1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 09:33:20 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「な”、何言ってるんですか!?」
P「いやー、ほんとかわいらしいなーと思って」
小鳥「こ、こんなアラサーに相手に何言ってるんですかー!?」
P「そういう照れてる所も可愛らしい」
小鳥「か、からかわないでくださいよー! もー!」
P「はは」
小鳥「……ほ、本当ですか?」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 09:37:08 ID:CXAGMlYZ0
P「何がですか?」
小鳥「そ、その……さっき言ってた事です」
P「さっき?」
小鳥「ほ、ほら、冗談みたいに言ってた事ですよー」
P「んー……」
小鳥「か、かわ、可愛らしいとか何とか言ってた……」
P「あぁその事ですか、全く冗談じゃないですよ」
小鳥「ひぇっ///」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 09:41:23 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「へ、へー……えへへ」
P「……かわいい」
小鳥「じゃ、じゃあどれくらい可愛いですか?」
P「そうですねー、俺が会った中ではぴか一です」
小鳥「ひへへ///」
P「毎日、こんな女性と付き合えたらなって思ってますよ」
小鳥「!?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 09:49:20 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「え、あえ、え、え?」
小鳥「も、も、もしかして、い、今のは、お、お、お付き合──」
ドンガラガッシャーン
春香「いたたー!!」
P「うおっ、大丈夫か春香」
春香「うー、すいません」
小鳥「あっ、あー……」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 09:57:32 ID:CXAGMlYZ0
春香「ありがとうございますプロデューサーさん」
P「気にするな、それより怪我には気をつけろよ」
春香「はいっ、あっ、あとこれクッキー作ってきたんで良かったら食べてください」
P「ん、ありがとうな」
春香「あっ、小鳥さんもどうぞ」
小鳥「あ、ありがとう春香ちゃん」
P「おっ、このクッキー美味いな」
春香「本当ですか!? えへへへ///」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 10:02:34 ID:CXAGMlYZ0
春香「千早ちゃん達にも渡してきますね」
P「おう、行ってきな」
P「いやー、しかし春香のクッキーおいしいですね音無さん」
小鳥「そうですね……」
小鳥「やっぱりプロデューサーさんもお菓子作ったりする娘の方がいいですか?」
P「まぁ、お菓子作るのが趣味っていうのは、女の子っぽいですよね」
小鳥「や、やっぱりそうですよね……」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 10:08:16 ID:CXAGMlYZ0
小鳥(趣味がTVを見ること、妄想な私って……)
P「さすが、春香のクッキーは美味いな~」
小鳥「……変わらなくては」
P「はい?」
小鳥「プロデューサーさん! 実は私も趣味はお菓子づくりなんですよ」
P「そうだったんですか?」
小鳥「はい、クッキーだって簡単に作っちゃいますよ」
P「そうだったんですかー」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 10:17:18 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「はい、土日は毎週作ってご近所さんにも好評なんです」
P「そうなんですか……食べたいなー」
小鳥「え”!?」
P「よかったらなんですけど、今度作ってもらえたりしませんかね?」
小鳥「え”え”!?」
P「音無さんのクッキー食べてみたいんですけど……ダメですか?」
小鳥「あう……」
P「すいません、ダメですよね、唯の同僚の為になんて……」
小鳥「だ、大丈夫です!! 任せてください! 今度、プロデューサーさんの為にクッキー焼いてきます!!」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 10:27:10 ID:CXAGMlYZ0
小鳥(とは言った物の……)
小鳥(私はクッキーなんて作った事ない、処女です)
小鳥「あぁぁぁあぁぁぁ、なんであんな事を言っちゃったんだろー」
小鳥「……」
小鳥「市販のクッキーにラッピングで……って、ダメダメダメ」
小鳥(せっかくプロデューサーさんが食べてくれるんだもん……て、手作りをわたしたい物///)
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 10:54:52 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「よーっし、帰りに本買ってくぞー!!」
P「何の本買うんですか?」
小鳥「クッキ……九鬼氏の系図を調べようかなって」
P「へー、音無さんって歴女なんですね」
小鳥「ふひひ、戦国時代の方が得意です」
P「あー、けど、それじゃあダメかー」
小鳥「何がダメなんですか?」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 11:00:56 ID:CXAGMlYZ0
P「クッキーを作ってもらえるって話だったんで、そのお返しに今日食事でもと思ったんですけど」
小鳥「!?」
P「用事があるならしょうがないですね」
小鳥(食事!! でもクッキーのレシピを熟読しておかないと不安だし……)
P「また今度にしましょう」
小鳥「うぅ……」
貴音「何の話をしているのですか? らぁめんのお話ですか?」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 11:08:59 ID:CXAGMlYZ0
P「音無さんを食事に行こうか誘ったんだけど用事があるそうだ」
貴音「食事ですか? ふふっ、私は、この後用事はありませんよ」
P「そか、じゃあ飯にでも行くか?」
貴音「はい」
小鳥(ぐぎゃあああああああ!!)
P「ラーメン屋でいいか?」
貴音「はい。 ふふっ、それにしても二人っきりで食事など、これではでぇとですね」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 11:14:38 ID:CXAGMlYZ0
P「はは、デートにラーメン屋か」
貴音「おかしいですか?」
P「いや、貴音らしいな」
貴音「そうですか」
小鳥「……行きます」
P「え?」
小鳥「私も一緒に行きます!」
貴音「小鳥嬢には用事があるのでわ?」
小鳥「それは……よく考えたら大丈夫だったの。よく考えたら九鬼氏とかどうでもよかったわ」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 11:24:21 ID:CXAGMlYZ0
貴音「では、仕事はよいのですか?」
小鳥「仕事はもう終わったわ。だから私も行きます」
貴音「むぅ、しかし……」
P「まぁまぁ、一緒の方が楽しいだろ?」
貴音「プロデューサー……本当にあなたという人は……」
P「えっ?」
貴音「もうプロデューサーなど知りません」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 11:34:27 ID:CXAGMlYZ0
P「ラーメンお替りしてもいいらさ」
貴音「……チャーシューメンでもいいのですか?」
P「うむ」
貴音「仕方ありませんね」
小鳥「もう、貴音ちゃんったら」
小鳥(ふぅ……なんとかデートを阻止する事が出来た……)
小鳥(でもクッキーどうしよー!! どうしよう!! どうしよう!!)
P「じゃあ、ご飯行きましょうか?」
小鳥「はーい」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 11:49:08 ID:CXAGMlYZ0
───
──
─
小鳥「どうしようどうしようどうしようどうしよう」
小鳥「なんでもう日曜日になっているの……私の土曜日はどこに行ってしまったの……」
小鳥「金曜の夜にプロデューサーさんと貴音ちゃんとラーメン屋さんに行って……楽しくお酒を飲んで……」
小鳥「何故か日曜に自分の家にいる……」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 11:58:51 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「もしかしたら、金曜にプロデューサーさんと一夜を共にしたのかも!」
小鳥「それで土曜日はプロデューサーさんのお家で手料理を振舞って」
小鳥「イチャイチャして、帰る時なんて
小鳥『あっ、私そろそろ帰りますね』
P『はい、あっ音無さん忘れ物ですよ』
小鳥『えっ、なんですか?』
P『チュッ……さよならのキスを忘れてますよ』
小鳥『もー、プロデューサーさんったら///』
って事があったに違いないわ」
小鳥「きっと幸せすぎて、脳が忘れてるのね!!」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 12:01:40 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「えへへ///」
小鳥「うふふふふ」
小鳥「……」
小鳥「はぁ……現実逃避はここまでにしてクッキーを付作らなきゃ」
小鳥「……」
小鳥「本も無い……はぁ、材料も買いに行かなきゃ」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 13:21:21 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「な、なによこれ……」
小鳥「バター!! 砂糖!! 多すぎよ!!」
小鳥「んなにカロリーどれだけあるの!? クッキーは魔の食べ物ね……」
小鳥「……春香ちゃん、もしかして私たちを太らす為に作ってきているんじゃ?」
小鳥「……あ、悪魔め」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 13:31:17 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「知りたくも無い現実を知ってしまった……」
小鳥「おっとっと、早くクッキーを作らなきゃ」
小鳥「そうだ、形をどうしよっかなー」
小鳥「くふふ、ハートの形にでもしちゃおうかしら♪」
小鳥「なんで書いてあった通りに作ったのに、焦げちゃってるの~」グスッ
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 13:39:00 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「……むわー!! 作り直しよ作り直し!!」
「ぎゃ!?」
「なんでー!?」
「さ、砂糖何杯入れたんだったかしら?」
「いーやー!!」
───
──
─
小鳥「も、もう朝……」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 13:50:00 ID:CXAGMlYZ0
ガチャ
小鳥「……おはよーございまーす」
小鳥「まだ、誰もいないっと」
小鳥「はぁ……とりあえず選りすぐりのクッキーを選んて来たけど……」
小鳥「そういえば味見すら忘れてた、ここで一つだけ……」
ガチャ
P「おはよーございます!!」
小鳥「きゃっ!?」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 14:03:53 ID:CXAGMlYZ0
P「あっ、はは、おはようございます小鳥さん」
小鳥「ん? あっ、はいおはようございます」
小鳥「ど、どうしたんですか? きょ、今日は早いですね?」
P「えっと、はは、早く小鳥さんに会いたいなって思って」
小鳥「え”ぇ”!?」
P「はは、照れますけど」
小鳥「そ、それって……」
P「あっ、あと、クッキーも楽しみだなーと思って」
小鳥「き”ゃ”!?」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 14:13:37 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「ク、クッキー」
P「はい、実はかなり楽しみにしてたんですよ」
小鳥「……あ、あはは」
P「今日、クッキー持ってきてもらってますか?」
小鳥「は、ひゃ、ひゃい!! これです」
P「へへへ、ありがとうございます」
小鳥(しまった!? 勢いで渡してしまった!)
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 14:17:16 ID:CXAGMlYZ0
P「では、いただきます」
小鳥(あわわわわわわ)
パクッ
P「……」
小鳥(あわわわわわわ)
P「もぐもぐ」
小鳥「ど、どうですか?」(あわわわわわわ)
P「……」
P「すごく美味しいです」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 14:21:36 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「ほ、本当ですか!!」
P「はい、しっとりとしてて甘くておいしいです。しっとりしてて」
小鳥「よ、よかったです~」
P「料理も上手だから、やっぱり菓子作りも上手なんですね」
小鳥「え、えへへ」
P「っと、すいません、ちょっとお手洗いに」
小鳥「はい」
小鳥「よかったー! 小鳥大勝利ー!!」
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 14:29:31 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「えへへへ、褒められちゃった」
ガチャ
響「はいさーい」
小鳥「おはよう、響ちゃん。今日も元気いっぱいね」
響「うん。自分、元気あり余って走ってきちゃったぞ」
小鳥「そうなの、うふふ」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 14:34:41 ID:CXAGMlYZ0
響「なんかピヨ子ご機嫌だな……あれ、これクッキー?」
小鳥「えぇ、そうよ」
響「自分お腹すいちゃって……これ、ちょっともらっていいか?」
小鳥「いいわよ、どうぞ」
響「ありがとー、いっただきまーす」
小鳥「ふふっ」
響「うわっ、このクッキーパッサパサだぞ!! それにめちゃくちゃ甘い!!」
小鳥「!?」
161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 14:47:24 ID:CXAGMlYZ0
響「うがー、自分ちょっと水買って来るさー」
小鳥「そ、そんなはずは……」パクッ
\\ //
\\ 口 の 中 パ ッ サ パ サ だ よ パ ッ サ パ サ//
\\ //
小鳥(パッサパサ……)
P「小鳥さん、お茶淹れてきましたよ」
小鳥「うぅ……プロデューサーさん」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 15:07:31 ID:CXAGMlYZ0
P「どうしたんですか?」
小鳥「本当にクッキー美味しかったですか?」
P「はい、すっごく美味しかったですよ」
P「また作ってきてもらえたら嬉しいです」
小鳥「プロデューサーさん……」
小鳥(こんな逆カントリーマームにこんな事を言って貰えるなんて……)
小鳥「あー、もう……プロデューサーさん大好きです」
P「えっ」
小鳥(ドゥワ!? わ、私はいきなり何を言ってるんだ!?)
P「えっと、俺も小鳥さんの事好きですよ」
小鳥「ドゥワ!?」
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 15:16:12 ID:CXAGMlYZ0
P「土曜にあれだけ言ってたのに、改めて言うと恥ずかしいですね」
小鳥「……土曜?」
P「はい、あの時は晩飯まで作ってもらってすいませんでした」
小鳥「……」
P「小鳥さん?」
小鳥「……その小鳥さんって呼び方も?」
P「付き合う事になったんだし、折角なら名前で呼ぶ方がいいかなと」
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 15:19:42 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「」
P「小鳥さん?」
小鳥「」
P「大丈夫ですか?」
小鳥「」
P「あのー……」
小鳥「妄想じゃなかったー!!」
P「うわっ」ビクッ
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 15:27:45 ID:CXAGMlYZ0
小鳥「プロデューサーさんは私の彼氏なんですよね!?」
P「そ、そうですね」
小鳥「わーい、えへへ、えへへ///」
P「ど、どうしたんですか急に?」
小鳥「プロデューサーさん♪」
P「は、はい?」
小鳥「えへへー、私今すごい幸せです」
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/17 15:43:04 ID:CXAGMlYZ0
P「俺も幸せですよ」
小鳥「きょ、今日プロデューサーさんのお家に行ってもいいですか? と、当然お料理とかしにです」
P「大丈夫ですよ」
小鳥「ま、毎日行ってもいいんですか?」
P「全然大丈夫ですよ、小鳥さんの料理楽しみですし……それに、小鳥さんは俺の彼女ですから」
小鳥「ふへへ/// 大好きですプロデューサーさん///」
P「はい、俺もですよ」
小鳥「あっ、じゃあクッキーもまた今度作ってきますね」
P「それはちょっと……」
おわり