【双海亜美SS】P「ヒマなのか」 亜美貴音「はい」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:11:18.97 ID:HiqhdoLo0
~事務所~

亜美「ヒマだね」

貴音「そうですね」

亜美「なんかしようよ、お姫ちん」

貴音「亜美、そもそも何故、おふなのに事務所に来ているのですか?」

亜美「真美はお仕事でいないし、ウチにいてもヒマなんだYO!そういうお姫ちんだって」

貴音「そう言われるとそうですね。わたくしもひまなのです」

亜美「二人ともヒマって事だね。アイドルとしていいのかな」

貴音「休む時にはしっかり休む。それもぷろとしての心得です」

亜美「そりゃそ→だけどさ。でもヒマだね」

貴音「そうだ!あれをやりましょう」

亜美「あれ?」

貴音「亜美たちがよくやっている、『いたずら』です」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:15:31.99 ID:HiqhdoLo0
亜美「いたずら?いつもにーちゃんにやってるような、いたずら?」

貴音「いつもは見ている側でしたが、実は少し、興味があるのです」

貴音「何かを企んでいる時の亜美は、とても楽しそうなので」

亜美「そっか→。お姫ちん、いたずらに興味がおありですか…」

亜美「じゃあ今日は、いたずらをする日にしよう!」

貴音「やった!亜美、まずは何を用意すればいいのですか!」

亜美(はしゃぐお姫ちんかわいい。ビデオ用意すればよかった)

小鳥(ナイスよ亜美ちゃん。貴音ちゃんの姿は私がビデオに収めておくわ!)

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:18:09.82 ID:HiqhdoLo0
亜美「貴音さんや、まあ落ち着きなさい」

貴音「はい、亜美先生」

亜美「一番大事なのは、相手に気づかれてはいけない という事であるぞ」

亜美「いたずらの内容はもちろん、仕掛けた事も気づかれてはならん!」

貴音「なるほど…」

亜美「だから、いつも通りの姿でいないといかんのじゃ…」

貴音「演技も必要 というわけですね」

亜美「そう、平常心を忘れずにな…」

貴音「普段通りにする。きっと大丈夫だと思います」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:20:47.85 ID:HiqhdoLo0
貴音「では、いたずらぐっずを買いに行きましょう!」

亜美「ちょっと待ってお姫ちん。誰にいたずらしかけるの?」

貴音「誰に…?そうですね、考えていませんでした」

亜美「ある程度、相手を絞っておいた方が、成功すると思うよ」

貴音「確かにそうかもしれませんね。覚えておきます」

亜美「でも、なんだか楽しそうだね」

貴音「もちろんです。おふの楽しい遊びを見つけたのですから!」

亜美「いつも以上に目がキラキラしてるYO!」

貴音「ほら、亜美、行きますよ!善は急げです!」

亜美(ヤバい。予想以上にやる気だ、お姫ちん)

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:23:12.32 ID:HiqhdoLo0
亜美「ねえねえ、そういえば、どんないたずらしかけるつもり?」

貴音「そうですね…。いたずら初心者ですから、なかなか思いつきません」

亜美「そんなに難しく考える事はないYO!」

貴音「やるからには、楽しみたいものです」

亜美「とりあえずお店で、作戦会議しつつ物を見てまわりますかね!」

~モン・キホーテ~

貴音「ここは…!亜美たちはここでいたずらぐっずを買っていたのですか!?」

亜美「そうだYO!いろんなものがあるからね!」

貴音「こんな…こんな楽しそうな場所があるなんて!」キラキラ

亜美(お姫ちんめっちゃ目立ってるよ)

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:26:13.19 ID:HiqhdoLo0
貴音「亜美!あの、あの大きなくまのぬいぐるみを買いましょう!」ピョンピョン

亜美「ええっ!?何に使うのさ」

貴音「あの大きさならば、わたくしが中に入る余裕もあるはずです!」

亜美「入りたいだけ!?」

貴音「そうです!そして事務所の中で一日中座っていたいのです!」

亜美「いや、お姫ち」

貴音「ああっ!あちらにはなにやら不思議な箱が!」タタタッ

亜美「あ、ちょっとお姫ちん!?」

貴音「ご覧なさい亜美!この箱をかぶると、ほら頭がぐるぐると回るように見えるでしょう!」グルグルー

亜美「だから、お姫」

貴音「はっ!あそこにあるのは!?」テケテケー

亜美「…一番連れてきちゃいけないタイプの人だ、あれは」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:28:32.83 ID:HiqhdoLo0
亜美「はしゃぎすぎな人は放置して、いたずらグッズ選んでみたけど」

亜美「亜美じゃなくて、お姫ちんがいたずら考えないと意味ないよね」

亜美「どこにいるんだろお姫ちん」ココココレハメンヨウナー

貴音「ふふふっ、これは面白いですね、ふふふっ、ふふっ」

亜美「なにやってんの…?」

貴音「亜美、いいところに!この目覚まし時計、わたくしの声を覚えてくれるのです!」オキルノデスヨー

亜美「もしかして、全部に録音してたの?」

貴音「ふふっ、いっせいに喋ると、自分の声といえどなんだかかわいらしく思えます」アサゴハンデスヨー

亜美「あー。ちょっと店員さん、この時計なんですけどかくかくしかじか」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:30:59.72 ID:HiqhdoLo0
貴音「亜美はすごいのですね。無料で目覚まし時計をひとついただけました」

亜美「お姫ちんのおかげだよ?あの時計、お姫ちんスペシャルって事で売り出すみたいだし」

亜美(2980円の時計をいきなり12980円に値上げするなんて…。あの店員のにーちゃんはやり手だね)

貴音「わたくしもはしゃぎすぎました。いたずらぐっず探しを再開しましょう」

亜美「うん!」

貴音「…」ジー

亜美「あれ?お姫ちんどうしたの?」

貴音「ぐっずもいいですが、お菓子などもたくさん売っているのですね」

貴音「…」テケテケー

亜美「やっぱりダメだ!ここはお姫ちんを刺激するものばっかりだ!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:33:08.16 ID:HiqhdoLo0
~事務所~

亜美「疲れた…」

貴音「亜美、休んでいる暇はありませんよ。誰がいつ戻ってくるかわかりません」

貴音「速やかにいたずらを実行する体勢を整えておかないと」

亜美「は~い…」

貴音「…」ドキドキ

亜美「ねえねえお姫ちん。そんなにギラギラした目をしてたら怪しいよ」

貴音「そう言われましても、胸の高鳴りが抑えきれないのです」

亜美「四条や、いたずらで大切な事は?」

貴音「! 相手に気づかれない事です。わたくし浮き足立っておりました、双海師父」

亜美「そうじゃ、ゆめゆめ忘れてはならんぞ」

ガチャッ

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:36:15.35 ID:HiqhdoLo0
律子「ただいまー」

亜美「お、りっちゃんおか→!」

貴音「律子嬢、おかえりなさい」

律子「あら?二人とも来てたの?オフのはずなのに」

亜美「うん!お姫ちんがね、りっちゃんにプレゼントを持ってきたんだって!」

律子「貴音が?なんでまた」

貴音「最近、竜宮小町のめんばーではないわたくしたちと律子嬢は、すれ違いがちです」

貴音「少しでも交流を と思い、事務所に来たのですが、会えるとは運がいいようです」

律子「そんな、会おうと思えば仕事のある日でも会えるのに…。でも、ありがとう、貴音」

貴音「いえ。わたくしからの気持ちです。これを」スッ

律子「これ…って話題になってる、汚れが綺麗に落ちる眼鏡拭きじゃない!いいの!?」

貴音「はい。もとより律子嬢に渡すために買ったのですから」

律子「貴音、ありがとう…。こんな高いものを。大切に使わせてもらうわ」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:38:38.48 ID:HiqhdoLo0
亜美「りっちゃん喜んでたね」

貴音「ええ。喜んでもらえると、こちらとしても嬉しいものです」

亜美「でもさお姫ちん。いたずらするつもりだったんだよね?」

亜美「普通にりっちゃんにプレゼント渡しただけじゃないの?」

貴音「亜美、ちゃんと見ていたではないですか。あのぷれぜんとがいたずらですよ」

亜美「ん?眼鏡拭きが?」

貴音「あれは色かたちが似た、40円のにせものです」

亜美「えっ」

貴音「その事実を明かさねば、律子嬢はあれが本物だと思い、使い続けるでしょう」

貴音「そう、秘密にしたままならば、誰も傷つかない、みんな幸せないたずらです!」

亜美「うわぁ…お姫ちん、結構エグい事するねえ」

貴音「ふふっ。次は誰が帰ってくるのでしょうか」ワクワク

亜美(きっと天然だ。天然は残酷だ…。ていうか、いたずらになるのかなぁ)

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:41:09.97 ID:HiqhdoLo0
やよい「ただいま帰りましたー!」ガルーン

貴音「やよい、お疲れ様です」

亜美「やよいっち、おつかれ→しょん!」

やよい「あれー?今日はお休みじゃなかったんですか?」

貴音「やよいに会いたくて、来てしまいました」

やよい「えっ、そんな、おだてても何も出ませんよー」

亜美「照れるやよいっちもかわいいですな」ンッフッフー

やよい「そんな、二人してからかわないでくださいー!」

~~~~~

やよい「あっ、そろそろタイムセールがはじまります!」

亜美「スーパーの?」

貴音「やよい、わたくしたちも同行してよろしいですか?」

やよい「もちろんです!みんなでお買い物、楽しそうですー」ウッウー!

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:44:01.88 ID:HiqhdoLo0
やよい「えーと、今日買うものは…」

亜美「やよいっち、真剣だねえ」

貴音「試食は楽しいですね…。あちらにはぱいなっぷるが…」

やよい「牛乳も買わないと…」ブツブツ

亜美「お一人様一個まで に協力してあげられるYO!」

貴音「すみません、このぱいなっぷるをください」

~~~~~

やよい「目的のもの、全部買えましたー!」

亜美「よかったね、やよいっち」

貴音「これで本日の晩御飯もきっちり作れますね」

やよい「うっうー!今日はどうもありがとうございました!」ガルーン

貴音「気をつけて帰るのですよ」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:46:54.91 ID:HiqhdoLo0
~高槻家~

やよい「今日もご飯作り、頑張るぞー」ガサガサ

やよい「キャベツ!」キャベーツ!

やよい「小麦粉!」コムギッコ!

やよい「焼きそば!」ヤキソバーン!

やよい「そして主役のぶたにく!」ギュウニク!

やよい「ぎゅうにく…」

やよい「…?」ガサガサ

やよい「」ガクガク

やよい「」ブクブク

「姉ちゃん!?姉ちゃんどうしたの!ってこれ、ぎゅうにく…」ガクガクブルブル

貴音「やよいの買い物袋には、わたくしが買っておいた食材もぷれぜんとしておきました」

亜美「でもお姫ちん、早めに連絡しておいた方がいいよ。やよいっちびっくりして泡吹いちゃうよ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:49:44.62 ID:HiqhdoLo0
貴音「亜美、出かけますよ」

亜美「どこへ?」

貴音「テレビ局です。美希は本日、生放送のためにあちらへ行っていたようなので」

亜美「そんなところまで追い込みかけるんだ」

貴音「散歩も兼ねてです。美希に『さしいれ』も渡したいですし」ナデナデワシャワシャ

亜美「なんで亜美の頭なでるのさ。お姫ちん、ずっとウキウキさんだね」

~テレビ局・楽屋~

貴音「美希、入りますよ」

美希「あれ、貴音に亜美、どうしたの?」

亜美「近くに来たから、ちょっと寄ってみたんだ」

貴音「これから生放送の美希のために、さしいれも持ってきたんですよ」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:52:52.23 ID:HiqhdoLo0
亜美「それでね、真美がね」ポリポリ

美希「でもそれ、ミキはいいんじゃないかなって思うよ?」パリパリ

貴音「確かに、美希の言う通りかもしれません」ブスブス

スタッフ「星井さーん!そろそろスタンバイ、お願いしまーす!」

美希「あっ、じゃあ、ミキ行ってくるの!お菓子、ありがとね!」ポリポリ

亜美「うん、頑張って!」パリパリ

貴音「いってらっしゃい、美希」ブスブス

バタン

亜美「お姫ちん…」

貴音「なんでしょうか」

亜美「止めない亜美もいけないんだけど、あれは大丈夫なの?」

貴音「大丈夫です。美希はあの程度、なんなく跳ね返すでしょう」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:55:14.18 ID:HiqhdoLo0
司会「本日のゲストは、765プロより星井美希さんでーす!」

美希「こんにちはなの!」

司会「星井さんの、最近驚いた話とは!?」

美希「おにぎりを食べてたらね、落っことして転がっちゃったの」

美希「追いかけたんだけど、躓いて、ミキ、池に落ちちゃって」

美希「さあ大変!って状況なのに、どじょうが出てきて、チャオ☆お嬢さん一緒に遊びましょう なんて」

美希「ミキは溺れて、そんな状況じゃないのー!って驚いたんだ」

司会「それはそれは、そこまでしてナンパしてくるどじょうも、なかなかやり手ですね!」

司会「ところで星井さん、気になっている事があるのですが」

美希「なにが?」

司会「あのですね、髪の毛に何か刺さっているように見えるんです」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/17(火) 23:57:50.50 ID:HiqhdoLo0
美希「髪の毛…」ゴソゴソ

美希(これ芋けんぴ…!?)

美希「…」

美希「おいしいっ!」ポリポリポリッ!

美希「ミキね、生放送中でも食べたいくらい、芋けんぴが大好きなの!」

美希「それで、どこに隠そうかと悩んだんだけど…」

美希「バレなかったらこっそり、バレちゃったらごめんなさいして食べればいいかなって!」

司会「そうなんですか!いやあ星井さん、いつでも素直というか、ストレートでいいですね!」

美希「うん!ミキも、そういうのがミキのいいところだと思ってるんだ!」

~~~~~

美希「…」ダダダダダダッ バァン!

美希「いない…!逃げられたの! ん、書置き?」

『わたくしも たまにはおちゃめ したいのよ   たかね』

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 00:00:31.65 ID:VLFl6TFQ0
「ただいま帰りました」

千早「あら…、誰もいない」

千早「音無さんも…?どうしたのかしら、一体」

千早「でも事務所を空けるわけがないわよね。きっと飲み物でも買いに行ってるんだわ」

千早「それにしても…」チラッ

大きなクマのぬいぐるみ

千早「あんなぬいぐるみ、なかったわよね…?」

千早「あれだけ大きいから見逃すはずが無いし…。誰かが持ってきたのかな」

千早「事務所のマスコットみたいになるし、かわいくていいじゃない」フフッ

クマ「」

千早「台本のチェックでもしましょう」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 00:03:15.52 ID:M9/6d3XG0
千早「…」ペラッ

クマ「」

千早(目の端に映るから気になるわ、あのぬいぐるみ)ペラッ

クマ「」

千早(そんな事は無いと思うけれど、少し動いたような…)ペラッ

クマ「」

千早(気になる…)スッ スタスタ

クマ「」

千早「おまえはかわいいね」ポンポン

クマ「」

千早「名前は何ていうのかな?」ナデナデ

クマ「」

千早「そうなんだ、よろしくね、くまざぶろう」

クマ「」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 00:06:00.88 ID:VLFl6TFQ0
千早「さっそくだけどくまざぶろう、私に隠し事してないかしら」

クマ「」

千早「そう…自分からは言い出さないのね。今ならまだ、許してあげるわよ?」

クマ「」

千早「…あなた『見てる』でしょう?この声も『聞いてる』でしょ?わかってるのよ」

クマ「」

千早「…」

クマ「」

千早「…」ポンポン グイグイ

クマ「」

千早「中に亜美あたりが隠れているかと思ったけど、普通のぬいぐるみみたいね」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 00:08:51.88 ID:VLFl6TFQ0
千早「ねえくまざぶろう、くまざぶろうは毎日楽しい?」

千早「私はね…大変な事も辛い事もあるけど、毎日が楽しいよ」

千早「私だけじゃ倒れちゃうような事も、みんながいてくれるから頑張れるんだ」

千早「でも私、そういう感情をうまく伝えられる自信がなくて」

千早「ねえくまざぶろう、私の気持ち、事務所のみんなに届いてるのかな」

クマ「」

千早「ふふ、ありがとうくまざぶろう。やさしいんだね」ダキッ

クマ「」

千早「誰も戻ってこないけれど、時間だし帰らなくちゃ。また明日、くまざぶろう」スタスタ ガチャ バタン

~隣の部屋~

亜美「ちょっとピヨちゃん、今のちゃんと撮った!?」カサカサ

小鳥「バッチリよ亜美ちゃん!まさか千早ちゃんのあんなかわいい一面が見られるなんて!」ヒソヒソ

貴音「いたずら準備が、まさかこのような素晴らしいものを見るちゃんすに…!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 00:11:18.30 ID:VLFl6TFQ0
貴音「なんだか疲れました」

亜美「そりゃお姫ちん、買い物行ったり、テレビ局まで散歩したからねえ」

貴音「そろそろ帰りましょうか」

亜美「そ→だね。怒りのミキミキもダッシュで戻ってきてるかもしれないし」ワサッ

貴音「大丈夫ですよ。美希にはちゃんと書置きを残しましたから」

亜美「明日からまたお仕事だ→!頑張るYO!」

貴音「わたくしも今日、楽しんだ分、明日から頑張らねば」

タッタッタッタッ

貴音「おや…?」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 00:14:10.87 ID:VLFl6TFQ0
春香「たっ、ただいま!」

亜美「おや、はるるんなんだか慌ててる?」

貴音「春香、おかえりなさい」

春香「あれ、二人とも来てたの!?」

亜美「うん。それにしてもど→したの?そんな髪の毛もぼっさぼさにして」

春香「見たいテレビがあって…」

貴音「ふふっ、そうでしたか。では一緒に見ましょう」

亜美「あ、はるるん!さっきお姫ちんとお菓子買ってきたんだ!食べながら見ようYO!」

春香「え!じゃあごちそうになろうかなあ」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 00:17:24.23 ID:VLFl6TFQ0
貴音「ちょこぱいはおいしいですね」モグモグ

亜美「グミはおいしいですな」モギュモギュ

春香「お煎餅おいしいなあ」ボリボリ

貴音「こうして、おいしいものを食べながらテレビを見るのは楽しいですね」

亜美「誰かと一緒だと、より楽しいね!」

春香「そうだね。二人が事務所にいてくれてよかったよ」

貴音「そうだ春香、髪の毛を整えて差し上げます」

春香「えっ?あ、そういえば、走ってきてぼさぼさのままだっけ…」

貴音「たとえ事務所の中といえど、あいどるなのですからね」

春香「えへへ…。じゃあお言葉に甘えて、お願いしちゃおうかな」

貴音「わかりました」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 00:20:14.40 ID:VLFl6TFQ0
貴音「りぼんをはずして…」

春香「今回は貴音さんがスタイリストだね」

貴音「春香は髪の毛が綺麗ですね」

春香「そんな…。貴音さんに比べたら」

貴音「いいえ。本当に綺麗ですよ、春香の髪は」

春香「そう言ってもらえると嬉しいなあ」

~~~~~

貴音「あとはりぼんですが、これは春香自身がつけるべきでしょうね」

春香「うん、私のトレードマークだからね!」

貴音「では、りぼんです」ドウゾ

春香「こうして…っと」キュキュッ

春香「天海春香です!765プロでアイドルやってます!なーんちゃって」テヘヘ

貴音「ふふっ、やはり春香は笑顔が似合いますね」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 00:22:53.38 ID:VLFl6TFQ0
春香「あっ、もうこんな時間なんだ」

春香「じゃあ私、今日はもう帰るね。貴音さん、亜美、また明日!」

亜美「うん!はるるん気をつけて帰るんだYO!」

貴音「春香、また明日」

ガチャッ バタン

亜美「さてお姫ちん…」

貴音「なんでしょうか」

亜美「あなた、悪魔ですね」

貴音「悪魔ではありません」

亜美「リボンじゃないじゃん」

貴音「春香は自身であれをつけました。ですから、あれはりぼんと言えるのでは」

亜美「いや、あれ、超ひもQじゃん」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 00:26:11.47 ID:VLFl6TFQ0
貴音「では亜美、今日はお疲れ様でした」

亜美「うん。はるるんがどうなったか気になるけど…」

貴音「気をつけて帰るのですよ」ばいばい

亜美「お姫ちんも、気をつけて帰るんだぞ!」バイバイ!

~~~~~

亜美「たっだいま→!」

真美「おっ亜美、一体どこへ行っていたのだ…ってなにそれ!!」

亜美「どうしたの?」

真美「ぷぷぷぷ、ちょっと鏡見てきなって!」

亜美「ってなにこれ!パイナップルの葉っぱ!なんで亜美にまで!いつ!?お姫ちんめ!!」

ピロリロリーン
『from お姫ちん:わたくしも たくさんおちゃめ したいのよ   たかね』

おわる

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