1:2014/10/22(水) 13:43:32.51 :oDLV7pY6O
P「――って夢を見たんだよ」
智絵里「は、はい……?」
P「ツインテールの髪がさ……こう、くるくるくるくる……って」
智絵里「はぁ……」
P「あぁ、なんというか……空を飛んでる智絵里もかわいいなぁって感じたんだ」
智絵里「えと……ありがとう、ございます……?」
P「俺も智絵里と一緒に空を散歩したいなぁ……はぁぁあ……」
智絵里「……あの……」
P「空を自由に飛びたいなぁ……」ボケーッ
智絵里(はい、タケコプター……じゃなくて。ど、どうしよう……Pさん疲れてるのかな……?)
2:2014/10/22(水) 13:47:22.56 :oDLV7pY6O
P「はぁぁぁああああ……」
智絵里「……あ、あのっ……!」
P「ん……? どした、智絵里……」
智絵里「わ、私、空は飛べませんけど……」
智絵里「Pさんと一緒に、普通にお散歩したいです……。行きませんか?」
P「……智絵里と?」
智絵里「はい。……その、迷惑じゃなければ、ですけど」
P「……はは。ありがとな、智絵里。気遣ってくれて」
智絵里「あ……。えへへ……」
3:2014/10/22(水) 13:49:11.94 :oDLV7pY6O
P「うん、行こうか。あとちょっとで今の仕事も一段落つくからさ」
智絵里「はい……! 待ってますねっ」
P「おうっ」
がちゃっ
卯月「おはようございまーすっ♪」
卯月「島村卯月、今日も元気に頑張りますっ!」
智絵里「あ、卯月ちゃん。おはようございます……♪」
卯月「智絵里ちゃん! えっへへ、おはよう♪」
4:2014/10/22(水) 13:51:42.96 :oDLV7pY6O
P「…………」
P「……卯月、か……」
智絵里「え……!?」
卯月「おはようございますっ、プロデューサーさん♪ 今日も私、頑張りますよー!」ニコー
P「あぁ……頑張ろうな……」
卯月「……? プロデューサーさん、どうかしましたか? なんだか元気がないような」
P「いや、ただ……」
卯月「ただ?」
P「卯月にペペロンチーノをまぶされて食べられる……」
P「――って夢を見たのを思い出したんだよ」
智絵里「」
卯月「なるほどー。私がプロデューサーさんをペペロンと一緒に……って、ええー!?」
5:2014/10/22(水) 13:56:18.83 :oDLV7pY6O
P「あぁ、でも……卯月に食べられるのなら本望かもな……なんて」
智絵里「Pさん、ど、どうか落ち着いて……!」オロオロ…
卯月「うーん、確かに私、ペペロンもプロデューサーさんも大好きですけど……」
卯月「それなら、行きつけのパスタ屋さんにプロデューサーさんと行って、一緒にペペロン食べたいですっ。えへへ♪」
P「俺と、一緒に……?」
卯月「はい♪ あ、でもこれってデートになっちゃいますよね……あはは、恥ずかしいです」テレテレ
P「そっか……俺と……。はは、そうか……」
卯月「ね、だから元気出してください。ふふっ♪」
P「ああ……!」
智絵里(よ、良かった……。やっぱりすごいなぁ、卯月ちゃん……)
6:2014/10/22(水) 13:59:37.16 :oDLV7pY6O
P「よし、俺も頑張ろう……!」カタカタ
智絵里「卯月ちゃん、卯月ちゃん……」
卯月「智絵里ちゃん? どうしたの?」
智絵里「えっと、Pさんのことで少し……」
卯月「プロデューサーさん? うん、元気になってくれたみたい♪」
智絵里「ふふ、うん……。それで、かくかくしかじか――」
卯月「ふんふん、まるまるうまうま――え、プロデューサーさん、そんなに疲れて……?」
智絵里「はい……。今は持ち直したけれど、また――」
がちゃ
李衣菜「おはよーございまーす」
智絵里・卯月「あ」
7:2014/10/22(水) 14:04:13.93 :oDLV7pY6O
P「…………」ピタッ
李衣菜「あ、智絵里ちゃんに卯月ちゃんだ。おはよー!」
智絵里「お、お、おはよう李衣菜ちゃん……!」
卯月「きき、今日もいいお天気ですねっ!」
李衣菜「? どうしたのそんなに慌てて」
智絵里「え、えっと――!」
P「……李衣菜。来たのか……」ヌッ
李衣菜「わっ。びっくりした……プロデューサー、急に後ろから話しかけないでくださいよぉ」
智絵里・卯月(あああああ)
8:2014/10/22(水) 14:06:56.51 :oDLV7pY6O
李衣菜「ってあれ、なんか顔色悪くないですか? 熱でもあるんじゃ……失礼します」ペタッ
P「ん」
李衣菜「……んー、特に熱はないですね。あはは、拾い食いでもしました? なーんて」
P「…………」ジッ
李衣菜「……? 私の顔に何か?」
P「李衣菜の……」
李衣菜「はい? 私の、なんですか?」
P「李衣菜の家でハムスターのように飼われる……」
P「――そんな夢を見たかもしれないんだ」
李衣菜「は?」
智絵里・卯月「あああああ」
9:2014/10/22(水) 14:09:22.46 :oDLV7pY6O
李衣菜「……ここで混乱したらダメな気がする。うん、びーくーるびーくーる……」
李衣菜「……こほん。で、なんでしたっけ?」
P「飼ってくれ、李衣菜」
李衣菜「」
李衣菜「やっぱり無理だよー!? 助けて二人ともーっ!」
智絵里「り、李衣菜ちゃん、ちょっとこっちへ……!」
卯月「さ、作戦会議! 作戦会議しましょう!」
10:2014/10/22(水) 14:11:57.80 :oDLV7pY6O
P「ははは……俺が滑車を回してるビジョンが視える……へへへ」
李衣菜「なんなの? プロデューサーに何が起きちゃったの!?」
智絵里「そ、それが……」
卯月「実はぶるぶるつりつりで――!」
李衣菜「えええ、あずーるちゃいるどだって――!?」
P「ああっ、アレックスさんかじらないで……!」
11:2014/10/22(水) 14:15:40.05 :oDLV7pY6O
李衣菜「とにかくなんとかしないと……! えーとんーと……あっ、そうだ!」ティン
李衣菜「プロデューサー、一緒に音楽聴きませんか?」
P「そんな、毎日ツイッターに写真載せられるなんて――え、なんだって李衣菜?」
李衣菜「ですから、音楽聴きましょう! きっとストレス解消にもなりますって」
P「音楽……」
李衣菜「はい! 私のお気に入りの曲とか、プロデューサーが好きな歌とか、色々!」
P「俺の好きな……。李衣菜の、お気に入り……」
李衣菜「へへ、最近はロックだけじゃなくて、クラシックとか色んなジャンル聴いてるんですよ!」
12:2014/10/22(水) 14:19:06.03 :oDLV7pY6O
P「そうなのか、クラシック……。確かに心が落ち着きそうだな」
李衣菜「でしょー? 変な夢も見なくなりますよ、絶対!」
P「はは……ありがとう、李衣菜。ハムスターになるよりよっぽどマシだよな」
李衣菜「そうですよ。よく分かんないことは忘れて、私と音の世界を楽しみましょう!」
P「……ああ、そうだな!」
智絵里「わぁ……! 李衣菜ちゃんすごいです……!」
卯月「えへへ、プロデューサーさんも笑顔になりましたねっ!」
李衣菜「へへへー♪」bグッ
13:2014/10/22(水) 14:22:07.92 :oDLV7pY6O
P「智絵里と散歩に、卯月と食事、李衣菜と音楽鑑賞……へへ、楽しみだなぁ!」カタカタ…
卯月「これで一件落着、ですね♪」
智絵里「えへへ……Pさん、だんだん元に戻ってきたみたいです」
李衣菜「これくらい元気になれば、もう大丈夫だよ!」
智絵里「ふふ、良かったぁ……♪」
がちゃり
ちひろ「お疲れさまでーす♪ 千川ちひろ、ただいま戻りましたー!」
P「…………あ」
P「あ、ああ……ああああ……!!?」ガクガク
三人「!?」
14:2014/10/22(水) 14:25:44.05 :oDLV7pY6O
P「ち、ちひ……ちっ、ちひひ……!」ガタガタ…
ちひろ「あら、プロデューサーさん♪ お疲れさまですっ」
P「ちひろ、さん……!!」
ちひろ「? はい、あなたのアシスタント、ちひろですよ♪」ニコー
P「あああ……ああああ……!」ブルブルブル
ちひろ「んん? どうしましたー、プロデューサーさーん?」
15:2014/10/22(水) 14:29:38.26 :oDLV7pY6O
李衣菜「わああああちひろさん! ちょっとこっちへきてください!」
卯月「あ、あのっ、ぷ、プロデューサーさんのことについてお話がありまして!」
智絵里「す、少しだけお時間をくれませんか……!?」
ちひろ「あら、みんな? プロデューサーさんがどうか――」
P「……ちひろさん」
ちひろ「は、はい?」
P「あなたの素敵な三つ編み……」
P「――その中に、俺も編み込まれた夢を見たんです」
P「ぜひ、編み込んでください!」
ちひろ「……へっ!?」
三人「あああああああああ――!!!」
ああああああああ――!!
ああああああ――!
ああああ――
―――
――
―
おわり
17:2014/10/22(水) 14:30:37.23 :oDLV7pY6O
というお話だったのさ
なにこれ
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413953012