1:2014/01/29(水) 14:08:38.52 :L1OJiah80
モバマスの高垣楓メインのSSです。
楓さんとイチャつきたかっただけという内容が無いような感じですが、
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
それでは、投下いたします。
2:2014/01/29(水) 14:11:10.42 :L1OJiah80
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ちゅんちゅんちゅん……チチチチチチ
P(もう…朝か……)
P(ん…焼けた魚の匂いがする…誰かいるのか……)
P(そういえば楓さんが昨日なんか言ってた気が……)
ガチャ…
P「おはようございます、楓さん。」
楓「あっ……おはようございます。あの、えっと…プロデューサー寝癖すごいですよ…シャワー浴びた方が良いかと……」
P「えっ、あぁ…すみません…それじゃあ、サッと浴びてきちゃいますね。」
楓「あ、脱衣所に着替えとタオル用意しておきましたから…シャワー浴びている間にご飯作り終わらせちゃいますから。ねっ。」
P「色々すみません……では、浴びてきますね。」
3:2014/01/29(水) 14:11:42.42 :L1OJiah80
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P「ふぅ…。少し眠気が覚めました。」
楓「お帰りなさい。さぁ、ご飯できてますので一緒に食べましょう?」
P(ご飯、焼きめざし、切り干し大根、お味噌汁、お漬物……理想的な朝食)フルフル
楓「?」
P「ありがとうごさいます……」ホロリ
楓「わわっ。どうしたのですか」
P「いえ…しっかりした朝食食べられるのなんて、出張先のホテルでの朝食ぶりだったので…つい。」イタダキマス
楓「はい。召し上がれ……ちひろさんに聞いた話本当だったんですね…プロデューサー、最近まともに朝ごはん食べてないって。私それを聞いていてもたってもいられなくて…」イタダキマス
P(何であの人は知っているんだ…)ングング
4:2014/01/29(水) 14:12:17.86 :L1OJiah80
P「そうなんですよね…言い訳するわけじゃないですけど、こう残業が続くと朝キツくて…パンだけ口に突っ込んだり、食べない日もあったりしますね。」
楓「朝会社でコーヒー入れたとき、たまに辛そうにしてましたものね…空きっ腹にコーヒーはキツイですよね。」シュン
P「いえ、楓さんミルクたっぷりで作ってくれたので、毎回おいしくいただけましたよ。だから気にしないでください。」
楓「……では今度から朝食べて無いときは教えてくださいね?別のものお出ししますから。」ニコ
楓(ホットミルクでほっと一息…なんて素敵かなと思います)
P「一番は俺がめんどくさがらずしっかり朝ごはん食べればいいんですけどね…」ハイ
楓「えっと、プロデューサーがお望みでしたら、毎朝ご飯お作りしますよ?」
P「さすがにそこまでは……迷惑かけられないですし…」
楓「?…別に迷惑じゃないですよ?」
P(純粋な気持ちなんだろうけど…でも……)
P「なるべく自分で食べるようにしますから今のところは……ところでこのめざし、ほろ苦くておいしいですね。なんて言うかこの苦みが目覚ましにはちょうど良くて…」
楓「!」
楓「めざしがめざまし……ふふっ。もー。朝から私を笑わせたいのですね。」フルフル
P「いえ…そんなつもりは…」
楓「だって、めざしがめざま……」プルプルプル
P(そんなにツボりましたか…)ズズッ
5:2014/01/29(水) 14:12:50.39 :L1OJiah80
楓「……んふー。ご飯中になにいってるんですかー。」クス
P「なんかこう、急にぴぴっときまして。」
楓「急に閃くとすぐに誰かに披露したくなりますよね。わかります」フンス
P「なぜかすぐにでも話さないとって気分になるんですよね……久しぶりにおいしい朝ごはんでした。ご馳走様でした。」
楓「はい。お粗末様でした。もうすぐに出発されるのですか?」
P「えぇ、楓さんの出番に関わるところですからね。頑張りますよ!準備が終わったらすぐにでも出発します。」
楓「ふふっ。わかりました……あ、食器そのままでいいのでプロデューサーは準備して来て下さい。」
P「はい。それでは失礼して…」ガタッ
6:2014/01/29(水) 14:13:51.89 :L1OJiah80
楓「今日も帰り遅くなりそうですか?」
P「うーん。なるべく早く上がれるようにしますよ。」
楓「私、晩酌の準備してプロデューサーの帰り待ってますから……遅くなったとしても外食や出前で済ませないでまっすぐ帰ってきてください。ね?」
P「マジですか?楓さんとお酒飲めるならなおさら頑張らないといけませんね!」
楓「ふふっ。頑張るプロデューサーにお弁当の贈呈です。」ドウゾ
P「いつの間に……」
楓「できる女の子は違うのですよ。」エッヘン
P(女の子…)
楓「忘れ物はありませんか?手帳、名刺、定期入れ、ハンカチ……」
P「……大丈夫です。それでは行ってきます。」
楓「あっ。待ってください……忘れ物がありますよ。」
P「?」
---------チュ…
楓「いってらっしゃい。あなた……」ニコ
P「はっ。はい。いってきます……///」
------パタン
7:2014/01/29(水) 14:14:19.87 :L1OJiah80
楓「…………………」
楓(~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!)
楓(いくらなんでも、出掛けのチューはまだ恥ずかしいというか……///)
楓(新婚さんみたいとは思っていましたけども……)
楓(で、でも、プロデューサーも嬉しそうでしたし…結果オーライ?)
楓(………………………)
楓「と、とりあえず家事終わらせましょうか…溜まっている洗濯物洗って、お部屋の掃除をして……」
楓(誰に言い訳してるんだろう……)
8:2014/01/29(水) 14:14:56.36 :L1OJiah80
P(………)カタカタ
ちひろ「おはようございます。Pさん今日も早いですね。」
P「ちひろさん。おはようございます。コーヒー入れましょうか?」
ちひろ「いえいえ、おきつかいなく。……それよりも…どうだったんですか?」フンス
P「………何の話ですか?」
ちひろ「高垣さんが朝からPさんの部屋に押しかけたんですよね?なにかあったんですか?」
P(何で知って……あぁこの人の仕業か…なら…)
P「……朝ごはん作って貰っただけです。何もやましい事はありませんよ」ハイ
ちひろ「別に隠さなくてもいいじゃないですかぁ。お二人の仲がいいのは事務所の皆が知っていますよ。」ウリー
P(……………)
P「別に隠してませんって。それよりも、なんで俺の食生活をちひろさんが知っているんですか」
ちひろ「私ぐらいになるとぱっと見ただけでその人の体調がわかるのですよ。スカウターみたいに」ドヤー
P(なにそれすごい)
9:2014/01/29(水) 14:15:48.16 :L1OJiah80
ちひろ「後は勤務前に事務所でパン飲み込んでるの見たりしてましたので、これは高垣さんに話をしたら面白そうだなーと。」
P「あんまりからかわないで下さいよ…なんだか楓さん今日一日俺の部屋にいるみたいな展開になっちゃてますけどもね…」
ちひろ「それ吹き込んだの私です。外堀を埋めていけばゆくゆくは…。見たいな感じで。」
P「楓さんにあんまり変なこと吹き込まないでもらえませんか…」
ちひろ「私はこれでもお二人を応援してるんですよ?お二人の関係が良くなることでお仕事も潤滑に進むでしょうし…それに別に会社としても止める理由は無いですし……アイドルは○○しない!!なんて時代からすれば多少はね…」
P「ちひろさん…」
ちひろ「という訳で今夜辺り期待してますよ」グッ
P(朝から飛ばしますね…)
P「……その意味深な手の形やめてくださいよ…と、とりあえず俺は仕事に戻りますからね。」
ちひろ「えー。」ツマンナイノ
10:2014/01/29(水) 14:16:26.09 :L1OJiah80
カタカタカタ
P(………)ウーム
ちひろ「むー。せっかくお膳立てしてあげてるのに、何が不満なんですかねー。」
P(……今日のいじりターゲットは俺のままなんですね)ハア
ちひろ「おとなしくて、美人でかわいくて…その上今話題のおっさん女子特性持ちなのに。」
P(一時期オヤジギャルなんてのもありましたがね…)コンナモンデイイカ
ちひろ「そういえば今頃、高垣さん部屋の掃除でもしてますかねぇ」
P(………)カタカタカタ
ちひろ「ちょっとベタな感じですけど、掃除中にPさん秘蔵のいや~んな物を見つけちゃったりしたりして…」
ちひろ「それがお○ぱい大きい子の本で…」
P(ちひろさんのなかで俺は巨乳好きって設定なんですね…)カタカタカタ
ちひろ「それを見てしまった高垣さんが、『この本…胸の大きい子ばかり……でも私だってあるにはあるのですよ?』って悶々しちゃって」
P(ちひろさん楓さんの声まね上手いですね…)カタカタカタ
ちひろ「そしてPさんが帰るなり、悶々した気持ちをぶつけちゃう高垣さん……あると思います!!」
P「…いやありませんから。いい加減仕事してくださいお願いします。」
11:2014/01/29(水) 14:17:10.96 :L1OJiah80
そのころの楓さん
楓(お洗濯物干し終わりました)フウ-
楓(朝日が気持ち良い)ポワー
楓(これだけ良い陽気だとお布団も気持ちよく干せそうです)ポワポワ
楓(良い陽気…なんて…)ふふっ
楓(暖かい……………)ホワホワホワ
楓「はっ……。」
楓(いけない…)ブンブン
楓(お洗濯終わったらお掃除でした…)トテトテ
楓「キレイにいたします~♪お掃除してます~♪」ルンルン
12:2014/01/29(水) 14:18:00.90 :L1OJiah80
P「じゃあ俺そろそろ外回り行ってきますので、後は頼みましたよ?ちひろさん」
ちひろ「む。それは口実でこっそり私に隠して高垣さんの愛妻弁当を食べようって魂胆ですね…そうはさせないゾ」ヒュン
P「ああもう…ちひろさん今日やけに俺に構いますね。他にやること無いんですか…」
ちひろ「だって今日平日ですから殆んどの子が学校ですし、それ以外の子やプロデューサーも殆んどレッスンやお仕事に行っちゃてますしぃ」
比奈(あっ、アタシは待機組みッスよ)
P(荒木先生そんな事いわないで、相手してやってくださいよ…)
比奈(ヤですよ…なんだかんだでPさんとちひろさん仲いいじゃないッスか。こういうのは仲いい同士でよろしくッス…あ、来ましたよ)ドウゾ
P(えぇ…)
ちひろ「ちょっと早いかもですが、お昼時ですしいいじゃないですか見せてくれても…私だってねぇ、高垣さんの料理の腕前がどんな物か見たいんですよ……比奈ちゃんも気になりますよね?」
P(まさかのそっちに振るパターンかっ…でも荒木先生なら…)
比奈「そーッスね。アタシも気になります」キラキラ
P(先生…なんで乗っかちゃうんですか…困りますよ)
比奈(長い物には巻かれろッスよ。それに実際ちょっと気になりますし)
P()
比奈(ちひろさん相手にかなうわけないんッスから諦めた方が良いッスよ?)
P(………)
P「わかりましたよ。でも食べたら俺出掛けますからね?」
ちひろ「いいです。いいです。さあ中身を見せて下さい」
13:2014/01/29(水) 14:18:47.31 :L1OJiah80
ちひろ「おぉー。かわいらしい風呂敷ですね。ん?なにか挟んでありますよ?『しっかり食べて、午後もがんばってくださいね。』かぁー。いじらしいじゃないですか」バシバシ
P「イタイデスヨ」
比奈(楓さんらしい小さくてかわいらしい字ッスね……)マジマジ
ちひろ「さて、重要な中身ですよ。早く開けてください」ハアハア
P「ハイハイ…」カポッ
ちひろ・比奈「おぉー」パチパチ
P(鳥のから揚げ、金平、焼き鮭、ゆで卵、サラダ、etc)
P(………)ジーン
比奈「ちょ…何泣きそうになってるんッスか?」
P「いや…なんでもない」
ちひろ「次は味ですよ。さあ、はよ、はよ」フンフン
P「食べますから焦らせないで下さいよ……うん。ちゃんとおいしいですよ?」
ちひろ「じゃ、鳥から1個頂きますね」ヒョイ
P「おま…」
ちひろ「うっわー。冷えてるのにおいしー。比奈ちゃんも食べてみて」ホラ
P「」
比奈「…おいしいッス。でも意外っちゃ意外ッスね。楓さん料理うまいなんて」ングング
P「食べながら話すなー。行儀悪いぞ。日本酒のつまみ=ご飯に合うおかずって言われるぐらいだからな…俺はむしろ絶対料理上手いはずって思っていたけどなぁ」
比奈(のろけッスか…?)ゴックン
ちひろ「いやー高垣さんが料理も上手いようで安心しましたよー。良かったですね」バシバシ
P「ダカライタイデスヨカンベンシテクダサイ」
14:2014/01/29(水) 14:19:38.78 :L1OJiah80
P「それじゃ、今度こそ俺出掛けますからね。良いですか?」
ちひろ「はーい。大丈夫ですよ。私出来る女ですから。」
P「出来る女は仕事の邪魔をしませんよ…」
ちひろ「あら?そうでしょうか?」
P「そういうものです…では、行ってきます」
ちひろ「はい。気をつけて」
比奈(やっぱりなんだかんだで仲いいじゃないッスか。)
15:2014/01/29(水) 14:20:22.47 :L1OJiah80
P「ただいま戻りました。」
ちひろ「おかえりなさい。お疲れ様です」
凛「お疲れ様……お茶…よかったらどう…」
P「おっ。ありがとうな。いただこうか。さて、と後処理でもやりますか…」
李衣菜「Pさん。Pさん聞きたいことがあるんです!」ハイ!
P「何だ?新しいCDの事か?それとも単車の転がし方か?あ、ベースの練習はお前の担当にでも聞けな。申し訳ないが俺は詳しくないぞ」カタカタカタ
李衣菜「どれも違います!Pさんと楓さんが同棲してるって本当ですか?」ウッヒョー!
凛(…!)コクコク
P「ブッ」
李衣菜「うわっ。っと汚いですよ…。」
P(誰に…って一人しか思い浮かばない…)
ちひろ(外堀埋めちゃえばって言いましたよね?)ペカー
16:2014/01/29(水) 14:21:07.05 :L1OJiah80
凛「りーなってばちひろさんからこの話聞いてからずっとこのテンションで…Pさんが答えれば治まると思うから…で、どうなの?」ズイッ
P(お前も興味津々じゃないか…)
P「いいか?二人とも。楓さんオフだから、たまたま遊びに来ただけだよ…また出勤前には普段通りに戻るからな。」
李衣菜「あれー?なんか話が違うような」アッレー?
凛「ふーん?仲いいのはいいけど、誤解されそうなことはどほどにね?ほらりーな。話し終わったんでしょ?レッスンに行くよ」ガシッ
李衣菜「ちょっと待って凛ちゃん。なんかまだPさん隠してると思うんだ。そう私のロックな心が訴えかけてきてるんだよ!」バタバタ
凛「わけわからない事言ってないで、行くよ?」ズルズル
イキマス…イキマスカラ、ヒッパラナイデー
…バタン
P(………)
ちひろ「……チッ…コンナモンデオワルトオモウナヨー」ピュー
P(…さっさと終わらせて帰ろう……)カタカタカタ
17:2014/01/29(水) 14:21:55.66 :L1OJiah80
楓「たわいもない会話が~♪」
楓「どんな時も私を~笑顔にして~♪」
ガチャ…ガチャ……
楓(あ……)トテトテ
P「ただいま。楓さん。」
楓「おかえりなさい…今日は早く上がれたのですね」ニコ
P「えぇ…事務所では色々ありましたが……」
楓「?」ハテ
P「そうそう。早くに上れたので、酒屋に寄ったんですよ。そうしたら懐かしいのがいたので…」マアドウゾ
ミネ○セイ「ハジメマシテ…」
楓「まあ。嬉しいです。…でもちょっと複雑な気分です…」シュン
P「?」
楓「こうやってプロデューサーがお酒を持ってくるときって、大抵何かあるときですから…」
P「気付かれてましたか…」
楓「プロデューサーとも長い付き合いですから、ね。……詳しくはお風呂でお聞きしますから…プロデューサーは先に入っていてください。私もこの子を冷蔵庫に入れたら行きますから…」イイデスカ
18:2014/01/29(水) 14:22:32.45 :L1OJiah80
カポーン
P「ふー。」パシャ
楓「失礼しまーす。」ガラッ
P「!…楓さん前!タオルあったでしょう!?」
楓「?…私普段タオル巻きませんよ?」
P「いやいや、そういうことじゃなくてですね」アセアセ
楓「あなたにならみられてもいいですよ。」ボソッ
P「!」
楓「そ、そういうわけですから…///」テレテレ
19:2014/01/29(水) 14:23:01.88 :L1OJiah80
ザバー
スッキリー
楓「となり。失礼しますね…」ソー
P「え、えぇ。どうぞ」スス
楓「ふぅ…あったかいですね…」
P「そうですね…」
楓「…もう少し寄ってもいいですか?」
P「…はい」
楓「えへへ」スリスリ
20:2014/01/29(水) 14:24:01.72 :L1OJiah80
楓「プロデューサーさん」
P「はい」
楓「そろそろ……お話してもらえますか?」
P「はい。でも悪い話ではないので、そんなに身構えなくても大丈夫ですよ」
楓(………)ハイ
P「実はですね…4月の初めに2日間ライブコンサートを行うことが決まりましてですね」
楓「ライブ…ですか。」
P「会場も今までのような400人規模の小さいものではなく、2000人以上収容できる場所を抑えました!」
楓「おぉー。すごいですね」パチパチ
P「で、ですね。そのうちの1日なのですが、楓さんも出ることが正式に決まりました。」
楓「本当ですか?嬉しいです…」
P「本題はここからなんですけど、実はこのライブ、シンデレラガールズと呼ばれてるアイドル合同のライブ…つまり他の事務所のアイドルを含めたライブでして……」
楓「え…ということは……」
P「はい。楓さんにとって初対面の人と歌ったり、踊ったりすることになります。」
楓(………)
21:2014/01/29(水) 14:25:01.27 :L1OJiah80
楓「プロデューサー?」
P「はい。なんでしょうか?」
楓「私。自分の考えを伝えるのが苦手というか、自分で言うのもなんですが、引っ込み思案な所があると思っているんですけど……」
P(………)
楓「最近は、事務所の子とかトレーナーの方とか、知り合った方には自分を表現できるようになってきたかな?とは感じていますが……」
P「えぇ。そうですね。知り合った頃の楓さんから比べたらすごく成長しています。」
楓「とはいえですよ…根本的な所は変わっていないんですよ……正直…初めての人は苦手です…」
P(………)
22:2014/01/29(水) 14:25:41.97 :L1OJiah80
楓「あ、プロデューサー?」
P「はい。」
楓「コンサート前の飲酒は可能でしょうか?」
P「ダメです」
楓「で、でもですね…世間では気付け酒というものがありましてですね…」
P「それは知っていますが、ダメです」
楓「私、お酒でブーストかけないとダメなんですよぉ」
P「なんで春菜のメガネみたいな言い方してるんですか…」
楓「でも……」オドオド
P(………)
楓(………)
23:2014/01/29(水) 14:26:36.60 :L1OJiah80
P「………ふっ。」ぽふっ
楓「!」
P「大丈夫ですよ」ナデナデ
楓(………)コチョバイデス
P「一年前にこの話が来ていたらお断りしていたと思います。ですが楓さんはこの一年で成長してきました……」
P「今まで写真撮影や音楽、ラジオでもソロでの活動が多かったのに、去年はなるべくグループでの活動を多くしたの覚えていますか?」
楓「えぇ…ドリームフェスやドイツツアーでは奏ちゃんと…アイドルロアイアルやCDやラジオの収録でもグループで、でした…」
P「そしてすべて楓さんは成功させてきています。今度のライブも大丈夫です!俺が保証します。」
楓「そう…でしょうか……」
P「何事も経験ですから……どんな経験でもやって後悔することはないです。自分のためになって、身に付きますからね。それに、ちゃんと俺もフォローしますから…」
楓「じゃあ…もし、もしもですよ?私がめげそうになった時、プロデューサーは何かしてくれるのですか?」
P「そうですね……その時は俺が『頑張れ』っていって応援してあげます」
楓「それだけ、ですか?」
P「ええ。それだけです。でも…目標に向かって頑張っている人にはこれが一番効きますから」
楓「ふふっ。なんでですかね……根拠もないのに、なんだか頑張れる気がしてきました…」
P「楓さんがやる気になってくれたようでなによりですよ」ニコ
楓「何事も経験…ですものね。精一杯頑張ります」フンス
24:2014/01/29(水) 14:27:23.58 :L1OJiah80
P「最後にいいおしらせです。このライブが終わった後なのでだいぶ先の話になってしまいますが…楓さんに1週間ほどお休みを入れてあります」
楓「えっ。いいんですか?」
P「これからレッスンが多くなったり、宣伝活動やリハーサルなどお休みが減ってしまうと思うので……その代わりいつもの公休を含めて7日間という形にはなってしまいますが…」
楓「わあっ。素敵です!じゃあ、もちろんプロデューサーも私と同じくお休みなんですよね?」キラキラ
P「いえ…俺は……」
楓「………」じー
P「あの……」タラー
楓「……」プクー
P「……俺も売るほど余っている有休を使って休みますから。何かしましょうか?」
楓「じゃあ、じゃあ一緒に旅行に行きましょう!」パアア
P(ちひろさんにどやされ……いやむしろ入れてない方がどやされそうだな…でも有休が1週間も通るのか?いや通しそうだなあの人は……)
25:2014/01/29(水) 14:28:42.74 :L1OJiah80
P「旅行ですか…それで、どこに行きましょうか?長期なので飛行機にでも乗って遠くに行きますか?それともレンタカーでも借りましょうか?」
楓「うーん…そうですね……あっ」ポン
楓「新潟に行きましょう?温泉や日本酒で有名ですけど、私、実はまだ行ったことないんです」
P「新潟ですか…車で行きましょうか?」
楓「いいえ、車では行きません」フルフル
P「?」ドウシテ
楓「一回電車やバスだけで旅行してみたくて……電車に乗って一緒にがたーんごとーんって揺られたり」
P(あ、体が揺れてる…かわいい……)
楓「途中の駅でお弁当を買って、一緒に食べたり……」
楓「むこうについたら、観光地を見て回って……」
楓「歩き疲れたな…と思ったら、肩を寄せ合って温泉に浸かって……熱燗で一杯飲やりながら桜と風景を楽しんで……」
楓「旅館で美味しいご飯を食べながら美味しいお酒を飲んで、一日の疲れを癒して……」
楓「酒蔵巡りして、昼間から二人して酔いどれちゃったりして……」
楓「まったりと…のんびりとして…世間の事…時間の事…何もかも忘れて…二人きりで一緒に過ごすんです……どうですか?」ニコッ
P「それは…とても魅力的な提案ですね」ニコ
楓「ふふっ。でしょう?」ニコニコ
P「それじゃあ、今度一緒に旅行プランでも立てましょうか?」
楓「はい。楽しみです……約束ですよ?」ユビキリ
P「約束ですね…」ユビキリ
楓「ふふっ……そろそろあの子も冷えたでしょうし…上がりましょうか。ね。」
P(あの子…ですか…)
P「そうですね。」
26:2014/01/29(水) 14:29:42.61 :L1OJiah80
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P「何か手伝うことありますか?」
楓「いえ…後は火を軽く通すだけにしてあるので……じゃあ取り皿用意してもらえますか」
P「任せて下さい。必要なお皿はっと…」
楓「……なんだかこうやって2人並んで台所に立つっていいですよね?」
P「そうですね…」オイシソウ
楓「あ、すみません…使うお皿ですよね…大皿1枚と小皿と……」
27:2014/01/29(水) 14:30:14.22 :L1OJiah80
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本日の献立
・ぶり大根
・鶏ササミと菜の花の和え物
・豆腐あんかけ
・鶏つくねと野菜のスープ
グリーンダヨさん×2「カンパイハマカセロー」
P「それでは頂きましょうか」
楓「はい。どうぞ召し上がれ」
P「その前に…」
楓「ええ」
P・楓「乾杯~♪」チン
28:2014/01/29(水) 14:30:53.17 :L1OJiah80
P「ゴクッ…ゴクッ…ゴクッ…ぷはっ…いやー風呂上がりにビールって何でこんなに美味しく感じるんでしょうね……まぁこれは発泡酒ですけど」
楓「こくっ…こくっ…こくっ…ぷほっ……何ででしょうね…不思議ですよね……あ、プロデューサー。おかわりお注ぎしますよ」ドウゾ
P「ああ、ありがとうございます。っと楓さんも、中身もうないじゃないですか。注ぎますよ」ハイ
楓「えへへ。プロデューサーのお酌だぁ……はい。それぐらいで……どんどん食べていいですからね?」
P「では遠慮なく……すげー…このぶりしっかり味染み込んでるしふっくらしてる…俺も作ったことあるんですけど、なんかパサパサになっちゃうんですよね」コレハウマー
楓「ふふっ。自信作…ですから。下ごしらえのとき、一手間加えるのが重要なんですよ……と、いいましても大したことはしてないのだけど」
P「うわっ。そんな言い方されると何してるのか気になりますよ…どうやってるんですか?」
29:2014/01/29(水) 14:31:30.92 :L1OJiah80
楓「うーん……それはヒミツ、です。でも、そうですね…あえていうなら、愛情です」テレテレ
P「愛情、ですか……」
楓「はい。愛情です。『プロデューサーにおいしいっていってもらえますように』って気持ちをいっぱい込めて作りましたから…」ニコ
P「えぇ。おかげですごくおいしいです……こういうのをおふくろの味っていうんですかね」シミジミ
楓「私がおふくろ…ですか」
P「あぁ、別に、そういう意味じゃ…」アセ
楓「大丈夫わかってますよ。ちょっとイジワルしたかっただけです…そうだ。プロデューサーのお母さんの料理ってどうだったんですか?」
P「俺の、ですか…聞きたいのですか?」
楓「聞きたいです。あわよくば…今後の参考になれば、なんて」
P「…中身が凍った焼き魚……黒焦げの生焼けハンバーグ………砂糖と味の素を間違えたリンゴとサツマイモの煮物……」ガクブル
楓「お砂糖とお塩を…じゃなくて、味の素ですか…」ウワー
P「……前者は火を入れなおせば良かったんですけどね……煮物は……
『食べられないわけじゃないから食べなさい』と言いつつ本人自分の分まで食べさせようとするし……うわ思い出しただけで…」ブルブルブル
楓(触れちゃいけない話題でしたか…失敗です…)
楓「すみません…いやなこと思い出させちゃって……お注ぎしますから…って、あら…もう空でした」
P「おきつかいなく…どうします?まだ冷やしてありますので、もう1本出しますか?」
楓「せっかくですから、今日買ってきてもらったのを飲みたいです。お猪口はどこに?」
P「あぁ、お猪口は俺が出しますよ」
30:2014/01/29(水) 14:32:18.98 :L1OJiah80
ミネ○セイ「キンキンニヒエテヤガルッ……」
とくとくとく…
P「どうぞ、飲んでみてください……」
楓(………)キュー
楓「ほふぅ…すっきりしていて、飲みやすくて…おいしいですね。そういえばプロデューサーこのお酒が懐かしいっていってましたけど…」
P(よかった……)
P「これはですね…俺が日本酒デビューしたお酒なんですよ。」モウイッパイドウゾ
楓「えっ、いきなり大吟醸を飲まれていたんですか?」リッチデスネ
P「あー、語弊がありますね…日本酒というお酒をいろいろ飲んでみようかな?と考えるようになったといえばいいのかな……」
楓「どういう事ですか?」
P「…お酒を飲み始めるようになったころの話なんですがね……仲間内で居酒屋チェーン店で飲み会をやることになりまして。当時は焼酎ばかり飲んでたんですが…その日はなぜか日本酒が目について、値段も安かったし頼んでみたんですよ……」
楓「プロデューサーは焼酎派だったんですね…」
P「えぇ。ビールやカクテルよりも焼酎でした…話を戻します……日本酒がきて、早速飲んでみたは良かったんですが、1口つけてビックリ……口の中すごくベタベタするもんだ…と。」
楓「あー。やっすい加糖酒にありがちなやつですね…」
P「そうです…で、その時俺は日本酒って口の中ベタベタするものなんだと思い込んでしまったんですよね……それ以来日本酒ってだけで毛嫌いするようになってしまって…」
31:2014/01/29(水) 14:32:55.63 :L1OJiah80
楓「なんだか……それは、もったいないですね」
P「本当ですよ…そんな日が続いて、ある日父さんと飲む機会があって、父さんに日本酒ってベタベタするから嫌みたいな話をしたら、これを飲んでみろってグラスに注がれて…当然断ったんですけど、いいからってしつこく言われ、一口飲んだらビックリ…前に飲んだのは何だったんだ……と」
楓「日本酒です」キリッ
P「的確なツッコミありがとうございます……と、こんな感じで日本酒も飲んでみようと思うようになって…これよりもおいしい日本酒、たくさんありますが、俺にはこれがあってたといいますか……そんなんで今日酒屋で再会したので買ってきたんですよ」
楓「思い入れのお酒…というわけですね」
P「そんなところです。ところで楓さんも思い入れのお酒ってあったりします?」
楓「あります。あります。えーっとですね……」テカテカ
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32:2014/01/29(水) 14:33:33.48 :L1OJiah80
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しばらくして……
P「あと1杯分もないですし、残りを良かったらどうですか?」
楓「じゃ、頂いちゃいます……あ、ありがとうごさいます」
P「飲みかけの分も飲み干しちゃいましたし、そろそろご飯、よそりましょうか?」
楓「そうですね……お料理も、もう残っていませんし……」
楓(でも……せっかくだし、もう少し、飲みたいなぁ……)
P「……もしよろしければ、戸棚の中に焼酎をしまってありますので、どうぞ?グラスも一緒に入ってますので」
楓「えっ……」
P「もう少し飲みたい…そんな顔をしていましたので……」
楓「あぅ……では…お言葉に甘えて……プロデューサーはどうしますか?」
P「楓さんが飲むようでしたら、飲みますよ……その代わり、楓さんが飲みたいやつを俺の分も作っといてもらえますか? その間に俺は食器下げて、つまみになりそうなもの出しますから」
楓「はい。お安いご用です。」
楓(戸棚の中身は~っと)ガチャ
クロキリ○マ(イモデス…)
イイ○コ(ムギッス…)
サツマシラ○ミ(マアマアソンナコトヨリモオユワリドウゾ…)
楓(………) フーム
楓(熱燗飲んでないから、今日はお湯割りにしよう) シラ○ミ(アザス)
33:2014/01/29(水) 14:34:12.74 :L1OJiah80
P「楓さん。今日はお湯割りにしたんですね」
楓「えぇ。暖かいものが飲みたくなったので…プロデューサーもどうぞ。」
P「ありがとうございます…焼酎には乾物がいいかなと思いまして、今日はこれです」
楓「?……これは……コマイですか?」
P「似たようなものですが、これは姫たらを軽くあぶったものですね。……マヨネーズと七味でもおいしいですが、まずはそのままパクッとどうぞ」
楓「んー。たらの甘い味が口いっぱいに広がって……これ、いいですね」
P「ゆるゆると飲むにはこういうのがちょうどいいかなと……しっかし楓さんが率先して焼酎飲む日が来るとは……出会ったころは想像もしませんでしたよ」
楓「初めて飲みに行った時でしたっけ?プロデューサーが焼酎進めてきて…
私その時、匂いきついから無理なんですってお断りしましたよね……その時のプロデューサーの顔って言ったらもうおかしくって…」ふふっ
P「あぁ、『楓さんそれは酒飲み人生の半分は損してますよ…』とか言いましたっけ。今考えると大げさなこと言ったなという気もしますが…」
楓「それからプロデューサー、これならきっと飲めますよっていって色々な焼酎持ってきてくれましたよね…そして今では……」
P「お湯割りなんてしちゃってむしろ匂いも楽しんでいらっしゃる…と。」
楓「結局、飲めてしまえば何でもおいしいんですよね…私、飲兵衛ですから。ふふっ」
P「ははっ。俺もにたようなもんですよ…でも、なんだかんだ言って一番おいしいって感じるのは、家族や友人と、そして今みたいに好きな人といった大切な人と飲む酒っていうのが一番おいしいと思います」
P(酔った勢いで言っちゃたが、恥ずかしいなこれ……)ポリポリ
34:2014/01/29(水) 14:35:03.58 :L1OJiah80
P「逆にいやなやつと飲む酒って苦痛でしかないんですよね…この前もその人と仕事の関係で飲みに行く羽目になったんですど……
こんなんだったら、家で一人で卓飲みした方がましだーってなりましたもん……あ、表には出してないですよ」
楓「あら。プロデューサーにも苦手なものがあったのですね」
P「むしろ苦手なことだらけですよ。表に出していないだけです」
楓「それで、苦手な事ってなんですか?」
P「……一回しか言いませんよ…耳貸してください…」ゴニョ
楓「ふふっ。なんですかそれー。苦手な理由も子供みたいじゃないですか」
P「いいじゃないですか、苦手なものは苦手なんですよ」
楓「プロデューサー前から抜けているっていうか、子供っぽいところあると思ってましたが…」ふふっ
P「…広めないで下さいよ」
楓「大丈夫です。口は堅いですから…2人のヒミツ…ですね」
35:2014/01/29(水) 14:35:49.72 :L1OJiah80
さらに、数時間後…
ジャー……キュッ、キュッ
楓(片付け……終わりました…)
P「楓さん。コーヒー煎れたのでどうぞ」スッ
楓「あ、はい。ありがとうございます……ソファー…隣座ってもいいですか?」
P「えぇ」
ぽふっ
楓(………)コクコク
P(………)ズズッ
楓(私は…明日もお休み……プロデューサーさんも…明日はお休み……)
P「…何か考え事ですか?楓さん」
楓「……こうしてプロデューサーとお休みが一緒になるのも、今後しばらくは減ってしまうのかな…と」
P「すみません…忙しくても、なるべく休みは減らしたくないのですが、やらなければいけない事が増えてしまって……」
楓「いえ、いいんです……今回のライブ、精一杯頑張ろうと思ってますから……」
P(………)
楓「唯一気がかりなのは、こうやってプロデューサーとお酒飲んだり、お休みの日にお出かけする機会が減ってしまうのが少し……残念ですけど。」
P(………)
楓(………)
楓「……だからこそ………今回のお休みはプロデューサーと特別なことをしたいなと……」
P「特別なこと……ですか」
楓「えぇ……あの……だから……あなたとですね……えっと…その……」モジモジ
P「……仕方がないなぁ……もう……今回は特別……ですよ」ヨイショ
楓「あっ……///」
楓(お姫様だっこだぁ……)ギュー
P「楓さんが満足するまで、とことん付き合いますから…」
楓「はい///」
36:2014/01/29(水) 14:36:23.94 :L1OJiah80
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--------
ガチャ…
P「おはようございます」
ちひろ「おはようございます。Pさん」ニヤニヤ
P「どうしたんですか、ちひろさん朝から……」
ちひろ「別になんともないですよ」
P(………)
凛「あ、プロデューサー、昨日聞きたいことがあったから電話かけたんだけど、繋がらなくて……」
P「えっ、あぁ、昨日は携帯の電源落としてそのままだったんだよな…」
凛「まぁ、無事解決したから構わないけど、休みだからって、連絡つかないのはどうなの……」
P「悪いな…今後気を付けるからさ…」
凛「本当に?」
37:2014/01/29(水) 14:36:56.46 :L1OJiah80
ガチャ…
楓「おはようございます」
凛「楓さんおはようございます……聞いてくださいよ…プロデューサーったら昨日携帯の電源落としたままで電話に出てくれなかったんですよ…」
楓「プロデューサーが電話にでんわ…ふふっ」プルプル
凛「楓さん…?」
楓「……あ、そういえば昨日は私も電話の電源切っていたんですよ」
凛(わたし”も”…?)
凛「何か意味あるんですか…ソレ?」
楓「うーん。そういう気分だったんです……ねぇ?プロデューサー?」
P「まぁ、確かにそういう気分でしたね…」
凛(なにそれ………)
38:2014/01/29(水) 14:37:29.31 :L1OJiah80
ちひろ「ところで高垣さん…今日はいつもに増して機嫌がいいですね……なにか良いことがありましたか?」
楓「いえ…ライブに向けて、普段のお仕事から気合い入れようと思いまして…プロデューサーとの約束もありますし…」
ちひろ(約束ねぇ…)
P(………)ビクッ
ちひろ(Pさんが珍しく有休申請してきたことと関係があるんですかねぇ?)
P(……ご想像にお任せします)
ちひろ(へぇー……)
ちひろ「それは……頑張らないといけませんね」
楓「えぇ。大成功させて見せますから、見ていてくださいね」フンス
くるっ……
楓「というわけで、プロデューサー。ライブ、成功させるために、今日も私に新しい事を教えてくださいね?」ニコ
39:2014/01/29(水) 14:38:18.40 :L1OJiah80
以上です。読んでいただきありがとうございます。
グダグダとまとまりの悪い内容ですみません…モバマスのコンサートの開催が決まって、何か書きたいなぁ。と夜勤明けの謎のテンションで考えた結果がこれというお粗末なものでした…。
もっと、書きたいことのネタはあったのですが、流石に辞めました…。
コンサートに、私は行けそうにありませんが、応募された方。当選された方。楽しんできてくださいね。
以下牡蠣食べながら思いついたしょうもないネタです。
40:2014/01/29(水) 14:38:56.34 :L1OJiah80
ちひろ(安かったから仕方ないとはいえ、お手洗いに行くのにいちいちビルの外に出ないといけないのは、頂けませんね…)サムイ
ちひろ(さて、仕事、仕事っと…あら)
楓『プロデューサーすごいです。立派です』
ちひろ(ん…)
楓『私…生……好きなんです……』
P『さすがに生では……危険ですし…』
ちひろ(まさか事務所で……少し二人の関係の認識を改めますか…)
楓『危険でもいいんです……たとえ当たってしまっても…だから、お願いします』
P『だめです…今回は…』
ちひろ(ヘタレかっ)
楓『なぜですか……私がアイドルだからですか……?』
P『違います。俺は純粋に楓さんの身が心配でですね……当たってしまったら、一番辛いのは楓さんなんですよ……今は大事な時期なので、理解してください』
楓『あ、私の事心配してくださってるんですね……嬉しい……わかりました、生は諦めます…』
ちひろ(高垣さんそこで折れちゃダメよ…)
41:2014/01/29(水) 14:39:30.76 :L1OJiah80
比奈「ちひろサン事務所の入り口で何やってるんッスか。寒いから中入りたいですけど」
ちひろ「ちょっと、今は……」
比奈「?…入るッスよ」
ガチャ…
比奈「お疲れ様ッス」
楓「あら、比奈ちゃん……それにちひろさん。おかえりなさい。ちょうどいいところに…」
ちひろ(あれっ…)
比奈「どうしたんッスか。楓サン……あ、生牡蠣じゃないッスか。」
楓「なまがき楓です」ドヤッ
比奈「なんだか、当たりそうな名前ッスね…」
楓「ふふっ。そうでしょう?私、高垣としてやることは、無くなった気がするわ」パアア
ちひろ「それで、Pさん。この大量の生牡蠣どうしたんですか」
P「親戚が送ってくれたんですけど、量が多かったので事務所に持っていこうかと…それで楓さんとどうやって食べるか相談していたのですよ」
ちひろ「そうですか……」
P「よかったら、近くのコンビニまで買い出ししてもらえませんか?お金は出しますから」
ちひろ「私が行くのですか?」
P「だって……ほら……」
42:2014/01/29(水) 14:40:00.99 :L1OJiah80
比奈「ちなみに楓サン、『高垣として』って言ってましたけど、Pサンと同じ名字にでも変えるんッスか?」
楓「えっ……別にそういうつもりで言ったわけじゃ……」
比奈「明日からは『赤羽根楓』とでもお呼びしましょうか?」ニヤニヤ
楓「あうぅ…だからそういうつもりじゃ……///」
P「……あちらには任せられないし、牡蠣の殻開けるのもめんどくさいでしょう?」
ちひろ「……ですね。それで何を買ってくれば?」
P「調味料を。ガスボンベもあればお願いします。後は楓さんに日本酒と比奈にワインですかね……ちひろさんも飲みたければどうぞ」
ちひろ「Pさんは飲まないんですか?」
P「俺は見送りしないといけないので……お茶でも買ってきてください」
ちひろ「はーい。では行ってきますね」
43:2014/01/29(水) 14:40:36.60 :L1OJiah80
牡蠣「ケッキョクヤカレルウンメイナノヨ……」
P(しかし事務所で飲んでるけどいいのか?……まあ、たまにはいいか)
比奈「しっかし牡蠣なんて久しぶりに食べたッスよ」アハハ
ちひろ「私もよ。一人暮らしだとなかなか食べる機会なんてないわよねー」フフフ
P(すでにできあがっていらしゃる……)
比奈「楓さん、前々から気になっていたんッスけど、なんで日本酒の事ポン酒って呼ぶことがあるんッスか?」ハニャー
楓「それはね、日本酒、本酒、ポン酒といった感じにね略語なのよ。私もプロデューサーに聞くまで何のことかわからかったわ」
P「他にも日本刀をポン刀って呼んだりな…まあ何でも略したがる癖なのかもな」
比奈「ポン刀……なんだか切れ味悪そうッスね」
楓「!……プロデューサー大変です。今牡蠣にかけているポン酢のポンも、もしかして」ユッサユッサ
P「大丈夫です。全く関係ありませんから、落ち着いてくださいね」
P(あれ…無きにしも非ずなのか?)
ちひろ「えっ、じゃあもしかして買い出しに行ったロー○ンのポン太カードも…」
P(………)
44:2014/01/29(水) 14:41:46.84 :L1OJiah80
ちひろ「……ちょっと。折角ボケてあげてるのにどうして突っ込んでくれないんですかっ」ずいっ
P(ちひろさん顔近いです。ついでに酒臭いです。)
ちひろ「あれですか『俺は楓のボケにしか突っ込まねえよ』的なやつですか。ひどくないですかぁ」ブー
楓「プロデューサー。ボケはツッコミがあってこそなんですよ?放置はかわいそうですよ?」
P「これ俺が悪いんですか…」
比奈「ちひろサン違うッスよー。プロデューサーサンが楓サンにツッコミたいのはナニの方ですよー」ハハハ
ちひろ「そうね、そうだったわね。私ったら、ついうっかりしてたわー。てへ」ふふっ
楓「えっ……あの……プロデューサー?…あの二人が言っていることは……」
P「楓さんも酔ってるんですか?酔っ払いが言ってることは聞き流すのがちょうどいいんですよ?」
楓「………」
ちひろ「ふふふっ」ホワホワ
比奈「えへー」ホワホワ
P「……酔っ払いがめんどくさくなる前に、早いですがお開きにしますか。楓さんすみませんが、俺は酔っ払いをどうにかしますんで、片付けと戸締りを…」
楓「………」ブスー
P(………)
P「……二人を送ったらいくらでもお付き合いしますから」ボソッ
楓「!……それじゃあ二人を頼みましたよ?」ボソッ
P「では、また後で…」
楓「はい…」
ホラーフタリトモカエリマスヨ……チョマダノミマスヨ……アシタモシゴトデスカラヤメトキマショウヨ……エー
楓「ふふっ」
本当におわり
45:2014/01/29(水) 14:42:30.56 :L1OJiah80
以上です。ここまでお粗末な内容にお付き合いいただいた方。ありがとうございました。
それでは失礼します。
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