2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:27:38.17 ID:32mVhAME0
光「違う!応援!」
杏「あぁ。こんな暑い時におでんとか何を言い出すんだと思っちゃったよ」
光「全然言ってなかったよね!?」
杏「うん、まぁ。で、応援がどうしたの?」
光「実はアタシ、今度のトークバトルショーで応援係に任命されたんだ!」
杏「おー、やったじゃん」
光「ありがとう!アタシの応援でみんなが全力で戦うことが出来れば良いな!」
杏「がんばれー」
光「それで、何かカッコいい応援の必殺技とかないか色々考えてるんだけど…」
杏「応援の必殺技…?」
光「杏さん、何か無いかな!」
杏「それを杏に振る?」
光「い、いやー、事務所に来たら杏さんがいたから…」
杏「誰か他の人が帰ってくるの待てば?」
光「むむむ…」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:29:29.00 ID:32mVhAME0
光「じゃあ、杏さんがみんなを応援するとしたら、どんな応援にする?」
杏「えー、みんなを応援ねぇ…うーん」
光「……」ワクワク
杏「杏の代わりに頑張ってー。あと残った飴は杏のところに持ってきてね…とか?」
光「えー!?飴!?」
杏「いやー、だってあの飴美味しそうじゃんー?杏も食べたいなーって」
光「ダメだよ!アレは頑張ってトークバトルする人の為にある飴なんだから!」
杏「でも使い切らなかった分は回収してるじゃんー?それちょっとぐらい杏にくれても…」
光「そういう問題じゃ…って、飴じゃなくて応援の話!」
杏「あ、気付いた」
光「もう、杏さんってばー!」
杏「ごめんごめん。まぁでも、やっぱり杏に聞くのは無理があると思うよ」
光「むぅ、そっか…!」
杏「自分で色々考えて、他の子に試してみれば?」
杏「それで上手くいったのを採用すれば」
光「なるほど!それはグッドアイデアだ!よーし、それじゃあ早速行って来る!」
杏「お、おう。無理すんなよー」
光「ありがとー!」
杏「…大丈夫かな」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:30:39.57 ID:32mVhAME0
―レッスン場―
麗奈「ふー…ちょっと休憩」
麗奈「ごく……あー、水が美味しいわ」
光「麗奈ー!麗奈ー!」
麗奈「あ?何よ光、何か用?」
光「とうっ!」シュバッ
麗奈「!?」
光「応援戦隊!ガンバレンジャー!」
麗奈「……あれ、アタシもしかしてバカにされてる?」
光「違う!応援してるの!」
麗奈「じゃあ、このイラっとした気持ちは何なのかしら」
光「なんでだよー!」
麗奈「大体、戦隊ってアンタ1人じゃない」
光「うっ…あ、後で仲間が増える予定だ!」
麗奈「ふーん…どうでもいいけど」
麗奈「で、結局何の用なのよ?レッスンの邪魔しに来ただけ?」
光「違うってばー!」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:32:21.19 ID:32mVhAME0
麗奈「ふーん、応援の必殺技ねぇ」
光「色々、応援の必殺技とか名乗り口上とかやってみて、良いのを探してるんだ!」
麗奈「応援に必殺技と名乗り口上がいるの?」
光「いる!池袋博士とはぁとさんは持ってるんだよ!」
麗奈(あの二人の必殺技って…)
麗奈「まぁ、やるのは勝手だけど、少なくともさっきのはナシでしょ」
光「うーん、ダメかぁ…」
麗奈「応援する側なのに戦隊とかどう考えてもおかしいじゃない」
光「なるほど、戦隊はダメ…と」メモメモ
麗奈「ちょっ、アンタ相変わらず字が汚いわね…」
光「立ちながらだから書きにくいの!」
麗奈「ノートだって大概じゃない」
光「うっ」
麗奈「はいはい、そろそろレッスンに戻るから他に用がないなら帰りなさい!」
光「あー、じゃあ最後に1個だけ!」
麗奈「何よもう」
光「麗奈が魔女っ娘で応援すr」
麗奈「叩くわよ」
光「うわあ、撤退だー!!」
麗奈「はぁ…休憩してたのに疲れた」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:33:09.53 ID:32mVhAME0
美玲「シュッシュ…!ふふんッ、今日もウチのツメは絶好調だな!」
光「美玲ー!」
美玲「ん、なんだ?光?」
光「とうっ!」シュバッ
美玲「おぉ!?」
光「仮面ライダーチアー、参上!」
美玲「な、なんだ!?やるのか!?」
光「えっ」
美玲「ヘヘッ、一番調子の良い時を狙ってくるとは良い度胸だな!」シュッシュ
光「いや、違」
美玲「負けないぞー!ガオーッ!」
光「わー!?」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:34:10.08 ID:32mVhAME0
美玲「なんだ、宣戦布告じゃなかったのか」
光「どう見てもヒーローの登場だったじゃないか!」
美玲「そ、そうなのか。ウチ、そういうのよく分かんないし…」
光「うーん、そっか…!」
美玲「よく分かんないけど、応援ってもっと分かりやすい方がいいんじゃないのか?」
光「なるほど…もっと分かりやすく」メモメモ
光「でも、どうしてもカッコいい必殺技みたいなのが欲しくて!」
美玲「それはいいと思うぞ。ウチだって、これだけは譲れないっていうこだわりがあるしッ」
美玲「分かりやすくてカッコいい応援にすればいいんだ!」
光「分かりやすくてカッコいい応援…!なるほど、ありがとう!」
美玲「フフン、頑張れ!」
光「ありがとう、美玲!ちなみに、美玲がみんなを応援するならどんな応援にする?」
美玲「えっ…ウチが…応援…!」
美玲「うーん…うーん……うーーーーーーん………」
光「あ…ご、ごめん、無理しなくて大丈夫だから!」
美玲「…うん」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:36:15.18 ID:32mVhAME0
―事務所―
光「そろそろ誰か戻って来たかな!」
フヒヒ…
光「む!この声は…」
輝子「キノコーキノコーボッチノコー♪フフ…今日も良い感じのジメジメだ…」
光「輝子さん発見!」
輝子「フヒッ!?ひ、光か…」
光「キノコ見てるの?」
輝子「フヒ…そうだよ。今が…一番大事な時期だからな…」
光「あ、湿気的な意味で?」
輝子「そう…今の内に、たくさんジメジメして…夏を乗り切る…」
光「なるほど、キノコも頑張ってるんだね!」
輝子「そうだな…フヒ」
光「よし、じゃあアタシがキノコを応援しよう!」
輝子「フヒ…応援?」
光「とうっ!」シュバッ
輝子「!?」
光「キノコ狩りの女、南条光!」デッデデーン
輝子「フヒ!?か、狩っちゃダメ…!」
光「あ、そうだった!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:37:31.50 ID:32mVhAME0
輝子「な、なるほど…トークバトルの…応援…」
光「そう!カッコいい応援の必殺技を探してるんだ!」
輝子「カッコいい応援…」
光「輝子さんはいいアイデアある?」
輝子「わ、私は…応援とか…向いてないよ…」
輝子「するのも…されるのも…得意じゃない…フヒ」
光「うーん、そっか…!輝子さんにも喜んでもらえる応援…!」
輝子「あ、いや…私の事はお気遣いなく…他の人の為に頑張って…フフ」
光「そういうわけにはいけないよ!輝子さんだって大切な仲間なんだし!」
輝子「う…そ、そうか…仲間か…わ、悪くない響きだな…フヒ…フヒヒ」
光「なるほど、輝子さんは『仲間』がキーワードなんだね!」
輝子「キ、キーワードかどうかは分からないけど…嫌いではない…フヒ」
光「うん、ありがとう!仲間…確かに重要な言葉だ!」メモメモ
輝子「あ、あと…キノコ要素があると…私的に嬉しい…フヒッ」
光「キノコ要素…!?わ、わかった、一応メモしておくね…!」メモメモ
輝子「フフ…ヨロシク」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:39:09.60 ID:32mVhAME0
小梅「あ…そろそろ…来るかも…?」
紗南「えっ…ほ、本当に?」
光「二人とも何して…って…うわ!?」
小梅「あ…ひ、光さん…えへへ…ホラーゲームだよ…」
光「ホラーゲーム…だと…!?」
紗南「小梅ちゃん全然怖がらないんだよー!」
ガッシャーン!!
紗南「うわー!?ホントに来たー!?」
光「わああああああ!?」
小梅「わぁ…ゾンビ…沢山…」
紗南「ひぇぇ!こ、こんな数どうしろっていうのさー!」
小梅「えへへ…頑張って…」
光「う、うわー!うわー!」
紗南「小梅ちゃん代わってー!」
小梅「え…で、でも…私…操作するのは…得意じゃない…」
紗南「もう無理ー!怖いー!」
光(ハッ…こんな時こそ、アタシが二人を応援してあげないと!)
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:39:47.67 ID:32mVhAME0
光「ふ、二人とも!逃げちゃダメだ!こういう時こそ協力して…」
ガシャーン!!
光「わああああああ!?」
紗南「逃げちゃダメって、こんな数どうやって…!」
光「そういう意味じゃなくて!ええと、何て言えば良いんだ…!」
小梅「か、完全に…囲まれてる…」
紗南「もう無理ー!」
光「あわわわわわ!!」
紗南「光ちゃんパス!」
光「えー!?アタシ!?」
小梅「が、頑張って…」
光「いや、アタシが応援する側で…うわー!?ゾンビ怖いー!?」
紗南「ほら、早く撃って!撃って!」
光「操作方法が分からないよ!うわー!」
小梅「とりあえず…目の前の…ゾンビを…」
紗南「こうなったら、自爆覚悟で手榴弾を…!」
光「必殺技!必殺技!」
小梅「必殺技は…な、ない…」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:40:39.72 ID:32mVhAME0
紗南「ふー…なんとか切り抜けたね…!」
小梅「アイテム…殆ど使い切っちゃった…」
紗南「弾もすっからかんだ…」
光「」
小梅「ひ、光さん…大丈夫…?」
光「はは……ははは……」
紗南「光ちゃん…!?」
小梅「目から…光が消えてる…」
紗南「光(ひかる)から…光(ひかり)が…!」
光「ハッ…!うおおお!!闇落ちなんてしてる場合じゃない!」
小梅「わぁっ…」
紗南「復活した!」
光「くっ、今回は負けてしまったけど…次こそは!」
小梅「え…えっと…何の…話…?」
紗南「そういえば光ちゃん、あたし達に何か用だったの?」
光「気にしないでくれ!アタシはもっと強くなって帰ってくる!それじゃあ!」
紗南「えっ…ええー?」
小梅「な…なんだったのかな…?」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:41:38.84 ID:32mVhAME0
光「ただいまー!」
杏「おー、おかえり。どうだったー?」
光「何人かに試して、教えてもらった事をメモにまとめてきたよ!」
杏「ほほう」
光「これがそのメモなんだけど…」
――――――――――――――――――――――――――――――――
・戦隊物はダメ
・わかりやすく
・仲間
・キノコ
・ゾンビに勝つ
――――――――――――――――――――――――――――――――
杏「………なにこれ」
光「う、うーん」
杏「このメモから導き出されるカッコいい応援の必殺技とは」
光「ううう…ぜ、全然分からない…!」
杏「杏よりはマシかもしれないけど、相手を間違えてる感が…」
光「くっ、やっぱり池袋博士に改造してもらうしか…!」
杏「杏は止めないよ」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:42:28.08 ID:32mVhAME0
―数日後―
光「応援ロボだよ。自動で応援してくれるすごいやつだよ」ガシャーンガシャーン
晶葉「うーむ、改造しすぎたか…」
麗奈「光ー!?」
おしり
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火) 23:43:25.12 ID:32mVhAME0
なんだかよく分からない話になってしまった
なんじょーくん再登場&強SRおめでとう!
あと、ちょっと早いけど紗南ちゃんお誕生日おめでとう!
見てくれた人ありがとう
転載元
光「OEN!」杏「ODEN?」
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