やよい「流石にこれはちょっと引くかなーって」【高槻やよいSS】

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:36:46.88 ID:BVsRcDHP0
P「……」ズズ

P「……(今日もコーヒーがうまい)」

千早「……高槻さぁん」スリスリ

P「……(うん、アイドルのみんなも通常営業だな)」

やよい「……」

千早「……高槻さん、ハァハァ」スリスリ

P「はっはっは、お前らは相変わらず仲がいいなぁ」

やよい「うっうー、千早さん!」

千早「何かしら?高槻さん」

やよい「流石にこれはちょっと引くかなーって」

千早「!?」

P「!?」

引用元: ・やよい「流石にこれはちょっと引くかなーって」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:38:26.25 ID:BVsRcDHP0
やよい「同性同士のスキンシップとはいえ、年齢差もあるのにやりすぎかなーって。
セクハラで訴えても問題ないレベルかなーって」

千早「あ……あ……」ガタガタガタガタ

やよい「わかったら離れて欲しいかなーって」

千早「……ッヒィ!!」

バッ

やよい「でも!」

千早「!?」

やよい「千早さんの気持ちもわかるかもしれません!
うっうー!確かにスキンシップは大事ですよね!」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:40:29.37 ID:BVsRcDHP0
千早「た、高槻さん!!」

ガッ……

千早「……(あれ?これ単なるフォローなんじゃ?さっきのが本音で今のは
所詮建前なんじゃ?もしかしてもう一度抱き着いたら嫌われるんじゃ?)」

千早「……そうね、理解してくれてありがとう」

やよい「うっうー!当然ですよ!」

P「……」

P「……」

P「……なにこれ」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:44:08.23 ID:BVsRcDHP0
小鳥「ふひひ……いいものですねぇやよちははぁ……
今日はいつもよりイキイキしてますねぇ」

P「小鳥さんも今日もイキイキしてますねぇ」

やよい「うっうー!小鳥さん!」

小鳥「ぴよ?」

やよい「仕事中くらい自重してほしいかなーって」

小鳥「えっ」

やよい「そういった妄想自体はかまわないかなーって。
でもそれを仕事中にましてや本人たちの前で行うのってどうかなーって」

小鳥「……ぴ、ぴよぉぉ」

やよい「でも!」

小鳥「!」

やよい「小鳥さんは毎日私たちのために頑張ってくれてます!
うっうー!息抜きは必要ですよね!」

小鳥「や、やよいちゃん……」ピヨォ

P「……えーっと」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:45:58.11 ID:BVsRcDHP0
響「おはようだぞー!」

ハム蔵「ちゅー!」

P「おう、響おはよう」

やよい「うっうー!おはようございます!」

響「やよい!おはようだぞ!今日も元気だな!」

やよい「うっうー!響さん!」

響「あはは、どうしたさー?」

やよい「動物を放し飼いは流石にどうかなーって」

響「えっ」

やよい「伝染病や感染症のおそれのあるものを仕事場、
ましてやアイドル事務所で放し飼いは流石に危険かなーって」

響「そ、そんなことないぞ……皆病気なんて持ってないぞ」

やよい「生まれつき持ってるものもいるかなーって。
ちゃんと検査に行ったか気になるかなーって」

響「あ、あう……あう……」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:47:10.73 ID:BVsRcDHP0
やよい「でも!」

響「!?」

やよい「ハム蔵さんたちはちゃんと響さんのいう事聞きますもんね!
うっうー!噛んだりしないので安全です!」

響「そうだぞ!あはは……やよいはたまに怖いぞ……」

P「……」

prrrrrr!

P「おや?」

ガチャ

『もしもし~?』

P「その声はあずささんですか?」

あずさ『はい~。実はまた迷子になってしまって……』

P「わかりました、すぐ向かいます」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:48:37.38 ID:BVsRcDHP0
やよい「うっうー!プロデューサー!」

P「え、なに」

やよい「貸してください!」

P「……」

スッ

やよい「うっうー!あずささん!」

あずさ『あらあら~?その声はやよいちゃんかしら~?』

やよい「はい!」

あずさ『どうしたの~何か買ってきてほしいの~?』

やよい「流石にその年齢で迷子はどうかなーって」

あずさ『えっ』

やよい「この事務所だからよかったものの、他ならすぐ解雇かなーって。
一般的な社会生活を営むことすら不可能かなーって」

あずさ『……』

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:53:14.99 ID:BVsRcDHP0
やよい「でも!」

あずさ『……え』

やよい「それもあずささんの個性ですよね!
魅力的なオトナの女性が迷子ってのも可愛いですよね!
うっうー!ギャップ萌えってやつですね!」

あずさ『あ、あらあら~……』

P「……迎えに行ってきます」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:56:10.87 ID:BVsRcDHP0
―――

P「ただいまー。えーと次のスケジュールは、美希と伊織か」

伊織「ちょっとアンタ!伊織ちゃんのオレンジジュースはまだ!?」

P「あー悪い。忘れてた」

伊織「いますぐ買ってきなさいよ!」

P「ええ……」

美希「ふぁあ……ミキめんどくさいの、お仕事行きたくないの」

P「ちょ、ちょっと美希……」

やよい「うっうー!美希さん!伊織ちゃん!」

美希「?」

伊織「どうしたの?やよい」

やよい「流石にそれはプロとしてどうかなーって」

美希「えっ」

伊織「えっ」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:58:54.32 ID:BVsRcDHP0
やよい「曲がりなりにも私たちはお金を貰ってるかなーって。
そもそも目上の人間であるプロデューサーにため口の時点でおかしいかなーって」

伊織「……え?……え?や、やよい?」

やよい「でも!」

美希「……」

伊織「……やよ」

やよい「そこが二人の魅力かなーって!
美希さんがお仕事の時すごいのも知ってますし、
伊織ちゃんのツンデレが人気なのも知ってます!
うっうー!キャラ付は必須ですよね!」

美希「……はい、すみませんでした」

伊織「ちょっと美希!?」

美希「ダメなの……あのやよいだけには勝てないの……無理なの……美希仕事行きます。
プロデューサーさん今までため口ですみませんでした」

P「み、美希!?俺は大丈夫だから!?」

美希「気を使っていただいてありがとうございます」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:04:17.25 ID:BVsRcDHP0
伊織「や、やよい……?」

やよい「うっうー!はい!何?伊織ちゃん!」

伊織「じょ、冗談よね……?」

やよい「何が?」

伊織「……えっ」

やよい「……なーんて!驚いた?」

伊織「……あ、あはは!やっぱり冗談よね!
び、びっくりしたわ……ふぅ、あはは……」

やよい「……」ニコニコ

伊織「……(じょ、冗談よね!?冗談よね!?)」

ガチャ

律子「おはようございます」

やよい「うっうー!律子さん!」

P「!?」

伊織「!?」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:08:09.04 ID:BVsRcDHP0
やよい「おはようございます!」

律子「うん。やよいおはよう。今日も元気ね」

やよい「はい!」

P「……」チラ

伊織「……」コクリ……

律子「……あれ?雪歩は?」

P「え?まだ来てませんけど?」

律子「……はぁ!?まだ来てないんですか!?」

P「え!?なんかあったっけ!?」

律子「何かあったっけ!?じゃないでしょう!
仕事の打ち合わせ、一時間後なんですよ!?今から向かわないといけないんですよ!?」

P「ええっ!?」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:10:22.00 ID:BVsRcDHP0
雪歩「す、すみません~!!遅れましたー!」

P「雪歩!」

律子「全く、遅刻するなら事前に連絡してってあれほど」

雪歩「こ、こんなダメダメな私は穴掘って埋まってますぅ~!」

バッ

P「ちょっ……」

やよい「え?」

雪歩「……え?」

やよい「うっうー!雪歩さん!」

雪歩「……な、何?」

やよい「……冗談ですよね?」

雪歩「えっ」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:16:07.68 ID:BVsRcDHP0
やよい「社会人として遅刻するだけでも問題なのに
あまつさえ事務所にきて手早く準備をするのではなく、
『穴を掘って埋まってます』?」

雪歩「……え、え」ウルウル

やよい「……いくらなんでも非常識すぎかなーって」

P「……」

伊織「……」

律子「……」

雪歩「ふぇえ……」

P「……(あれ!?)」

やよい「……」シーン

伊織「(フォローがない!!)」

律子「い、行きましょ雪歩……」

雪歩「はい……」ウルウル

やよい「うっうー!頑張ってください!」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:21:59.66 ID:BVsRcDHP0
P「……」

伊織「……」

真「……なにこれ」

P「……おはよう真」

真「……あ、おはようございます。なんですかこれ」

P「見ての通りだ」

伊織「見ての通りよ」

やよい「うっうー!真さんおはようございます!」

真「あ、うんやよいおはよう……」

伊織「……(あ、真には何もないのね)」

真「(なんだろうこのもやもやした感じ……)」

P「……(なんぞこれー、なんぞこれー)」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:26:26.14 ID:BVsRcDHP0
―――

P「……zzz」

亜美「んっふっふー。兄ちゃんよく寝てるね!」

真美「うーん……ムボービな兄ちゃんもいいね!」

亜美「だね!よ~し……せっかくだから」

真美「油性マジックで~」

キュッキュッキュ→

亜美「かんせー!」

真美「あははー!兄ちゃんおもしろー!」

やよい「……うっうー!」

亜美「わっ!?」

真美「や、やよいっち!?いたの!?」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:29:00.28 ID:BVsRcDHP0
やよい「亜美、真美ー!」

亜美「え、何?」

真美「い、いえーい?」

やよい「今何してたの?」

亜美「え?いや兄ちゃんがあまりにムボービに寝てたから」

真美「マジックでちょちょちょーいって……」

やよい「何で?」

亜美「えっ」

真美「えっ」

やよい「プロデューサーの負担の原因が、私たち全員をプロデュースしてることなのは
わかってるかなーって。それで疲れているプロデューサーを労うならともかく、
寝ている間に顔に落書き?」

亜美「……いやその」

真美「ば、場を和ませようと……ほ、ほら兄ちゃんオツカレじゃん!」

やよい「……場を和ませるためだけに、あえて油性で?
水性じゃダメだったのかなーって」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:36:06.89 ID:BVsRcDHP0
亜美「や、やよいっちちょっと怖いっしょー……」

真美「ど、どうしたの?何か今日変っていうか……」

やよい「でも!」

亜美「えっ」

真美「えっ」

やよい「時には息抜きも大切だよね!
たまには仕事の事を忘れさせるのもいいかも!」

亜美「だ、だよね!」

真美「び、びっくりしちゃったよ……」

やよい「……たまにはね?」

亜美「……ひっ」

真美「……ひっ」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:41:13.59 ID:BVsRcDHP0
―――

春香「あ、プロデューサーさん!おはようございます!
朝ですよ!朝!」

P「あ、ああ春香おはよう(ついに来てしまったか……)」

やよい「……おはようございます!」

春香「あ、やよいおはよう!いやー今日はいい天気ですよね。
アイドル日和っていうか」

伊織「(春香……今日は転んじゃダメよ!!)」

春香「あれ……何か今日空気重くないですか?気のせいですよね?」

P「ああもちろん」

美希「ヤダな、いつも通りですよ。何言ってるんですか天海さん」

春香「だよね!ちょっと変な勘違いしちゃっ……えっ」

P「……(あー知らんかったか)」

春香「ええ!?み、美希が……あっ」

ツルッ

ドンガラガッシャーン!!

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:43:45.96 ID:BVsRcDHP0
P「はっ!!」

亜美「あ、兄ちゃんやっと起きたー」

真美「ぷくく……すごい顔だねぇ兄ちゃん」

P「えっ?」

やよい「うっうー!プロデューサーおはようございます!」

P「……あ、あれ?」

響「おはようだぞー」

P「お、おはよう響……」

やよい「うっうー!響さんおはようございます!
わー!ハム蔵さん可愛いですー!」

響「あはは!ハム蔵はいつだって可愛いぞー!」

P「……あ、あれ?」

美希「……おはようなのハニー。ハニーのおかげでミキも良く眠れたの」

P「あ、あれ!?美希!?美希!?」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:49:49.12 ID:BVsRcDHP0
美希「どうしたの?そんなにゆすらなくても間違いなくミキはここにいるの……
ていうか気持ち悪いからやめてほしいの」

伊織「全く……仕事中に居眠りだなんてとんだダメプロデューサーね。
さっさと顔洗ってきなさい!」

P「こ、これは……!」

真「……どうかしたんですか?さっきから挙動不審ですけど」

雪歩「ええ~っ!?ぷ、プロデューサーがついにおかしくなっちゃうんですかー!?
わ、私はどうすればいいんですかー!?」

律子「起きたなら早く顔洗って仕事再開してくださいね」

あずさ『もしもし~?今ラスベガスにいるの~』

律子「どこ行ってるんですか!!」

春香「……あいたたた、あ、プロデューサーさん!起きたんですね!おはようございます!」

千早「おはようございます(高槻さん可愛い)」

P「……!!や、やった……!!」

伊織「……どうしたのよ、何かキモいわね今日のアンタ」

小鳥「涎ついてるPさんもいいですねぇぴへへ」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:54:58.90 ID:BVsRcDHP0
P「……ウオオオ!!俺はやったぞぉぉー!!」

ガバッ!!

やよい「は、はわっ!?」

P「やっぱりやよいは天使やったんや!!人をいきなり論破するやよいなんかいなかったんや!!
やよいー!!やよい愛してるよー!!!」

スリスリスリスリ

やよい「あ、あぅ……」

真「……えっ」

伊織「……何してんの」

P「あっ」

美希「……私中学生だけど、起き抜けでやよいにすりつくのは流石にありえないって思うな」

雪歩「プロデューサー……今までありがとうございました」

P「いやっ、違っ、これは」

亜美「そっかー。兄ちゃんってキチクゲドーだったんだねー」

真美「……ねー」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:57:13.25 ID:BVsRcDHP0
P「違うんだ!これはな?」

律子「わかってます。話はちゃんと応接室で聞きますから」

小鳥「天使に手を出すとは、地獄に落ちろファッキン」

千早「ファッキン!!」

P「イヤアアアアアアアアアアアア!!」

やよい「そ、そろそろ離れてほしいかなーって……ぁぅぅ……」モジモジ

                                     終わり!!

52: ◆ZWAJnJ4q9E 2013/02/12(火) 01:58:58.61 ID:BVsRcDHP0
やっぱりやよいは天使やったんや

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする