もなくURLだけ書いて寄越す、というのは、社内とはいえビジネスマナーの上では問題だが、
さすがにクビにするほどの話でもあるまい。今回は不問としよう」
小鳥「本当ですか!?」
33: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/03(水) 23:03:11.31 ID:UbxmO7T9o
高木「で、あのSSだ。水瀬くんと如月くんが、なんだ、その、同性同士でありながら、その、情愛に耽る、という」
小鳥「たどたどしく言われると帰って生々しいのですが」
高木「あれは、世間の水瀬くんと如月くんに対する認識がああなっている、ということなん
だね?それを私に警告してくれたのだね?」
小鳥「え、ああ、まあそういうファン層も・・・」
高木「ああいう文章が跋扈することになると、男性ファンの方が多い我が事務所には問題かもしれん。そこで、だ」
小鳥「は、はい?」
高木「961プロの連中で、同性間のSSというのを書いて、世間の目をそちらに誘導したい」
小鳥「え?」
高木「ほかでもない、音無くん。君に、黒井とジュピターの3人とのSSを量産して貰いたい」
小鳥「く、黒井社長ですか!?」
高木「ああ、男性アイドル同士よりもインパクトがある方が『話題』になるだろう」
小鳥(だ、大好物です!)
34: ムグフォー ◆MG4BqOMSNc 2014/12/03(水) 23:04:07.10 ID:UbxmO7T9o
おわり。
小鳥さんクビにならなかったエンド。でした。
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/05(金) 07:33:49.55 ID:YxPylfZKo
乙
ブラック高木ww