【真壁瑞希SS】瑞希「瑞希のマジックショー」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 22:58:20.98 ID:WhvnxTU+o
瑞希「ここにトランプがあります」

瑞希「この中から一枚選んでください。どうぞ」

伊織「定番のヤツね」

真「どれでもいいの?」

瑞希「はい、もちろん。どれでもお好きなものを選んでください」

千鶴「じゃあ…これにしましょうかしら」

瑞希「それでは、その一枚をよく覚えておいてください。…私には見えないようにね」

千鶴「わかりましたわ。…みんな、これですわよ」

千早「…大丈夫、覚えました」

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:02:06.85 ID:WhvnxTU+o
瑞希「いいですね…?それでは、この中に戻してください」

千鶴「わかりましたわ、えい」

瑞希「今、選んだ一枚はここにあります。これを…菊地さん」

真「はい!」

瑞希「好きなだけシャッフルしてもらってもいいですか?」

真「ええ!?そんなことしちゃっていいの?」

瑞希「はい、好きなだけ、どうぞ」

真「う、うん…。じゃあ遠慮なく…とりゃー!」

千早「大丈夫なのかしら…」

伊織「へー、これで当てたら凄いわね」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:02:38.77 ID:WhvnxTU+o
真「よし…!これくらいでいいかな」

千鶴「結構きりましたわよ…」

瑞希「もうこれで選んだ一枚はどこにあるか、皆さんにも私にも、全くわからなくなりました…。そうですね?」

伊織「ええ、そうね」

瑞希「さて、トランプはどこに行ったのでしょう…困ったぞ」

真「え? 困っちゃうの?」

瑞希「そうだ…!ここは助っ人に登場してもらいます。…ごそごそ」

瑞希「ご紹介しましょう…、助っ人のリトルミズキです。じゃじゃーん」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:09:36.42 ID:WhvnxTU+o
真「おー!リトルミズキ!」

瑞希「このリトルミズキ、実は優秀な探偵でもあるのです。ね?」

瑞希「『そうよ!この私にかかれば、どんな事件もあっという間に解決しちゃうんだから!』」

千早「だから探偵服を着てるのね、リトルミズキ」

瑞希「今回はこのトランプ行方不明事件、彼女に解き明かしてもらいましょう」

伊織「なるほど、なかなか本格的ね」

真「リトルミズキ可愛いなあ…」

6: >>5 ありざっす!:2015/01/27(火) 23:21:15.35 ID:WhvnxTU+o
瑞希「トランプを机の上に並べます。…しゃっ」

千鶴「さすがの手つきですわね」

瑞希「どうですかリトルミズキ、行方不明のカードは見つかりそうですか?」

瑞希「『うーん…こっちの方にいる!カードの足跡が残ってるよ!』」

瑞希「そうですか、それではこちら側の半分は横にどけて…」

千早「リトルミズキ、凄いわね」

真「いいなぁ…ボクもリトルマコト欲しいなぁ…」

千鶴「頼んでみたら作ってくれるんじゃなくて?」

7: >>5 ありざっす!:2015/01/27(火) 23:22:34.35 ID:WhvnxTU+o
瑞希「では、この中だったらどうでしょう?分かるかな…?」

瑞希「『ふむふむ…こっちの方だわ!電車に乗った形跡がみられるもん!』」

瑞希「なるほど、ではまたこちらだけを残して…」

千早「いつの間に電車に…」

伊織「作ってもらったところでどうするのよ?」

真「えっとね、可愛い服を着せたり、一緒に寝たり…」

千鶴「それならもう雪歩あたりが作ってそうな気もしますけど」

伊織「ふふ…ありえるわね…」

真「ちょっとやめてよそういうこと言うの」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:23:38.11 ID:WhvnxTU+o
瑞希「さあ、ここからは一気に追い詰めましょう。リトルミズキ、ふぁいと、おー」

真「がんばれー!」

千早「あと少しよ!」

瑞希「『むむむ…これじゃない…これでもない…。…分かった!これだ!』」

伊織「おっ」

瑞希「『間違いないわ!このカードには千鶴の指紋がついてるもん!』」

千鶴「おお!呼び捨…ついにたどり着いたんですわね!」

伊織「んふっ…どこに引っかかってんのよ」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:25:20.00 ID:WhvnxTU+o
瑞希「さて、名探偵リトルミズキによると、このカードが二階堂さんの引いた一枚のようです…むむ」

千早「本当かしら…」

千鶴「これでそうだったら凄いですわよ」

伊織「いや、マジで凄いわよ」

真「うわ、緊張する…!」

瑞希「では、いいですね皆さん。二階堂さんが引いたのは…えい!」

四人「!!」

瑞希「…クラブの7。どうですか…?」

四人「…」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:26:58.21 ID:WhvnxTU+o
真「え、えっと…」

伊織「これは…なんていうか…」

瑞希「………あれ?」

千鶴「そ、それだったかもしれないですわ!」

千早「いや、違いました」

千鶴「ちょおーい!!ちょいちょいちょーい!!」

真「血と涙!…血と涙!!」

千早「あっ…それだったかも」

伊織「遅い!血と涙ちょっと遅い!」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:28:39.97 ID:WhvnxTU+o
瑞希「あれ……失敗……?」

真「いやいや瑞希!いやいやいや!…あってた!あってたよ!」

千鶴「そ、そうですわ!…ああ!!これは確かに私が引いた一枚ですわー!指紋もピッタリ!」

瑞希「……ほんと?」

千早「いや、やっぱり違うのでは…」

伊織「血と!涙!…人間の心ッ!」

千早「あっ…そうね、確かに電車乗ってたかも」

真「ちょっと遅い!心芽生えるのちょっと遅い!」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:29:56.87 ID:WhvnxTU+o
瑞希「皆さん……どうやら失敗してしまったようです……ごめんなさい……」

真「いやいやいや!その…こんなのあてる方がおかしいんだよ!逆に!」

千鶴「そうですわ!あてたら気持ち悪いですわよ逆に!ダメですわ!人として!ダメ!」

瑞希「ありがとうござます……。ちなみに、本当は何を引いていたんでしょうか?」

千鶴「え、えっと…ダイヤの3、ですわ」

瑞希「そうですか……。そうだったらしいよ、リトルミズキ」

瑞希「『うぅーん、おっかしいなー。間違っちゃったかー』」

瑞希「『でもちょっと待って!ダイヤの3なら…たしか…』」

千鶴「え?」

瑞希「『あっちの方に行ったんじゃなかったかな…』」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:31:17.14 ID:WhvnxTU+o
伊織「あっち?」

瑞希「『そう、こっちの辺りに…』」

千早「…え?私?」

瑞希「如月さん…、胸の辺りに何か違和感がありませんか?」

千早「…!」

千鶴「え…?え?え? ウソ!?」

千早「…胸ポケットに、トランプが…」

真「うわー!?凄いコレ!何コレ凄い!」

伊織「ホントに!?嘘でしょ!? …千早あんたグルじゃないでしょうね!」

千早「いや…!本当に知らないうちに…!」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:32:40.08 ID:WhvnxTU+o
瑞希「そのトランプ、見てもらってもいいですか…?」

真「うわー!えっえっ!? 凄い!凄いコレ!」

千鶴「鳥肌ハンパないですわ…!」

伊織「ウソでしょ…!?いやウソでしょ!?」

瑞希「さあ、どうでしょうか…?」

千早「…っ!」

千早「これ…」

千早「全然違うのだけれど」

三人「」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:33:54.50 ID:WhvnxTU+o
瑞希「……え?」

千早「いや、全然違うカードだわ」

真「ちょ、ちょっと見せて!」

伊織「これは…!」

千鶴「ス、スペードの12……」

三人「……」

千早「え、えっと…」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:35:21.25 ID:WhvnxTU+o
瑞希「いや…、みなさん大丈夫です」

真「え?」

瑞希「そのカードであっています」

伊織「え?どういうこと?」

瑞希「見てください、リトルミズキが探し当てた二つのカード…」

千鶴「なにかあるんですの…?」

千早「クラブの7と…スペードの12…?」

真「なんだろう…」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:36:20.14 ID:WhvnxTU+o
瑞希「もうお気づきですね…?」

真「え?え?」

伊織「なにかしら…本当にわかんない…」

瑞希「12と7、127…1・27…」

千早「あっ…んふっ!」

真「いや…んふっ…え…?」

瑞希「そう!1月27日! つまり今日の日付のことです!」

千鶴「おほっ…!」

伊織「いや…んふふっ!いやいや…」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:37:50.49 ID:WhvnxTU+o
瑞希「マジック、大成功ー! …ぐっ!」

伊織「いや…あの…、瑞希…?」

瑞希「やったね、リトルミズキ…!」

伊織「いや違う…ちょっと、ちょっと待って」

千早「んふふ…」

瑞希「『ミズキにはいつも私がついてるもん!成功するに決まってるわ!』」

瑞希「ありがとう、リトルミズキ…よしよし」

伊織「いや、違う違う…、そういうのじゃなくて…瑞希、違う、あのね…」

瑞希「はい、なんですか?水瀬さん」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:38:49.02 ID:WhvnxTU+o
伊織「まず、あの…最初に千鶴が引いたカードは…?」

瑞希「アレは関係ないです」

伊織「関係ないの!?」

真「あははっ!」

千早「んふっ…引いた数字をあてるマジックじゃなかったのね…」

瑞希「リトルミズキが12と7のカードを探してくる、というマジックです」

伊織「何そのピンポイントなマジック!」

真「んふふふっ…!」

千鶴「ふっ…じゃあ引かせる必要なかったんじゃ…」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:40:09.55 ID:WhvnxTU+o
千鶴「まあでも凄いマジックではありますけれどね…んふっ…!」

真「トランプが千早の胸から出てきたりね」

千早「本当にいつ仕込んだのかしら…」

伊織「いやでも千早は特に仕込みやす…」

瑞希「今日は1月27日!なのか…!」

伊織「!」

瑞希「だからこのマジックなんだなぁ…」

千鶴「んふっ…」

真「ふっ…あれ…」

瑞希「12と7…!なるほどなあ…!」

千早「んふふ…」

伊織「……いや…んふっ!」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:41:39.18 ID:WhvnxTU+o
瑞希「そういうことなのか…なるなる」

伊織「いや…もう露骨!」

千早「んふふふふっ…」

瑞希「あれ、どうかしましたか?水瀬さん」

伊織「その白々しい誕生日アピールいい加減やめなさいよね!朝から何回祝えばいいのよ!」

千鶴「ふふふ…!しかも至るところでやってますわ。マジックのオチも結局それだったし…」

真「ボクなんか違う現場も含めて4回くらいミニパーティしてるよ」

瑞希「プレゼントは、1回しかくれませんでした…」

真「ええ!?1人複数個ずつもらうつもりなの!?」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:43:03.59 ID:WhvnxTU+o
千早「まあ、今日くらいはいいんじゃないかしら。多少のわがままを許してあげても」

千鶴「仕方ないですわね…」

真「プレゼントは1個だよ!?」

瑞希「それではお言葉に甘えて…次のイリュージョンを披露します。…わきわき」

伊織「しかしよくこのテンションを保ってられるわ…このあとパーティもあるってのに…」

瑞希「ちゃららちゃららーん」

千鶴「また始まりましたわね…」

真「でもマジックは見てて楽しいよね、上手いし」

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:44:15.07 ID:WhvnxTU+o
瑞希「これから、私のはんどぱわーをお見せしましょう」

千早「トランプからイリュージョンまで…バリエーション豊富なのね」

伊織「…あれ、なんかこれ既視感があるけど気のせいかしら…」

千早「そうなの?」

瑞希「むむ!そこの可愛らしいお嬢さん!」

真「まあ!私のことかしら!」

伊織「反応早っ!」

千鶴「嬉しそうですわ」

千早「単純ね」

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:45:40.34 ID:WhvnxTU+o
瑞希「これからあなたの、固定概念を消してみせましょう」

真「こて…え?」

伊織「あっ思い出したこれダメなヤツだ」

千鶴「あぁ…こちら側の負担が100のヤツですわね」

千早「え…?どういうことですか?」

千鶴「見てたらわかりますわ」

瑞希「これからあなたの『誕生日にあげるプレゼントは1つでいいや』、という固定概念を消してみせます」

真「ちょ、ちょっと…!?」

伊織「んふっ…!無茶苦茶言ってるわね」

瑞希「むむむ…はっ!」

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:46:51.31 ID:WhvnxTU+o
真「…っ!」

伊織「ふふふ…顔!顔怖いから!」

瑞希「…どうですか?」

真「…誕生日には1人でたくさんプレゼントをあげた方が良いのかもしれない!」

瑞希「これぞ、はんどぱわー」

千鶴「す、すごいですわ!はんどぱわー!」

伊織「んふふっ!毎度のことだけど律儀だわ…」

千早(この四人はいつもこんなことしてるのね…)

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:48:03.08 ID:WhvnxTU+o
真「でも気持ちがこもっていたら1個でも良いのかもしれない…!」

千鶴「正気にもどった!」

伊織「んふっ!あんま効いてないじゃない、はんどぱわー」

瑞希「誕生日特別はんどぱわー!」

真「…やっぱり今からでも何か買いに行こう!」

千早「ふふふっ…!誕生日の力凄い…」

瑞希「別にモノじゃなくてもいいよぱわー!」

真「…モノ以外ではなにが良いんだろうか…!」

伊織「もう普通に会話しなさいよ!」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:50:10.17 ID:WhvnxTU+o
瑞希「菊地さんにはパーティで真王子をやってもらうとして…」

真「強大な力だった…恐るべしはんどぱわー…」

瑞希「続きまして…」

伊織「さて、もうそろそろイリュージョンはいいわね」

千鶴「そうですわね、パーティの準備も始めなくてはいけないし」

千早「私は歌のレッスンのノルマを…」

真「あっ!ズルイ! 瑞希!早くはんどぱわーを!」

瑞希「そこの歌がお上手なお嬢さん!」

千早「…っ!」

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:51:50.74 ID:WhvnxTU+o
伊織「イリュージョンが続いてるわよ、千鶴」

千鶴「面白そうですわね、見ていきましょうか」

真「あはははっ!戻ってきた!」

千早「くっ…」

瑞希「このお嬢さんからは怒りを消し去ってご覧に入れましょう」

千早「怒り…?」

真「なんのことだろう…?」

千鶴「なんとなく嫌な予感がしますわね…」

瑞希「むむむ…はっ!」

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:54:34.35 ID:WhvnxTU+o
千早「…っ!」

伊織「あはははっ!アンタもやるのそれ!」

真「険しい!んふふっ眉間が険しいっ!」

千鶴「ふふ…!」

瑞希「どうですか…?」

千早「え、えっと…、怒りがなくなって清々しいような…」

伊織「この慣れない感じも新鮮ね」

瑞希「そうですか、それでは…さっ」

千早「…!!」

30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:55:54.77 ID:WhvnxTU+o
真「あっ!アレは…!スマホ!」

伊織「ん…?んふふっ!ああ、アレね」

千鶴「ほふっ…!アレって瑞希が待受にしてた千早の水着画像ですわよね?」

伊織「そうよ、結局またバレて使用禁止を命じられてるのよ」

瑞希「これの使用を許可してもらっても…」

真「どうなる…!?」

千早「ダメ!!」

真「やっぱりダメだったー!」

伊織「んふっ…めっちゃ怒ってんじゃない」

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/27(火) 23:57:17.00 ID:WhvnxTU+o
千鶴「誕生日のはんどぱわーをもってしても、千早の怒りには勝てなかったですわね」

伊織「あれには怒りの他に深い哀しみも秘められてるからね…」

千早「真壁さん、次はないわ…」

瑞希「すいません…」

真「んふふ…もの凄い怒られてる…」

伊織「はんどぱわーかかった時より今の顔の方が全然怖いわね」

千鶴「妥当な反応ですわ」

33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/28(水) 00:14:05.57 ID:58VlBjcno
瑞希「それでは…、次で最後のはんどぱわーにします」

伊織「もういいでしょ!」

瑞希「すいません、水瀬さん。でもこれだけは、どうしてもやりたくて…」

真「…瑞希?」

瑞希「私がみなさんと初めて会ってから、随分月日が経ったように思います」

千鶴「…!」

瑞希「アイドルになりたての私は、人付き合いや、感情の表現が苦手で…」

瑞希「いつもプロデューサーや、劇場の皆に、迷惑かけてばかりでした」

千早「……」

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/28(水) 00:15:26.88 ID:58VlBjcno
瑞希「そんな私に、なんの隔たりもなく、優しく、明るく接してくれたのが、みなさんでした」

伊織「瑞希…」

瑞希「今の私がここにいるのは、こうして笑っていられるのは、間違いなく、みなさんのおかげです。私の胸は、感謝の気持ちでいっぱい、いっぱいです。…ありがとう」

真「そんな…それはこっちの台詞だよ…」

千鶴「…まったくですわ」

瑞希「最後のはんどぱわーは、みんなにかけます」

千早「うん…」

瑞希「それでは…」

35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/28(水) 00:16:21.34 ID:58VlBjcno
瑞希「これからみなさんは、アイーンがしたくなります」

千早「!?」

伊織「…は?」

真「…え?」

瑞希「むむむ…」

千鶴「いやちょっと…!ちょっと待って!」

瑞希「はい、なんでしょう?」

千鶴「なんでさっきの感謝から、アイーン?」

瑞希「ああ、そこは全然関係ないです」

伊織「関係ないの!?」

ケツ

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/01/28(水) 00:24:01.88 ID:58VlBjcno
あ、このssは
千鶴「お腹が空きましたわ…」とか
真「ここですか?」千鶴「そう!そこですわ!」
ってやつとかの設定引きずってます

元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422367100/

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