1: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 22:57:19.23 ID:JVkzrKeko
P「いいか、これは誕生日プレゼントだ」
加蓮「うん」ギュー
P「だから今日だけなんだからな」
加蓮「ありがと」ギュー
P「やましい気持ちなんて無い。誕生日を祝いたいだけだ」
加蓮「ふふっ、言い訳言い訳」ギュー
P「……割とシャレにならないから」
加蓮「分かってるよ。2人だけの秘密だからね、この大密着は」ギュー
P「……頼むぞ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378389439
2: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 22:58:53.42 ID:JVkzrKeko
P「しかしお前、軽いな」
加蓮「まぁ女の子だからね」
P「ちゃんと飯食ってるか? 逆に心配だぞ俺は」
加蓮「まーた出たPさんの過度な心配」
P「過度ってお前な……」
加蓮「大丈夫。前にも言ったけど、体調はバッチリなんだから」
加蓮「風邪でもひいたらPさんは大騒ぎなんでしょ? 健康でいなきゃ皆が大変だよ」
P「……今だから、2人きりで大密着だから言うけどな」
加蓮「うん」
P「いつか、居なくなりそうで怖いんだよ。過度で悪かったな」ギュッ
加蓮「……」
P「……笑いたきゃ笑え」
加蓮「笑わないよ。ありがと」
3: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 23:00:16.19 ID:JVkzrKeko
加蓮「もっと、お互いにぶっちゃける事、ぶっちゃけちゃおうか」
P「俺一個ぶっちゃけた。次加蓮な」
加蓮「そうだね……もう煙草吸いたくならない?」
P「それを誰に聞いたんだ?」
加蓮「誰にも。でも初めて逢った時にスーツから煙草の匂いしてて気付いた」
加蓮「病院暮らしだと煙草には縁が無いからさ、結構敏感なんだ」
加蓮「結構、いや、かなり吸ってたんじゃない?」
P「当たり」
加蓮「で……自惚れだったら恥ずかしいんだけど、私を担当することになって煙草やめたのかな、って」
P「それも当たり。北条加蓮を担当するプロデューサーが、煙草大好き人間なのはイメージに合わないと思ってな」
加蓮「そっか」
P「……あぁ分かった言う。お前の身体が心配だったからだよ」
加蓮「……またまたありがと。よく分かんないけど禁煙頑張ってくれて」ギュッ
P「おう」
4: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 23:01:35.06 ID:JVkzrKeko
加蓮「トライアドプリムス」
P「ああ」
加蓮「最高に楽しいよ。これもありがと」
P「お前ら3人、まだまだ上に行けるぞ。本当に楽しいのはこれからだ」
P「その為に、俺も頑張るからな。ガンガン仕事取ってくる」
加蓮「勿論私も頑張るからね。ガンガン仕事こなすから」
P「……くくっ」
加蓮「ふふ、真似っこ」
P「あぁ、イケてる。加蓮は最初の頃はそういう風に笑ったりしなかったよな」
加蓮「こらこら、あんまり昔の話はしないの」
P「ぶっちゃけトークだよ。『めんどくさーい、休憩しよ休憩』」
加蓮「もーいいでしょその頃の話は!」ベシベシ
P「いてていて……分かった分かった」
5: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 23:02:30.02 ID:JVkzrKeko
P「ウェディングドレスな」
加蓮「ん」
P「なんで待ち受けにしちゃ駄目なんだ?」
加蓮「恥ずかしいからに決まってるでしょ。それに誰かに見られたらどうするの?」
P「加蓮はツーショットを待ち受けにしてるクセに」
加蓮「私はいいの。Pさんは駄目」
P「そうか……そう、だな」
加蓮「……」
P「待ち受けにしたいと願い続けてもう3ヶ月……でも加蓮がそう言うなら仕方ないな」
加蓮「……」
加蓮「やっ、やっぱり待ち受けにしても」
カシャッ
6: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 23:03:24.76 ID:JVkzrKeko
加蓮「」
P「はいツーショットゲットー待ち受け待ち受けー」ペチペチ
加蓮「ちょ、あ、ま、ってってば!」
P「……駄目?」
加蓮「だっ、駄目じゃないよ!? でも、撮るならちゃんと……撮ってよ……」
P「はいはい」
P「加蓮、近い」
加蓮「大密着。誕生日プレゼント」
P「……へいへい」
カシャッ
P「結構良い感じに撮れてるな」
加蓮「あ、ホントだ。私にも送ってよ」
P「了解了解」ペチペチ
7: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 23:05:05.60 ID:JVkzrKeko
加蓮「ふふん、皆に自慢してやろっと」
P「……俺は加蓮との二人だけの秘密にしたかったなぁ」
加蓮「……もう、そう言われたら何も言えないでしょ」
加蓮「分かったよ。誰にも言わない」
P「おう。バレたら結構マズイしな」
加蓮「……ん、そろそろ容量が」
P「容量圧迫するほど画像溜め込んでるのか?」
加蓮「約2年の思い出が詰まってるからねー」
加蓮「外部ディスクも一杯だよ」
P「お前っていちいち大事にするんだもんな……」
加蓮「そうだよ、Pさんのせいだからね」
P「良い傾向じゃないか。俺はそう思う」
8: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 23:06:03.03 ID:JVkzrKeko
P「加蓮さんや」
加蓮「何?」
P「……そろそろ、足が痺れてきたんだけどな」
加蓮「そっか、もうそんな時間なんだね」
P「ごめんな。お前との時間、全然作れなかった」
加蓮「謝らなくていいよ。仕事、それも私達の為に頑張って、こんなに遅くなっちゃったんだよね」
加蓮「だから1秒でも長く時間を作ってくれた事、本当にありがとう」
P「喜んで頂けたのなら、光栄です」
加蓮「……ね、降りる前に、もう1つだけ誕生日プレゼントが欲しいな」
P「……なんだ?」
9: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 23:07:14.96 ID:JVkzrKeko
加蓮「もう一度言って欲しいな。『この大密着はあくまで誕生日プレゼント』って」
P「……なんだそりゃ」
加蓮「……言ってよ」
P「……この大密着はあくまで誕生日プレゼント」
加蓮「うん、ありがと」
P「なぁ、どういう意味なんだこれ?」
加蓮「つまり、誕生日にしかPさんに抱きしめて貰えない、ってことなんだ」
加蓮「だからこれは1年後の約束……だよ。私、覚えてるから」
加蓮「だ、だから! また1年間、よろしくね!?」
P「……何当然の事言ってるんだよ」ギュッ
加蓮「わっ……///」
P「こっちこそ。よろしくな」
10: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 23:08:03.12 ID:JVkzrKeko
P「さ、降りてくれ」
加蓮「も、も、もう1個プレゼント!///」
P「あーもう誕生日終わっちま――」
加蓮「~~~っ……!!!」
P「か、加蓮、おま、何を……!」
P「じゃなくて! 今歯が思いっきり当たったぞ! 大丈夫か!?」
加蓮「は、初めてなんだからしょうがないでしょ……!」
P「……随分苦いファーストキスの思い出になるな」
加蓮「……だって、あの勢いに任せなきゃ、一生出来なさそうだったから……」
P「はぁ……分かったよ。やり直すか?」
加蓮「……う、ん……」
11: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/05(木) 23:09:20.62 ID:JVkzrKeko
――
P「加蓮」
加蓮「ん……?」
P「もうこれ以上したらマズイ。色々と」
加蓮「あっ……え、と、ゴメン」
P「ゴホン」
P「降りてくれるか? 誕生日、終わるから」
加蓮「ん」
P「……それじゃ、加蓮」
加蓮「……うん」
P「誕生日、おめでとう」
加蓮「ありがとう、Pさん」
おわり