【真壁瑞希SS】瑞希「名前で呼んでください」千早「え?」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:09:26.17 ID:bduXFTZNo
瑞希「名前で呼んでください。…こーるみー」

千早「えっと…、意味がよくわからないのだけど…」

瑞希「如月さんは私のことを『真壁さん』と呼びます」

千早「ええ、そうね」

瑞希「対して、私の名前は真壁瑞希です」

千早「ええ」

瑞希「『瑞希』と、こーるみー」

千早「…」

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:12:22.85 ID:bduXFTZNo
瑞希「…」

千早「…」

瑞希「…なぜ黙るのですか」

千早「えっと…」

瑞希「…」

千早「…」

瑞希「…いやなの?」

千早「そ、そういうわけではないけれど…!」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:13:42.17 ID:bduXFTZNo
千早「その、改めて名前で呼ぶとなるとちょっと…」

瑞希「むむ…!」

千早「ごめんなさい…」

瑞希「元々765プロに所属していた天海さんや菊地さんはともかく、如月さんは春日さんや北沢さんのことも名前で呼んでるのに…私だけ名字呼びなんて不公平です。…ぷんぷん」

千早「あ、あの子たちは年下だし…! それにそれを言ったら真壁さんだって私のことを『如月さん』って…」

瑞希「私は劇場のみんなに対して、名字で呼ばせてもらっています。 …しかし如月さんは名前で呼ぶ人と名字で呼ぶ人を区別しています」

千早「うっ…!」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:14:33.64 ID:bduXFTZNo
瑞希「私は如月さんに『真壁さん』と呼ばれるたびに、どうしても二人の間に壁を感じてしまうのです…」

千早「真壁さん…」

瑞希「合計三枚の壁です…」

千早「真壁さん…?」

瑞希「『真壁』に含まれている分も合わせれば合計四枚の壁です…。くっ…!」

千早「真壁さん?」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:15:47.72 ID:bduXFTZNo
瑞希「如月さんが『瑞希』と呼んでくれれば、壁を一枚減らすことも出来ますよ!」

千早「何故そこでそんなにも嬉しそうな顔が出来るのかしら…」

瑞希「さあ、『瑞希』と! こーるみー!」

千早「うっ…!」

瑞希「ヒップレスリングでお尻をぶつけ合った仲ではないですか!さあ!」

千早「確かにそうだけれど…」

瑞希「あの時の白熱は、私だけが感じていたものだったのでしょうか…。 …ミズキ悲しいぞ」 

千早「うぅ…」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:16:25.88 ID:bduXFTZNo
瑞希「もしや…! 『尻を合わせた仲だから、私たちはただの知り合いだ』、などとでも思っているのですか!」

千早「…」

瑞希「…」

千早「…」

瑞希「も、もしや…『尻を合わせた仲だから、私たちはただの知り合いだ』、などとでも思っているのですか!」

千早「……」

瑞希「……」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:17:37.15 ID:bduXFTZNo
瑞希「二人が仲良くなれていると思っていたのは、私だけだったのでしょうか…」

千早「そ、それは誤解よ。 私も、真壁さんとはすごく良い関係を築けていると思っているわ」

瑞希「いいえ、ウソです!」

千早「そんなことはないわ…! これは私の本当の気持ちよ、真壁さん」

瑞希「それなら、私のほっぺを拭いてくれても良かったハズです…!」

千早「ほっ…は?」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:18:40.01 ID:bduXFTZNo
瑞希「この前のショコラハウスで、如月さんは周防さんや木下さんのほっぺについたクリームを、わざわざ拭いてあげていました…」

千早「は、はぁ…」

瑞希「しかし、私のほっぺについたクリームは拭いてくれませんでした…! うるうる…」

千早「ま、真壁さん…?」

瑞希「これは如月さんが、私よりも周防さんや木下さんと親交を深めている証拠です!」

千早「えっと…」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:19:38.11 ID:bduXFTZNo
千早「いや、木下さんや桃子はまだ年も小さな子供だし…」

瑞希「如月さんは小さな女の子が好きだということですか」

千早「なっ…! そ、そういうことじゃなくて!」

瑞希「なら、私のほっぺも拭いてください。 『仕方ないわね…ほら瑞希、こっちにいらっしゃい』と優しく…!」

千早「もう…! 悪いけれど、私は仕事の台本読みに戻らせてもらうわよ…」

瑞希「ぐぬぬ…」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:20:46.98 ID:bduXFTZNo
瑞希「…」

千早「…」

瑞希「…!」

瑞希「…如月さん」

千早「…まだなにかあるのかしら?」

瑞希「その箱はなんですか?」

千早「あっ…!いけない、すっかり忘れてたわ。これは春香が作ってきてくれたシュークリームよ」

瑞希「!」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:22:14.02 ID:bduXFTZNo
千早「冷蔵庫に入れなければ悪くなってしまうわね…。 あ、それとも真壁さん、今1つ食べるかしら? さっき食べてた真の話ではとても美味しいそうよ、私はまだ食べていないのだけれど…」

瑞希「ぬ…」

千早「それにしても春香は相変わらず凄いわね、シュークリームなんてどうやって作るのかしら。 私も少しは春香を見習わなくちゃ…」

瑞希「ぬぬ…」

千早「この前レッスンが遅くまで長引いたときにね、春香がウチに泊まりに来たんだけど、そのときのお礼だって。 でも私一人では食べきれないから、みんなで食べようということになって…。 だから真壁さんも遠慮なく…」

瑞希「ぬぬぬ~~~!」

千早「真壁さん…?」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:23:04.68 ID:bduXFTZNo
瑞希「えーいっ!!!」

千早「きゃっ!ちょっと真壁さん!? 何を…!」

瑞希「むぐ~~!むぐぐぐ!むぐ!」

千早「あっ…!もう…っ!全部口の中に入れてしまったわ…」

瑞希「むぐぐぐ!むぐ~~~!」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:24:23.55 ID:bduXFTZNo
瑞希「私がリボンをつけてくればいいのれふか!」

千早「何を言ってるかわからないわ…」

瑞希「うぅ…おいしい…」

千早「もう…口の周りがクリームだらけよ…。 はい、ハンカチ」

瑞希「…!」

千早「…? 真壁さん…? …何かしら、その目は…」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:25:05.63 ID:bduXFTZNo
瑞希「ん…」

千早「…真壁さん?」

瑞希「ん!」

千早「…」

瑞希「ん!んー!」

千早(はぁ…)

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 19:26:23.65 ID:bduXFTZNo
千早「ほら、動かないで…!」

瑞希「~♪」

ケツ

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